ラインのスタンプの値段|販売価格と分配の仕組み


この記事のポイント
- ✓ラインのスタンプの値段を
- ✓買う側と売る側の両方から整理しました
- ✓クリエイターズスタンプの販売価格の段階
ラインのスタンプの値段を調べている人は、大きく2つに分かれます。1つは「スタンプ1つを買うといくらかかるのか」を知りたい使う側の人、もう1つは「自分で作ったスタンプをいくらで売れて、手元にいくら残るのか」を知りたい作る側の人です。どちらの疑問も、LINE公式のヘルプを読めば答えが出ますが、情報が複数のページに分かれていて、しかも価格表は画像で掲載されているため、検索しても古い数字に当たりやすい状態です。
この記事では、2026年10月25日にLINE公式のヘルプとLINE STOREで確かめた内容をもとに、スタンプの販売価格の段階、LINEコインの仕組み、売れたときにクリエイターへ入る金額の計算、送金と税金、値段の決め方までを順番に整理します。価格や料率は改定されることがあるので、実際に購入や販売をするときは、その時点の公式の表示もあわせて確認してください。
ラインのスタンプの値段の全体像
まず、ラインのスタンプの値段がどう決まっているのかを、買う側と売る側の両方から見ておきます。
買う側から見た値段
LINEで有料のスタンプを買うときは、LINEアプリの中のスタンプショップか、Webの LINE STORE を使います。アプリの中で買う場合は、先に「LINEコイン」というLINEの中だけで使える通貨を購入し、そのコインでスタンプを買う形です。LINE STORE では、商品ごとに円の価格が表示されます。
スタンプには、LINEやキャラクターの権利を持つ企業が出している「公式スタンプ」と、一般のクリエイターが LINE Creators Market から販売している「クリエイターズスタンプ」があります。どちらも1パッケージ(1セット)単位で販売されていて、1つのスタンプだけをばら売りする形はありません。
売る側から見た値段
クリエイターズスタンプの値段は、作った本人が決めます。ただし自由な金額を入力できるわけではなく、LINEが用意した価格の段階から選ぶ仕組みです。売れた金額のうち、アプリストアなどの手数料を引いた残りの半分が、クリエイターの分配額になります。
つまり、ラインのスタンプの値段を理解するには、次の3つを押さえる必要があります。
- 販売価格の段階(いくらで売れるのか)
- LINEコインと円の換算(買う側がいくら払うのか)
- 分配額の計算(作った人にいくら入るのか)
以降の節で、この3つを1つずつ見ていきます。
クリエイターズスタンプの販売価格の一覧
LINE Creators Market のヘルプには、アイテムごとに選べる販売価格の表が掲載されています。ヘルプには「アイテムの販売価格は、アイテムごとに設定された価格から設定できます」と書かれていて、2026年5月に更新された価格表の画像では、次の段階が示されています。
| 販売価格 | 静止画スタンプ | アニメーション・カスタム・メッセージ・BIG・ポップアップ・エフェクトの各スタンプ | 絵文字 | アニメーション絵文字 | 着せかえ |
|---|---|---|---|---|---|
| 120円(50 LINEコイン) | 選べる | 選べない | 選べない | 選べない | 日本を含まない販売エリアのみ |
| 170円(70 LINEコイン) | 選べない | 選べない | 選べる | 選べない | 選べない |
| 250円(100 LINEコイン) | 選べる | 選べる | 選べる | 選べる | 日本を含まない販売エリアのみ |
| 370円(150 LINEコイン) | 選べる | 選べる | 選べる | 選べる | 選べる |
| 490円(200 LINEコイン) | 選べる | 選べる | 選べる | 選べる | 選べる |
| 610円(250 LINEコイン) | 選べる | 選べる | 選べる | 選べる | 選べる |
表の円の金額には「〜」が付いていて、最低の価格を示しています。ヘルプには、消費税の改正などで価格が変わる場合があり、最新の価格はLINE STOREやアプリ内のショップで確認するよう書かれています。
価格表から分かること
この表から読み取れるポイントは次のとおりです。
- 最も安い120円の段階を選べるのは、静止画のスタンプだけ
- 動くスタンプや、名前を入れられるカスタムスタンプは、250円からになる
- クリエイターズ絵文字の最低価格は170円で、静止画スタンプより高い
- 着せかえは、日本で販売するなら370円から
静止画のスタンプで初めて販売する人は、120円か250円のどちらかで始めることが多くなります。動きのあるスタンプは制作の手間がかかる分、最低価格も高めに設定されていると考えると分かりやすいです。
1パッケージに入れるスタンプの数
値段と一緒に決めるのが、1パッケージに入れるスタンプの数です。ヘルプによると、通常の静止画スタンプ、カスタムスタンプ、BIGスタンプは8個、16個、24個、32個、40個から選べます。アニメーションスタンプ、メッセージスタンプ、ポップアップスタンプ、エフェクトスタンプは8個、16個、24個から選びます。
個数は審査をリクエストしたあとには変更できません。同じ120円でも、8個入りと40個入りでは買う人から見たお得感がまったく違うので、価格と個数は一緒に考えておくのが基本です。
LINEコインの仕組みと、買うときの値段
アプリの中でスタンプを買う人は、LINEコインを先に購入します。LINEみんなの使い方ガイドでは、購入の流れを次のように説明しています。
スタンプ/絵文字の購入にはコインが必要です。LINEコインの購入方法はこちら。 コインを保有していない場合は、コインを購入してからスタンプを購入し、コインを保有している場合は、以下の手順でスタンプや絵文字を購入してください。 出典: guide.line.me
コインを買う手順
ガイドに書かれているコインの購入手順は、ホームの設定から「コイン」を開き、「チャージ」で購入する金額を選び、支払いを済ませるという流れです。iPhone では Apple ID のアプリ内課金、Android では Google Play で支払います。
コインの残高は、電話番号や機種を変える場合でも、メールアドレスを登録しておけば引き継げます。ただし、iPhone から iPhone 以外の端末に変える場合は残高を引き継げないとガイドに書かれています。機種変更の予定がある人は、コインを大量に買っておくのは避けたほうが無難です。
2023年10月の価格改定
LINEコインは、2023年10月16日に販売価格と付与されるコインの数が改定されています。LINEのお知らせには、次のように書かれています。
LINEスタンプでは、ユーザーの皆さまにより良いコンテンツをお届けできるよう努めておりますが、これまで以上に質の高いコンテンツを提供するために、2023年10月16日(月)11時から、LINEコインの販売価格および付与コイン数を改定させていただきます。 出典: LINEコインの販売価格および付与コイン数改定のお知らせ(LINEスタンプ公式)
同じお知らせで、LINEポイントからLINEコインに変換するときのレートも、日本では「2ポイントで1コイン」から「3ポイントで1コイン」に変わりました。一方で、LINE STOREで売られているスタンプ、絵文字、着せかえの商品価格は変わらないと明記されています。
ここで混乱しやすいのが、アプリでコインを買って支払う場合と、LINE STOREで円の価格を見て買う場合とで、同じスタンプでも支払う額の見え方が違うことです。コインの購入画面では、購入金額ごとにボーナスのコインが付く場合があり、ボーナス込みで考えるとコイン1枚あたりの単価が変わります。購入の前に、コインの購入画面に表示される金額とコイン数を確認しておくと、1パッケージあたりの実際の負担が分かります。
買う側が値段を抑える方法
スタンプの値段を抑えたい人が取れる方法は、主に次の3つです。
- LINE STOREの円の価格とアプリのコインの価格を見比べてから買う
- 貯まったLINEポイントをコインに変換して使う(日本では3ポイントで1コイン)
- 無料で配布されているスタンプを活用する
無料のスタンプについては次の節で詳しく説明します。
無料で手に入るスタンプと、使い放題の仕組み
ラインのスタンプの値段を調べる人の中には、そもそも無料で使えるものはないのかを知りたい人も多いはずです。
無料スタンプの入手方法
LINEみんなの使い方ガイドによると、スタンプショップの「無料」タブから、無料で配布されているスタンプや絵文字をダウンロードできます。多くは企業の公式アカウントを友だちに追加することが条件の「友だち追加でGET!」か、アンケートへの回答などの条件を満たすと手に入る「条件クリアでGET!」のどちらかです。
注意したいのは、無料スタンプには配布期間と使える期間(有効期間)があることです。また、友だち追加が条件のスタンプは、その公式アカウントをブロックすると使えなくなります。無料だからと気軽に追加すると、企業からのメッセージが増えるので、必要なものだけを選ぶのが現実的です。
使い放題のサービスは2026年7月に切り替わった
LINEには、対象のスタンプが定額で使い放題になる「LINEスタンプ プレミアム」というサービスがありました。LINE STOREの案内ページによると、日本では2026年7月27日に新規登録の受付が終了し、今後は「LYPプレミアム」の特典として対象スタンプの使い放題が提供されると案内されています。
すでにLINEスタンプ プレミアムに加入している人は、ベーシックコースとデラックスコースの内容が案内ページに残っています。ベーシックコースは対象スタンプが使い放題で保有できるのは5パッケージまで、デラックスコースは対象の絵文字と着せかえも使い放題で、スタンプと絵文字を合計1,000パッケージまで保有できます。これから使い放題を始めたい人は、LYPプレミアムの案内で料金と対象を確認する必要があります。
使い放題を選ぶか、気に入ったスタンプを個別に買うかは、使う量で決めるのが基本です。毎月いくつも新しいスタンプを試したい人には使い放題が向いていて、決まったキャラクターのスタンプを長く使う人は、個別に買ったほうが総額を抑えられる場合があります。
スタンプを友だちにプレゼントするときの値段
スタンプは自分で使うだけでなく、友だちに贈ることもできます。LINEみんなの使い方ガイドによると、購入ページに「プレゼントする」のボタンがあるスタンプや絵文字は、相手を選んで贈れます。手順は、スタンプショップで贈りたいスタンプを選び、「プレゼントする」をタップして相手にチェックを入れ、内容を確認して「OK」を押す流れです。
プレゼントにかかる金額は、そのスタンプを自分で買う場合と同じで、支払いには自分のLINEコインを使います。コインが足りない場合は、先にコインを購入する必要があります。カスタムスタンプを贈った場合、テキストを編集できるのは受け取った相手だけです。
誕生日やお礼の気持ちとして贈る使い方が一般的で、相手の好きなキャラクターや、普段の会話でよく使う言葉が入ったスタンプを選ぶと喜ばれやすくなります。贈る前に、購入ページに「プレゼントする」のボタンが表示されているかを確かめておくと、手続きの途中で迷いません。作る側から見ると、誕生日、季節の行事、お祝いの言葉が入ったスタンプは、自分で使う人だけでなく、誰かに贈りたい人にも選ばれる可能性があり、テーマを考えるときの手がかりになります。
売れたときにクリエイターに入る金額の計算
ここからは、スタンプを作って売る側の話です。ラインのスタンプの値段を調べている人のうち、副業として販売を考えている人が一番知りたいのは、1つ売れたら手元にいくら入るのかという点でしょう。
分配額の計算式
LINE Creators Market のヘルプでは、2015年2月1日以降に審査を申請したアイテムの分配額を、次の式で計算すると説明しています。
(マイページにおいて確定額として通知された本コンテンツの売上総額 - App Store、Google Playなどのプラットフォーム毎に設定される本コンテンツの配布に関して支払う手数料)×50% 出典: help2.line.me
プラットフォームの手数料は、同じページで次のように示されています。
| 購入された場所 | 手数料(売上総額に対する割合) |
|---|---|
| Apple App Store(2026年1月1日以降に日本で購入) | 26% |
| Apple App Store(日本以外での購入、または2025年12月31日までの日本での購入) | 30% |
| Google Play | 30% |
| LINE STORE | 30% |
2026年から、日本の App Store で購入された分の手数料が26%に下がっている点は、古い解説記事には載っていないことが多いので注意が必要です。
120円のスタンプが1つ売れた場合の目安
計算式に当てはめると、120円のスタンプがLINE STOREで1つ売れた場合は、120円から手数料30%を引いた84円の半分で、分配額は42円が目安になります。日本の App Store 経由で売れた場合は、120円から26%を引いた88.8円の半分で、約44円です。
ただし、アプリ内でLINEコインを使って買われた場合は、売上総額がコインの換算レートで計算されます。ヘルプによると、日本で購入されたコインの換算レートは、2024年12月1日以降の購入分で1コイン=2.13円です。50コインのスタンプなら売上総額は106.5円となり、そこから手数料を引いた半分が分配額になるので、1つあたり40円前後と考えておくと大きく外れません。
ヘルプには、システムの設定上、マイページの表示と実際の計算に使う内容が一致しない場合があるものの、最終的に分配額が減らないよう調整していると書かれています。最終的な金額は、マイページで確定額として通知される数字で確認します。
価格を上げると分配額はどう変わるか
同じ計算で、250円のスタンプがLINE STOREで売れた場合の分配額は約87円、370円なら約129円、610円なら約213円が目安です。単価を上げれば1つあたりの分配額は増えますが、買う人から見ると高く感じるので、売れる数が減る可能性もあります。値段の決め方は、後の節で詳しく説明します。
使い放題の対象になったときの分配
LINEスタンプ プレミアム(使い放題)の対象として使われた分も、クリエイターへの分配の対象になります。個別販売とは別の計算式なので、仕組みを分けて理解しておきます。
2026年7月から計算方法が変わった
ヘルプによると、2026年6月30日までの売上は、使い放題の売上総額の30%を、そのスタンプを送信したユーザーの数の割合で分ける計算でした。2026年7月1日からの売上は、「サブスクリプションサービスのユーザー数 × 当社所定の単価 × 送信割合」で計算され、単価は12円(税別)とされています。
送信割合とは、使い放題に加入しているユーザーが送ったスタンプ全体の中で、自分のスタンプがどれだけの割合を占めたかという意味です。日常会話で何度も送られるスタンプほど、分配額が大きくなる仕組みといえます。
使い放題に参加するための条件
使い放題の対象になるには、販売情報の設定で「参加する」を選びます。初期設定は「参加する」になっていますが、次の条件があります。
- 販売開始から180日以上たっていないと、参加を選んでも対象にならない
- 設定の変更は翌月の1日から反映される
- 販売エリアに日本、台湾、インドネシア、タイのいずれかを含める必要がある
- カスタムスタンプとメッセージスタンプは対象外
また、スマートフォンアプリの「LINEスタンプメーカー」で2019年6月26日以降に審査をリクエストしたスタンプは、原則として使い放題の分配額が0円になります。LINEスタンプメーカーのバージョン4.0以上で、申請時に「有料ダウンロード/売上分配額あり」を選んだスタンプは例外です。スマートフォンだけで手軽に作った場合は、申請時の分配額の設定を必ず確認しておきましょう。
使い放題での分配は、個別販売に比べて1回あたりの金額が小さく、送られた回数の積み重ねで決まります。使い放題に参加していても、従来の個別販売は続けられるので、両方から収入が入る形になります。
送金の手順と、かかる手数料と税金
分配額が確定しても、自動で口座に振り込まれるわけではありません。送金の流れと、差し引かれる手数料、税金を整理しておきます。
送金までの流れ
LINE Creators Market のヘルプによると、送金は次の順番で進みます。
- 毎月末日で売上を締め、翌月の中旬ごろに分配額が確定し、LINE Creators Market のLINE公式アカウントから通知が届く
- マイページの「アカウント設定」で送金先の口座を登録する
- 分配額の合計が1,000円を超えると「送金申請」のボタンが押せるようになり、申請する
- 申請した日から90日以内に、登録した口座に振り込まれる
送金を申請しない場合、分配額はそのまま積み上がっていきます。分配額が1,000円に届かないうちは申請できないので、販売を始めたばかりのうちは、しばらく受け取れない期間が続くことを想定しておく必要があります。送金先の登録は、スマートフォンでは正しく登録できない場合があるため、パソコンから行うよう案内されています。
振込手数料
日本国内の金融機関に振り込む場合、振込手数料は495円かかるとヘルプに書かれています。1,000円を少し超えたところで申請すると、手数料の割合が大きくなるので、ある程度貯まってからまとめて申請するほうが手取りは多く残ります。
源泉所得税が差し引かれる
スタンプの販売は、クリエイターが持つ著作権の使用にあたるため、源泉所得税の対象になるとヘルプで説明されています。日本に住む個人の場合、支払金額が100万円以下なら10.21%、100万円を超える部分は20.42%が差し引かれます。ここでいう支払金額は、源泉所得税や送金手数料を引く前の分配額のことです。この税率は、国税庁が原稿料などの報酬について示している税率と同じです(国税庁 No.2795)。
たとえば分配額が1万円のときは、源泉所得税1,021円を引いた8,979円が送金可能額になり、そこから振込手数料495円を引いた8,484円が口座に入る計算です。
確定申告が必要になる場合
会社員がスタンプの販売で収入を得た場合、給与以外の所得の合計が年間20万円を超えると、原則として確定申告が必要です(国税庁 No.1900)。ここでいう所得は、売上ではなく、売上から制作にかかった費用を引いた金額です。
副業のスタンプ販売の所得は、一般に雑所得として扱われることが多いですが、継続的に事業として行っている場合は事業所得になることもあります。源泉徴収された税金は、確定申告で精算されるので、所得が少ない人は申告によって一部が戻ることもあります。また、所得税の申告が不要な場合でも住民税の申告は別に必要になることがあるので、金額や事情によっては税務署や市区町村の窓口で確認しておくと安心です。
スタンプの値段の決め方とコツ
販売価格の段階と分配額の仕組みが分かったところで、実際にいくらで売るかの考え方を整理します。
初めての販売は最低価格から始める人が多い
初めてスタンプを販売するクリエイターは、静止画なら120円、動くスタンプなら250円という最低価格から始めるのが一般的です。まだ名前が知られていない段階では、買う人にとって「試しに買ってみる」ハードルを下げることが優先になるためです。
一方で、イラストに自信があり、すでにSNSでファンがついている人は、250円や370円から始める選択肢もあります。ファンにとっては、好きな作家のスタンプが手頃な価格で買えることに価値があり、値段の差はそれほど気にされない傾向があります。
価格は販売中でも変えられる
LINE Creators Market では、販売を始めたあとでも価格を変更できます。ただし手順に決まりがあり、ヘルプでは次のように説明されています。
- 販売中に価格を変えるには、一度「販売停止」にする必要がある
- 販売を停止すると、3時間は販売を再開できない
- 価格を変えて販売を再開すると、24時間は再変更できない
- 販売を停止すると、使い放題への参加設定が自動的に「参加しない」に変わる
最後の点は見落としやすいので注意が必要です。価格を変えたあとに、使い放題への参加を改めて設定し直さないと、使い放題での分配が止まってしまいます。
販売前や審査中であれば、アイテム管理画面の「販売価格情報」から価格を選び直して保存するだけで変更できます。審査で承認されたあとでも、販売を始める前ならいつでも変更できます。
値段を決めるときに見るポイント
値段を決めるときは、次の4つの観点で考えると判断しやすくなります。
- スタンプの種類(静止画か、動くか、名前を入れられるか)
- 1パッケージの個数(8個か、40個か)
- 想定する買い手(家族や友人か、SNSのファンか、一般の利用者か)
- 使い放題に参加するかどうか
40個入りの静止画スタンプを120円で出すと、買う人から見てかなり手頃に感じられます。逆に8個入りを250円にすると、内容に対して割高に見えやすくなります。ショップで同じジャンルのスタンプがどの価格帯でいくつ入りで売られているかを、事前に見比べておくのがおすすめです。
販売の前に注意すること
値段を決める前に、スタンプがそもそも審査に通るかを確認しておく必要があります。審査に落ちると、どんな価格設定も意味がなくなるためです。
審査で通りにくいスタンプ
LINE Creators Market の制作ガイドラインでは、推奨するスタンプとして、日常会話で使いやすく、表情やメッセージが分かりやすいシンプルなものを挙げています。反対に、物体や景色のように会話で使いにくいもの、横長の画像や8頭身のキャラクターの全身のように見づらいもの、淡い色ばかりで全体のバランスを欠いたものは、通りにくいとされています。
また、有料のスタンプは宣伝を目的として販売できないため、発売日の告知や企業のロゴだけを載せたスタンプは認められません。購入者に個人情報やIDの提供を求めることも禁止されています。
他人の権利を使わない
キャラクター、タレント、ロゴなどを使う場合は、権利者の許諾を示す資料を添付する必要があります。写真を使ったスタンプも販売できますが、審査のリクエスト時に同意事項を確認する必要があります。人気のアニメやゲームのキャラクターに似せたイラストは、権利の問題になるので、販売してよいと考えないことが大切です。
1日の審査リクエストの上限
1つのLINEアカウントで販売できるアイテムの数に制限はありませんが、1日の審査リクエストは30回までとヘルプに書かれています。シリーズで何パッケージも用意している人は、リクエストの順番を考えておくと効率的です。
自分で作ったスタンプも基本は購入が必要
自分で作ったスタンプでも、販売されたものを購入しないと使えないのが原則です。ただし、LINEスタンプメーカーで2019年6月26日以降に審査をリクエストしたスタンプは、クリエイター本人に限り無料でダウンロードできます(申請時に「有料ダウンロード/売上分配額あり」を選んだものを除く)。家族や友人など身近な人だけに使ってもらいたい場合は、新着やランキングに表示されなくなる「プライベート設定」を使う方法があります。
スタンプ市場の需要と、副業としての見方
最後に、ラインのスタンプの値段を副業の視点から見たときの考え方を整理します。
1パッケージあたりの分配は数十円から
ここまで見てきたとおり、120円のスタンプが1つ売れたときにクリエイターに入るのは40円前後です。源泉所得税と振込手数料を考えると、副業として意味のある金額にするには、数百セット単位で売れる必要があります。販売を始めてすぐにまとまった金額になると考えるより、作品を少しずつ増やしながら、どの絵柄やテーマが選ばれるかを確かめていく取り組みだと捉えたほうが現実的です。
一方で、一度販売したスタンプは、販売を停止しない限りショップに並び続けます。使い放題に参加すれば、送信された回数に応じた分配も入ります。作品が積み上がるほど、少額の収入が複数のパッケージから入る形に変わっていくのが、スタンプ販売の特徴です。
スタンプ制作のスキルは仕事にもつながる
スタンプの販売で身につくのは、限られたサイズの中で表情や気持ちを伝えるイラストの技術です。この技術は、企業や個人からのキャラクター制作、アイコン制作、オリジナルスタンプの受託制作といった仕事にもつながります。キャラクター・アイコン・LINEスタンプのお仕事では、こうした依頼の内容や、受ける側に求められるスキルを紹介しています。
スタンプ制作の副業の進め方は、LINEスタンプ制作の副業|AIイラスト活用で効率よく稼ぐ方法で、制作から販売までの流れを詳しく解説しています。イラストの仕事全体の収入の目安を知りたい人は、デザイナーの年収・単価相場で、デザイン職の報酬の相場を確認できます。
運営者として見てきたこと
2004年から在宅ワークとフリーランスの仲介を続けてきた運営者として見てきた限りでは、スタンプ販売から仕事を広げていく人には共通点があります。販売したスタンプを、そのまま自分の作品集として使っていることです。実際に販売されているスタンプは、審査に通った作品であることの証明にもなり、依頼する側から見て絵柄や仕上がりを判断しやすい材料になります。
また、受託の仕事では、仲介の手数料が少ないほど、同じ予算で依頼する側は頼みやすくなり、受ける側の手取りも厚くなります。スタンプの販売で分配の仕組みを理解しておくと、受託の仕事で見積もりを出すときにも、手元に残る金額を基準に考える習慣が身につきます。
ラインのスタンプの値段は、買う側にとっては120円からの手頃な楽しみであり、作る側にとっては、価格の段階と分配の仕組みを理解したうえで戦略を立てる対象です。まずは静止画のスタンプを1パッケージ作り、審査と販売の流れを一通り経験してから、価格や種類を広げていくのが確実な進め方です。イラストの技術を仕事として生かしたくなったら、キャラクター・アイコン・LINEスタンプのお仕事で、どんな依頼があるのかを確かめてみてください。
よくある質問
Q. ラインのスタンプは1つ買うといくらですか?
クリエイターズスタンプは、静止画なら1パッケージ120円(50 LINEコイン)から販売されています。動くスタンプやカスタムスタンプは250円(100 LINEコイン)からです。1つのスタンプだけをばら売りする形はなく、8個から40個が入ったパッケージ単位で購入します。最新の価格はLINE STOREやアプリ内のスタンプショップの表示で確認してください。
Q. 自分で作ったスタンプが120円で1つ売れると、いくら入りますか?
LINE STOREで売れた場合は、120円から手数料30%を引いた残りの半分で、約42円が目安です。日本のApp Storeで2026年以降に売れた場合は手数料が26%なので約44円、LINEコインで買われた場合は換算レートで計算され40円前後になります。最終的な金額はマイページで通知される確定額で確認します。
Q. 分配額はいつから受け取れますか?
毎月末で売上を締め、翌月中旬ごろに分配額が確定します。分配額の合計が1,000円を超えると送金申請ができ、申請から90日以内に登録した口座へ振り込まれます。国内の銀行振込では振込手数料495円がかかり、日本に住む個人は分配額から源泉所得税10.21%が差し引かれます。
Q. スタンプの値段はあとから変えられますか?
変更できます。販売前や審査中なら、アイテム管理画面の販売価格情報から選び直して保存するだけです。販売中の場合は一度販売停止にする必要があり、停止から3時間は再開できず、再開後24時間は再変更できません。販売停止で使い放題への参加設定が「参加しない」に変わるので、再開後に設定し直してください。
この記事について
編集部
監修:@SOHO編集部
2004年よりフリーランス・在宅ワーク向けサービスを運営。生成AIで作成した下書きを、一次情報と照らし合わせて確認したうえで公開しています。

この記事を書いた人
@SOHO編集部
フリーランス・在宅ワークの専門メディア
@SOHOは2004年から続く、日本のフリーランス・在宅ワーク向け案件サイトです。記事は生成AIで下書きを作り、数値・固有名・出典を一次情報と照らし合わせる確認の手順を経て公開しています。
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