Macのファイル整理アプリの選び方と、フォルダが散らからない置き場所の決め方

@SOHO編集部
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Macのファイル整理アプリの選び方と、フォルダが散らからない置き場所の決め方

この記事のポイント

  • ✓Macのファイル整理アプリを選ぶ前に
  • ✓フォルダの保存先のルールを決める方法を解説
  • ✓タグやスマートフォルダなど標準機能でできること

Macのファイル整理アプリを探している人の多くは、デスクトップがファイルで埋まり、ダウンロードフォルダには何百ものファイルがたまり、必要な資料を探すたびに時間を取られています。結論から書くと、アプリを入れる前に「どこに何を保存するか」のルールを決めることが先です。ルールがないままアプリを入れても、散らかる場所が変わるだけで終わります。

この記事では、Macのファイルが散らかる理由、フォルダの保存先のルールの決め方、Macの標準機能でできる整理、ファイル整理アプリの種類と料金、選び方の基準、整理を続けるための習慣、バックアップと同期の注意点を、順に整理します。機能の説明は、Appleの公式サポートと各アプリの公式サイトの記載(2026年10月3日時点)をもとにしています。

Macのファイルが散らかる理由

Macのファイルが散らかるのは、整理が苦手だからではありません。Macの初期設定と、日々の作業の流れに原因があります。

1つ目は、ダウンロードフォルダです。ブラウザやメールから受け取ったファイルは、何も設定しなければすべてダウンロードフォルダに保存されます。受け取ったまま開いて作業し、そのまま放置すると、ダウンロードフォルダが作業場所になってしまいます。

2つ目は、デスクトップです。すぐに使うファイルをデスクトップに保存すると、目に入る場所にあるので便利です。ただ、作業が終わっても片付けないため、数週間でデスクトップが埋まります。

3つ目は、保存の画面で表示される場所です。アプリでファイルを保存するとき、前回保存した場所や書類フォルダがそのまま表示されることがあります。保存先を考えずにそのまま保存すると、関係のないファイルが同じ場所に集まります。

4つ目は、同じファイルの版がいくつもできることです。「報告書_最新」「報告書_最新_修正」「報告書_最終」のように、名前で版を区別すると、どれが本当の最新なのか分からなくなります。

5つ目は、保存場所が複数あることです。Macの内蔵ディスク、外付けディスク、iCloud Drive、ほかのクラウドストレージに、同じ仕事のファイルが分かれて保存されていると、探す場所が増えます。

医療や介護の現場では、物品の保管場所が決まっていて、誰が使っても元の場所に戻すのが当たり前になっています。だからこそ、交代で働いても必要なものがすぐに見つかります。ファイルも同じで、保存先が決まっていないことが、散らかる一番の原因です。

先に決める、フォルダの保存先のルール

ファイル整理アプリの効果を出すには、先に保存先のルールを決めておく必要があります。ルールは複雑にするほど守れなくなるので、次の3つの層に分けるだけで十分です。

層1:作業中のフォルダ

今進めている仕事や案件ごとに、1つのフォルダを作ります。仕事のファイルはすべてこの中に保存します。案件が終わるまでは、ここが作業場所です。

層2:保管のフォルダ

終わった案件のフォルダを移す場所です。「保管」や「完了」といった名前のフォルダを1つ作り、案件が終わったら作業中のフォルダから移します。作業中のフォルダには、今動いている案件だけが残ります。

層3:一時保存の場所

受け取ったばかりのファイルや、すぐに使い終わるファイルの一時的な保存場所です。ダウンロードフォルダやデスクトップがこの役割を担います。ここに保存したファイルは、1日の終わりか1週間の終わりに、作業中のフォルダへ移すか削除します。

フォルダとファイルの名前の付け方

名前の付け方も決めておくと、探しやすさが大きく変わります。

・フォルダ名の先頭に日付や番号を付ける(例:2026-10_取引先A_記事制作)
・ファイル名に版を表す番号を付ける(例:原稿_v01、原稿_v02)
・「最新」「最終」という言葉を使わない
・半角の英数字、ハイフン、アンダースコアを中心にする

Finderでは、名前の先頭の日付や番号で並べ替えると、時系列順に並びます。「最新」という言葉を使わず番号で版を管理すれば、一番大きい番号が最新だとすぐに分かります。

なお、Appleの公式サポートによると、Finderではファイル名にコロン(:)を使えず、ピリオド(.)で始まる名前も付けられません。Windowsのパソコンとファイルをやりとりする場合は、Windows側で使えない記号も避けておくと、受け渡しのトラブルが減ります。

Macの標準機能でできる整理

ファイル整理アプリを探す前に、Macに最初から入っている機能を確かめておきます。多くの人にとって、標準の機能だけで整理の悩みの大半が解決します。

タグ

ファイルやフォルダに、色と名前の付いた目印を付ける機能です。Appleの公式サポートによると、タグはファイルがMacに保存されているかiCloudにあるかにかかわらず機能し、1つのファイルに複数のタグを付けられます。ファイルを選んでControl+1キーからControl+7キーを押すと、よく使うタグを素早く付けたり外したりできます。

「請求書」「要確認」「納品済み」のように、フォルダの分け方とは別の軸でファイルを探したいときに役立ちます。

スマートフォルダ

条件に合うファイルを自動で集めて表示する機能です。Appleの公式サポートは、こう説明しています。

スマートフォルダは、定義したルールに合致するファイルを自動的に収集します。例えば、過去1か月で編集されたすべてのPDFや、「仕事」というタグを付けたすべてのファイルなどです。ファイル自体は移動しません。スマートフォルダは対象のファイルを1か所にまとめて表示するだけです。 出典: Apple サポート MacのFinderでファイルを整理する

「ファイル」メニューの「新規スマートフォルダ」から作成し、サイドバーに登録しておけば、「今週編集したファイル」「要確認のタグが付いたファイル」などを、毎日開く一覧として使えます。

デスクトップのスタック

デスクトップのファイルを、種類や日付、タグごとのグループにまとめて表示する機能です。デスクトップをクリックして「表示」から「スタックを使用」を選ぶか、Control+Command+0キーでオンにできます。デスクトップに保存したファイルは、自動で適切なスタックに追加されます。

複数のファイルの名前を一度に変える

複数のファイルを選んでControlキーを押しながらクリックし、「名称変更」を選ぶと、文字の置き換え、文字の追加、連番や日付を付けた名前への変更が一度にできます。写真や資料の名前を揃えるのに便利です。

フォルダを先頭に表示する

Finderの設定の「詳細」で「フォルダを常に先頭に表示」をオンにすると、名前順で並べたときにフォルダがファイルより先に並びます。フォルダとファイルが混ざって探しにくい、という不満が解消されます。

散らかったMacを最初に片付ける手順

すでにデスクトップやダウンロードフォルダが散らかっている場合、ルールを決めても、今あるファイルをどう片付けるかで手が止まります。1つずつ仕分けようとすると、何日かかっても終わりません。次の手順で、短時間で片付けの出発点を作ります。

手順1:バックアップを取る

片付けの途中で大事なファイルを削除しても戻せるように、最初にバックアップを取ります。Time Machineを設定している場合は、最新のバックアップが完了しているかを確かめます。

手順2:「未整理」フォルダに全部入れる

書類フォルダの中に「未整理」というフォルダを1つ作り、デスクトップとダウンロードフォルダにあるファイルを、仕分けずにすべてその中へ移します。デスクトップとダウンロードフォルダが空になるだけで、気持ちの上でも作業の上でも、新しいルールを始めやすくなります。

手順3:今動いている案件の分だけ取り出す

今進めている案件のフォルダを作り、その案件に必要なファイルだけを「未整理」から取り出して移します。全部を仕分ける必要はありません。必要になったときに「未整理」の中を検索して取り出せば十分です。

手順4:3か月後に見直す

3か月たっても一度も取り出さなかったファイルは、多くの場合、今後も使いません。リスト表示で「最後に開いた日」を確かめ、外付けディスクの保管用フォルダへ移すか、不要なものは削除します。

この方法の利点は、片付けに1時間もかからないことです。完璧に仕分けてから新しいルールを始めようとすると、いつまでも始められません。散らかった過去のファイルは「未整理」に閉じ込め、新しく受け取るファイルから順にルールを守る、と割り切るのが続けるコツです。

版の取り違えを防ぐ決まりごと

在宅で仕事を受ける人にとって、最も避けたい失敗の1つが、古い版のファイルを納品してしまうことです。フォルダの整理と合わせて、版の扱いも決めておきます。

1つ目は、版の番号の付け方です。ファイル名の末尾に「v01」「v02」のように番号を付け、修正のたびに番号を1つ上げます。「最新」「最終」「修正版」といった言葉は、次の修正が入った瞬間に意味を失うため使いません。

2つ目は、納品したファイルを別のフォルダに分けることです。案件のフォルダの中に「納品」というフォルダを作り、取引先に送ったファイルをそこに複製して保存します。後から「先週送ったファイルを確かめたい」と言われても、すぐに取り出せます。

3つ目は、取引先から受け取ったファイルを分けることです。「受領」というフォルダを作り、取引先から受け取った資料や修正の指示をそこに保存します。自分で作ったファイルと混ざらないので、どの資料をもとに作業したかが後から分かります。

4つ目は、日付を名前に入れるかどうかを決めることです。日付を入れる場合は「2026-10-03」のように年月日の順で書くと、名前順で並べたときに時系列になります。

この4つを決めておくと、Finderの標準の機能だけでも、版の取り違えはほぼ防げます。

内蔵ディスク、外付けディスク、クラウドの使い分け

ファイルの保存場所が複数あると、どこに何があるかが分からなくなります。それぞれの役割を決めておくと、迷わなくなります。

内蔵ディスクは、作業中のファイルの場所です。毎日開くファイルは、速く読み書きできる内蔵ディスクに保存します。

外付けディスクは、保管とバックアップの場所です。終わった案件や、容量の大きい写真や動画の素材を保存します。Time Machineのバックアップ先にも使えます。ただし、外付けディスクを接続していないときは中身を開けないため、急に必要になりそうなファイルは保管に回さないようにします。

クラウドは、共有と持ち運びの場所です。取引先とファイルをやりとりする、外出先のiPhoneやiPadから資料を見る、といった用途に向いています。

避けたいのは、同じファイルを複数の場所に複製して、それぞれで編集してしまうことです。どれが最新なのか分からなくなり、版の取り違えの原因になります。1つのファイルを編集する場所は1か所に決め、ほかの場所には読むためだけの複製を保存する形にします。

検索で探す時間を減らす

フォルダを整えても、ファイルを探す場面はなくなりません。Macの検索の機能を使いこなすと、フォルダをたどる時間を大きく減らせます。

Appleの公式サポートによると、Command+スペースバーでSpotlightの検索フィールドが表示されます。ファイル名の一部を入力するだけで、Mac全体から候補が表示されます。Finderのウインドウの中ではCommand+Fキーで検索を始められ、Finderの設定の「詳細」にある「検索実行時」で、検索の範囲を現在のフォルダに絞ることもできます。

最近使ったファイルを探すときは、Shift+Command+Fキーで「最近の項目」を開くと、最近表示したり変更したりしたファイルが一覧で表示されます。どのフォルダに保存したか忘れてしまったファイルも、ここから見つけられることがよくあります。

検索で見つけやすくするには、ファイル名に取引先の名前や案件の名前を入れておくことが効きます。「原稿_v03」より「取引先A_記事3_原稿_v03」のほうが、検索で一度にたどり着けます。よく使う検索の条件は、スマートフォルダとして保存しておくと、同じ条件を毎回入力し直す必要がなくなります。検索とフォルダの整理は対立するものではなく、フォルダで大まかに分け、細かいところは検索で探す、という役割分担にすると、どちらにも頼りすぎずに済みます。

ファイル整理アプリの種類と料金

標準の機能で足りない部分を補うのが、ファイル整理アプリです。目的によって、大きく4つの種類に分けられます。

2画面のファイラー

1つのウインドウを左右に分け、2つのフォルダを並べて操作できるアプリです。ファイルの移動やコピーが多い人に向いています。

たとえばCommander Oneは、公式サイトによると、ウェブサイトで販売しているPRO版の個人向けライセンス(1台のMac)が29.99ドル、5台のMacで使えるチーム向けライセンスが99.99ドルの買い切りです。個人向けライセンスは個人的な利用や営利を目的としない利用に限られ、仕事で使う場合はチーム向けライセンスが案内されています。Mac App Storeで配布されている版は、ウェブサイトのPRO版より機能が限られています。

自動で整理するアプリ

決めたルールに従って、ファイルを自動で移動したり、名前を変えたり、タグを付けたりするアプリです。ダウンロードフォルダにたまったファイルを、種類や名前、日付に応じて決まったフォルダへ移す、といった使い方ができます。

たとえばHazelは、公式サイトによると、指定したフォルダを見張り、名前、日付、種類、ダウンロード元などの条件で作ったルールに従ってファイルを自動で整理するアプリです。料金はHazel 6が42ドル、同じ世帯の5人まで使えるファミリーパックが65ドル、以前の版からのアップグレードが20ドルで、無料の試用版も用意されています。

素早く開くためのアプリ

キーボードでファイル名を打ち込むと、すぐに開けるランチャーと呼ばれるアプリです。Mac標準のSpotlightでも同じことができますが、より細かい操作を求める人が使っています。フォルダの階層をたどる回数そのものを減らしたい人に向いています。

フォルダの見せ方を変えるアプリ

ディスク上のフォルダの場所はそのままに、自分の仕事の分け方に合わせてフォルダを並べて表示するアプリです。外付けディスクやクラウドに分かれたファイルを、1つの案件の下に並べて見たい人に向いています。

選び方の5つの基準

ファイル整理アプリを選ぶときは、次の5つの基準で比べます。

1つ目は、解決したい悩みです。「ファイルの移動が多い」なら2画面のファイラー、「ダウンロードフォルダが散らかる」なら自動で整理するアプリ、「フォルダをたどるのが面倒」ならランチャー、「保存場所が分かれていて探しにくい」ならフォルダの見せ方を変えるアプリ、というように、悩みとアプリの種類を対応させます。

2つ目は、料金の形です。買い切りか、毎月や毎年の支払いか。買い切りの場合、次の大きな版が出たときに追加の料金がかかるか。仕事で使う場合に別のライセンスが必要かも確かめます。

3つ目は、試用できるかです。ファイル整理アプリは毎日使う道具なので、操作の感覚が合うかは使ってみないと分かりません。無料の試用版や無料の範囲があるアプリで、1週間ほど試してから決めると失敗が減ります。

4つ目は、アクセスの許可です。ファイル整理アプリがフォルダを操作するには、macOSの「プライバシーとセキュリティ」でアクセスを許可する必要があります。どのフォルダへのアクセスを求めるのか、なぜ必要なのかが説明されているアプリを選ぶと安心です。

5つ目は、動作環境と配布元です。使っているmacOSの版や、Macのチップ(Apple SiliconかIntelか)に対応しているかを確かめます。Appleの署名と公証を受けているアプリは、初めて開くときに警告が出ません。

仕事の内容ごとの組み合わせの例

ファイル整理は、1つのアプリで全部を解決しようとするより、標準の機能と1つか2つのアプリを組み合わせるほうがうまくいきます。仕事の内容ごとに、組み合わせの例を挙げます。

写真や画像を多く扱う人

撮影データや素材の画像が多い人は、フォルダを撮影日や案件ごとに分け、ギャラリー表示やアイコン表示で中身を確かめながら選ぶのが基本です。名前の一括変更で撮影日と連番を付けておくと、並べ替えが楽になります。外付けディスクに素材を保存している場合は、案件のフォルダと素材のフォルダを行き来しやすくする工夫が要ります。

書類を多く扱う事務の人

請求書、見積書、契約書など、書類が多い人は、取引先ごとのフォルダとタグを組み合わせます。「未払い」「支払済み」などのタグを付け、スマートフォルダで「未払いのタグが付いた書類」を一覧にしておくと、確認の漏れが減ります。ダウンロードしたPDFを自動で取引先のフォルダに移すなら、自動で整理するアプリが効きます。

複数の取引先と仕事をする在宅ワーカー

取引先ごとに案件のフォルダを作り、終わった案件は保管のフォルダに移す、という3層のルールが最も効きます。取引先から受け取った資料、自分で作った原稿、納品したファイルを、案件のフォルダの中でさらに分けておくと、版の取り違えを防げます。

開発や制作でコマンドを使う人

フォルダを開いたまま、その場所でコマンドを実行したい人は、ファイルの一覧とターミナルを行き来する手間が悩みになります。フォルダとターミナルを同じ画面で扱えるアプリを使うと、この往復が減ります。

ファイル整理アプリでよくある失敗

ファイル整理アプリを入れたのに、かえって散らかった、使わなくなった、という声もあります。よくある失敗には共通点があります。

1つ目は、アプリを複数入れすぎることです。2画面のファイラー、自動で整理するアプリ、ランチャーを一度に入れると、どのアプリで何をするのかが曖昧になり、結局Finderに戻ってしまいます。最初は1つだけ入れ、1か月使って効果を確かめてから次を考えます。

2つ目は、フォルダの階層を深くしすぎることです。整理しようとして「2026年」「10月」「取引先A」「案件1」「原稿」と階層を重ねると、1つのファイルにたどり着くまでのクリックが増えます。階層は3段か4段までにとどめ、それ以上はタグや名前の付け方で区別するほうが、探しやすさを保てます。

3つ目は、自動で整理するルールを作りすぎることです。ルールが増えると、どのファイルがどのルールで動いたのかが分からなくなります。ルールは「ダウンロードしたPDFを取引先のフォルダへ移す」のように、繰り返し発生する作業の分だけに絞ります。

4つ目は、アプリの独自の仕組みに頼りすぎることです。アプリの中だけで使える分類や目印に頼ると、そのアプリをやめたときに整理の情報が失われます。フォルダの構成や名前の付け方、Macのタグのように、アプリをやめても残る形で整理しておくと安心です。

5つ目は、整理のための時間を毎日取ろうとすることです。整理は仕事そのものではないので、毎日の作業として続けるのは負担になります。1日の終わりの5分と週に1回の片付け、という程度に抑えておくほうが長続きします。

整理を続けるための習慣

ファイル整理は、一度片付けて終わりではありません。続けるための小さな習慣を決めておくと、散らかりにくくなります。

1つ目は、1日の終わりにデスクトップを片付けることです。デスクトップに保存したファイルを、作業中のフォルダへ移すか削除します。5分もかかりません。

2つ目は、週に1回ダウンロードフォルダを空にすることです。必要なファイルは作業中のフォルダへ、不要なファイルはゴミ箱へ移します。ダウンロードフォルダは一時保存の場所だと決めておけば、空にすることに抵抗がなくなります。

3つ目は、案件が終わったら保管のフォルダへ移すことです。納品が終わった時点で、案件のフォルダごと移します。作業中のフォルダには、今動いている案件だけが残ります。

4つ目は、月に1回、使っていないファイルを見直すことです。リスト表示で「最後に開いた日」で並べ替えると、長く開いていないファイルが分かります。

Finderの設定の「詳細」には、ゴミ箱に移動してから30日たった項目を完全に削除する設定もあります。ゴミ箱が整理されずにたまっていく人には便利な設定ですが、誤って削除したファイルを後から取り戻す余地も減るため、自分の作業の仕方に合わせて決めます。

バックアップと同期で気をつけること

ファイルを整理するときは、移動や削除の操作が増えます。誤って大事なファイルを削除しても戻せるように、整理を始める前にバックアップを取っておくことが大切です。

Macには、Time Machineというバックアップの機能があります。Appleの公式サポートによると、Time Machineがオンになっていると、ファイルのバックアップが1時間おき、毎日、毎週と自動で作成されます。外付けのディスクを接続して設定すれば、内蔵ディスクに問題が起きても、ファイルを取り戻せます。整理アプリで大量のファイルを動かす前に、バックアップが取れているかを確かめておきます。

iCloud Driveを使っている人は、同期の仕組みにも注意が必要です。Finderの設定やiCloudの設定で「デスクトップ」フォルダと「書類」フォルダをiCloud Driveに保存するようにしている場合、これらのフォルダの中身はほかのデバイスとも同期されます。同期しているフォルダの中でファイルを削除すると、同じApple Accountでサインインしているほかのデバイスからも削除される点を覚えておきます。また、Appleの公式サポートでは、デスクトップと書類のフォルダをiCloud Driveで同期する場合、同じフォルダを同期するほかのクラウドサービスをオフにしなければならない場合があると案内されています。

自動で整理するアプリのルールを作ったときは、いきなり大事なフォルダに適用せず、テスト用のフォルダで動きを確かめてから使います。ルールの条件を誤ると、意図しないファイルが移動されたり、名前が変わったりすることがあります。

保存場所が分かれていて探しにくいときの候補

外付けディスク、クラウド、書類フォルダに同じ仕事のファイルが分かれていて、探すたびに行き来している人の候補の1つとして、Atriens(アトリエンス)があります。Mac用のファイル管理アプリで、フォルダの一覧とターミナルを1つの画面に収めています。

公式サイトの記載では、サイドバーで外付けディスクの素材や書類フォルダの企画書を1つの案件の下に並べるなど、ディスク上の場所とは別の分け方でフォルダを整理でき、その際にファイル自体は移動しません。「受託」「執筆」のようなカテゴリでフォルダを束ねたり、サイドバーに表示する名前をフォルダ名と別に付けたり、色や記号を付けたりできます。あちこちから集めたファイルを一時的に保持してまとめて移せるシェルフ、保存した検索条件で探し直せるスマートフォルダ、iCloudや外付けディスクの表示にも対応しています。フォルダごとにターミナルが結び付いていて、開いているフォルダでそのままコマンドを入力できます。

料金は、サイドバー、ターミナル、プレビュー、Gitなど、Mac単体で使う機能が期限なく無料で、アカウントの登録も不要です。iPhoneやiPadから自宅のMacを操作する機能を使う場合だけ有料で、月額780円、年額6,800円、買い切り14,800円(いずれも税込)から選べます。動作環境はmacOS 14以降、Apple Silicon搭載のMacです。一方で、ダウンロードしたファイルを条件に応じて自動で振り分ける機能が目的なら、自動で整理するアプリのほうが合っています。

Atriensは、@SOHOを運営する株式会社ライフスケープが開発・提供しています。

在宅の仕事とファイル整理の関係

在宅で仕事を受ける人にとって、ファイルの整理は作業の効率だけでなく、取引先からの信頼にも関わります。受け取った資料をすぐに見つけられる、修正の依頼にすぐ対応できる、納品したファイルの版を取り違えない。こうした小さな正確さの積み重ねが、次の依頼につながります。

運営者としてフリーランスと在宅ワークの市場を長く見てきた限りでは、長く仕事が続く人ほど、ファイルの保存先や名前の付け方に自分なりのルールを持っています。中間の手数料がかからない直接取引では、取引先との関係がそのまま継続の依頼と手取りの厚さに結び付くため、こうした基本の整え方が大きな差になります。

執筆や編集の仕事でどのくらいの報酬が見込めるかは、著述家,記者,編集者の年収・単価相場で、公的統計をもとにした年収と単価の目安が確認できます。ファイル管理のようなアプリを作る側に関心がある人は、アプリケーション開発のお仕事で受託開発の流れを、UI/UX・アプリデザインのお仕事で使いやすい画面を設計する仕事の内容を確認できます。

在宅で働く環境を整える費用については、テレワーク 助成金 2026で、事業者が使える助成金の考え方を紹介しています。

Macのファイル整理は、アプリを入れることより、保存先のルールを決めることから始まります。作業中、保管、一時保存の3つの層に分け、名前の付け方を決め、標準の機能で足りない部分だけをアプリで補う。この順番で進めれば、フォルダは自然と散らかりにくくなります。

よくある質問

Q. Macのファイル整理は無料でできますか?

できます。Macに最初から入っているタグ、スマートフォルダ、デスクトップのスタック、名前の一括変更、フォルダを先頭に表示する設定を使えば、追加の費用をかけずに整理できます。2画面での操作や、ファイルの自動の振り分けが必要になったときに、有料のアプリや無料の範囲があるアプリを検討するのが無駄のない順番です。

Q. ファイル整理アプリを入れる前に何をすればいいですか?

保存先のルールを先に決めます。今進めている案件ごとのフォルダ、終わった案件を移す保管のフォルダ、受け取ったばかりのファイルの一時的な保存場所の3つに分け、名前の付け方を決めておきます。あわせて、Time Machineなどでバックアップが取れているかを確かめてから整理を始めると、誤って削除した場合も取り戻せます。

Q. ダウンロードフォルダが散らかるのを防ぐにはどうすればいいですか?

ダウンロードフォルダは一時的な保存場所だと決め、週に1回、必要なファイルは案件のフォルダへ移し、不要なファイルは削除します。手作業が続かない場合は、決めたルールに従ってファイルを自動で移動する整理アプリを使う方法もあります。その場合は、テスト用のフォルダでルールの動きを確かめてから使います。

Q. iCloud Driveを使っている場合、整理で気をつけることはありますか?

デスクトップと書類のフォルダをiCloud Driveで同期している場合、その中で削除したファイルは、同じApple Accountでサインインしているほかのデバイスからも削除されます。大量のファイルを動かす前にバックアップを取り、同じフォルダを別のクラウドサービスでも同期していないかを確かめておくと、同期のトラブルを防げます。

この記事について

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編集部

監修:@SOHO編集部

2004年よりフリーランス・在宅ワーク向けサービスを運営。生成AIで作成した下書きを、一次情報と照らし合わせて確認したうえで公開しています。

公開:2026年4月21日最終更新:2026年10月5日
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@SOHOは2004年から続く、日本のフリーランス・在宅ワーク向け案件サイトです。記事は生成AIで下書きを作り、数値・固有名・出典を一次情報と照らし合わせる確認の手順を経て公開しています。

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