動くLINEスタンプの作り方|アニメーションの作り方と申請の条件


この記事のポイント
- ✓動くスタンプの作り方を
- ✓LINE Creators Marketの制作ガイドラインに沿って整理します
- ✓フレーム数と再生時間の条件
自分で描いたキャラクターを、トークの中で動かしてみたい。静止画のLINEスタンプは作ったことがあるけれど、動くスタンプになると何から手をつければよいのか分からない。動くスタンプの作り方を調べている人の多くは、このあたりで手が止まっています。
動くスタンプは、絵が描けるだけでは完成しません。LINEの「アニメーションスタンプ」には、画像の大きさ、1個あたりのフレーム数、再生時間、ループの回数、ファイルの形式まで、細かい条件が決まっています。この条件を知らずに作り始めると、何十枚も絵を描いたあとで作り直すことになります。この記事では、LINE Creators Marketの制作ガイドラインに沿って、条件の確認から、動きの設計、APNGというファイルの作り方、スマホで作る方法、審査と販売までを順番に整理します。
動くスタンプの種類を先に知る
LINEで「動くスタンプ」と呼ばれるものには、いくつかの種類があります。LINE Creators Marketの制作ガイドラインでは、静止画のスタンプのほかに、アニメーションスタンプ、ポップアップスタンプ、エフェクトスタンプなどが別々に定められています。
- アニメーションスタンプ。トークの吹き出しの大きさの中で、絵が動くスタンプです
- ポップアップスタンプ。トーク画面いっぱいに広がって動くスタンプです
- エフェクトスタンプ。画面全体に演出がかかるスタンプです
この記事で扱うのは、最も基本になるアニメーションスタンプです。ほかの種類は、画像の大きさや必要なファイルが違うので、作り始める前に、どの種類を作るのかを決めておきます。
アニメーションスタンプがいつ動くのかについて、制作ガイドラインは次のように書いています。
スタンプを送受信したときやタップしたとき、トークルームを開いたときにアニメーションが再生されます。 出典: creator.line.me
つまり、動きが見られるのは送ったときと、受け取った相手がタップしたときなどに限られます。ずっと動き続けるわけではなく、決まった回数だけ再生されて止まります。止まったときに表示される絵がどう見えるかまで考えて作ることが、動くスタンプ作りの大事な前提になります。
ポップアップスタンプとの違いについては、実際に両方を作って販売しているクリエイターが、最後の絵の見え方の違いを次のように説明しています。
アニメーションスタンプの場合は、最後のフレームがそのままアプリ上に残りますので、ハシビロコウが消えた後、そのまま消えた絵を表示することができますが、ポップアップスタンプの場合、最後のフレームが表示された後、別に作成したPNG画像が表示されてしまうので、ハシビロコウが「消えた」ことを感じるには時間が短すぎるのです。 出典: note.com
アニメーションスタンプでは、最後のフレームの絵がそのまま残ります。動きの終わりを「止まったときに一番伝わる絵」にしておくと、トークの中で読み返されたときにも意味が通じます。
制作の条件を確かめる。画像の大きさと個数
アニメーションスタンプを作るときに用意する画像は、3種類です。制作ガイドラインに書かれている条件を、表にまとめます。
| 画像の種類 | 必要な数 | 大きさ | ファイル形式 |
|---|---|---|---|
| メイン画像 | 1個 | 横240px × 縦240px | PNG(APNG) |
| アニメーションスタンプ画像 | 8個・16個・24個から選択 | 最大で横320px × 縦270px | PNG(APNG) |
| トークルームタブ画像 | 1個 | 横96px × 縦74px | PNG |
メイン画像は、スタンプショップでセットの顔として表示される画像です。トークルームタブ画像は、トーク画面でスタンプを選ぶときのタブに表示される小さな画像です。
スタンプの個数は、8個、16個、24個から選びます。静止画のスタンプより少ない個数から作れるので、初めての人は8個から始めると、作業の量を見通しやすくなります。ただし、ガイドラインには、審査をリクエストしたあとは個数を変えられないと書かれています。途中で個数を増やしたくなっても変更できないので、申請の前に決めておきます。
アニメーションスタンプ画像の大きさには、もう1つ条件があります。横320px × 縦270px以内に収めたうえで、横か縦のどちらかを270px以上にしなければなりません。横が270px未満なら縦を270px以上に、縦が270px未満なら横を270px以上にする、ということです。小さく作りすぎると条件を満たさないので、最初から横320px × 縦270pxの枠で描き始めるのが確実です。
文字の情報にも上限があります。スタンプのタイトルは40文字以内、クリエイター名とコピーライトは50文字以内、説明文は160文字以内です。全角文字は2文字として数えられ、絵文字は使えません。日本語のタイトルなら、実際に入れられるのは20文字ほどになると考えておくと安心です。
フレーム数と再生時間の決まり
動くスタンプで最も大切なのが、動きの長さに関する条件です。制作ガイドラインは、次のように定めています。
ループ数:1スタンプあたり1〜4回(再生時間4秒を超えない範囲内)。 最大再生時間: 1スタンプあたり4秒まで。 アニメーションスタンプ1個あたりのフレーム(イラスト)数は、5~20フレームです。 出典: creator.line.me
フレームとは、パラパラ漫画の1枚1枚に当たる絵のことです。1個のスタンプに使える絵は5枚から20枚で、ループの回数を含めた全体の再生時間は4秒以内に収めます。
たとえば、1回の動きが2秒なら、ループは2回までにできます。1回の動きが1秒なら、4回までくり返せます。反対に、1回で4秒かけるゆっくりした動きなら、ループは1回だけになります。ループを多くすると、送ったときに動きが目に入りやすくなりますが、1回の動きは短く、テンポのよいものにする必要があります。
フレーム数が限られているので、すべての動きを細かく描くことはできません。手を振る動きなら、手を上げた絵、右に振った絵、左に振った絵の数枚をくり返すことで、少ない枚数でも動いて見せられます。それぞれのフレームを表示する時間を変えられるのも、動きを工夫するうえでの手がかりです。決めのポーズは長めに表示し、途中の動きは短く切り替えると、少ないフレーム数でもメリハリのある動きになります。
注意したいのは、同じ絵が続く場合の扱いです。ガイドラインには、APNGを作るツールで同じ画像を連続して使うと、1フレームとしてまとめて作られることがあると書かれています。止まっている時間を作りたくて同じ絵を何枚も並べると、フレーム数が5枚を下回り、条件を満たさなくなることがあります。止まっている時間は、同じ絵を並べるのではなく、そのフレームの表示時間を長くして作るのが基本です。また、すべてのフレームが同じ画像の場合は、アニメーションとして動かないため、アップロードのときにエラーになります。
ファイルの条件と、見落としやすい決まり
画像の大きさとフレーム数のほかにも、守る条件がいくつかあります。
- カラーモードはRGBで作ります。印刷用のCMYKで作った画像は使えません
- 画像は1個あたり1MB以下にします。すべての画像をZIPファイルにまとめてアップロードするときは、ZIPファイルを60MB以下にします
- イラストの背景は透過にします
- 1個のAPNGに含まれるすべてのフレームの大きさをそろえます
- トークルームタブに表示される再生マークは自動で追加されるので、画像の中に再生マークを描き込みません
見落としやすいのが、販売ページでの見え方です。ガイドラインには、LINE STOREやスタンプショップで販売するとき、APNGの1フレーム目の画像が静止画として表示されると書かれています。1フレーム目がキャラクターの登場前の何もない絵だったり、動きの途中のぶれた絵だったりすると、ショップで見たときに何のスタンプか伝わりません。1フレーム目には、そのスタンプの内容が一目で分かる絵を使うように設計します。
1MB以下という容量の条件にも注意が必要です。フレーム数を多くし、色を細かく使うほど、ファイルの容量は大きくなります。容量を超えたときは、アニメーションのない余白を切り取る、色数を減らす、フレーム数を見直すといった方法で調整します。ガイドラインでも、APNGを作る手順の中で、余白のトリミングとファイル容量の調整が挙げられています。
動きを設計する。絵を描く前に決めること
条件を確かめたら、いきなり絵を描き始めるのではなく、どんな動きにするかを先に決めます。動きの設計を飛ばして描き始めると、フレーム数や再生時間の上限に収まらず、描き直しが増えます。
使う場面からセリフと動きを決める
まず、そのスタンプをどんな場面で使ってほしいかを考えます。制作ガイドラインは、推奨するスタンプとして、日常会話やコミュニケーションで使いやすいもの、表情やメッセージ、イラストが分かりやすくシンプルなものを挙げています。反対に、物や景色のように日常会話で使いにくいもの、横長の画像や全身を小さく描いたキャラクターのように見えにくいものは、NGの例として挙げられています。
「ありがとう」「了解」「おやすみ」のように、毎日のトークで何度も使う言葉から順に、どんな動きなら気持ちが伝わるかを考えます。ありがとうならお辞儀、了解なら敬礼やうなずき、おやすみなら布団に入るといった具合です。
1個ずつ絵コンテを作る
次に、1個のスタンプごとに、動きの流れを簡単な絵コンテにします。絵コンテとは、動きの要所の絵を順番に並べた下書きのことです。何枚目でどんなポーズになり、どの絵を長く見せるか、ループさせるかを書き込んでおきます。この段階で、フレーム数が5枚から20枚に収まるか、1回の動きとループの回数を合わせて4秒以内になるかを確かめます。
小さく表示されたときの見え方を確かめる
スタンプは、スマートフォンの画面の中で小さく表示されます。細い線や小さな文字は、実際のトーク画面ではつぶれて読めなくなります。下書きの段階で画面に近い大きさに縮めて見て、表情や文字が読み取れるかを確かめておくと、完成後の作り直しを防げます。
動きの型を使い回す
8個や16個のスタンプをすべて違う動きにする必要はありません。跳ねる、揺れる、手を振る、顔が近づく、文字が飛び出すといった基本の動きの型をいくつか決め、表情やセリフを変えて使い回すと、作業の量を抑えながらセット全体のまとまりも出せます。
パソコンで作る手順。フレームの制作からAPNGまで
パソコンで作る場合の流れは、大きく4つの段階に分けられます。
- フレームを描く。お絵描きソフトや画像編集ソフトで、横320px × 縦270px以内の枠に1枚ずつ絵を描き、PNGファイルとして書き出します
- 余白を切り取る。アニメーションのない部分を削り、すべてのフレームの大きさをそろえます
- APNGを作る。フレームのPNGファイルを順番に並べ、それぞれの表示時間とループの回数を決めて、1つのAPNGファイルにまとめます
- 動きを確かめる。できたAPNGを再生して、動きの速さ、ループの回数、最後の絵の見え方、容量を確かめます
APNGとは、動きのあるPNG画像のことです。見た目は普通のPNGと同じ拡張子の「.png」ですが、中に複数の絵と表示時間の情報が入っていて、対応したアプリで開くと動いて見えます。
LINE Creators Marketの制作ガイドラインでは、APNGを作る道具として「APNG Assembler」などのツールが例に挙げられています。また、アニメーションの作り方の一例として、Adobe Creative Cloudを使った方法も紹介されています。アニメーションのタイムラインの機能があるお絵描きソフトなら、フレームを並べて表示時間を決めるところまで1つのソフトで進められることがあります。使っているソフトがAPNGの書き出しに対応しているかは、各ソフトの公式の案内で確かめます。
ガイドラインには、APNGを作るときのポイントとして、余白のトリミング、並び順の決定、ファイル容量の調整、APNGデータの作成、動きのチェックの5つのステップが示されています。この順番どおりに進めると、容量オーバーやフレームの抜けといった失敗を避けやすくなります。
作業の効率を上げるコツは、フレームのファイル名に番号を付けて管理することです。「01_arigatou_01.png」のように、スタンプの番号とフレームの番号を付けておくと、APNGを作るときに並び順を間違えにくくなり、あとから1枚だけ描き直すときも探しやすくなります。
スマホで作る方法。LINEスタンプメーカー
パソコンを持っていない人や、まず気軽に試してみたい人は、スマートフォンで作る方法もあります。LINEが公式に提供しているアプリ「LINEスタンプメーカー」は、LINEクリエイターズスタンプを無料で作れるアプリで、公式の案内では動画から簡単に作れるアニメーションスタンプが紹介されています。
スマートフォンで撮った動画からアニメーションスタンプを作れるので、ペットや子どもの動きをそのままスタンプにする、といった使い方ができます。アプリの中でスタンプを作り、そのまま審査のリクエストと販売の開始まで進められる流れになっています。
ただし、スマートフォンのアプリで作る場合も、販売するスタンプには審査があります。人物が写った動画を使うときは、写っている人の許可を得ているか、画面に他人の顔や作品が映り込んでいないかを確かめます。審査の基準については、後の「審査で止まりやすい点」の節で整理します。
パソコンで描いた絵を細かく動かしたい人はパソコンのソフト、撮った動画を手軽にスタンプにしたい人はスマートフォンのアプリ、というように、作りたいスタンプに合わせて道具を選びます。最初はスマートフォンのアプリで仕組みに慣れ、慣れてきたらパソコンで描き込んだスタンプに挑戦する、という進め方もできます。
メイン画像とタブ画像を作るときのポイント
スタンプ本体を作り終えると安心してしまいがちですが、メイン画像とトークルームタブ画像も、販売とトークでの使われ方を大きく左右します。
メイン画像は、スタンプショップで検索結果や一覧に並んだときに、最初に目に入る画像です。横240px × 縦240pxの枠に、セットの中で最も伝わりやすいキャラクターの表情を大きく描きます。セットの中のスタンプをそのまま縮めて使うより、キャラクターの顔を中心にした絵を別に用意したほうが、小さく表示されても何のスタンプか伝わりやすくなります。
トークルームタブ画像は、横96px × 縦74pxと、さらに小さな画像です。トーク画面でスタンプを選ぶとき、たくさんのスタンプの中からこのセットを見つける目印になります。細かい描き込みはほとんど見えないので、キャラクターの顔だけ、あるいは特徴のある形だけを、太い線ではっきり描きます。ガイドラインにあるとおり、再生マークは自動で追加されるので、画像の中には描き込みません。
この2つの画像は、セット全体の印象を決める看板のようなものです。スタンプ本体と同じくらい時間をかけて仕上げると、ショップで見つけてもらえる機会が広がります。
8個のセットで選ぶ言葉の例
初めて作るなら、8個のセットで、毎日のトークで使う回数が多い言葉から選ぶのが確実です。たとえば、次のような組み合わせが考えられます。
- ありがとう。お辞儀をする、花が咲くなどの動き
- 了解。敬礼する、うなずく、丸印が出るなどの動き
- おはよう。伸びをする、日が昇るなどの動き
- おやすみ。布団に入る、目を閉じるなどの動き
- ごめんね。頭を下げる、手を合わせるなどの動き
- おつかれさま。肩をたたく、お茶を差し出すなどの動き
- やったね。跳び上がる、拍手するなどの動き
- よろしく。手を振る、ぺこりとするなどの動き
あいさつ、返事、お礼、謝罪、ねぎらい、喜びと、気持ちの種類が重ならないように選ぶと、1つのセットで多くの場面に使えます。言葉を絵の中に入れる場合は、小さく表示されても読める太さと大きさにします。
動くスタンプならではの工夫として、言葉の出し方にも動きを付けられます。文字が弾むように出てくる、最後に文字だけがはっきり残る、といった見せ方です。最後のフレームの絵が残るアニメーションスタンプでは、動きが終わったときに言葉が読める状態になっているかを必ず確かめます。
つまずきやすい失敗と直し方
動くスタンプを作る過程では、いくつかの失敗が起こりがちです。よくあるものと、その直し方を整理します。
動きが速すぎて何をしているか分からない
フレームを短い間隔で切り替えすぎると、動きが目で追えず、何をしているのか伝わりません。決めのポーズのフレームの表示時間を長くし、途中の動きだけを短く切り替えると、伝わりやすくなります。
容量が1MBを超えてしまう
色を細かく使ったり、グラデーションを多く入れたりすると、容量が大きくなります。色数を絞る、アニメーションのない余白を切り取る、似たフレームを減らすといった方法で調整します。容量を減らした結果、絵が粗くなっていないかも合わせて確かめます。
フレーム数が足りないと言われる
止まっている時間を作るために同じ絵を何枚も並べると、ツールがそれを1枚としてまとめ、フレーム数が5枚を下回ることがあります。同じ絵を並べる代わりに、そのフレームの表示時間を長くして調整します。
背景が白く残ってしまう
背景を透過にし忘れると、トーク画面の背景の色によって、スタンプの周りに白い四角が見えてしまいます。書き出しの設定で背景が透過になっているか、すべてのフレームについて確かめます。
ショップでの見え方が思っていたものと違う
販売ページでは1フレーム目が静止画として表示されるため、動きの途中の絵が1フレーム目になっていると、内容が伝わりにくくなります。1フレーム目に、そのスタンプの内容が分かる絵を使います。
審査で止まりやすい点
作ったスタンプは、販売の前にLINEの審査を受けます。審査の基準は「スタンプ審査ガイドライン」にまとめられていて、動くスタンプも同じ基準で見られます。止まりやすい点として、次のようなものがあります。
権利に関わるもの
審査ガイドラインでは、第三者の商標権や著作権などの知的財産権を侵害しているもの、二次創作のように権利の所在が明確でないもの、許諾を得ていない人物の顔や似顔絵のように肖像権などを侵害しているものは、承認されない例として挙げられています。好きなアニメのキャラクターや有名人の似顔絵を使ったスタンプは、権利者の許可がない限り販売できないと考えておきます。素材サイトの画像やフォントを使うときは、その素材の利用条件で商用の利用やスタンプへの使用が認められているかを確かめます。
宣伝や個人情報に関わるもの
制作ガイドラインのその他の注意事項として、有料のスタンプは宣伝を目的として販売できないこと、購入者に個人情報やIDの提供を求めてはいけないこと、LINE以外のサービスやメッセンジャーアプリの名前やキャラクター名をスタンプに入れてはいけないことが書かれています。発売日の告知や企業ロゴだけのスタンプも認められません。
表現の内容に関わるもの
公序良俗に反するもの、未成年の飲酒や喫煙を想起させるもの、性的な表現、暴力的な表現などは、NGの例として挙げられています。冗談のつもりの表現でも、受け取る人によっては不快に感じることがあるので、迷う表現は避けるのが無難です。
条件を満たしていないもの
画像の大きさ、フレーム数、再生時間、容量といった制作の条件を満たしていないと、アップロードの段階でエラーになったり、審査で差し戻されたりします。申請の前に、すべてのスタンプについて条件を一覧にして確かめると、差し戻しの回数を減らせます。
審査で差し戻されたときは、理由を確かめて修正し、もう一度リクエストします。差し戻しの理由は具体的に示されることが多いので、どの画像のどの点が問題かを読み取って直します。
販売の開始と売上の受け取り
審査で承認されると、リリースの操作をすることで、スタンプショップやLINE STOREで販売を始められます。販売価格は、決められたいくつかの価格から選びます。LINEスタンプメーカーの案内では、販売価格は120円から、250円から、370円から、490円から、610円からの中から選べると書かれています。
売上の受け取りについて、LINE Creators Marketのご利用方法には次のように書かれています。
AppleやGoogleなどの手数料30%を除いた売上の50%がご登録の口座に振り込まれます。 出典: creator.line.me
つまり、スタンプの販売額から、アプリストアの手数料を除いた残りの半分がクリエイターの取り分になります。さらに、実際に振り込まれるのは、分配額から送金手数料や為替手数料、源泉所得税などを差し引いた金額です。定額でスタンプが使い放題になる「LINEスタンプ プレミアム」に参加している場合は、その分配率に応じた売上が振り込まれます。
売上の目安を立てるときは、1セットが売れたときの取り分がどのくらいかを、販売価格から逆算しておくと現実的です。スタンプは、作ったら自動で売れていくものではありません。家族や友人に使ってもらう、SNSで制作の過程を紹介する、シリーズとして続けて出すといった工夫を重ねて、少しずつ知ってもらうことになります。
販売を始めたあとに見直すこと
販売を始めたら、それで終わりではありません。最初のセットを出したあとに見直すと、次のセットの質が上がります。
1つ目は、自分で実際にトークで使ってみることです。家族や友人とのトークで送ってみると、動きの速さ、文字の読みやすさ、止まったときの絵の見え方を、作っているときとは違う目で確かめられます。思ったより動きが速い、文字が小さいといった気づきは、次のセットに生かせます。
2つ目は、どのスタンプがよく使われるかを観察することです。身近な人に使ってもらい、どの言葉がよく送られているかを聞くと、次のセットで増やすべき言葉が見えてきます。
3つ目は、シリーズとして続けることです。同じキャラクターで、季節のあいさつや敬語のセットなど、使う場面を変えたセットを出していくと、最初のセットを気に入ってくれた人に次も選んでもらいやすくなります。キャラクターの描き方や動きの型がそろっていれば、2つ目以降のセットは作業の時間も短くなります。
4つ目は、作業の記録を残すことです。1個のスタンプに何時間かかったか、どの工程で手間取ったかを記録しておくと、次のセットの予定を立てやすくなり、副業として続けられる量を見極める材料にもなります。
副業として続けるときに知っておくこと
スタンプの売上は、会社員の副業として得た場合、一般に雑所得として扱われます。給与以外の所得の合計が年20万円を超えると、原則として確定申告が必要です。所得とは、売上から制作にかかった費用を差し引いた額のことで、お絵描きソフトの利用料やペンタブレットの購入費などは、制作に使った分を経費として計算できるのが一般的です。どの費用が経費になるかは使い方によって変わるので、迷ったら税務署で確かめます。20万円以下でも、住民税の申告は別に必要になることがあります。
勤務先の就業規則で副業が認められているかも、始める前に確かめておきます。スタンプの販売は、会社の仕事と時間がぶつかりにくい副業ですが、届け出が必要な会社もあります。
スタンプ作りを続けると、キャラクターを描く力だけでなく、短い時間で気持ちを伝える動きを考える力、条件の中で作品を仕上げる力が身につきます。こうした力は、イラストやデザインの仕事を受けるときにも生かせます。
動くスタンプ作りの経験を、在宅の仕事につなげる
在宅ワークとフリーランスの仲介を2004年から続けてきた運営者として見ていると、スタンプやイラストの副業を長く続けている人ほど、1つの作品を大きく当てることより、決められた条件の中で作品を仕上げ、出し続けることを大事にしている傾向があります。スタンプの審査を何度も通した経験は、依頼主の決まりに合わせて納品する仕事の練習にもなっています。
スタンプの制作で身についた力を、受注の仕事へ広げたい人もいるはずです。キャラクターやアイコンの制作、SNS用の画像やバナーの制作は、在宅で受けられる仕事の代表です。どのくらいの経験でどのくらいの単価になるのかは、デザイナーの年収・単価相場で職種ごとの相場を確かめられます。仕事として受けるときは、仲介の手数料が報酬から差し引かれる仕組みかどうかで手取りが変わるので、手数料0%で直接取引できる場があるかどうかも、受ける場所を選ぶときの判断材料になります。
在宅で絵を描く仕事を続けるには、作業の環境づくりも欠かせません。長い時間の作業で集中が切れやすい人は、在宅ワークの集中力アップ|ポモドーロ以外に効く7つのテクニックで紹介されている時間の区切り方が参考になります。スキルを資格の形で示したい人には、在宅ワークに強い資格10選|自宅で稼げるスキルを身につけるが、次に学ぶものを選ぶ手がかりになります。
まずは8個のセットから、毎日使う言葉を選んで絵コンテを作るところから始めてみてください。条件を確かめてから描き始めることが、動くスタンプを最後まで仕上げる一番の近道です。
よくある質問
Q. 動くスタンプは何個から作れますか?
LINEのアニメーションスタンプは、8個、16個、24個の中から個数を選んで作ります。静止画のスタンプより少ない個数から始められるので、初めての人は8個で仕組みに慣れるのがおすすめです。ただし、審査をリクエストしたあとは個数を変更できないため、申請の前にどの個数で出すかを決めておく必要があります。
Q. 1個のスタンプは何秒まで動かせますか?
LINE Creators Marketの制作ガイドラインでは、1個あたりの再生時間は最大4秒までと決められています。ループの回数は1回から4回までで、ループを含めた全体が4秒を超えないようにします。1個に使える絵の枚数は5枚から20枚です。1回の動きが2秒ならループは2回まで、というように逆算して設計します。
Q. スマホだけで動くスタンプは作れますか?
LINEが公式に提供しているアプリ「LINEスタンプメーカー」を使うと、スマートフォンで撮った動画からアニメーションスタンプを作れます。アプリの中で審査のリクエストから販売の開始まで進められます。人物が写った動画を使う場合は、写っている人の許可を得ているかを必ず確かめてください。
Q. スタンプの売上はどのくらい受け取れますか?
LINE Creators Marketの案内では、AppleやGoogleなどの手数料30%を除いた売上の50%が登録した口座に振り込まれると説明されています。実際の振込額は、そこから送金手数料や為替手数料、源泉所得税などを差し引いた金額です。分配額は販売価格や購入された経路によって変わります。
この記事について
編集部
監修:@SOHO編集部
2004年よりフリーランス・在宅ワーク向けサービスを運営。生成AIで作成した下書きを、一次情報と照らし合わせて確認したうえで公開しています。

この記事を書いた人
@SOHO編集部
フリーランス・在宅ワークの専門メディア
@SOHOは2004年から続く、日本のフリーランス・在宅ワーク向け案件サイトです。記事は生成AIで下書きを作り、数値・固有名・出典を一次情報と照らし合わせる確認の手順を経て公開しています。
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