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TOEIC600点の勉強法|初心者が最初にやること

@SOHO編集部
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TOEIC600点の勉強法|初心者が最初にやること

この記事のポイント

  • ✓TOEIC600点を目指す初心者に向けて
  • ✓最初にやることから3か月の学習計画までを整理しました
  • ✓テストの形式とパートごとの問題数

TOEIC600点は、就職や転職、社内の評価の目安として挙げられることが多い点数で、初めて本格的にTOEICの勉強をする人が最初の目標にしやすい点数です。結論から言うと、600点を目指す初心者が最初にやるべきことは、問題集をたくさん解くことではなく、テストの形式を知り、単語と文法の基礎を固め、リスニングとリーディングで取りやすい問題から確実に点を取る練習をすることです。この記事では、TOEIC Listening & Reading Testを実施するIIBC(一般財団法人国際ビジネスコミュニケーション協会)の公式の案内をもとに、テストの形式、600点のときの点数の目安、最初にやること、パートごとの練習法、3か月の学習計画までを順に説明します。

TOEIC L&Rのテストの形式を知る

勉強を始める前に、テストがどんな形で行われるのかを正確に知っておきます。形式が分かると、どこで点を取るかの作戦を立てられます。

2時間で200問に答える

IIBCの案内によると、TOEIC L&Rは、リスニング(約45分間・100問)とリーディング(75分間・100問)の合計約2時間で、200問に答えるマークシート方式のテストです。出題の形式は毎回同じで、テストは英文だけで作られ、英文を日本語に訳す問題や、日本語を英文に訳す問題はありません。点数は、リスニングとリーディングがそれぞれ5点から495点、合計で10点から990点で示されます。受験料は7,810円(税込)です。

パートごとの問題数

テストは7つのパートに分かれています。IIBCのテストの形式と構成のページをもとに整理すると、次のとおりです。

セクション パート 内容 問題数
リスニング Part1 写真描写問題 6問
リスニング Part2 応答問題 25問
リスニング Part3 会話問題 39問
リスニング Part4 説明文問題 30問
リーディング Part5 短文穴埋め問題 30問
リーディング Part6 長文穴埋め問題 16問
リーディング Part7 1つの文書29問、複数の文書25問 54問

リスニングの音声は、どのパートも1度だけ流れます。Part1とPart2は、説明文や答えの選択肢が問題用紙に印刷されていないため、耳だけで聞き取る必要があります。Part3とPart4は、設問と選択肢が問題用紙に印刷されていて、1つの会話やトークにつき3問ずつ答えます。

リーディングは時間との勝負

リーディングは75分で100問です。Part7だけで54問あり、長い文書を読む問題が半分以上を占めます。初心者の多くは、最後まで解き終わらないまま時間切れになります。600点を目指す段階では、すべてを解き切ることより、解ける問題を確実に正解することを優先して作戦を立てます。

600点はどのくらいの英語力か

600点がどのくらいの英語力にあたるのかを、公式の資料から確かめておきます。

CEFRとの対応

IIBCは、TOEIC L&Rの点数と、ヨーロッパで作られた外国語の力の段階の目安であるCEFR(セファール)との対応を公表しています。CEFRは、A1からC2までの6段階で言語の力を示す枠組みです。IIBCの対応表では、各段階に対応する最低の点数が次のように示されています。

CEFRの段階 リスニング リーディング
C1 490点から 455点から
B2 400点から 385点から
B1 275点から 275点から
A2 110点から 115点から

600点はB1の段階を超えた所

この表に当てはめると、リスニングとリーディングがそれぞれ275点以上なら、B1の段階に対応します。B1は、CEFRでは「自立した言語使用者」の入り口にあたる段階です。600点を、リスニング325点とリーディング275点で取った場合、どちらもB1の最低の点数を上回っていることになります。600点は、身近な仕事の話題について、基本的な英文を読み、聞いて理解できる段階の入り口と考えると、目指す力の姿がつかみやすくなります。

点数の配分の目安

600点を目指すときの、リスニングとリーディングの点数の配分の目安は、通信教育の講座を開く会社の解説では次のように示されています。

TOEIC(R)600点を取得するためのリスニングの目標スコアは、495点満点中325点以上です。66%の正解率にあたるため、リスニングテストではおおむね7割の正解を目指すといいでしょう。 出典: u-can.co.jp

同じ解説では、リーディングの目標を275点以上としています。点数は正解した問題の数をそのまま換算するものではないため、正答の割合は目安ですが、一般にリスニングのほうが点を取りやすい人が多く、リスニングで多めに稼ぐ配分は初心者に合った作戦です。

初心者が最初にやること

ここからは、TOEICの勉強を始めたばかりの人が、最初の1週間から2週間でやることを説明します。

1. 公式の問題を1回分解いてみる

最初にやるのは、本番と同じ形式の問題を1回分、時間を計って解いてみることです。点数が低くても気にする必要はありません。目的は、自分がどのパートで点を落としているのか、リーディングでどこまで解き進められたのかを知ることです。IIBCの案内によると、公式の問題集には、テストの開発機関であるETSが実際のテストと同じ過程で作った問題が収められています。本番に近い問題で今の自分の力を測ると、勉強の計画を立てやすくなります。

2. 結果からパートごとの弱点を書き出す

解き終わったら、パートごとに何問正解したかを書き出します。Part1とPart2の正解が多くPart3とPart4で大きく落としているなら、短い音声は聞けても長い音声についていけていないと分かります。Part5の正解が少ないなら、単語と文法の基礎が足りていない可能性が高いと考えられます。リーディングで何問目まで解けたかも記録しておきます。

3. 毎日の勉強の時間を決める

TOEICの勉強は、1日にまとめて長い時間をかけるより、毎日少しずつ続けるほうが力になります。平日は通勤や昼休みに30分、帰宅後に30分、休日は2時間というように、生活の中に勉強の時間を組み込みます。続けられる時間を先に決め、その時間でできることを選ぶ順番で考えると、無理のない計画になります。

4. 使う教材を絞る

初心者がつまずきやすいのは、教材をたくさん買って、どれも途中でやめてしまうことです。最初は、単語の本を1冊、文法の基礎を確かめる問題集を1冊、本番の形式の問題集を1冊、の3つに絞ります。1冊を何度も繰り返すほうが、何冊も1回ずつ解くより力が付きます。

今の点数ごとの進め方

同じ600点を目指すのでも、今の点数によって、力を入れる所が違います。

400点より下から始める人

最初の力試しで400点より下だった人は、まず単語と文法の基礎に時間をかけます。問題の形式に慣れる前に、英文そのものの意味が取れていない可能性が高いからです。この段階では、本番の形式の問題を何回も解くより、中学で習う文法を確かめ、TOEICによく出る単語を覚えることに時間の多くを使います。公式の教材なら、初めて受ける人や500点を目指す人向けの「500+」から始めると、無理なく進められます。

400点台から500点台の人

400点台から500点台の人は、基礎がある程度できていて、問題を解く練習を増やす段階です。リスニングではPart3とPart4の設問を先に読む練習、リーディングではPart5を時間内に解く練習に力を入れます。600点の手前で伸び悩む場合は、「650+」のような中級の段階の必答問題を集めた教材で、取りこぼしている問題を確実に取れるようにします。

前回の受験で500点台後半だった人

前回の受験で500点台の後半だった人は、600点まであと少しです。間違えた問題の理由を細かく分けて記録し、最も多い理由に絞って対策します。リーディングで時間が足りないことが原因なら、Part7の解く順番の見直しで、点数が大きく変わることがあります。

単語を覚える

TOEICの点数を上げるうえで、最も土台になるのが単語の力です。単語の意味が分からなければ、文法の知識があっても、音声を聞いても、文の意味が取れません。

TOEICに出る単語から覚える

単語は、TOEICによく出る単語をまとめた本で覚えます。IIBCの公式の教材の中には、過去のテストから厳選した1,800語を学べる「公式TOEIC Listening & Reading 英単語」(2026年1月発売)があります。TOEICは仕事や日常の場面を題材にしているため、会議、出張、契約、採用、発注、修理のような、仕事の場面の単語がよく出てきます。学校で習った単語だけでは足りないので、TOEICの場面に合わせた単語を覚えます。

音と一緒に覚える

単語は、つづりと意味だけでなく、音と一緒に覚えます。リスニングでは、知っている単語でも、音を知らなければ聞き取れません。単語の本に付いている音声を聞き、自分でも声に出して読みます。通勤の時間に音声を聞くだけでも、単語の音に耳が慣れていきます。

覚えた単語を文の中で確かめる

単語の本で覚えた単語は、問題集の英文の中で出会ったときに、意味がすぐに浮かぶかを確かめます。単語の本では分かったのに、文の中では分からない単語は、まだ使える知識になっていません。問題集で出てきた知らない単語は、単語の本に載っているかを調べ、載っていなければノートに書き加えます。自分で集めた単語は、自分が実際につまずいた単語なので、覚える価値の高い単語です。

1日の量より繰り返しの回数

単語は、1日に100語を1回見るより、1日に30語を何度も見るほうが記憶に残ります。新しい単語を覚えるのと同じくらい、前の日に覚えた単語を見直す時間を取ります。覚えたつもりでも数日で忘れるのが普通なので、忘れたら覚え直すことを繰り返して、少しずつ定着させます。

文法の基礎を固める

文法は、主にリーディングのPart5とPart6で問われますが、文の構造が分かると、Part7の長い文書やリスニングの理解も早くなります。

中学で習う文法を見直す

600点を目指す段階では、難しい文法は必要ありません。品詞(名詞、動詞、形容詞、副詞の違い)、動詞の形(現在形、過去形、進行形、完了形、受け身の形)、主語と動詞の対応、関係代名詞、接続詞と前置詞の違いなど、中学から高校の初めに習う文法を確実にします。ここがあいまいなままだと、Part5の問題で選択肢を選ぶ根拠が持てません。

品詞の問題で点を取る

Part5では、同じ単語の形を変えた選択肢から、空欄に合う品詞を選ぶ問題がよく出ます。例えば、名詞の前には形容詞、動詞を説明するのは副詞、といった基本の決まりを知っていれば、文全体の意味が分からなくても、空欄の前後だけで答えを選べる問題があります。初心者にとっては、こうした品詞の問題が点を取りやすい所です。

解いた理由を言えるようにする

文法の問題を解いたら、正解した問題も含めて、なぜその選択肢が正解なのかを自分の言葉で説明できるかを確かめます。何となく選んで正解した問題は、本番で同じ形が出ても選べないことがあります。理由が説明できない問題は、文法の説明の本の該当する所に戻って確かめます。

リスニングのパート別の練習法

600点を目指すなら、リスニングで多めに点を取る作戦が初心者に合っています。パートごとの練習のこつを説明します。

Part1:写真の動作と状態を聞き取る

Part1は、写真を見て、写真を最も的確に表している説明を選ぶ問題です。人が何をしているかという動作と、物がどこにどうあるかという状態を表す言い方がよく使われます。間違えた問題は、音声の英文を書き取って、どの部分を聞き取れなかったのかを確かめます。

Part2:最初の言葉を聞き逃さない

Part2は、質問や発言に対して、最もふさわしい応答を選ぶ問題で、25問あります。質問の最初に来る、What、Where、When、Who、Why、Howのような疑問の言葉を聞き逃さないことが大切です。最初の言葉が聞き取れれば、答えの方向がしぼれます。ただし、疑問の言葉にまっすぐ答えない、自然な受け答えが正解になることもあるため、会話として自然かどうかで判断する練習を重ねます。

Part3とPart4:設問を先に読む

Part3とPart4は、会話やトークを聞いて、3つの設問に答える問題です。設問と選択肢が問題用紙に印刷されているので、音声が流れる前に設問を読み、何を聞き取ればよいかを知っておくと、答えやすくなります。最初は3問すべての設問を先に読むのが難しいので、設問の文だけを先に読み、選択肢は音声を聞きながら見る形から始めます。

聞いた英文を声に出す

リスニングの力を伸ばすには、聞いた英文を声に出して読む練習が役立ちます。問題を解いたあとに、スクリプトと呼ばれる音声の英文を見ながら、音声と同じ速さで読む練習をします。自分で正しく発音できる音は、聞き取りやすくなります。慣れてきたら、英文を見ずに、音声のすぐ後を追いかけて声に出すシャドーイングにも挑戦します。

リーディングのパート別の練習法

リーディングは、限られた時間でどれだけ確実に正解を積み上げるかが勝負です。

Part5:1問にかける時間を決める

Part5は30問の短文の穴埋め問題です。品詞の問題のように空欄の前後だけで解ける問題は素早く解き、意味を考えないと解けない問題も、長く迷わないようにします。練習のときから、Part5の30問を何分で解くかの目安を決め、時間を計って解きます。分からない問題に時間を使いすぎると、後のPart7の時間がなくなります。

Part5の練習では、間違えた問題を「品詞」「動詞の形」「前置詞と接続詞」「単語の意味」のように、種類ごとに分けて記録すると、自分がどの種類で間違えやすいかが見えてきます。間違いの多い種類が分かったら、その種類の問題だけを集めて解く日を作ります。

Part6:文の流れをつかむ

Part6は、長文の中の空欄を埋める問題で、16問あります。単語や文法の知識で解ける問題に加えて、文書の中に入れる1つの文を選ぶ問題もあります。空欄の前後の文だけでなく、文書全体で何の話をしているかをつかんでから選ぶと、正解しやすくなります。

Part7:解く順番を決める

Part7は、メール、広告、記事、チャットのやり取りなどの文書を読んで答える問題で、1つの文書の問題が29問、複数の文書の問題が25問あります。初心者のうちは、すべてを解き終えるのは難しいため、短い文書の問題から確実に解いていく作戦が向いています。文書の種類によって、読みやすさは人それぞれ違います。広告やお知らせのような短い文書が得意な人もいれば、メールのやり取りのほうが読みやすい人もいます。練習のときに、どの種類の文書なら速く正確に読めるかを確かめておくと、本番で解く順番を決めやすくなります。設問を先に読み、文書の中で答えの根拠になる所を探しながら読むと、全文を細かく読むより速く答えにたどり着けます。

読む速さは毎日の積み重ね

リーディングの速さは、すぐには上がりません。毎日、短い英文を読む習慣を作ることが大切です。問題集のPart7の文書を、解き終わったあとにもう一度、意味を確かめながら声に出して読むと、英文を前から順に理解する力が付きます。

間違えた問題の復習の仕方

問題集を解いて答え合わせをするだけでは、点数はなかなか上がりません。点数を上げるのは、解いたあとの復習です。

間違えた理由を3つに分ける

間違えた問題は、理由を「単語を知らなかった」「文法が分からなかった」「時間が足りなかった、または焦った」の3つに分けて記録します。単語が理由なら単語の本に戻り、文法が理由なら文法の説明に戻り、時間が理由なら解く順番や時間の配分を見直します。理由ごとに対策が違うので、分けて記録することで、次に何をすればよいかが分かります。

リスニングは英文を見て聞き直す

リスニングで間違えた問題は、スクリプトを見ながら、もう一度音声を聞きます。英文を読めば分かるのに音声では聞き取れなかった所は、音のつながりや弱く読まれる部分に慣れていないことが原因です。その部分を何度も聞き、声に出して読みます。英文を読んでも意味が分からない所は、単語か文法の知識が足りないので、そちらを先に補います。

同じ問題を時間をおいて解き直す

一度間違えた問題は、数日後と1週間後にもう一度解き直します。解き直して正解できれば、その知識は身に付いています。また間違えた場合は、まだ理解が足りない所なので、印を付けて重点的に復習します。新しい問題を次々に解くより、間違えた問題を確実に解けるようにするほうが、限られた時間で点数を上げられます。

社会人が勉強の時間を作る工夫

仕事をしながらTOEICの勉強をする人にとって、いちばんの課題は時間です。

すき間の時間を決まった勉強に使う

通勤の電車、昼休み、待ち合わせの前の数分のような、すき間の時間を、決まった勉強に割り当てます。例えば、通勤の時間は単語の音声を聞く、昼休みはPart5を10問解く、と決めておくと、その時間に何をするか迷わずに済みます。すき間の時間はまとまった問題を解くのには向かないので、短い単位で終わる勉強を当てます。

スマートフォンを勉強の道具にする

スマートフォンは、すき間の時間の勉強に向いています。IIBCは、公式の教材のアプリやeラーニングも案内しています。単語の確認や、短い問題の練習をスマートフォンで行い、まとまった時間が取れる日に、紙の問題集で本番の形式の練習をする、という組み合わせにすると、場所を選ばずに勉強を続けられます。

朝の時間を使う

仕事のあとは疲れていて、勉強に集中しにくいという人も多くいます。その場合は、朝の時間を使う方法があります。いつもより30分早く起きて、頭がすっきりしているうちに文法の問題やリーディングの練習をすると、短い時間でも集中して取り組めます。夜は、音声を聞くだけの軽い勉強に回します。

受験の当日に気を付けること

勉強の成果を出し切るために、受験の当日の準備も大切です。

持ち物を前日に確かめる

IIBCの案内によると、受験票は試験日の約1週間前までに送られ、受験番号と試験会場が知らされます。受験票が届かない場合でも受験はでき、必要な情報は申込のサイトで確かめられます。また、認められる本人確認書類と、受験票に貼る証明写真の両方を持っていない場合は受験できないとされています。前日のうちに、受験票、本人確認書類、証明写真、筆記用具をそろえておきます。

時間の配分を決めておく

リーディングの75分の使い方は、練習のときに決めておいた配分を本番でも守ります。例えば、Part5とPart6を合わせて25分ほどで解き、残りの時間をPart7に使う、といった目安です。本番では緊張して、普段より時間がかかることがあります。決めた時間を過ぎたら、迷っている問題があっても次に進むと決めておくと、最後まで落ち着いて解けます。

リスニングは切り替えが大切

リスニングでは、1つの問題が聞き取れなかったとしても、気持ちを切り替えて次の問題に集中します。聞き取れなかった問題を考え続けると、次の問題の音声まで聞き逃してしまいます。分からない問題は、最も可能性が高いと思う選択肢を選び、すぐに次の設問を先に読む準備に移ります。

3か月で600点を目指す学習計画の例

ここでは、平日に1日1時間、休日に2時間ほど勉強できる人を想定した、3か月の学習計画の例を示します。今の点数や得意な分野によって必要な時間は違うので、進み具合を見ながら調整してください。

1か月目:単語と文法の土台を作る

1か月目は、単語と文法の基礎に時間の多くを使います。単語の本で毎日決めた数の単語を覚え、前の日の単語を見直します。文法は、中学から高校の初めの内容を、問題を解きながら確かめます。リスニングは、Part1とPart2の問題を毎日少しずつ解き、聞いた英文を声に出して読みます。

2か月目:パートごとの練習を重ねる

2か月目は、パートごとの練習に移ります。リスニングはPart3とPart4の設問を先に読む練習、リーディングはPart5を時間を計って解く練習と、Part7の短い文書の問題を中心に解きます。単語の見直しは毎日続けます。

3か月目:本番の形で仕上げる

3か月目は、週に1回、本番と同じ2時間で1回分の問題を解きます。解いたあとは、間違えた問題と、正解したけれど自信がなかった問題を解き直します。リーディングで時間が足りなくなる場合は、Part5とPart6にかける時間を見直し、Part7を解く順番を決め直します。受験日は、この計画の終わりに合わせて申し込みます。

公式教材の選び方

教材は、自分の今の力と目標に合ったものを選びます。IIBCの公式教材・問題集のページでは、レベルや目的ごとの公式の教材が紹介されています。

力に合わせて選ぶ

公式の教材の案内によると、「公式TOEIC Listening & Reading 500+」は、TOEIC L&Rを初めて受ける人や、まず500点に到達したい人向けの教材です。「公式TOEIC Listening & Reading 650+」は、過去のテストの結果から中級の段階の必答問題を多く収めた、650点になかなか届かない人向けの教材です。また、「公式TOEIC Listening & Reading プラクティス」のリスニング編とリーディング編は、350点から700点の段階で、リスニングやリーディングに絞ってじっくり学びたい人向けと案内されています。

本番に慣れる問題集

本番の形式に慣れるには、「公式TOEIC Listening & Reading 問題集」のシリーズを使います。最新の問題集13は2026年10月に発売され、本番のテストを体験でき、リスニングの音声に加えて、リーディングの一部の音声も特典としてダウンロードできると案内されています。最初の力試しと、3か月目の仕上げの練習に使います。

教材を選ぶときの注意

教材は、発売された時期と、今のテストの形式に合っているかを確かめて選びます。中古の古い版を使う場合は、出題の形式が今と違っていないかに注意します。同じシリーズの新しい版が出ていても、古い版の問題が無駄になるわけではありませんが、最初の1冊は新しい版を選ぶと安心です。

勉強が続かないときの工夫

TOEICの勉強で最も多い失敗は、途中でやめてしまうことです。続けるための工夫を紹介します。

小さな目標を記録する

「600点」という大きな目標だけを見ていると、毎日の勉強の手応えが感じにくくなります。「今日は単語を30語」「Part5を10問」のように、毎日の小さな目標を決め、終わったら記録します。記録が積み重なると、続けてきたことが目に見え、続ける気持ちを保ちやすくなります。

受験日を先に決める

受験日を決めずに勉強を始めると、締め切りがないため、つい後回しになります。最初に受験日を決めて申し込んでしまうと、その日に向けて計画を立てざるを得なくなります。TOEIC L&Rの公開テストは、申込の締め切りが試験日より前にあるため、IIBCの案内で日程と締め切りを確かめてから計画を立てます。

点数が伸びない時期があると知っておく

勉強を続けていても、点数がしばらく伸びない時期があります。単語や文法の知識が、問題を解く力に結び付くまでには時間がかかるためです。点数が伸びない時期も、勉強の記録を見て、やるべきことを続けていれば、ある時期から伸び始めることがあります。

600点を取ったあとの使い道

600点を取ったら、それを仕事にどう生かすかを考えます。

履歴書と社内の評価に

600点は、就職や転職の応募の条件や、社内の昇進の目安として示されることがある点数です。履歴書には、受験した年月と点数を書きます。TOEIC L&Rの資格としての位置付けや、ほかの点数の段階の目安については、TOEIC L&Rのページで紹介されています。

次の目標を考える

600点を取ったら、次の目標を考えます。英語を使う仕事を目指すなら、700点、800点と目標を上げていくことになります。英語の力を生かして翻訳などの仕事を受けたい人は、TOEIC800点でフリーランス翻訳案件は取れる?必要スコアと単価の目安で、翻訳の仕事で求められる点数と、仕事の受け方の考え方が紹介されています。

英語の力を仕事に生かしている人に共通すること

2004年から在宅ワークとフリーランスの仲介を続けてきた運営者として見てきた限りでは、英語の力を仕事に生かしている人は、点数を取ったあとも、仕事の中で英語を使う機会を自分から作っています。英語のメールを読む、海外の資料を調べる、英語の説明書を訳して社内に共有する、といった小さな機会の積み重ねが、点数以上の力になっています。点数はゴールではなく、英語を使い始めるための入り口と考える人ほど、英語の仕事を任されるようになっています。

また、仲介の手数料が間に入らない直接の取引では、依頼する側は同じ予算でより多くの作業を頼め、受ける側の手取りも厚くなります。手数料0%で直接取引できる場なら、英語の資料の下調べのような小さな仕事から経験を積みやすくなります。英語の情報を集めて活用する仕事に関心がある人は、AI・マーケティング・セキュリティのお仕事で、仕事の内容と求められる力も確かめておくとよいでしょう。TOEIC600点は、正しい順番で基礎から積み上げれば、初心者でも十分に目指せる点数です。まずは公式の問題を1回分解いて、自分の弱点を知るところから始めてみてください。

よくある質問

Q. TOEIC600点を取るにはどのくらいの勉強時間が必要ですか?

今の英語の力によって大きく違うため、一律の時間は示せません。この記事では、平日に1日1時間、休日に2時間ほど勉強できる人を想定して、3か月の計画の例を紹介しています。最初に公式の問題を1回分解いて今の点数とパートごとの弱点を知り、そこから600点までの差を見て計画を立てると、自分に必要な時間の見通しが立ちます。

Q. TOEIC600点はリスニングとリーディングでそれぞれ何点が目安ですか?

解説によって違いがありますが、リスニング325点、リーディング275点を目安とする例があります。一般にリスニングのほうが点を取りやすい人が多いため、リスニングで多めに稼ぐ配分は初心者に合った作戦です。点数は正解した問題の数をそのまま換算するものではないので、配分はあくまで目安として使います。

Q. 初心者は何から勉強を始めればよいですか?

最初に公式の問題を1回分、時間を計って解き、パートごとの弱点を知ります。そのうえで、TOEICによく出る単語と、中学から高校の初めに習う文法の基礎を固めます。教材は、単語の本、文法の問題集、本番の形式の問題集の3つに絞り、同じ本を繰り返すことで力を付けていきます。

Q. TOEICの受験料はいくらですか?

IIBCの案内によると、TOEIC Listening & Reading Testの公開テストの受験料は7,810円(税込)です。割引の制度や支払いの方法についてもIIBCのホームページで案内されています。申込には会員の登録が必要で、申込の締め切りは試験日より前にあるため、受けたい日の締め切りを確かめてから計画を立てます。

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監修:@SOHO編集部

2004年よりフリーランス・在宅ワーク向けサービスを運営。生成AIで作成した下書きを、一次情報と照らし合わせて確認したうえで公開しています。

公開:2026年9月24日最終更新:2026年10月23日
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