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ドコモからのメールは本物か|公式の送信元とショートメールの見分け方 2026

@SOHO編集部
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ドコモからのメールは本物か|公式の送信元とショートメールの見分け方 2026

この記事のポイント

  • ✓ドコモからのメールやSMSが本物かを
  • ✓ドコモ公式の「本物のドコモからの連絡か確認する」ページの送信元表示名・番号・URLで確かめる方法を整理
  • ✓押してしまった後の手順も解説します

ドコモからのメールが本物かどうかは、ドコモ公式サイトの「本物のドコモからの連絡か確認する」というページで確かめられます。2026年10月29日時点で、このページにはショートメッセージ(SMS)の送信元表示名と送信元番号、ドコモ公式のSMSに載せるリンク先URLのドメインが一覧になっています。一方、通常のメールについては送信元アドレスの一覧は載っておらず、ドコモは「メッセージR」「メッセージS」、ドコモメールの公式アカウントマーク、ブランドロゴの表示で確かめるよう案内しています。

つまり、届いたメールの差出人アドレスだけを検索しても、本物かどうかの答えは出ません。この記事では、ドコモが公式に出している確かめ方を順番に整理し、判断がつかないときの開き方、押してしまった・入力してしまった後に何をするかまでを、初めての人に通じる言葉で説明します。

ドコモを名乗る偽メールが多い理由と、2026年10月時点の状況

携帯電話会社は、契約者の数が多く、料金の支払い、ポイント、決済、アカウントの停止といった「急いで対応しないと困る」話題を持っています。偽のメールやSMSを送る側にとって、受け取った人が慌てて押しやすい名前なので、ドコモを名乗るものが繰り返し出回ります。

警察庁の「フィッシング対策」のページは、携帯電話会社、宅配業者、金融機関を名乗ってメールやSMSを送り、本物そっくりの偽サイトに誘導する事例が多数確認されていると説明しています。フィッシングとは、実在の会社を名乗って偽のサイトに連れて行き、IDやパスワード、カード番号を入力させて盗み取る手口のことです。

ドコモ自身も、公式サイトの「フィッシングの実例」のページで、最新の被害情報を日付つきで出しています。2026年10月29日時点では、10月25日からの「ご利用料金の未納」を装って偽サイトに誘導するメール、同じく10月25日からの「dカードのポイント進呈」を装って不正なアプリを入れさせるメール、10月26日からの「口座情報の確認」を装うメールが増えていると書かれています。さらに10月27日には、「dポイントクラブ」を装い、USJキャンペーンの当選案内としてチケット発券の名目で個人情報を入力させる不審なメールについて、ドコモからのお知らせが出ています。このお知らせでは、ドコモはチケット発券を求めるUSJキャンペーンを実施していないと明記しています。

このように、偽メールの件名や口実は数日単位で入れ替わります。「この件名なら安全」「この件名なら偽物」と覚えるより、確かめ方そのものを身につけるほうが確実です。

差出人のアドレスだけでは本物と判断できない理由

最初に知っておきたいのは、メールの差出人の名前とアドレスは、送る側がかなり自由に書き換えられるという点です。郵便の封筒の裏に、誰でも好きな差出人名を書けるのと似ています。

警察庁のフィッシング対策のページも、メールは仕組みのうえで受信者から見える「送信元名称」や「送信元メールアドレス」を変えることが容易で、実在の企業になりすませると説明しています。そのうえで、メールソフトに表示される名称やアドレスだけで真偽を判断するのは困難であり、スマートフォンのメールアプリは表示される項目が少ないため判断がさらに難しくなる、とも書いています。

つまり、検索窓に差出人のアドレスを貼り付けて「よく似た例が本物と書かれていた」と分かっても、それだけでは安心できません。本物と同じアドレスが表示された偽メールもあり得るからです。逆に、見慣れないアドレスだからといって必ず偽物とも限りません。

そこで大切になるのが、メールの中身から判断するのではなく、メールの外にある公式の入口から確かめるという考え方です。ドコモの確認ページも「判断がつかない場合、本文内に記載されているURLや電話番号にはアクセスせず、普段ご利用の各サービスアプリや本ページのドコモ提供サービス一覧から公式サイトへアクセスし、ご確認ください」と案内しています。以降の節では、この「外から確かめる」ための材料を、SMS、メール、電話の順に整理します。

SMSの場合:公式の送信元表示名と番号で確かめる

ショートメッセージ(SMS)は、電話番号あてに届く短い文字のメッセージです。ドコモの確認ページには、ドコモがSMSを送るときの送信元表示名と番号の一覧があります。2026年10月29日時点の掲載は次のとおりです。

種類 ドコモの公式ページに載っている送信元
英文字を含む表記 NTT DOCOMO、NTT docomo、NTT DoCoMo、NTTdocomo、DoCoMo、DoCoMo MSG、DoCoMo SMS、mopera、DOCOMO FG
0120で始まる番号 0120229360、0120233911、0120292151、0120360156、0120552156、0120605360、0120766156、0120805360、0120818360、0120976143
電話番号 0362610237、0367387181、0367465743、05075600033、0570030360、0570070360、0570783890、0664453874、0676369442
電話番号以外の番号 0032069000、0032069095、0032069181、0032069217、0032069257、0032069291、0032069292、0032069299、242254、0005020010

機種によっては表示名の半角スペースが詰めて表示されることがある、とページに注記があります。また、Androidの「+メッセージ」アプリでは、ここに載っている送信元は連絡先に登録済みとして扱われるとも書かれています。

ただし、一覧と同じ表示名で届いたからといって、それだけで本物と決めないでください。SMSの送信元表示も、送る側の環境によっては本物に似せられることがあるためです。表示名や番号が一覧に無い場合は偽物を強く疑い、一覧にある場合でも、本文のリンクは押さずに次の節のURLの確認と、公式アプリからの確認を重ねます。

ドコモ以外の会社を名乗るSMSの見分け方は、スミッシング詐欺の見分け方|SMSの本文とURLで判定する手順で、本文とURLの見方を手順に分けて説明しています。

電話と「0005」で始まる番号の扱い

ドコモの確認ページには、電話についての案内もあります。ドコモは手続きや提案のために電話をかけることがあり、主に提案を行う「NTTドコモコンサルティングセンター」のフリーダイヤルの一覧を、確認ページから開けるようにしています。かかってきた番号がその一覧に無い場合や、自動音声で番号の入力を求められた場合は、その電話では何も操作せずに切り、公式サイトに書かれた番号から自分でかけ直すのが安全です。ドコモは「ドコモインフォメーションセンターを装った電話(自動音声)」についても注意を呼びかけています。

もう1つ知っておくと役に立つのが、SMSの送信元に表示される「0005」で始まる番号です。ドコモの「被害に遭わないために」のページは、これを「共通ショートコード」と呼び、携帯電話会社4社が企業ごとに審査して発行している番号なので、企業からの連絡として確かめてよいと説明しています。前の節の一覧にある「0005020010」も、この共通ショートコードの形です。

ただし、共通ショートコードは「送り主の会社が審査を受けている」ことを示すもので、本文の中身まで保証するものではありません。本物の会社の番号から届いたSMSであっても、手続きは公式アプリから行う、という順番は変えないでください。反対に、「090」「080」「070」で始まる個人の携帯電話番号から、会社を名乗るSMSが届いた場合は、強く疑ってよい材料になります。

ドコモ公式SMSに載るリンク先URLの見方

確認ページには、ドコモ公式のSMSに載せるリンク先URLのドメイン部(URLのうち、最初の「//」の後ろから次の「/」までの部分)の一覧もあります。2026年10月14日現在として、www.docomo.ne.jp、smt.docomo.ne.jp、id.smt.docomo.ne.jp、mydocomo.docomo.ne.jp、dpoint.docomo.ne.jp、d-card.jp、ahamo.com など、60を超えるドメインが並んでいます。

ここで最も大事なのは、ページに書かれている次の注意です。

ドコモ公式SMSに記載されるURL(ドメイン部)は以下のとおりです。これら以外のURLが本文に記載されている場合、たとえ「docomo」の文字列が含まれていてもドコモの公式ウェブサイトではありませんので、アクセスしないようご注意ください。 出典: docomo.ne.jp

偽サイトのURLには、「docomo」や「d-card」といった本物によく似た文字がわざと入れられます。たとえば「docomo」の後ろに別の語をつなげたもの、「.ne.jp」ではない別の末尾のもの、文字の順番を1つだけ入れ替えたものなどです。ドコモの実例のページに載っているフィッシングSMSにも、「【d CARD】ご利用一時停止、携帯番号の連携手続きを完了してください」のような文面に、d-card で始まる偽のURLを付けたものが複数あります。

URLを確かめるときは、次の順で見ると間違いが減ります。

  1. URLを押さずに、文字だけを読む(長押しするとリンクを開いてしまう機種があるので、画面を見るだけにする)
  2. URLのうち、最初の「//」の後ろから次の「/」までを取り出す
  3. その部分が、確認ページの一覧と1文字も違わずに一致するかを見る
  4. 一致しない場合は偽物として扱い、開かない

一覧にはドコモ公式ではない短縮URLが1つだけ例外として載っており、パラメータまで含めた特定のURLだけがドコモのお知らせだと注記されています。短縮URLは行き先が見えないので、一覧の表記と完全に一致しないものは開かないのが安全です。

メールの場合:メッセージR/S、公式アカウントマーク、ロゴ表示

通常のメールについて、ドコモの確認ページは送信元アドレスの一覧を出していません(2026年10月29日時点)。代わりに案内しているのが、次の3つの確かめ方です。

確かめ方 ドコモの公式ページの説明 使える人
メッセージR/メッセージS ドコモの回線契約がある人に、ドコモが独自の仕組みで配信しているため、なりすましはない ドコモの回線を契約している人
ドコモメール公式アカウントマーク このマークが表示されたメールは、ドコモから送られたことが保証されている Androidの「ドコモメールアプリ」、iOSのドコモメール(ブラウザ版)。一部表示されない場合あり
ブランドロゴの表示(BIMI) ロゴ表示に対応したメールサービスでは、正規のメールにドコモのロゴが表示される ロゴ表示に対応したメールサービスを使っている人

BIMI(ビミ)とは、送信元の確認に合格したメールにだけ、会社のロゴを表示する仕組みのことです。ドコモは「ドコモからお送りするメールのなりすまし防止対策」のページで、送信ドメイン認証のDMARC(ディーマーク)とBIMIに対応していると説明しています。DMARCは、メールが本当にそのドメインの正しい送信元から出たかを受け取る側が確かめるための国際的な標準の技術です。ドコモのドメインを名乗っているのに確認に失敗したメールは、受け取る側のメールサービスで受信を拒否されるか、迷惑メールとして扱われます。

ただし、この仕組みにも届かない範囲があります。同じページには、ドコモ以外のドメインを使ったなりすましメールなど、DMARCでは防げない場合があると書かれています。つまり、差出人の表示名が「NTTドコモ」でも、アドレスのドメインがドコモと関係のないものなら、この仕組みは働きません。ロゴが表示されないメールが必ず偽物というわけでもありません。お使いのメールサービスがロゴ表示に対応していなければ、本物でもロゴは出ないからです。

もう1つ見落としやすい点として、ドコモからのメールを別のアドレスへ自動で転送していると、転送先のサービスの仕様によっては本物のメールでもDMARCの確認に失敗することがある、と同じページに注記があります。転送を使っている人は、転送先で迷惑メールに振り分けられた本物のメールがあり得ることも覚えておくと、混乱が減ります。

ドコモが公式に注意を呼びかけている偽メール・偽SMSの例

ドコモは「フィッシング詐欺への対策」のページと「フィッシングの実例」のページで、実際に確認された偽のメールやSMSを公開しています。2026年10月29日時点で掲載されている件名や注意喚起の一部を、ドコモの記載の範囲で整理します。

種類 ドコモが公開している件名・内容 誘導先・目的
メール 【重要】関連口座情報の再確認について 偽サイトへの誘導
メール 【重要】[docomo.ne.jp] アカウントへの不正アクセス検知および緊急確認のお願い 偽サイトへの誘導
メール 【重要なお知らせ】docomoアカウント お支払い方法の異常と再アクティブ化のお願い 偽サイトへの誘導
メール 【当選通知】ご招待チケットのご案内(dポイント) 個人情報の入力
メール dポイントクラブを装ったUSJキャンペーンの当選案内 チケット発券を名目にした個人情報の入力。ドコモはこのキャンペーンを実施していない
SMS 【dカード】ご利用一時停止、携帯番号の連携手続きを完了してください d-card で始まる偽のURL
電話 ドコモインフォメーションセンターを装った自動音声の電話 ドコモが注意喚起

実例のページは、こうしたメッセージに共通する特徴を4つ挙げています。利用停止や未払いなど急いだ対応を求めている、意図しないアプリのインストールを求めている、ふつうではあり得ない金銭がもらえると期待させる、件名や本文に記号や数字が混ざって不自然な点がある、の4つです。実例のページには「ご自身のアカユントからの跟しについて」のように、漢字やかなが崩れた件名もそのまま載っています。

届いたメールの件名や本文の一部を、実例のページの検索欄に入れて照らし合わせることもできます。ただし、実例は一部の掲載であり、載っていないから本物ということにはなりません。

判断がつかないときの確かめ方:メールの外から開く

本物かどうか分からないメールやSMSが届いたときは、そのメールの中のリンクや電話番号は使わずに、自分で用意した入口から確かめます。手順は次のとおりです。

  1. メールやSMSのリンク、電話番号、添付ファイルには触れない
  2. 普段使っている「My docomo」アプリや「d払い」アプリ、「dカード」アプリなど、ドコモの公式アプリを自分で起動する。アプリを使っていない人は、前もってブックマークした公式サイトから開く
  3. ログインした画面で、メールに書かれていた内容(料金の未納、ポイントの付与、手続きの依頼など)が実際に表示されているかを見る
  4. 公式アプリや公式サイトに何も表示されていなければ、メールの内容は事実ではないと考えてよい。気になる場合は、ドコモの公式サイトの問い合わせ窓口に、公式サイトに書かれた番号で連絡する
  5. 実例のページの「お客さまへ情報提供のお願い」から、届いた偽メールの情報をドコモに知らせ、その後メールを削除する

ここで使う公式アプリやブックマークは、偽メールが届く前に用意しておくのが理想です。検索結果の上のほうに出た広告から公式サイトを開こうとして偽サイトに着く手口もあると、警察庁のフィッシング対策のページは書いています。検索から開くときは、アドレス欄のドメインが確認ページの一覧と一致しているかを見てから入力に進んでください。

押してしまった・入力してしまったときにすること

ドコモの「万が一被害に遭ったら」のページは、状況ごとに対応を分けて案内しています。2026年10月29日時点の内容を、要点に絞って並べます。

  • リンクを開いただけ:サイトにアクセスしただけでは被害は発生しない、とドコモは説明しています。すぐにサイトを閉じ、念のため閲覧履歴とCookie(サイトが端末に保存する小さな記録)を削除します
  • dアカウントのIDやパスワードを入力した:ただちにIDとパスワードを変更します。spモードパスワードやネットワーク暗証番号も同じページに変更先がまとめられています。あわせて「dアカウント管理」で、「2段階認証の設定」>「信頼端末一覧」、「dアカウント利用履歴」、「連絡先携帯電話番号の登録・削除」、「連絡先メールアドレスの確認・変更」、「会員情報の確認・変更」>「配送先情報」、「連携サービスの確認・解除」を確かめます
  • カード番号や口座情報、暗証番号を入力した:カード会社や金融機関に連絡します。金銭の被害が出た場合は、最寄りの警察署か都道府県警察のサイバー犯罪相談窓口に相談します
  • Androidでアプリを入れてしまった:「あんしんセキュリティ」アプリでスキャンして不正なアプリを削除し、提供元不明のアプリを入れない設定にします。本物そっくりの偽の「あんしんセキュリティ」アプリが確認されているため、入れ直すときはドコモが案内する入手先から入れます
  • iPhoneでアプリやプロファイルを入れてしまった:アプリを削除し、「設定」>「一般」>「VPNとデバイス管理」から不正な構成プロファイルを削除します
  • 身に覚えのない請求が発生している:決済サービスの利用停止とパスワードの変更を行います。クレジットカードやd払いには不正利用の補償が用意されているので、補償の申請もあわせて相談するようドコモは案内しています

同じパスワードをほかのサービスでも使っている場合は、そちらもすべて変更します。警察庁のフィッシング対策のページも、入力してしまったIDやパスワードを使っている全てのサービスで、速やかにパスワードを変更するよう呼びかけています。自分のメールアドレスが過去の漏えいに含まれていないかは、Have I Been Pwnedの使い方で調べ方を説明しています。

相談先の窓口

ドコモの「お問い合わせ・ご相談窓口」のページは、サービスごとの窓口と、トラブルに遭ったときの公的な窓口を案内しています。

困っていること 相談先
dカードの不正利用 dカードの窓口(ドコモの窓口ページから開く)
d払いなどの不正利用 d払いの窓口(同上)
ドコモオンラインショップでの身に覚えのない購入 ドコモオンラインショップの窓口(同上)
ドコモのサービス全般 総合案内の問い合わせ(同上)
契約や請求のトラブル全般 消費者ホットライン「188」
具体的な被害、事件に巻き込まれた 都道府県警察のサイバー犯罪相談窓口、最寄りの警察署
緊急ではない警察への相談 警察相談専用電話「#9110」

消費者ホットラインは、局番なしの188に電話すると、近くの消費生活センターなどの相談窓口につながる番号です。消費者庁の「消費者ホットライン」のページで案内されています。警察相談専用電話の#9110は、かけた場所を受け持つ都道府県警察の総合窓口に直接つながる番号で、警察庁の相談窓口の一覧(PDF)には、ダイヤル回線や一部のIP電話では使えないため、その場合は表にある各警察本部の番号にかけるよう書かれています。

偽サイトそのものを見つけた場合は、そのURLをフィッシング対策協議会や警察庁が案内する通報先に知らせることもできます。フィッシング対策協議会の公式サイトには、各社を名乗る偽メールの最新の情報が載っています。

前もってしておくと防ぎやすくなる設定

偽メールが届いてから見分けるより、届きにくくする設定と、届いても困らない準備をしておくほうが負担は小さくなります。

1つ目は、ドコモの「危険SMS拒否設定」です。ドコモのお知らせによると、2022年3月から提供されている無料の機能で、危険なサイトのURLや詐欺の電話番号を含むSMSを、受け取る前にドコモが自動で判定して拒否します。申し込みは不要で、一部の人を除いて自動で適用されます。ただし、「SMS一括拒否」や「個別番号受信」の設定と併用はできず、それらを設定すると自動で解除されます。拒否されたSMSは復旧できないこと、すべてのフィッシングSMSを止められるわけではないことも、同じお知らせに書かれています。

2つ目は、ログインの仕組みを強くすることです。dアカウントの2段階認証は、パスワードに加えて別の確認を求める設定のことで、パスワードが盗まれても他人がログインしにくくなります。ドコモの被害時の案内にも「いつもパスキー設定」という項目が出てきます。パスキーは、パスワードの代わりに端末の顔認証や指紋認証を使ってログインする方式で、偽サイトに入力して盗まれるという形の被害を受けにくくなります。

3つ目は、公式アプリとブックマークの準備です。料金の確認やポイントの確認は公式アプリから、と習慣にしておけば、メールのリンクを使う場面そのものが減ります。

4つ目は、パスワードを使い回さないことです。1つのサービスでパスワードが盗まれても、ほかのサービスに広がらないように、サービスごとに別のパスワードにしておきます。

ドコモの「被害に遭わないために」のページには、このほかにも利用者が自分で設定できる対策が並んでいます。2026年10月29日時点の掲載から、すぐに確かめられるものを挙げます。

設定 ドコモの説明
+メッセージアプリの設定 連絡先に登録していない番号から届いたメッセージのURLへのアクセスを抑える機能が、初めから有効になっている。設定を変えると、未登録の番号からのメッセージを別のフォルダに分けられる
詐欺/ウイルスメール拒否設定 詐欺やウイルスを含む悪質なメールの受信を防ぐための設定
d払いの利用限度額の制限・停止 利用限度額を下げたり、使う予定がなければ利用を止めたりできる
あんしんセキュリティ(Android版)のウイルス対策 無料のセキュリティスキャンを有効にできる

d払いの限度額を下げておくと、万が一パスワードが盗まれても、使われる金額の上限を抑えられます。普段ほとんど使わない決済サービスほど、止めておく価値があります。

自分のスマホから偽SMSが送られていると言われたら

偽のSMSのリンクから不正なアプリを入れてしまうと、そのスマートフォンが知らないうちに偽SMSを大量に送る側に回ることがあります。警察庁のフィッシング対策のページも、マルウェア(悪意のあるアプリ)に感染すると電話帳の情報が盗まれたり、自分のスマートフォンがフィッシングSMSの発信源になったりすることがあると説明しています。

ドコモは、フィッシングSMSの送信を検知したときに、利用者の意図しない送信が行われた可能性があると知らせる「意図せぬ迷惑メッセージ送信に関するお知らせ」を無料で提供しています。友人や家族から「あなたの番号から変なSMSが来た」と言われた場合や、このお知らせが届いた場合は、ドコモの被害時の案内にある「身に覚えのないSMS送信が発生している」の手順に沿って、あんしんセキュリティアプリで不正なアプリを探して削除し、提供元不明のアプリを入れない設定に戻します。そのうえで、スマートフォンに保存していたIDとパスワードは盗まれた前提で変更しておくと安心です。

不正なアプリが入ったままだと、パスワードを変えても新しいパスワードがまた盗まれるおそれがあります。順番は、先に不正なアプリを削除し、その後にパスワードを変える、です。自分で削除できたか自信がない場合や、送信の通知が止まらない場合は、ドコモの総合案内の窓口に公式サイトの番号から相談するか、ドコモショップで端末を見てもらうよう相談してください。

ドコモの「被害に遭わないために」のページは、対策の最後に「自分は大丈夫!と過信しない」という項目を入れています。偽のメールやSMSは、本物の会社の文面や画面をそのまま写して作られるため、慣れている人ほど見た目で判断して押してしまうことがあります。家族の中でスマートフォンに不慣れな人がいる場合は、「料金やポイントのメールはリンクを押さずに、アプリで見る」という1つの決まりだけを先に共有しておくと、被害を防ぎやすくなります。

ドコモの情報漏えいの連絡と、偽メールの関係

偽メールが増えやすいきっかけの1つが、情報漏えいの報道です。「漏えいのお詫び」「補償のご案内」を名乗って、手続きを求める偽メールが送られることがあります。ドコモに関わる事件としては、ドコモ光の「plala(Sコース)」で委託先への不正アクセスがあった件を、ドコモ光「plala(Sコース)」の情報漏洩にまとめています。

漏えいの対象になった人に会社から連絡が届くこと自体はあり得ますが、その連絡が本物かどうかも、ここまでの手順と同じく公式アプリや公式サイトの「お知らせ」の欄で確かめます。会社の公式発表に載っていない手続きや、メールの中のリンクから入力を求めるものには応じないのが基本です。

在宅で働く人がアカウントを守るために

@SOHO編集部は2004年から在宅ワークとフリーランスの仲介を続けてきました。その中で見てきたのは、仕事の連絡と、携帯電話や決済の通知が同じスマートフォンに次々と届く働き方では、急ぎの連絡にまぎれた偽メールを押してしまう場面が起きやすいということです。仕事のメールアドレスと私用のアドレスを分ける、決済の確認は必ず公式アプリから行う、と決めておくだけでも、慌てて押す場面は減ります。顧客の情報を預かる仕事、たとえばカスタマーサポート・事務全般のお仕事では、自分のアカウントが乗っ取られると取引先にまで影響が広がるので、ここまでの確認の手順は仕事の道具の1つとして身につけておく価値があります。セキュリティそのものを仕事にしたい人には、AI・マーケティング・セキュリティのお仕事の案内もあります。

ドコモからのメールが本物かを確かめる手順は、ドコモの確認ページで送信元とURLを照らし合わせる、メールはメッセージR/S、公式アカウントマーク、ロゴ表示を手がかりにする、それでも判断がつかなければメールの外から公式アプリで開く、の3段階です。どの段階でも、メールの中のリンクと電話番号は使わないことが共通の決まりになります。

よくある質問

Q. ドコモからのメールの送信元アドレスの一覧はありますか?

2026年10月29日時点で、ドコモの「本物のドコモからの連絡か確認する」ページには、SMSの送信元表示名と番号、公式SMSに載せるURLのドメインの一覧はありますが、通常のメールの送信元アドレスの一覧は載っていません。メールはメッセージR/S、ドコモメール公式アカウントマーク、ロゴ表示で確かめるよう案内されています。

Q. ドコモのロゴが表示されないメールは偽物ですか?

必ずしも偽物とは限りません。ロゴ表示(BIMI)は、対応したメールサービスを使っている場合にだけ表示されます。対応していないサービスでは本物でもロゴは出ません。ロゴの有無だけで決めず、公式アプリや公式サイトから同じ内容が表示されているかを確かめてください。

Q. 偽のSMSのリンクを開いてしまいました。どうすればよいですか?

ドコモは、サイトにアクセスしただけでは被害は発生しないと説明しています。すぐにサイトを閉じ、閲覧履歴とCookieを削除します。IDやパスワード、カード番号を入力した場合は、パスワードの変更とカード会社への連絡を急ぎ、アプリを入れた場合は削除してください。

Q. 偽メールを受け取ったらドコモに知らせたほうがよいですか?

ドコモは「フィッシング詐欺への対策」のページで、送信者への措置や受信ブロックのための情報提供を呼びかけています。知らせた後のメールやメッセージは、速やかに削除するよう案内されています。届いたメールのリンクや電話番号には触れずに知らせてください。

この記事について

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監修:@SOHO編集部

2004年よりフリーランス・在宅ワーク向けサービスを運営。生成AIで作成した下書きを、一次情報と照らし合わせて確認したうえで公開しています。

公開:2026年10月30日
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