アイコン・LINEスタンプ制作でいくら稼げる?分配金と依頼型の収入を比較

中西 直美
中西 直美
アイコン・LINEスタンプ制作でいくら稼げる?分配金と依頼型の収入を比較

この記事のポイント

  • アイコン・LINEスタンプ制作でどれくらい稼げるのか
  • LINEスタンプの分配金の仕組みと依頼型のアイコン制作の収入を比較しながら
  • 無理のない収入設計の考え方をお伝えします

「LINEスタンプやアイコン制作、実際どのくらい稼げるものなんでしょうか」。こういうご相談、本当に多いんです。会社員から独立を考えている方、産休中に少しずつ収入源を作りたい方、さまざまな立場の方から同じ疑問をいただきます。大丈夫。数字をきちんと見ていけば、現実的な見通しは立てられます。今日は、LINEスタンプ販売の分配金の仕組みと、依頼を受けて描くアイコン制作の収入を、丁寧に比較していきます。

まず知っておきたい、2つの収入モデルの違い

「稼げるかどうか」を考える前に、そもそも2つの異なる収入モデルがあることを整理しておきましょう。1つは、LINE Creators Marketでスタンプを一般販売し、購入された分だけ分配金を受け取るモデル。もう1つは、個人や企業から依頼を受けて、1件ごとに報酬を受け取るモデルです。この2つ、収入の性質がまったく違うんです。

販売型: LINEスタンプの分配金の仕組み

LINEスタンプは、120円から610円までの価格帯で販売されます。

※スタンプの販売価格は、120円〜、250円〜、370円〜、490円〜、610円〜から選択できます。 出典: creator.line.me

ここで気をつけたいのは、販売価格の全額が制作者の手元に入るわけではないという点です。

LINEスタンプで得た収益のうち、実際にクリエイターに振り込まれる金額は、スタンプの販売価格の約35%となっています。ここでは、LINEスタンプで得た収益が実際にどれくらい収入につながるのかについて、より具体的に解説します。 出典: biz.moneyforward.com

つまり、250円のスタンプが1個売れたとしても、手元に入るのはその35%程度、90円弱ということになります。これが月に何個売れるかによって、収入は大きく変動します。人気のスタンプは月に数千個売れることもある一方、多くのスタンプは思うように売れず、分配金がほとんど発生しないというのが現実です。

依頼型: アイコン制作の報酬の仕組み

一方、依頼を受けて似顔絵アイコンやキャラクターイラストを制作する場合は、案件ごとに報酬額が決まっています。1枚数千円から、複雑なイラストや修正回数が多い案件では数万円になることもあります。単価の相場については「アイコン1枚3000円は安いのか、依頼内容から相場を割り出す」で詳しく整理しています。

依頼型の最大の特徴は、「作業をすれば、それに見合った報酬が確実に発生する」という点です。販売型のように、売れるかどうかという不確実性に左右されません。この違いこそが、副業として収入を読みたい方にとって、依頼型を選ぶべき理由になります。

収入の安定性という視点で比較する

大丈夫。ここが今日一番お伝えしたいポイントです。「いくら稼げるか」という質問には、実は「収入がどれだけ安定しているか」という視点も一緒に考える必要があります。

販売型のLINEスタンプは、当たれば大きな収入になる可能性を秘めています。ですが、それは宝くじに近い性質を持っています。多くの制作者にとって、月の分配金は数百円から数千円程度にとどまるのが実情です。しかも、審査に通過し、実際に販売を開始するまでに、40個のイラストを用意する必要があり、その労力に対して収入が見合わない可能性も十分にあります。

一方、依頼型のアイコン制作は、1件ごとの報酬が明確で、月に何件依頼を受けたかによって収入がほぼ確定します。月に5件、1件あたり5,000円の依頼を受ければ、その月の収入は25,000円前後になる、というように、見通しを立てやすいのが特徴です。これは、生活費の計画を立てたい方にとって、非常に重要な違いです。

こういう相談がよくあります。「副業でどのくらい稼げるか分からないと、続けるモチベーションが保てない」という声です。収入の見通しが立たない状態は、精神的にも不安定になりやすいものです。だからこそ、まずは収入が読みやすい依頼型から始めることを、私はいつもお伝えしています。

不確実性への耐性は、人によって大きく異なります。目標に向けて挑戦し続けることにやりがいを感じる方であれば、販売型の宝くじ的な性質もモチベーションの源になり得ます。一方で、日々の生活に組み込める安定した収入を求める方にとっては、その不確実性がストレスの原因になってしまいます。自分がどちらのタイプに近いかを見極めた上で、収入モデルを選ぶという視点も、ぜひ持っておいてください。

稼ぐために必要な視点: 単価だけでなく作業時間も見る

「いくら稼げるか」を考えるとき、多くの人が単価だけに注目しがちです。ですが、本当に大切なのは、時給換算でどれくらいの収入になるかという視点です。

例えば、1枚5,000円のアイコンを制作するのに3時間かかるとすれば、時給換算では約1,667円になります。同じ5,000円でも、1時間で仕上げられる制作者であれば、時給5,000円ということになります。これは、制作スピードやテンプレートの活用度合いによって大きく変わってきます。

未経験のうちは、1枚の制作にどうしても時間がかかりがちです。焦らず経験を積みながら、少しずつ制作スピードを上げていくことで、同じ単価でも実質的な収入効率は向上していきます。

LINEスタンプ販売で稼ぐための現実的なハードル

販売型のLINEスタンプで安定した収入を得るには、いくつかのハードルを乗り越える必要があります。

まず、40個のイラストを用意し、審査を通過させる必要があります。この時点で、相応の時間と労力がかかります。次に、審査を通過しても、膨大な数の既存スタンプの中で見つけてもらう必要があります。検索やランキングで上位に表示されるには、SNSでの告知や、既存ファンへのアプローチといったマーケティング活動が欠かせません。

さらに、1回作って終わりではなく、継続的に新作をリリースし続けることで、ファンを維持し、収入を安定させていく必要があります。これは、絵を描くスキルだけでなく、マーケティングやブランディングの視点も求められる、長期戦の取り組みだと理解しておく必要があります。

こうしたハードルを踏まえると、「いくら稼げるか」という問いに対して、販売型は「大きな上振れの可能性はあるが、多くの場合は限定的な収入にとどまる」というのが、現実的な答えになります。

依頼型で稼ぐための現実的な道筋

依頼型のアイコン制作で収入を伸ばしていくには、次の3つの要素が重要になります。

1つ目は、単価の見直しです。実績が積み上がるにつれて、少しずつ単価を上げていくことが可能になります。最初は低めの単価からスタートし、レビューや紹介実績が増えてきたタイミングで見直すのが一般的な流れです。

2つ目は、依頼件数の増加です。1件あたりの単価が変わらなくても、依頼数が増えれば全体の収入は増えます。複数のプラットフォームに登録する、リピーターを大切にするといった工夫が、依頼数の安定につながります。

3つ目は、制作効率の向上です。テンプレートやパーツの再利用、下描き段階での確認徹底など、作業フローを効率化することで、同じ時間でより多くの依頼をこなせるようになります。

これらを積み重ねていくことで、月数万円程度の収入を目指すことは十分に現実的な範囲だと考えています。ただし、収入は依頼数や単価、制作スピードによって大きく変動するため、確実な数字として約束できるものではありません。

また、依頼型の中でも案件の性質によって稼ぎやすさは変わります。単発の似顔絵制作は1件ずつ完結するため件数を積み上げやすい一方、企業のキャラクター運用のような継続案件は、一度契約が決まると安定した収入源になりやすいという特徴があります。両方の性質の案件をバランスよく組み合わせることで、単発の積み上げと継続的な安定収入の両方を確保できます。最初のうちは単発案件で経験を積み、信頼を得た依頼者との間で継続契約に発展させていくというのが、現実的なステップアップの流れです。

稼いだ分、確定申告を忘れずに

副業で得た収入は、金額の大小にかかわらず所得として扱われます。会社員が副業を行う場合、副業所得が一定額を超えると確定申告が必要になるケースがあります。要件や具体的な金額の基準は年度によって見直される可能性があるため、正確な情報は税務署のウェブサイトや税理士への相談で確認することをおすすめします。

会社に副業を伝えるべきかどうか、就業規則との兼ね合いについては「会社に隠さずLINEスタンプを売る、就業規則と確定申告の線引き」で詳しく解説しています。稼いだ収入をきちんと申告する意識を持つことは、長く安心して副業を続けるための大切な土台です。

収入シミュレーションで具体的にイメージする

数字で見たほうがイメージしやすいと思いますので、いくつかのパターンでシミュレーションしてみます。あくまで一例としてお読みください。

パターン1: 依頼型で月5件をこなす場合

1件あたりの単価を5,000円と仮定し、月に5件の依頼をこなした場合、月の収入は25,000円前後になります。制作時間を1件あたり2〜3時間とすると、月の作業時間は10〜15時間程度です。副業として無理のない範囲で取り組める規模感と言えます。

パターン2: 依頼型で月10件をこなす場合

実績を積み、単価をやや引き上げて1件あたり6,000円、月10件をこなした場合、月の収入は60,000円前後になります。この規模になると、作業時間は20〜30時間程度になり、平日の夜や週末をしっかり充てる必要が出てきます。

パターン3: 販売型のLINEスタンプが一定数売れた場合

仮に250円のスタンプが月100個売れたとすると、分配金は35%として約8,750円になります。ヒットしなければこの数字はさらに小さくなり、逆に人気が出れば大きく上振れする可能性もあります。ただし、月100個の販売を実現するには、相応の認知度とマーケティング努力が必要になる点は理解しておく必要があります。

こうして数字を並べてみると、依頼型のほうが「努力量と収入の対応関係」が見えやすいことが分かります。販売型は上振れの夢がある一方、下振れのリスクも大きい。この特性の違いを理解した上で、自分に合った収入モデルを選ぶことが大切です。

このシミュレーションはあくまで一例であり、実際の単価や依頼数は制作者のスキル、活動時間、選ぶプラットフォームによって大きく変動します。数字を鵜呑みにするのではなく、自分の状況に置き換えて、無理のない目標設定の参考にしてください。大切なのは、最初から大きな金額を目指すのではなく、小さな実績を積みながら、少しずつ規模を広げていくという姿勢です。

収入を左右する要因を整理する

「いくら稼げるか」は、単に「稼げる・稼げない」の二択で考えるのではなく、いくつかの変数の掛け算として捉えると理解しやすくなります。

まず、単価です。同じ作業量でも、依頼者や案件の種類によって単価は変わります。次に、依頼件数です。継続的に依頼が来る状態を作れるかどうかが、収入の安定性を大きく左右します。そして、制作スピードです。同じ単価でも、短時間で仕上げられれば、時間あたりの収入効率は高くなります。最後に、手数料です。仲介プラットフォームを使う場合、報酬から一定割合が差し引かれるため、この割合も実質的な手取りに直結します。

これらの要因を意識しながら、自分がどこを改善できるかを考えることが、収入を伸ばすための現実的なアプローチになります。単に「もっと稼ぎたい」と考えるだけでなく、「単価を上げるのか、件数を増やすのか、スピードを上げるのか」を具体的に検討することで、次の一歩が見えてきます。

産業カウンセラーとして感じる、収入とメンタルの関係

私は産業カウンセラーとして、フリーランスや副業に取り組む方のメンタルヘルスケアに携わっています。その中で強く感じるのは、収入の見通しが立たない状態が、精神的な負担に直結しやすいということです。

「今月いくら稼げるか分からない」という不確実性は、想像以上にストレスになります。特に、生活費の一部を副業収入に頼っている方にとって、収入の変動幅が大きいことは、常に不安を抱えながら仕事をすることにつながります。

だからこそ、稼ぐ手段を選ぶ際は、金額の大きさだけでなく、収入の予測しやすさも重視してほしいと思います。依頼型のアイコン制作は、この点で心理的な安定をもたらしやすい働き方だと感じています。もちろん、販売型のLINEスタンプに挑戦すること自体を否定するわけではありません。収入源の柱として依頼型を据えつつ、余力があれば販売型にも挑戦する、という組み合わせが、無理なく続けられる形だと考えています。

販売型と依頼型を組み合わせるという選択肢

ここまで依頼型のほうが収入を読みやすいとお伝えしてきましたが、販売型のLINEスタンプを完全に諦める必要はありません。むしろ、両方を組み合わせることで、それぞれの弱点を補い合う働き方が可能です。

依頼型で安定した基礎収入を確保しつつ、余力がある時期に販売用のスタンプを少しずつ作り溜めていく。この進め方であれば、生活の基盤を崩すことなく、当たれば大きな収入につながる可能性のある販売型にも挑戦できます。実際、依頼を通じて磨いた画力や表現の幅は、そのままオリジナルスタンプの制作にも活かせます。

逆に、販売型で人気の出たキャラクターを持っている制作者が、そのキャラクターを使った企業案件の依頼を受けるようになるケースもあります。販売型で得た知名度が、依頼型の仕事につながるという好循環も存在します。どちらか一方に絞るのではなく、状況に応じて両方の窓口を持っておくことが、長期的な収入の安定につながります。

稼げない時期をどう乗り越えるか

副業を始めたばかりの時期や、案件の少ない時期は、思うように収入が伸びないことがあります。こういうご相談も本当によく受けます。「頑張っているのに全然稼げない」という焦りは、誰もが経験するものです。

大事なのは、収入が伸び悩む時期を「向いていない証拠」と捉えないことです。多くの場合、これは実績と認知度がまだ追いついていないだけの、通過点にすぎません。この時期に作例を増やし、対応可能な範囲を広げておくことで、次に依頼が集中したときに機会を逃さずに済みます。

焦って単価を大きく下げたり、無理な条件を受け入れたりすると、かえって自分の首を絞めることになりかねません。稼げない時期こそ、じっくりと基礎を固める期間だと捉え、次のチャンスに備える姿勢が大切です。

独自データから見える収入の実態

在宅ワーク求人サイトを長く運営してきた立場から見ると、キャラクター・アイコン・LINEスタンプのお仕事のカテゴリに掲載される依頼は、単発の似顔絵制作から、継続的なキャラクター運用まで幅広く存在します。

20年この市場を見てきた立場から言えば、収入を安定させている制作者に共通しているのは、単発の案件をこなすだけでなく、依頼者との継続的な関係を築いている点です。一度きりの取引で終わらせず、「またこの人に頼みたい」と思ってもらえる対応を積み重ねることで、収入の波が小さくなっていきます。

もう一つ運営者として感じるのは、手数料の構造が手取り額に与える影響の大きさです。クラウドソーシングサイトを経由する場合、報酬の一部が手数料として差し引かれます。同じ金額を依頼者が支払っても、受け手の手取りは手数料の分だけ薄くなります。手数料0%の直接契約であれば、同じ作業量に対する手取りが厚くなるだけでなく、依頼者側も同じ予算でより多くの依頼ができるという、双方にとって合理的な構造が成り立ちます。「いくら稼げるか」を考える際は、額面の単価だけでなく、手数料が引かれた後の手取り額で比較することを強くおすすめします。

収入が伸び悩んだときに見直したいポイント

「思ったより稼げない」と感じる時期は、誰にでも訪れます。そんなとき、闇雲に単価を下げるのではなく、いくつかの視点から見直してみることをおすすめします。

まず、作例が今の実力を正しく反映しているかを確認します。制作を続けていると技術は自然と向上していきますが、作例が古いままだと、実際の実力より低く見積もられてしまうことがあります。定期的に作例を更新し、最新の実力を見せることは、単価交渉の材料にもなります。

次に、応募している案件の層が自分に合っているかを見直します。実績が積み上がってきたにもかかわらず、いつまでも初心者向けの低単価案件ばかりに応募していると、収入は頭打ちになります。実績とともに、少しずつ応募する案件の単価帯を引き上げていく意識が必要です。

最後に、依頼者とのコミュニケーションの質を振り返ります。同じ実力でも、丁寧な対応やこまめな進捗報告ができる制作者は、リピート依頼や紹介につながりやすい傾向があります。技術面だけでなく、対応面での見直しも収入改善に直結する要素です。

収入と時間のバランスを考える

副業として取り組む以上、本業や家庭との両立も重要な視点です。収入を追い求めるあまり、無理な件数を引き受けてしまうと、納期に追われて心身の負担が大きくなります。特に、育児や介護と両立しながら取り組む方にとっては、収入額だけでなく、どれだけ自分のペースでコントロールできるかが、長く続けられるかどうかの分かれ目になります。

依頼型のアイコン制作は、この点でも柔軟性があります。案件ごとに納期や作業量を選べるため、その時々の生活状況に合わせて依頼数を調整しやすいというメリットがあります。忙しい時期は依頼数を減らし、余裕がある時期に集中して取り組むといった、無理のないペース配分が可能です。

収入を安定させるための併用の考え方

アイコン制作単体で大きな収入を目指すのではなく、他のスキルと組み合わせて収入源を分散させるという考え方も有効です。イラストと文章の両方を扱える方であれば、著述家,記者,編集者の年収・単価相場で紹介されている分野との掛け合わせも視野に入ります。

また、AIツールを活用した効率的な制作フローに関心がある方は、AI・マーケティング・セキュリティのお仕事のカテゴリも参考になります。1つの収入源に頼りすぎず、複数の柱を持っておくことは、精神的な安定にもつながる大切な考え方です。

経費と手取りの関係も忘れずに

「いくら稼げるか」を考える際、売上と手取りを混同しないことも大切です。制作にかかる道具代、通信費、学習にかけた費用などは、必要経費として計上できる場合があります。売上から経費を差し引いた金額が、実質的な所得になります。

例えば、タブレットやペン、有料のイラストソフトを購入した場合、その費用の一部を経費として計上できる可能性があります。何が経費として認められるかは個別の状況によって異なるため、判断に迷う場合は税務署や税理士に確認することをおすすめします。売上の数字だけを見て「稼げた」と喜ぶのではなく、経費を差し引いた手取りベースで収支を把握しておくことが、長く続けるための健全な習慣になります。

私がカウンセリングの現場で見てきたこと

産業カウンセラーとして、副業に取り組む方々のお話を伺う中で、収入額そのものよりも「収入の見通しが立っているかどうか」が、精神的な安定に大きく影響していると感じています。

同じ月収3万円でも、「毎月安定して3万円入ってくる」という状態と、「今月は5万円だったけど来月はゼロかもしれない」という状態では、心の負担がまったく違います。前者は生活設計に組み込める安心感がありますが、後者は常に不確実性と向き合い続けることになります。

カウンセリングの現場では、「稼げていないわけではないのに、なぜか焦りが消えない」という相談も少なくありません。話を丁寧に聞いていくと、その多くは収入額の問題ではなく、見通しの立たなさそのものが不安の正体だったというケースです。数字を可視化し、記録をつけることで、漠然とした不安が具体的な課題に変わり、対処しやすくなることも多くあります。月ごとの依頼件数や収入を簡単な表にまとめておくだけでも、自分の傾向が見えてきて、次の一手を考えやすくなります。

だからこそ、稼ぐ手段を選ぶ際は、金額の大きさだけに目を奪われず、自分にとって心地よい収入の得方かどうかを、じっくり考えてみてほしいと思います。急いで結論を出す必要はありません。まずは小さく始めて、自分に合ったペースを見つけていくことが、結果的に一番の近道になります。

まとめではなく、これからの一歩として

「いくら稼げるか」という問いに、一律の答えはありません。ですが、収入の仕組みを正しく理解し、自分に合った収入モデルを選ぶことで、無理のない、続けやすい形を作ることはできます。

大丈夫。焦らず、まずは1件の依頼から始めてみてください。収入の見通しが少しずつ立つようになれば、それが自信にもつながっていきます。あなたのペースで、着実に進んでいってください。

最後に、始め方に不安がある方は「アイコン・LINEスタンプ制作の始め方|40個そろえる前に1件の依頼を取る道もある」もあわせてご覧ください。収入の話は、まず一歩を踏み出してみないと実感として掴めません。数字の見通しを持ちながらも、完璧な計画を立ててから動くのではなく、小さな一歩から始めてみることをおすすめします。

よくある質問

Q. LINEスタンプの販売とアイコン制作、どちらが稼ぎやすい?

収入の予測しやすさで言えば、依頼を受けて報酬が確定するアイコン制作のほうが安定しています。LINEスタンプ販売は売れ行きに左右されるため、収入の波が大きくなりやすい傾向があります。

Q. LINEスタンプの分配金はどのくらいもらえる?

販売価格の約35%程度が手元に入ると言われています。250円のスタンプが1個売れた場合、手取りはおよそ90円弱です。売れる個数によって収入が大きく変動します。

Q. アイコン制作の月収の目安は?

依頼件数と単価によって幅がありますが、月に数件の依頼をこなすことで、月数千円から数万円程度の収入を積み上げていくのが現実的な範囲です。実績が増えるほど単価の見直しも可能になります。

Q. 稼いだ分は確定申告が必要?

金額にかかわらず所得として扱われます。会社員の場合、副業所得が一定額を超えると確定申告が必要になるケースがあります。正確な要件は税務署や税理士に確認してください。

この記事について

@SOHO
編集部

監修:@SOHO編集部

2004年よりフリーランス・在宅ワーク向けサービスを20年運営。編集部が事実確認のうえ公開しています。

公開:2026年4月5日最終更新:2026年9月17日
中西 直美

この記事を書いた人

中西 直美@SOHO編集部

産業カウンセラー・キャリアコンサルタント

大手人材会社でキャリアカウンセラーとして15年間従事した後、フリーランスの産業カウンセラーとして独立。在宅ワーカーのメンタルヘルスケアを専門に活動しています。

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