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Discordの乗っ取りの対処|スパムを送られたときの取り戻し方と原因、通報 2026

@SOHO編集部
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Discordの乗っ取りの対処|スパムを送られたときの取り戻し方と原因、通報 2026

この記事のポイント

  • ✓Discordの乗っ取りに気づいたら
  • ✓まず「メールアドレスが変更されました」というメールを探し
  • ✓パスワードの再設定と多要素認証の確認に進みます

Discordのアカウントが乗っ取られたかもしれないときは、まず登録しているメールの受信箱を開き、Discordから「メールアドレスが変更されました」という知らせが届いていないかを確かめます。 届いていれば、その中のボタンからアカウントを取り戻す手続きを始められます。 まだログインできるなら、すぐにパスワードを変え、多要素認証が有効になっているか、覚えのないアプリが「認証済みアプリ」に並んでいないかを確かめます。 自分で取り戻せないときは、Discordのヘルプセンターにある不正アクセスの窓口からチケットを送ります。

この記事では、Discordのヘルプセンターとセーフティセンターの記載を2026年10月30日時点で確かめて、乗っ取りの兆候、ログインできるときとできないときの手順、問い合わせの出し方、友達にスパムが送られたときの対応、乗っ取りの原因になりやすい手口、もう入られないための設定までを順番に説明します。

乗っ取られたときに起きること

乗っ取りとは、他人があなたのパスワードやログインの情報を手に入れて、あなたのアカウントに勝手にログインし、使ってしまうことです。 Discordのセーフティセンターは、アカウントを乗っ取った人は持ち主と同じだけの権限を持つと説明しています。 具体的には、ユーザー名、パスワード、登録しているメールアドレスなど、アカウントに結び付いた情報を書き換えられます。 ダイレクトメッセージ(DM)やサーバーでのやりとりも、あなたが見られるものはすべて相手にも見えてしまいます。

気づくきっかけとして多いのは、次のようなことです。

  • 友達から「変なリンクが送られてきた」「急にお金やギフトの話をされた」と言われた
  • 自分が送っていないメッセージが、DMやサーバーに残っている
  • Discordから、メールアドレスやパスワードを変更したという知らせのメールが届いた
  • いつものパスワードでログインできなくなった
  • 入った覚えのないサーバーに参加している、または自分のサーバーの設定や権限が変わっている

乗っ取ったアカウントからは、フレンドやサーバーのメンバーに向けて、偽のサイトへのリンクや「無料のNitro」をうたうメッセージが送られることがあります。 フレンドは、あなたからのメッセージだと思って信用しやすいため、被害が友達の間で次々に広がっていきます。 1つでも当てはまるなら、乗っ取りを前提に動きます。 時間がたつほど、相手はメールアドレスや電話番号を書き換えて、取り戻しにくくしていきます。

最初に確かめるのはメールの受信箱

Discordのヘルプセンターで、アカウントのハッキングと不正アクセスを扱う記事は、不正アクセスが疑われるときは、まずメールを確かめるよう案内しています。

重要:アカウントが不正アクセスされた疑いがある場合は、まずメールをチェックしてください。 「Discordのメールアドレスが変更されました」というメールが届いていれば、その中のリンクからアカウントのメールアドレスを一時的に変更することができます。 出典: Discordヘルプセンター「私のDiscordアカウントがハッキング/不正アクセスされました」(2026年10月30日に確認)

Discordは、アカウントのメールアドレスが別のものに変わると、新しいアドレスが確かめられた後で、元のメールアドレスに知らせを送ります。 この知らせには、変更を元に戻す手続きを始めるボタンが入っています。 乗っ取った相手がメールアドレスを自分のものに変えても、元のアドレスの受信箱には、取り戻すための入り口が届いているということです。

受信箱で探すときは、迷惑メールのフォルダも見ます。 Discordからのメールが自動で振り分けられていることがあるからです。 見つからない場合も、慌てずに次の節以降の手順に進みます。 メールアドレスが変えられていなければ、パスワードの再設定から取り戻せることが多いからです。

「メールアドレスが変更されました」のメールから取り戻す手順

ヘルプセンターで、メールアドレスの変更を元に戻す方法を扱う記事によると、手順は次のとおりです。

  1. 元のメールアドレスに届いた知らせの中にある「アカウントリカバリーを開始する」ボタンを押す
  2. 開いたアカウントリカバリーのページで、画面の指示に沿って進む
  3. 新しいパスワードを入力して、手続きを終える

この手続きを終えると、メールアドレスが元に戻り、すべての端末からDiscordがログアウトされ、パスワードが新しくなります。 あわせて、アカウントに登録されていた電話番号と多要素認証(ログインのときにパスワードのほかにもう1つの確認を求める仕組み)が削除されます。 乗っ取った相手が自分の電話番号や認証アプリを登録していた場合でも、それごと外せるということです。 その代わり、手続きの後で、自分の電話番号と多要素認証を登録し直す必要があります。

このボタンを押す前に、リンク先のURLを確かめます。 ヘルプセンターは、このURLは必ず https://discord.com/wasntme/ で始まり、それ以外は偽物だと明記しています。 同じような見た目の偽メールが届くこともあるので、URLの最初の部分が違っていたら押しません。

この入り口には期限と決まりがあります。

  • リンクの有効期限は送られてから48時間
  • 1つのリンクを使うと、それより後に作られたリンクは使えなくなる
  • 期限が切れた場合、Discordのサポートチームは新しいリンクを送れない
  • 新しいパスワードは8文字以上が必要で、地域によっては追加の条件がある
  • リンクの送り先のメールアドレスを、ほかのDiscordアカウントが使っていると完了できない

48時間を過ぎると、この方法は使えなくなります。 知らせのメールに気づいたら、その日のうちに手続きを進めます。 リンクは自分のアカウントのために作られたものなので、他人に転送したり、見せたりしません。

まだログインできるうちにすること

自分でまだログインできるなら、相手より先に守りを固められます。 ヘルプセンターは、アカウントの安全に不安があるときは、まずパスワードを再設定し、多要素認証が有効か確かめるよう勧めています。 次の順番で進めます。

  1. パスワードを変える
  2. 多要素認証が有効になっているかを確かめ、無効なら有効にする
  3. 「認証済みアプリ」を開き、覚えのないアプリの認証を解除する
  4. 使っているパソコンをウイルス対策ソフトでスキャンする
  5. 自分の名前で送られたメッセージを確かめ、友達に知らせる

パスワードの変え方は、パソコン(デスクトップアプリやブラウザ)とスマートフォンで画面が違います。 パソコンでは、ユーザー名の横にある歯車のアイコンから「ユーザー設定」を開き、「マイアカウント」のタブで「パスワードの変更」を押して、今のパスワードと新しいパスワードを入力します。 スマートフォンでは、右下のアバターを押してから右上の歯車を押し、「アカウント設定」の下の「アカウント」を開いて「パスワード」を選びます。 多要素認証を有効にしている場合は、パスワードを変える前に認証のコードを求められます。

新しいパスワードは、ほかのサービスで使っていないものにします。 ヘルプセンターは、記号や数字を混ぜるよりも、パスワードを長くするほうが安全性が上がりやすいと説明しています。 パスワードマネージャー(パスワードを作って保存してくれるアプリ)を使うと、サービスごとに違う長いパスワードを用意しやすくなります。

パスワードを変えることには、もう1つ大事な意味があります。 ヘルプセンターの記事「QRコードログインに関するFAQ」は、自分のものでないログインを誤って承認してしまった場合は、Discordのパスワードを変えて、すべての端末から一度にログアウトできると説明しています。 相手がすでにどこかの端末でログインしていても、パスワードを変えれば締め出せるということです。

「認証済みアプリ」と「トークン」を見直す

乗っ取りの中には、パスワードではなく、別の入り口を使ってアカウントを操るものがあります。 その1つが、あなたのアカウントに接続を許したアプリです。 ヘルプセンターは、「認証済みアプリ」を確かめて、不要なアプリがアカウントにアクセスできるようになっていれば削除するよう案内しています。

パソコンでは、左下の歯車のアイコンから「ユーザー設定」を開き、「認証済みアプリ」を選びます。 覚えのないアプリがあれば「認証解除」を押します。 スマートフォンでは、右下のアバターを押してから右上の歯車を選び、「認証済みアプリ」を開いて、覚えのないアプリの「x」のボタンを押します。

もう1つは「トークン」です。 トークンとは、ログインした状態を保つために、Discordがあなたの端末に渡している合言葉のようなものです。 これを盗まれると、パスワードを知られていなくても、ログインした状態でアカウントを操られてしまいます。 Discordのセーフティセンターの記事Tips against spam and hackingは、トークンが盗まれた場合は、パスワードを再設定すると新しいトークンが作られると説明しています。 同じ記事は、パスワードとトークンはDiscordが尋ねることのない情報で、誰にも渡してはいけないとも書いています。

トークンを盗む手口としてよくあるのが、「この画面を見せて」「このコードを貼り付けて」と頼んで、開発者向けの画面に出る情報を写させたり、画面共有で見せさせたりするものです。 セーフティセンターは、知らないコードをコピーして貼り付けないこと、認証のトークンを共有したり画面共有で見せたりしないことを、繰り返し呼びかけています。 誰かに頼まれて操作をした覚えがあるなら、パスワードの変更を先に済ませます。

ログインできないときの取り戻し方

パスワードを変えられてログインできない場合は、状況によって入り口が分かれます。

メールアドレスが変わっていない場合

登録しているメールアドレスが自分のもののままなら、パスワードの再設定で取り戻せます。 ヘルプセンターの記事「Discordで忘れたパスワードをリセットまたは変更する方法」によると、手順は次のとおりです。

  1. Discordアプリのログイン画面を開くか、ブラウザで discord.com/login を開く
  2. Discordアカウントに登録しているメールアドレスを入力し、「パスワードをお忘れですか?」を押す
  3. 登録しているメールアドレスに届いたメールの指示に沿って、パスワードを再設定する

ここで注意したいのは、Discordのサポートチームは利用者のパスワードを代わりに再設定できないということです。 パスワードの再設定は、登録しているメールアドレスに届くメールからしかできません。 メールの受信箱そのものが乗っ取られている場合は、先にメールのアカウントを取り戻し、メールのパスワードを変えます。

多要素認証のコードを出せない場合

乗っ取った相手が多要素認証を有効にした場合や、自分のスマートフォンをなくした場合は、認証のコードを出せずに止まることがあります。 ヘルプセンターの記事「多要素認証(MFA)からロックアウトされた場合にDiscordアカウントを復元する方法」は、まず保存しておいたバックアップコードを探すよう案内しています。 バックアップコードとは、多要素認証を設定したときに渡される、1回だけ使える8桁のコードです。 「discord_backup_codes.txt」という名前のファイルや、写真の中のスクリーンショットとして保存されていることがあります。

  1. ログインの後で認証のコードを求められたら、別の方法で認証する選択肢を開く
  2. 「バックアップコードを使用」を選ぶ
  3. 8桁のバックアップコードを入力して「確認」を押す

SMSでの認証も設定していた場合は、「電話に送信済みコードを使用」を選び、携帯電話に届いたコードで入れます。 ただし、ヘルプセンターは、バックアップコードが無い場合、Discordのサポートチームはアカウントから多要素認証を外せず、新しいバックアップコードも出せないと明記しています。 多要素認証は、乗っ取りを防ぐ強い仕組みである一方で、自分のコードを失うと自分も入れなくなります。 設定したら、バックアップコードを必ず保存します。

アカウントが削除されそうになっている場合

乗っ取った相手が、アカウントの削除の手続きを始めてしまうこともあります。 ヘルプセンターの記事「削除されたDiscordアカウントを復元する方法」によると、削除の手続きが終わるまでには15日かかり、その間は「削除保留中」の状態になります。 この間にログインすると、削除保留中であることが表示され、「アカウントを復元」を選ぶと削除を止められます。 15日を過ぎると、アカウントはシステムから削除され、元に戻せません。 パスワードが分からないときは、先にパスワードを再設定してから復元します。

自分で取り戻せないときの問い合わせの出し方

ここまでの方法で取り戻せないときは、Discordのチームに直接連絡します。 ヘルプセンターは、アカウントに不正アクセスされたと思う場合は、dis.gd/hackedaccount からチームにチケットを送るよう案内しています。 チケットとは、サポートに送る問い合わせのことで、1件ごとに番号が付いて、やりとりが記録されます。

チケットを送るには、Discordのヘルプセンター用のアカウントが必要です。 ヘルプセンターの記事「Discordにサポートチケットを送信する方法」は、このアカウントはDiscordのアプリのアカウントとは別のもので、パスワードも別に設定すると説明しています。 乗っ取られたアカウントにログインできなくても、ヘルプセンター用のアカウントは新しく作れるということです。

  1. ブラウザで support.discord.com を開き、右上の「サインイン」を選ぶ
  2. 「サインアップ」から、名前とメールアドレスを入力して「登録」を押す
  3. [email protected] から届く「Discordサポートのアカウントを有効にする」という件名のメールを開き、リンクからヘルプセンター用のパスワードを設定する
  4. dis.gd/hackedaccount を開き、フォームに状況を書いて「送信」を押す
  5. チケット番号が書かれた確認のメールが届いたら、記録として保存する

フォームには、何が起きたのか、いつ気づいたのか、すでに試したこと、表示されたエラーの内容を、分かる範囲で具体的に書きます。 スクリーンショットがあれば添付します。 同じ件で追加の情報があるときは、新しいチケットを作らずに、確認のメールに返信するか、ヘルプセンターの「リクエスト」から元のチケットに書き足します。 返事はメールで届くので、ヘルプセンター用に登録したメールアドレスの受信箱と、迷惑メールのフォルダをこまめに見ます。

ヘルプセンターは、Discordの利用規約にあるとおり、アカウントの安全は利用者自身が責任を負うとしたうえで、自分で守れずに不正アクセスされた場合は、復旧を支援できない場合があると書いています。 チケットを送れば必ず取り戻せるとは限りません。 だからこそ、ログインできるうちの備え(多要素認証とバックアップコードの保存)が何より効きます。

勝手に課金されたときにすること

乗っ取られている間に、Nitroの購入など、身に覚えのない支払いが発生していることがあります。 ヘルプセンターのよくある質問では、アカウントを操れなくなった後の請求については、不正アクセスの窓口へのチケットに「未承認の取引があった」ことをはっきり書いて送るよう案内しています。 返金を求めるときは、請求の窓口(dis.gd/billing)にも申請できます。

一方で、ヘルプセンターは、カード会社などの金融機関に直接チャージバック(カード会社を通じて支払いを取り消してもらうこと)や返金を求めると、Discordの調査が終わるまでアカウントが保留になる場合があると注意しています。 まずはDiscordの窓口に連絡し、カードの明細も並べて確かめるのが順番として分かりやすくなります。 カードの明細の見方や、身に覚えのない請求に気づいたときのカード会社への連絡のしかたは、クレジットカードの不正利用の確認方法|明細の見方と身に覚えのない請求への対処で順を追って説明しています。 Discordで使っていたカードを、ほかのサービスでも使っている場合は、ほかの明細も同じ時期まで確かめます。

友達にスパムが送られたときの知らせ方と通報

乗っ取られている間に、あなたの名前でフレンドやサーバーのメンバーにメッセージが送られていることがあります。 取り戻した後は、次のことをします。

  1. DMとサーバーのメッセージを見直し、自分が送っていないものを確かめる
  2. Discordの外の手段(電話、メール、別のSNSなど)で友達に、乗っ取られていたことと、あなたの名前で届いたリンクを押さないよう知らせる
  3. すでにリンクを押してしまった友達には、パスワードの変更と多要素認証の確認を勧める
  4. 乗っ取った相手が使っていたアカウントや、届いた不審なメッセージを通報する

友達への知らせは、乗っ取られていたアカウントのDMだけで済ませないほうが安全です。 相手がまだどこかでログインしている可能性があるうちは、そのDMを見た友達が、また偽物ではないかと迷ってしまうからです。 「何月何日から何日まで、自分のアカウントが乗っ取られていた。その間に届いたリンクやギフトの話は無視してほしい」と、期間を書いて伝えると伝わりやすくなります。

通報は、Discordのアプリから行います。 ヘルプセンターによると、メッセージを通報する手順は次のとおりです。

  1. 通報するメッセージを選ぶ(スマートフォンでは長押し、パソコンでは右クリック)
  2. 「メッセージの通報」を選ぶ
  3. 表示されている違反の種類を選ぶ

ユーザーのプロフィールを通報することもできます。 セーフティセンターの記事Reporting Content or Behavior to Discordによると、プロフィールの「…」のメニューから通報を選び、通報する部分と違反の種類を選んで送ります。 同じ記事は、通報した人が誰かは、通報された側に知らされないと説明しています。 サーバーの中で起きたことなら、そのサーバーのモデレーター(管理を手伝っている人)に知らせると、その場ですぐに対応してもらえることがあります。

友達のアカウントから怪しいメッセージが届いた側なら、リンクを押さず、その友達にDiscordの外の手段で本人かどうかを確かめます。 メッセージの中のリンクは、本人だと確かめられるまで押さないのが基本です。

乗っ取りの原因になりやすい手口

Discordのヘルプセンターとセーフティセンターは、乗っ取りにつながる手口として、次のものを挙げています。 手口を知っておくと、取り戻した後に同じ入り口から入られるのを防げます。

手口 どういうものか 公式の案内
怪しいリンクやファイル 「ゲーム」や「無料のNitro」に見せかけて、ログインの情報を盗む 知らない相手や信用できない相手のリンクを押さない、ファイルを開かない
偽のログインページ 本物に似たつづりのURLに誘導し、パスワードを入力させる URLのつづりを確かめる。セーフティセンターは「dliscordnltro.com」のような例を挙げている
QRコードのログイン 他人が作ったQRコードを読み取らせ、相手の端末でのログインを承認させる 自分で表示していないQRコードのログインは承認しない
トークンの盗み取り コードを貼り付けさせたり、画面共有で見せさせたりして、ログインの状態を盗む 知らないコードを貼り付けない。トークンを誰にも見せない
スタッフのなりすまし Discordのスタッフを名乗り、「処分への申し立て」や「景品」を理由に情報やカード番号を聞き出す Discordのスタッフがアプリで直接連絡することはない
知らないプログラムの実行 「特別な機能が使える」などと言って、プログラムをダウンロードさせる 頼まれて送られてきたプログラムは実行しない

この中で、気づきにくいのがQRコードの手口です。 Discordには、ログイン済みのスマートフォンのアプリで、パソコンの画面に出たQRコードを読み取ってログインする機能があります。 ヘルプセンターの「QRコードログインに関するFAQ」によると、QRコードは2分間しか有効ではなく、読み取った後にスマートフォンで「ログイン」を押して承認する仕組みです。 相手が自分の画面に出したQRコードをあなたに送り、「認証のためにこれを読み取って」と頼んでくると、あなたが承認した時点で、相手の端末にあなたのアカウントでログインされてしまいます。 ヘルプセンターは、見知らぬ人がQRコードでのログインを頼んできたら、アカウントをだまし取ろうとしている可能性があるとして、他人から送られたQRコードで承認の画面が開いたら、すぐに「キャンセル」を押すよう書いています。

スタッフのなりすましも、焦らせる言い方で迫ってくるのが特徴です。 ヘルプセンターは、Discordのスタッフがサポートに関する件でDiscordのアプリから直接連絡することはないと明記しています。 誰かに個人情報や支払いを求められたり、ログインの情報を変えるよう勧められたりしたら、指示に従わず、それ以上やりとりしないようにと書いています。 「あなたのアカウントが誤って通報された」「このままだと停止される」と言われても、DMで相手の指示に従う必要はありません。

フィッシング(本物を装った偽のサイトやメッセージで、パスワードなどを盗み取る手口)全般の見分け方は、フィッシング詐欺メールの見分け方|5秒で振り分ける手順と開いた後の対処で詳しく説明しています。

サーバーを管理している人が確かめること

自分でサーバーを作っていたり、モデレーターを任されていたりする場合は、乗っ取りの影響がサーバー全体に及びます。 Discordのセーフティセンターは、乗っ取った相手はサーバーの持ち主と同じように、サーバーの構成や権限、ボットやウェブフック(外部のサービスからサーバーに自動で投稿させる仕組み)を変えたり、メンバーを追い出したりできると説明しています。 モデレーターのアカウントが乗っ取られると、そのアカウントを足がかりに、ほかのメンバーをだますこともあります。

取り戻した後は、次の点を見直します。

  • 役職(ロール)ごとの権限を見直し、強い権限は本当に必要な人だけに渡す
  • 追加された覚えのないボットや、ウェブフックが無いかを確かめる
  • ボットに管理者の権限を渡していないかを確かめる。セーフティセンターは、よく知られた管理用のボットでも、管理者の権限が無くても動くことがほとんどだと説明している
  • 招待リンクが変えられていないかを確かめ、変えた場合はメンバーと外部のSNSに知らせる
  • メンバーに、乗っ取られていた期間と、その間の投稿のリンクを押さないよう告知する

告知は、サーバーのお知らせのチャンネルと、サーバーの外の公式のSNSの両方で行うと、より多くのメンバーの目に届きます。 セーフティセンターの記事Protecting Against Scams on Discordは、サーバーの持ち主とモデレーターに向けて、権限の見直しと招待リンクの管理を呼びかけています。

もう入られないための設定

取り戻した後は、同じことが起きないように設定を整えます。

多要素認証を設定する

ヘルプセンターの記事「二段階認証のセットアップ」によると、Discordが対応している多要素認証は、セキュリティキー(パスキー)、認証アプリ、SMSの3種類です。 Discordが勧めているのはセキュリティキー(パスキー)です。 パスキーとは、指紋や顔、画面ロックで本人を確かめる新しいログインの方法で、偽のサイトにだまされにくいのが特長です。 仕組みはパスキーとは|仕組みをわかりやすく、iPhone・Android・Windowsでの設定方法で説明しています。

認証アプリは、Google Authenticatorなどのアプリに登録すると、30秒ごとに新しいコードが作られ、ログインのたびにそのコードを入力する方法です。 SMSは、携帯電話に届くコードで確かめる方法ですが、Discordは推奨しておらず、認証アプリを設定した後にだけ有効にできます。 ヘルプセンターは、SMSは近年、メッセージの横取りや、携帯電話会社をだまして電話番号を奪う「SIMスワップ」の手口に弱いと説明しています。

バックアップコードを保存する

多要素認証を有効にしたら、バックアップコードを保存します。 ヘルプセンターは、パスワードマネージャーに保存するか、印刷して保管するよう勧めています。 保存し忘れた場合は、「ユーザー設定」の「マイアカウント」で「バックアップコードを表示」を選ぶと、コードと、どれを使ったかが表示され、ダウンロードもできます。 バックアップコードは1つにつき1回しか使えないので、使ったら新しいコードを作り直します。

DMとフレンド申請の範囲を絞る

セーフティセンターの記事Four Steps to Keeping Your Account Saferは、知らない相手からのDMを減らす設定を案内しています。 サーバーのメンバーからのDMを受け取らない設定にすると、大きなサーバーにまぎれた知らない相手から、直接メッセージが届くのを防げます。 フレンド申請を受け付ける相手も、全員、フレンドのフレンド、同じサーバーのメンバーの3つから選んで絞れます。 知らない人からのフレンド申請は、迷ったら受けないのが安全です。

メールのアカウントも守る

Discordのパスワードは、登録しているメールアドレスに届くメールから再設定できます。 つまり、メールのアカウントを乗っ取られると、Discordも取られてしまいます。 メールのパスワードをDiscordと違うものにし、メールのほうも二段階認証を有効にします。 ほかのサービスで同じパスワードを使い回していた場合は、それらも変えます。 使い回していたパスワードは、ほかのサービスから漏れたものが悪用されている可能性もあるため、変える順番は、メール、Discord、そのほかのサービスとします。

お金の被害が出たとき、取り戻せないときの相談先

お金をだまし取られた、カードを不正に使われたなど、被害が出ている場合は、Discordの窓口だけでなく公的な窓口にも相談します。

  • 警察に相談するときは、全国共通の短縮ダイヤル「#9110」(警察相談専用電話)にかけると、かけた地域を管轄する警察の総合窓口につながります。サイバー犯罪の相談は、警察庁のサイバー事案に関する相談窓口の一覧から、住んでいる都道府県の窓口を探せます
  • 支払いや契約のトラブルとして相談したいときは、消費者庁が案内する消費者ホットライン188にかけると、近くの消費生活センターなどの窓口を案内してもらえます
  • 偽のログインページや偽のメールを見つけたときは、フィッシング対策協議会の報告の窓口に、Webフォームかメールで知らせられます

警察に相談するときは、乗っ取りに気づいた日時、届いたメールやメッセージのスクリーンショット、Discordに送ったチケットの番号、カードの明細など、手元にある記録をそろえておくと話が早く進みます。 乗っ取り全般で、どのサービスでも共通してすることは、アカウントが乗っ取られたときの対処法にまとめています。

仕事でDiscordを使う人が整えておきたいこと

Discordは、ゲームの仲間との会話だけでなく、オンラインのコミュニティの運営や、チームでの連絡、取引先とのやりとりにも使われています。 在宅で働く人の中にも、案件ごとのサーバーに参加したり、自分のコミュニティを運営したりしている人がいます。 乗っ取られると、取引先やメンバーに偽のメッセージが送られ、信用にまで影響します。

@SOHO編集部は2004年から在宅ワークとフリーランスの仲介を続けてきました。その中で見てきたのは、連絡の手段が増えるほど、どれか1つのアカウントの守りの弱さが仕事全体の弱点になるということです。多要素認証とバックアップコードの保存、登録しているメールのパスワードを別にしておくこと、この3つを先に整えておくと、いざというときに取引先への説明に追われる時間を減らせます。セキュリティの知識を生かせる仕事に関心がある人は、AI・マーケティング・セキュリティのお仕事で、どのような依頼があるかを確かめられます。

よくある質問

Q. Discordが乗っ取られたら、まず何をすればよいですか?

登録しているメールの受信箱で、Discordからの「メールアドレスが変更されました」という知らせを探します。届いていれば、中の「アカウントリカバリーを開始する」ボタンから48時間以内に取り戻せます。まだログインできるなら、パスワードを変え、多要素認証と「認証済みアプリ」を確かめます。取り戻せないときは dis.gd/hackedaccount からチケットを送ります。

Q. Discordのサポートにパスワードや多要素認証を外してもらえますか?

外してもらえません。Discordのヘルプセンターは、サポートチームは利用者のパスワードを代わりに再設定できず、バックアップコードが無い場合は多要素認証を外したり、新しいバックアップコードを出したりできないと明記しています。パスワードは登録しているメールアドレスから再設定し、バックアップコードは設定したときに必ず保存しておきます。

Q. 友達から届いたQRコードを読み取ってしまいました。どうすればよいですか?

承認の画面が開いただけなら、すぐに「キャンセル」を押せばログインは許可されません。誤って承認してしまった場合は、Discordのパスワードを変えると、すべての端末からログアウトされます。そのうえで多要素認証と「認証済みアプリ」を確かめ、QRコードを送ってきた友達には、Discordの外の手段で本人かどうかを確かめます。

Q. 乗っ取られている間に送られたスパムは、どう対応すればよいですか?

自分が送っていないメッセージを確かめ、電話や別のSNSなどDiscordの外の手段で友達に、乗っ取られていた期間と、その間のリンクを押さないよう知らせます。乗っ取った相手のアカウントや不審なメッセージは、メッセージを長押しか右クリックして「メッセージの通報」から通報できます。通報した人が誰かは、相手に知らされません。

この記事について

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編集部

監修:@SOHO編集部

2004年よりフリーランス・在宅ワーク向けサービスを運営。生成AIで作成した下書きを、一次情報と照らし合わせて確認したうえで公開しています。

公開:2026年10月31日
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