SKIMAでキャラクターデザインを販売するときの出品の工夫


この記事のポイント
- ✓SKIMAでキャラクターデザインを販売するときの出品の工夫を
- ✓完成済みのデザインを売るopt販売と
- ✓依頼を受けて描くコミッションの違い
オリジナルのキャラクターデザインを描くのが好きで、SKIMAで販売してみたい。けれど、出品してみても見てもらえない、どんな価格を付ければよいのか分からない、著作権の扱いが不安、という声はよく聞かれます。
SKIMAでキャラクターデザインを売るときのコツは、絵の上手さを競うことより先に、「何を、どこまでの範囲で、誰に渡すのか」を出品ページではっきり示すことです。この記事では、SKIMAの公式のご利用ガイドに書かれている決まりをもとに、完成済みのデザインを売るopt販売と、依頼を受けて描くコミッションの違い、手数料の仕組み、著作権の扱い、サムネイルと説明文の作り方、値付け、宣伝、トラブルを防ぐ進め方までを順に整理します。
SKIMAでキャラクターデザインが売られている背景
SKIMAは、イラストを中心としたオーダーメイドのサービスです。描き手(SKIMAではクリエイターと呼ばれます)がスキルを出品し、購入者がそれを買う形で取引が行われます。カテゴリには、キャラクターイラスト、アイコンやヘッダー、VTuber向けのイラスト、TRPG向けのイラストなどが並び、キャラクターデザインはその中でも需要の大きい分野の1つです。
キャラクターデザインが求められる理由は、自分の分身として使うキャラクターを持ちたい人が増えているからです。配信者やVTuberの活動、SNSのアイコン、TRPGの自分のキャラクター、創作の物語の登場人物など、オリジナルのキャラクターを必要とする場面が広がっています。自分では描けない人が、描き手に頼んだり、完成済みのデザインを買ったりして、キャラクターを手に入れています。
描き手にとっては、得意な絵柄を生かして収入を得られる場になります。SKIMAのお支払い方法・手数料のページによると、SKIMAは基本の利用料が無料で、商品の出品にも費用はかかりません。売れたときに販売手数料が差し引かれる仕組みなので、始めるときの負担は小さく済みます。
一方で、出品する描き手の数も多く、ただ並べるだけでは購入者の目に止まりません。キャラクターデザインは、購入者がそのキャラクターを長く使うことを前提に選ぶため、絵の魅力に加えて、何が受け取れるのか、どこまで使ってよいのかが分かることが選ばれる決め手になります。
opt販売とコミッションの違い
SKIMAでキャラクターデザインを売る方法は、大きく2つあります。完成済みのデザインを売る「opt販売」と、購入者の依頼を受けて描く「コミッション」です。どちらで売るかによって、作業の流れも、権利の扱いも、値付けの考え方も変わります。
| 項目 | opt販売 | コミッション |
|---|---|---|
| 売るもの | 完成済みのイラスト | 依頼に合わせて描くイラスト |
| 著作権 | 購入者へ譲渡される | 出品ページの条件で決める |
| 売上金の反映 | 購入者の支払いが完了した時点 | 購入者が納品を承諾した時点 |
| 向いている描き手 | 自分の発想でデザインを作りたい人 | 依頼者の希望を形にするのが得意な人 |
opt販売の特徴
SKIMAのご利用ガイドでは、opt販売は完成済みのイラストを販売・購入できる仕組みと説明されています。名前の「opt」には、「一度きりの購入」「選択」などの意味が込められているとされ、1つのデザインは1人の購入者にだけ渡る一点物として扱われます。
キャラクターデザインをopt販売で売る場合、描き手は自分の発想でデザインを作り、完成させてから出品します。購入者は並んでいるデザインの中から気に入ったものを選んで買う形なので、依頼の内容をやり取りする手間がありません。描きたいものを描いて売れる自由がある一方で、売れるかどうかはデザインそのものの魅力と、出品ページの見せ方にかかっています。
コミッションの特徴
コミッションは、購入者から依頼を受けて、希望に合わせてイラストを描く形です。キャラクターデザインのコミッションでは、購入者が髪型や服装、性格、雰囲気などの希望を伝え、描き手がそれをもとにデザインを作ります。
購入者の希望を聞き取り、形にする力が求められますが、描く前に料金が決まり、購入者が先に支払う仕組みなので、報酬の見通しが立てやすいのが特徴です。リピーターや紹介で依頼が続くようになれば、安定した収入につながります。
手数料の仕組みと、手元に残る金額
SKIMAで売れたときにかかる販売手数料は、取引の金額によって段階的に変わります。公式のお支払い方法・手数料のページでは、次のように示されています。
オプションを含む個別販売総額が1,000~20,000円までのお取引:手数料22%(消費税込み) オプションを含む個別販売総額が20,001~50,000円までのお取引:手数料16%(消費税込み) オプションを含む個別販売総額が50,001円以上のお取引:手数料11%(消費税込み) 出典: skima.jp
個別販売総額とは、出品した金額とオプションの料金を合わせた額のことです。手数料は描き手の出品価格から差し引かれ、取引が完了したあとに、手数料を引いた金額が売上金として反映されます。
たとえば、8,000円のキャラクターデザインが売れた場合、手数料は22%の1,760円で、売上金は6,240円です。一方、オプションを含めて25,000円の取引なら、手数料は16%の4,000円で、売上金は21,000円になります。金額が大きい取引ほど手数料の割合が下がる仕組みなので、作業量の多いデザインは、オプションを含めた総額で値付けを考えると、手元に残る割合が変わってきます。
売上金を現金にするときは、振込申請を行います。振込には1回あたり385円の手数料がかかり、売上金から差し引かれます。申請の時期によって振込日が決まっていて、毎月1日から15日の申請は20日に、16日から月末までの申請は翌月5日に振り込まれると案内されています。少額のうちに何度も申請すると振込手数料の負担が大きくなるので、ある程度たまってから申請するのが効率的です。ただし、売上金には振込申請の期限が設けられているとガイドに書かれているので、期限を過ぎないよう、マイページで期限を確かめておきます。売上金は、SKIMAの中で別の取引の支払いに使うこともでき、売上金1円を1円として使えると案内されています。
また、振込申請の前には本人確認と振込先口座の確認が必要で、この申請はSKIMAに登録してから7日後からできると書かれています。売上を早く受け取りたい場合は、登録したら早めに確認の手続きを済ませておきます。
opt販売で必ず確かめたい著作権の決まり
キャラクターデザインをopt販売で売るときに最も大切なのが、著作権の扱いです。SKIMAのopt販売のガイドには、次のように書かれています。
opt販売の性質上、著作権は購入者へ譲渡されます。 出典: skima.jp
つまり、opt販売で売ったキャラクターデザインは、購入者のものになります。著作権を譲渡しない場合は、opt販売では販売できないとも明記されています。描き手は、売ったあとにそのデザインを自分で使うことはできません。
ガイドでは、opt販売に出品する商品が満たすべき条件として、次の4つが挙げられています。
- 自分で制作したイラストであること
- イラストの著作権を持っていること
- 他者へ販売、譲渡していないイラストであること
- 販売したイラストを自らで使用していないこと
1つめの条件については、自分で作ったイラストであっても、一部にAIを使っているもの、他のクリエイターやブランドのデザインやモチーフを使っているものなど、著作権の侵害が心配される商品は出品できないとされています。アイコンを作る作成ツールやジェネレーターで作ったものも販売できません。
3つめの条件は見落とされやすい点です。以前に別の人へ売ったデザインや、別の場所で販売したデザインは、opt販売に出品できません。著作権を譲渡していなくても、一度売ったデザインはトラブルのもとになるため、出品を控えるよう案内されています。
4つめの条件に関しては、実績としてポートフォリオに載せる可能性がある場合は、その旨を商品の内容に書いておくよう案内されています。たとえば「実績としてポートフォリオに画像を掲載する場合がございます」と書いておけば、購入者は購入の前にそのことを知った上で判断できます。
著作権を譲渡するときに知っておきたいこと
著作権の譲渡について、法律の側から押さえておきたい点が2つあります。
1つは、著作者人格権は譲渡できないことです。著作者人格権とは、作品を公表するかどうか、作者として名前を出すかどうか、作品を勝手に改変されないか、といった作者の気持ちを守る権利のことです。著作権法の第59条には「著作者人格権は、著作者の一身に専属し、譲渡することができない。」と定められています。著作権を譲渡しても、作者であることそのものは描き手に残ります。
もう1つは、譲渡の契約で特に書かれていない権利の扱いです。著作権法の第61条第2項では、著作権を譲渡する契約で、作品を翻案する権利などが譲渡の目的として特に書かれていないときは、それらの権利は譲渡した側に残ると推定すると定められています。翻案とは、元の作品をもとに新しい作品を作ることで、キャラクターデザインでいえば、別のポーズや衣装を描き起こすことなどが当たります。
キャラクターデザインを買う購入者は、そのキャラクターを別の絵に描いてもらったり、立ち絵やアイコンにしたりして使いたいと考えていることが多くあります。描き手と購入者の間で認識がずれないよう、どこまでの使い方を想定しているかを、出品ページや取引のメッセージで確かめ合っておくと安心です。権利の扱いで判断に迷うときは、SKIMAの規約と案内を読み、必要なら専門家に相談します。著作権法の条文は、e-Govの著作権法のページで確かめられます。
コミッションでの利用範囲の示し方
コミッションでキャラクターデザインを受ける場合は、opt販売と違い、権利の扱いを出品ページの条件で決めることになります。購入者にとっては、受け取ったデザインをどこまで使ってよいかが、選ぶときの大きな判断材料です。
出品ページには、次のような利用の範囲を具体的に書いておきます。
- 個人のSNSのアイコンやヘッダーとして使えるか
- 配信やVTuberの活動で使えるか
- グッズにして販売してよいか(商用の利用)
- 購入者が別の描き手に、そのキャラクターを描いてもらってよいか
- 描き手が実績として公開してよいか
- 加工や改変をしてよいか
商用の利用を認める場合は、通常の料金に上乗せしたオプションにする方法がよく使われます。SKIMAでは、オプションを最大5件まで追加できると案内されています。たとえば「商用利用」「表情差分の追加」「三面図の追加」などをオプションにしておけば、購入者が必要なものを選べ、描き手は作業量に応じた料金を受け取れます。
利用の範囲があいまいなまま取引を始めると、「グッズにしたら困ると言われた」「実績として公開されるとは思っていなかった」といった行き違いが起きます。条件は、取引が始まる前にはっきりさせておくことが、描き手と購入者の両方を守ります。
売れるサムネイルの作り方
SKIMAで購入者が最初に目にするのは、一覧に並んだサムネイルです。キャラクターデザインは見た目で選ばれる商品なので、サムネイルの出来が売れ行きを大きく左右します。
キャラクターの魅力が小さな画像でも伝わるようにする
一覧に並ぶサムネイルは小さく表示されるため、細かい部分は見えません。キャラクターの顔と全体の雰囲気が、小さな画像でもはっきり分かる構図にします。背景を描き込みすぎると、キャラクターが埋もれてしまうので、キャラクターが引き立つ色や配置を選びます。
受け取れる内容が分かるようにする
キャラクターデザインでは、全身の立ち絵だけなのか、表情の差分や三面図、設定の資料が付くのかで、購入者が受け取る価値が大きく変わります。サブの画像を使って、受け取れる内容を一覧で見せると、購入者は比べやすくなります。
透かしの扱いを理解しておく
opt販売の販売用画像について、SKIMAのガイドでは、購入者がダウンロードする画像のため、透かし(ウォーターマーク)の入っていない状態のデータをアップロードするよう案内されています。販売用画像の上には、SKIMAの側で自動的に透かしをつけて表示されます。登録できる販売用画像は11枚とされています。自分で透かしを入れたデータを販売用に登録すると、購入者が受け取るデータにも透かしが残ってしまうので注意します。
用途に合わせてデザインを作る
キャラクターデザインを探す購入者は、使い道がはっきりしていることが多くあります。用途に合わせてデザインを作り、出品ページで用途を示すと、探している人に届きやすくなります。
配信やVTuberの活動に使うキャラクター
配信やVTuberの活動に使うキャラクターは、顔がはっきり見え、表情の変化を付けやすいデザインが好まれます。立ち絵に加えて、表情の差分があると使い道が広がります。SKIMAには配信アプリのIRIAM向けのカテゴリもあり、opt販売のガイドでは、IRIAMのカテゴリで出品するときは、アプリで動く画像の大きさ(横2000px以下、縦4000px以下)と一緒に、推奨の大きさ(縦5000pxから7000px、横2500pxから3500px)の画像もあわせて出品するよう勧められています。用途に合ったデータの大きさを出品ページに書いておくと、購入者は安心して選べます。
TRPGや創作で使うキャラクター
TRPGや創作の物語で使うキャラクターは、見た目だけでなく、性格や背景の設定が合うかどうかで選ばれます。デザインに簡単な設定の案を添えておくと、購入者はキャラクターの使い方を想像しやすくなります。ただし、購入者が自分で設定を考えたい場合もあるので、設定は「参考」として示し、自由に変えてよいことを書いておきます。
SNSのアイコンとして使うキャラクター
SNSのアイコンとして使うキャラクターは、小さく表示されても誰だか分かることが大切です。顔のアップの画像や、丸く切り抜いたときの見え方を示しておくと、アイコンとして使いたい購入者に向いていることが伝わります。
シリーズで出品して、描き手を覚えてもらう
キャラクターデザインを1点ずつばらばらに出品するより、テーマを決めてシリーズで出品すると、描き手として覚えてもらいやすくなります。たとえば、季節ごとのテーマ、職業のテーマ、動物をモチーフにしたテーマなどで、数点のデザインをまとめて出す方法です。
シリーズにすると、1つのデザインを見に来た購入者が、同じシリーズの他のデザインも見てくれます。また、描き手にとっても、テーマが決まっていると発想を広げやすく、制作の時間を短くできます。
opt販売のデザインは一点物なので、売れたデザインは2度と出品できません。シリーズの中で人気のあった要素(色の組み合わせ、服装の雰囲気、髪型の傾向など)を記録しておき、次のシリーズで生かすと、売れやすいデザインに近づいていきます。
プロフィールのページを整える
購入者は、デザインを見たあとで、描き手のプロフィールを確かめることがよくあります。特にコミッションでは、依頼する前に描き手の人柄や対応の丁寧さを知りたいと考える購入者が多くいます。
プロフィールには、得意な絵柄、受けられる依頼の内容、返事をする時間帯の目安、受けられない依頼の例を書いておきます。本業がある場合は、「平日の夜にまとめて返信します」のように書いておくと、購入者は返事を待つ時間の見通しが立ちます。
過去の作品を見られるようにしておくことも大切です。SKIMAのギャラリーの機能や、SNSの投稿へのリンクを使って、絵柄の幅を示しておくと、購入者は自分の希望に合う描き手かどうかを判断できます。
制作の時間を安定して確保するには、自宅での作業の進め方を工夫することも役立ちます。在宅ワークの集中力アップ|ポモドーロ以外に効く7つのテクニックでは、自宅で作業するときに集中を保つ方法が紹介されています。
説明文とタイトルで迷わせない
サムネイルで興味を持った購入者が、買うかどうかを決めるのが説明文です。キャラクターデザインの説明文には、次の項目を入れておくと、購入者の迷いが減ります。
- デザインに含まれるもの(立ち絵、表情差分、三面図、設定の資料など)
- 受け取れるデータの形式と大きさ
- 利用の範囲(個人利用、配信、商用など)
- 描き手が実績として公開するかどうか
- キャラクターの性格や世界観の設定がある場合はその内容
- 修正に応じる範囲(コミッションの場合)
- 納品までの日数の目安(コミッションの場合)
タイトルには、購入者が検索しそうな言葉を入れます。「オリジナルキャラクター」「キャラデザ」「立ち絵」「VTuber」など、探している人が使う言葉と、キャラクターの特徴を組み合わせると、検索で見つけてもらいやすくなります。
説明文は、長く書けばよいわけではありません。購入者が知りたい情報を先に、短い文で分かりやすく並べることが大切です。文章で分かりやすく伝える力を身につけたい場合は、ビジネス文書検定のページで、伝わる文書の基本を確かめる検定の内容を知ることができます。
値付けの考え方
キャラクターデザインの値付けは、作業の量と、手数料と、購入者が比べる相場の3つから考えます。
まず、1つのデザインを仕上げるのにかかる時間を記録します。デザインの考案、下描き、清書、色塗り、差分の作成、データの書き出しまで、全部の時間を含めます。そのうえで、自分が1時間あたりいくら受け取りたいかを決め、時間をかけ合わせた金額を出します。
次に、手数料を考えます。先に書いたとおり、SKIMAの販売手数料は取引の総額で22%、16%、11%と段階的に変わります。たとえば、手元に1万円を残したい場合、手数料22%の範囲なら、出品の価格はおよそ12,800円以上にする必要があります。
最後に、同じカテゴリで似たデザインがいくらで売られているかを見ます。相場より大きく高い価格は、実績が少ないうちは選ばれにくくなります。一方で、相場より極端に安くすると、作業の量に見合わない報酬で疲れてしまいます。実績が少ないうちは相場の中ほどで始め、評価が集まるにつれて価格を見直していく進め方が無理がありません。
なお、SKIMAの禁止行為のリストには、「あきらかに商品に見合っていない価格設定の商品」も含まれています。極端に安い価格や高い価格は避け、内容に見合う価格を付けます。
宣伝の方法
出品したら、購入者に見つけてもらうための宣伝も大切です。SKIMAのご利用ガイドでは、主に2つの宣伝の方法が紹介されています。
1つは、SNSでの宣伝です。出品の完了画面や商品ページから、SNSでシェアできます。ガイドには、Xで宣伝すると、SKIMAでの購入率が約2.2倍に上がるという、SKIMAの調べによる数字が紹介されています。普段からSNSで絵を投稿している描き手なら、出品したことを告知するだけで、作品を見ている人に届けられます。
もう1つは、SKIMAの中での宣伝です。マイページの商品の管理から「新着表示」のボタンを使うと、受付中の商品を一時的に新着の一覧に表示できます。料金は1回330円と案内されています。商品が多くの出品に埋もれてしまったときに、もう一度購入者の目に触れる機会を作れます。新着表示を使っても、それまでに集まった「チェック」の数は保たれるとされています。
宣伝で気をつけたいのは、SKIMAの禁止行為です。禁止行為のリストには、SKIMAの決済を使わない直接の取引や、宣伝を目的とした商品の出品が含まれています。SNSで知り合った購入者と、SKIMAの外で取引を進めるのは避けます。
売れないときの見直し方
出品しても売れないときは、どの段階で購入者が離れているかを分けて考えます。
チェックの数が少なく、そもそも見られていない場合は、サムネイルとタイトルを見直します。一覧で目に止まる画像になっているか、購入者が検索しそうな言葉がタイトルに入っているかを確かめます。出品から時間がたって埋もれている場合は、新着表示を使うのも1つの方法です。
チェックは集まっているのに買われない場合は、説明文と価格を見直します。受け取れる内容、利用の範囲、データの大きさなど、購入者が知りたい情報が足りているかを確かめます。値下げの前に、サブの画像で受け取れる内容を見せるなど、価値が伝わる工夫を先に試します。
見直しは一度に全部を変えず、1つずつ変えて反応を記録します。何が効いたのかが分かれば、次の出品にも生かせます。
取引の流れと、トラブルを防ぐ進め方
コミッションでキャラクターデザインを受ける場合、取引の流れを理解しておくと、トラブルを防げます。
SKIMAでは、購入者が先に料金を支払い、SKIMAがそれを一時的に預かり、納品のあとで描き手に渡す前払いの方式がとられています。ガイドでは、トラブルを防ぐために、支払いの前に納品したり、納品の前に承諾の連絡をしたりしないよう呼びかけています。
依頼が届いたら、まず依頼の内容を確かめ、納品に必要な情報を購入者に尋ねます。キャラクターデザインなら、キャラクターの年齢や性格、髪型や服装の希望、使う場面、参考の画像などです。必要な情報がそろったら、購入者に購入の申請をしてもらいます。申請が届いたら、内容と納品の希望日を確かめて承認します。日程が合わない場合は日程の調整を依頼でき、受けられない場合は断ることもできます。
依頼の内容が出品の料金と合わない場合は、見積もりの相談や、その購入者のための専用の出品で対応する方法が用意されています。購入者の依頼に合わせて金額を決めたいときに使えます。
トラブルを防ぐために、取引の前に次の点を購入者と確かめておきます。
- 描く内容と、受け取れるデータ
- 修正に応じる回数と、修正の範囲
- 納品の予定日
- 利用の範囲と、実績の公開の扱い
制作の途中で、下描きの段階で一度確かめてもらう工程を入れると、仕上げたあとに大きな修正が入るのを防げます。
AIの扱いと、出品できないもの
キャラクターデザインを出品するときは、SKIMAの決まりでAIがどう扱われているかを確かめておきます。SKIMAの禁止行為・出品禁止リストには、AIを使って生成した商品や作品の出品、掲載、売買は控えるよう書かれています。opt販売のガイドでも、一部にAIを使っているイラストは出品できないとされています。
また、著作権や肖像権に違反する商品の出品も禁止されています。既存のアニメやゲームのキャラクターに似せたデザイン、他の描き手のデザインをまねたものは、オリジナルのキャラクターデザインとして売ることはできません。参考にした作品の要素をそのまま写さず、自分の発想でデザインを作ることが前提です。
評価の操作にあたる行為も禁止されています。高い評価を強く求めたり、評価の内容によってサービスの質を変えたりすることは避けます。
評価を積み重ねて、選ばれる描き手になる
SKIMAでは、取引が完了すると、購入者と描き手がお互いに評価を入力します。評価は、次に依頼を考える購入者にとって、描き手を選ぶ大切な判断材料になります。
評価を積み重ねるために大切なのは、約束を守ることです。納品の予定日を守る、依頼の内容を丁寧に確かめる、質問に早めに返事をする。こうした基本の対応が、よい評価につながります。
実績が少ないうちは、無理のない納期と、受けられる量の依頼に絞ることも大切です。依頼を受けすぎて納期に遅れると、評価に響き、次の依頼が遠のきます。受けられる数を決めておき、それを超える依頼は受付を一時的に止めて調整します。
収入と税金の手続き
SKIMAでの売上は、所得税の対象になります。所得とは、売上から手数料や画材、ソフトの費用などの経費を差し引いた金額のことです。
会社員の場合、給与以外の所得の合計が20万円を超えると、所得税の確定申告が必要です。この基準は、国税庁の確定申告が必要な人の案内で確かめられます。20万円以下でも住民税の申告は別に必要になるので、お住まいの市区町村の窓口で確かめます。
SKIMAの売上の記録や、振込の記録は、確定申告のときの根拠になります。月ごとに売上と経費を整理しておくと、申告の時期に慌てずに済みます。会社員の場合は、副業が会社の就業規則でどう扱われているかも、始める前に確かめておきます。
運営者として見てきた、描く仕事が続く人の共通点
在宅ワークとフリーランスの仲介を2004年から続けてきた運営者として見てきた限りでは、絵を描く仕事が長く続く人は、絵の技術と同じくらい、取引の進め方を大切にしています。依頼の内容を丁寧に確かめ、条件を先にはっきりさせ、約束した日に納品する。こうした積み重ねが、リピーターと紹介を生んでいます。
もう1つの特徴は、自分の絵柄が合う相手を知っていることです。誰の依頼でも受けるのではなく、自分の絵柄を気に入ってくれる購入者に向けて出品ページを作っている描き手ほど、依頼の内容と仕上がりのずれが小さく、評価が安定しています。
手数料の少ない取引の形で、同じ予算から描き手の手取りが厚くなれば、1件ごとに丁寧な仕事をする余裕が生まれます。デザインの力を仕事として広げたいと考えたときは、デザイナーの年収・単価相場で、デザインに関わる仕事の報酬の相場を確かめておくと、キャラクターデザインの値付けや、次の仕事の広げ方を考える材料になります。
よくある質問
Q. SKIMAでキャラクターデザインを売るとき、手数料はいくらですか?
販売手数料は取引の総額で段階的に変わり、オプションを含めて1,000円から20,000円までは22%、20,001円から50,000円までは16%、50,001円以上は11%(いずれも税込)です。売上金を現金にするときは、振込1回ごとに385円の手数料がかかります。詳しくはSKIMAのお支払い方法・手数料のページで確かめられます。
Q. opt販売で売ったデザインを、自分のポートフォリオに載せてもよいですか?
opt販売では著作権が購入者へ譲渡されるため、売ったデザインを自分で使わないよう案内されています。実績としてポートフォリオに載せる可能性がある場合は、その旨を商品の内容に書いておくよう、SKIMAのガイドに書かれています。購入の前に購入者が知っておけるよう、出品ページに明記しておきます。
Q. 以前に別の場所で販売したデザインを、SKIMAで売ってもよいですか?
opt販売では、すでに他の人に販売したり、著作権を譲渡したりしたイラストは出品できません。著作権を譲渡していない場合でも、一度販売したイラストはトラブルになるおそれがあるため、出品を控えるよう案内されています。opt販売には、新しく描いた一点物のデザインを出品します。
Q. キャラクターデザインのコミッションで、商用利用はどう扱えばよいですか?
コミッションでは、利用の範囲を出品ページの条件で決めます。商用利用を認める場合は、通常の料金に上乗せしたオプションにする方法がよく使われます。グッズの販売や配信での利用など、認める範囲を具体的に書き、取引が始まる前に購入者と確かめ合っておくと、あとの行き違いを防げます。
この記事について
編集部
監修:@SOHO編集部
2004年よりフリーランス・在宅ワーク向けサービスを運営。生成AIで作成した下書きを、一次情報と照らし合わせて確認したうえで公開しています。

この記事を書いた人
@SOHO編集部
フリーランス・在宅ワークの専門メディア
@SOHOは2004年から続く、日本のフリーランス・在宅ワーク向け案件サイトです。記事は生成AIで下書きを作り、数値・固有名・出典を一次情報と照らし合わせる確認の手順を経て公開しています。
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