【重要】PHPの脆弱性、うちのサイトは大丈夫?今すぐチェック

ハンドメイドの編み物の販売|作品と売り場

@SOHO編集部
@SOHO編集部
ハンドメイドの編み物の販売|作品と売り場

この記事のポイント

  • ✓ハンドメイドの編み物の販売を始めたい人向けに
  • ✓売りやすい作品の選び方
  • ✓minne・Creema・メルカリなど売り場ごとの手数料

ハンドメイドの編み物の販売は、趣味で編みためた作品を、欲しい人に届けられる副業として関心を集めています。一方で、「自分の腕前で売ってよいのか」「いくらで売れば赤字にならないのか」「本に載っていた編み図で作ったものを売ってもよいのか」と迷い、出品の手前で止まってしまう人も少なくありません。この記事では、売りやすい作品の選び方、売り場ごとの手数料と特徴、価格の決め方、権利と表示の決まり、写真と説明文の作り方、発送、売上の申告までを、初めての人が順番に進められる形で整理します。

編み物の販売の現状

ハンドメイドの作品を個人が売る場は、ここ十数年で大きく広がりました。ハンドメイドの販売サイトでは、編み物は「ニット・編み物」として独立した分類になっていることが多く、マフラーや帽子、バッグ、あみぐるみ、コースター、ベビー用品など、多くの作品が並んでいます。minne の案内によると、販売できる作品の分類は大きな分類が20、小さな分類が309あり、編み物のほかにも素材や道具、キットまで扱えます。

編み物の作品には、ほかのハンドメイドにはない特徴があります。

  • 1点を仕上げるのに時間がかかる(小物でも数時間、セーターなら数十時間)
  • 季節で売れ方が大きく変わる(秋から冬に需要が集中する)
  • 手編みならではの風合いや色の組み合わせに、作り手の個性が出やすい
  • 毛糸の品質や太さで、手触りと仕上がりが大きく変わる

特に1点にかかる時間の長さは、価格を決めるときの大きな悩みになります。フリマサイトでは、手編みのセーターが材料費とあまり変わらない価格で出ていることもあり、作り手の間では「安すぎるのではないか」という声も聞かれます。安い価格の作品と同じ土俵で競うと、作れば作るほど手元に残る分が少なくなります。作品の選び方と価格の付け方を最初に考えておくことが、続けられるかどうかを分けます。

腕前に自信がなくても始められるか

「自分の技術で売ってよいのか」と迷う人は多いはずです。販売に資格や検定の合格は要りません。大切なのは、目の不ぞろいや糸の始末など、使う人が気になる点を自分で確かめ、説明文に正直に書くことです。初めての出品は、作り慣れた小物から始め、手応えをつかんでから大きな作品に広げると、失敗したときの負担が軽く済みます。

売りやすい編み物の作品を選ぶ

編み物の作品は、制作の時間と売れやすさのつり合いで選びます。作るのに時間がかかる作品ほど価格を高くする必要があり、その分、買う人は慎重になります。

作品 制作の時間の目安 売れやすい時期 特徴
コースター、たわし 短い 通年 価格を抑えやすく、初めての出品に向く
ヘアアクセサリー、ブローチ 短い 通年 色の組み合わせで個性を出しやすい
あみぐるみ 中くらい 通年 表情や形で選ばれる。贈り物の需要がある
ベビー用品(帽子、靴下、スタイ) 中くらい 通年 出産祝いの需要がある。素材の安全性が問われる
帽子、ネックウォーマー 中くらい 秋から冬 季節の需要が大きい
バッグ、かご 中くらいから長い 春から夏(麻や紙の糸) 夏の素材の作品は季節を外しやすい
マフラー、ショール 長い 秋から冬 価格が上がるので、素材の良さを伝える
セーター、カーディガン とても長い 秋から冬 サイズの合う合わないがあり、注文を受けてから作る形も多い

時期を先取りして作る

編み物の需要は秋から冬に集中しますが、寒くなってから作り始めると、出品できる頃には需要の山が過ぎていることがあります。冬物は夏の終わりから作り始め、秋の初めに出品をそろえておくと、探す人が増える時期に間に合います。反対に、麻や紙の糸を使った夏のバッグやかごは、冬の間に作りためておくと、春に出品できます。

自分だけの強みを決める

同じ分類に多くの作品が並ぶ中で選ばれるには、「この人の作品だから欲しい」と思ってもらえる強みが要ります。色の組み合わせ、使う糸の種類、特定の模様、動物のあみぐるみの表情など、自分の得意な部分を1つ決め、作品全体でそろえると、作品の一覧を見たときに作り手の個性が伝わります。アクセサリーや小物を扱う作り手の工夫は、アクセサリー・ハンドメイド販売の副業ガイド|制作代行という選択でも、制作を請け負う形を含めて紹介しています。

売り場ごとの手数料と特徴

編み物の作品を売る場は、大きく分けて、ハンドメイドの販売サイト、フリマアプリ、自分のネットショップ、対面の販売の4つです。手数料は改定されることがあるので、出品する前に各サービスの公式の案内で確かめます。2026年10月25日時点で公式の案内に書かれている手数料は次のとおりです。

売り場 販売にかかる手数料 特徴
minne 販売手数料10.659%(税込、送料とオプション価格を含む) 初期費用・月額費用は0円。有料の会員になると手数料が下がる
Creema 成約手数料 決済総額の10.67%(税込) 出店料と出品料は無料
メルカリ 販売価格の10% ハンドメイド以外の利用者も多く、価格で比べられやすい
自分のネットショップ 決済などの手数料(サービスごとに違う) 特定商取引法の表示を自分で用意する
委託販売、レンタルボックス 店ごとの販売手数料や棚の利用料 実物を手に取ってもらえる
マルシェ、手作り市 出店料 買う人と直接話せる

ハンドメイドの販売サイト

minne と Creema は、手作りの作品を探す人が集まる販売サイトです。minne は初期費用と月額費用がかからず、作品価格と購入オプション、送料を合わせた額の10.659%が販売手数料になります。有料の minne PLUS に加入すると、プランに応じて手数料が10.615%から10.45%まで下がります。Creema は出店料と出品料が無料で、作品が売れたときに決済総額の10.67%がかかります。

どちらも、手編みの作品を探している人が見に来るので、作品の風合いや作り手の考えが伝わりやすい場です。最初は1つのサイトに絞って作品をそろえ、慣れてから2つ目に広げると、作品の管理と問い合わせへの対応が追いつきやすくなります。

フリマアプリ

メルカリのようなフリマアプリは、利用者が多く、出品の手軽さが魅力です。その反面、中古品や大量生産の品と並んで価格で比べられやすく、手編みの手間が価格に反映されにくい面があります。フリマアプリでは、すでに作った作品をまとめて出すときや、試しに反応を見たいときに使うと、ほかの売り場と使い分けられます。

対面の販売

マルシェや手作り市、委託販売の店、レンタルボックスでは、実物を手に取ってもらえます。編み物は手触りが大切な作品なので、写真では伝わりにくい良さを直接確かめてもらえる場は貴重です。出店料や棚の利用料がかかるので、売上の見込みと比べて判断します。

出品を始めるまでの手順

ハンドメイドの販売サイトで出品を始めるまでの流れは、どのサイトでもおおむね同じです。初めての人は、次の順番で進めると迷いません。

  1. 販売サイトに会員として登録し、作り手(作家やクリエイター)として登録する
  2. プロフィールに、作り手としての名前、作品の特徴、制作で大事にしていることを書く
  3. 売上を受け取る銀行口座を登録する
  4. 作品の写真を撮り、作品名、説明文、価格、送料、発送までの日数を入力して出品する
  5. 注文が入ったら、メッセージで購入のお礼と発送の予定を伝え、梱包して発送する
  6. 受け取りの連絡と評価を確かめ、取引を終える

プロフィールは作品と同じくらい見られる

作品のページを見た人は、作り手のプロフィールも開いて、どんな人が作っているのかを確かめます。プロフィールには、編み物を始めたきっかけや、好きな糸や模様、作品づくりで気をつけていることを書きます。長い経歴を並べるより、作品とつながる話を短く書くほうが伝わります。作品の写真と同じ雰囲気の画像をプロフィールに使うと、作品の一覧を見たときに統一感が出ます。

最初は数点をそろえてから公開する

作品が1点だけの状態で公開すると、見に来た人がほかの作品を見比べられず、作り手の個性も伝わりにくくなります。最初は小物を中心に5点から10点ほどをそろえ、色違いや大きさ違いの作品を並べてから公開すると、作品の一覧に厚みが出ます。季節の作品は、需要が高まる少し前に出品がそろうように準備します。

作品名は探す人の言葉で付ける

販売サイトでは、多くの人が検索で作品を探します。作品名には、「手編み」「かぎ針編み」「棒針編み」「ニット帽」「ベビー」のように、探す人が入力しそうな言葉を入れます。あわせて、素材や色、大きさを入れておくと、探している人の目に留まりやすくなります。凝った名前だけを付けると、検索で見つけてもらえないことがあります。

材料費と制作時間から価格を決める

編み物の価格を決めるときに、材料費だけを基準にすると、制作の時間がまったく報われない価格になります。価格は、材料費、制作の時間、手数料と送料の3つを積み上げて考えます。

価格の計算の考え方

  1. 材料費:毛糸、ボタン、タグ、梱包の資材など、1点あたりにかかった費用
  2. 制作の手間:制作にかかった時間に、自分で決めた1時間あたりの額をかけた金額
  3. 販売にかかる費用:販売サイトの手数料と送料(送料を自分で負担する場合)

たとえば、材料費が800円、制作の時間が4時間のニット帽を、minne で販売する場合を考えます。制作の手間を1時間あたり500円とすると2,000円です。材料費と合わせて2,800円になり、ここに販売手数料の10.659%を見込むと、作品価格はおよそ3,150円から3,200円になります。送料を作品価格に含めて「送料無料」にする場合は、その分も上乗せします。

1時間あたりの額をいくらにするかは、作り手が自分で決めます。最初から高く設定すると売れにくく、低く設定すると続けるほど負担が重くなります。同じ分類の作品がいくらで売れているかを販売サイトで調べ、自分の作品の大きさや素材と比べながら決めます。

安くしすぎないための工夫

制作の時間がかかる作品ほど、価格は上がります。高い価格で選ばれるには、価格の理由が伝わることが大切です。

  • 使った毛糸の素材と産地を書く(ウール、カシミヤ、オーガニックコットンなど)
  • 編み方の特徴を書く(模様編みの種類、手間のかかる技法など)
  • 制作にかかった時間の目安を書く
  • 手入れの方法を書き、長く使えることを伝える

また、作品の数を絞って1点ずつの価格を上げる考え方と、小物を数多く作って手頃な価格で売る考え方があります。小物で作り手を知ってもらい、気に入った人に大きな作品を買ってもらう、という組み合わせも使えます。

編み図とキャラクターの権利

編み物の販売で特に迷いやすいのが、権利の扱いです。ここは「売ってよい」と断定できない領域なので、確かめる手順を知っておきます。

本や作家の編み図を使った作品

手芸の本や作家が公開している編み図には、それをもとに作った作品の販売について、決まりが書かれていることがあります。本の奥付や注意書きに「作品の販売を禁止します」と書かれていたり、作家のサイトで「販売してよいが、作家名を明記すること」といった条件が示されていたりします。決まりは本や作家ごとに違うので、編み図を使った作品を売る前に、その本や作家の案内を確かめます。案内が見当たらない場合は、出版社や作家に問い合わせるか、自分で考えた編み方の作品だけを売るほうが確実です。

自分で編み図を考えた場合は、作品だけでなく編み図そのものを販売する方法もあります。編み図のデータを販売する方法は、デジタルコンテンツ販売で副業収入|作り方・売り方・プラットフォーム比較【2026年版】で、作り方と売る場所を比べています。

キャラクターやブランドの模様

アニメやゲームのキャラクター、有名なブランドのロゴや模様を編み込んだ作品は、著作権や商標権を持つ会社の許可なく売ると、権利の侵害になるおそれがあります。手編みで1点ずつ作ったものでも、販売すれば事情は変わりません。ハンドメイドの販売サイトの規約でも、他人の権利を侵害する作品の出品は禁止されているのが一般的なので、出品する前に利用するサイトの規約を読んでおきます。キャラクターに似せたあみぐるみや、ブランドの模様をまねた作品は出品しないようにします。

セーターや帽子に必要な品質表示

衣類や身に着ける編み物を売るときは、家庭用品品質表示法にも気を配ります。家庭用品品質表示法は、消費者が日常的に使う家庭用品について、商品の品質について事業者が表示すべきことを定めた法律です。消費者庁の繊維製品の一覧表では、品目ごとに表示する事項が決められています。

品目 繊維の組成 家庭での洗濯などの取り扱い方法 表示者名と連絡先
セーター 必要 必要 必要
帽子 必要 必要 必要
マフラー、スカーフ、ショール 必要 必要 必要
靴下 必要 不要 必要
手袋 必要 不要 必要

繊維の組成とは、「毛100%」「アクリル70%、毛30%」のように、どの繊維がどれだけ使われているかの表示です。家庭での洗濯などの取り扱い方法は、洗濯表示の記号で示します。この法律は事業者に表示を求めるもので、趣味で作ったものを少し売るだけの人がどこまで対象になるかは、販売の続け方によって変わります。販売を続けるつもりなら、使った毛糸のラベルをもとに組成と洗濯の方法を書いたタグを付けておくと、買う人にとっても安心です。対象の品目と表示の方法は、消費者庁の家庭用品品質表示法のページの手引きで確かめられます。

ベビー用品は素材に気を配る

赤ちゃん向けの帽子や靴下、スタイは、出産祝いとして求められることが多い作品です。肌に直接触れるので、毛糸の素材や、取れやすいボタン、飾りの付け方に気を配ります。小さな部品は赤ちゃんが口に入れるおそれがあるので、使わないか、しっかり縫い付けます。説明文には、使った素材と、手入れの方法を書いておきます。

写真と説明文の作り方

販売サイトでは、買う人は実物を手に取れません。写真と説明文が、店頭で手に取ってもらう代わりになります。

写真の撮り方

  • 自然光の入る明るい場所で、影が強く出ないように撮る
  • 1枚目は作品全体がはっきり分かる写真にする
  • 編み目が分かる近い写真を入れ、手触りを想像できるようにする
  • 身に着けた様子や、使っている場面の写真を入れ、大きさを伝える
  • 色は実物に近く見えるように調整し、説明文にも「画面によって色の見え方が違う」ことを書く

編み物は、編み目の美しさと糸の風合いが選ばれる理由になります。近い写真で編み目をはっきり見せると、手編みの良さが伝わります。

説明文に書くこと

説明文には、次の項目を書きます。

  • 作品の大きさ(帽子なら頭回り、マフラーなら長さと幅)
  • 使った毛糸の素材と色
  • 手入れの方法(手洗いか、洗濯機を使えるか)
  • 制作にかかった時間の目安や、編み方の特徴
  • 手作りのため、目の大きさや形に多少の違いがあること

説明文で正直に伝えておくと、受け取ったあとで「思っていたのと違う」と言われることが減ります。クレームが怖くて出品に踏み出せない人は、気になる点を先に書いておくことで、その不安を小さくできます。説明文を読みやすく書く力は、作品の販売以外にも役立ちます。文章の力を客観的に示したい人は、ビジネス文書検定のような検定で、文書を作る力を証明する方法もあります。

注文制作と発送の進め方

セーターのようにサイズの合う合わないがある作品は、注文を受けてから作る形にすると、在庫を抱えずに済みます。注文を受けてから作る形で出品できるかどうか、どのように表示するかは、利用する販売サイトの案内で確かめます。

注文制作で決めておくこと

  • 受けられるサイズと色の範囲
  • 注文から発送までの日数
  • 途中で注文を取り消されたときの扱い
  • 作り始める前に、サイズや色をメッセージで確かめる手順

編み物は制作の日数が長くなりやすいので、発送までの日数は余裕を持って書きます。約束した日に間に合わないと、評価に響きます。同時に受ける注文の数を決めておき、本業や家庭の予定と重ならないようにします。

梱包と発送

編み物は柔らかく軽いので、薄い袋や小さな箱で送れることが多い作品です。汚れや湿気を防ぐために、作品を透明な袋に入れてから梱包します。毛糸の毛羽立ちが気になる作品は、薄い紙で包んでから袋に入れると、届いたときの見た目が整います。

匿名で送れる配送の方法を使うと、住所や名前を相手に知らせずに取引できます。minne や Creema には、それぞれ匿名で送れる配送の仕組みがあり、送料は作品の大きさと厚みで変わります。作品ごとの送料を事前に調べ、価格の計算に入れておきます。

マルシェや委託販売で売るときの準備

ネットでの販売に慣れてきたら、マルシェや手作り市、委託販売の店で売る方法もあります。対面の販売では、手触りを確かめてもらえるうえに、買う人の反応を直接見られるので、次の作品づくりの手がかりが得られます。

マルシェや手作り市に出るとき

出店の申し込みは、開催の数か月前に締め切られることが多いので、出たい催しの募集の時期を早めに調べます。申し込みのときに、作品の写真や出店の内容を出して選考を受ける催しもあります。出店料のほか、机や布、値札、作品を飾る棚、釣り銭、袋などの準備が必要です。

当日は、作品を手に取りやすいように、高さをつけて並べます。帽子やマフラーは、実際に身に着けた様子が分かる写真を添えると、大きさが伝わります。作品の素材と手入れの方法を書いた小さなカードを添えておくと、話しかけるきっかけにもなります。現金のほかに、キャッシュレスの支払いに対応しておくと、買う人の選択肢が広がります。

委託販売とレンタルボックス

委託販売は、店に作品を預けて代わりに売ってもらう方法です。売れたときに、売上のうち決まった割合を店に支払います。レンタルボックスは、店の棚の一角を月単位などで借りて作品を並べる方法で、売上にかかわらず棚の利用料がかかります。店ごとに条件が違うので、手数料、利用料、作品の入れ替えの方法、売上の受け取り方、作品が汚れたり傷ついたりしたときの扱いを、契約の前に確かめます。

実店舗では、作品をいつでも直せるわけではないので、値札とタグを付け、素材と手入れの方法を書いて預けます。季節の作品は、需要の時期に合わせて入れ替えます。

続けるための制作の計画

編み物は1点に時間がかかるので、計画なしに作り続けると、本業や家庭の時間を圧迫します。販売を続けるために、制作の計画を立てておきます。

1か月の制作の量を決める

まず、1週間のうちで編み物に使える時間を見積もります。平日の夜に1時間、週末に3時間なら、1週間で8時間ほどです。作品ごとの制作の時間が分かっていれば、1か月に作れる作品の数が見えてきます。注文制作を受けるときは、この数を超えない範囲で受け付けます。

定番の作品と季節の作品を分ける

通年で売れる定番の作品と、季節に合わせた作品を分けて考えると、制作の計画が立てやすくなります。定番の作品は作り方が手に慣れているので、短い時間で安定した仕上がりになります。季節の作品は、需要の時期の前に集中して作ります。定番の作品で売上の土台を作り、季節の作品で個性を出す、という組み合わせが無理のない続け方です。

材料はまとめて仕入れる

同じ毛糸を使う作品が多い場合は、材料をまとめて仕入れると、1点あたりの材料費を抑えられます。ただし、毛糸は染めた時期によって色が少しずつ違うことがあるので、同じ作品に使う糸は、同じ時期に染めたものをそろえて買います。在庫の毛糸が増えすぎると費用がかさむので、作る予定の作品に合わせて仕入れる量を決めます。

初めての出品でつまずきやすい点

初めて編み物を売る人がつまずきやすい点を知っておくと、慌てずに対応できます。

出品しても売れない

出品してすぐに売れないことはよくあります。売れないときは、写真、作品名、価格、出品の時期のどれに原因があるかを1つずつ見直します。写真が暗い、作品名に探す人の言葉が入っていない、季節を外している、といった点を直すだけで、見てもらえる回数が変わることがあります。値下げは最後の手段にし、先に写真と説明を見直します。

値下げを頼まれる

フリマアプリでは、値下げを求めるメッセージが届くことがあります。応じるかどうかは作り手が決めることで、応じる義務はありません。価格の理由を説明文に書いておくと、値下げを求められたときにも丁寧に断りやすくなります。

受け取ったあとの問い合わせ

「思っていた色と違う」「大きさが合わない」といった問い合わせが来ることがあります。説明文に大きさと色の見え方の違いを書いておけば、多くは防げます。それでも問い合わせが来たときは、まず相手の話をよく聞き、説明文に書いた内容と照らして、落ち着いて対応します。返品や交換をどう扱うかは、出品の前に決めて説明文に書いておきます。

SNSで作品を知ってもらう

販売サイトに出品するだけでは、作品を見てもらえる機会は限られます。InstagramやXなどのSNSで制作の様子や完成した作品を発信すると、販売サイトの外からも作品を知ってもらえます。

何を発信するか

編み物は、完成までの過程そのものに見ごたえがあります。毛糸を選ぶところ、編み始めの数段、模様が出てくる途中、仕上げの糸の始末など、制作の途中の写真や短い動画は、作品ができあがるまでの手間を伝える材料になります。完成した作品だけでなく、過程を見せておくと、価格の理由も伝わりやすくなります。

新しい作品を出品したときは、その作品の写真と販売ページの案内をあわせて発信します。季節の作品は、出品の前から「秋に向けて準備中」と発信しておくと、出品を待ってくれる人が出てきます。

続けやすい頻度で発信する

SNSの発信は、毎日続けなければならないものではありません。制作の時間を削ってまで発信すると、作品づくりが続かなくなります。週に数回など、自分が続けられる頻度を決め、制作の合間に写真を撮っておく習慣をつけると、無理なく続けられます。

個人の情報に気をつける

制作の様子を撮るときは、部屋の窓の外の景色や、郵便物の宛名など、住んでいる場所が分かるものが写り込まないように気をつけます。発送の準備の写真では、伝票の住所や名前が見えないようにします。

売上の管理と申告

編み物の販売で収入を得たら、売上と経費を記録しておきます。会社員の場合、国税庁の案内では、給与を1か所から受けている人は、給与と退職金以外の所得の合計が20万円を超えると確定申告が必要とされています。

給与を1か所から受けていて、かつ、その給与の全部が源泉徴収の対象となる場合において、各種の所得金額(給与所得、退職所得を除く。)の合計額が20万円を超える人 出典: 国税庁 No.1900 給与所得者で確定申告が必要な人

ここでいう所得は、売上の合計ではなく、そこから毛糸や資材の費用、販売の手数料、送料などの経費を引いた額です。毛糸を買ったときのレシートや、販売サイトの売上の明細は保存しておきます。売上が雑所得になるか事業所得になるかは、続け方や規模によって変わるので、迷うときは税務署に確かめます。

所得税の確定申告をしない場合でも、住民税の申告は別に必要です。住民税の申告は、1月1日に住んでいる市区町村に行います。

自分のネットショップで売るときの表示

自分のネットショップで作品を売る場合は、特定商取引法にもとづく表示が必要です。特定商取引法は、通信販売などで消費者とのトラブルを防ぐための法律で、販売する人の名前や住所、連絡先、価格、送料、支払いと引き渡しの時期、返品の決まりなどを表示するよう求めています。住所や電話番号の扱いはショップのサービスごとに用意された仕組みがあるので、利用するサービスの案内で確かめます。法律の内容は、消費者庁の特定商取引法のページで確かめられます。

編み物の販売の経験を、ほかの仕事につなげる

編み物の販売を続けると、作品を作る技術に加えて、写真を撮る力、説明文を書く力、価格を決める力、買う人とやり取りする力が身につきます。これらは、ほかの仕事にも通じる技術です。

販売の経験が生きる仕事

作品を売る経験は、商品を売る仕事の基礎になります。店頭やネットでの販売の仕事の相場は、販売店員の年収・単価相場で、全国の平均や都道府県ごとの水準を確かめられます。受注や発送、問い合わせへの対応の経験は、販売を支える事務の仕事にも生きます。営業・販売事務従事者の年収・単価相場では、販売の事務の仕事の相場を紹介しています。

文房具やアート作品など、ほかの手作りの品を扱う人の工夫も参考になります。ステーショナリー・アート作品の販売副業ガイドでは、作品の売り場の選び方や、価格の付け方を紹介しています。

運営者として見てきたこと

在宅ワークとフリーランスの仲介を2004年から続けてきた運営者として見てきた限りでは、手作りの作品の販売を長く続けている人ほど、作品そのものだけでなく、買ってくれた人とのつながりを大事にしています。気に入った人が次の作品を待ってくれたり、知り合いに紹介してくれたりと、1人の買い手との関係が次の注文につながることが多いからです。編み物のように1点に時間がかかる作品では、たくさんの人に安く売るより、作品を気に入ってくれる人に適正な価格で届けるほうが、続けやすくなります。

作品の販売で身につけた写真や文章、SNSでの発信の力は、ほかの人の商品の販促を手伝う仕事にも生かせます。そうした仕事を受けるときは、仲介の費用がかからない形で直接やり取りできる場を持っておくと、依頼する側は同じ予算でより多くを頼め、受ける側は手取りが厚くなります。業務委託のマッチングサービスの中には、手数料0%で直接取引できるところもあります。SNSを使った集客や販促の仕事に関心がある人は、AI・マーケティング・セキュリティのお仕事で、企業から求められているマーケティングの仕事の内容を確かめておくと、次の一歩が具体的になります。

よくある質問

Q. 編み物の作品を売るのに資格や届け出は必要ですか?

編み物の作品を販売するのに、資格や検定の合格は必要ありません。ただし、セーターや帽子、マフラーなどの衣類は、家庭用品品質表示法で繊維の組成や洗濯の方法の表示が求められる品目です。販売を続けるつもりなら、毛糸のラベルをもとにタグを付けておくと安心です。売上が一定の額を超えたときは、確定申告や住民税の申告が必要になります。

Q. 本に載っている編み図で作った作品を売ってもよいですか?

本や作家ごとに決まりが違うので、一律には言えません。本の奥付や注意書き、作家のサイトに、作品の販売を禁止する旨や、販売の条件が書かれていることがあります。販売する前に必ず確かめ、案内が見当たらない場合は出版社や作家に問い合わせるか、自分で考えた編み方の作品だけを販売するほうが確実です。

Q. ハンドメイドの編み物はどこで売るのがよいですか?

手作りの作品を探す人が集まるminneやCreemaは、手編みの風合いが伝わりやすい場です。手数料はminneが10.659%(税込)、Creemaが決済総額の10.67%(税込)です。フリマアプリは利用者が多い反面、価格で比べられやすい面があります。マルシェや委託販売では実物を手に取ってもらえます。最初は1つの売り場に絞ると始めやすくなります。

Q. 手編みの作品の価格はどう決めればよいですか?

材料費、制作の時間に1時間あたりの額をかけた手間の金額、販売の手数料と送料の3つを積み上げて考えます。材料費だけで決めると、制作の時間が報われない価格になります。同じ分類の作品の価格を販売サイトで調べ、自分の作品の大きさや素材と比べながら決めます。素材や編み方の特徴を説明文に書くと、価格の理由が伝わりやすくなります。

この記事について

@SOHO
編集部

監修:@SOHO編集部

2004年よりフリーランス・在宅ワーク向けサービスを運営。生成AIで作成した下書きを、一次情報と照らし合わせて確認したうえで公開しています。

公開:2026年10月20日最終更新:2026年10月26日
@SOHO編集部

この記事を書いた人

@SOHO編集部

フリーランス・在宅ワークの専門メディア

@SOHOは2004年から続く、日本のフリーランス・在宅ワーク向け案件サイトです。記事は生成AIで下書きを作り、数値・固有名・出典を一次情報と照らし合わせる確認の手順を経て公開しています。

@SOHOで仕事を探してみませんか?

手数料0%・登録無料のクラウドソーシング。フリーランスの方も企業の方も、今すぐ始められます。

関連記事

カテゴリから探す

クラウドソーシング入門

クラウドソーシング入門

クラウドソーシングの基礎知識・始め方・サイト比較

職種別ガイド

職種別ガイド

職種・スキル別の案件獲得方法と単価相場

フリーランス

フリーランス

フリーランスの独立・営業・実務ノウハウ

お金・税金

お金・税金

確定申告・節税・経費・ローンなどお金の知識

スキルアップ

スキルアップ

プロフィール・提案文・単価交渉などのテクニック

比較・ランキング

比較・ランキング

サービス比較・おすすめランキング

AI活用

AI活用

職種別にChatGPT・生成AIを活用して業務効率化・収益化するノウハウ

最新トレンド

最新トレンド

市場動向・法改正・AIなど最新情報

発注者向けガイド

発注者向けガイド

クラウドソーシングで外注・人材探しをする企業・個人向け

転職・キャリア

転職・キャリア

転職エージェント・転職サイト比較・キャリアチェンジ

看護師の転職・求人

看護師の転職・求人

看護師の転職・派遣・単発バイト・副業など働き方のガイド。診療や医学の情報は扱いません

薬剤師の転職・求人

薬剤師の転職・求人

薬剤師・登録販売者の転職・派遣・パートなど働き方のガイド。診療や医学の情報は扱いません

介護職の転職・求人

介護職の転職・求人

介護職・介護福祉士・ケアマネジャー・訪問介護員の転職・派遣・夜勤など働き方のガイド

保育士の転職・求人

保育士の転職・求人

保育士・保育補助・幼稚園教諭の転職・派遣・パートなど働き方のガイド

医療職の転職・求人

医療職の転職・求人

医師・産業医・リハビリ職・歯科衛生士・管理栄養士・医療事務の転職や働き方のガイド。診療や医学の情報は扱いません

保険

保険

生命保険・医療保険・フリーランスの保険設計

採用・求人

採用・求人

無料求人掲載・採用コスト削減・人材募集の方法

オフィス・ワークスペース

オフィス・ワークスペース

バーチャルオフィス・コワーキング・レンタルオフィス

法律・士業

法律・士業

契約トラブル・士業独立開業・フリーランス新法

シニア・50代

シニア・50代

シニア世代のキャリアチェンジ・副業・年金

セキュリティ

セキュリティ

サイバーセキュリティ・脆弱性対策・情報保護

金融・フィンテック

金融・フィンテック

暗号資産・決済・ブロックチェーン・金融テクノロジー

経営・ビジネス

経営・ビジネス

経営戦略・ガバナンス・事業承継・知財

ガジェット・機材

ガジェット・機材

フリーランスに役立つPC・デバイス・周辺機器

子育て×働き方

子育て×働き方

子育てと在宅ワークの両立・保育園・時間管理

補助金・助成金

補助金・助成金

個人事業主・フリーランスが使える公的補助金・助成金・給付金の申請ガイド

M&A・事業売却

M&A・事業売却

会社売却・事業承継・事業譲渡を考える経営者向け。売却の流れ、税金、従業員への伝え方、仲介会社の選び方

アウトソーシング・外注ガイド

アウトソーシング・外注ガイド

SNS運用・経理・広告など、業務のアウトソーシング(外注)を検討する企業・個人向け。費用相場・依頼の流れ・失敗しない選び方