【重要】PHPの脆弱性、うちのサイトは大丈夫?今すぐチェック

履歴書にアルバイト歴を書くか|書く場合の書き方

@SOHO編集部
@SOHO編集部
履歴書にアルバイト歴を書くか|書く場合の書き方

この記事のポイント

  • ✓履歴書の職歴欄にアルバイト歴を書くべきかを
  • ✓書いたほうがよい場合と省いてよい場合に分けて説明します
  • ✓厚生労働省の履歴書様式例に沿った書き方

履歴書の職歴欄にアルバイト歴を書くかどうかは、応募する仕事とつながりがあるか、書かないと空白の期間ができるかの2点で決めます。正社員の経験がなくアルバイトだけで働いてきた人、正社員を辞めた後にアルバイトをしていた人、応募先と同じ業界でアルバイトをしていた人は、書いたほうが評価されやすくなります。一方、学生時代の短いアルバイトで応募先の仕事と関係がないものは、省いてもかまいません。

この記事では、アルバイト歴を書くべきかの判断の仕方、厚生労働省の履歴書様式例に沿った職歴欄の書き方、ケース別の記入例、職務経歴書や自己PRでの伝え方までを順番に整理します。

履歴書の職歴欄にアルバイト歴は書いてよいか

アルバイトは、正社員と同じく、会社と雇用契約を結んで働く働き方です。履歴書の職歴欄にアルバイト歴を書くことに、決まった禁止はありません。書くかどうかは、応募者が判断してよいものです。

ただし、職歴欄はもともと、正社員や契約社員として働いた経歴を書く欄と受け止められてきました。そのため、職歴がアルバイトだけの人や、正社員の経歴とアルバイトの経歴が混ざっている人ほど、どこまで書くかで迷います。「アルバイトは職歴に入るのか」「書かなかったら経歴を偽ったことになるのか」という不安から、職歴欄の前で手が止まってしまう人は多いものです。転職情報サイトの解説でも、アルバイト経験を書く前に押さえるべき点があるとして、次のように書かれています。

履歴書の職歴欄や職務経歴書にアルバイト経験を記入する際は、理解しておくべきポイントがあります。書き方一つで採用担当者が抱く印象も変わりますので、以下の2点を踏まえておきましょう。 出典: tenshoku.mynavi.jp

書き方1つで印象が変わるという点は、採用の現場でもよく言われることです。同じアルバイトの経験でも、期間と役割をきちんと書いた履歴書と、会社名だけを並べた履歴書では、読み手が受け取る情報の量がまったく違います。

採用する側が職歴欄で見ているのは、これまでどんな仕事を、どのくらいの期間続けてきたか、そして応募先の仕事にどうつながるかです。アルバイトでも、長く続けた経験や責任のある役割を任された経験は、十分に評価の材料になります。書くか迷ったら、「この経歴を書くと、応募先の仕事に役立つ力が伝わるか」を基準に考えてください。

アルバイト歴を書いたほうがよい場合

次のような場合は、アルバイト歴を職歴欄に書くことをおすすめします。

正社員の経験がなく、アルバイトだけで働いてきた

学校を卒業してからずっとアルバイトで働いてきた人は、アルバイト歴を書かないと職歴欄が空白になります。空白だと、卒業後に何をしていたのかが伝わらず、面接で一から説明しなければなりません。アルバイトで働いてきた期間を書けば、働く習慣があることと、どんな仕事をしてきたかが伝わります。

応募先と同じ業界や職種でアルバイトをしていた

飲食店の店長候補に応募する人が飲食店でアルバイトをしていた、事務職に応募する人が事務のアルバイトをしていた、という場合は、その経験そのものが応募先で役立つ力になります。仕事の流れを知っている、専門の用語が分かる、といった点は、未経験の応募者との違いとして伝わります。

正社員を辞めた後にアルバイトをしていた

前の会社を辞めてから次の仕事が決まるまでの間にアルバイトをしていたなら、それを書くことで、空白の期間がなくなります。職歴に数か月以上の空白があると、採用する側はその間に何をしていたのかを気にします。アルバイトで働いていたことが分かれば、その不安を解消できます。

長期間続けた、責任のある役割を任された

同じアルバイト先で数年続けた、新人の教育係を任された、シフトの管理や発注を担当した、という経験は、継続する力や責任感を示す材料になります。期間の長さと任された役割は、正社員の経歴と同じように評価されます。

省いてもよいアルバイト歴

反対に、次のような場合は、職歴欄に書かなくてもかまいません。

  • 学生時代のアルバイトで、応募先の仕事と関係がない
  • 正社員の職歴が十分にあり、アルバイトを書くと職歴欄に収まらない
  • ごく短期間(数日から数週間)の単発のアルバイト
  • 正社員として働きながら、短い期間だけ副業でしていたアルバイト

新卒の就職活動では、学生時代のアルバイトは職歴に含めないのが一般的です。アルバイトの経験を伝えたいなら、職歴欄ではなく、自己PRや「学生時代に力を入れたこと」の欄に書きます。

転職情報サイトの解説でも、長くアルバイトを続けてきた人や、複数のアルバイトを経験してきた人は、すべてを書き切れないことがあるとして、次のように整理しています。

「長期にわたってアルバイトを続けてきた」「複数のアルバイトを経験してきた」という場合は、すべての経歴を書き切れない可能性があります。その場合は、履歴書の職歴欄と職務経歴書に記載する内容を取捨選択する、もしくは強調するものと簡潔にするものに分ける必要があります。 出典: tenshoku.mynavi.jp

省くかどうかで迷ったときは、省いたことで職歴に不自然な空白ができないかを確かめてください。空白ができるなら、短くても書いておくほうが、面接で説明する手間が省けます。

書かないと経歴詐称になるのか

アルバイト歴を書かなかったこと自体が、すぐに経歴詐称として問題になるわけではありません。経歴詐称として問題になりやすいのは、実際にはしていない経歴を書いたり、雇用の形を偽ったりする場合です。たとえば、アルバイトだった期間を正社員だったかのように書くのは避けてください。

なお、雇用保険に加入していたアルバイトは、入社の手続きで雇用保険の被保険者番号を提出するときに、加入の記録が次の会社に伝わることがあります。週20時間以上働くなど、雇用保険に加入していたアルバイトは、書いておくほうが後で説明しやすくなります。

厚生労働省の履歴書様式例で確かめる基本

履歴書の書式は市販のものや会社独自のものなどさまざまですが、厚生労働省は、公正な採用選考の観点から「厚生労働省履歴書様式例」を作っています。厚生労働省の公正採用選考特設サイトでは、新規学卒者以外の応募者には、この様式例の使用を推奨しています。様式例は厚生労働省の公正な採用選考のページ(応募者の方へ)からPDFとExcelでダウンロードできます。

様式例のポイントは次のとおりです。

  • 学歴と職歴は同じ欄に書き、見出しに「学歴・職歴(各別にまとめて書く)」とある
  • 性別欄は任意で、書かなくてもよい
  • 「通勤時間」「扶養家族数(配偶者を除く)」「配偶者」「配偶者の扶養義務」の4項目は設けていない
  • 写真を貼る場合の大きさは、縦36〜40mm、横24〜30mm

厚生労働省の説明資料では、様式例はあくまで参考として示したもので、各企業が別の履歴書やエントリーシートを使うことも可能だとされています。応募先が書式を指定しているなら、その指定に従ってください。

学歴と職歴の並べ方

様式例の「各別にまとめて書く」とは、学歴と職歴を混ぜずに、学歴を書き終えてから職歴を書くという意味です。一般的には次の順で書きます。

  1. 1行目の中央に「学歴」と書く
  2. 中学校の卒業、高校の入学と卒業、それ以降の学校の入学と卒業を、年月とともに書く
  3. 1行空けて、中央に「職歴」と書く
  4. 働いた会社ごとに、入社と退職を年月とともに書く
  5. 現在も働いているなら「現在に至る」と書く
  6. 最後の行の右端に「以上」と書く

学歴を中学校の卒業から書くか、高校の入学から書くかは、応募先の指定や欄の広さに合わせて決めてかまいません。年は和暦でも西暦でもよいですが、履歴書の中では、どちらかに統一します。

職歴欄にアルバイト歴を書くときの書き方

アルバイト歴を書くときは、正社員の経歴と同じように、会社名と入社・退職の年月を書き、雇用の形が分かるように「(アルバイト)」と添えます。

書くときの決まりは次のとおりです。

  • 会社名は略さずに正式な名前で書く(「株式会社」を「(株)」としない)
  • 店舗で働いていたなら、会社名に続けて店舗名を書く
  • 入社の行に「(アルバイト)」と雇用の形を書く
  • 仕事の内容は、会社名の次の行に短く書く
  • 退職の理由は、自己都合なら「一身上の都合により退職」と書く
  • 契約期間が終わって辞めたなら「契約期間満了により退職」と書く

会社の正式な名前が分からないときは、勤め先のウェブサイトや、給与明細、源泉徴収票で確かめられます。店舗の名前だけを書くと、運営している会社が伝わらないことがあるので、できるだけ会社名と店舗名の両方を書いてください。

仕事の内容をどこまで書くか

職歴欄には、仕事の内容を1行程度で書き添えると、何をしてきたかが伝わりやすくなります。たとえば「接客、レジ、商品の発注を担当」「データ入力と電話応対を担当」のように、具体的な仕事を並べます。詳しい成果や工夫は、職務経歴書に回して、職歴欄では簡潔にまとめます。

ケース別のアルバイト歴の記入例

ここからは、よくあるケースごとに、職歴欄の記入例を紹介します。会社名は架空のものです。年は西暦で書いていますが、和暦で書く場合も同じ形です。

アルバイトだけで働いてきた場合

年 月 学歴・職歴
職歴
2019 4 株式会社〇〇フーズ 〇〇店 入社(アルバイト)
接客、調理補助、新人スタッフの教育を担当
2023 3 一身上の都合により退職
2023 5 株式会社△△物流 入社(アルバイト)
倉庫内での商品の検品、出荷の管理を担当
現在に至る
以上

アルバイトだけで働いてきた人は、長く続けた勤め先や、任された役割を中心に書きます。教育係やシフトの管理など、責任のある役割を担っていたなら、仕事の内容の行に書いておきます。

正社員を辞めた後にアルバイトをしていた場合

年 月 学歴・職歴
職歴
2016 4 株式会社□□商事 入社
営業部に配属。法人向けの事務用品の営業を担当
2022 9 一身上の都合により退職
2022 11 株式会社〇〇書店 入社(アルバイト)
書籍の販売、在庫の管理を担当
現在に至る
以上

正社員の経歴の後にアルバイトをしている場合は、時系列で並べて書きます。正社員の経歴には雇用の形を書かず、アルバイトの経歴にだけ「(アルバイト)」と添えると、違いが分かりやすくなります。

アルバイトから正社員に登用された場合

年 月 学歴・職歴
職歴
2018 4 株式会社〇〇リテール 入社(アルバイト)
2020 4 同社 正社員に登用
店舗の副店長として、売上の管理とスタッフの採用を担当
現在に至る
以上

同じ会社でアルバイトから正社員になった場合は、「同社 正社員に登用」と書くと、会社から評価されて登用されたことが伝わります。登用は、仕事ぶりが認められた証として、採用する側にも前向きに受け止められます。

複数のアルバイトを掛け持ちしていた場合

同じ時期に2つ以上のアルバイトを掛け持ちしていた場合は、それぞれを入社の年月の順に書きます。すべてを書くと欄に収まらないときは、応募先の仕事とつながりの深いものを書き、ほかは職務経歴書でまとめて触れる形にします。

派遣・契約社員・業務委託の経歴と並べるとき

アルバイトのほかに、派遣社員や契約社員、業務委託で働いた経歴がある人は、それぞれの雇用の形が分かるように書き分けます。

派遣社員として働いた場合は、雇用契約を結んでいるのは派遣会社です。職歴欄には、派遣会社に登録して入社した行を書き、その下に派遣先の会社名と仕事の内容を書くのが一般的です。派遣先が複数あるときは、派遣先ごとに期間と仕事を並べます。

年 月 学歴・職歴
2021 4 株式会社〇〇スタッフに派遣社員として登録
株式会社△△製作所に派遣。経理部で請求書の作成を担当
2023 3 派遣期間満了により退職

契約社員は、会社と期間を決めた雇用契約を結んで働く形です。入社の行に「(契約社員)」と書き、期間が終わって辞めたなら「契約期間満了により退職」と書きます。

業務委託は、会社に雇われる働き方ではありません。仕事ごとに契約を結んで、個人事業主として仕事を受ける形です。雇用ではないので、職歴欄に書くかどうかは迷うところですが、空白の期間を説明する意味でも、「個人事業主として独立」「フリーランスとしてWebデザインの業務を受託」のように書いておくと伝わります。取引先の名前を書くときは、守秘義務の取り決めがないかを確かめてください。

アルバイト、派遣、契約社員、業務委託が混ざっていても、年月の順に並べるという基本は変わりません。雇用の形を行ごとに書き添えておけば、読み手は経歴の流れを正しくつかめます。

アルバイト歴の書き方でよくある間違い

アルバイト歴を書くときに、よく見かける間違いを整理しておきます。出す前に、自分の履歴書と照らし合わせてください。

  • 店舗の名前だけを書き、運営している会社の名前がない
  • 「(株)」のように会社の形を略している
  • アルバイトの経歴に雇用の形を書かず、正社員と区別がつかない
  • 退職の年月が抜けていて、いつまで働いていたかが分からない
  • 現在も働いているのに「現在に至る」がない
  • 仕事の内容を書きすぎて、職歴欄が埋まり、ほかの経歴が入らない

とくに気をつけたいのは、雇用の形を書かないことです。アルバイトだった期間を正社員と誤解されるような書き方は、面接や入社の手続きで食い違いが見つかったときに、信頼を損ないます。書くなら正確に書く、書かないなら省く、のどちらかにしてください。

仕事の内容は、職歴欄では1行に収めるのが目安です。伝えたいことが多いなら、職務経歴書に回すと、履歴書が読みやすくなります。

面接でアルバイト歴を聞かれたときの答え方

履歴書にアルバイト歴を書いたら、面接でその経験について聞かれることがあります。よく聞かれるのは、次のような質問です。

  • そのアルバイトを選んだ理由は何ですか
  • どんな仕事を担当していましたか
  • 工夫したことや、苦労したことは何ですか
  • なぜ辞めたのですか
  • なぜ正社員を目指すのですか

答えるときは、事実を短く伝えたうえで、その経験から何を学び、応募先でどう生かすかにつなげると、話がまとまります。

回答例(なぜ正社員を目指すのかと聞かれた場合): アルバイトとして4年間、接客と新人の教育を担当してきました。任される仕事が増えるにつれて、店舗の売上や人の育て方まで責任を持って関わりたいと思うようになりました。正社員として長く働き、店舗の運営に携われる立場を目指して応募しました。

辞めた理由を聞かれたときは、前の勤め先の悪口にならないよう注意します。「次の仕事に挑戦したかった」「学んだことを別の環境で生かしたかった」のように、前向きな理由を中心に答えます。

年代ごとの書き方の考え方

アルバイト歴の書き方は、年代によっても考え方が少し変わります。

20代前半で、学校を卒業してからアルバイトだけで働いてきた人は、アルバイト歴を中心に職歴欄を組み立てます。採用する側は、これからの伸びしろを見ているので、仕事に向き合う姿勢や、続けてきた期間が伝わるように書くことが大切です。年代に合った転職サイトの選び方は20代の転職サイトおすすめ5選|未経験・第二新卒向けで比べています。

30代以降で、正社員の経歴とアルバイトの経歴が混ざっている人は、正社員の経歴を中心に書き、アルバイトは空白を埋めるものと、応募先とつながりがあるものに絞ります。年齢が上がるほど、即戦力としての経験が見られるので、アルバイトでも任された役割や成果を具体的に書くと評価されやすくなります。

子育てや介護で長くアルバイトやパートで働いてきた人は、働いた期間と、家庭と両立しながら続けてきたことを、そのまま書いてかまいません。限られた時間で仕事をこなしてきた経験は、時間の使い方がうまいという強みとして伝わります。

職務経歴書でアルバイト経験を生かす

履歴書の職歴欄は、経歴を年月の順に並べる欄なので、仕事の中身や成果を詳しく書く余裕はありません。アルバイトの経験を強みとして伝えたいなら、職務経歴書を一緒に出すと効果的です。

職務経歴書には、次のような内容を書きます。

  • 勤め先ごとの期間、仕事の内容、任された役割
  • 工夫したことと、その結果
  • 身についた技能(接客、パソコンの操作、在庫の管理など)
  • 応募先の仕事で、その経験をどう生かせるか

成果は、できるだけ数字で書くと伝わります。たとえば「新人スタッフ10人の教育を担当した」「発注の方法を見直し、廃棄を減らした」のように、具体的に書きます。職務経歴書の書き方の基本は職務経歴書の書き方完全ガイド|転職成功率を上げるコツ【2026年版】で、項目ごとに整理しています。

自己PRと志望動機でアルバイト経験を伝える

厚生労働省の様式例には、「志望の動機、特技、好きな学科、アピールポイントなど」を書く欄があります。アルバイトの経験は、この欄でも生かせます。

自己PRでは、アルバイトで身についた力を1つに絞り、それを裏づける出来事を書きます。

例文(接客のアルバイトから営業職に応募する場合): 飲食店のアルバイトを4年間続け、お客様の様子から求めていることを先回りして提案する接客を心がけてきました。常連のお客様の好みを覚えておき、新しいメニューを紹介したところ、注文につながることが増えました。この経験で身につけた、相手の要望をくみ取って提案する力を、営業の仕事で生かしたいと考えています。

志望動機では、アルバイトの経験から、なぜその仕事を選んだのかをつなげて書くと、説得力が出ます。

例文(事務のアルバイトから事務職の正社員に応募する場合): データ入力と電話応対のアルバイトを2年間続ける中で、正確に、期限までに仕事を仕上げることにやりがいを感じてきました。より幅広い事務の仕事に責任を持って取り組みたいと考え、経理や総務の業務も担える貴社の事務職を志望しました。

例文(倉庫のアルバイトから生産管理の仕事に応募する場合): 物流倉庫のアルバイトを3年間続け、商品の検品と出荷の管理を担当してきました。出荷の締め切りに間に合わない日が続いたため、作業の順番を見直し、よく出る商品を出入口の近くに並べ替えることを社員の方に提案しました。採用されてからは、締め切りに遅れる日がほとんどなくなりました。作業の流れを見て改善する力を、生産管理の仕事で生かしたいと考えています。

自己PRの例文に共通するのは、「何をしたか」「どう工夫したか」「どうなったか」「応募先でどう生かすか」の4つが入っていることです。この順番で書くと、アルバイトの経験でも、読み手に具体的な姿が浮かびます。数字で言える結果があれば、1つだけ入れると説得力が増します。

空白期間とアルバイトの関係

職歴の空白期間は、採用する側が気にしやすい点です。空白の期間にアルバイトをしていたなら、それを書くことで空白を埋められます。

アルバイトもしていなかった期間がある場合は、無理に埋めようとせず、何をしていたかを面接で説明できるようにしておきます。資格の勉強、家族の介護、病気の療養、転職活動など、理由はさまざまです。応募書類では、必要なら本人希望記入欄や職務経歴書に一文添える程度で十分です。

空白の理由を書くときは、短く事実だけを書き、いまは働ける状態にあることを添えるのが基本です。たとえば療養のために休んでいたなら「2024年4月から2025年3月まで療養のため休職。現在は完治しており、勤務に支障はありません」、家族の介護なら「2023年から2年間、家族の介護に専念。現在は介護の体制が整い、フルタイムで勤務できます」のように書きます。理由を長く説明するより、働ける状態であることが伝わるほうが、読み手は安心します。

空白の期間に身につけたことがあるなら、資格や学んだ内容を書いておくと、前向きに過ごしていたことが伝わります。たとえば事務職を目指すなら、文書を正しく分かりやすく書く力を示せるビジネス文書検定のように、自宅で学べる資格があります。

アルバイト経験が評価されやすい職種

アルバイトの経験が、そのまま応募先で役立つ力として評価されやすい職種があります。応募先がどれに当たるかを考えてから、職歴欄と自己PRの書き方を決めると、伝えたいことが絞れます。

アルバイトの経験 つながりやすい職種 伝えたい力
飲食店や販売店の接客 営業、販売、接客、顧客対応 相手の要望をくみ取る力、臨機応変さ
コールセンター 営業事務、カスタマーサポート 言葉づかい、問い合わせを整理する力
データ入力、一般事務 事務職、経理の補助 正確さ、パソコンの操作
倉庫や物流 物流、生産管理、購買 在庫の管理、段取りを組む力
塾の講師、家庭教師 教育、研修、人材育成 分かりやすく説明する力
店舗のシフト管理、発注 店長候補、管理職 人と数字を管理する力

表のように、アルバイトで身についた力は、職種の名前が違っても生かせることが多くあります。たとえば接客のアルバイトは、営業やカスタマーサポートの仕事でも、相手の話を聞いて解決策を示す力として評価されます。職歴欄の仕事の内容の行には、応募先の仕事とつながる言葉を選んで書くと、読み手が結びつけやすくなります。

資格欄と組み合わせて経験を裏づける

アルバイトの経験だけでは伝えきれない技能は、免許・資格の欄で補えます。厚生労働省の様式例にも、職歴の欄とは別に「免許・資格」の欄があります。

たとえば、事務のアルバイトでパソコンを使ってきた人は、表計算や文書作成の資格を書くと、技能の水準が客観的に伝わります。IT関係のアルバイトで機器の設定やネットワークの管理を手伝ってきた人なら、CCNA(シスコ技術者認定)のような資格が、実務の経験を裏づける材料になります。

資格は、正式な名前で、取得した年月の順に書きます。勉強中のものは「〇〇の取得に向けて勉強中」と書いてもかまいません。取得していない資格を取得済みのように書くのは避けてください。

手書きとパソコン、Web応募のときの注意

履歴書は、手書きでもパソコンでも作れます。応募先が指定していなければ、どちらでもかまいません。厚生労働省の様式例もExcelの形で配られているので、パソコンで作る場合はそのまま使えます。

パソコンで作るときは、文字の大きさと書体を統一し、学歴・職歴の欄の年月がずれないように揃えます。PDFにして送る場合は、ファイル名に氏名と「履歴書」を入れておくと、受け取った側が管理しやすくなります。

求人サイトから応募するときは、サイトに登録したプロフィールの職歴が、そのまま履歴書の代わりとして使われることがあります。その場合も、アルバイトの経歴には雇用の形を書き、入社と退職の年月を正確に入れてください。プロフィールと、後から出す履歴書の内容が食い違わないように、どちらかを書いたら、もう一方も同じ内容に揃えておきます。

書き終えたら確かめること

履歴書を書き終えたら、出す前に次の点を確かめてください。

  1. 年号は和暦か西暦のどちらかに統一されているか
  2. 会社名は正式な名前で書かれているか
  3. 入社と退職の年月は、学歴や他の職歴と矛盾していないか
  4. アルバイトの経歴に「(アルバイト)」と添えてあるか
  5. 最後の行に「以上」と書いてあるか
  6. 応募先が書式を指定しているなら、その指定に沿っているか

入社と退職の年月があいまいなときは、雇用保険の加入記録や、源泉徴収票、給与明細で確かめられます。雇用保険に加入していたなら、ハローワークで加入の記録を照会することもできます。

手書きの場合は、間違えたら修正液や修正テープを使わずに、新しい用紙に書き直すのが基本です。黒のボールペンか万年筆で書き、消せるボールペンは使わないでください。熱で文字が消えることがあり、提出した後に読めなくなるおそれがあります。写真を貼る場合は、裏に氏名を書いてから貼ると、はがれたときにも誰のものか分かります。パソコンで作る場合も、印刷して読み直すと、画面では気づかなかった誤字を見つけやすくなります。

アルバイト経験から広がる働き方

アルバイトで身につけた力は、正社員への転職だけでなく、在宅で業務委託の仕事を受ける働き方にもつながります。たとえば、データ入力や電話応対の経験は事務の仕事に、接客で身につけた相手の要望をくみ取る力は顧客対応の仕事に生かせます。

在宅で受けられる仕事は、事務、文章作成、デザイン、プログラミングなど幅があります。デザインに興味があるなら、デザイナーの年収・単価相場で相場を確かめてから、学ぶ順番を考えられます。

在宅の仕事の現場から見えること

在宅ワークと業務委託の仲介を20年以上続けてきた運営者として見てきた限りでは、アルバイトの経歴しかないことを不安に思う人ほど、自分の経験を小さく見積もっています。長く同じ勤め先で働いた、後輩に仕事を教えた、任された仕事を工夫して早く終わらせた。こうした経験は、在宅の仕事を依頼する側から見ても、安心して任せられる人の条件そのものです。

業務委託の仕事では、依頼する側と直接やり取りできる仕組みを選ぶと、間に入る業者の取り分が乗らないため、受け手の手取りが厚くなります。依頼する側も同じ予算で多くを頼めるので、続けて声をかけてもらえる関係をつくりやすくなります。

在宅でどんな仕事が受けられるのかは、職種ごとの案内で確かめられます。企業のAI活用を手伝う仕事はAIコンサル・業務活用支援のお仕事で、アプリの開発を在宅で受ける仕事はアプリケーション開発のお仕事で紹介しています。アルバイトで身につけた力を書き出し、それが生かせる仕事を探すところから始めてください。

よくある質問

Q. 履歴書の職歴欄にアルバイト歴を書かないと経歴詐称になりますか?

アルバイト歴を書かなかったこと自体が、すぐに経歴詐称として問題になるわけではありません。問題になりやすいのは、していない経歴を書いたり、アルバイトを正社員と偽ったりする場合です。ただし、雇用保険に加入していたアルバイトは入社の手続きで記録が伝わることがあるので、書いておくほうが説明しやすくなります。

Q. 学生時代のアルバイトは職歴に書くべきですか?

新卒の就職活動では、学生時代のアルバイトは職歴に含めないのが一般的です。アルバイトの経験を伝えたいなら、自己PRや学生時代に力を入れたことの欄に書きます。転職で、応募先と同じ業界のアルバイトを長く続けていた場合などは、職歴欄に書いてもかまいません。

Q. アルバイトの退職理由はどう書けばよいですか?

自分の都合で辞めた場合は「一身上の都合により退職」と書きます。契約期間が終わって辞めた場合は「契約期間満了により退職」、勤め先の閉店などで辞めた場合は「店舗閉鎖により退職」のように、事実に沿って書きます。詳しい事情は面接で聞かれたときに説明すれば十分です。

Q. アルバイトを掛け持ちしていた場合はどう書きますか?

同じ時期に複数のアルバイトをしていた場合は、それぞれを入社の年月の順に書きます。すべてを書くと欄に収まらないときは、応募先の仕事とつながりの深いものを優先して書き、ほかの経験は職務経歴書でまとめて触れる形にすると、読み手に伝わりやすくなります。

この記事について

@SOHO
編集部

監修:@SOHO編集部

2004年よりフリーランス・在宅ワーク向けサービスを運営。生成AIで作成した下書きを、一次情報と照らし合わせて確認したうえで公開しています。

公開:2026年10月15日最終更新:2026年10月29日
@SOHO編集部

この記事を書いた人

@SOHO編集部

フリーランス・在宅ワークの専門メディア

@SOHOは2004年から続く、日本のフリーランス・在宅ワーク向け案件サイトです。記事は生成AIで下書きを作り、数値・固有名・出典を一次情報と照らし合わせる確認の手順を経て公開しています。

@SOHOで仕事を探してみませんか?

手数料0%・登録無料のクラウドソーシング。フリーランスの方も企業の方も、今すぐ始められます。

関連記事

カテゴリから探す

クラウドソーシング入門

クラウドソーシング入門

クラウドソーシングの基礎知識・始め方・サイト比較

職種別ガイド

職種別ガイド

職種・スキル別の案件獲得方法と単価相場

副業・在宅ワーク

副業・在宅ワーク

副業・在宅ワークの始め方と対象者別ガイド

フリーランス

フリーランス

フリーランスの独立・営業・実務ノウハウ

お金・税金

お金・税金

確定申告・節税・経費・ローンなどお金の知識

スキルアップ

スキルアップ

プロフィール・提案文・単価交渉などのテクニック

比較・ランキング

比較・ランキング

サービス比較・おすすめランキング

AI活用

AI活用

職種別にChatGPT・生成AIを活用して業務効率化・収益化するノウハウ

最新トレンド

最新トレンド

市場動向・法改正・AIなど最新情報

発注者向けガイド

発注者向けガイド

クラウドソーシングで外注・人材探しをする企業・個人向け

看護師の転職・求人

看護師の転職・求人

看護師の転職・派遣・単発バイト・副業など働き方のガイド。診療や医学の情報は扱いません

薬剤師の転職・求人

薬剤師の転職・求人

薬剤師・登録販売者の転職・派遣・パートなど働き方のガイド。診療や医学の情報は扱いません

介護職の転職・求人

介護職の転職・求人

介護職・介護福祉士・ケアマネジャー・訪問介護員の転職・派遣・夜勤など働き方のガイド

保育士の転職・求人

保育士の転職・求人

保育士・保育補助・幼稚園教諭の転職・派遣・パートなど働き方のガイド

医療職の転職・求人

医療職の転職・求人

医師・産業医・リハビリ職・歯科衛生士・管理栄養士・医療事務の転職や働き方のガイド。診療や医学の情報は扱いません

保険

保険

生命保険・医療保険・フリーランスの保険設計

採用・求人

採用・求人

無料求人掲載・採用コスト削減・人材募集の方法

オフィス・ワークスペース

オフィス・ワークスペース

バーチャルオフィス・コワーキング・レンタルオフィス

法律・士業

法律・士業

契約トラブル・士業独立開業・フリーランス新法

シニア・50代

シニア・50代

シニア世代のキャリアチェンジ・副業・年金

セキュリティ

セキュリティ

サイバーセキュリティ・脆弱性対策・情報保護

金融・フィンテック

金融・フィンテック

暗号資産・決済・ブロックチェーン・金融テクノロジー

経営・ビジネス

経営・ビジネス

経営戦略・ガバナンス・事業承継・知財

ガジェット・機材

ガジェット・機材

フリーランスに役立つPC・デバイス・周辺機器

子育て×働き方

子育て×働き方

子育てと在宅ワークの両立・保育園・時間管理

補助金・助成金

補助金・助成金

個人事業主・フリーランスが使える公的補助金・助成金・給付金の申請ガイド

M&A・事業売却

M&A・事業売却

会社売却・事業承継・事業譲渡を考える経営者向け。売却の流れ、税金、従業員への伝え方、仲介会社の選び方

アウトソーシング・外注ガイド

アウトソーシング・外注ガイド

SNS運用・経理・広告など、業務のアウトソーシング(外注)を検討する企業・個人向け。費用相場・依頼の流れ・失敗しない選び方