クエスタントでアンケートを作る流れと、問い合わせの受け口との違い

@SOHO編集部
@SOHO編集部
クエスタントでアンケートを作る流れと、問い合わせの受け口との違い

この記事のポイント

  • ✓クエスタント(Questant)でアンケートを作る流れを
  • ✓年間プランとアドホックの違い
  • ✓アンケートと問い合わせの受け口はどう使い分けるか

「お客様の声を集めたいけれど、何から始めればいいのか分からない」。小さなお店や教室、フリーランスで仕事をしている人から、こうした相談をよく受けます。

アンケートは、相手の気持ちを知るための大切な道具です。そして、クエスタント(Questant)は、無料から始められるアンケートツールとして名前がよく挙がります。

この記事では、クエスタントでアンケートを作る流れを、無料でできる範囲と有料プランの違いを含めて順に整理します。あわせて、アンケートと「問い合わせの受け口」は何が違うのか、どう使い分ければよいのかもお伝えします。

大丈夫です。初めての人でも、順番に読めば迷わず始められます。

クエスタントとはどんなアンケートツールか

クエスタントは、市場調査の会社であるマクロミルが提供しているセルフアンケートツールです。「セルフ」とは、調査会社に依頼するのではなく、自分で質問を作り、自分で回答を集める形のことを指します。公式サイトでは、次のように紹介されています。

「Questant(クエスタント)」は、年間30,000件を超える調査実績があるマクロミルのノウハウがつまったセルフアンケートツール。初心者でもまるで画面と会話をするように、かんたん、直感的に無料でWebアンケート作成ができます。 出典: questant.jp

料金プランのページによると、質問の形式は21種類、アンケートのテンプレートは70種類以上、過去の質問をもとにした質問データベースは100種類以上が用意されています。テンプレートから選んで少し直すだけで形になるので、アンケートを作るのが初めての人でも始めやすい作りです。

どんな人に使われているか

企業のマーケティング担当者が商品の評価を聞いたり、人事担当者が社内の満足度を調べたり、セミナーの主催者が参加後の感想を集めたり、と使われ方はさまざまです。

個人で仕事をしている人にとっても、使い道はあります。たとえばオンライン講座を開いている人が受講後の感想を集める、カウンセリングの利用者に満足度を聞く、といった場面です。

アンケートツールが求められる背景

働き方が多様になり、対面で相手の反応を確かめる機会は減りました。オンラインで講座を開き、オンラインで相談を受け、オンラインで商品を届ける。顔が見えない分、相手が何を感じているかは、こちらから聞かなければ分かりません。

アンケートは、その「聞く」を仕組みにする道具です。相談の現場でも、満足度を聞いてみたら思っていた評価と違っていた、という話はよく耳にします。自分の感覚だけで判断せず、相手の言葉を集めることが、サービスを続けていく支えになります。

また、アンケートは聞く側だけでなく、答える側にとっても意味があります。自分の意見を聞いてもらえたという感覚は、そのサービスへの信頼につながります。うまく作られたアンケートは、情報を集める道具であると同時に、相手との関係を育てる小さな会話でもあるのです。

無料プランでできることと、気をつけたい上限

クエスタントには無料プランがあり、会員登録だけで使い始められます。ただし、無料プランにはいくつかの上限があります。始める前に知っておくと、あとで慌てずに済みます。

無料プランの主な上限

公式の料金プランのページで確認できる、無料プランの主な条件は次のとおりです。

項目 無料プラン
アンケートの作成数 制限なし
1アンケートあたりの質問数 10問まで
Web画面で見られる回答結果 1アンケートあたり100件まで
結果データのダウンロード 利用できない
メール配信機能 1日100通まで

アンケートはいくつでも作れますが、1つのアンケートにつき質問は10問まで、Web画面で見られる回答結果は100件までです。

「回答は集まるのに見られない」ことに注意

ここで気をつけたいのが、回答数そのものに上限があるわけではない、という点です。公式ページには、回答数の上限はないものの、プランによって閲覧できる件数が異なると書かれています。

つまり、無料プランで101件以上の回答が集まった場合、回答は届いていても、Web画面で見られるのは100件までということになります。また、無料プランでは結果をCSVなどのデータでダウンロードすることができません。

たとえば、参加者が数十人のセミナーの感想を集めるなら、無料プランで十分に間に合います。一方、数百人規模のアンケートや、結果を表計算ソフトで細かく分析したい場合は、最初から有料の方法を検討したほうが安心です。

無料でも使える機能

無料プランでも、回答結果のリアルタイム表示、Web画面でのフィルタやクロス集計、グラフの表示、結果を共有するURLの発行などは使えます。メール、SNS、QRコード、Webページの4つの方法でアンケートを告知でき、IPアドレスやcookieによる重複回答の防止も設定できます。少人数のアンケートであれば、無料プランでも必要なことはひととおりできる、と考えてよいでしょう。

有料の年間プランとアドホックの違い

クエスタントの有料の使い方は、大きく分けて「年間プラン」と「アドホック」の2つがあります。どちらが合うかは、アンケートを実施する頻度で決まります。

年間プラン

年間プランは、1年間、決まった範囲の機能を何回でも使える契約です。公式ページによると、通常プランが年額50,000円、ビジネスプランが年額150,000円、プレミアムプランが年額300,000円(いずれも税別)で、申し込みは年間単位のみです。

有料プランでは、1アンケートあたりの質問数が無制限になり、Web画面で見られる回答結果とダウンロードできる件数が、通常プランは3,000件まで、ビジネスプランは10,000件まで、プレミアムプランは無制限と広がります。メール配信機能も1日10,000通まで使えます。

アドホック

アドホックは、必要な機能を選んで、アンケート1本ごとに申し込む方法です。公式ページによると、料金は1アンケート5,000円からで、選ぶ回答数や機能によって金額が決まります。質問数の無制限、質問の分岐、結果のCSVダウンロードなどが付いていて、利用期間は料金を支払ってから3か月間です。

ただし、無料プランや年間プランですでに回答を集め終えたアンケートに、あとからアドホックを申し込むことはできません。3か月以上使いたい場合や、1万件を超える回答を集めたい場合は、年間プランを申し込むよう案内されています。

どちらを選ぶか

年に1回か2回、大事なアンケートを実施するだけなら、アドホックで十分なことが多いでしょう。毎月のように顧客満足度を測る、複数の部署がそれぞれアンケートを実施する、といった使い方なら、年間プランのほうが手続きの手間が少なく済みます。

まずは無料プランで操作に慣れ、必要になった時点で有料の方法を選ぶ。焦らなくても大丈夫です。

申し込む前に確かめておきたいこと

有料の方法を選ぶ前に、次の3つを確かめておくと、あとで「思っていたのと違った」と感じずに済みます。

1つ目は、集めたい回答の数です。閲覧やダウンロードできる件数はプランごとに違うので、見込みの回答数より余裕のあるプランを選びます。2つ目は、使いたい機能です。質問の分岐や回答受付メールなど、プランによって使える機能が分かれているものがあります。料金プランのページには機能ごとの対応表が載っているので、必要な機能に印をつけながら見比べると迷いません。3つ目は、契約の期間です。年間プランは年単位の申し込みで、アドホックは3か月間の利用です。料金や条件は改定されることがあるため、申し込む直前に公式の料金ページをもう一度開いて確かめてください。

クエスタントでアンケートを作る流れ

ここからは、実際にアンケートを作る流れを5つのステップで見ていきます。細かな画面の操作は変わることがあるので、迷ったときは公式のヘルプも合わせて確認してください。

ステップ1:目的と聞きたいことを書き出す

画面を開く前に、紙やメモアプリに「このアンケートで何を知りたいか」を書き出します。ここが曖昧なまま作り始めると、質問が増えすぎて回答者の負担が大きくなります。

たとえば「講座の満足度を知りたい」なら、「どこが良かったか」「どこが分かりにくかったか」「次に受けたい内容は何か」の3つに絞る、といった具合です。

ステップ2:会員登録とテンプレートの選択

クエスタントの公式サイトから無料登録をします。登録が済んだら、新しいアンケートを作成します。テンプレートには、顧客満足度、イベントの感想、社内アンケートなどがそろっています。目的に近いものを選ぶと、質問の言い回しや並び順の参考になります。

ステップ3:質問を作る

テンプレートの質問を直したり、新しい質問を加えたりします。単一回答、複数回答、自由記述、評価の段階など、質問の形式を選べます。無料プランは10問までなので、ステップ1で絞った内容がここで生きてきます。

ステップ4:見た目と回答後の画面を整える

テーマカラーを選び、アンケートの冒頭の説明文と、回答後に表示される画面を整えます。説明文には、何のためのアンケートか、所要時間はどれくらいか、回答がどう使われるかを書いておくと、回答者が安心して答えられます。

ステップ5:公開して回答を集める

アンケートを公開すると、回答用のURLが発行されます。メールやSNSで共有したり、QRコードを印刷して会場で配ったりして、回答を集めます。公開前に自分で一度回答してみて、表示の崩れや誤字がないかを確かめておくと安心です。

回答の集め方と、パネル調査という選択肢

アンケートを作っても、回答が集まらなければ意味がありません。クエスタントで回答を集める方法は、「自分で集める」と「パネル調査を使う」の2つに分かれます。

自分で回答者を集める

自分のお客様や講座の受講者、社内の人に答えてもらう場合は、メール、SNS、QRコード、Webページの4つの方法で告知します。すでに関係のある相手に聞くので、回答の質が高く、自由記述にも具体的な声が集まりやすいのが特徴です。

相談の現場でよく聞くのは、「アンケートを送ったけれど、ほとんど返ってこない」という悩みです。多くの場合、送るタイミングに原因があります。講座やサービスを利用した直後、相手の記憶が新しいうちに送るだけで、回答はずっと集まりやすくなります。

パネル調査を使う

まだ関係のない人の意見を聞きたいとき、たとえば新しいサービスを始める前に市場の反応を知りたいときは、パネル調査が選択肢になります。パネル調査とは、調査会社に登録しているモニターに向けてアンケートを配信し、回答してもらう仕組みです。

公式ページによると、クエスタントのパネル調査は無料プランの登録から利用でき、約2,500万人の消費者パネルに配信できます。料金の例として、10問を100人に聞く場合が1万円、20問を500人に聞く場合が10万円、30問を1,000人に聞く場合が30万円と示されています。

自分の顧客だけに聞くと、どうしても好意的な声に偏ります。新しい企画を考える段階では、外の人の声を聞くパネル調査が判断の助けになります。

集まった回答の見方と、結果を次の行動につなげるコツ

回答が集まったら、結果の画面を開いて中身を読んでいきます。クエスタントでは、回答結果がリアルタイムでWeb画面に表示され、グラフの種類や表示の形を切り替えながら確認できます。

まずは全体の数字を眺める

最初に見るのは、回答数と、選択式の質問の割合です。満足度を5段階で聞いたなら、「とても満足」と「満足」を合わせた割合がどれくらいかを確かめます。ここで大切なのは、数字を見て一喜一憂しすぎないことです。回答数が少ないうちは、1人の回答で割合が大きく動きます。

フィルタとクロス集計で分けて見る

全体の数字だけでは分からないことも、条件で分けると見えてきます。クエスタントのWeb結果画面では、フィルタとクロス集計が使えます。クロス集計とは、2つの質問の答えを掛け合わせて表にする方法で、たとえば「初めて参加した人」と「2回目以上の人」で満足度に差があるかを見られます。

全体では満足度が高くても、初めての人だけを見ると評価が低い、ということはよくあります。その場合、初めての人がつまずいている場所を探すことが、次の改善の手がかりになります。

自由記述は「よくある声」と「少数の大事な声」に分ける

自由記述は、読む人の気持ちが揺れやすい部分です。厳しい言葉が1つあると、それだけが心に残ってしまうこともあります。

おすすめは、読みながら「同じ内容が何人から出ているか」を数えることです。多くの人が書いている声は、優先して取り組む課題です。一方で、1人だけの声でも、安全や体調に関わる内容、誰かを傷つけた可能性のある内容は、件数にかかわらず大切に扱います。

結果を共有し、1つだけ変えてみる

結果を読み終えたら、関わる人と共有します。クエスタントでは、結果画面のURLを発行して関係者に見せることもできます。

そのうえで、改善することを1つだけ決めます。いくつも同時に変えると、次のアンケートで何が効いたのかが分からなくなるからです。1つ変えて、次にまた聞く。この繰り返しが、サービスを少しずつ良くしていきます。

ほかのアンケートツールとの違い

アンケートツールはクエスタントだけではありません。よく比べられるのは、GoogleフォームとMicrosoft Formsです。どれが優れているというより、使う人の環境と目的で向き不向きが分かれます。

Googleフォームとの違い

Googleフォームは、Googleアカウントがあれば無料で使えるフォーム作成ツールです。回答をGoogleスプレッドシートに自動で記録できるので、普段からGoogleのサービスを使っている職場ではなじみやすいでしょう。

クエスタントは、マクロミルの調査のノウハウをもとにしたテンプレートや質問データベース、クロス集計の画面、パネル調査といった、調査に特化した機能に特徴があります。質問の作り方から相談したい人、外部のモニターに聞きたい人には、クエスタントのほうが進めやすい場面があります。

Microsoft Formsとの違い

Microsoft Formsは、Microsoftのフォーム作成ツールです。Microsoftの公式ページによると、法人向けのMicrosoft 365 Business BasicなどのプランにはFormsが含まれています。社内のやり取りをTeamsやOutlookで行っている会社なら、追加の契約なしで使えることがあります。

選び方の目安

社内の簡単なアンケートなら、すでに使っているGoogleやMicrosoftの道具で始めるのが手軽です。顧客満足度や市場の反応のように、調査として設計したいもの、結果を分析して報告したいもの、外部の人に聞きたいものは、クエスタントのような調査向けのツールが力を発揮します。

いくつかのツールを無料の範囲で試し、自分が迷わず操作できるものを選ぶ。それが、長く続けられるいちばんの近道です。

アンケートが向いている場面と、問い合わせの受け口が向いている場面

ここで一度立ち止まって、アンケートと「問い合わせの受け口」の違いを整理しておきます。どちらもフォームに入力してもらう点は同じですが、目的と、受け取ったあとの仕事がまったく違います。

アンケートは「傾向を知る」ための道具

アンケートの目的は、多くの人の回答を集めて、全体の傾向をつかむことです。満足度は何割か、どの講座が人気か、どんな不満が多いか。回答の一つひとつに返事をするのではなく、集計して全体を見ることに価値があります。クエスタントのグラフやクロス集計は、この目的のための機能です。

問い合わせの受け口は「一件ずつ対応する」ための道具

一方、問い合わせや申し込み、相談の受付は、届いた一件ずつに対応することが目的です。誰が担当するか、返事をしたか、次に何をするか。集計よりも、一件ごとの進み具合を管理することが大切になります。

相談の仕事でも、申し込みのフォームに「最近つらいことが続いていて」と書いてくる方がいます。その一件に、早く、丁寧に返事をすること。それが受け口の役割です。

混ぜて使うと起きること

アンケートツールで問い合わせを受け付けると、回答は集計画面に並ぶだけで、誰が返事をしたのかが分かりません。逆に、問い合わせ用のフォームでアンケートを取ると、集計やグラフの機能が足りません。

使い分けの目安は、「回答を受け取ったあと、一人ひとりに返事をするかどうか」です。返事をしないならアンケートツール、返事をするなら問い合わせの受け口に向いた道具を選ぶと、どちらもうまく回ります。

アンケートの回答率を上げる質問づくりのコツ

アンケートは、答える人の時間と気持ちをいただくものです。回答者の立場に立った質問づくりが、回答率と回答の質の両方を高めます。

所要時間を最初に伝える

「3分で終わります」と最初に書いてあるだけで、答えてみようという気持ちになる人は増えます。どれくらいかかるか分からない作業は、人を不安にさせるからです。実際に自分で回答して時間を測り、正直な目安を書きましょう。

答えにくい質問は後ろに回す

年齢や収入など、答えにくい質問を冒頭に持ってくるのは避けます。最初は答えやすい質問から始め、気持ちがほぐれてから少し踏み込んだ質問をする、という順番は、カウンセリングで話を聞くときの流れとよく似ています。

選択肢に「その他」と「分からない」を用意する

選択肢の中に自分の答えがないと、人は回答をやめてしまいます。「その他(自由記述)」や「分からない・当てはまらない」を入れておくと、無理に選ばせずに済みます。

自由記述は1問か2問に絞る

自由記述は具体的な声が集まる一方で、答える負担が大きい形式です。いちばん聞きたいことだけを自由記述にし、残りは選択式にすると、最後まで答えてもらいやすくなります。

回答のお礼と結果の共有

回答後の画面にお礼の言葉を書き、可能であれば「結果はこのように活かしました」と後日伝えます。自分の声が届いたと感じた人は、次のアンケートにも答えてくれます。

個人で仕事をする人のアンケート活用例

アンケートは大きな会社だけのものではありません。フリーランスや小さな教室、ひとりで営むお店でこそ、お客様の声は貴重な情報になります。ここでは、よく見かける使い方を3つ紹介します。

オンライン講座の受講後アンケート

講座の終了直後に、「理解度」「進め方の速さ」「次に学びたいこと」の3つを聞きます。質問は5問程度に絞り、回答時間は2分ほどに収めます。

「進め方が速すぎた」という声が複数あれば、次回は休憩をはさむ、資料を事前に配る、といった工夫ができます。「次に学びたいこと」の答えは、次の講座の企画にそのまま役立ちます。

相談サービスの満足度アンケート

カウンセリングやコーチング、キャリア相談のように、一対一でお話をうかがうサービスでは、面と向かって「満足しましたか」とは聞きにくいものです。終了後に匿名のアンケートをお願いすると、その場では言いにくかったことも書いてもらえます。

相談の仕事を長く続けている人ほど、こうした声を大切にしています。「話を最後まで聞いてもらえて安心した」という声は励みになりますし、「もう少し具体的な助言がほしかった」という声は、次の相談の進め方を見直すきっかけになります。

商品やサービスの開発前アンケート

新しい商品やサービスを始める前に、既存のお客様に「こんなものがあったら使いたいか」を聞く使い方もあります。価格の感じ方や、使いたい場面を選択式で聞いておくと、準備の段階で方向を修正できます。

ただし、「使いたい」と答えた人が実際に買うとは限りません。アンケートの結果は判断の材料の1つとして扱い、小さく試してから広げるのが安全です。

アンケートでよくある失敗と防ぎ方

最後に、アンケートでつまずきやすい点を整理しておきます。どれも、事前に知っておけば防げるものばかりです。

1つの質問で2つのことを聞いてしまう

「講師の説明と資料は分かりやすかったですか」という質問は、説明と資料の2つを同時に聞いています。説明は分かりやすかったけれど資料は見にくかった、という人は答えられません。1つの質問では1つのことだけを聞くのが基本です。

答えを誘導する言い回し

「とても好評だった今回の講座はいかがでしたか」のように、質問の中に期待する答えが入っていると、回答者は本音を書きにくくなります。質問はできるだけ中立の言葉で書きます。

聞きっぱなしにしてしまう

アンケートを取ったのに、結果を誰も見ないまま終わってしまうことがあります。回答してくれた人の時間を無駄にしないためにも、結果を見る日と、見たあとに話し合う場を、アンケートを作る段階で決めておきましょう。

回答者の気持ちと個人情報への配慮

アンケートでは、回答者が安心して本音を書けるかどうかが、結果の質を大きく左右します。とくに、心や体のこと、職場の人間関係のことなど、繊細な内容を聞く場合は配慮が欠かせません。

匿名か記名かを最初に決める

本音を聞きたいなら、名前やメールアドレスを聞かない匿名のアンケートが向いています。一方、回答をもとに個別に連絡したい場合は、連絡先を聞く必要があります。

大切なのは、どちらなのかを回答者に正直に伝えることです。「このアンケートは匿名です」と書いたのに連絡先の欄がある、といった食い違いは、回答者の信頼を損ないます。

利用目的と保存期間を書く

集めた回答を何に使うのか、誰が見るのか、いつまで保存するのかを、アンケートの説明文に書いておきます。「講座の改善のためにのみ使用し、講師以外は閲覧しません」のように具体的に書くと、回答者は安心できます。

答えなくてもよい選択肢を用意する

繊細な質問には、「答えたくない」という選択肢を用意します。答えないことも、その人の大切な意思表示です。必須の質問にしてしまうと、回答をやめる人が増えるだけでなく、無理に選んだ答えが混じって結果がゆがみます。

職場のアンケートでは特に慎重に

社内の満足度調査などでは、少人数の部署だと回答の内容から誰が書いたか分かってしまうことがあります。部署ごとの集計は一定の人数以上の場合だけにする、自由記述は表現を整えてから共有する、といった配慮があると、回答する人は本音を書きやすくなります。

カウンセリングの現場でも、「会社のアンケートには本当のことは書けない」という声をよく聞きます。安心して答えられる仕組みを作ることが、正しい結果を得る第一歩です。

回答を受け取ったあとに一件ずつ対応したいときの候補

アンケートで全体の傾向をつかむことと、届いた声に一件ずつ応えることは、別の仕事です。クエスタントは前者に強い道具ですが、申し込みや相談、問い合わせのように、受け取ったあとに担当を決めて返事をする仕事では、別の道具を組み合わせたほうが楽になることがあります。

その候補の1つが、フォームツールのHalict(ハリクト)です。公式サイトによると、Halictは届いた一件ごとに担当と対応の状況が残り、返信も同じ画面から送れて、開封まで記録される作りです。作りたいフォームをひと言で伝えると、AIが質問の構成まで組み立てる機能もあります。料金はフォームの数や回答の数ではなく、使うメンバーの人数で決まり、どのプランでもフォーム数と回答数は無制限です。メンバー1人までのフリープランは0円で、ステージ管理、自動返信、CSVの書き出しが使え、登録にクレジットカードは要りません。3人までのスターターは月額2,980円、10人までのチームは月額7,800円(いずれも税抜)です。詳しくはHalictの紹介ページで確かめられます。Halictは、@SOHOを運営する株式会社ライフスケープが開発・提供しています。

傾向をつかむアンケートはクエスタント、一件ずつ応える受け口は対応の管理ができる道具、と役割を分けて組み合わせると、どちらの仕事も無理なく続けられます。

アンケートの設計や分析を仕事にする人たち

アンケートは、作るだけなら誰でもできます。けれど、知りたいことを正しく聞き出す質問を作り、集まった回答から意味のある結論を引き出すのは、経験のいる仕事です。そのため、アンケートの設計や分析を外部の人に頼む会社や団体も少なくありません。

顧客の声を集めて販売や広報に活かす仕事は、AI・マーケティング・セキュリティのお仕事の領域に入ります。集めたデータを業務の改善につなげたり、AIの道具で集計を楽にしたりする支援は、AIコンサル・業務活用支援のお仕事として募集されています。アンケートの結果を記事や報告書の形にまとめる仕事に関心があれば、著述家,記者,編集者の年収・単価相場も参考になります。経営の視点から調査の設計に関わる専門家としては、中小企業診断士という資格もあります。

会社の側から見ると、働き方の見直しやITの道具の導入を支える制度もあります。在宅勤務の仕組みを整える場合の支援はテレワーク 助成金 2026で、介護や福祉の事業所で記録をデジタル化する場合は介護・福祉事業所のDX化2026|IT導入補助金で介護記録を完全デジタル化で整理されています。

20年この市場を見てきた立場から言えば、アンケートの仕事で長く頼りにされる人は、回答を集めて終わりにせず、「この結果から次に何をするか」まで一緒に考えています。依頼する側と受ける側が仲介の手数料0%で直接やり取りできれば、同じ予算でより丁寧な分析を頼めて、受ける側の手取りも厚くなります。声を集める仕事は、人と人との信頼の上に成り立っています。

よくある質問

Q. クエスタントは無料でどこまで使えますか?

無料プランでもアンケートは何本でも作成でき、1アンケートあたり10問まで質問を作れます。回答の集計結果はWeb画面で見られますが、閲覧できるのは1アンケートあたり100件までで、結果のデータをダウンロードする機能は使えません。少人数の感想集めなら無料プランで足りることが多く、規模が大きい場合は有料の方法を検討します。

Q. 年間プランとアドホックはどう選べばよいですか?

アンケートを実施する頻度で選ぶのが目安です。年に1回から2回の大事なアンケートだけなら、1本ごとに申し込めるアドホックが向いています。毎月のように実施する場合や複数の部署で使う場合は、何回でも使える年間プランのほうが手続きの手間が少なく済みます。料金は改定されることがあるので、公式の料金ページで確認してください。

Q. アンケートの回答が集まらないときはどうすればよいですか?

送るタイミングと所要時間の伝え方を見直すのが効果的です。サービスを利用した直後など、相手の記憶が新しいうちに送り、冒頭で「3分で終わります」のように正直な目安を伝えます。質問を絞り、答えにくい質問を後ろに回し、選択肢に「その他」を用意するだけでも、最後まで答えてもらいやすくなります。

Q. アンケートと問い合わせフォームは同じツールで済ませてもよいですか?

回答を受け取ったあとに一人ひとりへ返事をするかどうかで分けるのがおすすめです。全体の傾向をつかむのが目的ならアンケートツール、届いた一件ごとに担当を決めて返事をするなら、対応状況を管理できるフォームの道具が向いています。混ぜて使うと、返事の漏れや集計のしにくさが起きやすくなります。

この記事について

@SOHO
編集部

監修:@SOHO編集部

2004年よりフリーランス・在宅ワーク向けサービスを運営。生成AIで作成した下書きを、一次情報と照らし合わせて確認したうえで公開しています。

公開:2026年5月7日最終更新:2026年10月12日
@SOHO編集部

この記事を書いた人

@SOHO編集部

フリーランス・在宅ワークの専門メディア

@SOHOは2004年から続く、日本のフリーランス・在宅ワーク向け案件サイトです。記事は生成AIで下書きを作り、数値・固有名・出典を一次情報と照らし合わせる確認の手順を経て公開しています。

@SOHOで仕事を探してみませんか?

手数料0%・登録無料のクラウドソーシング。フリーランスの方も企業の方も、今すぐ始められます。

関連記事

カテゴリから探す

クラウドソーシング入門

クラウドソーシング入門

クラウドソーシングの基礎知識・始め方・サイト比較

職種別ガイド

職種別ガイド

職種・スキル別の案件獲得方法と単価相場

副業・在宅ワーク

副業・在宅ワーク

副業・在宅ワークの始め方と対象者別ガイド

フリーランス

フリーランス

フリーランスの独立・営業・実務ノウハウ

お金・税金

お金・税金

確定申告・節税・経費・ローンなどお金の知識

スキルアップ

スキルアップ

プロフィール・提案文・単価交渉などのテクニック

比較・ランキング

比較・ランキング

サービス比較・おすすめランキング

AI活用

AI活用

職種別にChatGPT・生成AIを活用して業務効率化・収益化するノウハウ

最新トレンド

最新トレンド

市場動向・法改正・AIなど最新情報

発注者向けガイド

発注者向けガイド

クラウドソーシングで外注・人材探しをする企業・個人向け

転職・キャリア

転職・キャリア

転職エージェント・転職サイト比較・キャリアチェンジ

看護師の転職・求人

看護師の転職・求人

看護師の転職・派遣・単発バイト・副業など働き方のガイド。診療や医学の情報は扱いません

薬剤師の転職・求人

薬剤師の転職・求人

薬剤師・登録販売者の転職・派遣・パートなど働き方のガイド。診療や医学の情報は扱いません

介護職の転職・求人

介護職の転職・求人

介護職・介護福祉士・ケアマネジャー・訪問介護員の転職・派遣・夜勤など働き方のガイド

保育士の転職・求人

保育士の転職・求人

保育士・保育補助・幼稚園教諭の転職・派遣・パートなど働き方のガイド

医療職の転職・求人

医療職の転職・求人

医師・産業医・リハビリ職・歯科衛生士・管理栄養士・医療事務の転職や働き方のガイド。診療や医学の情報は扱いません

保険

保険

生命保険・医療保険・フリーランスの保険設計

採用・求人

採用・求人

無料求人掲載・採用コスト削減・人材募集の方法

オフィス・ワークスペース

オフィス・ワークスペース

バーチャルオフィス・コワーキング・レンタルオフィス

法律・士業

法律・士業

契約トラブル・士業独立開業・フリーランス新法

シニア・50代

シニア・50代

シニア世代のキャリアチェンジ・副業・年金

セキュリティ

セキュリティ

サイバーセキュリティ・脆弱性対策・情報保護

金融・フィンテック

金融・フィンテック

暗号資産・決済・ブロックチェーン・金融テクノロジー

ガジェット・機材

ガジェット・機材

フリーランスに役立つPC・デバイス・周辺機器

子育て×働き方

子育て×働き方

子育てと在宅ワークの両立・保育園・時間管理

補助金・助成金

補助金・助成金

個人事業主・フリーランスが使える公的補助金・助成金・給付金の申請ガイド

M&A・事業売却

M&A・事業売却

会社売却・事業承継・事業譲渡を考える経営者向け。売却の流れ、税金、従業員への伝え方、仲介会社の選び方

アウトソーシング・外注ガイド

アウトソーシング・外注ガイド

SNS運用・経理・広告など、業務のアウトソーシング(外注)を検討する企業・個人向け。費用相場・依頼の流れ・失敗しない選び方