認証コードが勝手に届くのはなぜ|放置してよいかと乗っ取りを防ぐ確認 2026


この記事のポイント
- ✓認証コードが勝手に届くのは
- ✓誰かがあなたの電話番号やメールアドレスでログインや再設定を試したときが多く
- ✓コードを誰にも教えなければ乗っ取りは防げます
認証コードが勝手に届くのは、多くの場合、誰かがあなたの電話番号やメールアドレスを使って、ログインやパスワードの再設定を試したときです。 コードを誰にも教えず、どこにも入力しなければ、それだけでアカウントに入られることは基本的にありません。 やることは3つです。コードは教えない・入力しない。届いたサービスを公式アプリかブックマークから開いて、ログインの履歴を確かめる。何度も続くなら、パスワードを変えて2段階認証を見直す。
この記事では、Google、Apple、LINE、Amazonの公式ヘルプを2026年10月30日時点で確かめて、コードが届く理由、放置してよい場合と動いたほうがよい場合の見分け方、サービスごとの確かめ方、うっかり入力してしまったときの対処を順番に説明します。
認証コードとは何か、なぜ自分に届くのか
認証コードとは、ログインや手続きをしようとしている人が、本当にその電話番号やメールアドレスの持ち主かを確かめるために送られる、使い捨ての数字のことです。 サービスによって「確認コード」「認証番号」「ワンタイムパスワード」「セキュリティコード」と呼び方が違いますが、役割は同じです。 多くは6桁の数字で、短い時間で使えなくなります。
大事なのは、コードは「ログインしようとしている人」ではなく「アカウントの持ち主として登録された連絡先」に届くという点です。 つまり、誰かがあなたのアカウントに入ろうとしてパスワードを入力すると、その確認のためのコードは、相手ではなくあなたのスマートフォンに届きます。 コードが届いたこと自体は、守りの仕組みが働いた結果だと言えます。
Googleのヘルプは、Googleからテキストメッセージ(SMS)が届く理由として、次のような場面を挙げています。
- パスワードを再設定しようとしたとき
- 2段階認証プロセスを使っていて、ログインしたとき
- 新しいGoogleアカウントを作るときに、ロボットではないことの確認を求めたとき
- いつもと違う場所や、使ったことのない端末からログインしたとき
- パスワードの変更など、セキュリティに関わる操作があったとき
自分で何もしていないのにコードが届いたなら、このどれかを「自分以外の誰か」が行った可能性があります。 ただし、相手が必ずしも悪意のある人とは限りません。 次の節で、考えられる理由を整理します。
勝手に届くときに考えられる5つの理由
自分で操作していないのに認証コードが届く理由は、大きく分けて次の5つです。
1つ目は、誰かがあなたのパスワードを知っていて、ログインを試した場合です。 別のサービスから漏れたメールアドレスとパスワードの組み合わせを、ほかのサービスにも次々と試す手口があります。 パスワードが合っていても、2段階認証が設定されていれば、最後の確認のコードがあなたに届くので、相手はそこで止まります。
2つ目は、誰かが「パスワードを忘れた」から再設定を試した場合です。 この場合、相手はパスワードを知らなくても、電話番号やメールアドレスさえ分かれば手続きを始められます。 コードを相手に渡さない限り、再設定は完了しません。
3つ目は、別の人が電話番号やメールアドレスを打ち間違えた場合です。 自分の番号を入力するつもりで1桁違えると、関係のない人にコードが届きます。 この場合は悪意がないので、届いたコードを無視するだけで済みます。
4つ目は、その電話番号を以前に使っていた人が、まだ番号をサービスに登録したままにしている場合です。 携帯電話の番号は、解約されたあと、しばらくして別の人に割り当てられることがあります。 前の持ち主のアカウントのコードが、新しい持ち主に届くことがあります。
5つ目は、詐欺の前ぶれとして、わざとコードを送らせている場合です。 相手があなたの電話番号でログインや引き継ぎの手続きを始め、そのあと別の連絡手段で「間違えてあなたにコードを送ってしまったので、教えてほしい」「本人確認のためにコードを入力して」と頼んでくる手口です。 コードを教えた瞬間に、相手はあなたのアカウントに入れてしまいます。
どの理由であっても、あなたがすることは同じです。 コードは教えない、入力しない。 そのうえで、1つ目や2つ目の可能性があるときは、次の節以降の手順でアカウントの状態を確かめます。
放置してよいか、動いたほうがよいかの見分け方
コードが1回届いただけで、ほかに何も起きていないなら、まずは慌てなくて大丈夫です。 Googleのヘルプも、リクエストした覚えのないコードがSMSで届いたときについて、次のように案内しています。
受け取ったテキストコードは無視して削除できます。受け取ったコードは、他人と共有しないでください。定期的にセキュリティ診断を実施して、Google アカウントを安全に保つためのおすすめの方法やガイダンスを確認しましょう。 出典: Google アカウント ヘルプ「Google からテキスト メッセージが届いた場合」
一方で、次のような状況が重なっているときは、放置せずに確かめたほうが安全です。 状況ごとの目安を表にまとめます。
| 状況 | 考えられること | すること |
|---|---|---|
| 1回だけ届き、ほかに何もない | 打ち間違い、または試しのログイン | コードは無視して削除。気になるなら履歴を確かめる |
| 同じサービスから何回も続けて届く | 誰かが繰り返しログインや再設定を試している | パスワードを変え、2段階認証の設定を見直す |
| 「新しい端末でログインしました」という通知も届いた | パスワードが知られ、ログインされた可能性 | すぐに端末の一覧を確かめ、知らない端末をログアウトさせる |
| コードのあとに「教えて」と連絡が来た | コードを聞き出してアカウントを奪う詐欺 | 返信せず、相手をブロック。コードは絶対に伝えない |
| SMSにリンクが付いていて、ログインを求めている | 偽のサイトへ誘う詐欺のSMS | リンクを押さず、公式アプリから確かめる |
| 使っていないサービスから届いた | 前の番号の持ち主、または打ち間違い | 無視して削除。登録の覚えがあるなら公式サイトで確かめる |
表の下の3つは、コードそのものよりも、そのあとの連絡やリンクが危険な場面です。 認証コードの仕組みは、持ち主がコードを渡さない限り破られないように作られています。 裏を返すと、詐欺をする側は「どうやってコードを渡させるか」に力を注いでいます。 コードが届いた直後に来る連絡ほど、疑ってかかるのが基本です。
絶対にしないこと:コードを教えない、言われた画面に入力しない
認証コードについて、各社が共通して強く伝えていることがあります。 それは、コードを人に教えたり、案内された画面に入力したりしないことです。
Googleは、アカウントを取り戻す手順の説明の中で、次のように書いています。
重要: Google がパスワードや確認コードをメールや電話、メッセージで尋ねることはありません。パスワードや確認コードは accounts.google.com でのみ入力してください。 出典: Google アカウント ヘルプ「アカウント復元手順を完了するためのヒント」
LINEのヘルプも、乗っ取りや詐欺の被害に遭わないための案内で、登録情報や認証番号を聞き出したり、画面に入力させたりする行為はすべて詐欺だと明記しています。 さらに、自分でLINEの引き継ぎを行う以外に、LINEの認証番号を使うことはないとも書いています。 詳しくはLINE ヘルプセンター「LINE乗っ取り⋅詐欺被害に遭わないために知っておきたいこと」で確かめられます。
Appleのサポートも、詐欺の見分け方のページで、Apple Accountのパスワードや確認コードはほかの人に教えないように、そしてAppleがサポートの際にこの種の情報をたずねることはないと書いています。 さらに、Appleが2ファクタ認証のコードを伝えるよう求めたり、Webサイトに入力するよう求めたりすることは決してないとも案内しています。
ここで覚えておきたいのは、「会社の人」「警察」「友人」「家族」を名乗っていても、コードを聞いてくる時点で詐欺と考えてよいということです。 友人のアカウントが乗っ取られていて、その友人の名前で「間違えてコードを送っちゃった、教えて」と頼まれることもあります。 本物の友人かどうかを確かめたいときは、そのメッセージに返信するのではなく、電話や対面など別の手段で本人に確かめます。
コードは、何もしなければ短い時間で使えなくなります。 不安だからと誰かに転送したり、スクリーンショットを送ったりもしないでください。 「念のため確かめたいので画面を見せてほしい」と言われても同じです。 コードが見える画面を共有した時点で、教えたのと同じことになります。
届いたあとに確かめる手順(どのサービスでも共通)
コードが届いたことが気になる場合や、表で「動いたほうがよい」に当てはまる場合は、次の順番で確かめます。 どのサービスでもおおむね同じ流れです。
- 届いたSMSやメールのリンクは押さずに、そのサービスの公式アプリか、自分で保存したブックマークから開く
- アカウントの設定にある、ログイン中の端末やログインの履歴の画面を開く
- 見覚えのない端末や場所があれば、その端末をログアウトさせる
- パスワードを、ほかのサービスで使っていない新しいものに変える
- 2段階認証が設定されているかを確かめ、設定していなければ設定する
- 同じパスワードを使っていたほかのサービスも、パスワードを変える
1の「リンクを押さない」は特に大事です。 届いたSMSやメールが本物か偽物かは、文面だけでは見分けがつかないことがあります。 本物であっても偽物であっても、公式アプリやブックマークから開けば、偽のサイトに入ってしまう心配はありません。
4のパスワードは、そのサービス専用の、長く推測されにくいものにします。 覚えきれないときは、パスワード管理のアプリやスマートフォンに保存する機能を使うと続けやすくなります。
5の2段階認証とは、パスワードに加えて、もう1つの確認(コードや通知での承認)を求める仕組みのことです。 パスワードが知られても、2つ目の確認が通らなければログインはできません。 勝手にコードが届いたということは、相手が2つ目の確認で止まった可能性があるということで、2段階認証が役に立った場面でもあります。 多要素認証の考え方や、どんな種類があるかは、MFA(多要素認証)導入のメリットと製品比較|2026年の認証セキュリティ決定版で詳しく説明しています。
ここからは、問い合わせの多い4つのサービスについて、公式ヘルプで確かめた画面の名前で手順を説明します。
Googleから確認コードが届いたとき
Googleから身に覚えのない確認コードが届いたときは、まずGoogleアカウントにログインしている端末を確かめます。 Googleのヘルプでは、手順は次のとおりです。
- Googleアカウントに移動する
- 「セキュリティとログイン」をタップする
- 「お使いのデバイス」のパネルで「すべてのデバイスを管理」を選ぶ
- 現在ログインしているか、過去数週間にログインした端末の一覧を確かめる
- 心当たりのない端末があれば、その端末を選んで「ログアウト」をタップする
Googleのヘルプによると、この一覧に表示される時間は、その端末とGoogleのシステムが最後に通信した時間です。 アプリが裏側で自動的に同期していると、最後に使った覚えよりも新しい時間が表示されることがあります。 また、表示される場所は正確な住所ではなく、近くの場所が出ることもあると説明されています。 時間や場所に違和感があっても、すぐに乗っ取りだと決めつけず、端末の種類やブラウザの名前も合わせて見ます。
それでも心当たりのない端末がある場合は、ログアウトさせたうえで、パスワードを変えます。 ログインそのものができなくなっている場合は、Googleのアカウント復元のページから手続きをします。 詳しい手順はGoogle アカウント ヘルプ「アカウントにアクセスしたデバイスを確認する」にあります。 Gmailのアカウントが乗っ取られたかもしれないときの順番は、Gmailが乗っ取られたときの対策|確認から復旧までの順番で、確認から復旧まで通して扱っています。
Googleには「セキュリティ診断」という、アカウントの守りの状態をまとめて点検できる機能もあります。 コードが届いたのをきっかけに一度実行しておくと、古い再設定用の電話番号や、使っていない端末のログインが残っていないかを一度に確かめられます。
Appleから確認コードやサインインの通知が届いたとき
Apple Accountで2ファクタ認証を使っていると、新しい端末やブラウザでサインインするたびに、パスワードと6桁の確認コードの入力が必要になります。 コードは、信頼されているデバイス(すでにサインインしている自分のiPhoneやMacなど)に表示されるか、信頼済みの電話番号にテキストメッセージや電話で届きます。
Appleのサポートによると、サインインが試みられると、信頼されているデバイスに通知が出て、「許可する」を選ぶと確認コードが表示されます。 この通知には、サインインが試みられたおおよその位置が地図で示されることがあります。 Appleは、この位置はIPアドレス(ネットの接続先を表す番号)に基づくもので、実際の所在地とは違うことがあると説明しています。
この通知では、サインインが試みられたおおよその位置が地図上に示される場合があります。この位置情報は、新しいデバイスのIPアドレスに基づいており、実際の所在地というよりは、接続先のネットワークを反映した情報です。表示される場所に覚えがなくても、サインインしているのが本人であれば、「許可する」をタップして確認コードを表示してかまいません。 出典: Apple サポート「確認コードを入手して2ファクタ認証でサインインする」
逆に言えば、自分がサインインしていないのにこの通知が出たときは、「許可する」を選ばないことが大切です。 許可しなければ確認コードは表示されず、相手はサインインを完了できません。 SMSで確認コードが届いた場合も同じで、自分でサインインしていないなら、そのコードはどこにも入力しません。
ただし、通知が出たということは、相手がApple Accountのパスワードを知っている可能性があります。 自分のiPhoneの「設定」から自分の名前を開き、パスワードを変えておくと安心です。 Appleのサポートも、詐欺のWebサイトにパスワードを入力した可能性がある場合は、すぐにApple Accountのパスワードを変更し、2ファクタ認証が有効になっていることを確かめるよう案内しています。 詐欺の見分け方の全体はApple サポート「フィッシングメッセージや詐欺メッセージを見分けて回避する」で確かめられます。
LINEから認証番号が届いたとき
LINEの認証番号は、LINEのヘルプによると、自分でLINEの引き継ぎを行うとき、そしてメールアドレスや電話番号を変更するとき以外には使いません。 自分でそうした操作をしていないのに認証番号が届いたなら、誰かがあなたの電話番号でLINEの引き継ぎを試している可能性があります。
このときに一番気をつけたいのは、その直後に来る連絡です。 LINEのヘルプでは、SNSで「コンテストのアンバサダー候補になった」「投票してほしい」と誘い、偽のLINEのログイン画面で電話番号やパスワード、認証番号を入力させる手口が紹介されています。 乗っ取られたアカウントは、家族や友人になりすまして、PayPayでの送金やプリペイドカードの購入を頼むのに使われることがあります。
自分のLINEに入られていないかは、LINEのヘルプにある次の手順で確かめられます。
- LINEアカウントを登録したメインの端末(主にスマートフォン)でLINEを開く
- 「ホーム」から「設定」、「アカウント」の順にタップする
- 「ログイン中の端末」をタップする
- 心当たりのない端末があれば「ログアウト」をタップし、そのあとパスワードを変更する
「ログイン中の端末」の画面では、「すべてのサービスからログアウトする」を選んで、まとめてログアウトさせることもできます。 LINEのヘルプは、公式アカウントからログインに関する通知が届いた場合や、覚えのないメッセージが送られていた場合の対応として、パスワードの変更、ログイン許可を「オフ」にすること、ログイン中の端末の確認を挙げています。
もし「アカウントからログアウトされました」という画面が突然出た場合は、その画面の「再ログイン」を試すよう、LINEのヘルプは案内しています。 第三者に「削除をタップして」と言われても従わないでください。 削除を選ぶと、その端末に保存されているLINEのデータがすべて削除されてしまうと書かれています。 乗っ取られてしまったあとの取り戻し方は、LINEが乗っ取られたときの対処法で順番に説明しています。
Amazonから確認コードが届いたとき
Amazonでは、ログインのときや、アカウントの「ログインとセキュリティ」の画面を開くときに、登録しているメールアドレスや携帯電話番号に確認コードが送られることがあります。 また、Amazonのヘルプによると、ショッピングアプリにログインしている場合は、アプリの通知に「アカウントデータアクセスの施行」という承認の依頼が届くことがあります。 自分でログインしていないのにこうした通知が来たときは、承認しないでください。
Amazonから届いたメールやSMSが本物かどうか迷ったときは、Amazonが用意している確かめ方を使います。 Amazonのヘルプには、次のように書かれています。
Amazonから不審なメールや電話、メッセージを受け取った場合、下記フォームから送信、あるいは[email protected]に転送することで、本当にAmazonからの連絡かどうか検証できます。 出典: Amazon.co.jp ヘルプ「詐欺目的の連絡を見分ける」
同じページには、Amazon.co.jpが送ったメールはアカウントの「メッセージセンター」でも確かめられると書かれています。 届いたメールと同じものがメッセージセンターに無ければ、そのメールは偽物の可能性があります。
確認コードが何度も届く場合は、パスワードが知られている可能性があるので、パスワードを変え、2段階認証を設定しておきます。 Amazonの2段階認証を設定すると、知らない端末からのログインのたびにコードの入力が必要になり、パスワードだけではログインできなくなります。
同じコードが何度も続けて届くとき
同じサービスから、数分おきや毎日のように何度もコードが届く場合は、誰かがあなたの電話番号やメールアドレスを使って、繰り返しログインや再設定を試していると考えられます。 相手はコードを持っていないので、それだけでは入れません。 ただし、根負けして誰かにコードを教えてしまったり、偽のサイトに入力してしまったりする危険は高まります。
何度も続くときにできることは、次のとおりです。
- パスワードを変える。相手がパスワードを知っているなら、変えた時点でログインの試みは通らなくなる
- 2段階認証の受け取り方を、SMSから認証アプリやパスキーに切り替えられるかを確かめる
- 再設定用の電話番号やメールアドレスに、古いものや他人のものが残っていないかを確かめる
- 使っていないサービスなら、ログインして退会の手続きをするか、そのサービスの窓口に相談する
パスキーとは、パスワードの代わりに、スマートフォンの顔認証や指紋認証でログインする仕組みのことです。 パスワードを打ち込む場面そのものが減るので、偽のサイトに入力させる手口に強くなります。
コードの受け取り方による違いも知っておくと役立ちます。 SMSで受け取る方法は手軽ですが、電話番号さえ分かれば相手がコードの送信を何度でも起こせるため、勝手に届くコードに悩まされやすい方法でもあります。 認証アプリは、スマートフォンのアプリの中でコードが作られる仕組みで、コードがSMSで送られてくるわけではありません。 サービスが対応していれば、SMSから認証アプリやパスキーに切り替えると、勝手に届くコードそのものが減ることがあります。 切り替えるときは、機種変更のときに困らないよう、バックアップ用のコードや別の確認方法も合わせて登録しておきます。
なお、届くのが登録した覚えのないサービスからのコードで、毎回同じ相手のようなら、前の番号の持ち主の登録が残っている可能性もあります。 この場合、自分でできることは限られるので、そのサービスの公式サイトの問い合わせ窓口に、自分の番号に心当たりのないコードが届き続けていることを伝えます。 SMSの受信を止めたいときは、使っている携帯電話会社の迷惑SMSの対策の設定も確かめてみてください。
SMSにリンクが付いていたときは偽物を疑う
本物の認証コードのSMSは、多くの場合「確認コードは123456です」のように、数字と短い注意書きだけです。 コードと一緒に「こちらからログインしてください」「アカウントが停止されます」とリンクが付いている場合は、偽物を疑います。 こうしたSMSを使った詐欺は、スミッシングと呼ばれます。 SMS(ショートメッセージ)とフィッシング(偽のサイトで情報を盗む詐欺)を合わせた言葉です。
LINEのヘルプでは、宅配業者を装ったSMSのリンクを開くと、不正なアプリを入れさせられて、SMSを遠隔操作されることがあると注意しています。 SMSを他人に操作されると、届いた認証コードを相手に読まれて、LINEの電話番号認証を勝手に通されるおそれがあると書かれています。 コードを教えていないのに乗っ取られた、という被害の裏には、こうした仕組みがあることもあります。
SMSのリンクを押してしまった場合は、次のことを確かめます。
- 開いたページで何かを入力したか。入力した場合は、そのサービスのパスワードをすぐに変える
- アプリのインストールを求められて、入れてしまったか。入れた場合は、そのアプリを削除し、携帯電話会社の窓口に相談する
- クレジットカードの番号を入力した場合は、カードの裏面の番号からカード会社に連絡する
SMSの本文とリンクの見分け方は、スミッシング詐欺の見分け方|SMSの本文とURLで判定する手順で、具体的な例を挙げて説明しています。
コードを入力してしまった・教えてしまったときの対処
うっかりコードを偽のサイトに入力してしまったり、誰かに伝えてしまったりしたときは、時間との勝負です。 相手はコードを使ってすぐにログインし、パスワードや登録した電話番号を書き換えようとします。 次の順番で、できるところから進めます。
- まだログインできるなら、すぐにパスワードを変える
- ログイン中の端末の一覧を開き、知らない端末をログアウトさせる
- 登録しているメールアドレスと電話番号が書き換えられていないかを確かめ、変わっていれば元に戻す
- 2段階認証の設定が変えられていないかを確かめる
- そのサービスに支払い方法を登録しているなら、利用の履歴とカードの明細を確かめる
- ログインできなくなっている場合は、そのサービスの公式ヘルプからアカウントの復元を申し込む
アカウントが乗っ取られたときの全体の流れは、アカウントが乗っ取られたときの対処法にまとめています。
お金の被害が出た場合や、脅しのような連絡が来ている場合は、公的な窓口にも相談します。 警察庁の案内では、警察相談専用電話「#9110」にかけると、発信した地域を管轄する都道府県警察の総合窓口につながります。 ダイヤル回線や一部のIP電話では使えないため、その場合は各都道府県警察の相談窓口の番号にかけます。 窓口の一覧は警察庁の警察相談専用電話の案内(PDF)に載っています。
商品の購入や契約のトラブルにつながった場合は、消費者ホットライン「188」も使えます。 消費者庁の案内によると、188にかけると、近くの市区町村や都道府県の消費生活センターなどの相談窓口を案内してもらえます。 詳しくは消費者庁「消費者ホットライン」で確かめられます。
LINEのヘルプも、乗っ取りで金銭的な被害に遭った場合は「#9110」に連絡するよう案内しています。 被害に気づいた日時、届いたSMSやメッセージの画面、送金の記録は、相談のときに役立つので、削除せずにスクリーンショットなどで残しておきます。
家族や職場で同じことが起きないようにするために
認証コードを聞き出す詐欺は、仕組みを知らない人ほど引っかかりやすい手口です。 「コードが届いたら、誰に聞かれても教えない」という1つの決まりを、家族や職場の人とも共有しておくと、被害を防ぎやすくなります。
特に、スマートフォンに慣れていない家族がいる場合は、次のことを伝えておくと役立ちます。
- 銀行、携帯電話会社、宅配業者、警察を名乗っていても、コードを聞いてくるのは詐欺
- 友人や家族の名前で「コードを教えて」と来たら、電話で本人に確かめる
- SMSのリンクは押さず、分からないときは家族に聞いてから動く
職場では、社員がフィッシングのメールやSMSを見分けられるよう、模擬の訓練を行う会社もあります。 訓練でどんな効果があるかは、社員のセキュリティ意識を向上させるフィッシングメール模擬訓練の効果|2026年最新の従業員教育ガイドで紹介しています。
@SOHO編集部は2004年から在宅ワークとフリーランスの仲介を続けてきました。その中で見てきたのは、在宅で働く人ほど、メール、チャット、クラウドのファイルの保存先、請求のサービスなど、仕事で使うアカウントの数が多く、どこか1つに入られると取引先にまで迷惑が広がりやすいということです。認証コードが勝手に届いたことは、どこかで自分のメールアドレスやパスワードが知られているかもしれないという合図でもあります。届いたコードを無視して終わりにせず、その日のうちにパスワードの使い回しをやめ、2段階認証の設定を見直しておくと、仕事を止めずに済みます。セキュリティの知識を生かした仕事に関心がある人は、AI・マーケティング・セキュリティのお仕事で、どのような依頼があるかを確かめられます。
よくある質問
Q. 認証コードが勝手に届いたら、放置しても大丈夫ですか?
1回だけ届き、ほかに通知や連絡が無いなら、コードを無視して削除すれば基本的に問題ありません。Googleのヘルプも、覚えのないコードは無視して削除できると案内しています。ただし、何度も続く場合や、新しい端末でのログインの通知も届いた場合は、公式アプリからログイン中の端末を確かめ、パスワードを変えてください。
Q. 届いたコードを誰にも教えなければ、乗っ取られることはありませんか?
コードは持ち主が渡さない限り使えない仕組みなので、教えない、入力しないことが一番の守りです。ただし、偽のSMSのリンクから不正なアプリを入れてしまうと、SMSを遠隔で読まれるおそれがあるとLINEのヘルプは注意しています。リンクは押さず、心当たりのないアプリが入っていないかも確かめてください。
Q. 友人から「間違えてコードを送ったので教えて」と連絡が来ました。どうすればよいですか?
コードを教えず、そのメッセージにも返信しないでください。友人のアカウントが乗っ取られていて、あなたのアカウントを奪うために頼んでいる可能性があります。本物の友人かどうかは、電話や対面など別の手段で本人に確かめます。LINEのヘルプも、認証番号を聞き出す行為はすべて詐欺だと明記しています。
Q. コードを偽のサイトに入力してしまいました。まず何をすればよいですか?
まだログインできるなら、すぐにそのサービスのパスワードを変え、ログイン中の端末の一覧から知らない端末をログアウトさせます。続いて、登録しているメールアドレスと電話番号が書き換えられていないかを確かめます。お金の被害が出た場合は、警察相談専用電話「#9110」や消費者ホットライン「188」にも相談してください。
この記事について
編集部
監修:@SOHO編集部
2004年よりフリーランス・在宅ワーク向けサービスを運営。生成AIで作成した下書きを、一次情報と照らし合わせて確認したうえで公開しています。

この記事を書いた人
@SOHO編集部
フリーランス・在宅ワークの専門メディア
@SOHOは2004年から続く、日本のフリーランス・在宅ワーク向け案件サイトです。記事は生成AIで下書きを作り、数値・固有名・出典を一次情報と照らし合わせる確認の手順を経て公開しています。
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