営業代行・アポ取り 始め方|商材選びで9割決まる、最初の1件までの順序


この記事のポイント
- ✓営業代行・アポ取りの始め方を
- ✓案件選びから初契約までの順序で解説
- ✓商材選定が成果を左右する理由と
先日、営業代行を副業で始めようとしている方から相談を受けました。「求人サイトで案件を探しているけれど、どれも同じに見えて選び方が分からない」と。結論から言うと、営業代行・アポ取りの副業は、最初にどの商材を扱う案件を選ぶかで、その後の成果がほぼ決まってしまいます。これ、知らない人が本当に多いんです。営業代行・アポ取り 始め方を検索している方の多くは、電話やオンライン商談の経験はあっても、「案件選びの基準」までは教わったことがないのではないでしょうか。この記事では、案件探しから最初の1件を獲得するまでの順序を、実務でつまずきやすいポイントとあわせて解説します。
営業代行・アポ取り副業の現状とマクロ動向
営業代行という働き方自体は新しいものではありませんが、副業として個人が請け負う形が広がったのは、クラウドソーシングサービスや業務委託マッチングサービスの普及が背景にあります。企業側から見ると、新規営業のリソースを正社員採用で確保するにはコストも時間もかかります。そこで、成果報酬型やコミット制の外部パートナーに一部の営業活動を委託する動きが、特にスタートアップや成長期の中小企業を中心に広がってきました。
つまり、企業側の「営業人員を増やしたいが、まずは変動費で試したい」というニーズと、個人側の「本業の営業経験を活かして副業収入を得たい」というニーズが噛み合った結果、営業代行・アポ取りという副業カテゴリが成立しているわけです。
市場動向としては、BtoB(ビジネス・トゥ・ビジネス)の新規開拓において、インサイドセールス(内勤営業)の分業化が進んでいることも見逃せません。従来は1人の営業担当が「電話でアポを取る」から「訪問して契約を取る」まで一気通貫で行っていましたが、近年は「アポ獲得」と「クロージング」を別の担当者や別の会社が分担する体制が増えています。この分業化の流れの中で、アポ獲得だけを専門に請け負う個人や小規模事業者の需要が生まれています。
一方で、案件数が増えた分だけ、案件の質にはばらつきが大きいのも実情です。しっかりした商材とトークスクリプトを用意してくれる発注者もいれば、リストと電話番号だけ渡して「あとはよろしく」という発注者もいます。この差を見極める目を持つことが、営業代行・アポ取り 始め方における最初の関門になります。
営業代行も、副業でできる仕事の一つです。本業でセールス経験があればそれを活かして、営業支援を求めているクライアントと取引ができます。 出典: sora1.jp
この指摘の通り、営業代行は「未経験からいきなり始める仕事」というより「本業や過去の経験を横展開する仕事」という性格が強い副業です。だからこそ、案件選びの段階で自分の経験と噛み合う商材を選べるかどうかが、その後の成果を大きく左右します。
商材選びが9割を決める理由
営業代行・アポ取りの副業で最初につまずく人の多くは、「案件の条件(報酬額や稼働時間)」だけを見て応募先を決めてしまいます。しかし実際に架電やオンライン商談を始めてみると、商材そのものへの理解と共感がなければ、アポは思うように取れません。
商材理解が浅いと何が起きるか
電話の相手は、営業代行の担当者が「その商品やサービスをどれだけ理解しているか」を、話し始めて数十秒で見抜きます。トークスクリプトを棒読みするだけの電話と、商材の強みや導入メリットを自分の言葉で説明できる電話とでは、相手の反応がまるで違います。これは筆者が法務相談の現場で契約書の説明をする際にも感じることですが、制度や仕組みを自分の言葉で噛み砕けるかどうかは、相手の信頼を得られるかどうかに直結します。営業代行も同じです。
商材理解が浅いまま架電を続けると、次のような悪循環が起きます。
・トーク中に予想外の質問をされると答えられず、通話が切れる ・アポが取れても、実際の商談で「話が違う」とキャンセルされる ・成果が出ないため、発注者からの継続依頼が来ない ・自信を失い、次の案件探しでも同じ商材選びの失敗を繰り返す
この悪循環を断ち切るには、「自分が本業や過去の経験で扱ったことのある業界・商材に近い案件」を最初に選ぶことが有効です。例えば、人材業界での勤務経験がある人は人材紹介や求人媒体の営業代行案件、IT業界での勤務経験がある人はSaaS(ソフトウェア・アズ・ア・サービス)の営業代行案件、というように、自分の土地勘がある領域から始めるのが定石です。
商材選びで見るべき3つの基準
営業代行・アポ取り 始め方を実践する上で、案件を選ぶ際に確認すべき基準は主に3つあります。
1つ目は、商材の価格帯と決裁プロセスです。単価が高く決裁者が複数関わる商材(例えば年間契約数十万円以上のBtoBサービス)は、アポを取ってから成約までの期間が長く、営業代行が担う役割も「アポ獲得」に限定されやすい傾向があります。一方、単価が低く即決しやすい商材は、電話1本で完結することもあり、成果が出るまでのサイクルが短いのが特徴です。副業として始める場合、まずはサイクルの短い商材で成功体験を積むほうが、モチベーションを維持しやすいでしょう。
2つ目は、ターゲット(架電先)の属性です。個人事業主や中小企業経営者向けの商材は、比較的電話が繋がりやすく、担当者との距離感も近い傾向があります。一方、大企業の特定部署宛てのテレアポは、受付を突破するだけでもハードルが高く、未経験者にはやや難易度が高い案件と言えます。
3つ目は、発注者が用意している営業資料やトークスクリプトの充実度です。募集文や案件詳細に「トークスクリプト・想定問答集を用意」「架電リストは発注者側で用意」と明記されている案件は、初めて営業代行に取り組む人にとって心強い環境と言えます。逆に、資料が一切なく「自分で調べて営業してください」という案件は、経験者向けと考えたほうが無難です。
最初の1件を獲得するまでの順序
営業代行・アポ取りの副業を始める際、多くの人が「案件に応募する」ところからスタートしますが、実際にはその前段階でやるべき準備があります。ここでは、最初の1件を獲得するまでの順序を整理します。
ステップ1:自分の営業経験を棚卸しする
まず取り組むべきは、これまでの営業経験の棚卸しです。正社員として法人営業をしていた経験だけでなく、アルバイトでの接客・電話対応、コールセンターでの勤務経験なども営業代行のスキルとして評価される場合があります。棚卸しをする際は、次の観点で整理すると分かりやすくなります。
・どの業界・商材を扱っていたか ・電話営業と対面営業のどちらの経験が長いか ・新規開拓と既存顧客フォローのどちらが得意か ・1日あたり何件の架電をこなしていたか(架電数の目安) ・アポ獲得率や成約率など、数値で語れる実績があるか
この棚卸しの結果が、次のステップである案件選びの軸になります。
ステップ2:応募文で自分の経験と商材の接点を書く
営業代行の案件に応募する際、多くの発注者が最初に見るのは「この応募者は自社の商材に合いそうか」という点です。そのため応募文では、単に「営業経験3年です」と書くのではなく、「前職では〇〇業界向けの法人営業を担当し、月間の新規アポ獲得は〇件程度でした。御社の商材は前職で扱っていた領域と近く、架電先の心理も想像しやすいと感じています」というように、自分の経験と募集中の商材の接点を具体的に書くことが重要です。
筆者が法務相談を受ける中でも、契約交渉がうまくいく人とそうでない人の違いは、この「相手の立場を想像した言葉選び」にあることが多いと感じます。営業代行の応募文も同じで、発注者の視点に立って「なぜ自分がこの案件に向いているか」を書けるかどうかが、最初の1件を獲得できるかを左右します。
ステップ3:小さく試して振り返る
最初の案件は、いきなり大きな成果を求められる案件よりも、稼働時間や架電件数が限定されている案件から始めるのがおすすめです。例えば「週10件のアポ獲得を目指す」といった小さな目標が設定された案件であれば、成果が出なかった場合の振り返りもしやすく、次の案件選びに活かせます。
架電後は、次のような観点で振り返りを行うと改善が早まります。
・どのトークで相手の反応が良かったか、悪かったか ・断られた理由のパターン(タイミングが悪い、予算がない、既存の取引先で十分等) ・アポが取れた場合、どんな一言がきっかけだったか
この振り返りを記録しておくと、次の案件でトークスクリプトを改善する際の材料になりますし、発注者に「前回の案件ではこういう改善を行いました」と実績として伝えることもできます。
案件選びの失敗例から学ぶ
筆者が法務相談を受ける中で、副業契約に関する相談として実際によく耳にする失敗パターンがあります。ここでは、匿名化した実話ベースの事例を1つ紹介します。
あるフリーランスの方は、営業代行の案件に応募する際、募集文に「未経験歓迎、高単価案件多数」とだけ書かれていた案件に飛びつきました。実際に契約を結んでみると、扱う商材は投資関連のサービスで、法令上のグレーゾーンに触れる可能性のある勧誘トークを求められたそうです。この方は違和感を覚えて途中で契約を解除しましたが、契約解除に伴う違約金の条項が契約書に含まれており、思わぬ出費につながりかけました。
このケースでは、応募前に商材の具体的な内容を確認していれば避けられた事態でした。募集文に商材名や業界が明記されていない案件、あるいは「詳細は契約後に説明します」といった案件には、慎重な姿勢で臨むことをおすすめします。もし契約後に違和感のある勧誘トークや、法令に抵触する可能性のある指示を受けた場合は、その場で契約を続けるかどうか判断せず、契約書の内容を確認した上で、必要であれば弁護士や消費生活センターなどの専門機関に相談してください。
未経験・スマホだけでも始められるのか
営業代行・アポ取り 始め方を調べている方の中には、「完全未経験でも始められるのか」「スマホだけで完結するのか」と気になっている方も多いはずです。結論として、架電作業自体はスマホで完結する案件が多くありますが、案件によっては提案資料の作成や進捗管理にパソコンが必要になる場合もあります。未経験からの始め方や、必要スキルの詳細は未経験から営業代行で最初に通るのは前職の顧客層を書けた人でも解説しているので、あわせて確認しておくとよいでしょう。
また、営業代行の案件は「アポ獲得のみ」「アポ獲得+初回商談」「アポ獲得+クロージングまで」といった業務範囲の違いがあります。範囲が広がるほど求められるスキルや資料作成の負担も増えるため、募集文の業務範囲を必ず確認してから応募することが大切です。
スマホだけで完結する案件の多くは、発注者側が架電リストとトークスクリプトをあらかじめ用意しており、受注者は電話をかけて結果を専用のフォームやチャットツールに入力するだけ、という業務フローになっています。このタイプの案件は、外出先の隙間時間や、家事の合間の数十分でも取り組みやすいのが利点です。一方、提案資料や見積書の作成、複数の商談日程を一括管理するようなタスクが発生する案件では、パソコンでの作業が前提になっている場合が多く、事前に必要な作業環境を確認しておく必要があります。
トークスクリプトの作り方と改善の考え方
案件によっては、トークスクリプトが発注者側から全く提供されず、受注者側で一から作成することを求められる場合があります。このような案件は経験者向けではありますが、逆に言えば、自分でトークスクリプトを組み立てられるようになると、案件の幅を大きく広げられるということでもあります。ここでは、トークスクリプトを組み立てる際の基本的な考え方を紹介します。
冒頭の名乗りと本題への入り方
電話営業で最初に相手が判断するのは、「この電話を聞く価値があるか」です。冒頭で長々と会社名や商品説明を続けると、相手は本題に入る前に電話を切ってしまいます。名乗りは簡潔にし、「本日は〇〇についてご案内でお電話しました」と、要件を早い段階で伝えることが重要です。
相手のメリットを先に伝える
商材の機能や特徴を羅列するのではなく、「相手にとってどんなメリットがあるか」を先に伝えるほうが、話を聞いてもらいやすくなります。例えば「弊社のサービスは〇〇という機能があります」ではなく、「御社のような〇〇の課題をお持ちの企業様に向けて、〇〇を実現できるサービスをご案内しています」というように、相手の課題を起点にした話し方に組み替えると、反応が変わってきます。
断られたときの切り返し
営業代行の架電では、断られる回数のほうが圧倒的に多くなります。断られた際にすぐ引き下がるのではなく、「差し支えなければ、どのあたりがご不要と感じられましたか」と一言添えることで、次回以降のトーク改善につながる情報を得られることもあります。ただし、無理な食い下がりは相手の心証を悪くするため、1回の切り返しにとどめ、深追いはしないという線引きも大切です。
スクリプトは固定せず更新し続ける
一度作ったトークスクリプトをそのまま使い続けるのではなく、架電を重ねるごとに「反応が良かった言い回し」「悪かった言い回し」を記録し、定期的に更新していくことが成果向上の近道です。筆者が法務相談の場で契約書のひな型を扱う際も、一度作った雛形をそのまま使い続けるのではなく、実際のトラブル事例を反映して更新し続けることで、より実用的な内容になっていく経験をしてきました。トークスクリプトも同じで、生きた情報を反映し続けることが質を高めます。
案件を探す際に確認すべき募集文のポイント
案件探しの段階で確認しておきたいのは、報酬体系だけではありません。次のポイントを募集文から読み取ることで、後々のトラブルを避けやすくなります。
・報酬が固定制か成果報酬制か、あるいは併用型か ・成果報酬の場合、何をもって「成果」とみなすか(アポ設定完了時点か、商談実施時点か) ・報酬の支払いサイト(検収から入金までの期間) ・架電に必要なリストやトークスクリプトが用意されているか ・研修やオンボーディングの有無 ・契約形態(業務委託契約の内容、秘密保持義務の有無)
特に契約形態については、業務委託契約書の内容を必ず確認してください。営業代行は顧客リストや商談内容といった機密情報に触れる仕事のため、秘密保持義務(NDA)が課される場合が一般的です。契約書の内容が分かりにくい場合や不安な点がある場合は、契約前に発注者へ質問し、それでも不明な点が残るようであれば、行政書士や弁護士などの専門家に相談することをおすすめします。
このケースでは、募集文だけでは契約条件が分からないことも多いため、正式に応募する前に発注者へ質問し、契約書の内容を確認してから合意するプロセスを踏むことが重要です。
一次観察:長く続く人に共通する準備の仕方
フリーランス・在宅ワーク市場を長く運営してきた立場から見ていると、営業代行・アポ取りの副業で長く継続できている人には共通点があります。それは、最初の案件を選ぶ段階で「稼げそうか」ではなく「自分の経験と商材が噛み合うか」を基準にしている点です。目先の報酬額の高さに惹かれて経験のない業界の商材に飛びついた人ほど、初動でつまずいて早期に離脱する傾向が見られます。逆に、経験のある領域から着実に実績を積んだ人は、次の案件でも同じ業界の発注者から声がかかりやすく、結果として単価も安定していく傾向があります。
また、仲介手数料が発生しない直接契約の形態は、依頼者側から見れば同じ予算でより多くの稼働を依頼でき、受注者側から見れば同じ稼働でより厚い手取りを得られるという、双方にとって合理的な構造を持っています。中間マージンが乗らない分、発注者と受注者の間で条件のすり合わせがダイレクトに行われるため、業務範囲や報酬体系についての認識のズレも生まれにくくなります。営業代行のような「成果の定義」が重要な仕事では、この認識のズレが小さいことが、後々のトラブル回避にもつながります。
営業代行・アポ取り・販促資料作成の副業について、さらに幅広い案件の探し方や仕事内容の全体像を知りたい方は、営業代行・アポ取り・販促資料作成の副業で稼ぐ方法でも詳しく紹介しています。あわせて、営業代行以外の在宅ワークとして注目されている覆面調査(ミステリーショッパー)についても、覆面調査(ミステリーショッパー)副業ガイド|始め方・報酬・案件の選び方【2026年版】で紹介していますので、副業の選択肢を広げる参考にしてください。
案件応募前に整えておきたい環境
営業代行・アポ取りの副業を始める際には、案件選びと並行して、架電やオンライン商談を行うための環境も整えておく必要があります。
・安定した通信環境(電話回線またはIP電話、オンライン商談ツールが使えるインターネット環境) ・静かに話せる場所と時間帯の確保 ・架電記録や商談メモを残すためのツール(スプレッドシートやメモアプリ) ・発注者からの連絡にすぐ気づける通知設定
特に、日中の決まった時間に電話を受け発信できるかどうかは、案件選びにも大きく関わってきます。日中に架電できる時間が限られる方は、案件の稼働時間帯を事前に確認し、自分のライフスタイルに合った案件を選ぶことが継続のコツです。日中に電話対応が難しい方向けの案件の選び方については、日中に電話ができない主婦でも営業代行の案件は選び方があるのような関連記事でも取り上げているテーマですので、参考にしてください。
さらに、営業代行のスキルは他の在宅ワークにも活かせる場面があります。例えば、ソフトウェア作成者の年収・単価相場のように専門職の単価相場を知っておくと、BtoB向けのIT商材を扱う際に、相手企業の予算感を想像しやすくなります。また、営業活動の中で提案資料や販促資料を作成する機会が増えてきた場合は、著述家,記者,編集者の年収・単価相場のような文章系の仕事の相場感も、資料作成スキルを別の副業に展開する際の参考になるでしょう。
業務委託契約で確認しておきたい条項
営業代行の副業を業務委託契約として請け負う場合、契約書に記載される条項の意味を理解しておくことも大切です。ここでは、実務でよく登場する条項を、法務の視点から噛み砕いて説明します。
業務範囲の条項
契約書には「アポイントメントの獲得業務を行う」といった形で業務範囲が定義されます。つまり、契約書に書かれていない業務(例えば商談への同席や、クロージングまでの対応)を発注者から追加で依頼された場合、それは契約範囲外の業務にあたります。追加業務を依頼された際は、口頭で安請け合いせず、報酬の追加や契約内容の変更について書面やメッセージで確認する習慣をつけてください。
成果物の定義と検収の条項
成果報酬型の契約では、「何をもって成果とみなすか」が契約書に明記されているかを必ず確認してください。「アポイント設定が完了した時点」なのか、「実際に商談が実施された時点」なのか、「商談後に契約が成立した時点」なのかによって、報酬が発生するタイミングが大きく変わります。この定義が曖昧なまま契約を結んでしまうと、「アポは取れたのに、相手が商談当日に無断キャンセルしたため報酬が発生しない」といったトラブルにつながることがあります。
秘密保持義務の条項
営業代行では、発注者の顧客リストや商談内容といった機密情報に触れることが多いため、秘密保持義務(NDA)が契約書に盛り込まれるのが一般的です。この条項は、契約終了後も一定期間効力が続くケースが多く、契約が終わったからといって、案件で得た顧客情報を別の案件で流用することは認められません。つまり、複数の営業代行案件を掛け持ちする場合は、案件ごとに扱う情報を明確に切り分けて管理する意識が必要です。
フィールドセールスでは、実際に顧客先へ訪問(対面)し、商談から契約までを担う営業代行です。そのため、交渉から契約締結に至るまでのプロセスを一貫して請け負います。 出典: sora1.jp
このように、営業代行と一口に言っても、アポ獲得のみを担うインサイドセールス型と、契約締結まで一貫して担うフィールドセールス型では、契約書に定める業務範囲も報酬体系も大きく異なります。自分がどちらの形態の案件に応募しているのかを、契約前にはっきりさせておくことが重要です。
案件選びで避けたい落とし穴
最後に、営業代行・アポ取りの案件選びで避けたい落とし穴について触れておきます。
1つ目は、「商材の説明が募集文に一切ない案件」です。何を売るのか具体的に書かれていない案件は、応募後に想定外の商材(法令上グレーな商材や、消費者トラブルの多い商材など)を扱わされるリスクがあります。応募前に商材名や業界を必ず確認しましょう。
2つ目は、「報酬体系が曖昧な案件」です。「成果に応じて高単価」とだけ書かれていて、具体的な金額や成果の定義が示されていない案件は、後々の報酬トラブルにつながりやすい傾向があります。応募の段階で、発注者に具体的な金額と支払い条件を確認する習慣をつけてください。
3つ目は、「登録料や研修費用を求める案件」です。営業代行の副業案件で、応募者側が金銭を支払う必要がある案件は、原則として避けるべきです。信頼できる案件かどうかの見極め方については、【登録料を取る営業案件は避ける】募集文で確認したい3点でも詳しく取り上げています。
営業代行・アポ取り 始め方の本質は、特別なテクニックを覚えることよりも、「自分の経験に合った商材を選ぶ」「契約条件を事前に確認する」という地味だが確実な準備にあります。法律はあなたの味方です。契約内容をきちんと確認し、納得した上で最初の1件に取り組んでいただければと思います。
よくある質問
Q. 営業代行・アポ取りの副業は未経験でも始められますか?
未経験でも始められる案件は存在しますが、電話対応や接客の経験があると有利です。トークスクリプトが用意されている案件から始めると、未経験者でも取り組みやすくなります。
Q. どのくらいの時間から始められますか?
案件によりますが、週数時間から始められる案件も多くあります。募集文に記載された稼働時間の目安を確認し、自分のスケジュールと無理なく両立できる案件を選ぶことが大切です。
Q. 商材選びで失敗しないコツはありますか?
自分が本業や過去の職務経験で扱ったことのある業界・商材に近い案件を選ぶことが、失敗を減らすコツです。土地勘のある領域から始めることで、トークの説得力も高まります。
Q. 契約前に確認すべき最も重要な点は何ですか?
報酬体系(固定か成果報酬か)と、成果の定義、支払いサイトの3点です。曖昧な条件のまま契約すると後々のトラブルにつながるため、契約前に必ず書面で確認してください。
この記事について
編集部
監修:@SOHO編集部
2004年よりフリーランス・在宅ワーク向けサービスを20年運営。編集部が事実確認のうえ公開しています。

この記事を書いた人
長谷川 奈津@SOHO編集部
行政書士・元企業法務
企業法務で数多くのフリーランス契約を扱った経験を活かし、フリーランス向けの法律・契約・権利に関する記事を執筆。「法律はあなたの味方です」がモットー。
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