実績ゼロからインフルエンサーPRを始める人が、最初に見せておくべき資料

朝比奈 蒼
朝比奈 蒼
実績ゼロからインフルエンサーPRを始める人が、最初に見せておくべき資料

この記事のポイント

  • インフルエンサーPRを実績ゼロから始める人向けに
  • 最初に用意すべき資料を整理します
  • 自主制作のPR投稿サンプルの作り方と注意点

インフルエンサーPRを実績ゼロから始めたい。そう考えたときに最初にぶつかるのが、「見せられるものがない」という壁です。案件を受けるには実績が要る。実績を作るには案件が要る。どちらが先なのか分からなくなる。

結論から言います。この分野で問われているのは「実績」ではなく「判断材料」です。企業側は、過去に何件やったかを知りたいのではありません。この人に頼んだら何が届くのかを知りたい。だから、実績がなくても判断材料は作れます。

この記事では、実績ゼロの段階で用意しておくべき資料を3点に絞って整理します。何を載せるのか、どう作るのか、そして「これは載せないほうがいい」という線引きまで扱います。

実績ゼロで本当に不足しているのは、材料であって経歴ではない

まず前提を揃えます。企業がインフルエンサーを選ぶとき、見ているのは大きく3つです。誰に届くのか、どう見えるのか、任せて大丈夫か。この3つです。

過去の案件数は、この3つを推測するための代理指標にすぎません。案件数が多い人が選ばれるのは、その3つが自動的に読み取れるからです。逆に言えば、3つを直接示せるなら、案件数はなくても構いません。

実際、この分野で企業側が慎重になるのは、選定を誤ったときの損失が大きいからです。

逆に、自社商品やブランドと合わないインフルエンサーを起用してしまうと、PR投稿が唐突で不自然な感じを与え、「いかにも広告」という印象になってしまいます。 それではインフルエンサーマーケティングの強みを生かすことができず、効果は期待できません。 出典: nahato.co.jp

つまり企業が恐れているのは「実績のない人に頼むこと」ではなく、「合わない人に頼むこと」です。この2つはまったく別の話です。

そして、合っているかどうかは、実績がなくても示せます。誰に向けた発信をしていて、その層が商材の客層とどう重なるのか。それを資料の形で並べておけばよいのです。

正直なところ、実績ゼロを気にして応募をためらっている人ほど、この資料を作っていないことが多いという傾向があります。作れば通る場面で、作らずに止まっている。もったいない話です。

最初に用意する資料は3点だけでよい

作るのは3つです。媒体資料、自主制作のPR投稿サンプル、そして数値サマリー。この3つがあれば、実績ゼロでも判断材料は揃います。

多くの人が最初につまずくのは、完璧な資料を作ろうとして手が止まることです。3点とも、初版は合計で3時間もあれば作れます。まず作って、案件を受けるたびに更新する。この順番が正解です。

媒体資料に載せる7項目

媒体資料は、自分のアカウントを1枚から3枚にまとめた紹介資料です。営業資料と呼ばれることもあります。載せる項目は次の7つです。

項目 書く内容
アカウントの一言説明 誰に向けて何を発信しているか
発信テーマ 扱っているジャンルを3つまで
フォロワーの構成 年代と性別の比率
直近の反応 直近10投稿の平均リーチと保存数
得意な投稿形式 リール、静止画、長文、ライブなど
対応できる工程 撮影、編集、原稿、レポート
依頼の条件 納期、修正回数、連絡可能時間

このうち、最も効くのは1行目です。「暮らしを発信しています」ではなく、「30代共働き世帯向けに、平日15分で作れる作り置きレシピを発信」と書く。誰に向けているかが1行で分かると、企業は自社の商材と重なるかを即座に判断できます。

7項目目の「依頼の条件」を入れておくのも重要です。実績がない段階では、条件を提示することで「取引の相手として成立する」ことを示せます。何も条件が書かれていない資料は、逆に不安を与えます。

資料の形式は、表計算ソフトでもスライドでも構いません。PDFで1枚から3枚。これ以上増やすと読まれません。

自主制作のPR投稿サンプルの作り方

実績がない人が最も効果的に使えるのが、自主制作のサンプル投稿です。自分が普段使っている商品を、PR案件だと仮定して撮り、編集し、投稿の形に仕上げる。それを資料に載せます。

これは珍しい手法ではありません。デザインやライティングの分野でも、練習作をポートフォリオに載せるのは一般的です。むしろ、企業側は「どう見えるか」を知りたいので、サンプルのほうが過去の実績より判断しやすいこともあります。

ただし、やってはいけない見せ方があります。3つ挙げます。

ひとつめは、実際の依頼を受けたかのように見せることです。企業名を出して「◯◯様の案件です」と書くのは事実と異なります。サンプルであることを明記してください。

ふたつめは、実在ブランドの公式素材を無断で使うことです。企業の公式サイトから画像を持ってきて加工するのは、著作権の問題になり得ます。自分で撮った写真だけを使ってください。

みっつめは、PR表記の扱いです。実際には依頼を受けていない投稿に「PR」と付けると、事実と異なる表示になります。広告表示のルールは景品表示法のいわゆるステルスマーケティング規制が関わる領域で、判断に迷う場合は投稿前に確認したほうが安全です。サンプルは公開投稿にせず、資料の中の画像として見せるのが最も無難です。

サンプルは3本作れば十分です。得意なジャンルで1本、企業案件で多い形式(商品の使用シーン)で1本、そして少し違う切り口で1本。この3本で、あなたの幅が伝わります。

数値サマリーは「規模」ではなく「反応」を出す

3つめは数値です。ここで多くの人がフォロワー数だけを書いてしまいますが、実績ゼロの段階でフォロワー数を主役にするのは不利な戦い方です。

出すべきは、反応を示す数字です。直近10投稿の平均リーチ、平均保存数、プロフィールへの遷移数、コメントの数。これらは規模が小さくても、割合として示せば強い材料になります。

たとえば、フォロワー2,000人で平均保存数が80なら、保存率は4%です。規模の大きなアカウントでも、この水準は簡単ではありません。割合で見せると、小さいことが弱点ではなくなります。

過去の最高値ではなく、直近の平均を出してください。最高値を出す資料は、一度見抜かれると信頼を失います。長く取引したい相手ほど、正直な数字を評価します。

数字がまだ何もない段階で、代わりに載せられるもの

始めたばかりでインサイトの数字がほとんどない。そういう段階もあります。その場合に載せられる材料が3つあります。

ひとつめは、アカウント設計書です。誰に向けて、何を、どの頻度で、どの形式で発信していくのか。この計画を1枚にまとめたものです。実績がなくても、設計を言語化できていることは能力の証明になります。

ふたつめは、他分野での実務経験です。前職で資料を作っていた、店舗で接客をしていた、撮影の趣味が長い。PRの仕事は、商品の魅力を言葉と画で伝える仕事なので、隣接する経験は十分に材料になります。

みっつめは、投稿の運用ルールです。返信の速さ、投稿後の報告、修正への対応方針。こうした「仕事の仕方」を明示すると、任せて大丈夫かという不安が下がります。

企業が外部に依頼する場面では、そもそもノウハウやリソースの不足が背景にあります。

多くの企業が関心を寄せるインフルエンサーマーケティングですが、実施するには独自のノウハウや多くのリソースが必要です。 自社で進めるリソースが不足していたり、インフルエンサーマーケティングの経験がない場合、実施は困難に感じますが、広告代理店にインフルエンサーマーケティングを依頼することもできます。 出典: nahato.co.jp

つまり、依頼する側も手探りであることが多いということです。だからこそ、こちらが工程や条件を整理して提示できると、それ自体が価値になります。実績の有無より、進め方を示せるかどうかのほうが効く場面は確実にあります。

コメント欄も、実は資料の一部になっている

資料を作り込んでも、企業は必ずアカウント本体を見に来ます。そのときに見られているのが、コメント欄です。

コメントを30件くらい読めば「この人は商品を売れる人かどうか」の判断をしていました。社内では「コメント欄を読めばよくわかる」と言われていて、実際その通りだったと思います。 出典: note.com

コメント30件で判断されるということは、資料の枚数を増やすより、コメントのやり取りを丁寧にするほうが効く場面があるということです。

実績ゼロの段階でも、ここは今日から整えられます。届いたコメントに具体的に返す。質問には答える。定型のスタンプだけで返さない。この積み重ねが、資料に書けない材料になります。

そして、この材料は真似ができません。フォロワー数は買えても、コメント欄の空気は買えないからです。実績がない人にとって、ここは数少ない対等に戦える場所です。

実績ゼロでも通りやすい案件の型

資料が整ったら、応募する案件を選びます。実績ゼロの段階では、通りやすい型を狙ったほうが早く1件目にたどり着けます。

通りやすいのは、複数人を同時に起用する案件です。1人あたりの影響が小さいぶん、選定のハードルが下がります。マイクロインフルエンサーを複数名まとめて起用する形は、この分野で一般的な手法として定着しています。

素材提供型の案件も通りやすい型です。企業が撮影済みの素材を用意するため、撮影スキルが問われません。編集と原稿だけで成立するので、実績がなくても品質を担保しやすい。

逆に、実績ゼロで狙うと苦しいのが、単独起用の大型案件と、ブランドアンバサダーのような長期契約です。この2つは、過去の安定性を見られるため、まずは通過しません。ここに時間を使うより、小さい案件を3件通したほうが早いです。

単価の水準も知っておくと、判断がぶれません。個人が受けている水準について、次のような声があります。

私はInstagramのフォロワーさんが2万人います。 案件などたまに頂くのですが、 報酬は1PRあたり1万円〜2万円です。 出典: chiebukuro.yahoo.co.jp

フォロワー2万人で1件あたり1万円から2万円という水準です。これはあくまで一例ですが、相場感の基準線としては使えます。実績ゼロの段階で提示される金額がこれを大きく下回っていても、最初の数件は経験として受ける判断もあり得ます。ただし、無償が続く形は避けてください。

資料を作る実務と、更新の運用

作り方の実務も整理しておきます。凝る必要はありません。

ツールは無料のスライド作成ソフトで十分です。枚数は1枚から3枚。1枚目に媒体資料の7項目、2枚目にサンプル投稿の画像、3枚目に数値サマリー。PDFで書き出して、応募時に添付できる状態にしておきます。

更新は月に1回で構いません。数値サマリーだけを差し替える運用にすれば、10分で終わります。これを続けると、半年後には「数字の推移」という新しい材料が手に入ります。伸びている推移は、絶対値より強い材料になることがあります。

そして、案件を1件受けたら、その内容を必ず資料に反映してください。実績ゼロは1件目が終われば解消します。1件目の記録の密度が、2件目の交渉力になります。

資料作りの考え方そのものは、他分野の事例が参考になります。文章の分野での資料の組み立て方はWebライターのポートフォリオの作り方|案件獲得率が上がるテンプレート付き【2026年版】にテンプレート付きで整理されており、載せる項目の順番や見せ方の原則はPRの資料にもそのまま応用できます。単価を上げていく段階の考え方はWebライターが文字単価を上げる方法|1円→5円にステップアップする戦略【2026年版】にまとまっています。

資料を送るタイミングと、送り方

作った資料をいつ出すか。ここも迷いどころです。結論から言うと、応募の最初の段階で添付してしまうのが有利です。

理由は2つあります。ひとつは、相手が判断に必要な材料を一度で受け取れること。もうひとつは、資料を持っている応募者がまだ少ないため、それ自体が差別化になることです。

ただし、送り方には工夫が要ります。本文に「資料を添付しました」とだけ書いて終わらせないでください。本文の中に、資料の要点を3行で書きます。

「30代共働き世帯向けに作り置きレシピを発信しております。直近10投稿の平均リーチは6,800、平均保存数は210です。詳細は添付の資料をご確認ください。」

この3行があると、資料を開かなくても判断が進みます。忙しい相手ほど、添付を開かずに本文だけで読み進めるからです。資料は「本文の主張を裏づけるもの」として置く。この順番を守ってください。

ファイル名も地味に効きます。「資料.pdf」ではなく、「アカウント名_媒体資料_2026年8月.pdf」のように、開かなくても中身が分かる名前にします。相手のフォルダの中で迷子にならない配慮です。

ファイル形式はPDFが無難です。スライドの元ファイルをそのまま送ると、相手の環境で崩れることがあります。容量も抑えてください。写真を多く載せると数十メガバイトになることがあり、メールで弾かれる原因になります。

資料に載せてはいけない情報

作り込むほど、載せる情報が増えていきます。そこで、載せてはいけないものを先に決めておきます。4つあります。

ひとつめは、自宅の住所や電話番号などの個人情報です。連絡先はメールアドレスで足ります。資料は複数の企業に渡り、どこまで共有されるか分かりません。

ふたつめは、他社との取引で知った情報です。前職や過去の案件で得た数字、社内資料の内容、担当者の名前。これらは守秘の対象になり得ます。実績として書く場合も、企業名を出してよいかどうかは相手に確認してから決めてください。

みっつめは、実態と異なる数字です。最高値を平均値のように見せる、期間を都合よく切り取る。こうした操作は、企業側がアカウントを確認すれば分かります。一度崩れた信頼は戻りません。

よっつめは、他のインフルエンサーとの比較です。「◯◯さんより保存率が高い」といった書き方は、資料としての品位を下げます。自分の材料だけを並べてください。

正直なところ、この4点目を書いてしまう資料は時々見かけます。差別化のつもりが、扱いにくい人という印象を残してしまう。避けたほうが無難です。

1件目を取るまでの4週間の進め方

資料を作ったあと、何をどの順で進めるか。目安として4週間の組み立てを示します。

進めること
1週目 媒体資料の初版を作る。発信テーマを3つ以内に絞る
2週目 サンプル投稿を3本作る。数値サマリーを揃える
3週目 プラットフォームへの登録と、公開募集への応募を開始
4週目 応募の記録を見返し、通った型と通らない型を整理

1週目に発信テーマを絞る作業を入れているのは、ここが資料全体の土台になるからです。テーマが4つも5つもあると、媒体資料の1行目が書けません。書けないということは、相手も判断できないということです。

2週目のサンプル制作は、実際の案件の練習にもなります。撮影から編集、原稿まで通してやってみると、1本にかかる時間の実測値が取れます。この実測値は、納期を提示するときにそのまま使えます。

3週目からの応募では、通過しないことのほうが多くなります。それは想定内です。4週目に記録を見返して、どの型の案件で反応があったかを確認する。ここまでを1周として、次の4週間に入ります。

焦って1週目から応募を始めると、材料がないまま数を打つことになり、消耗だけが残ります。準備に2週間かける価値は十分にあります。

資料と並行して、アカウント側も整えておく

資料は応募のための道具ですが、企業は必ずアカウント本体も見ます。だから、資料作りと並行してアカウント側も整えておきましょう。

整える箇所は3つです。プロフィール欄の1行目、上位に並ぶ数投稿、そして連絡先です。

プロフィールの1行目は、媒体資料の1行目と同じ文言にしてください。資料とアカウントで言っていることが違うと、どちらが本当なのか分からなくなります。同じ言葉にそろえるだけで、一貫性が生まれます。

上位に並ぶ投稿は、あなたの見本として機能します。ここに、商材を扱ったときの見え方が想像できる投稿を置いておくと、資料の説得力が増します。逆に、上位が日記のような投稿ばかりだと、資料との落差が出ます。

連絡先は、意外と抜けている人が多い箇所です。企業側が声をかけたいと思っても、連絡手段が見つからずに流れることがあります。メールアドレスを1つ置いておくだけで、待つ経路が1本増えます。

この3箇所の調整は、合計で1時間もかかりません。資料を10枚に増やすより、こちらを先にやったほうが効きます。

資料の枚数を増やしたくなったときは、いったん止まってください。判断材料が増えるのではなく、読む負担が増えるだけの場合がほとんどです。相手が知りたいのは、誰に届くか、どう見えるか、任せて大丈夫か。この3つに答えていない情報は、何枚足しても効きません。

迷ったときは、3枚のうちどれを削れるかを考えます。削れないと判断できるなら、その資料は必要な密度を保てています。

資料が古くなると、逆効果になる

作った資料は、放っておくと足を引っ張ります。半年前の数字が載ったままの資料は、「更新していない人」という印象を与えるからです。

とくに危ないのが、日付が入っていない資料です。いつ時点の数字なのか分からないと、相手は最新値として読みます。あとから実際の数字と食い違ったとき、意図せず盛ったことになってしまう。数値サマリーには必ず「2026年8月時点」のように基準日を入れてください。

更新の作業自体は軽いものです。月に1回、数値サマリーの3つか4つの数字を差し替えるだけ。カレンダーに繰り返しの予定として入れておけば、忘れません。

更新を続けると、副産物として推移のデータが手に入ります。3か月分、6か月分と並べれば、伸びているかどうかが一目で分かる。伸びている推移は、絶対値が小さくても強い材料になります。企業が知りたいのは今の規模だけでなく、これから伸びる相手かどうかでもあるからです。

そして、案件を受けたら必ず反映してください。1件目が終われば実績ゼロという状態は解消します。何をどの媒体でどう投稿し、どんな数字が出たか。この記録が2件目の交渉材料になります。実績は積み上がるものですが、記録しなければ積み上がりません。

資料が効くのは、最初の1件だけではない

運営者として在宅ワークの市場を長く見てきた立場から言えば、資料を作った人と作らなかった人の差は、1件目より2件目以降に出ます。

資料がある人は、案件が終わるたびに数字が積み上がります。次に応募するとき、前回より良い材料を持って臨める。資料がない人は、毎回ゼロから説明し直すことになります。この差が半年、1年と積み重なります。

そして、長く続いている人ほど、単発の案件を積み上げるのではなく、同じ相手から継続して声がかかる関係を作っています。資料は、その関係を作る入口として機能します。投稿の結果を資料の形でまとめて渡すと、相手は次の企画を考えやすくなるからです。

もうひとつ、手取りの話をしておきます。仲介が入る仕組みでは、提示された金額から手数料が引かれた額が実際の収入になります。手数料0%で直接やり取りできる仕組みなら、依頼する側は同じ予算でより多く頼めて、受ける側は手取りが厚くなる。運営者として見てきた限りでは、この差は1件では小さく見えても、実績が積み上がって単価が動き始めた頃に効いてきます。

この職域で扱う業務の範囲は動画マーケ・インフルエンサーPRのお仕事に整理されています。演者としての発信だけでなく、広告運用やデータ集計まで守備範囲を広げたい場合はAI・マーケティング・セキュリティのお仕事を見ておくと、資料に書ける「対応できる工程」の欄が厚くなります。音や音楽を扱える人は作曲・編曲・効果音・ジングルのお仕事も選択肢になり、動画のBGM制作まで一括で受けられることは資料上の差別化になります。

資料や報告書の文面に自信がないなら、ビジネス文書検定のような体系を一度通しておくと、企業とのやり取りが目に見えて楽になります。データ集計や配信環境の理解まで広げたい人にはCCNA(シスコ技術者認定)のような技術系の認定も、扱える工程を増やす道になります。単価の基準を持ちたいなら著述家,記者,編集者の年収・単価相場ソフトウェア作成者の年収・単価相場が参考になります。

実績ゼロという状態は、経歴の問題ではなく、材料が未整理な状態にすぎません。3時間で作れる3点の資料が、その状態を終わらせます。

よくある質問

Q. インフルエンサーPRを実績ゼロで始める場合、最初に何を用意すればよいですか?

媒体資料、自主制作のPR投稿サンプル、数値サマリーの3点です。媒体資料にはアカウントの一言説明、発信テーマ、フォロワー構成、直近の反応、得意な投稿形式、対応できる工程、依頼の条件の7項目を書きます。PDFで1枚から3枚にまとめれば十分で、初版は合計3時間程度で作れます。

Q. 練習で作ったPR投稿を資料に載せてもよいですか?

載せて構いませんが、3つの注意点があります。実際の依頼を受けたように見せないこと、実在ブランドの公式素材を無断で使わないこと、依頼を受けていない投稿にPR表記を付けないことです。撮影は自分で行い、サンプルであることを明記してください。公開投稿にせず資料内の画像として見せるのが最も無難です。

Q. フォロワー数が少ない段階では、どんな数字を出せばよいですか?

規模ではなく反応を示す数字を出してください。直近10投稿の平均リーチ、平均保存数、プロフィールへの遷移数などです。フォロワー2,000人で平均保存数が80なら保存率は4%となり、割合で示せば規模の小ささは弱点になりません。過去の最高値ではなく直近の平均を出すことが信頼につながります。

Q. 実績ゼロでも通りやすい案件の型はありますか?

複数人を同時に起用する案件と、企業が撮影済み素材を支給する素材提供型です。前者は1人あたりの影響が小さいため選定のハードルが下がり、後者は撮影スキルが問われないため品質を担保しやすくなります。逆に単独起用の大型案件や長期のアンバサダー契約は安定性を見られるため、最初の段階では避けたほうが効率的です。

この記事について

@SOHO
編集部

監修:@SOHO編集部

2004年よりフリーランス・在宅ワーク向けサービスを20年運営。編集部が事実確認のうえ公開しています。

公開:2026年8月21日最終更新:2026年8月24日
朝比奈 蒼

この記事を書いた人

朝比奈 蒼@SOHO編集部

ITメディア編集者

IT系メディアで編集・ライティングを担当。クラウドソーシング業界の動向やサービス比較など、客観的な視点での記事を執筆しています。

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