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ホームページビルダーでお問い合わせフォームを作る|手順と注意点

@SOHO編集部
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ホームページビルダーでお問い合わせフォームを作る|手順と注意点

この記事のポイント

  • ✓ホームページビルダーでお問い合わせフォームを作成する手順を
  • ✓ホームページ・ビルダー サービスの簡易CGI
  • ✓WordPressサイト

ホームページビルダーでお問い合わせフォームを作成しようとして、画面上ではフォームが完成しているのにメールが届かない。この相談はとても多く、原因のほとんどは「フォームの見た目」ではなく「送信された内容を受け取る仕組み」が用意されていないことにあります。結論から言うと、ホームページ・ビルダーで作れるのはフォームの画面までで、送信を処理する部分はサーバー側か外部サービス側で用意する必要があります。

この記事では、ホームページ・ビルダー サービスの簡易CGIを使う方法、別のレンタルサーバーのCGIを呼び出す方法、WordPressサイトのフォーム設定、外部のフォームサービスを使う方法の4つを、手順と注意点に分けて整理します。外部サービスの1つとして、届いた問い合わせに担当と状況を付けて返信まで管理できるフォームサービスのHalictにも触れます。

結論:フォームは「受け取る仕組み」で作り方が決まる

ホームページのお問い合わせフォームは、2つの部品でできています。1つは、名前やメールアドレスや問い合わせ内容を入力する画面です。もう1つは、送信ボタンが押されたあとに入力内容を受け取り、メールにして担当者に届ける処理です。前者はHTMLで作れますが、後者はサーバーの上で動くプログラム(CGIやPHPなど)か、外部のフォームサービスが担います。

ホームページ・ビルダーは、パソコンの上でページを作り、完成したページをサーバーに転送するソフトです。つまり、ソフトの中で作業している段階では、送信を処理するプログラムはまだどこにもありません。プレビュー画面で送信ボタンを押しても何も届かないのは、この構造のためです。ジャストシステムのサポートFAQも、フォームの動作はプレビューでは確かめられず、転送したあとにブラウザーで表示して確かめるよう案内しています。

そのため、作り方を選ぶときに最初に確かめるのは「どのサーバーでサイトを公開しているか」です。ここが決まれば、使える方法はほぼ自動的に絞られます。

公開している場所 向いている方法 手間の目安
ホームページ・ビルダー サービス 簡易CGIのフォームメールを呼び出す 少ない
別のレンタルサーバー(CGIが使える) サーバー提供のCGIか付属のサンプルCGIを呼び出す 中くらい
WordPressサイトとして公開 WordPressの管理画面でフォームを設定する 少ない
どのサーバーでも 外部のフォームサービスを埋め込むかリンクする 少ない

正直なところ、ここを飛ばして「フォームの作り方」の動画や記事だけを見て作業を始めると、最後の送信テストで止まります。最初にサーバーの種類を確かめておくだけで、遠回りはかなり減ります。

ホームページ・ビルダーの今の版と、2つの作り方

ジャストシステムの製品ページによると、現行の製品はホームページ・ビルダー23で、発売日は2025年6月27日です。個人向けの通常価格は税込29,700円と案内されています。ホームページ・ビルダー23には、作り方の違う2つの編集ソフトが入っています。

1つ目はホームページ・ビルダー SPです。部品をドラッグして並べる操作で、HTMLやCSSを知らなくてもページを作れる作り方です。テンプレートから作った「お問い合わせ」のページにはフォームが最初から入っていて、入力部品には一意の名前があらかじめ付いています。

2つ目はホームページ・ビルダー クラシックです。HTMLやCSSを直接編集できる作り方で、細かい作り込みに向いています。古い版から使っている人は、こちらの操作に慣れていることが多いはずです。

フォームの設定画面の呼び方は、この2つで少し違います。SPではフォームを右クリックして「パーツのプロパティ」を開き、「フォームの設定」に進みます。クラシックでは送信ボタンを右クリックして「フォームの属性」(版によっては「フォームの設定」)を開きます。ネットで手順を調べるときは、自分が使っているのがSPかクラシックかを先に確かめておくと、画面の名前が合わずに迷うことが減ります。

もう1つ押さえておきたいのが、ホームページ・ビルダーと「ホームページ・ビルダー サービス」は別物だという点です。前者はパソコンに入れるソフトで、後者はジャストシステムが提供するレンタルサーバーのサービスです。名前が似ているため混同されやすいのですが、フォームの作り方が大きく分かれるのはこの違いによります。

方法1:ホームページ・ビルダー サービスの簡易CGIを使う

公開先がホームページ・ビルダー サービスなら、いちばん手間が少ないのがこの方法です。サーバーのコントロールパネルにある「簡易CGI」でフォームメールを作り、ホームページ・ビルダーで作ったページからそれを呼び出します。

ステップ1:コントロールパネルでフォームメールを作る

ホームページ・ビルダー サービスの操作ガイドに沿うと、手順は次のとおりです。

  1. コントロールパネルのトップ画面で「簡易CGI」をクリックする
  2. フォームメールの「新規作成」をクリックする
  3. 「宛先メールアドレス」に受け取りたいアドレスを入力し、「追加」をクリックする
  4. 「確認画面へ進む」をクリックして内容を確かめる
  5. 「決定」をクリックすると、一覧にフォームメール名が追加される

操作ガイドには、フォームメールは10件まで作成でき、1つのフォームメールに宛先のメールアドレスを20件まで登録できると書かれています。問い合わせを複数人で受けたい場合は、ここで宛先を追加しておけば、同じ内容が全員に届きます。

ステップ2:ホームページ・ビルダーでフォームの入ったページを作る

SPならテンプレートの「お問い合わせ」ページを使うのが近道です。自分でフォームを作る場合は、フォーム内の入力部品すべてに、重ならない名前を付けておきます。名前が重なっていると、メールに届く項目が上書きされて欠けます。

ステップ3:フォームとフォームメールをつなぐ

SPの場合は、フォームを右クリックして「パーツのプロパティ」、続けて「フォームの設定」、「フォームメール一括設定」の順に開きます。表示された画面で「フォームメール名」を入力して「OK」を押せば、送信先の設定が反映されます。フォームメール名が分からないときは、同じ画面の「フォームメール名の取得」ボタンからコントロールパネルを開き、「簡易CGI」の一覧で確かめられます。

この方法で必ず守ること

ここでつまずきやすいのが文字コードです。操作ガイドには次のように書かれています。

なお、簡易CGIで作成したメールフォームの文字コードは「SHIFT-JIS」で設定してください。フォームメールの文字コードは変更はできません。この機能を利用してフォームメールを作成した場合は、フォームメールを挿入するWebサイトの文字コードをすべて「SHIFT-JIS」に統一してください。 出典: hpbs.jp

ページの文字コードが合っていないと、届いたメールの本文が文字化けします。また、サポートFAQには、ホームページ・ビルダー サービスの簡易CGIで作ったフォームメールは、ホームページ・ビルダー サービス以外に転送したページからは呼び出せないとも書かれています。サーバーを引っ越す予定があるなら、この方法はその時点で作り直しになると考えておきます。

方法2:別のレンタルサーバーのCGIを呼び出す

ホームページ・ビルダー サービス以外のレンタルサーバーで公開している場合は、そのサーバーでCGIが使えるかどうかで進み方が変わります。ジャストシステムのサポートFAQは、状況を次の3つに分けています。

  1. CGIを設定済みのフォームのページがサーバー会社から提供されている場合
  2. フォームのCGIプログラムだけがサーバー上に用意されている場合
  3. CGIは設置できるが、プログラムは提供されていない場合

1つ目の場合は、提供されたフォームのページをサーバーに転送し、ホームページのメニューからそのページにリンクを張るだけで済みます。2つ目の場合は、ホームページ・ビルダーで作ったフォームの「アクション」に、サーバー側のCGIの場所を指定して呼び出します。3つ目の場合は、ホームページ・ビルダーに付属しているサンプルCGIプログラムを使う手順が案内されています。

注意したいのは、ジャストシステムがこの範囲を無償サポートの対象外としている点です。FAQには、ホームページ・ビルダー サービス以外のサーバーでのCGIの設置方法は無償サポートを行っていないこと、サーバー上でCGIが使えない場合は設定しても動かないことが明記されています。サーバー側の設定、たとえばCGIを置くフォルダや実行の権限(パーミッション)は、サーバー会社のマニュアルを見て確かめることになります。

サーバー会社によっては、管理画面から「メールフォーム」の機能を有効にするだけで使えるところもあります。まず契約中のサーバーのマニュアルで「フォームメール」「メールフォーム」「CGI」と検索し、用意されている機能を確かめてから作業を始めると、付属のサンプルCGIを自分で設置するより手間が少なく済む場合があります。

CGIの設置に慣れていない人がつまずく箇所は、だいたい決まっています。CGIファイルを転送するときの転送モード、実行権限の数字、送信先のメールアドレスを書き込む場所、そしてページとCGIの文字コードのずれです。どれか1つでも合っていないと、送信ボタンを押した瞬間にエラー画面が出るか、何も届かないまま終わります。ここで何時間も止まるくらいなら、方法4の外部サービスに切り替えるほうが、結果として早く公開できることが多いです。

サーバーを移すときにフォームを作り直す順番

ホームページ・ビルダー サービスから別のサーバーへ移る、あるいはその逆の場合、フォームは作り直しになります。作り直しの順番を間違えると、移行の数日間に届いた問い合わせが行方不明になります。安全な順番は次のとおりです。

  1. 移行先のサーバーで、フォームの受け取りの仕組み(CGIか外部サービス)を先に用意する
  2. 移行先にページを転送し、仮のURLで送信テストを行う
  3. テストで届くことを確かめてから、ドメインの向き先を切り替える
  4. 切り替えから1週間ほどは、旧サーバー側の受信箱も見ておく

ドメインの切り替えは、反映されるまでに時間がかかることがあり、その間は旧サーバーのフォームに送られる場合があります。旧サーバーの契約をすぐに解約せず、しばらく受信を確かめられる状態にしておくのが無難です。

方法3:WordPressサイトとして作った場合

ホームページ・ビルダーには、WordPressのテンプレートからサイトを作る作り方もあります。この場合のフォームは、CGIの設定が要らない代わりに、公開後にWordPressの管理画面で設定します。サポートFAQの手順をまとめると、次のとおりです。

  1. 公開中のWordPressサイトにログインする
  2. 管理画面の「フォーム設定」を開く
  3. 「送信先メールアドレス」に、問い合わせを受け取るアドレスを入力する
  4. 必要に応じて、送信後や未入力のときに表示するメッセージを編集する
  5. 「設定を保存する」をクリックする
  6. 自分のサイトのフォームに仮の内容を入力して送り、メールが届くか確かめる

ここで大事なのは、サイトを公開してからでないと設定できないことです。公開前のパソコンの中だけでは、WordPressのフォームは動きません。FAQにも、WordPressサイトを公開していない場合は公開してから操作するよう書かれています。

WordPressのフォームを使うときは、迷惑メール対策も同時に考えておきます。WordPressのサイトはフォームを狙った自動送信の標的になりやすく、公開して数日で英語の宣伝メールが大量に届くことも珍しくありません。プラグインで画像認証や reCAPTCHA(人間が操作しているかを判定する仕組み)を追加できるかを確かめ、送信先のメールアドレスには、受信箱の振り分けが設定しやすいアドレスを選んでおくと運用が楽になります。

方法4:外部のフォームサービスを使う

サーバーの種類を問わず使えるのが、外部のフォームサービスです。ジャストシステムのサポートFAQも、この方法を選択肢の1つとして挙げています。

ウェブページに埋め込み可能な問い合わせフォームを公開している外部サービスを利用する方法があります。 たとえば、Google社が提供するサービス「Googleフォーム」でフォームを作成し、埋め込みタグをHTMLソースとしてサイトに埋め込む方法が考えられます。 出典: support.justsystems.com

埋め込みの場合は、外部サービスで発行された埋め込みタグを、ホームページ・ビルダーの「HTMLの挿入」やHTML編集の画面でページに貼り付けます。リンクの場合は、ホームページの「お問い合わせ」ボタンから、外部サービスのフォームのURLへ移動させます。どちらもサーバー側にCGIを用意する必要がなく、文字コードの心配もほとんどありません。

外部サービスを選ぶときの見方

外部サービスは数が多いので、次の3点で絞り込むと選びやすくなります。

  • 届いた内容をどこで見るか(メールだけか、一覧の画面で見られるか)
  • 送った人への自動返信を送れるか
  • 複数人で受けるときに、誰が対応しているかを共有できるか

1人で受けて、件数も月に数件なら、Googleフォームのような無料のサービスと、届いたメールの確認で十分に回ります。一方で、複数人で問い合わせを受けていて「誰が返信したのか分からない」「返信したかどうかを確かめる手段がない」という状態になっているなら、受付の画面と対応の記録が一緒になったサービスのほうが合います。

その場面の候補の1つが、フォームを作ったあと、届いた一件ごとに担当者と状況を記録し、同じ画面から返信まで送れるフォームサービスのHalictです。公式の料金ページでは、メンバー1人までのフリープランが0円で、フォーム数と回答数はどのプランでも無制限、送信直後の自動返信とCSVの書き出しはフリープランでも使えると案内されています。ホームページ・ビルダーで作ったページの「お問い合わせ」ボタンから、Halictで公開したフォームのURLにリンクする形で組み合わせられます。Halictは、@SOHOを運営する株式会社ライフスケープが開発・提供しています。

mailtoで済ませる方法を勧めない理由

古い解説記事には、フォームのアクションに「mailto:自分のメールアドレス」を書くだけでメールが届く、という方法が出てきます。サーバーの準備が要らないので手軽に見えますが、今これを選ぶ理由はほとんどありません。ジャストシステム自身が、古いFAQの中で次のように注意を書いています。

以下の方法で設定を行っても、環境によってはメールの新規作成ウィンドウが現れるだけでフォームの内容が送信されない場合があります。この方法はすべての場合において有効に機能するとは限らず、あくまで簡易的な方法となります。 出典: support.justsystems.com

mailtoの方式は、訪問者のパソコンに入っているメールソフトを起動して、訪問者自身のメールアドレスから送らせる仕組みです。スマートフォンや、ブラウザーでメールを読んでいる人の環境では、メールソフトが設定されていないことが多く、送信ボタンを押しても何も起きないか、空のメール作成画面が開くだけになります。問い合わせをあきらめて離れていく人がどれだけいたのかも、運営側からは分かりません。

さらに、ページのHTMLに自分のメールアドレスをそのまま書くことになるため、アドレスを自動で集めるプログラムに拾われ、迷惑メールが増える原因にもなります。フォームを設置する目的が「問い合わせを確実に受け取ること」なら、mailtoは最初から候補から外しておくのが合理的です。

入力項目と文面のポイント

フォームの仕組みが決まったら、次は入力項目です。項目が多すぎると途中で離脱され、少なすぎると返信に必要な情報が足りず、確認のやりとりが1往復増えます。

必須にする項目は5つ前後に絞る

お問い合わせフォームの基本の項目は、次の5つです。

  • お名前
  • メールアドレス
  • 問い合わせの種類(選択式)
  • 問い合わせ内容
  • 個人情報の取り扱いへの同意

電話番号や会社名は、返信に本当に必要なときだけ必須にします。法人向けのサービスなら会社名は必須でもよいですが、個人の問い合わせが多いサイトで会社名を必須にすると、入力の手が止まります。

問い合わせの種類は選択式にする

「料金について」「サービス内容について」「取材・提携」「その他」のように選択式にしておくと、届いた時点で振り分けができます。自由記述だけにすると、受け取った側が本文を読んでから分類することになり、件数が増えたときに時間がかかります。

送信後のメッセージと自動返信

送信ボタンを押したあとに何も表示されないと、訪問者は送れたのかどうか分からず、同じ内容を何度も送ってきます。送信後には「お問い合わせを受け付けました。通常2営業日以内に返信します」のように、受け付けたことと返信の目安を表示します。自動返信のメールを送れる仕組みなら、受け付けた内容の控えも一緒に送ると、訪問者は自分が何を書いたかを後から確かめられます。

個人情報の取り扱い

フォームで名前やメールアドレスを受け取る以上、その扱いを説明するページを用意しておきます。何のために使うか、どこに保存するか、問い合わせ先はどこかを、プライバシーポリシーとしてまとめます。個人情報の扱いの基本は、個人情報保護委員会のサイトにまとまっているので、自分のサイトの規模に合わせて確かめておくと安心です。

お問い合わせページへの導線を作る

フォームが正しく動いても、訪問者がそのページにたどり着けなければ問い合わせは届きません。ホームページ・ビルダーで作ったサイトは、テンプレートのメニューに「お問い合わせ」が入っていることが多いのですが、それだけでは足りない場面があります。

メニューとフッターの両方からリンクする

ページの上部のメニューは、スマートフォンでは折りたたまれて見えにくくなります。ページの最下部(フッター)にも「お問い合わせ」へのリンクを入れておくと、記事を最後まで読んだ人がそのまま移動できます。SPならサイトナビゲーションの設定でメニュー項目を追加でき、フッターにはテキストかボタンでリンクを入れます。

サービスの説明ページの最後にボタンを入れる

料金表やサービス内容のページを読み終えた人は、問い合わせの一歩手前にいます。そうしたページの最後に「このサービスについて問い合わせる」のようなボタンを入れておくと、メニューを探す手間が省けます。問い合わせの種類を選択式にしているなら、どのページから来たかが分かるように、ボタンの文言とフォームの選択肢をそろえておくと、受け取った側の振り分けも楽になります。

電話番号とフォームの使い分けを書く

電話でも受け付けている場合は、「お急ぎの場合はお電話で、それ以外はフォームから」のように、使い分けの目安をページに書いておきます。目安がないと、急ぎの用件がフォームで届いて対応が遅れたり、フォームで済む内容の電話が増えたりします。受付時間と、フォームへの返信にかかる日数もあわせて書いておくと、問い合わせる側が手段を選びやすくなります。

フォームの見た目をサイトにそろえる

外部のフォームサービスを使う場合は、色や文字の大きさをサイトの雰囲気に近づけておくと、別のサイトに飛ばされたような違和感が減ります。多くのサービスには、色やロゴを変える設定があります。リンクで移動させる形なら、フォームのページの冒頭に会社名やサイト名を入れておくと、訪問者は正しい窓口に来たことを確かめられます。

公開前と公開後に確かめること

フォームはプレビューでは動きません。転送したあとに、実際の公開ページで確かめる手順を決めておきます。

送信テストは3つの環境で行う

テストは、パソコンのブラウザー、スマートフォンのブラウザー、そして普段使っていない別のブラウザーの3つで行うのが目安です。スマートフォンだけで入力欄がはみ出す、ボタンが押しにくいといった問題は、パソコンでは見つかりません。届いたメールの本文が文字化けしていないか、すべての項目が欠けずに届いているかも、1件ずつ確かめます。

受信側の迷惑メールフォルダを確かめる

フォームから届くメールは、サーバーから自動で送られるため、受信側で迷惑メールと判定されることがあります。テストで届かなかったときは、まず迷惑メールフォルダを確かめ、届いていたら差出人を「迷惑メールではない」と設定しておきます。

公開後も定期的に送ってみる

サーバーの設定変更やメールアドレスの変更で、ある日突然フォームが動かなくなることがあります。月に1回程度、自分で問い合わせを送って届くかを確かめる習慣をつけておくと、止まったまま何週間も気づかない、という事態を防げます。

4つの方法のメリット・デメリットと選び方

ここまでの4つの方法を、メリットとデメリットで並べると次のようになります。

方法 メリット デメリット
簡易CGI(ホームページ・ビルダー サービス) 公式の手順があり、ソフトから設定できる 他のサーバーに移ると使えない。ページをSHIFT-JISにそろえる必要がある
別サーバーのCGI 契約中のサーバーのままで使える サーバーごとに手順が違い、無償サポートの対象外
WordPressのフォーム設定 CGIの設定が要らない 公開後でないと設定できない。迷惑メール対策が要る
外部のフォームサービス サーバーを問わず使え、文字コードの心配が少ない フォームのデザインが自分のサイトと完全にはそろわない場合がある

選び方を短く整理すると、次のとおりです。

  • ホームページ・ビルダー サービスで公開していて、当面サーバーを移す予定がないなら簡易CGI
  • 別のサーバーで公開していて、そのサーバーにフォームの機能があるならそれを使う
  • サーバーの設定で止まった、または今後サーバーを移すかもしれないなら外部のフォームサービス
  • 複数人で受けて対応状況まで共有したいなら、受付と対応の記録が一緒になった外部サービス

「せっかくホームページ・ビルダーを買ったのだから、全部ソフトの中で完結させたい」と考える人は多いのですが、フォームの送信処理は、もともとソフトの外にある仕組みです。どこで受けるかを割り切って選ぶほうが、公開までの時間は短くなります。

届いた問い合わせを取りこぼさない運用

フォームを公開して終わりにすると、次に起きるのは「届いていたのに返していなかった」という取りこぼしです。原因の多くは、仕組みではなく受け取ったあとの運用にあります。

通知先を1人に集中させない

送信先のメールアドレスを担当者個人のアドレスだけにすると、その人が休んだ日や退職したあとに、問い合わせが誰にも読まれなくなります。共有のアドレスを送信先にするか、簡易CGIのように宛先を複数登録できる仕組みなら、2人以上に届くようにしておきます。

対応の状況を1か所に記録する

複数人で受けている場合は、「誰が返信するか」「返信は済んだか」を1か所に記録します。小さな規模なら、スプレッドシートに受付日、名前、内容の要約、担当、状況、返信日を1行ずつ書くだけでも十分に機能します。件数が増えてスプレッドシートの更新が追いつかなくなったら、受付と対応の記録が一緒になった仕組みへの切り替えを考える時期です。

返信の目安を決めて守る

送信後のメッセージで「2営業日以内に返信します」と書いたなら、その約束を守れる体制にしておきます。すぐに答えられない内容でも、まず受け付けたことと回答の予定日を伝える一次返信を送るだけで、問い合わせた側の不安はかなり減ります。

独自データ考察:フォーム作りは小さな仕事の入り口になる

ホームページ・ビルダーのフォームで止まっている人の多くは、本業の合間に自分でサイトを作っている個人事業主や、小さな会社の担当者です。フォームの設置や修正は、作業としては数時間で終わる規模ですが、サーバーの知識が要るため、本人がやると丸一日つぶれることもあります。この「小さいけれど専門の知識が要る作業」は、在宅で働くWeb制作者にとって、継続の依頼につながりやすい入り口です。

デザインやページ制作を仕事にする人の相場感は、デザイナーの年収・単価相場で全国の平均年収や都道府県別の水準を確かめられます。フォームの設置から、送信内容を業務の仕組みにつなぐところまで手がけたい人は、Webアプリや業務システムの開発を扱うアプリケーション開発のお仕事の内容も参考になります。問い合わせの導線を集客の改善と一緒に提案するなら、デジタルマーケティングや情報セキュリティの支援を扱うAI・マーケティング・セキュリティのお仕事が近い分野です。

20年以上この市場を見てきた運営者として感じるのは、長く続く依頼ほど「フォームを作って終わり」ではなく、「届いた問い合わせが回っているか」まで気にかけてくれる人に集まる、ということです。フォームが動かなくなったときにすぐ気づいて直す、迷惑メールが増えたら対策を提案する。こうした小さな気配りが、次の依頼の理由になっています。そして、仲介の手数料が乗らない直接のやりとりなら、同じ予算でも依頼する側はもう1つ作業を頼めて、受ける側の手取りも厚くなります。フォームの仕組みを理解しておくことは、自分のサイトのためだけでなく、こうした仕事の幅を広げるうえでも役に立ちます。

経営の相談に乗る立場から、問い合わせの導線や業務の流れの改善を提案したい人は、中小企業の経営課題を診断・助言する国家資格の中小企業診断士の内容も確かめておくと、提案の説得力が増します。

よくある質問

Q. ホームページビルダーのプレビューでフォームを送信してもメールが届かないのはなぜですか?

フォームの送信を処理するプログラムは、パソコンの中ではなくサーバーの上で動くためです。ジャストシステムのサポートFAQでも、フォームの動作はプレビューでは確かめられず、サーバーに転送したあとにブラウザーで公開ページを開いて確かめるよう案内されています。テストは必ず公開後に行います。

Q. ホームページ・ビルダー サービス以外のサーバーでも簡易CGIのフォームは使えますか?

使えません。サポートFAQには、ホームページ・ビルダー サービスの簡易CGIで作ったフォームメールは、ホームページ・ビルダー サービス以外に転送したページからは呼び出せないと書かれています。別のサーバーでは、そのサーバーのCGIやメールフォームの機能、または外部のフォームサービスを使います。

Q. フォームから届いたメールが文字化けするときは何を確かめればよいですか?

まず、フォームを入れたページの文字コードを確かめます。ホームページ・ビルダー サービスの簡易CGIは文字コードがSHIFT-JISに固定されているため、ページもSHIFT-JISにそろえる必要があります。別のサーバーのCGIを使う場合は、CGIの設定とページの文字コードが一致しているかを確かめます。

Q. mailtoを使ったフォームでも問い合わせは受け取れますか?

環境によっては受け取れますが、勧めません。訪問者のメールソフトを起動して送らせる仕組みのため、スマートフォンやメールソフトを設定していないパソコンでは送信されないことがあります。ジャストシステムも簡易的な方法と位置づけており、確実に受け取るならサーバーのCGIか外部のフォームサービスを使います。

この記事について

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監修:@SOHO編集部

2004年よりフリーランス・在宅ワーク向けサービスを運営。生成AIで作成した下書きを、一次情報と照らし合わせて確認したうえで公開しています。

公開:2026年10月13日最終更新:2026年11月4日
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@SOHOは2004年から続く、日本のフリーランス・在宅ワーク向け案件サイトです。記事は生成AIで下書きを作り、数値・固有名・出典を一次情報と照らし合わせる確認の手順を経て公開しています。

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