フォームのプルダウンの作り方と、選択肢が多いときの使い分け

@SOHO編集部
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フォームのプルダウンの作り方と、選択肢が多いときの使い分け

この記事のポイント

  • ✓フォームのプルダウンの作り方を
  • ✓Googleフォームの手順とHTMLのselect要素の書き方で整理しました
  • ✓ラジオボタンやチェックボックスとの使い分け

フォームにプルダウンを入れたいとき、作り方そのものは数分で覚えられます。迷うのはその先で、「この質問はプルダウンにすべきか、ラジオボタンにすべきか」「選択肢が50個あるときはどうすればよいか」という使い分けです。結論から言うと、プルダウンは、選択肢が多く、1つだけを選んでもらう質問に向いています。反対に、選択肢が少ない質問や、複数を選んでもらう質問には、ラジオボタンやチェックボックスのほうが答えやすくなります。この記事では、Googleフォームでのプルダウンの作り方と、HTMLでのプルダウンの書き方を説明したうえで、選択肢が多いときの使い分けと、回答を集めたあとの扱い方まで整理します。届いた回答を担当と状況を付けて管理したい場合の選択肢として、フォームの受付から返信までをまとめるサービスのHalictにも触れます。

フォームのプルダウンとは

プルダウンとは、選択肢の一覧が畳まれた状態で表示され、押すと一覧が開いて、その中から1つを選ぶ形式の入力欄のことです。ドロップダウンとも呼ばれます。画面の上では1行分の場所しか使わないため、選択肢が多くてもフォームが縦に長くなりません。

フォーム作成サービスの解説でも、プルダウンの利点を次のように説明しています。

アンケートフォームや申し込みフォームにおいて、選択肢を一覧から選べる「プルダウン形式」を活用すると、ユーザーにとって回答しやすいフォームが作成できます。 出典: form.run

プルダウンを使うと、回答者が文字を入力する必要がなくなり、入力の間違いや表記の揺れを防げます。たとえば「都道府県」を自由に入力してもらうと、「東京都」「東京」「とうきょう」のように書き方がばらばらになり、あとで集計するときに手間がかかります。プルダウンで選んでもらえば、回答は必ず決まった書き方にそろいます。

ラジオボタン・チェックボックス・プルダウンの違い

選択肢から選んでもらう入力欄には、主に3つの形式があります。違いを表に整理します。

形式 選べる数 選択肢の見え方 向いている質問
ラジオボタン 1つだけ 最初から全部見えている 選択肢が少なく、全部を見比べてほしい質問
チェックボックス 複数 最初から全部見えている 当てはまるものを全部選んでほしい質問
プルダウン 1つだけ 押すまで畳まれている 選択肢が多く、答えが決まっている質問

Googleフォームのヘルプでも、ラジオボタンは「回答者は回答を1つのみ選択できます」、チェックボックスは「回答者は複数の回答を選択できます」、プルダウンは「回答者は回答を1つのみ選択できます」と説明されています。ラジオボタンとプルダウンは、どちらも1つだけを選ぶ形式です。違いは、選択肢が最初から見えているかどうかです。

ラジオボタンを選ぶべき場面

選択肢が少なく、回答者に全部を見比べてから選んでほしい質問には、ラジオボタンが向いています。「満足」「やや満足」「やや不満」「不満」のような評価の質問や、「はい」「いいえ」の質問がこれに当たります。プルダウンにすると、回答者は一覧を開くまで選択肢が分からず、1回余計に操作することになります。

チェックボックスを選ぶべき場面

「興味のある分野をすべて選んでください」のように、複数を選んでほしい質問にはチェックボックスを使います。プルダウンは基本的に1つしか選べないため、複数を選ぶ質問には向きません。

プルダウンを選ぶべき場面

都道府県、生まれた年、職種、商品の型番のように、選択肢が多く、回答者が自分の答えを最初から知っている質問には、プルダウンが向いています。回答者は一覧を開いて自分の答えを探すだけなので、選択肢を見比べる必要がありません。

選択肢の数で迷ったときの目安

何個からプルダウンにすべきかという決まりはありません。目安としては、選択肢が画面に並べても見渡せる数ならラジオボタン、並べるとフォームが縦に長くなりすぎる数ならプルダウン、と考えると判断しやすくなります。スマートフォンで見たときに、選択肢だけで画面の半分以上を占めるなら、プルダウンへの切り替えを考える時期です。

Googleフォームでプルダウンを作る手順

Googleフォームでプルダウンの質問を作る手順を、Googleの公式ヘルプに沿って説明します。

  1. Googleフォームでフォームを開く
  2. 右側にある追加のアイコンをクリックして、質問を追加する
  3. 質問のタイトルの右側にある質問の形式のメニューから「プルダウン」を選ぶ
  4. 選択肢を1つずつ入力する
  5. 回答を必須にしたい場合は、「必須」をオンにする

質問の説明を追加したい場合は、質問のその他アイコンから「説明」をクリックすると、質問の下に説明の欄が出ます。「勤務先の所在地の都道府県を選んでください」のように、何を選べばよいかを補う文を入れておくと、回答者が迷いにくくなります。

Googleフォームのプルダウンで気をつけること

Googleフォームのヘルプでは、ラジオボタンとチェックボックスの説明に、回答に「その他」を含めて回答者が短い回答を入力できると書かれていますが、プルダウンの説明にはこの項目がありません。選択肢の中に当てはまるものがない回答者のために、自由に書ける欄を用意したい場合は、プルダウンの直後に記述式の質問を追加して「上で『その他』を選んだ方は内容を書いてください」と案内するか、ラジオボタンを使います。

回答をスプレッドシートに保存する

集まった回答は、Googleスプレッドシートに保存して集計できます。ヘルプによると、フォームの上部の「回答」から「概要」をクリックし、右上のその他アイコンから「回答の送信先を選択」をクリックして、新しいスプレッドシートを作るか、既存のスプレッドシートを選びます。プルダウンで集めた回答は表記がそろっているので、スプレッドシートの関数でそのまま数えられます。たとえば、都道府県の回答がB列にあるなら、=COUNTIF(B:B,"東京都") で東京都と答えた人数を数えられます。

回答に応じて次の質問を変える

プルダウンは、回答に応じてフォームの続きを変える分岐にも使えます。Googleフォームのヘルプでは、回答に応じて特定のセクションに移動するようにアンケートを作れると説明されています。セクションとは、フォームの質問をいくつかのまとまりに分けたものです。

手順は次のとおりです。

  1. フォームにセクションを追加し、分岐の先になる質問をそれぞれのセクションに分けておく
  2. 分岐させたいプルダウンの質問の右下にあるその他アイコンから、「回答に応じてセクションに移動」をクリックする
  3. 選択肢ごとに、移動先のセクションを指定する

回答によってはそこでフォームを終えたい場合は、移動先に「フォームを送信」を選ぶこともできます。ヘルプでは、「回答に応じてセクションに移動」は多肢選択式とプルダウン形式の質問でのみ使えると書かれています。チェックボックスの質問では分岐を設定できないので、分岐させたい質問はラジオボタンかプルダウンで作ります。

分岐の例として、問い合わせのフォームで「お問い合わせの種類」をプルダウンにし、「料金について」を選んだ人には契約のプランを尋ねるセクション、「不具合について」を選んだ人には使っている端末を尋ねるセクションに進ませる、という作り方があります。回答者は自分に関係のある質問だけに答えればよくなり、途中でやめてしまう人を減らせます。

HTMLでプルダウンを作る書き方

自分のWebサイトのフォームにプルダウンを入れる場合は、HTMLのselect要素を使います。select要素の中に、選択肢を表すoption要素を並べます。

<label for="pref">お住まいの都道府県</label>
<select id="pref" name="pref" required>
  <option value="">選択してください</option>
  <option value="hokkaido">北海道</option>
  <option value="aomori">青森県</option>
  <option value="tokyo">東京都</option>
</select>

この書き方のポイントは3つあります。

labelで質問の文とつなぐ

label要素のfor属性と、select要素のid属性を同じ値にすると、質問の文と入力欄が結び付きます。画面の読み上げを使う人にも、何を選ぶ欄なのかが伝わります。

最初の選択肢を空の値にする

最初のoption要素の値を空にして「選択してください」と書いておくと、回答者が何も選ばないまま送信したときに、まだ選んでいないと判断できます。MDNのselect要素の解説によると、required属性を付けたselect要素では、値が空の最初の選択肢は、選択を促す表示の役割を果たし、実際の選択肢とはみなされません。そのため、この選択肢のまま送信しようとすると、ブラウザーが選択を求めます。

valueと表示の文字を分ける

option要素のvalue属性には、送信されるときの値を書きます。画面に表示される文字とは別にできるので、送信先のシステムで扱いやすい値を付けておくと、あとでデータを扱うときに便利です。

選択肢をグループに分ける

選択肢が多いときは、optgroup要素で選択肢をグループに分けられます。

<select id="pref2" name="pref2">
  <optgroup label="北海道・東北">
    <option value="hokkaido">北海道</option>
    <option value="aomori">青森県</option>
  </optgroup>
  <optgroup label="関東">
    <option value="tokyo">東京都</option>
    <option value="kanagawa">神奈川県</option>
  </optgroup>
</select>

一覧を開いたときに、地方の見出しの下に都道府県が並ぶので、47の選択肢の中から探しやすくなります。

複数を選べるようにする

select要素にmultiple属性を付けると、複数の選択肢を選べるようになります。MDNの解説によると、multipleを指定すると、一度に見える選択肢の数を表すsize属性の初期値は4になります。ただし、複数を選ぶ操作はパソコンとスマートフォンで方法が違い、慣れていない人には分かりにくいことがあります。複数を選んでほしい質問は、チェックボックスで作るほうが確実です。

select要素の属性の一覧は、MDNのselect要素のページで確かめられます。

選択肢が多いときの使い分け

選択肢が多いとき、プルダウンにすれば解決するとは限りません。選択肢が100個を超えるような質問では、プルダウンの一覧を長くスクロールして探すのは、回答者にとって大きな負担です。選択肢が多いときは、次の4つの方法から選びます。

方法1:グループに分けて見出しを付ける

HTMLのoptgroup要素のように、選択肢を地方や分野のグループに分け、見出しを付けます。都道府県のように、回答者がどのグループに入るかを知っている選択肢に向いています。

方法2:2段階に分ける

最初のプルダウンで大きな分類を選んでもらい、次のプルダウンで細かい項目を選んでもらう方法です。たとえば「職種」を尋ねるなら、最初に「事務」「営業」「技術」などの大分類を選び、次にその中の具体的な職種を選ぶ形にします。Googleフォームでは、最初のプルダウンの回答に応じてセクションに移動させ、セクションごとに細かい項目のプルダウンを用意すると、2段階の形を作れます。

方法3:入力しながら候補を絞り込む

文字を入力すると、候補が絞り込まれて表示される形式です。HTMLでは、input要素とdatalist要素を組み合わせると、入力欄に候補の一覧を付けられます。

<label for="city">市区町村</label>
<input id="city" name="city" list="city-list">
<datalist id="city-list">
  <option value="千代田区"></option>
  <option value="中央区"></option>
  <option value="港区"></option>
</datalist>

選択肢が非常に多く、回答者が自分の答えの名前を知っている質問に向いています。ただし、datalistは候補を示すだけで、候補にない文字も入力できます。決まった値だけを受け付けたい場合は、送信を受け取る側で値を確かめる仕組みが必要です。

方法4:選択肢を減らす

そもそも、すべての選択肢が必要かを見直します。回答の99%が上位の10個に集中しているなら、その10個と「その他」に絞るほうが、回答者にも集計する側にも楽です。選択肢を減らすときは、過去の回答の分布を確かめてから決めます。

選択肢の作り方のこつ

プルダウンの使いやすさは、選択肢の作り方で大きく変わります。次の5つの点に気をつけます。

並び順を決める

選択肢は、回答者が探しやすい順に並べます。都道府県なら北から南の順、年なら新しい順か古い順、商品なら型番の順、のように、回答者が予想できる順番にします。並び順に決まりがない選択肢は、五十音順にすると探しやすくなります。

重なりのない分け方にする

「1年未満」「1年から3年」「3年以上」のように区切ると、ちょうど3年の人はどちらを選べばよいか迷います。「1年未満」「1年以上3年未満」「3年以上」のように、境目の値がどちらに入るかが分かる書き方にします。

「該当なし」「その他」を用意する

どの選択肢にも当てはまらない回答者がいる可能性があるなら、「該当なし」や「その他」を用意します。用意しないと、回答者は仕方なく近いものを選び、回答の正確さが下がります。

最初から何かが選ばれた状態にしない

プルダウンの初期値として、最初から1つの選択肢が選ばれていると、回答者が選び忘れても、その値のまま送信されてしまいます。集計したときに、最初の選択肢だけが不自然に多くなる原因になります。HTMLでは最初の選択肢を空の値の「選択してください」にし、Googleフォームでは必須の設定を使って、回答者が自分で選ぶようにします。

言葉の長さをそろえる

選択肢の文が長すぎると、スマートフォンでは途中で切れて読めないことがあります。選択肢は短い言葉にし、補足が必要なら質問の説明の欄に書きます。

プルダウンでよくある失敗

プルダウンは手軽に作れる分、作ったあとに困る失敗も起きやすい入力欄です。よくある失敗を4つ挙げます。

選択肢をあとから変えて、集計が合わなくなる

フォームを公開したあとに選択肢の文を書き換えると、書き換える前の回答と後の回答で、同じ意味の答えが別の文で記録されます。集計するときに、2つの書き方をまとめ直す手間がかかります。選択肢を変える必要が出たときは、変えた日をメモしておき、集計の前にそろえます。

選択肢の漏れに気づかない

作った人が思いつく選択肢だけを並べると、回答者に当てはまるものがないことがあります。公開の前に、何人かに実際に答えてもらい、「選びにくかった質問」を聞くと、漏れに気づけます。公開したあとも、「その他」を選んだ人の回答を定期的に見て、多い答えは選択肢に加えます。

必須にし忘れて、空の回答が届く

回答してほしい質問を必須にし忘れると、選ばれないまま送信されることがあります。集計の段階で空の回答が多く見つかってから気づくことが多いため、公開の前に、何も選ばずに送信してみて、案内が出るかを確かめます。

プルダウンにする必要のない質問をプルダウンにする

「はい」「いいえ」の2つしか選択肢がない質問をプルダウンにすると、回答者は一覧を開いてから選ぶことになり、1回余計に操作が増えます。選択肢が少ない質問は、ラジオボタンのほうが答えやすくなります。

だれにでも使いやすいプルダウンにする

フォームは、目の見えにくい人や、キーボードだけでパソコンを操作する人も使います。だれにでも使いやすいプルダウンにするために、次の点に気をつけます。

  • 質問の文を入力欄と結び付ける。HTMLなら、label要素のfor属性とselect要素のid属性をそろえる
  • 選択肢の文だけで意味が分かるようにする。「上記以外」のように、前後を見ないと意味が分からない書き方を避ける
  • 文字の大きさと、背景との色の差を十分にとる
  • 独自の見た目のプルダウンを作るときは、キーボードで一覧を開き、矢印キーで選べるかを確かめる

HTMLの標準のselect要素は、キーボードの操作や画面の読み上げに、もともと対応しています。見た目を大きく変えるために独自の部品を作ると、こうした対応が抜け落ちることがあるので、特別な理由がなければ標準の要素を使うのが確実です。

スマートフォンでの見え方を確かめる

フォームの回答者の多くは、スマートフォンで答えています。プルダウンは、パソコンとスマートフォンで見え方が大きく違う入力欄です。パソコンでは入力欄の下に一覧が開きますが、スマートフォンでは画面の下から選択肢の一覧が出る、全画面で一覧が開く、といった形で、端末とブラウザーごとの表示になります。

フォームを公開する前に、パソコンだけでなく、手元のスマートフォンでも実際に答えてみて、次の点を確かめます。

  • 選択肢の文が途中で切れていないか
  • 一覧が長すぎて、探すのに時間がかかっていないか
  • 選んだあとに、選んだ内容が入力欄に正しく表示されているか
  • 必須の質問で選び忘れたときに、分かりやすい案内が出るか

フォームを作るサービスの多くには、回答者の画面を確かめるプレビューの機能があります。できれば、iPhoneとAndroidの両方で確かめると安心です。同じフォームでも、端末によって一覧の開き方や文字の折り返し方が違うことがあるためです。手元に1台しかない場合は、家族や同僚に頼んで、別の端末でも答えてもらいます。実際に何度か答えてみると、作った人には気づきにくい答えにくさが見つかります。

よく使うプルダウンの選択肢の作り方の例

フォームでプルダウンにすることが多い質問について、選択肢の作り方の例を挙げます。そのまま使うのではなく、フォームの目的に合わせて直して使ってください。

都道府県

47の都道府県を、北海道から沖縄県まで、北から南の順に並べるのが一般的です。回答者の多くはこの順番に慣れているので、探しやすくなります。海外に住む人が答える可能性があるなら、最後に「海外」を加えます。HTMLで作る場合は、地方ごとにoptgroup要素で見出しを付けると、さらに探しやすくなります。

年代

「10代」「20代」「30代」のように10歳ごとに区切るのが一般的です。年齢をそのまま尋ねる必要がないなら、年代で尋ねるほうが、回答者の心理的な負担が軽くなります。集計の目的によっては、「19歳以下」「20歳から29歳」のように、境目の年齢がどこに入るかが分かる書き方にします。

問い合わせの種類

「料金・契約について」「使い方について」「不具合について」「取材・提携について」「その他」のように、受け付ける側の担当の分け方に合わせて作ります。選択肢と担当を対応させておくと、届いた問い合わせをだれが見るかをすぐに決められます。選択肢が多すぎると回答者が迷うので、5個から7個程度に絞ります。

知ったきっかけ

「検索エンジン」「SNS」「知人の紹介」「広告」「その他」のように作ります。この質問は、あとで集計して、どこからの来訪が多いかを知るために使われることが多い質問です。集計で知りたいことに合わせて、選択肢の分け方を決めます。「SNS」をさらに細かく分けたいなら、サービスの名前ごとに選択肢を作ります。

希望の日時

「平日の午前」「平日の午後」「土日」のように、受け付ける側が対応できる枠で作ります。具体的な日付を選んでもらう場合は、選択肢の日付が過ぎたら消す手間がかかるため、日付の入力欄を使うか、日程の調整のサービスを使うほうが楽なこともあります。

スプレッドシートの入力欄にプルダウンを付ける

フォームで集めた回答を管理する表にも、プルダウンは役立ちます。たとえば、回答が追加されていくスプレッドシートに「担当」や「状況」の列を作り、そこにプルダウンを付けておけば、担当者の名前や「未対応」「対応中」「完了」の書き方がそろい、絞り込みや集計がしやすくなります。

Googleスプレッドシートのヘルプによると、セルにプルダウンを作る手順は次のとおりです。

  1. Googleスプレッドシートでスプレッドシートを開く
  2. プルダウンを作るセルまたはセルの範囲を選ぶ
  3. 上部の「挿入」から「プルダウン」をクリックする(「データ」から「データの入力規則」、「ルールを追加」の順にクリックする方法や、セルを右クリックして「プルダウン」を選ぶ方法もある)
  4. 「データの入力規則」のパネルの「条件」で、プルダウンの値を入力するか、リストに含めるセルの範囲を指定する

ヘルプでは、「複数選択できるようにする」を選ぶと、1つのセルで複数の値を選べるようになると説明されています。ただし、現在のところモバイルでは、複数選択を有効にしていても複数の値を選べないとも書かれています。また、リストにない値を入力すると、その値は拒否されます。リストにない値も入力できるようにしたい場合は、「詳細オプション」の「データが無効の場合」で「警告を表示」を選びます。

回答者の負担を減らすフォームの組み立て方

プルダウンの使い分けは、フォーム全体の答えやすさの一部です。せっかく選択肢を工夫しても、フォームそのものが長すぎたり、質問の順番が分かりにくかったりすると、回答者は途中でやめてしまいます。

質問の数を必要な分に絞る

フォームを作ると、「ついでにこれも聞いておこう」と質問が増えがちです。それぞれの質問について、集めた回答を何に使うのかを書き出し、使い道がない質問は削ります。

答えやすい質問から並べる

最初の質問で考え込ませると、回答者は先に進む気を失います。最初は選ぶだけで答えられる質問を置き、自由に書いてもらう質問は後ろに回します。

必須の質問を絞る

すべての質問を必須にすると、回答者は答えたくない質問で止まってしまいます。本当に必要な質問だけを必須にし、それ以外は任意にします。

1画面の量を減らす

質問が多いフォームは、セクションに分けて1画面に表示する量を減らすと、回答者が圧迫感を感じにくくなります。進み具合が分かる表示があると、残りの量が見えて、最後まで答えてもらいやすくなります。

ほかのフォーム作成サービスで作るとき

Googleフォーム以外のフォーム作成サービスや、Webサイトの作成サービスに付いているフォームの機能でも、プルダウンはたいてい用意されています。ただし、呼び方はサービスによって違い、「プルダウン」「ドロップダウン」「セレクトボックス」などの名前で並んでいます。項目の種類の一覧に「プルダウン」が見当たらないときは、これらの名前を探してみてください。

サービスを選ぶときや、作り始める前には、次の点を公式のヘルプで確かめておくと、あとで作り直す手間を避けられます。

  • 選択肢を一度にまとめて登録できるか(都道府県のように数が多い選択肢を1つずつ入力するのは手間がかかる)
  • 選択肢のグループ分けや、回答に応じた分岐ができるか
  • 「その他」を選んだ人が自由に書ける欄を付けられるか
  • 集めた回答を、表計算ソフトで扱える形で書き出せるか

フォームの機能は、サービスの更新で追加や変更が続いています。記事や解説の情報が古くなっていることもあるので、操作の手順は必ず各サービスの公式のヘルプで、今日時点の画面の名前を確かめてから進めます。

回答が届いたあとの扱いまで考えてフォームを作る

プルダウンを上手に使うと、回答の表記がそろい、集計が楽になります。ただ、フォームの仕事は、回答を集めて終わりではありません。問い合わせや申し込みのフォームでは、届いた回答ごとに担当を決め、内容を確かめ、回答者に返事を送るところまでが仕事です。

Googleフォームとスプレッドシートで回している場合、届いた回答はスプレッドシートに1行ずつ追加されます。少ない件数なら、スプレッドシートに「担当」「状況」の列を追加して手で埋め、返事はメールソフトから送る、という回し方でも十分です。Googleフォームは無料で使え、アンケートや社内の集計のように、回答者に個別に返事を送る必要がない用途なら、これで困ることはほとんどありません。

一方で、問い合わせの件数が増え、複数の人で対応するようになると、「だれがどの件を見ているのか」「返事はもう送ったのか」がスプレッドシートだけでは分かりにくくなります。プルダウンで集めた「お問い合わせの種類」を手がかりに担当を決め、対応の状況を追い、同じ画面から返信まで送りたい場面での選択肢の1つがHalictです。公式サイトによると、テキスト、選択肢、評価、日付、メールなど12種類の項目でフォームを作れ、届いた1件ごとに担当者とタグとステージ(対応の段階)を付けて管理し、同じ画面から返信を送って開封まで記録できます。フォームの下書きをAIで作る機能、送信直後の自動返信、Googleスプレッドシートへの追記、Slack・Teams・Chatwork・Discordへの通知にも対応しています。料金は人数で決まり、1人で使うフリープランは0円で、フォームの数と回答の数はどのプランでも無制限と案内されています。

Halictは、@SOHOを運営する株式会社ライフスケープが開発・提供しています。

フォームづくりの仕事から見た考察

2004年から在宅ワークとフリーランスの仲介を続けてきた運営者として見てきた範囲では、フォームの作り方で集まる回答の質が大きく変わる、という場面に何度も出会います。仕事の募集で応募のフォームを使うとき、職種や経験年数を自由に書いてもらう形にすると、回答の書き方がばらばらになり、応募者を比べる作業に時間がかかります。選択肢を用意して選んでもらうだけで、比べる手間は大きく減ります。一方で、選択肢を細かく作りすぎると、自分に当てはまるものが見つからず、応募をやめてしまう人も出ます。選択肢の数と分け方の調整は、地味ですが成果を左右する作業です。

フォームの設計は、Webサイトの制作やシステム開発の仕事でもよく求められます。入力欄の形式の選び方や、スマートフォンでの見え方に気を配れる人は、仕事を頼む側から重宝されます。アプリケーション開発のお仕事では、Webアプリやスマートフォンアプリの開発の仕事の種類と、求められるスキルを紹介しています。申し込みのフォームの改善は、Webマーケティングの仕事の一部でもあり、AI・マーケティング・セキュリティのお仕事で、マーケティングの分野で在宅で受けられる仕事を確かめられます。画面の見た目や使いやすさを設計する仕事に関心がある人は、デザイナーの年収・単価相場で、デザインの仕事の相場も確かめておくと、仕事の選び方の参考になります。

よくある質問

Q. プルダウンとラジオボタンはどう使い分ければよいですか?

どちらも1つだけを選ぶ形式で、違いは選択肢が最初から見えているかどうかです。選択肢が少なく、全部を見比べてから選んでほしい質問にはラジオボタン、都道府県や生まれた年のように選択肢が多く、回答者が答えを最初から知っている質問にはプルダウンが向いています。スマートフォンで見たときの長さも判断の目安になります。

Q. Googleフォームのプルダウンで複数の選択肢を選べるようにできますか?

Googleフォームのヘルプでは、プルダウンは回答者が回答を1つのみ選択できる形式と説明されています。複数を選んでもらいたい質問は、チェックボックスの形式で作ります。チェックボックスは、回答に「その他」を含めて回答者が短い回答を入力できるようにも設定できます。

Q. プルダウンの回答に応じて次の質問を変えることはできますか?

Googleフォームでは、フォームにセクションを追加したうえで、プルダウンの質問のその他アイコンから「回答に応じてセクションに移動」をクリックし、選択肢ごとに移動先のセクションを指定できます。移動先に「フォームを送信」を選んで、回答によってはそこで終えることもできます。チェックボックスの質問では設定できません。

Q. 選択肢が100個以上あるときはどうすればよいですか?

1つのプルダウンに全部を並べると、回答者は長い一覧から探すことになります。地方や分野でグループに分ける、最初に大きな分類を選んでから細かい項目を選ぶ2段階にする、入力しながら候補を絞り込む形式にする、過去の回答を見て選択肢そのものを減らす、の4つの方法から、質問の内容に合うものを選びます。

この記事について

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監修:@SOHO編集部

2004年よりフリーランス・在宅ワーク向けサービスを運営。生成AIで作成した下書きを、一次情報と照らし合わせて確認したうえで公開しています。

公開:2026年8月4日最終更新:2026年10月17日
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@SOHOは2004年から続く、日本のフリーランス・在宅ワーク向け案件サイトです。記事は生成AIで下書きを作り、数値・固有名・出典を一次情報と照らし合わせる確認の手順を経て公開しています。

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