CREATIVE SURVEYの料金プランの違いと、ほかのアンケートツールとの比べ方

@SOHO編集部
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CREATIVE SURVEYの料金プランの違いと、ほかのアンケートツールとの比べ方

この記事のポイント

  • ✓クリエイティブサーベイ(CREATIVE SURVEY)の提供形態と料金プランの確かめ方を
  • ✓運営するナインアウトの公式サイトの記載をもとに解説します
  • ✓Googleフォームなどほかのアンケートツールとの比べ方もまとめました

クリエイティブサーベイ(CREATIVE SURVEY)の料金を調べているのに、公式サイトに料金表が見当たらない。プランの違いも分からない。そんな状態でこの記事にたどり着いた人も多いと思います。

僕もアンケートツールを比べていて、同じところでつまずきました。この記事では、CREATIVE SURVEYを今どの会社がどんな形で提供しているのか、料金とプランを確かめるには何を準備すればよいのかを、公式サイトの記載をもとに整理します。そのうえで、Googleフォームなどほかのアンケートツールとの比べ方もまとめました。回答が届いたあとの担当決めや返信までを1つの画面で済ませたい人向けに、フォームの受付から対応までを扱うHalictにも後半で触れます。

CREATIVE SURVEYは今どの会社が提供しているか

最初に押さえておきたいのは、CREATIVE SURVEYの提供元です。以前の「jp.creativesurvey.com」にアクセスすると、現在はナインアウト株式会社(Ninout)の公式サイトに転送されます。CREATIVE SURVEYは、ナインアウトが提供する3つのブランドの1つという位置づけです。

ナインアウトの会社概要によると、設立は2014年7月で、本社は東京都港区です。株主はSansan株式会社で、沿革には2023年6月にSansanの連結子会社としてSansanグループに参画したことが書かれています。プライバシーマークと、情報セキュリティの国際規格ISO27001の認証を取得していることも明記されています。

沿革をたどると、CREATIVE SURVEYの性格の変化が見えてきます。2014年から2017年は、クリエイティブサーベイ株式会社として、無料で使い始められる形(フリーミアム)のツールとして提供されていました。その後、企業向けの需要が高まったことから、2017年に「CREATIVE SURVEY for ENTERPRISE」を、2020年に「CREATIVE SURVEY for Salesforce」をリリースしています。

つまり、今のCREATIVE SURVEYは、個人や小さなチームが気軽に無料で使うツールというより、企業が顧客の声を集めて分析し、ほかのシステムと連携させるための道具として提供されています。古い比較記事や口コミには、無料プランの話が出てくることがありますが、今の提供形態とは違う可能性があるので注意してください。

このほか、ナインアウトは2026年9月10日に、フォームの設計から回答の分析までをAIとの対話で進められる「Headless Form/Headless Analytics」の先行提供を始めたと発表しています。アンケートの作り方そのものが変わりつつある時期だということも、頭の片隅に入れておくとよいでしょう。

CREATIVE SURVEYでできること

CREATIVE SURVEYの公式ページでは、一般的なアンケートだけでなく、クイズ、診断コンテンツ、ランディングページなど、さまざまな形のコンテンツを社内で作成・運用できると紹介されています。主な機能を、公式ページの記載から整理します。

質問の作り方

23種類の質問形式、回答によって次の質問を変える分岐の設定、回答に応じて点数を付けるスコアの機能、アクセスの制限、HTMLやCSSによる見た目の調整などが挙げられています。たとえば「あなたに合う働き方診断」のように、答えによって結果が変わるコンテンツも作れます。

デザイン

豊富なテンプレートとCSSの調整で、会社のブランドに合わせたデザインにできるとされています。背景や文字の大きさの変更、画像や動画の埋め込み、スマホとパソコンの両方で見やすく表示する対応も含まれます。

集計と分析

集まった回答はリアルタイムでダッシュボードに反映され、クロス集計、CSVでの書き出し、テキストマイニングができると書かれています。クロス集計とは、「年代別に満足度を見る」のように、2つの質問の答えを掛け合わせて集計する方法のことです。テキストマイニングとは、自由に書いてもらった文章から、よく出てくる言葉や傾向を取り出す方法のことです。

運用とセキュリティ

権限の管理、独自のドメインへの対応、自動返信メール、外部のシステムとの連携、大規模な回答に耐える基盤などが挙げられています。導入企業の4社に1社が上場企業で、専任の担当者による導入と運用の支援があるとも書かれています。

公式ページで紹介されている活用の場面

公式ページの活用シーンには、紙のアンケートのデジタル化、顧客へのヒアリングのデジタル化、社内の調査や業務報告、キャンペーンの応募フォーム、「◯◯診断」のような体験型のフォーム、商品紹介ページへのフォームの組み込み、購入者の満足度の調査、NPS(ネットプロモータースコア)の調査、サポートの利用後の評価の収集が並んでいます。NPSとは、「このサービスを友人に勧めたいか」を0から10の点数で聞き、顧客がどれだけ好意を持っているかを数字で表す方法のことです。

これだけ幅があると、「うちの使い方にも合いそうだ」と感じる人は多いはずです。ただ、どの場面でも共通しているのは、企業が継続的に顧客や従業員の声を集め、データとして活用することを前提にしている点です。1回きりのアンケートより、毎月や毎年の調査を回し続ける使い方で、機能の幅が生きてきます。

これらを見ると、CREATIVE SURVEYの強みは、ブランドに合わせた見た目のアンケートを作り、集めた回答を分析し、社内のほかのシステムにつなげるところにあると分かります。

料金プランの違い:公式サイトで確かめられること

ここからが本題の料金です。2026年10月13日時点で、ナインアウトのCREATIVE SURVEYのページには、金額の入った料金表は掲載されていません。以前の料金ページのアドレスも、現在は表示されませんでした。料金を知るには、公式ページから資料を請求するか、問い合わせる形になります。

公式ページで確かめられるのは、提供の形の違いです。沿革と導入事例では、次の2つの形が紹介されています。

提供の形 公式サイトで説明されている内容
for ENTERPRISE 企業から求められる手続き、セキュリティの要件、ユーザーの管理の機能を備えた企業向けの形(2017年リリース)
for Salesforce Salesforceと連携する企業向けのアンケートツールとしての形(2020年リリース)

導入事例のページでも、事例ごとに「for Salesforce」「for ENTERPRISE」のどちらで使っているかが示されています。たとえば、マックス株式会社の事例は「for Salesforce」で、各施策のデータをSalesforceやAccount Engagementに連携し、フォローの業務にかかっていた時間を約6分の1に短縮したと紹介されています。

金額が公開されていないツールの料金は、使う規模や必要な機能、契約の期間によって個別に決まることが一般的です。インターネット上には過去の料金を書いた記事が残っていますが、今の金額と同じとは限りません。古い記事の金額を前提に社内の予算を組むと、見積もりの段階で食い違いが出るおそれがあります。必ず、資料請求や問い合わせで今日時点の金額を確かめてください。

見積もりを依頼する前に整理しておく5つのこと

料金を問い合わせるとき、こちらの条件が決まっていないと、見積もりのやり取りが何度も往復することになります。依頼する前に、次の5つを整理しておくと話が早く進みます。

1. 何に使うのか

顧客満足度の調査、キャンペーンの応募の受付、社内のアンケート、診断コンテンツによる見込み客の獲得など、使い道を具体的に書き出します。公式ページの活用の例も参考になります。

2. どのくらいの回答を集めるのか

1回の調査で集める回答の数と、年に何回調査するかを見積もります。大規模な調査を予定しているなら、その規模を伝えておくと、合う提供の形を提案してもらいやすくなります。

3. 何人で使うのか

アンケートを作る人、回答を見る人、分析する人が何人いるかを整理します。部署ごとに見られる範囲を分けたい場合は、権限の管理の要件も一緒に伝えます。

4. どのシステムとつなげたいのか

Salesforceを使っているか、顧客のデータを集めている基盤があるかなど、回答を送りたい先を整理します。連携の有無は、提供の形の選び方に直結します。

5. セキュリティの社内の決まり

個人情報を集める場合、社内の情報システムの部門から求められる条件があるはずです。認証の取得状況や、データの保管の仕方について、聞いておきたいことを先にまとめておきます。

この5つを1枚のメモにしておけば、CREATIVE SURVEYだけでなく、ほかのツールに見積もりを依頼するときにもそのまま使えます。比べる条件をそろえることが、ツール選びで失敗しないいちばんの近道です。

評判と導入事例から見える、向いている会社

CREATIVE SURVEYがどんな会社に使われているのかを、外部の記事と公式の導入事例から見てみます。ネットリサーチの比較サイトの記事では、次のように紹介されています。

アンケートや顧客満足度の調査に使えるプラットフォームである「クリエイティブサーベイ」は、上場企業や官公庁をはじめ様々な企業で導入されています。安全性が高い、操作性に優れているなどメリットも多いクリエイティブサーベイですが、実際の評判はどうなのか、気になっている方もいるでしょう。 出典: research.e-toms.com

公式の導入事例には、マックス株式会社のほか、株式会社トライグループ、三井住友海上火災保険株式会社、日清オイリオグループ株式会社が並んでいます。トライグループは全国の拠点で満足度や声を集めて利用者の継続につなげ、三井住友海上火災保険は回答のデータを顧客データの基盤と連携させ、日清オイリオグループは紙のアンケートをWebのフォームに切り替えた、と紹介されています。

ここから分かるのは、CREATIVE SURVEYが向いているのは、次のような会社だということです。

・顧客の声を継続的に集め、数字として分析したい会社
・Salesforceなど、すでに顧客を管理するシステムを使っている会社
・ブランドの見た目をアンケートにも反映させたい会社
・情報セキュリティの社内の決まりが厳しい会社

反対に、個人で数回アンケートを取りたいだけの人や、まずは無料で試したいという小さなチームには、ほかの選択肢のほうが合う場合があります。

ほかのアンケートツールとの比べ方

アンケートツールを比べるときは、機能の数だけを並べても決め手になりません。次の6つの軸で比べると、自分に合うものが見えてきます。

比べる軸 確かめること
料金の公開 公式サイトに金額が書かれているか、見積もりが必要か
質問の作り方 質問形式の数、分岐、スコア、診断コンテンツが作れるか
見た目 ブランドに合わせたデザインにできるか、ツール名の表示を消せるか
集計と分析 クロス集計、自由記述の分析、CSVの書き出しができるか
連携 使っている顧客管理のシステムや表計算ソフトにつなげられるか
回答後の対応 回答ごとに担当を決め、返信まで同じ画面で済ませられるか

最後の「回答後の対応」は、比べるときに見落とされがちな軸です。満足度の調査のように、集めて分析することが目的なら、集計と分析の軸を重く見ます。一方で、問い合わせや申し込みの受付のように、回答の1件ずつに返事をする必要があるなら、回答後の対応の軸がいちばん効いてきます。

自分の使い道が「集めて分析する」なのか、「集めて1件ずつ対応する」なのかを最初に決めておくと、比べるべきツールの種類が絞られます。

無料で始めるならGoogleフォーム

予算をかけずに始めたい人にとって、最初の候補になるのはGoogleフォームです。Googleのアカウントがあれば、費用をかけずにアンケートを作り、回答を集められます。回答はGoogleスプレッドシートに書き出せるので、表計算ソフトで集計に慣れている人なら、十分に使える場面は多いはずです。

僕も、コワーキングスペースを回って記事を書いていたころ、読者に「どんな作業環境を重視するか」を聞くアンケートをGoogleフォームで作りました。選択式の質問の集計は自動でグラフになるので、ほとんど手間がかかりませんでした。困ったのは自由記述のほうです。100件近い回答を1件ずつ読み、似た意見をまとめるのに、週末がまるごと消えました。

Googleフォームで十分なのは、次のような場面です。

・社内やサークルなど、身内に向けたアンケート
・回答数が数十件から数百件で、選択式の質問が中心の調査
・回答を表計算ソフトで集計できる人がいる場合

反対に、ブランドに合わせたデザインにしたい、回答者ごとに分岐した診断を作りたい、自由記述を大量に分析したい、といった場合は、CREATIVE SURVEYのような有料のツールが候補に入ってきます。

Googleフォームから有料のツールに移る目安

Googleフォームで始めた人が、どのタイミングで有料のツールを考えるべきか。迷ったときの目安を、よくある困りごとから整理します。

1つ目の目安は、集計の作業に毎回何時間もかかるようになったときです。選択式の質問だけなら自動のグラフで足りますが、年代別や地域別に分けて見たい、前回と比べたいとなると、スプレッドシートでの作業が増えていきます。毎回同じ集計を手で繰り返しているなら、クロス集計の機能があるツールで時間を取り戻せる可能性があります。

2つ目は、自由記述の回答が読み切れなくなったときです。数百件の自由記述を人の目で読んで分類するのは、大きな負担です。テキストマイニングの機能があるツールなら、よく出てくる言葉や傾向をまとめて見られます。

3つ目は、見た目を会社のブランドに合わせる必要が出てきたときです。顧客に送るアンケートでは、会社のロゴや色がそろっていることが、信頼につながる場面があります。

4つ目は、回答の1件ずつに対応する必要が出てきたときです。問い合わせや申し込みの受付にGoogleフォームを使っていると、誰が返信したのか、どこまで進んでいるのかを、スプレッドシートに手で書き込む運用になります。担当の取り違えや返信の漏れが起き始めたら、回答の管理と返信の機能がそろったツールを考える時期です。

この4つのうち、自分が困っているのがどれかによって、移る先のツールの種類が変わります。1つ目から3つ目なら、CREATIVE SURVEYのような調査と分析に強いツールが候補に入ります。4つ目なら、受付から対応までを扱うツールが候補になります。

集計結果を読み違えないための3つの注意

ツールで集計結果が出ると、グラフを見ただけで結論を出したくなります。しかし、アンケートの結果は、読み方を間違えると反対の判断につながることがあります。結果を社内で報告する前に、次の3つを確かめておきましょう。

1つ目は、回答した人の偏りです。アンケートに答えてくれるのは、そのサービスに強い関心を持っている人に偏りがちです。満足度が高く出ても、不満を持った人は答えずに離れていった可能性があります。誰に送り、何人が答えたのかを、結果と一緒に記録しておきます。

2つ目は、回答の数です。回答が20件しかない調査で「30代の満足度が低い」と言っても、30代の回答が3件だけなら、たまたまの可能性が高くなります。分けて集計するときは、それぞれの回答数を必ず並べて表示します。

3つ目は、質問の聞き方の影響です。「当店のサービスにご満足いただけましたか」のように、答えを誘導する聞き方をすると、満足の回答が多く出やすくなります。前回と比べるときは、質問の文言を変えていないかも確かめます。

これらは、どのツールを使っても自動では防げない部分です。集計の機能が高いツールほど、きれいなグラフが簡単に出るので、読み方の注意も一緒に身につけておくと安心です。

回答が届いたあとの対応まで1つにしたいとき:Halict

アンケートやフォームのなかには、集めて終わりではなく、届いた1件ずつに対応が必要なものがあります。問い合わせ、イベントの申し込み、採用の応募などです。こうした場面では、回答をスプレッドシートに書き出し、担当や状況の列を手で埋め、返信はメールソフトから送る、という運用になりがちです。

この「回答が届いたあと」をまとめたいときの選択肢の1つがHalictです。公式サイトによると、フォームを作り、届いた回答を担当・ステージ・タグつきで管理し、同じ画面から返信まで送れます。ステージとは、「未対応」「対応中」「完了」のような対応の段階のことです。AIでフォームの下書きを作る機能、回答者に1画面1問ずつ見せる表示、12種類の項目、自動返信の機能もあります。

料金は公式の料金ページに金額が掲載されています。フリーは0円でメンバー1人まで、フォームの数と回答の数は無制限で、ステージの管理、自動返信、CSVの書き出しが使えます。スターターは1か月あたり2,980円でメンバー3人まで、Googleスプレッドシートとの連携が加わります。チームは1か月あたり7,800円でメンバー10人まで、一斉メールと開封・クリックの計測、Teams・Slack・Chatworkへの通知が加わります(いずれも税抜の月額)。

CREATIVE SURVEYと比べると、Halictは、クロス集計やテキストマイニングのような分析の機能を売りにしたツールではありません。集めた回答を分析したい調査にはCREATIVE SURVEYのようなツールが、届いた1件ずつに対応したい受付にはHalictが、という分け方になります。

Halictは、@SOHOを運営する株式会社ライフスケープが開発・提供しています。

回答率を上げるアンケートの作り方

どのツールを選んでも、アンケートの作り方が悪ければ回答は集まりません。ツール選びと同じくらい大事な、回答率を上げる作り方をまとめておきます。

冒頭で、所要時間と目的を伝える

回答者がいちばん気にするのは、「どのくらい時間がかかるのか」と「答えると何に使われるのか」です。冒頭の説明に「所要時間は3分ほどです」「いただいた回答は、サービスの改善に使います」と書くだけで、最後まで答えてもらえる割合が変わります。

質問は少なく、選択式を中心にする

聞きたいことが多いと、質問を詰め込みたくなります。しかし、質問が増えるほど途中でやめる人も増えます。今回の調査で本当に知りたいことを3つに絞り、それを確かめるための質問だけを残します。自由記述は書く手間がかかるので、最後に1問だけにするのが目安です。

スマホで答えやすくする

今は、多くの人がスマホでアンケートに答えます。作ったら、必ず自分のスマホで開いて、文字の大きさ、選択肢の押しやすさ、1画面に表示される量を確かめます。1画面に1問ずつ表示する形は、スマホで答える人にとって迷いが少ない作りです。

答えにくい質問は後ろに回す

年齢や年収のような個人的な質問を最初に聞くと、そこで答えるのをやめてしまう人がいます。属性を聞く質問は、本題の質問の後に回すのが基本です。

結果をどう生かしたかを伝える

継続して調査するなら、前回の結果をどう生かしたかを回答者に伝えます。「いただいた声をもとに、営業時間を延ばしました」といった報告があると、次の調査にも協力してもらいやすくなります。

僕が読者アンケートを2回目に取ったときは、質問を12問から5問に減らし、冒頭に所要時間を書きました。それだけで、回答の数が前回より目に見えて増えました。ツールを替える前に、まず作り方を見直す価値は大きいです。

個人情報を集めるときに守ること

アンケートで名前やメールアドレスを集める場合は、個人情報の扱いに気をつける必要があります。ここは、ツールの機能より先に押さえておきたいところです。

個人情報保護法の第21条では、事業者が本人から直接、書面(電子的な記録を含みます)で個人情報を取得する場合は、あらかじめ本人に利用目的をはっきり示さなければならないと定めています。Webのフォームで名前やメールアドレスを入力してもらう場合も、これに当たると考えられます。条文はe-Govの法令検索で確かめられます。

具体的には、フォームの冒頭や送信ボタンの近くに、次のような内容を書いておきます。

・集めた情報を何に使うのか(例:お問い合わせへの返信のため、サービスの改善のため)
・誰が管理するのか(会社名や担当の部署)
・問い合わせの窓口

社内にプライバシーポリシーがあるなら、そのページへのリンクを添えます。

もう1つ気をつけたいのは、集める項目を必要なものだけに絞ることです。「あとで使うかもしれないから」と住所や電話番号まで集めると、管理の負担と、漏れたときの影響が大きくなります。使い道が決まっていない項目は、最初から聞かないのが安全です。

扱いの細かい判断は、事業の内容や集める情報の種類で変わります。迷う場合は、個人情報保護委員会の案内や、社内の法務の担当に確認してください。ツールを選ぶときは、データの保管場所や権限の管理について、どこまで公式に説明されているかも比べる軸に加えましょう。

導入を決める前に社内で進めておくこと

有料のアンケートツールを入れるときは、ツールの比較と並行して、社内の準備も進めておくと導入がスムーズです。

1つ目は、誰がアンケートを作り、誰が結果を見るのかを決めることです。作る人が決まっていないと、ツールを契約しても使われないまま更新の時期を迎えることになります。最初に担当者を1人決め、その人が操作を覚えてから、ほかの人に広げていく形が現実的です。

2つ目は、情報システムの部門に早めに相談することです。外部のサービスに顧客の情報を預ける場合、会社によっては審査の手続きがあります。認証の取得状況やデータの扱いについて、ツールの提供元に確認する項目を、情報システムの部門から先に聞いておくと、後から差し戻されずに済みます。

3つ目は、小さく試すことです。いきなり全社の調査に使うのではなく、1つの部署の1つの調査から始め、作りやすさ、集計の使いやすさ、連携の手間を確かめます。試した結果をもとに、本格的に使うかどうかを判断します。

4つ目は、費用の見通しを立てることです。年間でいくらかかるのか、回答数や利用者が増えたときにどう変わるのかを、見積もりの段階で確かめておきます。料金表が公開されていないツールほど、この確認が大切です。

こうした準備は、ツールの種類を問わず必要になります。比べている途中で社内の準備を進めておけば、決めたあとすぐに使い始められます。

小さなチームでの比べ方の例

ここまでの比べ方を、具体的な場面に当てはめてみます。僕が各地のコワーキングスペースで出会った、小さなチームの例をもとにしています。

例1:3人の制作会社が、顧客満足度の調査を年2回したい

回答数は数十件、目的は集めて傾向を見ることです。予算はなるべく抑えたい。この場合は、Googleフォームで十分に始められます。年2回の結果を比べたいなら、同じ質問を使い回し、スプレッドシートで並べて見る運用にします。

例2:10人の教室が、体験レッスンの申し込みを受け付けたい

毎月数十件の申し込みがあり、1件ずつ日程を返信する必要があります。担当の講師も申し込みごとに違います。この場合は、回答後の対応の軸がいちばん重くなるので、Halictのように回答ごとに担当とステージを付け、同じ画面から返信できるツールが合います。

例3:100人規模の会社が、Salesforceの顧客データと調査を結び付けたい

回答のデータを顧客の管理のシステムに入れ、営業のフォローに使いたい場合です。この場合は、CREATIVE SURVEYのfor Salesforceのように、連携を前提にした提供の形を問い合わせる価値があります。

3つの例で分かるとおり、どのツールが優れているかではなく、何のために集めるかで答えが変わります。

調査やフォームの仕事と、その先にあるスキル

アンケートやフォームのツールを使いこなす力は、在宅で仕事を受けるときにも役立ちます。

顧客の声を集めて分析する仕事は、マーケティングの仕事の中心の1つです。どんな仕事が募集されているかは、AI・マーケティング・セキュリティのお仕事で確かめられます。アンケートの設計や分析を専門的に学びたい人は、調査を仕事にする研究者の年収・単価相場を見ておくと、調査の専門職の働き方の目安になります。

ブランドに合わせたアンケートの見た目を作る仕事は、デザインの領域です。デザイナーの年収・単価相場では、案件の種類ごとの単価の目安が分かります。中小企業の経営の相談に乗る立場で、顧客調査の設計から改善の提案までを担いたい人には、中小企業診断士という資格もあります。

AIでフォームを作り、回答を分析する流れが広がるなか、企業がAIを業務に取り入れる手伝いをするAIコンサル・業務活用支援のお仕事も増えています。

フリーランス・在宅ワークの市場を20年運営してきた立場から見ると、アンケートの仕事を長く続けている人は、集計の速さよりも「何を聞けば答えが出るか」を考える力で選ばれています。取引先と直接やり取りする働き方なら、仲介の手数料が乗らない分、依頼する側は同じ予算でより多くを頼め、受ける側は手取りが厚くなります。手数料0%の直接取引は、調査の設計から相談される関係を育てやすい形です。

よくある質問

Q. CREATIVE SURVEYの料金はいくらですか?

2026年10月13日時点で、運営するナインアウトのCREATIVE SURVEYのページには、金額の入った料金表は掲載されていません。料金を知るには、公式ページから資料を請求するか問い合わせる形になります。過去の料金を書いた記事もありますが、今の金額と同じとは限らないので、必ず問い合わせで確かめてください。

Q. CREATIVE SURVEYに無料プランはありますか?

運営会社の沿革では、2014年から2017年ごろは無料で使い始められる形で提供されていたと書かれています。その後、企業向けのfor ENTERPRISEとfor Salesforceが中心になりました。現在の公式ページには無料プランの案内は見当たりません。無料で試せるかどうかは、問い合わせの際に確かめてください。

Q. CREATIVE SURVEYとGoogleフォームはどう違いますか?

Googleフォームは、Googleのアカウントがあれば費用をかけずにアンケートを作れます。CREATIVE SURVEYは、23種類の質問形式、ブランドに合わせたデザイン、クロス集計やテキストマイニング、外部システムとの連携などを備えた企業向けのツールです。身内向けの小規模な調査ならGoogleフォーム、継続的な顧客調査と分析ならCREATIVE SURVEYが候補になります。

Q. CREATIVE SURVEYは今どの会社が運営していますか?

公式サイトによると、CREATIVE SURVEYはナインアウト株式会社(Ninout)が提供するブランドの1つです。ナインアウトは2014年7月設立で、株主はSansan株式会社、2023年6月にSansanグループに参画しています。以前のクリエイティブサーベイのサイトにアクセスすると、ナインアウトの公式サイトに転送されます。

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監修:@SOHO編集部

2004年よりフリーランス・在宅ワーク向けサービスを運営。生成AIで作成した下書きを、一次情報と照らし合わせて確認したうえで公開しています。

公開:2026年9月25日最終更新:2026年10月14日
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