Chatworkの料金プランの違いと、無料のまま使える範囲の見極め方


この記事のポイント
- ✓Chatworkの料金をフリー・スタンダード・プロフェッショナルの3プランで比較し
- ✓無料のままで困らない使い方と
- ✓有料にすべき境目を公式の料金ページで整理します
Chatworkの料金を調べている人が知りたいのは、たいてい「無料のままでどこまで使えるのか」と「有料にするなら1人いくらかかるのか」の2点です。結論から書くと、Chatworkの有料プランは1ユーザーあたり月額700円から(年間契約・税抜)で、無料のフリープランは期限なく使えます。ただし、フリープランは過去のメッセージを直近40日分しか見られないなど、仕事の使い方によっては困る制限があります。
この記事では、公式の料金ページに書かれている内容をもとに、3つのプランの違いを表で整理し、無料のままで困らない人と有料にしたほうがよい人の境目を具体的に説明します。2026年8月に有料プランの名称が変わったことや、全員まとめてしか有料にできない、有料にすると無料に戻せない、といった契約前に知っておきたい条件もまとめました。
Chatworkの料金プランは3つ。2026年8月に名称が変わった
Chatworkは、株式会社kubellが提供するビジネスチャットです。ビジネスチャットとは、LINEのような会話の形で、仕事の連絡やファイルのやりとり、依頼の管理を行うための道具のことです。料金プランは、無料の「フリー」と、有料の「スタンダード」「プロフェッショナル」の3つです。
ここで注意したいのが、有料プランの名称が2026年8月に変わったことです。公式のお知らせでは、次のように案内されています。
このたび Chatwork では、2026年8月4日より、有料プランの名称を変更いたします。今回の変更はプラン名称のみで、各プランの機能・ご利用料金・契約条件に変更はありません。 出典: go.chatwork.com
変更前の「ビジネスプラン」が「スタンダードプラン」に、「エンタープライズプラン」が「プロフェッショナルプラン」になりました。フリープランの名称は変わっていません。既存の契約者は2026年8月12日以降に順次新しい名称へ移り、9月30日に全員の移行が終わる予定と案内されています。請求書や領収書に書かれるプラン名も、移行後の請求分から新しい名称に変わります。
検索すると、いまも「ビジネスプラン」「エンタープライズプラン」で説明している記事がたくさん出てきます。料金や機能は同じなので、古い名称の記事を読むときは、ビジネスプランはスタンダードプラン、エンタープライズプランはプロフェッショナルプランと読み替えれば内容はそのまま通じます。
3つのプランの料金と機能を表で比較する
公式の料金ページに書かれている内容を、比べやすいように表にまとめます。表示価格はすべて税抜です。
| 項目 | フリー | スタンダード | プロフェッショナル |
|---|---|---|---|
| 1ユーザーあたりの月額(年間契約) | 0円 | 700円 | 1,200円 |
| 1ユーザーあたりの月額(月間契約) | 0円 | 840円 | 1,440円 |
| メッセージの閲覧 | 直近40日以内 | 無制限 | 無制限 |
| ユーザー数 | 1組織100人まで | 無制限 | 無制限 |
| 組織外のコンタクト | 1ユーザー20人まで | 無制限 | 無制限 |
| ストレージ | 組織全体で10GB | 1ユーザー10GB | 1ユーザー10GB |
| ビデオ通話・音声通話 | 1対1 | 14人まで | 14人まで |
| メッセージの予約送信 | なし | あり | あり |
| 要約などのAI機能 | なし | あり | あり |
| 広告の表示 | あり | なし | なし |
| 最小の契約ユーザー数 | なし | なし | 5ユーザー |
スタンダードとプロフェッショナルの違いは、主にセキュリティと管理の機能です。料金ページでは、プロフェッショナルは「スタンダードプランの全機能」に、セキュリティやリスク管理の機能と管理者向けのチャットサポートが加わると説明されています。料金表のセキュリティの欄には、接続できる場所をIPアドレスで限る機能や、シングルサインオン(会社で使っている1つのIDで複数のサービスに入れる仕組み)といった項目が並んでいます。社員が数人から数十人の会社や、個人で使う場合は、スタンダードで足りることがほとんどです。
なお、どちらの有料プランにも1か月間の無料トライアルがあります。年間契約を選ぶと、月間契約よりも2か月分安くなると案内されています。
人数別に見る、1年間にかかる費用の目安
1ユーザーあたりの金額だけでは実感が湧きにくいので、人数ごとに1年間でかかる費用を計算します。いずれも税抜で、公式の料金表の単価をもとにした計算です。
| 人数 | スタンダード(年間契約) | スタンダード(月間契約を12か月) | プロフェッショナル(年間契約) |
|---|---|---|---|
| 1人 | 8,400円 | 10,080円 | 最小5ユーザーのため契約不可 |
| 5人 | 42,000円 | 50,400円 | 72,000円 |
| 10人 | 84,000円 | 100,800円 | 144,000円 |
| 30人 | 252,000円 | 302,400円 | 432,000円 |
スタンダードを5人で使う場合、年間契約なら1年で42,000円、月間契約を12か月続けると50,400円になり、差は8,400円です。1年以上使い続けると決まっているなら、年間契約のほうが負担は軽くなります。
ただし、年間契約にはいくつかの条件があります。公式の料金ページのよくある質問では、年間契約の途中で月額契約に切り替えることはできないこと、月額契約を月の途中で解約しても、利用日数にかかわらず規定の料金を全額支払う必要があることが書かれています。最初は月間契約で1〜2か月使ってみて、社内に定着すると分かってから年間契約に切り替える、という順番が無難です。
もう1つ、料金は実際に使っている人数ではなく、購入した「ライセンス」の数で決まります。ライセンスとは、1人分の利用権のことです。退職した人のアカウントを削除しても、ライセンスの数を減らさなければ料金はそのままかかり続けます。人の出入りが多い職場では、ライセンスの数を定期的に見直すことが節約につながります。
フリープランの制限を、仕事の場面で読み解く
フリープランは利用期間の制限がなく、ずっと無料で使えます。ただ、表に並んだ制限が実際の仕事でどう響くかは、使い方によって大きく違います。影響の大きい順に4つを説明します。
過去のメッセージは直近40日分しか見られない
もっとも影響が大きいのが、メッセージの閲覧が直近40日以内に限られる点です。2か月前に取引先と決めた納期や金額、修正の回数を確かめようとしても、フリープランでは画面に表示されません。「言った、言わない」の行き違いが起きたときに、証拠を見返せないのは大きな不安です。
フリープランで使い続けるなら、料金や納期のように後で確認が必要になる取り決めは、メールや契約書、自分のメモにも残しておく習慣をつけてください。また、公式の料金表では、フリープランでもチャットログのエクスポートが「制限あり」で使えることになっています。どこまで書き出せるかは、使い始める前にヘルプで確認しておくと安心です。
組織外のコンタクトは1ユーザー20人まで
コンタクトとは、Chatworkの上で連絡を取り合える相手のことで、電話帳のような役割を持っています。フリープランでは、自分の組織の外にいる人とのコンタクトが1人あたり20人までに限られます。
業務委託や副業で複数の取引先と仕事をしている人には、この制限がよく響きます。取引先1社あたり担当者が2〜3人いると、7社前後と付き合うだけで上限に届きます。終わった案件の担当者とのコンタクトを整理すれば枠は空きますが、また依頼が来たときに追加し直す手間がかかります。
ストレージは組織全体で10GB
ストレージとは、送ったファイルを保存しておく容量のことです。フリープランでは組織全体で10GB、有料プランでは1ユーザーあたり10GBです。文書や表計算のファイルが中心なら10GBでも足りますが、デザインのデータや動画をChatworkでやりとりすると、数か月で上限に近づくことがあります。大きなファイルはクラウドストレージに保存して、Chatworkではリンクだけを送る運用にすると、容量を気にせずに済みます。
通話は1対1だけ
フリープランのビデオ通話と音声通話は1対1に限られます。3人以上で打ち合わせをするなら、有料プランにするか、別のビデオ会議の道具を使う必要があります。すでに社内で別の会議の道具を使っている場合は、この制限はあまり問題になりません。
無料のままで困らない人、有料にしたほうがよい人
ここまでの制限を踏まえると、フリープランのままで困らないかどうかは、次のように見分けられます。
無料のままで困らない人
1つ目は、取引先に招待されてChatworkを使うだけの人です。相手の組織が有料プランを契約していても、招待された側の個人が料金を払う必要はありません。自分のアカウントはフリープランのままで、相手が作ったグループチャットに参加して連絡を取り合えます。
2つ目は、連絡の相手が少なく、やりとりの記録を別の場所にも残している人です。家族経営の小さなお店や、数人のサークル、短期のプロジェクトなどでは、40日の閲覧制限が問題になる場面は多くありません。
3つ目は、Chatworkを補助の連絡手段として使っている人です。主な連絡はメールや別のチャットで行い、Chatworkは特定の取引先とのやりとりにだけ使う、という場合は、無料で十分です。
有料にしたほうがよい人
1つ目は、社員どうしの連絡をChatworkに集めている会社です。業務の経緯をあとから確かめる場面は必ず出てきます。40日より前のやりとりが見られないと、担当者が替わったときの引き継ぎや、トラブルの原因を探る場面で困ります。
2つ目は、多くの取引先とChatworkでやりとりしている人です。組織外のコンタクト20人の上限は、取引先が増えるほど早く届きます。
3つ目は、3人以上の打ち合わせをChatworkの中で済ませたい人や、要約や下書き作成などのAIの機能を使いたい人です。これらは有料プランだけで使えます。
迷ったときは、過去1か月のやりとりの中で「40日より前のメッセージを見返したくなった場面があったか」と「組織外のコンタクトが15人を超えているか」の2点を確かめると、判断の材料になります。
使う人の規模別に見た、プランの選び方の目安
ここまでの内容を、使う人の規模ごとに整理します。あくまで目安なので、自分の使い方に近いものを参考にしてください。
個人で使う場合
取引先に招待されて使うだけなら、フリープランで十分です。自分が中心になって複数の外注先とやりとりするようになり、組織外のコンタクトが20人に近づいたら、スタンダードを検討します。プロフェッショナルは最小5ユーザーの契約なので、個人で使うには割高です。
2〜10人程度の小さな会社やチームの場合
社内の連絡をChatworkに集めるなら、スタンダードが基本の選択肢です。10人で年間契約にすると、1年で84,000円(税抜)です。過去のやりとりを無制限に見返せることと、14人までの通話ができることで、別の会議の道具を減らせるなら、費用の一部は相殺できます。社員の出入りが少なく、取引先ともメールが中心なら、フリープランで始めて不便を感じた時点で切り替える方法もあります。
数十人以上の会社や、情報の扱いに厳しい業種の場合
顧客の個人情報を扱う士業や医療・介護の事業所、取引先からセキュリティの基準を求められる会社では、プロフェッショナルが候補になります。接続できる場所を限る機能や、会社で使っているIDでまとめてログインする仕組みは、社員が増えるほど管理の手間を減らします。導入を決める前に、取引先や業界団体から求められているセキュリティの条件を書き出し、どのプランで満たせるかを確かめると、過不足のない選び方ができます。
契約の前に知っておきたい5つの条件
有料プランは、契約したあとに「そういう決まりだったのか」と気づく条件がいくつかあります。公式の料金ページに書かれている内容から、特に大事な5つを挙げます。
一部の人だけを有料にはできない
料金ページの注記には、次のように書かれています。
フリープランから有料プランへのアップグレードは組織内の全ユーザーが対象です。一部のユーザーのみのアップグレードはできません。 出典: go.chatwork.com
管理職だけ有料にして過去のメッセージを見られるようにする、といった使い方はできません。組織の人数がそのまま費用に直結します。
有料にしたあと、フリープランには戻せない
料金ページのよくある質問では、有料プランにアップグレードしたあとはフリープランにダウングレードできないと書かれています。試しに使ってみたいときは、まず1か月間の無料トライアルで確かめるのが確実です。
プロフェッショナルは5ユーザーから
プロフェッショナルプランは最小5ユーザーからの契約です。2人で使う場合でも5人分の料金がかかるので、少人数ならスタンダードを選ぶほうが費用を抑えられます。
支払い方法で使い始められる日が違う
支払いはクレジットカードか銀行振込です。クレジットカードならすぐに使い始められますが、銀行振込の場合は申し込みから5営業日以内に利用開始と案内されています。また、支払い方法は契約の途中で変えられないので、経理の都合を先に確かめてから申し込みます。
AIの機能は、ほとんどが有料プランだけ
Chatworkは2026年6月から、未読のメッセージをまとめて要約する「AI要約」や、伝えたい内容から文章を作る「AI下書き作成」などの機能を順次提供しています。2026年8月からは「AI労働・雇用ニュース」がフリープランでも読めるようになりましたが、要約、下書き、解説・分析、資料作成の機能は引き続き有料プランだけの提供です。AIの機能を目的に有料にするかを考えるときは、すでに社内で使っている生成AIの道具で同じことができないかも確かめておくと、二重の出費を防げます。
無料のまま使い続けるときの記録の残し方
フリープランで仕事を続けると決めたなら、40日を過ぎたやりとりが見られなくなる前提で、記録の残し方を決めておく必要があります。手間をかけずに続けられる方法を3つ紹介します。
決まったことだけを別の場所に書き写す
すべてのメッセージを残す必要はありません。残すべきなのは、金額、納期、修正の回数、支払いの条件、作業の範囲といった「あとで揉めやすい取り決め」だけです。取引先ごとにメモのファイルを1つ作り、決まったことをその日のうちに日付と一緒に書き写す習慣をつけると、40日を過ぎても困りません。
大事な合意はメールでも送ってもらう
報酬や納期のように重要な合意は、チャットで話がまとまったあとに「念のため、メールでも条件をお送りいただけますか」と一言お願いすると、相手のメールにも記録が残ります。仕事を受ける側からお願いしにくいと感じるかもしれませんが、多くの発注者は記録を残すことに前向きです。双方が同じ文面を手元に持っていることが、行き違いを防ぐいちばんの手段です。
ファイルは自分の手元にも保存する
Chatworkで受け取った資料や納品したファイルは、チャットの中に残しておくだけにせず、自分のパソコンやクラウドストレージにも保存しておきます。メッセージの閲覧期限を過ぎると、そのメッセージに付いていたファイルを探すのも難しくなります。取引先ごと、案件ごとにフォルダを分けて保存しておくと、あとから必要になったときにすぐに取り出せます。
フリーランスや個人事業主が料金で迷う場面
会社に勤めている人と違い、フリーランスや個人事業主は、自分で料金を払うかどうかを決める立場にあります。迷いやすい場面を3つ取り上げます。
自分で外注先を束ねるようになったとき
仕事が増えて、ほかのフリーランスに作業の一部を頼むようになると、自分がグループチャットを作って相手を招く側になります。このとき、外注先を自分の組織のユーザーとして追加すると、有料プランではその人数分のライセンスが必要です。相手が自分のアカウントを持っているなら、組織外のコンタクトとしてつながり、グループチャットに招くだけで十分なことがほとんどです。ただし、自分がフリープランのままだと組織外のコンタクトは20人までなので、外注先と取引先の合計が20人に近づいたら、有料にするかどうかを考える時期です。
取引先から「有料プランにしてほしい」と言われたとき
取引先によっては、セキュリティの方針として、やりとりする相手にも有料プランの利用を求めることがあります。この場合は、自分の費用で契約するのか、取引先が費用を持つのかを、契約の前に確かめておくと安心です。業務に必要な道具の費用をどちらが負担するかは、報酬の額と同じくらい大切な条件です。
経費として扱えるかどうか
仕事の連絡のために払うChatworkの料金は、一般に事業の経費として扱われることが多い支出です。ただし、私用と兼ねている場合の按分など、扱いは事情によって変わります。判断に迷うときは、税務署や税理士に確認してください。
有料プランへの切り替え手順と、試用期間中に確かめること
有料プランを試すと決めたら、1か月間の無料トライアルを無駄にしないよう、確かめる項目を先に決めておきます。
切り替えの手順
公式の料金ページのよくある質問によると、有料プランへの切り替えは、管理者のアカウントでサービス管理画面の「利用プランの変更」から行います。管理者とは、組織のChatworkを管理する立場の人のことで、ふつうは最初に組織を作った人です。社員として招かれた人の画面からは切り替えられないので、自分の画面にその項目が見当たらないときは、社内の管理者に相談します。
試用期間中に確かめたい4つのこと
1つ目は、40日より前のメッセージが本当に必要かどうかです。試用期間中に過去のやりとりを何回見返したかを数えると、有料にする価値が見えてきます。2つ目は、3人以上の通話を実際に使うかどうかです。別の会議の道具で足りているなら、通話のために有料にする理由はありません。3つ目は、AIの要約や下書きの機能を使ってみて、手間が減るかどうかです。4つ目は、社内の全員がChatworkを使っているかどうかです。一部の人しか使っていないのに全員分を払うことになるので、使われ方を確かめてから契約します。
トライアルが終わる前に、これら4つの答えをメモに残しておくと、契約するかどうかを社内で相談するときの材料になります。
Slack・LINE WORKSの無料プランと比べると
Chatworkの料金を調べる人の多くは、ほかのビジネスチャットとも比べています。代表的な2つについて、無料プランの主な違いを各社の公式の料金ページで確かめました。
Slackのフリープランは、メッセージを90日間保存して検索できる形です。Chatworkの40日よりも長く過去のやりとりを見返せます。社外の人とのやりとりは1対1のダイレクトメッセージに限られ、連携できる外部のアプリは10個までです。有料のプロプランは、料金ページの表示で1人あたり月額1,050円(月払い)、年払いなら月額925円と案内されています。
LINE WORKSのフリープランは、ストレージが5GBで、グループでの音声・ビデオ通話は4人まで、最大60分という形です。有料のスタンダードプランは、料金ページで1ユーザーあたり月額450円(年額契約)、540円(月額契約)と表示されています。スマートフォンのLINEに近い操作で使えるため、パソコンに不慣れな現場の人が多い職場で選ばれることがあります。
Chatworkが選ばれやすいのは、社外の人とのやりとりを前提にした作りになっている点です。取引先や外注先を同じグループに招いて、案件ごとに会話を分けられます。中小企業や士業、制作会社のように、社外の相手が多い仕事でよく使われているのはこのためです。一方で、社内の連絡が中心で、外部のアプリと細かく連携させたい場合は、Slackのほうが合うこともあります。どちらが優れているかではなく、自分たちの連絡の相手が社内か社外かで選ぶと、迷いが減ります。
どの道具も、無料プランでは「過去の記録をどこまで見られるか」「社外の人とどこまでつながれるか」に制限をかけているのが共通点です。料金の安さだけで選ぶより、取引先がすでに使っている道具に合わせるほうが、結果的に手間がかかりません。ビジネスチャットに限らず、業務の道具の選び方はオンライン秘書サービス比較|料金・対応業務で選ぶ【2026年版】のような比較記事でも、自社の業務の量と頻度から逆算する考え方が紹介されています。
費用を抑えて使うための工夫
有料プランを契約したあとも、使い方を工夫すると費用を抑えられます。
使っていないライセンスを定期的に見直す
先に書いたとおり、料金はライセンスの数で決まります。3か月に1度など時期を決めて、退職者や異動した人のライセンスが残っていないかを確かめてください。数人分の見直しでも、年間で数万円の差になります。
社外の協力者は自分の組織に加えず、コンタクトとして招く
外注先やパートナーを自分の組織のユーザーとして追加すると、その人の分のライセンスが必要になります。相手が自分のChatworkアカウントを持っているなら、コンタクトとして追加してグループチャットに招待すれば、自分の組織の料金には加わりません。
大きなファイルはリンクで送る
ストレージの容量を使い切ると、追加の容量にはオプション料金がかかります。動画やデザインのデータは、クラウドストレージに保存して共有のリンクを送る運用に切り替えると、容量の追加を避けられます。
年間契約は、定着を確かめてから
いきなり年間契約にすると、社内で使われずに終わったときの損が大きくなります。月間契約で2〜3か月使い、社内で連絡がChatworkに集まってきたことを確かめてから年間契約に切り替えると、無駄な支払いを避けられます。
複数のチャットを1つの画面で使い分ける選択肢
業務委託や副業で複数の取引先と仕事をしていると、取引先ごとに連絡の道具が違い、Chatwork、Slack、メールを行き来することになります。さらに、取引先ごとにChatworkのアカウントを分けている場合は、ログインし直す手間も発生します。
こうした使い分けの手間を減らす方法として、複数のWebサービスを1つの画面に集めるアプリを使うやり方があります。Macを使っている人向けの候補の1つが、SpaceDeck(スペースデッキ)です。
SpaceDeckは、GmailやSlackなど毎日使うWebサービスを左側に並べて切り替えて使う、macOS向けのアプリです。公式サイトのアプリ一覧にはChatworkも含まれています。全部のアプリの通知を1か所に集める通知センターがあり、同じサービスに複数のアカウントで入ったまま切り替えて使う機能もあります(Pro向けの機能です)。
料金は、インストールから14日間はすべての機能を使え、カードの登録は不要です。14日を過ぎると無料版になり、ワークスペース1つ、1つのワークスペースあたりアプリ3つまで使えます。Proは月額980円、年額8,800円、買い切り19,800円と案内されています。
SpaceDeckは、@SOHOを運営する株式会社ライフスケープが開発・提供しています。
Windowsを使っている人や、使っているチャットがChatworkだけの人は、Chatworkのデスクトップアプリで十分です。まずは自分が毎日いくつの連絡手段を、いくつのアカウントで使っているかを数えてから検討すると、必要かどうかを判断しやすくなります。
在宅の仕事の現場から見える、チャットの料金との付き合い方
フリーランスや在宅ワークの市場を20年近く見てきた運営者の立場から言えば、連絡の道具の料金を払うのは、多くの場合、発注する側です。仕事を受ける側の個人は、取引先が用意したChatworkやSlackに招待されて使うのが普通で、自分で有料プランを契約する場面は多くありません。
それでも、フリープランの制限を知っておくことは、受ける側にとっても大切です。取引先の組織がフリープランを使っていれば、40日より前のやりとりは相手にも自分にも見えません。報酬の額や納期、修正の範囲といった大事な取り決めは、チャットだけに任せず、メールや契約書で残してもらうよう頼むと、後の行き違いを防げます。この確認ができる人は、取引先からも安心して任せられる相手として受け止められます。
ビジネスチャットの導入や設定そのものを手伝う仕事も増えています。社内の連絡の道具を整えたい中小企業から、アカウントの整理や権限の設定、ほかの業務システムとの連携を頼まれる場面です。こうした連携の作り込みはアプリケーション開発のお仕事の領域と重なり、料金表の読み方と技術の両方が分かる人が重宝されます。開発の仕事の単価の幅はソフトウェア作成者の年収・単価相場で確かめられます。
また、ChatworkやSlackの使い方をまとめた社内向けの手引きや、取引先向けの案内文を書く仕事もあります。道具の料金や制限を正しく読み取り、読み手に合わせて分かりやすく書き直せる人は、編集や執筆の仕事でも評価されます。
チャットの文章の書き方も、仕事の評価に直結します。短い文で用件を正確に伝える力は、ビジネス文書検定のような資格で体系的に学ぶこともできます。
また、AIの活用やシステムの導入を手伝う仕事では、こうした道具の料金体系を理解していること自体が価値になります。AIコンサル・業務活用支援のお仕事では、中小企業がどの道具にいくら払うべきかを一緒に考える役割が求められています。中間の手数料が乗らない直接の取引なら、こうした提案の価値がそのまま報酬に反映され、受け手の手取りも厚くなります。道具の料金を正しく読み解ける力を、仕事の幅を広げる材料として生かしてください。
よくある質問
Q. Chatworkのフリープランはずっと無料で使えますか?
フリープランに利用期間の制限はなく、期限なく無料で使えます。ただし、過去のメッセージは直近40日分しか見られず、組織外のコンタクトは1ユーザー20人まで、ストレージは組織全体で10GB、通話は1対1までといった制限があります。仕事の記録を長く見返したい場合は、メールや契約書にも残しておく工夫が必要です。
Q. 取引先に招待されたら、自分も有料プランを契約する必要がありますか?
招待された側が料金を払う必要はありません。自分のアカウントはフリープランのままで、相手が作ったグループチャットに参加して連絡を取り合えます。ただし、自分のアカウントがフリープランの場合、組織外のコンタクトは20人までなので、取引先が多い人は上限に注意してください。
Q. 有料プランを途中でやめて無料に戻せますか?
公式の料金ページでは、有料プランにアップグレードしたあとはフリープランにダウングレードできないと案内されています。また、年間契約の途中で月額契約に切り替えることもできません。有料プランを試したいときは、まず1か月間の無料トライアルで使い勝手を確かめてから申し込むのが確実です。
Q. ビジネスプランとスタンダードプランは何が違いますか?
違いはありません。2026年8月4日から有料プランの名称が変わり、ビジネスプランはスタンダードプランに、エンタープライズプランはプロフェッショナルプランになりました。公式のお知らせでは、変わったのは名称だけで、機能・料金・契約条件に変更はないと説明されています。古い名称の解説記事は読み替えて参照できます。
この記事について
編集部
監修:@SOHO編集部
2004年よりフリーランス・在宅ワーク向けサービスを運営。生成AIで作成した下書きを、一次情報と照らし合わせて確認したうえで公開しています。

この記事を書いた人
@SOHO編集部
フリーランス・在宅ワークの専門メディア
@SOHOは2004年から続く、日本のフリーランス・在宅ワーク向け案件サイトです。記事は生成AIで下書きを作り、数値・固有名・出典を一次情報と照らし合わせる確認の手順を経て公開しています。
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