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Microsoftからのメールは本物か|不審なサインインの通知と公式の送信元アドレスの確かめ方 2026

@SOHO編集部
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Microsoftからのメールは本物か|不審なサインインの通知と公式の送信元アドレスの確かめ方 2026

この記事のポイント

  • ✓Microsoftからのメールが本物かを
  • ✓Microsoft サポートが案内する送信元(@accountprotection.microsoft.com)とSMSの送信元「69525」で確かめる方法を整理
  • ✓不審なサインインの通知

Microsoftからのメールが本物かどうかは、Microsoft サポートの「Microsoft アカウント チームからのメールを信頼できますか。」というページで確かめられます。2026年10月30日時点で、このページは、Microsoft アカウントについての通知メールは「@accountprotection.microsoft.com」というドメインから送ると案内しています。不審なサインインを知らせるページでは、送信元のアドレスを「[email protected]」と具体的に書いています。ショートメッセージ(SMS)については、別のページで「69525」という番号、または「Microsoft」という表示から送ることがあると説明しています。

ただし、差出人の表示は偽物でも本物と同じに見せられます。この記事では、Microsoftが公式に案内している送信元と、それだけでは判断を終えてはいけない理由、「不審なサインイン」の通知が届いたときにメールのリンクを使わずに確かめる手順、押してしまった・入力してしまった後にすることまでを、初めての人に通じる言葉で順番に説明します。

Microsoftが公式に案内している送信元(2026年10月30日時点)

最初に、Microsoft サポートのページで確かめられた送信元を整理します。ここに載せたものは、すべてMicrosoft自身のヘルプページに書かれているものです。他の解説サイトに載っているアドレスの一覧は写していません。

連絡の種類 公式に案内されている送信元 案内しているページ
アカウントについての通知メール(セキュリティ コード、パスワードの変更など) ドメインが @accountprotection.microsoft.com Microsoft アカウント チームからのメールを信頼できますか。
不審なサインインの警告メール [email protected](Microsoft アカウント チーム) アカウントで通常とは異なるサインインが発生した場合
SMS(確認コードとアラート) 69525、または「Microsoft」 Microsoft から SMS メッセージが送られてくるのはなぜですか?
SMSに載る正規のリンク aka.ms/alca、aka.ms/aadsmshelp 同上

1つ目のページには、次のように書かれています。

Microsoft アカウント チームからメールを受け取り、メール アドレス ドメインが @accountprotection.microsoft.com の場合は、メッセージを信頼して開いても安全です。 Microsoft では、このドメインを使って、お客様の Microsoft アカウントについての通知メールをお送りします。 このような通知には、2 段階認証のセキュリティ コードや、パスワードの変更などのアカウント更新情報が含まれます。 出典: support.microsoft.com

ドメインとは、メールアドレスの「@」より後ろの部分のことです。会社の住所のようなもので、「accountprotection.microsoft.com」は「microsoft.com」の下に作られた、アカウント保護の通知のための住所だと考えると分かりやすいでしょう。

一方で、Microsoft 365 の更新案内、Microsoft Store の注文確認、Xbox、OneDrive、Outlook.com のお知らせなど、アカウントの保護以外のメールについて、送信元アドレスの一覧をまとめたページは、2026年10月30日時点の公式の案内に記載が見つかりませんでした。そうしたメールを受け取って本物か迷ったときは、アドレスで判断しようとせず、後の節で説明するように、自分で account.microsoft.com を開いて同じ内容が表示されているかを確かめてください。

また、会社や学校から配られたアカウント(職場または学校アカウント)は、会社や学校の管理者が設定を決めています。こちらに届くメールの扱いや連絡の窓口は組織ごとに違うので、社内の情報システム担当や学校の案内に従ってください。Microsoft のサインインのページは、職場または学校アカウントの入口として myaccount.microsoft.com を案内しています。

差出人の表示が本物と同じでも、それだけでは安心できない理由

表に載ったアドレスと同じ差出人が表示されていれば本物、と考えたくなりますが、そこで判断を終えるのは危険です。メールの差出人の名前とアドレスは、送る側がかなり自由に書き換えられるからです。

警察庁の「フィッシング対策」のページは、この点を次のように説明しています。

電子メールは、仕様上、受信者から見える「送信元名称」や「送信元メールアドレス」を変更することが容易であるため、実在の企業等になりすますことができます。したがって、メールソフトに表示される「送信元名称」や「送信元メールアドレス」だけを見てメールの真偽を判断することは困難です。 出典: npa.go.jp

フィッシングとは、実在の会社を名乗って偽のサイトに連れて行き、IDやパスワード、カード番号を入力させて盗み取る手口のことです。Microsoft サポートの「オンライン詐欺や攻撃から身を守る」のページも、フィッシングで名乗られる相手の例として、銀行や政府機関と並べて Microsoft、Amazon、Apple のような技術系企業を挙げています。

見た目をまねる手口は、差出人の書き換えだけではありません。Microsoft サポートの「偽の注文詐欺を見分ける方法」のページは、アルファベットの「o」を数字の「0」に変えたような、本物によく似たドメインを使う例を紹介しています。一目では気付かない違いなので、アドレスを見るときは、@の後ろを1文字ずつ読む必要があります。

それでも、似せたアドレスを見抜けるとは限りません。そこで、Microsoftからのメールが本物かどうかは、次の2段階で考えます。

  1. 差出人のドメインが @accountprotection.microsoft.com でないなら、アカウントの保護の通知としては疑ってよい
  2. ドメインが一致していても、本文のリンクは使わず、自分で account.microsoft.com を開いて同じ内容が表示されているかを確かめる

2つ目の手順は、Microsoft 自身も勧めています。「最近のアクティビティ」ページの説明には、不審なアクティビティについてのメールが Microsoft からのものか確信がない場合でも、メール内のリンクをクリックしなくても Microsoft アカウントにはいつでも安全にサインインできる、と書かれています。

「不審なサインイン」のメールが届いたときの確かめ方

検索でいちばん多い悩みの1つが、「Microsoft アカウントの不審なサインイン」という通知です。まず、本物の通知がどういうときに届くのかを知っておくと、慌てずにすみます。

Microsoft サポートの「アカウントで通常とは異なるサインインが発生した場合」のページによると、Microsoft は新しい場所やデバイスからのサインインがあった場合に、メールとSMSでアラートを送ります。登録しているすべての連絡先にメッセージを送ることもある、とされています。旅行中にサインインした場合や、アカウントでサインインする新しいアプリを入れた場合にも、このアラートが届くことがあります。つまり、通知が届いたこと自体は、必ずしも乗っ取りを意味しません。

一方で、自分には心当たりがないのに通知が届いた場合は、誰かがパスワードを試している可能性があります。どちらの場合でも、確かめ方は同じです。メールのボタンは押さず、次の手順で自分から開きます。

  1. ブラウザーのアドレス欄に「account.microsoft.com」と自分で入力するか、前から登録しているブックマークから開く
  2. Microsoft アカウントでサインインし、「セキュリティ」のページ(ヘルプでは「セキュリティの基本」と呼ばれています)を開く
  3. 「アクティビティの確認」を選び、「最近のアクティビティ」のページを表示する
  4. 「不審なアクティビティ」の欄があれば開き、日時、場所、デバイスの種類を見る
  5. 自分の操作なら「これは自分だった」、心当たりがなければ「これは自分ではない」を選ぶ
  6. 「最近のアクティビティ」の欄にだけ心当たりのない記録がある場合は、その記録を開いて「アカウントを保護する」を選ぶ

ボタンの名前は、ヘルプのページの中でも「自分ではありません」「これは自分ではない」のように言い回しが少しずつ違って書かれています。画面に出ている表示に合わせて選んでください。「自分ではない」を選ぶと、パスワードの変更とセキュリティ情報の更新を求められる流れになる、とヘルプに書かれています。

メールに書かれた場所が自宅から遠く離れていても、すぐに乗っ取りと決めつける必要はありません。「最近のアクティビティ」のヘルプには、携帯電話の通信は複数の場所を経由するため、実際の位置とは違う場所からサインインしたように見えることがある、と書かれています。日時と、使ったブラウザーやアプリの種類を合わせて見て、自分の操作かどうかを判断します。

不正ログインの通知全般の考え方は、不正ログインの通知が来たら|身に覚えのないログインの確かめ方と最初にすることで、Microsoft 以外のサービスにも当てはまる形で整理しています。

「最近のアクティビティ」ページの読み方

確認の中心になる「最近のアクティビティ」のページは、Microsoft サポートの「「最近のアクティビティ」ページとは」で説明されています。このページには、過去30日以内に Microsoft アカウントを使った日時と場所が表示されます。すべての操作が載るわけではなく、アカウントの安全に関わる重要な出来事が中心で、同じ場所と同じデバイスから続けてサインインした場合は最初の1回しか表示されないことがある、とも書かれています。

表示される言葉のうち、不審なメールとの関係で見ておきたいものを、ヘルプの説明に沿って整理します。

画面に出る表示 意味(ヘルプの説明の要約) 心当たりがない場合
正常にサインインしました 正しいパスワードでサインインした すぐにパスワードを変更する
入力したパスワードは正しくありません 間違ったパスワードでサインインが試され、許可されなかった 繰り返されているなら、パスワードを長く強いものに変える
不審なアクティビティが検出されました 正しいパスワードで、これまでにない場所やデバイスからサインインがあった 「これは自分ではない」を選び、パスワードを変更する
追加の確認が要求されました SMS、メール、認証アプリでセキュリティ コードが送られた 誰かがサインインを試している可能性がある
パスワードが変更されました パスワードが変更された パスワードをリセットする
連絡用メール アドレスが追加されました、電話番号が追加されました セキュリティ情報が追加された 知らない連絡先は削除し、パスワードを変更する
サインインがブロックされました 第三者のアクセスが疑われ、ブロックされた 画面の指示に従ってブロックを解除する

「入力したパスワードは正しくありません」が並んでいるだけなら、相手はまだ中に入れていません。反対に、「正常にサインインしました」や「パスワードが変更されました」「電話番号が追加されました」に心当たりがない場合は、すでに誰かが中に入った可能性が高いので、後の節の「押してしまった・入力してしまったときにすること」の手順に進んでください。

「Microsoft アカウント チーム」を名乗るメールの見分け方

検索候補には「Microsoft アカウント チーム」という言葉も並んでいます。これは、Microsoft アカウントについての通知メールの差出人の名前として使われているものです。本物は、確認コード(セキュリティ コード)や、パスワードの変更、セキュリティ情報の追加などを知らせてきます。

公式ページは、こうしたメールが正しいかどうかを、次の2点で確かめるよう案内しています。

  • メールアドレスに @accountprotection.microsoft.com が含まれているか。メッセージ ヘッダー(メールの配送の記録)を表示して確かめることもできる
  • そのメールが、自分のどのアカウントあてに届いたものか。そして、自分がコードを求めたかどうか

2つ目の点が見落とされがちです。自分で何もしていないのに確認コードが届いた場合について、Microsoft のページは、誰かがアカウントにアクセスしようとしているか、サインインしようとした人が誤って違う電話番号やメールアドレスを入力した可能性がある、と説明しています。どちらであっても、届いたコードを他人に教えたり、メールやSMSに書かれたサイトに入力したりしてはいけません。コードは、自分でサインインしようとしているときに、自分で開いた画面にだけ入力するものです。

身に覚えのないコードが届いたときの考え方は、認証コードが勝手に届くのはなぜ|放置してよいかと乗っ取りを防ぐ確認でも詳しく説明しています。

反対に、偽物の「アカウント チーム」のメールによく見られるのは、次のような求め方です。

  • 「アカウントが停止される」「本日中に確認しないと削除される」と期限を切って急がせる
  • メールの中のボタンからサインインさせ、パスワードを入力させる
  • 返信でパスワードや個人情報を送らせる
  • 電話番号を書いて、電話をかけさせる

Microsoft サポートの「Microsoft アカウントをセキュリティで保護する方法」のページは、Microsoft がメールでパスワードの入力を求めることは絶対にない、と書いています。また、Outlook.com や Microsoft からのお知らせを名乗っていても、個人情報の入力を求めるメールには返信しないよう呼びかけています。期限を切られていても、返信やボタンで対応する必要はありません。

SMSの場合:「69525」と「Microsoft」の表示、aka.ms のリンク

Microsoft はSMSでも確認コードやアラートを送ります。Microsoft サポートの「Microsoft から SMS メッセージが送られてくるのはなぜですか?」のページには、次のように書かれています。

はい。 Microsoft では、69525 を使用して、アカウント アクティビティに関連するセキュリティ検証コードとアラートを送信します。 出典: support.microsoft.com

同じページには、一部のSMSは「69525」から、一部は「Microsoft」という表示から送られる場合がある、とも書かれています。69525は送信元の番号であって、入力するコードではありません。SMSの本文に書かれた別の数字が、入力するコードです。

SMSにリンクが入ることもあります。公式ページが正規のリンクとして挙げているのは、次の2つです。

  • aka.ms/alca … Microsoft アカウントのアクティビティのページ(account.live.com/activity)に移るリンク
  • aka.ms/aadsmshelp … 確認コードの問題の解決方法を説明する Microsoft サポートのページに移るリンク

さらに、正規のSMSにリンクが含まれる場合は、アカウントのメールアドレスの一部も書かれている、と説明されています。自分のアドレスの一部が書かれていない、上の2つと違うリンクが付いている、といったSMSは、本物として扱わないほうが安全です。

ただし、SMSの送信元の表示も、メールと同じく偽物に悪用されることがあります。公式ページも、要求していないSMSを受け取った場合はフィッシング詐欺の可能性があるとし、本物か分からないときはリンクを押さず、ブラウザーに「account.microsoft.com」または「account.live.com」と入力してサインインするよう案内しています。SMSの本文に書かれたURLを確かめるときは、URLのうち最初の「//」の後ろから次の「/」までの部分が、公式ページに書かれた aka.ms と1文字も違わずに一致するかを見ます。長押しするとリンクを開いてしまう機種もあるので、画面を見るだけにしてください。

なお、Microsoft は個人の Microsoft アカウントの認証とアカウントの回復の方法として、SMSを段階的に廃止し始めたと発表しています。「個人アカウントの SMS コードの送信を停止する Microsoft」のページによると、SMSによる認証はフィッシングやSIMスワップ(他人が携帯電話番号を乗っ取る手口)に弱いため、パスキーと確認済みのメールアドレスに置き換えていくとのことです。これから先、SMSでコードが届く場面は減っていくと考えられます。SMSでコードが届くはずのない設定にしているのに届いた場合は、なおさら慎重に扱ってください。

Microsoftが「しない」と明言していること

本物か偽物かを見分けるときに役立つのが、Microsoft が公式に「しない」と書いていることです。Microsoft サポートの「テクニカル サポート詐欺から身を守る」と「Microsoft アカウントをセキュリティで保護する方法」のページから、2026年10月30日時点の記載を整理します。

Microsoftが公式に「しない」と書いていること 書かれているページ
個人情報や財務情報を求めたり、コンピューターの修理のサポートを申し出たりするために、迷惑メールを送ったり迷惑電話をかけたりすること テクニカル サポート詐欺から身を守る
お客様から求められていないのに、サポートのために電話で連絡すること 同上
エラーメッセージや警告メッセージに電話番号を書くこと 同上
サポートの支払いを、ビットコインなどの暗号資産やギフトカードで求めること 同上
メールでパスワードの入力を求めること Microsoft アカウントをセキュリティで保護する方法
サポート担当者がパスワードのリセットのリンクを送ったり、アカウントの詳細を見て変更したりすること 各サポートページの「サポートに問い合わせる」の注意書き

この表の中のどれか1つでも当てはまる連絡は、Microsoft を名乗っていても偽物として扱ってよい材料になります。

Microsoft が公式に注意を呼びかけている手口も、2つ紹介します。

1つ目は「テクニカル サポート詐欺」です。パソコンの画面に「ウイルスに感染しました」といった偽の警告を出したり、Microsoft のサポートを名乗って電話をかけてきたりして、存在しない問題の「修理」に料金を払わせる手口です。Microsoft のテクニカル サポート詐欺から身を守るのページは、遠隔操作のアプリを入れさせてパソコンを操作し、その間に情報を盗んだり、不正なプログラムを入れたりすることがあると説明しています。メールやSMSから、こうした偽のサポートのサイトに誘導される場合もあります。

2つ目は「偽の注文」詐欺です。注文した覚えのない商品やサービスの「注文確認」をメールやSMSで送り、取り消すにはリンクを押すか電話をかけるよう誘います。取り消しの手続きと称して、名前や住所、クレジットカードや銀行の情報を聞き出したり、WordやExcelのファイルを開かせて不正なプログラムを動かしたりする、と Microsoft のページは書いています。届いた注文確認が本物か迷ったら、メールの電話番号やリンクを使わず、自分でアカウントにサインインして注文の履歴に同じものがあるかを確かめます。

判断がつかないときの確かめ方:メールの外から開く

ここまでの材料で判断がつかない場合でも、やることは1つです。メールやSMSの中のリンク、ボタン、電話番号を使わず、自分で用意した入口から開いて確かめます。

  1. 届いたメールやSMSは、開いたままにしても削除してもかまわないが、リンクやボタンは押さない
  2. パソコンならブラウザーのアドレス欄に「account.microsoft.com」と入力する。スマートフォンなら、前からブックマークしている Microsoft アカウントのページや、使っている Outlook などの公式アプリから開く
  3. サインインしたら、メールに書かれていた内容(不審なサインイン、パスワードの変更、支払いの失敗、サブスクリプションの停止など)が、アカウントのページにも表示されているかを見る
  4. 「セキュリティ」から「最近のアクティビティ」を開き、心当たりのない記録がないかを見る
  5. Microsoft 365 などの支払いや注文の話なら、アカウントのページにあるサブスクリプションや注文の情報に、同じ内容が出ているかを見る
  6. アカウントのページに何も表示されていなければ、そのメールの内容は事実ではないと考え、それ以上は対応しない

リンクを押した・パスワードを入力してしまったときにすること

偽のサイトにパスワードを入力してしまった場合は、相手がすぐにそのパスワードでサインインしてくると考えて動きます。リンクを押しただけで何も入力していない場合も、念のため最近のアクティビティは確認しておきます。

  1. 別の安全な端末か、同じ端末で新しく開いたブラウザーから account.microsoft.com にサインインする(偽サイトの画面からは操作しない)
  2. 「セキュリティ」のページの上部にある「パスワードの変更」から、新しいパスワードに変える。同じパスワードを他のサービスでも使っていたなら、そちらも変える
  3. 「最近のアクティビティ」で、心当たりのないサインインやセキュリティ情報の追加がないかを確かめ、あれば「これは自分ではない」や「アカウントを保護する」を選ぶ
  4. セキュリティ情報(サインインの確認に使う電話番号とメールアドレス)に知らない連絡先が追加されていないかを見て、あれば削除する
  5. カード番号を入力した、または支払ってしまった場合は、カードの裏面に書かれた番号でカード会社に連絡し、利用の停止と明細の確認を頼む

パスワードがすでに変えられていてサインインできない場合は、Microsoft サポートの案内に沿って回復を試みます。不審なサインインのヘルプページによると、まず「Microsoft アカウントにサインインできない場合」のページの方法でパスワードをリセットし、それでも解決しない場合は、サインイン画面で「パスワードを忘れた場合」を選び、「他のユーザーが Microsoft アカウントを使用していると思う」を選んで画面の指示に従います。セキュリティ情報にまったく手が届かない場合は、アカウントの回復フォームから申請する方法が案内されています。

ここで注意したいのは、セキュリティ情報を全部まとめて変えないことです。Microsoft サポートの「Microsoft 検証コードの問題のトラブルシューティング」のページは、すべてのセキュリティ情報を同時に変更すると、アカウントが30日間制限される可能性があると書いています。すべての確認方法を置き換えた場合も、サインインできるようになるまで30日間待つ必要がある、とされています。慌てて全部を入れ替えるより、手の届く確認方法を残したまま、知らない連絡先だけを削除するほうが早く元に戻せます。

偽のサポートに電話をかけて遠隔操作のアプリを入れてしまった場合は、テクニカル サポート詐欺のヘルプページに沿って、入れたアプリをアンインストールし、Windows セキュリティでフルスキャンを行い、Windows Update で更新を適用してから、パスワードを変更します。遠隔操作をさせてしまった場合は、パソコンの初期化(リセット)も検討するよう書かれています。

乗っ取られたときの全体の流れは、アカウントが乗っ取られたときの対処法で、サービスをまたいで整理しています。

相談先と報告先

自分だけで判断がつかないときや、被害が出てしまったときに頼れる窓口を整理します。いずれも2026年10月30日時点で公式ページを確かめたものです。

困っていること 相談先・報告先
Microsoft アカウントにサインインできない Microsoft サポート(サインイン ヘルパー、アカウントの回復フォーム)
Microsoft を名乗るサポート詐欺の電話やサイト Microsoft の詐欺の報告窓口(テクニカル サポート詐欺のヘルプページから開ける「reportascam」の報告ページ)
偽メールや偽サイトを見つけた フィッシング対策協議会の「フィッシングの報告」
支払ってしまった、契約や返金で困っている 消費者ホットライン「188」
被害の相談を警察にしたい(緊急ではない) 警察相談専用電話「#9110」、都道府県警察のサイバー犯罪相談窓口

フィッシング対策協議会の「フィッシングの報告」のページでは、Webフォームか電子メールで、受け取った偽メールや偽サイトの情報を報告できます。ページには、報告された情報を警察などの法執行機関や、名前を使われた会社に提供する場合がある、と書かれています。迷惑メールのフォルダーに自動で振り分けられたメールは検知済みとみなせるので報告の必要はない、とも案内されています。

消費者ホットラインは、局番なしの188に電話すると、近くの消費生活センターなどの相談窓口につながる番号です。消費者庁の「消費者ホットライン」のページで案内されています。警察相談専用電話の#9110は、かけた場所を受け持つ都道府県警察の相談窓口につながる番号です。

前もってしておくと防ぎやすくなる設定

偽メールを見分ける力に頼りきるより、偽サイトでパスワードを入力しても破られにくい設定にしておくほうが確実です。Microsoft サポートの「Microsoft アカウントをセキュリティで保護する方法」のページが勧めている設定を、取り組みやすい順に並べます。

  1. Microsoft Authenticator アプリを入れて、スマートフォンの承認でサインインできるようにする
  2. パスキーを作る。パスキーとは、パスワードの代わりに、スマートフォンやパソコンの顔認証、指紋、PINでサインインする仕組みのこと。偽サイトでは使えないので、フィッシングに強い
  3. パスワードなしのアカウントにする。「その他のセキュリティ オプション」の「パスワードなしアカウント」で「有効にする」を選ぶと、パスワードそのものを使わなくなる
  4. サインインの確認に使う電話番号とメールアドレスを最新にしておく。携帯電話番号やメールアドレスを変えたら、すぐに「セキュリティの基本」で更新する
  5. 確認コードのメールが迷惑メールに入らないように、@accountprotection.microsoft.com を信頼できる送信者としてマークする(検証コードのトラブルシューティングのページで案内されている方法)

パスキーの仕組みと、iPhone、Android、Windowsでの作り方は、パスキーとは|仕組みをわかりやすく、iPhone・Android・Windowsでの設定方法で説明しています。

パスワードなしのアカウントやパスキーにしておくと、たとえ本物そっくりの偽メールに引っかかってしまっても、盗まれるパスワードがそもそもありません。

在宅で働く人がアカウントを守るために

@SOHO編集部は2004年から在宅ワークとフリーランスの仲介を続けてきました。その中で見てきたのは、Microsoft アカウントが仕事の道具そのものになっている人が多いということです。Word や Excel で納品物を作り、OneDrive で取引先とファイルを受け渡し、Outlook で連絡を取る働き方では、アカウントが乗っ取られると、作業中のファイルにも取引先とのやり取りにも手が届かなくなります。仕事のメールと Microsoft からの通知が同じ受信箱に次々と届くので、急ぎの連絡にまぎれた偽メールを押してしまう場面も起きやすくなります。

Microsoft からの通知は、送信元のドメインを見るだけで終わらせず、必ず account.microsoft.com を自分で開いて確かめる、と決めておくだけで、慌てて押す場面は減ります。顧客の情報を預かる仕事、たとえばカスタマーサポート・事務全般のお仕事では、自分のアカウントの被害が取引先にまで広がるので、ここまでの確認の手順は仕事の道具の1つとして身につけておく価値があります。フィッシングの見分け方や社内の教育そのものを仕事にしたい人には、AI・マーケティング・セキュリティのお仕事の案内もあります。

よくある質問

Q. Microsoftからの本物のメールの送信元アドレスは何ですか?

2026年10月30日時点で、Microsoft サポートは、Microsoft アカウントについての通知メールは @accountprotection.microsoft.com のドメインから送ると案内しています。不審なサインインの警告は [email protected] からと書かれています。ただし差出人の表示は偽装できるので、リンクは押さず、account.microsoft.com を自分で開いて確かめてください。

Q. 「69525」から届いたSMSは本物ですか?

Microsoft サポートは、69525 を確認コードとアカウントのアラートを送る番号として案内しています。「Microsoft」という表示で届く場合もあります。ただしSMSの表示も悪用されることがあるので、自分で求めていないコードは誰にも教えず、リンクは押さずにブラウザーで account.microsoft.com を開いて最近のアクティビティを確かめてください。

Q. 「不審なサインイン」のメールに書かれた場所が遠い国でした。乗っ取られていますか?

通知が届いただけでは乗っ取りとは限りません。Microsoft のヘルプは、携帯電話の通信の経路によって実際と違う場所からサインインしたように見えることがあると説明しています。account.microsoft.com から「最近のアクティビティ」を開き、日時やデバイスに心当たりがなければ「これは自分ではない」を選び、パスワードを変更してください。

Q. Microsoftを名乗る電話で遠隔操作のアプリを入れてしまいました。どうすればよいですか?

Microsoft は求められていないのにサポートの電話をかけることはないと明言しています。入れたアプリをアンインストールし、Windows セキュリティでフルスキャンを行い、Windows Update を適用してからパスワードを変更してください。支払ってしまった場合はカード会社に連絡し、困ったときは消費者ホットライン188や警察相談専用電話#9110に相談できます。

この記事について

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監修:@SOHO編集部

2004年よりフリーランス・在宅ワーク向けサービスを運営。生成AIで作成した下書きを、一次情報と照らし合わせて確認したうえで公開しています。

公開:2026年10月31日
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