Macの集中モードを設定して、通知を減らし作業に向き合う使い方


この記事のポイント
- ✓Macの集中モードの使い方を
- ✓Appleの公式ユーザガイドの手順に沿って整理しました
- ✓コントロールセンターでのオンとオフ
原稿を書いている途中に、チャットの通知が画面の右上に出る。見るつもりはなかったのに、つい開いて返信して、気づけば15分たっている。在宅で仕事をしていると、こうした小さな中断が1日に何度も起こります。Macの集中モードは、この中断を減らすための標準の機能です。
集中モードを使うと、すべての通知を一時的に止めたり、特定の人やアプリからの通知だけを通したりできます。時刻や使っているアプリに合わせて自動でオンとオフを切り替えることもでき、一度設定してしまえば、毎日操作する必要はありません。
この記事では、Appleの公式のMacユーザガイドの手順を今日時点で確かめたうえで、Macの集中モードの基本の使い方、許可する通知の選び方、自動で切り替える設定、アプリごとの表示を絞る集中モードフィルタ、在宅の仕事での使い分けを順に説明します。手順は最新のmacOSの画面の名前に沿って書いています。
集中モードとは何か、おやすみモードとの関係
集中モードとは、Macに届く通知を、場面に応じて止めたり絞り込んだりする機能のことです。Appleのユーザガイドでは、集中モードを使って、すべての通知を一時停止したり、知らされないようにしたり、特定の通知(緊急のプロジェクトに関する同僚からの通知など)だけを許可したりできると説明しています。
集中モードには、いくつかの種類があります。最初から用意されているのが「おやすみモード」で、ユーザガイドでは「おやすみモード」の集中モードは常に使えると書かれています。ほかに「仕事」「パーソナル」「読書」「ゲーム」のような用意された集中モードを追加でき、自分で名前を付けた「カスタム」の集中モードも作れます。カスタムの集中モードは最大10個まで作れます。
おやすみモードと、そのほかの集中モードの関係は、次のように考えると分かりやすくなります。
- おやすみモード:すべての通知を知らされないように、素早く止めたいときに使う。名前や色やアイコンは変えられない
- 仕事、読書などの集中モード:場面ごとに、通す通知と止める通知を細かく決めて使う
- カスタムの集中モード:「原稿執筆」「経理作業」のように、自分の仕事に合わせて名前を付けて使う
ユーザガイドでも、すべての通知をすぐに止めたいときは、コントロールセンターで「おやすみモード」をオンにするよう案内しています。毎日の仕事に合わせて使い分けたいなら、仕事やカスタムの集中モードを作って、通す通知を決めていくのが基本の流れです。
なお、この記事の手順は最新のmacOSの画面に沿っていて、設定の場所は「システム設定」です。古い資料に出てくる「システム環境設定」は、以前のmacOSでの名前です。
集中モードをすぐにオンとオフにする方法
まずは、いちばんよく使う、集中モードのオンとオフの切り替え方です。ユーザガイドによると、コントロールセンターを使います。コントロールセンターとは、メニューバーの右側にあるアイコンから開く、よく使う設定をまとめた画面のことです。
- メニューバーのコントロールセンターのアイコンをクリックする
- 「集中モード」の項目のどこかをクリックする
- 使いたい集中モードをクリックすると、その集中モードがオンになり、アイコンがメニューバーに表示される
- オフにするときは、オンになっている集中モードをもう一度クリックする
メニューバーの設定で、集中モードのアイコンを常にメニューバーに表示するようにしている場合は、そのアイコンからも切り替えられます。
集中モードは、続ける時間を選んでオンにすることもできます。ユーザガイドは、次のように説明しています。
「1時間」などの期間を選択します。会議や授業などの予定された予定に参加しているときに集中モードをオンにする場合は、「この予定が終了するまで」を選択して、(カレンダーアプリで設定した)予定の終了時刻に集中モードを自動的にオフにすることができます。 出典: Apple サポート
「1時間」を選べば、作業のあとにオフにし忘れて、大事な連絡を見逃すことを防げます。オンライン会議の予定がカレンダーに入っていれば、「この予定が終了するまで」を選ぶと、会議が終わった時点で自動でオフになります。
ほかに、ユーザガイドでは、Optionキーを押したままメニューバーの日付と時刻をクリックすると、「おやすみモード」をオンにできるとも紹介されています。キーボードのファンクションキーの列に「おやすみモード」のキーがある機種では、そのキーでもオンにできます。急いで通知を止めたいときに覚えておくと便利です。
集中モードの前に、要らない通知そのものを止めておく
集中モードは、通知を「一時的に」止める仕組みです。一方で、そもそも普段から見る必要のない通知は、集中モードに頼らずに止めておいたほうが、設定がすっきりします。
ユーザガイドによると、アプリやWebサイトの通知は次の手順でオフにできます。
- Macで「システム設定」を開く
- サイドバーで「通知」をクリックする(下にスクロールする必要がある場合があります)
- 「アプリケーションの通知」の下で、アプリやWebサイトをクリックする
- 「通知を許可」をオフにする
オフにすると、「通知を許可」をもう一度オンにするまで、そのアプリやWebサイトの通知は届かなくなります。
通知を見直すときは、「アプリケーションの通知」の一覧を上から順に見て、次の3つに仕分けると判断しやすくなります。
- いつでも届いてほしいもの:カレンダー、取引先と連絡するチャットなど
- 仕事の時間だけ届いてほしいもの:業務用のツール、共有ドキュメントのコメントなど
- 普段は要らないもの:ゲーム、ショッピング、ニュース、使っていないアプリなど
3つ目の「普段は要らないもの」は、通知の設定でオフにします。2つ目の「仕事の時間だけ」は、集中モードの「パーソナル」で止めます。こうして役割を分けておくと、集中モードで許可するアプリを選ぶときに迷わなくなります。
特に、Webサイトの通知は見落としがちです。過去にブラウザで「通知を許可」を押したサイトが、一覧に並んでいることがあります。心当たりのないサイトは、ここでオフにしておきます。
集中モードを追加する手順
場面ごとに使い分けるには、まず使いたい集中モードを追加します。ユーザガイドの手順は次のとおりです。
- Macで「システム設定」を開く
- サイドバーで「集中モード」をクリックする(下にスクロールする必要がある場合があります)
- 「集中モードを追加」をクリックする
- 用意された集中モードを使うなら「仕事」などの名前をクリックする。自分で作るなら「カスタム」をクリックし、名前を入力して色とアイコンを選び、「OK」をクリックする
在宅で仕事をする人なら、最初は次の3つを作っておくと使い分けやすくなります。
- 「仕事」:取引先や仕事の連絡だけを通し、私用の通知を止める
- 「執筆」や「制作」などのカスタム:原稿や制作物に集中する時間用。ほぼすべての通知を止める
- 「パーソナル」:仕事が終わったあと、仕事の通知を止めて私用の連絡だけを通す
集中モードを増やしすぎると、どれを使えばよいか迷うようになります。最初は2つか3つにとどめ、使いながら必要なものを追加していくのがおすすめです。
許可する人とアプリを選ぶ
集中モードの中心になるのが、「どの通知を通すか」の設定です。ユーザガイドでは、集中モードがオンのときに表示される通知として、特定の人やアプリからの通知、即時通知、Macで受けた着信の通知などを指定できると説明しています。
通知される連絡先を選ぶ
「システム設定」の「集中モード」で、設定したい集中モードをクリックし、「通知される連絡先」をクリックします。
- 特定の人からの通知だけを許可するには、「通知」の横のポップアップメニューで「一部の連絡先から許可」を選び、連絡先を追加する
- 特定の人からの通知だけを止めるには、「一部の連絡先から通知しない」を選び、連絡先を追加する
着信の扱いも選べます。「着信を許可」の横のポップアップメニューで、すべての人から、通知を許可した人のみから、連絡先に登録されている人のみから、iPhoneの「よく使う項目」に登録されている人のみから、のいずれかを選びます。「繰り返しの着信を許可」をオンにすると、3分以内に2回以上電話をかけてきた人からの着信の通知は受け取れます。急ぎの連絡を見逃さないための設定なので、仕事用の集中モードではオンにしておくと安心です。
通知されるアプリを選ぶ
同じく集中モードの設定で「通知されるアプリ」をクリックします。
- 特定のアプリからの通知だけを許可するには、「通知」のポップアップメニューで「一部のアプリから許可」を選び、「追加」ボタンからアプリを選ぶ
- 特定のアプリからの通知だけを止めるには、「一部のアプリから通知しない」を選び、アプリを追加する
ユーザガイドでは、「仕事中」の集中モードで、仕事で必要なアプリからの通知だけを許可する例が挙げられています。
即時通知を許可する
「即時通知」をオンにすると、早急な対応が必要な予定やタスクの通知は、集中モードの間も届きます。ユーザガイドによると、カレンダーなどの一部のアプリには即時通知があり、確実に受け取るには、このオプションを選ぶ必要があります。あわせて、「通知」の設定で、そのアプリが即時通知を送ることを許可しているかも確かめてください。
「許可」と「止める」のどちらで設定するか
通知を絞る方法には、「通すものを選ぶ」と「止めるものを選ぶ」の2通りがあります。集中して作業したい時間には、通すものを選ぶほうが確実です。止めるものを選ぶ方法では、あとから入れたアプリの通知が素通りしてしまうからです。逆に、普段の仕事の時間に、特定のSNSだけを止めたいような場合は、止めるものを選ぶほうが手軽です。
時刻、場所、アプリで自動に切り替える
集中モードは、毎回手で切り替えるより、自動で切り替わるようにしたほうが続きます。ユーザガイドによると、特定の時間、特定の場所への到着と出発、特定のアプリを開いたり閉じたりしたときに、集中モードのオンとオフが自動で切り替わるように設定できます。
設定は、「システム設定」の「集中モード」で集中モードをクリックし、「スケジュールを設定」の「スケジュールを追加」から行います。
- 時刻:「時刻」をクリックして開始と終了の時刻を入力し、適用する曜日を選んで「完了」をクリックする
- 場所:「場所」をクリックして場所の名前を検索して選ぶ。その場所に着いたときにオンになり、離れたときにオフになる。位置情報サービスを有効にしておく必要がある
- アプリ:「アプリ」をクリックしてアプリを選ぶ。そのアプリを開いたときにオンになり、閉じたときや別のアプリに切り替えたときにオフになる
一時的に止めたいときは、時刻のスケジュールなら画面上部の「スケジュール」を、場所やアプリのスケジュールなら「オートメーション」をオフにします。
在宅の仕事でとくに使いやすいのが、アプリに合わせた切り替えです。たとえば、文章を書くアプリや、画像や動画を編集するアプリを開いたときに「執筆」や「制作」の集中モードがオンになるようにしておけば、作業を始めるだけで通知が静かになり、作業を終えてアプリを閉じれば元に戻ります。
時刻のスケジュールは、勤務時間がおおむね決まっている人に向いています。平日の9時から18時は「仕事」、それ以外の時間は「パーソナル」、というように設定しておくと、仕事と私用の切り替えを意識しなくても済みます。
集中モードフィルタでアプリの表示を絞る
集中モードには、通知を止めるだけでなく、アプリの表示そのものを場面に合わせて絞る「集中モードフィルタ」という機能もあります。ユーザガイドによると、集中モードがオンのときのカレンダー、メール、メッセージ、Safariの動作を変えられます。
設定は、集中モードの設定の「集中モードフィルタ」で「フィルタを追加」をクリックして行います。
- カレンダー:その集中モードのときに表示したいカレンダーを選ぶ
- メール:その集中モードのときに表示したいメールのアカウントを選ぶ
- メッセージ:「連絡先のリストでフィルタ」をオンにする
- Safari:その集中モードのときに表示したいタブグループを選ぶ
ユーザガイドでは、「仕事」の集中モードのときにSafariに表示するタブグループを選んだり、「パーソナル」の集中モードの間は仕事用のカレンダーを表示しないようにしたりする例が挙げられています。
在宅で仕事をしていると、仕事と私生活の境目があいまいになりがちです。仕事の時間は私用のメールのアカウントを表示せず、休みの時間は仕事のカレンダーを表示しない、というように画面そのものを切り替えると、気持ちの切り替えもしやすくなります。フィルタは、設定した集中モードの中で、あとからオンとオフを切り替えたり、削除したりできます。
iPhoneやiPadとの共有と、集中モード状況
集中モードは、同じApple Accountでサインインしているほかのデバイスと共有できます。ユーザガイドによると、「集中モード」の設定で「デバイス間で共有」をオンにすると、すべてのAppleデバイスで集中モードの設定が最新の状態に保たれます。この状態でMacの集中モードを切り替えると、iPhoneやiPadの集中モードも同じように切り替わります。
Macで作業に集中しているのに、机の上のiPhoneに通知が届いて気が散る、ということはよくあります。デバイス間で共有しておけば、Macで集中モードをオンにするだけで、iPhoneも静かになります。反対に、Macだけ通知を止めてiPhoneでは連絡を受けたい人は、共有をオフにしておきます。
もう1つ、「集中モード状況」の設定もあります。これをオンにすると、メッセージを送ってきた相手に、あなたが通知を知らされない状態であることを伝えられます。重要な内容の場合は、相手がそのまま通知することを選べるとユーザガイドに書かれています。状況を共有するには、「集中モード状況」をクリックし、「集中モード状況を共有」をオンにしてから、共有したい集中モードをそれぞれオンにします。
取引先とメッセージでやり取りしている場合、状況を共有すると、返事が遅いことの理由が相手に伝わります。一方で、私用の連絡で「通知を止めている」と知られたくない場合もあるので、どの集中モードで共有するかを個別に選んでおくのがよいでしょう。
Apple Intelligenceを使った通知の絞り込み
最新のmacOSでは、Apple Intelligenceを使って通知を絞り込む機能もあります。ユーザガイドによると、集中モードの設定にある「インテリジェントブレークスルーと非通知」をオンにすると、Apple Intelligenceが重要な通知を表示し、重要でないと判断した通知を知らせないようにします。自分で明示的に許可した通知や、止めると指定した通知は、常にその設定どおりになります。
また、「さまたげ低減」という集中モードを追加すると、特に重要な通知だけが表示されます。この集中モードでは、「インテリジェントブレークスルーと非通知」は最初からオンで、オフにはできません。
ただし、ユーザガイドには、Apple Intelligenceは一部の言語や地域では使えないことがあり、使用の制限がある場合があると書かれています。通知の重要度をAIに任せるのが不安な人や、確実に届いてほしい連絡がある人は、まずは自分で許可する人とアプリを決める方法で設定し、補助として試してみるのが安心です。
在宅の仕事での使い分けの例
ここまでの機能を組み合わせて、在宅で仕事をする人の1日に当てはめた例を紹介します。
朝の連絡確認の時間
9時から9時半は、集中モードをオフにして、届いている連絡をまとめて確認します。この時間に返信を済ませておくと、そのあと集中モードで通知を止めても、取引先を待たせる不安が小さくなります。
午前の集中作業の時間
9時半から12時は、カスタムの「執筆」や「制作」の集中モードを、時刻のスケジュールでオンにします。通知を許可するのは、急ぎの連絡をくれる取引先の担当者と、カレンダーの即時通知だけにします。「繰り返しの着信を許可」もオンにしておけば、本当に急ぎの電話は届きます。
昼休みの時間
12時から13時は、あえて集中モードをオフにするか、「パーソナル」に切り替えます。午前中に止めていた通知をここでまとめて確認し、急ぎのものだけに返信します。通知を止める時間と、まとめて確認する時間を対にしておくと、「止めている間に何か大事な連絡が来ていないか」という不安が小さくなり、集中する時間に気持ちが散りにくくなります。
確認の時間を決めておくことは、取引先にとってもメリットがあります。「昼と夕方に必ずメールを確認します」と伝えておけば、相手は返事がいつ来るかを予想でき、催促の連絡を重ねて送る必要がなくなります。
午後のオンライン会議の時間
会議の前に、集中モードを「この予定が終了するまで」でオンにします。画面を共有しているときに、私用のメッセージの通知が映ってしまう事故を防げます。会議が終われば、自動でオフに戻ります。
仕事が終わったあとの時間
18時以降は「パーソナル」の集中モードにして、仕事のアプリの通知を止めます。集中モードフィルタで、仕事用のメールのアカウントとカレンダーを表示しないようにしておけば、夜にうっかり仕事のメールを開いてしまうことも減ります。
このように、集中モードは「通知を止める機能」というより、「時間の使い方を決めておく仕組み」として使うと効果が出ます。最初から1日分の予定をすべて作り込む必要はありません。まずは午前中の集中作業の時間だけを自動にし、慣れてきたら会議や夜の時間の設定を追加していくと、無理なく定着します。
仕事の種類ごとの設定の目安
在宅の仕事の種類によって、集中モードの使い方の向き不向きがあります。目安を挙げておきます。
文章を書く仕事
ライターや翻訳のように、まとまった時間に文章を書く仕事では、執筆のアプリを開いたときに集中モードがオンになる、アプリに合わせた自動の切り替えが向いています。許可する通知は、締め切りの近い取引先の担当者と、カレンダーの即時通知だけに絞ります。
デザインや動画の制作の仕事
制作の仕事では、画面を取引先に共有しながら作業を見せることがあります。オンライン会議や画面共有の間に私用の通知が映らないよう、会議の予定に合わせて「この予定が終了するまで」でオンにする使い方が役に立ちます。
問い合わせ対応や事務の仕事
カスタマーサポートや事務のように、連絡を受けること自体が仕事の場合は、通知をすべて止めるわけにはいきません。対応に使うチャットやメールのアプリは許可し、SNSやニュースなど仕事に関係のない通知だけを止める、「止めるものを選ぶ」方法が向いています。
どの仕事でも、1日のうちに「連絡を受ける時間」と「作業に集中する時間」を分けて、集中モードでその区切りを自動にしておくことが基本です。
集中モードを使うときの注意点
便利な集中モードですが、使い方を誤ると、大切な連絡を見逃すことがあります。次の点に気をつけてください。
1つ目は、オフにし忘れです。手でオンにした集中モードは、オフにするまで続きます。「1時間」や「この予定が終了するまで」のように、終わりを決めてオンにする習慣をつけると、オフにし忘れを防げます。
2つ目は、取引先への伝え方です。集中モードで通知を止めている時間がある場合は、取引先に「午前中は作業に集中しているため、返信は午後になります」のように、返信の目安を伝えておくと、相手を不安にさせません。
3つ目は、ゲームの集中モードの初期設定です。ユーザガイドによると、Macにゲームコントローラが接続されているときは、「ゲーム」の集中モードが常にオンになるように初期設定されています。仕事のMacにコントローラをつないだままにしていると、知らないうちに通知が止まることがあります。
4つ目は、通知の設定との関係です。集中モードで通知を許可していても、そもそも「通知」の設定でアプリの通知がオフになっていれば、通知は届きません。届くはずの通知が届かないときは、集中モードと通知の両方の設定を確かめます。
集中モードが思いどおりに動かないときの確かめ方
設定したはずなのに通知が届いてしまう、あるいは届くはずの通知が届かない、というときは、次の順に確かめます。
まず、どの集中モードがオンになっているかを、コントロールセンターで確かめます。スケジュールやアプリによる自動の切り替えを複数設定していると、思っていたのとは別の集中モードがオンになっていることがあります。
次に、その集中モードの「通知される連絡先」と「通知されるアプリ」を確かめます。「一部のアプリから許可」と「一部のアプリから通知しない」のどちらを選んでいるかで、動きが正反対になります。
届くはずの通知が届かない場合は、「通知」の設定で、そのアプリの「通知を許可」がオンになっているかを確かめます。集中モードで許可していても、通知そのものがオフでは届きません。即時通知を使うアプリでは、「通知」の設定で即時通知を送ることを許可しているかも見ます。
iPhoneとの連動がおかしいときは、「デバイス間で共有」がオンになっているか、両方のデバイスで同じApple Accountにサインインしているかを確かめます。
それでも分からないときは、いったんカスタムの集中モードを1つだけにして、許可するアプリを1つずつ追加しながら動きを確かめると、原因を切り分けやすくなります。
通知の次に気になる、メニューバーの整理
集中モードで通知を減らしても、画面の上のメニューバーに常駐アプリのアイコンがずらりと並んでいると、目に入る情報は多いままです。通信の状態、クラウドの同期、録画のアプリ、パスワード管理など、在宅の仕事では常駐アプリが増えやすく、ノッチのあるMacBookでは、アイコンがノッチの向こうに隠れて押せなくなることもあります。
アイコンを整理したいときの候補の1つに、Mac用のメニューバー整理のアプリのKoffret(コフレ)があります。公式サイトによると、アイコンを「表示」「非表示」「常時非表示」の3つにドラッグで振り分けて使い、隠したアイコンは本物の見た目のまま呼び出せて、メニューバーを畳んだままメニューを開けます。電池の残量、決めた時間帯、使っているアプリなどの条件が成立している間だけ、指定したアイコンを表示する機能や、分類の組み合わせをプリセットとして保存し、決めたアプリが前面に来たときに切り替える機能もあります。料金は1,980円(税込)の買い切りで、月々の支払いはありません。14日間は試用でき、カードの登録は要りません。動作にはmacOS 14以降が必要で、アクセシビリティと画面収録の許可を求めます。詳しくはKoffretの公式サイトで確かめられます。
Koffretは、@SOHOを運営する株式会社ライフスケープが開発・提供しています。
集中モードで「届く通知」を絞り、メニューバーの整理で「目に入るアイコン」を絞る、というように、2つを組み合わせると、画面全体が静かになります。どちらも、自分の作業ごとに切り替えられる点が共通しています。
集中できる環境づくりと、在宅の仕事を長く続けることについての考察
最後に、集中モードを、在宅で仕事を受ける人の立場から見ておきます。
在宅の仕事では、作業の質と速さが、そのまま次の依頼につながります。通知に気を取られて作業が途切れると、書き直しや見落としが増え、納期の前に慌てることになります。AIコンサル・業務活用支援のお仕事では、業務にツールを取り入れて作業を効率化する支援が仕事として紹介されていて、集中モードのような標準の機能を使いこなし、依頼者の環境に合わせて設定を提案できることは、こうした仕事の強みにもなります。
フリーランスや在宅ワークの市場を20年運営してきた立場から言えば、長く続く人ほど、仕事の時間と連絡を受ける時間を自分で区切り、その決まりを取引先にも伝えています。返信の時間帯がはっきりしている人は、依頼する側も予定を立てやすく、結果として「この人に任せると楽」という信頼につながります。中間に手数料が入らない直接取引では、依頼する側は同じ予算でより多くを頼めて、受け手は手取りが厚くなります。その分、時間の管理は自分で担う必要があり、集中できる環境を整えることが、そのまま仕事を続ける力になります。
デザインや制作の仕事をしている人にとっても、集中できる時間をどれだけ確保できるかは、仕上がりと単価に直結します。デザイナーの年収・単価相場では、デザイナーの仕事の相場が整理されていて、まとまった作業時間を確保して質を上げることの意味が見えてきます。Macで動くアプリの仕組みに興味が出てきた人には、アプリケーション開発のお仕事のように、アプリそのものを作る仕事もあります。
集中モードは、一度設定すれば、あとは自動で働いてくれる機能です。まずは「仕事」の集中モードを1つ作り、許可する人とアプリを選んで、平日の午前中だけ時刻で自動にオンになるようにしてみてください。1週間使ってみると、通知に振り回されていた時間がどれだけあったかに気づくはずです。
よくある質問
Q. Macの集中モードとおやすみモードは何が違いますか?
おやすみモードは集中モードの1つで、すべての通知を知らされないように素早く止めたいときに使います。名前や色は変えられません。ほかに「仕事」や「読書」などの集中モードや、自分で名前を付けるカスタムの集中モードを作れて、場面ごとに通す人やアプリを細かく決められます。カスタムは最大10個まで作れます。
Q. 集中モード中でも特定の人からの通知だけ受け取れますか?
受け取れます。「システム設定」の「集中モード」で集中モードを選び、「通知される連絡先」で「一部の連絡先から許可」を選んで連絡先を追加します。着信の通知を許可する範囲も選べ、「繰り返しの着信を許可」をオンにすると、3分以内に2回以上電話をかけてきた人からの着信は通知されます。
Q. 集中モードを決まった時間に自動でオンにできますか?
できます。集中モードの設定の「スケジュールを設定」で「スケジュールを追加」をクリックし、「時刻」で開始と終了の時刻と曜日を選びます。ほかに、特定の場所に着いたときや、特定のアプリを開いたときに自動でオンにする設定もあります。一時的に止めたいときは、スケジュールの画面でオフにできます。
Q. Macで集中モードをオンにするとiPhoneも切り替わりますか?
「集中モード」の設定で「デバイス間で共有」をオンにしていれば、同じApple Accountでサインインしているほかのデバイスでも、集中モードのオンとオフが切り替わります。Macだけ通知を止めてiPhoneでは連絡を受けたい場合は、「デバイス間で共有」をオフにしておきます。
この記事について
編集部
監修:@SOHO編集部
2004年よりフリーランス・在宅ワーク向けサービスを運営。生成AIで作成した下書きを、一次情報と照らし合わせて確認したうえで公開しています。

この記事を書いた人
@SOHO編集部
フリーランス・在宅ワークの専門メディア
@SOHOは2004年から続く、日本のフリーランス・在宅ワーク向け案件サイトです。記事は生成AIで下書きを作り、数値・固有名・出典を一次情報と照らし合わせる確認の手順を経て公開しています。
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