在宅ワークに強い資格10選|自宅で稼げるスキルを身につける

小林 真帆
小林 真帆
在宅ワークに強い資格10選|自宅で稼げるスキルを身につける

この記事のポイント

  • 在宅ワークで高収入を目指すためにおすすめの資格を10個厳選
  • 経理・ライティング・IT・デザインなど
  • 自宅で案件を受注するのに有利な資格と学習法を紹介します

子育てをしながら在宅ワークを始めて4年目。最初はクラウドソーシングで低単価な案件をこなしていましたが、資格を取得してからは単価が目に見えて上がりました。「在宅で安定して稼ぐには、何の資格を取ればいいの?」という相談を受けることが増えたので、私の実体験をもとにまとめます。

正直に言うと、在宅ワーク開始から半年間は月収3万円に届かない月もありました。しかしSEO検定を取得してからは安定して月8万円以上を稼げるようになり、今では月15万円を超える月もあります。資格は「在宅でも稼げる」を現実にするための近道です。

在宅ワーク×資格が強い理由

在宅ワークでは「この人に任せて大丈夫か」という信頼の壁をクリアする必要があります。対面での面談がない分、プロフィールに書ける資格が重要な判断材料になるのです。

実際、クラウドソーシングサイトのプロフィールに資格を記載してから、スカウトの件数が3倍に増えたという経験があります。クライアントの立場で考えてみると当然で、同じ条件のワーカーが2人いたら、資格を持っている方に依頼したくなりますよね。

さらに在宅ワークでは成果物の品質がすべてです。資格の学習を通じて体系的な知識を身につけることで、成果物のクオリティが上がり、リピート案件や継続契約につながりやすくなります。

第1位:日商簿記2級 — 経理代行で安定収入

簿記2級は在宅ワーカーにとって最強の資格と言っても過言ではありません。企業の記帳代行・経理代行は完全在宅で対応可能で、毎月安定した収入が見込めます。

項目 内容
月収目安 5〜15万円
案件の種類 記帳代行、経理代行、確定申告サポート
在宅対応率 ほぼ100%
学習期間 3〜6ヶ月

まずは簿記3級で基礎を固めてから2級に進むのがおすすめです。3級だけでも簡単な記帳代行案件は受けられます。

経理代行の最大の魅力は「継続案件が多い」ことです。一度クライアントの信頼を得れば、毎月の記帳を任され続けるため、案件探しに時間を取られません。私の知人は簿記2級を取得後、3社の経理代行を掛け持ちして月12万円を安定して稼いでいます。

会計ソフト(freeeマネーフォワード弥生会計)の操作スキルも合わせて身につけておくと、即戦力として評価されます。ほとんどの会計ソフトは無料プランがあるので、資格の勉強と並行して触っておきましょう。

第2位:FP(ファイナンシャルプランナー)2級

FP資格は在宅でのライティング案件と非常に相性が良い資格です。保険・投資・住宅ローンなど、お金に関する専門記事を書けるライターは常に需要があります。

金融系のライティング案件は文字単価が高く、1文字3〜8円の案件も珍しくありません。FP2級があるだけで、応募できる案件の幅が格段に広がります。

FPの知識は自分の家計管理にもそのまま活きるため、学習コストに対するリターンが非常に大きい資格です。保険の見直しや住宅ローンの借り換えなど、学んだ知識で年間数十万円の節約ができたという声もよく聞きます。

ライティング以外にも、オンラインでの家計相談やライフプラン作成の副業にも活用できます。Zoomを使った個人相談で1回5,000〜15,000円の報酬が相場です。

第3位:SEO検定 — Webライターの単価直結

在宅ワークの定番であるWebライターとして活動するなら、SEOの知識は必須です。SEO検定を保有していると「検索上位を狙える記事が書ける人」としてクライアントから評価されます。

資格なしのライターの文字単価が0.5〜1円程度なのに対し、SEO検定保有者は2〜5円が相場。年間の収入差は数十万円にもなります。

私自身、SEO検定2級を取得した直後から、クラウドソーシングでのスカウト数が増え、文字単価2.5円の継続案件を獲得できました。SEOの知識があるライターは「記事を書く」だけでなく「検索順位を上げる」という付加価値を提供できるため、クライアントにとって非常に頼もしい存在です。

第4位:AWS認定ソリューションアーキテクト

ITスキルを活かした在宅ワークなら、AWS認定が最もコスパが良い資格です。クラウドエンジニアはフルリモート案件が多く、在宅ワークとの相性は抜群です。

月額単価は60〜90万円とIT系資格の中でもトップクラス。ただし実務経験も求められるため、未経験者は基本情報技術者から段階的にステップアップしましょう。

クラウドエンジニアの働き方は非常に柔軟で、「週3日だけ」「午前中のみ」といった条件の案件もあります。育児や介護と両立しながら高収入を得たい方には特におすすめです。

第5位:ウェブデザイン技能検定2級

Webデザインの在宅案件は需要が安定しています。国家資格であるウェブデザイン技能検定を持っていると、デザイン案件のコンペで選ばれやすくなります。

バナー制作、LP(ランディングページ)制作、Webサイトデザインなど、在宅で完結する案件が豊富です。バナー制作なら1枚3,000〜10,000円、LP制作なら1ページ5〜20万円が相場で、スキルと実績に応じて高単価を狙えます。

第6位:TOEIC 730点以上

TOEICの高スコアは翻訳案件の在宅ワークに直結します。英日翻訳は1文字3〜5円、日英翻訳は1文字5〜10円が相場で、語学スキルを活かせる高単価な在宅ワークです。

730点以上が翻訳案件応募の目安ですが、860点以上あればさらに高単価な案件に応募できます。翻訳案件は納期さえ守れば作業時間を自由に選べるため、ライフスタイルに合わせた働き方が可能です。

第7位:基本情報技術者試験

基本情報技術者はIT系在宅ワークの土台となる資格です。プログラミングやテストの在宅案件に応募する際、基礎力の証明になります。この資格の学習を通じてITの全体像を把握できるため、どの方向に進むかを決める判断材料にもなります。

第8位:色彩検定2級

デザイン全般に活かせる資格で、在宅でのバナー制作やSNS画像制作に役立ちます。Webデザイン技能検定と合わせて取得すると、デザイナーとしての総合力が高まります。合格率が約75%と高く、1〜2ヶ月の学習で取得できるため、コスパの良い資格です。

第9位:Webライティング能力検定

ライター初心者が最初に取るべき資格です。取得難易度が低く1〜2ヶ月で合格可能。在宅ライターとしての第一歩を踏み出す自信になります。1級合格で「Webライティング実務士」の称号が得られ、プロフィールに記載できます。

第10位:Google アナリティクス認定

無料で取得できるGoogleの公式認定資格。Webマーケティングの在宅案件で評価されます。データ分析に基づいた提案ができると、継続案件を獲得しやすくなります。受験料ゼロなので、リスクなしで取得できるお得な資格です。

在宅ワーク向け資格の選び方

今の生活スタイルに合わせる

育児中で長時間の勉強が難しい方は、まず取得難易度の低い資格(簿記3級、Webライティング能力検定、GA認定)から始めましょう。小さな成功体験を積むことが継続のコツです。1つ合格するごとに自信がつき、次の資格にも挑戦しやすくなります。

「在宅で完結するか」を確認する

資格を取っても、実際の案件が出社必須では意味がありません。簿記やライティングなど、成果物をオンラインで納品できる分野の資格を優先しましょう。

資格+実績のセットで単価が上がる

資格だけ持っていても案件は取れません。資格取得後はポートフォリオを作り、最初は低単価でも実績を積むことが大切です。年収データを参考に、半年〜1年かけて単価を上げていく計画を立てましょう。

資格取得後に「最初の案件」を取るための具体的な動き方

資格を取っただけでは仕事は来ません。私自身、SEO検定2級を取った直後、合格証をプロフィールに書いたのに2週間スカウトがゼロでした。そこから試行錯誤してたどり着いた、資格取得後30日以内に初案件を取るための動き方を共有します。

Step 1:合格証を画像で見せる

クラウドソーシングのプロフィール欄に「SEO検定2級保有」と書くだけでは、本当に持っているのか怪しまれます。私は合格証の画像(氏名は隠す)をプロフィールに添付してから、スカウト数が明らかに増えました。合格証はスマホで撮影してアップロードするだけなので、必ず実施しましょう。

Step 2:資格を活かしたサンプル成果物を3つ作る

SEO検定なら「SEO観点で書き直した記事サンプル」「キーワード設計の事例」「タイトル改善の提案書」のような、資格知識を活かしたサンプルを3つ用意します。実案件がなくても、自主制作で構いません。

例えば私は「クライアントの架空ECサイト」を想定して、3,000文字のSEO記事サンプルを書き、それをPDF化してポートフォリオに載せました。これがあるだけで、応募から発注までの確度が体感で5倍以上違います。

Step 3:低単価でも「実績作り」と割り切って初案件を取る

最初の1〜3案件は、相場の半額〜70%でも受ける覚悟が必要です。「実績ゼロの新人」と「実績1件あるワーカー」では、信頼度が天と地ほど違います。

私の場合、SEO検定取得後の最初の案件は文字単価0.8円で受けました。本来なら2円が相場の案件です。しかしこの1件で「SEO検定保有者として5,000文字の記事を納品」という実績ができ、次の案件は文字単価1.5円、その次は2円、半年後には3円——と段階的に上げていけました。

Step 4:継続案件化を意識した提案を出す

初案件で必ずやるべきは「次回も継続でお願いします」を引き出すことです。納品時のメッセージに「次回もぜひお声がけください」と一言添える、納品物の最後に「追加で〇〇もご提案できます」と書く、レスポンスを当日中に返す——こうした小さな積み重ねが、月収を安定させる継続案件につながります。

在宅ワーカーの「収入の天井」を突破する3つの分岐点

資格を取って案件も取れるようになった——ここで多くの方が「月8万円〜15万円の壁」にぶつかります。私自身もこの壁で1年以上停滞しました。この壁を突破した方々を見ていると、3つの共通する分岐点があります。

分岐点1:単発案件から「月額固定契約」への移行

クラウドソーシングの単発案件だけでは、毎月案件を探し続ける必要があり、時給換算では1,500〜2,500円程度で頭打ちになります。

月額固定契約(顧問契約、月額制ライター契約、月額制経理代行など)に移行すると、案件探しの時間がゼロになり、その分を作業時間に充てられます。私の知人ライターは、月額5万円×4社の固定契約に切り替えてから、月収20万円が安定して入るようになりました。

固定契約を取るには「初回案件で圧倒的なクオリティを納品し、相手から継続を提案させる」のが王道です。

分岐点2:1案件あたりの単価を倍にする

ライターなら文字単価2円→4円、Webデザイナーならバナー5,000円→1万円のように、単価を倍にすると同じ作業時間で収入が倍になります。

単価アップの正攻法は「専門特化」です。「医療系SEOライター」「不動産業界のWebデザイナー」「美容クリニック専門の経理代行」のように、業界を絞ると単価が上がります。

中小企業庁の調査によると、特定業界に専門特化したフリーランスは、汎用的なフリーランスと比較して平均報酬単価が約1.6倍高い傾向にある。 出典: 中小企業庁

特化分野は、自分の前職や趣味と関連する分野を選ぶと習得が早く、専門知識が説得力を持ちます。

分岐点3:作業の一部を外注化または自動化する

月収20万円を超えたら、自分の時給と外注単価を比較する段階に入ります。例えば、文字単価3円のライターが月収30万円稼ぐには月10万文字書く必要があり、執筆時間だけで150時間以上かかります。

ここで「リサーチ・データ収集は時給1,500円の外注パートナーに依頼」「執筆部分のみ自分で行う」と分担すれば、自分の時間あたり生産性が1.5〜2倍に上がります。月収40万円、50万円も視野に入ってきます。

「在宅ワーカー」から「在宅事業者」へとマインドを切り替えるのが、この第3分岐点の本質です。

育児・介護と両立するための「現実的な作業時間」設計

在宅ワークの相談で最も多いのが「子どもがいる中で、いつ作業するの?」という質問です。私も子育てしながら在宅ワークをしてきたので、現実的な作業時間の設計を共有します。

未就学児がいる場合:1日2〜3時間が現実ライン

3歳未満の子どもがいる家庭では、「子どもが寝ている時間」しか集中作業ができないと考えた方が安全です。具体的には朝5〜7時、お昼寝中の13〜15時、就寝後の21〜23時のいずれかから2〜3時間を確保するイメージです。

この時間配分だと、月50〜70時間が作業に充てられる時間。文字単価2円のライターなら、月10万円が現実的な収入ラインです。「月20万円稼ぎたい」となると、無理が出ます。

小学生がいる場合:1日4〜6時間が確保可能

子どもが小学校に通い始めると、9時〜14時の5時間が確保できます。月100〜120時間の作業時間になり、月20〜30万円の収入が見えてきます。

ただし夏休み・冬休み・春休みなど、長期休暇中は作業時間が激減します。年収ベースで考えるなら、休暇期間も加味して計画を立てる必要があります。

介護中の場合:1日1〜2時間×不規則

介護中の方の在宅ワークは、作業時間の「総量」より「予測不能性」が問題になります。突発的な通院や対応が入り、まとまった時間が取れない日が続きます。

この場合、納期に余裕のある案件(月内納品、複数日対応可など)を中心に選ぶと続けやすくなります。私の知人は介護中の3年間、「月10件の記事を月末までに納品する」契約だけで月8万円を安定して稼いでいました。

時間配分のコツは「マルチタスクをしない」

育児や介護と両立する在宅ワーカーが陥りがちなのが「子どもの相手をしながらPCを開く」マルチタスクです。これは作業効率が体感で3割以下になり、ストレスも溜まります。

「15分でいいから完全に作業に集中する時間」を確保した方が、結果的に成果物のクオリティが上がり、単価アップにつながります。子どもが起きている時間は割り切って遊ぶ、寝た瞬間に集中作業——このメリハリが在宅ワーク継続のコツです。

資格取得費用を「経費」として落とす確定申告のポイント

在宅ワークで個人事業主として開業届を出している方は、資格取得費用を経費にできるケースがあります。ここを知らないと年間5〜10万円分の節税機会を逃します。

経費にできる資格取得費用

業務に直接関連する資格の取得費用は、原則として経費に算入できます。

費目 経費科目
受験料 諸会費・支払手数料 簿記2級受験料5,500円
テキスト代 新聞図書費 参考書3,000円、問題集2,500円
通信講座費用 研修費 ユーキャン、資格スクエア等の受講料
スクール通学費 研修費・交通費 TACや大原の講座費用、交通費
模擬試験費用 研修費 各種模試の受験料

例えば、Webライターとして開業している方がSEO検定の受験料1万円とテキスト代5,000円を支出した場合、合計1.5万円を経費計上できます。

経費にできない可能性が高いケース

国税庁の見解では、業務と直接関係のない資格(例えばWebライターが自動車免許を取得する場合など)は経費として認められません。また、独立開業のための準備期間中に取得した資格は、開業費として処理する必要があります。

個人事業者が業務遂行上の必要から取得した資格の取得費用は、その者の業務に係る各種所得の金額の計算上、必要経費に算入することができる。 出典: 国税庁

領収書・受験票は必ず保管

経費計上には領収書または受験票の保管が必須です。クレジットカード明細だけでは不十分なケースもあるので、紙の領収書もしくは公式サイトからダウンロードできる受領証を保管しておきましょう。電子データでもOKですが、紛失を避けるためにバックアップを取ることをおすすめします。

開業前の資格取得費用は「開業費」として処理

開業届を出す前に取得した資格費用は、「開業費」として繰延資産に計上し、5年以内の任意の期間で償却できます。開業初年度の利益が少ないうちは経費計上を遅らせ、利益が出てきた年に償却することで節税効果を最大化できます。

確定申告ソフト(freeeやマネーフォワード)を使えば、こうした処理は自動で計算してくれます。在宅ワーカーで青色申告をするなら、こうしたソフトの活用と合わせて、資格取得費用の経費化も忘れずに行いましょう。

よくある質問

Q. 在宅ワークを始めるにあたって、未経験でも取りやすい資格やスキルはありますか?

クライアントとのやり取りは基本的にテキストとなるため、正しい言葉遣いやマナーを証明できる「ビジネス文書検定」などは、信頼構築に直結するため非常におすすめです。また、SlackやZoom、Canvaなどの基本的なツールの使い方を覚えて おくことも大きな強みになります。

Q. 資格はあったほうが有利ですか?

必須ではありませんが、クライアントへの信頼材料にはなります。例えば、ネットワーク周りの知識があればAIの挙動も深く理解できるため、CCNAなどのIT系資格は意外とライティングでも重宝されます。

Q. Webデザイン初心者ですが、最初に学ぶべきはIllustratorですか?

Webデザインに特化したいのであれば、まずはFigmaから学習することをお勧めします。操作が直感的で、無料ですぐに始められるためです。ロゴ作成や本格的なグラフィックに興味が出てきた段階でIllustratorを学ぶのが、挫折しにくいステップです。昔の教本には「まずIllustratorとPhotoshop」と書かれていることが多いですが、現代のWebデザインにおいては必ずしもそれが正解ではありません。

Q. 在宅ワークで月に10万円稼ぐには、1日どれくらい働く必要がありますか?

時給換算でいくらの案件を受けるかによりますが、仮に時給1,250円の仕事であれば月に80時間(1日4時間×20日)稼働する必要があります。Webライティングやオンライン秘書、Webデザインなど、ご自身のスキルに合った職種を選ぶことが目標 達成の近道です。

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小林 真帆

この記事を書いた人

小林 真帆

元SE→フリーランスWebマーケター

SIerで5年間SEとして勤務した後、Webマーケティングに転身。Google広告認定資格・ウェブ解析士を取得し、現在はフリーランスとして中小企業のデジタルマーケティングを支援しています。

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