【重要】PHPの脆弱性、うちのサイトは大丈夫?今すぐチェック

迷惑メールが急に増えた原因と対処法|iPhone・Gmail・ドコモ・au・ソフトバンクでの止め方 2026

@SOHO編集部
@SOHO編集部
迷惑メールが急に増えた原因と対処法|iPhone・Gmail・ドコモ・au・ソフトバンクでの止め方 2026

この記事のポイント

  • ✓迷惑メールが急に増えたときに考えられる原因と
  • ✓Gmailの迷惑メールの報告とブロック
  • ✓iPhoneの「不明な差出人をスクリーニング」

迷惑メールが急に増えたら、することは次の3つです。1つ目、メールのアカウントが乗っ取られていないかを、送信済み、自動転送、ログインの通知の3か所で確かめる。2つ目、届いたメールは削除するだけでなく「迷惑メールとして報告」し、ショートメッセージはiPhoneの「不明な差出人をスクリーニング」やキャリアの迷惑メール設定で振り分ける。3つ目、本文のリンクや「配信停止」は押さず、これから登録するサービスは仕事用と分けた別のアドレスで受け取る。

迷惑メールが急に増える理由で多いのは、どこかの会社からメールアドレスが漏れたことです。ただ、漏れた先を突き止めるより、今日の対策を済ませるほうが早く被害を防げます。この記事では、増える原因、乗っ取りの確かめ方、Gmail、iPhone、ドコモ・au・ソフトバンクのキャリアメールでの止め方を、2026年10月30日時点の各社の公式の案内で確かめた範囲で説明します。

迷惑メールが急に増えたときに考えられる原因

迷惑メールは、ある日を境にまとめて届き始めることがあります。考えられる原因は大きく4つです。

原因 起きていること 主な対策
会社からの情報漏えい 登録していたサービスからアドレスが漏れ、名簿として出回る 報告と振り分け、パスワードの変更
アドレスの機械的な生成 よくある名前や数字を組み合わせたアドレスに片っ端から送られる 報告と振り分け、推測されにくいアドレス
自分のアカウントの乗っ取り 誰かがログインし、設定を書き換えたり、受信トレイを埋めたりしている パスワードの変更、2段階認証
過去の登録や応募 懸賞やキャンペーンに入力したアドレスに広告が届く 登録解除、アドレスの使い分け

会社からアドレスが漏れた

いちばん多いのは、登録していたサービスへの不正アクセスでアドレスが漏れた場合です。漏れたアドレスは、名前や電話番号と一緒に名簿としてまとめられ、迷惑メールや詐欺のメールを送る側に渡ることがあります。名簿が出回ると、同じ日を境に複数の差出人から一斉に届き始めます。

一例として、ソニーネットワークコミュニケーションズは2026年10月27日、インターネット接続サービス「So-net」の会員データベースへの不正アクセスを発表しました。So-netの公式発表によると、So-netの会員情報は合計2,141,986件が漏れ、項目は氏名、電話番号、メールアドレス、ユーザーID、生年月日、性別、インターネット接続用IDです。さらに一部の有料・無料のメールサービスでは、メールアドレスとメールアドレスのパスワードの漏えいも確認され、該当するパスワードは10月27日に会社の側で初期化されました。発表は、漏れた情報を悪用した不審な連絡が届くおそれがあるとして、次のように呼びかけています。

・メール、SMSや電話への応答をしない
・本文に記載されたリンクを開かない
・添付されたファイルを開封しない 出典: so-net.ne.jp

この件の漏れた項目と会員がまずすることは、So-netの情報漏洩にまとめています。同じ不正アクセスでは、ドコモ光のplala(Sコース)の会員情報も443,495件漏れており、こちらはドコモ光「plala(Sコース)」の情報漏洩で対象の範囲を整理しています。

このように、迷惑メールが急に増えた時期と、使っているサービスの漏えいの発表が重なっていれば、そのサービスから漏れた可能性があります。ただ、多くの人は複数のサイトに同じアドレスで登録しているため、どこから漏れたかを1つに絞るのは難しいのが実情です。

アドレスを機械で作って送っている

漏れていなくても迷惑メールが届くことはあります。よくある名前、誕生日、連番などを組み合わせてアドレスを機械で作り、片っ端から送る手口です。ドコモも迷惑メールを防ぐポイントとして、推測されにくいメールアドレスを使うことと、インターネット上へのアドレスの公表や見知らぬサイトの会員登録や応募を控えることを挙げています。

Gmailのヘルプには、件名や本文が空のメールについての説明があります。迷惑メールを送る側は、送信先のアドレスが使われているかを確かめるために、件名や本文のないメールを送り、その後、有効だと分かったアドレスに迷惑メールを送る手法をとることがあるとされています。空のメールが届いたら、返信せずに報告してください。

自分のアカウントが乗っ取られている

見落としやすいのが、メールのアカウント自体が乗っ取られているケースです。Gmailのヘルプ「Gmail で迷惑メールを報告する」は、購読メールやプロモーションメールといった不要なメールが大量に届く場合について、受信トレイを埋め尽くそうとする攻撃の可能性を説明しています。受信トレイが埋まると、銀行などから届く重要なセキュリティの通知を見落としやすくなるためです。つまり、迷惑メールが急に増えたこと自体が、別の場所への不正なログインを隠すための目くらましのことがあります。

このため、迷惑メールの振り分けより先に、乗っ取りの確認を済ませます。手順は次の章で説明します。

過去に登録した広告メールが増えた

通販サイト、懸賞、アンケートなどに入力したアドレスには、広告のメールが届きます。登録した覚えがあり、送り主が実在する会社なら、それは迷惑メールではなく広告メールです。この場合は、後で説明する正規の登録解除の手順で止められます。どれが広告でどれが詐欺かの見分け方も、後の章で扱います。

最初にすること:乗っ取られていないかを3か所で確かめる

迷惑メールの数より先に確かめたいのは、自分のメールのアカウントに誰かが入っていないかです。見るのは3か所です。

  1. 「送信済み」のフォルダに、送った覚えのないメールが入っていないか
  2. 設定に、知らないアドレスへの自動転送が入っていないか
  3. 知らない場所や端末からのログインの通知が届いていないか

送信済みのフォルダを見る

乗っ取ったアカウントから、本人になりすまして知人や取引先に詐欺のメールを送る手口があります。「送信済み」に身に覚えのないメールがあれば、誰かが使っています。あわせて、知人から「変なメールが届いた」と言われていないかも思い出してください。

自動転送の設定を見る

自動転送とは、届いたメールを別のアドレスへ自動で送る機能のことです。乗っ取った人が自分のアドレスへの転送を設定すると、パスワードを変えた後も、届くメールが相手に送られ続けます。Gmailのヘルプ「Gmail のメールを他のアカウントに自動転送する」によると、Gmailの転送の設定はパソコンで次の場所にあります。

  1. パソコンでGmailを開く
  2. 右上の設定アイコンから「すべての設定を表示」をクリックする
  3. 「メール転送と POP/IMAP」または「転送」のタブをクリックする
  4. 「転送」の欄に、知らないアドレスが入っていないかを見る

知らないアドレスへの転送が入っていたら、「転送を無効にする」を選び、下部の「変更を保存」をクリックします。同じ設定画面の「フィルタとブロック中のアドレス」のタブも開き、届いたメールを自動で削除したり転送したりするフィルタが作られていないかを見ておきます。

ログインの通知と履歴を見る

身に覚えのないログインの通知が届いていないか、受信トレイと迷惑メールのフォルダの両方を検索してください。迷惑メールが大量に届いていると、通知が埋もれて見つけにくくなっています。Googleのヘルプ「アカウントのセキュリティを強化する」は、まずセキュリティ診断を実施し、アカウントの状況に応じたおすすめの対策を確かめるよう案内しています。同じヘルプは、再設定用の電話番号とメールアドレスを登録しておくと、アカウントで不審なアクティビティが検出されたときに通知を受け取れると説明しています。

通知が届いたときの見分け方と、身に覚えのないログインを見つけたときの順番は、不正ログインの通知が来たらで詳しく説明しています。自分で操作していないのに認証コードが届いている場合は、認証コードが勝手に届くのはなぜも参考になります。

1つでも当てはまったら

3か所のどれか1つでも当てはまったら、迷惑メールの対策より先に、次のことを済ませます。

  1. メールのパスワードを、ほかで使っていない新しいものに変える
  2. 2段階認証をオンにする
  3. ログイン中の知らない端末をログアウトさせる
  4. 同じパスワードを使っていたほかのサービスも変える

2段階認証とは、パスワードに加えて、スマホに届くコードや確認の操作がないとログインできないようにする仕組みのことです。設定の手順は二段階認証のやり方にあります。パスワードを変える順番は、パスワードが漏洩したらどうなるで、メール、Apple IDやGoogleのアカウント、銀行や決済、通販の順に整理しています。

3か所とも問題がなければ、乗っ取りではなく、外から迷惑メールが届いているだけと考えられます。次の対策に進んでください。

自分のアドレスが漏れたかどうかを調べる

自分のアドレスが過去の漏えいに含まれているかは、Have I Been Pwnedという海外のサービスで調べられます。アドレスを入力すると、そのアドレスが含まれていた過去の漏えい事件の一覧が表示されます。使い方と結果の読み方はHave I Been Pwnedの使い方で解説しています。

調べた結果、漏えいに含まれていても、アドレスそのものを変える必要があるとは限りません。大切なのは、そのアドレスで登録しているサービスのパスワードを使い回していないかを確かめ、使い回していれば変えることです。結果に何も出てこなくても、すべての漏えいが登録されているわけではないので、今日の対策はそのまま進めてください。

電話番号も一緒に漏れていると、ショートメッセージや電話での詐欺が増えることがあります。電話番号の流出への備えは、電話番号の流出チェックの方法にまとめています。

Gmailの迷惑メールを止める:報告とブロック

Gmailでは、届いた迷惑メールを削除するだけでなく、「迷惑メールとして報告」することが基本です。Gmailのヘルプは、報告したメールは「迷惑メール」に振り分けられ、報告数が増えるほど、似たメールがより効率的に迷惑メールだと判断されるようになると説明しています。削除するだけでは、この判断に生かされません。

iPhoneやAndroidのGmailアプリで報告する

GmailのヘルプのiPhoneとiPad向けの手順は次のとおりです。

  1. iPhoneまたはiPadでGmailアプリを開く
  2. 迷惑メールとして報告するメールを開く
  3. 右上の「その他」アイコン(点が3つ並んだボタン)をタップする
  4. 「迷惑メールとして報告」をタップする

複数のメールをまとめて報告するときは、受信トレイで各メールの横にある送信者のプロフィール写真をタップして選び、右上の「その他」アイコンから「迷惑メールとして報告」をタップします。

パソコンのGmailで報告する

パソコンでは、Gmailを開いてメールを選択し(複数選ぶこともできます)、上部にある「迷惑メールを報告」アイコンをクリックします。ヘルプによると、報告したり「迷惑メール」に移動したりすると、そのメールのコピーがGoogleに送られ、利用者を迷惑メールや不正行為から守るために分析されることがあります。

送り主をブロックする

特定の送り主からのメールを止めたいときは、ブロックもできます。Gmailのヘルプ「Gmail でメールアドレスをブロックする」のパソコンでの手順は次のとおりです。

  1. パソコンでGmailを開く
  2. 送信者からのメッセージを開く
  3. 右上の返信アイコンの横にある「その他」アイコンをクリックする
  4. 「「(送信者)」さんをブロックする」をクリックする

ブロックすると、その送信者からのメールはすべて「迷惑メール」に振り分けられるようになります。ブロックしたアドレスの一覧は、設定の「すべての設定を表示」から「フィルタとブロック中のアドレス」のタブで確認でき、ここから解除もできます。

ブロックより報告が効く理由

迷惑メールを送る側は、送り主のアドレスを次々に変えてきます。1つずつブロックしても、次の日には別のアドレスから届くので追いつきません。報告であれば、送り主のアドレスが違っても、内容の似たメールをまとめて振り分ける判断に使われます。知らない送り主から届く迷惑メールには報告、やり取りのある相手からの不要なメールにはブロック、と使い分けると効率的です。

フィッシングとして報告する

パスワードやカード番号を入力させようとする偽メールは、迷惑メールではなくフィッシングとして報告します。フィッシングとは、実在する会社や役所をかたって偽のサイトに誘い込み、IDやパスワード、カード番号を盗む手口のことです。Gmailのヘルプは、Googleがメールで個人情報を尋ねることはないとしています。フィッシングの見分け方と、開いてしまった後の対処はフィッシング詐欺メールの見分け方で解説しています。

大事なメールが迷惑メールに入ったとき

報告やブロックを続けると、取引先からの見積もりや予約の確認など、必要なメールが迷惑メールのフォルダに入ることがあります。週に1回は迷惑メールのフォルダを見て、本物が入っていたら除外します。パソコンでは、左側のメニューの「もっと見る」から「迷惑メール」を開き、除外するメールのチェックボックスをオンにして、上部の「迷惑メールではない」をクリックします。Gmailアプリでは、左上のメニューから「迷惑メール」を開き、除外するメールを開いて、右上の「その他」アイコンから「スパムではないと報告」をタップします。

ヘルプによると、メールを迷惑メールから除外すると、以降その送信者からのメールは迷惑メールに振り分けられなくなります。送信者をGoogleコンタクトに追加しても、同じように振り分けられなくなります。ただし、ブロックした送信者からのメールは、迷惑メールから除外しても、引き続き自動的に迷惑メールと判断されます。

iPhoneで迷惑なショートメッセージを振り分ける

迷惑メールが増えるのと同じ時期に、ショートメッセージ(SMS)の偽物も増えることがあります。多いのは、宅配便の不在通知や、携帯電話の料金の未払い、銀行やカード会社の確認を装ったものです。警察庁の「フィッシング対策」のページは、携帯電話会社、宅配業者、銀行をかたって本物そっくりの偽サイトに誘導する事例を多数確認しているとしています。同じページには、宅配業者の不在通知のSMSからアプリをインストールしてしまい、自分の携帯電話から登録先の電話番号へ同じ内容のSMSが大量に送られていたという相談事例も載っています。

iPhoneには、連絡先にない相手からのメッセージを別のフォルダに分ける機能があります。

「不明な差出人をスクリーニング」をオンにする

Appleの「iPhoneのテキストメッセージをスクリーニングする/フィルタリングする」の手順は次のとおりです。

  1. iPhoneで「メッセージ」アプリを開く
  2. チャットリストで右上のボタンをタップし、「フィルタリングを管理」をタップする
  3. 「不明な差出人をスクリーニング」をオンにする

オンにすると、不明な差出人からのメッセージは別のフォルダに振り分けられ、望まない限り通知は届きません。Appleの説明では、振り分けられたメッセージは差出人を既知としてマークするか連絡先に追加するまで、以後も「不明な差出人」に振り分けられます。

確認コードなど、届かないと困るものを許可する

知らない番号から届いても困らないものばかりではありません。ログインの確認コードのように、時間の限られたメッセージは通知がないと困ります。Appleの案内では、「通知を許可」をタップしてから、許可したいカテゴリをオンにすると、一部の不明な差出人からの通知を受け取れます。選べる項目は国と地域によって異なるとされています。

「不明な差出人」に入ったメッセージを確かめる

振り分けられたメッセージはいつでも見られます。チャットリストで右上のボタンをタップし、「不明な差出人」をタップします。差出人が正しい相手だと分かったら、メッセージをタップして「既知としてマーク」をタップするか、差出人の電話番号やアドレスをタップして「新規連絡先を作成」をタップします。こうするとチャットリストに移り、送られたリンクを開いたり、ぼかしのかかった画像を表示したりできるようになります。

迷惑メッセージを報告する

Appleの「iPhoneのメッセージで迷惑メッセージを報告し、差出人をブロックする」によると、まだ開いていないメッセージは左にスワイプして削除のボタンをタップし、「削除して迷惑メッセージを報告」をタップします。開いてしまったメッセージは、不明な差出人からのメッセージの下部に表示される「迷惑メッセージを報告」をタップしてから、「削除して迷惑メッセージを報告」をタップします。返信した後は報告できないので、返信しないことが前提です。一部の通信事業者や国・地域では、SMSなどで受け取った迷惑メッセージを報告すると、その情報が通信事業者と共有されます。

Appleの説明では、報告しても、その差出人からの送信そのものは止められません。止めたい相手はブロックします。チャットを開いて上部の連絡先のアイコンをタップし、「情報」をタップして下にスクロールし、「連絡先を着信拒否」をタップします。「メッセージ」でブロックした連絡先は、「メール」「電話」「FaceTime」などのアプリでもブロックされます。

偽のショートメッセージの見分け方はスミッシング詐欺の見分け方で、宅配便を装った不在通知の例は佐川急便の公式の送信元アドレスと偽の不在通知の見分け方で扱っています。

キャリアメールの迷惑メール設定:ドコモ・au・ソフトバンク

docomo.ne.jp、au.com、softbank.ne.jpなどのキャリアメールに迷惑メールが増えた場合は、各社が用意している迷惑メール設定を使います。各社とも基本の設定は無料で、スマホのブラウザやマイページから変更できます。ここでは2026年10月30日時点で各社の公式ページに書かれている範囲を紹介します。画面の細かい手順は端末や契約によって変わるので、リンク先で確かめてください。

会社 主な設定 設定する場所
ドコモ かんたん設定、なりすましメールの拒否設定、受信リスト/拒否リスト設定、SMS拒否設定 携帯電話やMy docomoのメール設定
au 迷惑メールフィルターのオススメ設定、なりすまし規制、おまかせ規制、受信/拒否リスト設定 迷惑メールフィルター設定の画面
ソフトバンク 迷惑メールフィルター、迷惑SMSフィルター(強度は「標準」と「強」など) My SoftBank

ドコモの迷惑メール対策設定

ドコモの「迷惑メールでお困りの方へ」によると、ドコモの「迷惑メール対策設定」は無料で、携帯電話やMy docomoからメールの受信設定を変更できます。主な設定は次のとおりです。

・かんたん設定:「携帯・PHS/パソコンなどのメール設定」と「特定URL付メール拒否設定」を、ドコモがすすめる設定値に一括で変更する
・受信リスト/拒否リスト設定:アドレスやドメインを個別に指定して、受け取るメールと拒否するメールを決める
・特定URL付メール拒否設定:本文や件名に出会い系サイトなどの特定のURLが書かれたメールを拒否する
・大量送信者からのメール拒否設定:1日に500通以上送信された、ドコモのドメインからのメールを拒否する
・詐欺/ウイルスメール拒否設定:フィッシング詐欺などの危険なメールの送信元からのメールを拒否する
・SMS拒否設定:受け取るショートメッセージを制限する

同じページは、差出人のアドレスを偽って送られるメールや、架空のアドレスから送られる迷惑メールが非常に増えているとして、「なりすましメールの拒否設定(パソコンなど)」を「すべて拒否する」にすることをすすめています。初期値は「存在しないドメインからは拒否する」です。

ドコモメールを使っている人向けには、件名や本文などから迷惑メールを自動で判定する「迷惑メールおまかせブロック」もあります。ドコモの迷惑メールおまかせブロックのページによると、申し込みが必要で、利用には「あんしんセキュリティ」の契約が要り、月額使用料はプランにより220円から1,815円(税込)です。判定されたメールは専用のフォルダに届き、iPhoneでは標準のメールアプリ内の「迷惑メール_ドコモ用」で確認できます。ドコモを名乗るメールが本物かどうかの確かめ方は、ドコモからのメールは本物かで説明しています。

auの迷惑メールフィルター

auの「迷惑メールフィルター設定」は、迷惑メールに困ったら、まず「オススメ設定」をするよう案内しています。auが示す3つの手順は次のとおりです。

  1. オススメ設定をする(迷惑メールの疑いのあるメールを自動で検知してブロックする)
  2. 受け取りたいメールが届いているかを確かめ、届かないものは受信リストを設定する
  3. 設定後も迷惑メールが届くときは、迷惑メールの申告や拒否リストの設定をする

このほか、送り主のアドレスを偽ったメールを受け取らない「なりすまし規制」、メールサーバで迷惑メールの疑いのあるメールを自動で検知して規制する「おまかせ規制」、事業者からのメールをまとめて受け取るか拒否するかを決める設定があります。auは、受け取った迷惑メールの情報を申告すると、フィルターの機能が向上し、迷惑メールを減らせるとしています。

ソフトバンクの迷惑メールフィルターと迷惑SMSフィルター

ソフトバンクの「迷惑フィルターの設定」によると、迷惑フィルターは、蓄積された迷惑メールのデータベースをもとにメールの内容を機械的に判断し、迷惑メールと判断したメールの受信をブロックします。設定はMy SoftBankにログインして、フィルターの強度を選びます。

・迷惑メールフィルター:初期設定は「標準」。「強」にすると、アドレスを変えて次々に送られてくるしつこい迷惑メールに効果的だが、自動転送メールや空メールなども迷惑メールと判定され、受け取れなくなることがある
・迷惑SMSフィルター:初期設定は「標準」。「強」にすると効果は上がるが、大量送信されたSMSや短縮URLを使ったSMSも迷惑SMSと判定され、受け取れなくなることがある

強度を「強」にした場合は、必要な通知や会員登録の確認メールが届かなくなっていないかを、しばらく確かめてください。

設定を強くしすぎないための確かめ方

どのキャリアでも、設定を強くするほど、必要なメールまで止まりやすくなります。設定を変えた後は、ネットショップや銀行の通知、学校や自治体の連絡網など、届かないと困るメールが届いているかを確かめます。届かないものがあれば、その送り主のドメインを受信リストに登録します。

迷惑メールのリンク、返信、配信停止は押さない

迷惑メールの中のリンクは押しません。返信もしません。「配信停止はこちら」と書かれたリンクも押しません。押したり返信したりすると、このアドレスは使われていて、読む人がいると相手に知らせることになりかねないからです。偽の配信停止のページで、アドレスやパスワードを入力させる手口もあります。

警察庁の「フィッシング対策」は、メールやSMSに書かれたリンクは偽装でき、見た目でリンクの真偽を判断するのは非常に難しいとして、公式サイトをブックマークに登録しておくか、公式アプリを使って正しいサイトに接続するよう呼びかけています。金融機関がIDやパスワードをメールやSMSで問い合わせることはないとも書かれています。

本当に登録したメールマガジンをやめたいとき

自分で登録した覚えがあり、送り主が実在する会社のメールマガジンをやめたいときは、Gmailなら画面に表示される「登録解除」を使います。Gmailのヘルプは、受信登録していた特定の送信者からのメールが要らなくなった場合は「登録解除」または「ウェブサイトに移動」をクリックするよう案内しています。本文の中のリンクよりも、Gmailの画面のボタンのほうが確かです。登録した覚えのないメールには、登録解除も使わず、迷惑メールとして報告します。

偽メールの3つの目印と、目印がなくても押さない理由

迷惑メールの中には、実在する会社を装った偽メールが混ざります。見分ける目印は3つあります。

目印 見るところ 例
送り主のアドレス @の後ろ(ドメイン) 本物と1文字だけ違う、英字のOが数字の0になっている
急がせる言葉 件名と本文 「24時間以内に」「アカウントが停止されます」「不正アクセスを検知」
宛名 本文の書き出し 名前がなく「お客様各位」「会員様」だけ

Gmailのヘルプも、アドレスの英字の「O」が数字の「0」になっているような、既知の送信者によく似たアドレスに警告を出すとしています。警察庁の「フィッシング対策」は、「個人情報の漏えい」「不正アクセス検知」「取引の停止」など、切迫感をあおってログインさせようとする文面が多数確認されていると書いています。

ただし、送り主のアドレスは簡単に偽れます。警察庁の同じページは、メールの仕様上、受け取った人から見える送信元の名前やアドレスは変更が容易で、実在の企業になりすませるため、表示だけで真偽を判断するのは難しいとしています。スマホのメールアプリは表示される項目が少なく、判断はさらに難しくなります。警察庁は、本物そっくりの偽サイトに誘導する事例が多数確認されているともしています。目印が見つからなくても、メールのリンクは押さず、公式アプリやブックマークから開いて確かめる。これがいちばん確実です。

漏えいの直後には、「あなたの情報が漏えいしました」「パスワードを再設定してください」と、漏えいそのものを口実にした偽メールも出回ります。So-netの発表も、漏れた情報を悪用した不審な連絡への注意を呼びかけています。漏えいの連絡が届いたら、メールのリンクではなく、その会社の公式サイトのお知らせを自分で開いて確かめてください。

これからの登録はアドレスを分ける

迷惑メールは、ゼロにはなりません。目指すのは、受信トレイに届かないことと、届いても押さないことです。そのうえで、これから効いてくる対策が、アドレスの使い分けです。

大事なアドレスと登録用のアドレスを分ける

仕事、銀行、役所の手続きに使うアドレスと、通販、懸賞、アンケートに使うアドレスを別にします。どこかの通販サイトから漏れても、漏れるのは登録用のアドレスで、仕事や銀行に使う大事なアドレスまでは届きません。大事なアドレスに迷惑メールが届き始めたら、それだけで異変に気づきやすくもなります。

用途 使うアドレス
仕事の連絡、取引先 仕事用
銀行、証券、カード、役所 仕事用または本人確認用
通販、ポイント、会員登録 登録用
懸賞、アンケート、キャンペーン 登録用

登録用のアドレスを作る

Gmailのアドレスは、Googleアカウントを新しく作るときに取得できます。Googleのヘルプ「Google アカウントの作成」によると、ログインページで「アカウントを作成」をクリックして進むと、Gmailアドレスの候補が表示され、候補から選ぶか、独自のGmailアドレスを作れます。名前は「登録用」のように分かりやすくしておき、通販や懸賞の登録はそちらで受け取ります。登録用のアカウントにも、メインとは別のパスワードと2段階認証を設定します。

今使っているアドレスを無理に変える必要はありません。長く使ってきたアドレスを変えると、銀行や取引先への届け出など手間が大きくなります。これから登録するものだけ、登録用のアドレスに分けていけば十分です。

パスワードの使い回しをやめる

アドレスを分けても、パスワードが同じでは意味が薄れます。漏れたアドレスとパスワードの組み合わせを、別のサービスのログイン画面に機械で次々と試す手口があるためです。警察庁も、複数のサイトで同じIDとパスワードを登録していると、1つ盗まれただけで銀行やSNS、通販などのサービスが乗っ取られる被害に遭うとして、サイトごとに違うものを登録し、覚えられない場合はパスワード管理アプリを使うよう呼びかけています。iPhoneで保存しているパスワードの使い回しは、iPhoneで保存したパスワードの確認方法の手順で確かめられます。

在宅で働く人が仕事のアドレスを守るために

在宅で働く人や、フリーランスとして取引先とメールでやり取りする人は、仕事のアドレスを特に守ってください。仕事のアドレスが乗っ取られると、預かった資料や取引先の連絡先まで外に出るおそれがあり、信用の問題になります。

最近は、取引先や仕事のサイトを装った偽メールもあります。「報酬の受け取り口座を確認してください」「請求書をご確認ください」といった件名は、仕事をしている人ほど開きたくなります。お金に関わる連絡ほど、メールのリンクではなく、自分でいつものサイトを開いて確かめてください。配信サービスへの不正アクセスで、会社がメールマガジンの配信先リストを持ち出された例もあり、ブラストメールの不正アクセスでは、取引のある会社から漏れた場合に利用者がすることを整理しています。

取引先とは、「振込先の変更はメールだけでは受け付けない」と前もって決めておくと、偽の請求にだまされにくくなります。変更の連絡が来たら、電話や、ふだん使っているチャットなど、別の経路で本人に確かめます。@SOHOでも在宅でできる仕事を紹介していますが、どの仕事でも、仕事用のアドレスを分け、2段階認証を有効にしておくことが前提になります。セキュリティの知識を仕事に生かしたい人は、AI・マーケティング・セキュリティのお仕事で、どのような案件があるかを確かめられます。

偽メールに入力してしまったときにすること

迷惑メールのリンクを押して、すでに何かを入力してしまった場合は、入力したものによってすることが変わります。

入力したもの すること
パスワード 本物のサイトを自分で開いて、すぐに変える。同じパスワードのサービスもすべて変える
カード番号 カード会社に電話して利用を止めてもらう。明細に身に覚えのない請求がないかを見る
銀行の口座番号や暗証番号 取引している銀行にすぐ連絡する
アプリをインストールした アプリを削除し、携帯電話会社に相談する

警察庁の「フィッシング対策」は、ふだん使っているIDやパスワードを偽サイトに入力した場合は、そのIDやパスワードを使っている全てのサービスで、速やかにパスワードを変更するよう案内しています。不正送金やカードの不正利用の被害は、金融機関やカード会社が補償制度や相談窓口を設けていることがあるので、まずそのサービスの会社に相談します。補償の条件は会社や事情によって変わるため、窓口で確かめてください。カードの明細の見方は、クレジットカードの不正利用の確認方法で説明しています。

相談先は次のとおりです。

・警察への相談:警察庁の案内によると、緊急でない相談は、最寄りの警察署か「#9110」番で受け付けています。被害に遭った場合は、最寄りの警察署やサイバー事案に関する通報のオンライン受付窓口にも通報・相談できます
・お金の契約や請求のトラブル:消費者庁の消費者ホットラインは、全国共通の電話番号「188」で、近くの消費生活センターなどの相談窓口につながります

相談するときのために、偽メールは削除せずに残しておきます。届いた日時、送り主のアドレス、入力したものと時刻を控えておくと、話が早く進みます。

家族のスマホにも同じ設定をする

迷惑メールやショートメッセージの被害は、スマホの操作に慣れていない家族にも及びます。この記事の対策は、家族のスマホにもそのまま使えます。とくにiPhoneの「不明な差出人をスクリーニング」は、一度オンにすれば、連絡先にない相手からのメッセージが別のフォルダに分かれます。キャリアメールを使っている家族には、ドコモのかんたん設定やauのオススメ設定のように、一括で設定できるものから始めると手間がかかりません。

設定のあとは、「宅配の不在通知や料金の未払いのメッセージが届いても、リンクは押さずに電話で聞いてほしい」と一言伝えておきます。設定と声かけの両方があると、偽メールに入力してしまう前に止められます。

まとめ:迷惑メールが急に増えたら

迷惑メールが急に増えたら、まず乗っ取られていないかを、送信済み、自動転送、ログインの通知の3か所で確かめます。問題がなければ、届いたメールは削除ではなく「迷惑メールとして報告」し、ショートメッセージはiPhoneの「不明な差出人をスクリーニング」で振り分け、キャリアメールは各社の迷惑メール設定を使います。リンク、返信、配信停止は押さず、これから登録するサービスは登録用のアドレスに分けます。漏えいの発表が重なっている場合は、その会社の公式サイトでお知らせを確かめ、同じパスワードを使っていたサービスを変えてください。

よくある質問

Q. 迷惑メールが急に増えたのは、アドレスが漏れたからですか?

可能性はありますが、それだけとは限りません。会社からの漏えいのほか、アドレスを機械で作って送る手口や、自分のアカウントの乗っ取りでも増えます。まず送信済み、自動転送、ログインの通知を確かめ、乗っ取りでないことを確認してから、報告と振り分けに進みます。

Q. 迷惑メールは削除するのと報告するのと、どちらがよいですか?

報告がおすすめです。Gmailでは、報告数が増えるほど似たメールがより効率的に迷惑メールと判断されるようになると説明されています。削除するだけでは、この判断に生かされません。パスワードなどを入力させる偽メールは、フィッシングとして報告します。

Q. iPhoneで知らない番号からのショートメッセージを分けるには?

「メッセージ」アプリのチャットリストで右上のボタンをタップし、「フィルタリングを管理」から「不明な差出人をスクリーニング」をオンにします。確認コードなど届かないと困るものは、「通知を許可」で許可するカテゴリを選べます。

Q. 迷惑メールの「配信停止」のリンクを押してもよいですか?

登録した覚えのないメールでは押さないでください。アドレスが使われていると相手に知らせることになりかねず、偽のページに誘導されるおそれもあります。自分で登録したメールマガジンをやめるときは、Gmailの画面に表示される「登録解除」を使います。

この記事について

@SOHO
編集部

監修:@SOHO編集部

2004年よりフリーランス・在宅ワーク向けサービスを運営。生成AIで作成した下書きを、一次情報と照らし合わせて確認したうえで公開しています。

公開:2026年10月31日
@SOHO編集部

この記事を書いた人

@SOHO編集部

フリーランス・在宅ワークの専門メディア

@SOHOは2004年から続く、日本のフリーランス・在宅ワーク向け案件サイトです。記事は生成AIで下書きを作り、数値・固有名・出典を一次情報と照らし合わせる確認の手順を経て公開しています。

@SOHOで仕事を探してみませんか?

手数料0%・登録無料のクラウドソーシング。フリーランスの方も企業の方も、今すぐ始められます。

関連記事

カテゴリから探す

クラウドソーシング入門

クラウドソーシング入門

クラウドソーシングの基礎知識・始め方・サイト比較

職種別ガイド

職種別ガイド

職種・スキル別の案件獲得方法と単価相場

副業・在宅ワーク

副業・在宅ワーク

副業・在宅ワークの始め方と対象者別ガイド

フリーランス

フリーランス

フリーランスの独立・営業・実務ノウハウ

お金・税金

お金・税金

確定申告・節税・経費・ローンなどお金の知識

スキルアップ

スキルアップ

プロフィール・提案文・単価交渉などのテクニック

比較・ランキング

比較・ランキング

サービス比較・おすすめランキング

AI活用

AI活用

職種別にChatGPT・生成AIを活用して業務効率化・収益化するノウハウ

最新トレンド

最新トレンド

市場動向・法改正・AIなど最新情報

発注者向けガイド

発注者向けガイド

クラウドソーシングで外注・人材探しをする企業・個人向け

転職・キャリア

転職・キャリア

転職エージェント・転職サイト比較・キャリアチェンジ

看護師の転職・求人

看護師の転職・求人

看護師の転職・派遣・単発バイト・副業など働き方のガイド。診療や医学の情報は扱いません

薬剤師の転職・求人

薬剤師の転職・求人

薬剤師・登録販売者の転職・派遣・パートなど働き方のガイド。診療や医学の情報は扱いません

介護職の転職・求人

介護職の転職・求人

介護職・介護福祉士・ケアマネジャー・訪問介護員の転職・派遣・夜勤など働き方のガイド

保育士の転職・求人

保育士の転職・求人

保育士・保育補助・幼稚園教諭の転職・派遣・パートなど働き方のガイド

医療職の転職・求人

医療職の転職・求人

医師・産業医・リハビリ職・歯科衛生士・管理栄養士・医療事務の転職や働き方のガイド。診療や医学の情報は扱いません

保険

保険

生命保険・医療保険・フリーランスの保険設計

採用・求人

採用・求人

無料求人掲載・採用コスト削減・人材募集の方法

オフィス・ワークスペース

オフィス・ワークスペース

バーチャルオフィス・コワーキング・レンタルオフィス

法律・士業

法律・士業

契約トラブル・士業独立開業・フリーランス新法

シニア・50代

シニア・50代

シニア世代のキャリアチェンジ・副業・年金

金融・フィンテック

金融・フィンテック

暗号資産・決済・ブロックチェーン・金融テクノロジー

経営・ビジネス

経営・ビジネス

経営戦略・ガバナンス・事業承継・知財

ガジェット・機材

ガジェット・機材

フリーランスに役立つPC・デバイス・周辺機器

子育て×働き方

子育て×働き方

子育てと在宅ワークの両立・保育園・時間管理

補助金・助成金

補助金・助成金

個人事業主・フリーランスが使える公的補助金・助成金・給付金の申請ガイド

M&A・事業売却

M&A・事業売却

会社売却・事業承継・事業譲渡を考える経営者向け。売却の流れ、税金、従業員への伝え方、仲介会社の選び方

アウトソーシング・外注ガイド

アウトソーシング・外注ガイド

SNS運用・経理・広告など、業務のアウトソーシング(外注)を検討する企業・個人向け。費用相場・依頼の流れ・失敗しない選び方