Backlogの料金プランの違いと、人数が増えたときに費用を抑える選び方

朝比奈 蒼
朝比奈 蒼
Backlogの料金プランの違いと、人数が増えたときに費用を抑える選び方

この記事のポイント

  • ✓Backlogの料金プランの違いを
  • ✓ヌーラボの公式の料金ページとお知らせをもとに整理します
  • ✓2027年1月1日からの新プラン(エコノミー

Backlogの料金を調べている人の多くは、「いまのプランのままで足りるのか」「人数が増えたらいくらになるのか」を知りたいのではないでしょうか。結論から言うと、Backlogは人数で課金するのではなく、プランごとの定額で課金するサービスです。そのため、プランの上限の範囲内なら人数が増えても料金は変わりません。費用が大きく変わるのは、ユーザー数やプロジェクト数の上限を超えて、上のプランに移るときです。

もう1つ、2026年10月時点で必ず押さえておきたいのが、2027年1月1日からBacklogのプランが新しくなることです。いまの4つのプランは2026年12月31日で新規の契約を終え、新しい3つのプラン(エコノミー、ビジネス、プロフェッショナル)に切り替わります。最も安い有料プランだったスタータープランは新しいプランに含まれず、利用中の人は自分でプランを選び直す必要があります。

この記事では、Backlogを提供する株式会社ヌーラボの公式の料金ページと、プラン改定のお知らせをもとに、いまのプランと新しいプランの違い、人数ごとの費用、費用を抑える選び方を順番に整理します。

Backlogの料金の仕組みは「プランごとの定額」

Backlogは、株式会社ヌーラボが提供するプロジェクト管理とタスク管理のサービスです。課題(タスク)の管理、カンバンボード、ガントチャート、ドキュメント、ファイル共有、GitやSubversionによるソースコードの管理などを1つのサービスで扱えます。エンジニアだけでなく、Web制作、マーケティング、バックオフィスの部署でも使われています。

料金の仕組みで最初に押さえておきたいのは、1人あたりではなくプランごとの定額である点です。たとえば、いまのスタンダードプランは月額16,000円(税抜)で、ユーザー数は無制限です。10人で使っても100人で使っても、料金は同じです。公式の料金ページには、安定した運用のために最大10,000人までを推奨すると注記されています。

この仕組みは、人数が多いチームほど1人あたりの費用が下がるという特徴につながります。スタンダードプランを50人で使えば、1人あたりの月額は320円(税抜)です。逆に、3人だけで使うと1人あたり約5,333円になります。人数の少ないチームにとっては、1人あたりで課金するサービスのほうが安くなる場合があります。

料金ページには、どのプランも30日間無料で試せることも書かれています。

どのプランも30日間無料でお試しいただけます。正式登録時にプランを選びなおすこともできます。 出典: backlog.com

試用の期間中に、チームの人数、使いたい機能、プロジェクトの数を確かめておくと、正式に契約するときのプラン選びで迷いにくくなります。

いまの4つのプランの料金と上限

2026年10月時点で公式の料金ページに載っている有料プランは、スターター、スタンダード、プレミアム、プラチナの4つです。価格はすべて税抜で、別途消費税がかかります。年払いにすると月払いより5%安くなります。

プラン 月払い(税抜) 年払いの月あたり(税抜) ユーザー数 プロジェクト数 ストレージ
スターター 2,700円 2,565円 30 5 1GB
スタンダード 16,000円 15,200円 無制限 100 30GB
プレミアム 27,000円 25,650円 無制限 無制限 100GB
プラチナ 75,000円 71,250円 無制限 無制限 300GB

年額でみると、月払いならスタンダードは192,000円、年払いなら182,400円です。年払いにすると、スタンダードで年に9,600円、プレミアムで16,200円の差になります。1年以上使い続けることが決まっているなら、年払いを選ぶ意味はあります。

このほか、最大10ユーザー、1プロジェクトまで使えるフリープランと、自社のサーバーに入れて使うオンプレミスのエンタープライズプランがあります。オンプレミスとは、サービスの提供会社のサーバーではなく、自社で用意したサーバーにソフトを入れて運用する形のことです。

表を見て分かるのは、スターターとスタンダードの間の差が大きいことです。月額2,700円から16,000円へ、約6倍になります。スターターはユーザー数が30まで、プロジェクト数が5までという上限があり、そのどちらかを超えるとスタンダード以上に移る必要があります。

プランで使える機能の違い

料金と上限だけでなく、使える機能もプランによって違います。公式の料金ページの比較表から、プラン選びに影響しやすい機能を抜き出すと次のようになります。

機能 スターター スタンダード プレミアム プラチナ
カンバンボード、ドキュメント、ファイル共有 あり あり あり あり
Git/Subversion、親子課題 あり あり あり あり
ガントチャート なし あり(表示は6か月分) あり あり
バーンダウンチャート なし あり あり あり
課題のテンプレート なし あり あり あり
プロジェクト横断ガントチャート なし なし あり あり
孫課題 なし なし あり あり
属性のカスタマイズ なし なし あり あり
Backlog AIアシスタント なし なし あり(2,000クレジット) あり(5,000クレジット)
IPアドレスの制限 なし 50個まで 100個まで 上限なし

ガントチャートとは、作業の予定を横棒で並べて、日程の重なりや遅れを見えるようにする図のことです。スターターにはガントチャートがないので、工程を日付で管理したいチームはスタンダード以上が必要になります。バーンダウンチャートは、残りの作業量が日ごとにどう減っているかを示すグラフで、開発チームが進み具合を確かめるのに使います。AIアシスタントのクレジットは1か月ごとの利用可能な量で、上限に達したら追加で購入できると料金ページに書かれています。

孫課題とは、親課題、子課題の下にさらにもう1段の課題を作れる機能のことです。大きな作業を細かく分けて管理したいときに使います。属性のカスタマイズは、課題に独自の項目(たとえば顧客名や見積もりの工数)を追加できる機能です。公式の料金ページには、課題の一部の属性(開始日、予定時間、実績時間)はスタンダード以上で使えると注記されています。

機能の差で見ると、スターターは「課題とカンバンで作業を管理できれば十分」という小さなチーム向けで、日程の管理が必要になった時点でスタンダードが選択肢に入ります。プレミアム以上は、複数のプロジェクトを横断して管理したい組織や、AIで報告書を作る機能を使いたい組織向けです。

2027年1月1日からプランが新しくなる

Backlogの料金を考えるうえで、いま最も大切なのが2027年のプラン改定です。ヌーラボは2026年6月17日のお知らせで、プランの改定を発表しています。

2027年1月1日から、Backlogのプランが新しくなります。既存のお客様については、2027年1月1日以降の最初の契約更新日に、新しいプランでの契約更新になります。 出典: Backlogブログ「【重要】2027年1月1日からBacklogのプランが新しくなります」

お知らせによると、いまのプランの新規の契約は2026年12月31日で終わり、2027年1月1日から新しいプランが始まります。すでに契約している人は、2027年1月1日以降の最初の契約更新日から新しいプランに切り替わります。新しいプランは次の3つです。

新しいプラン 月払い(税抜) 年払いの月あたり(税抜) ユーザー数 プロジェクト数 ストレージ
エコノミー 21,000円 19,950円 15 30 30GB
ビジネス 36,300円 34,485円 無制限 無制限 100GB
プロフェッショナル 100,000円 95,000円 無制限 無制限 300GB

ビジネスとプロフェッショナルのユーザー数は無制限で、安定した運用のために10,000ユーザーまでを推奨すると書かれています。年払いは月払いより5%安くなる点は変わりません。

新しいプランの最も安い有料プランはエコノミーの月額21,000円(税抜)で、いまのスターターの月額2,700円と比べると大きく上がります。また、エコノミーはユーザー数が15までに制限されます。いまのスタンダードはユーザー数が無制限だったので、16人以上で使っているチームは、エコノミーではなくビジネス以上を選ぶ必要があります。

正直なところ、小さなチームにとっては影響の大きい改定です。お知らせでは、継続的な機能の開発とサービスの品質の向上のために実施すると説明されています。新しいプランでは、孫課題、プロジェクト横断ガントチャート、Backlog AIアシスタントといった機能の拡充も案内されています。

いまのプランごとに、改定で何が起きるか

お知らせには、いま使っているプランごとに、改定でどうなるかが書かれています。自分のチームに当てはまるところを確認してください。

いまのプラン 改定後の扱い
スターター 自動では切り替わらない。適用開始日までに、利用状況に合わせてプランの変更を検討する
スタンダード(15人以下かつ30プロジェクト以下) エコノミーに自動で切り替わる
スタンダード(16人以上または31プロジェクト以上) 自動では切り替わらない。適用開始日までにビジネスかプロフェッショナルへ変更する
プレミアム ビジネスに自動で切り替わる
プラチナ プロフェッショナルに自動で切り替わる
フリー 2027年1月1日に新しいフリープランへ。ユーザーの上限が10名から5名に変わる
エンタープライズ 適用開始日から新しい料金。機能や利用環境は変わらない

フリープランについては、すでにいる6人から10人のメンバーは引き続き使えますが、新しくユーザーを追加することはできなくなります。6人以上で使い続けたい場合は、エコノミーへの切り替えを検討するよう案内されています。

教育機関向けのエデュケーションプランとNPO向けのNPOプランは、新しいプランの料金を基準に、引き続き半額で使えると書かれています。

支払い方法にも変更があります。銀行振込で3か月または6か月の支払い期間を選んでいる場合、2027年1月1日以降の最初の契約更新日から、自動的に年払いに変わります。クレジットカードの支払いは、引き続き月払いと年払いを選べます。

自分のスペースの適用開始日は、組織の契約管理者か管理者が、組織設定の「プラン」の画面で確認できます。スペースとは、Backlogで組織ごとに用意される利用の単位のことです。

人数ごとに見た、いまと改定後の費用

人数が増えたときの費用を考えるために、いまのプランと改定後のプランで、チームの人数ごとに最も安く使えるプランを並べてみます。プロジェクト数とストレージが各プランの上限に収まる前提です。料金は月払いの税抜です。

チームの人数 いま最も安いプラン 改定後に最も安いプラン
5人まで フリー(1プロジェクトまで)またはスターター 2,700円 フリー(1プロジェクトまで)またはエコノミー 21,000円
6人から10人 フリー(1プロジェクトまで)またはスターター 2,700円 エコノミー 21,000円
11人から15人 スターター 2,700円 エコノミー 21,000円
16人から30人 スターター 2,700円 ビジネス 36,300円
31人以上 スタンダード 16,000円 ビジネス 36,300円

この表から分かるのは、改定後は15人と16人の間に大きな段差ができることです。15人まではエコノミーで月額21,000円ですが、16人目が加わるとビジネスの月額36,300円になります。いま20人前後のチームでスターターを使っている場合、改定後は月額2,700円から36,300円になる計算です。

逆に、すでにスタンダードを使っている人数の多いチームでは、1人あたりの費用はそれほど大きくありません。ビジネスプランを100人で使えば、1人あたりの月額は363円(税抜)です。定額の仕組みは、人数が多いほど有利に働きます。

このように、Backlogの費用の悩みは、人数が多い組織より、人数が少ない組織や、15人前後で増減する組織に集中しやすいと言えます。

人数が増えたときに費用を抑える方法

人数が増えたときにBacklogの費用を抑えるには、いくつかの方法があります。

1つ目は、本当にBacklogのユーザーにする必要がある人を見直すことです。課題を担当して更新する人と、進み具合をときどき確認するだけの人では、必要な使い方が違います。確認するだけの人には、定例の報告や共有の資料で情報を届け、ユーザーの数を15人以内に保つという考え方もあります。ただし、情報の共有が遅れて仕事が止まるなら本末転倒なので、チームの働き方と合わせて判断してください。

2つ目は、年払いにすることです。年払いは月払いより5%安くなります。改定後のエコノミーなら年に12,600円、ビジネスなら21,780円の差です。1年以上使うことが決まっているなら、年払いのほうが費用を抑えられます。

3つ目は、プロジェクト数を整理することです。エコノミーのプロジェクト数の上限は30です。終わった案件のプロジェクトを整理すれば、上限に収まることがあります。

4つ目は、使っていない機能を基準にプランを選び直すことです。プレミアムを使っていても、AIアシスタントやプロジェクト横断のガントチャートを使っていないなら、その機能のために払っている部分を見直す余地があります。

5つ目は、チームの規模や使い方に合わせて、ほかのサービスと比べることです。課題とカンバンの管理ができれば十分な小さなチームなら、1人あたりで課金するサービスや、無料の範囲が広いサービスのほうが費用を抑えられる場合があります。

Backlogが合う組織と、合わない組織

Backlogは、ソースコードの管理と課題の管理を1つにまとめられること、日本の会社が提供していて画面や支援が日本語で整っていること、定額で人数を気にせず使えることが特徴です。こうした特徴から、合う組織と合わない組織を整理すると次のようになります。

Backlogが合うのは、まず開発チームです。GitやSubversionのリポジトリと課題を結び付けて管理でき、バーンダウンチャートで進み具合を確かめられます。次に、社外のメンバーも含めて大人数で使う組織です。ユーザー数が無制限のプランなら、メンバーが増えても料金は変わりません。さらに、IPアドレスの制限や2段階認証の必須化など、セキュリティの設定を細かく決めたい組織にも向いています。

一方で、費用の面で合わない可能性があるのは、5人前後の小さなチームで、課題とカンバンの管理ができれば十分という場合です。改定後は、無料の範囲が5人までになり、有料の最も安いプランが月額21,000円(税抜)になります。また、15人前後で人数が増えたり減ったりするチームは、エコノミーとビジネスの境目で費用が大きく変わることを考えておく必要があります。

Backlogが合わないからといって、Backlogが悪いわけではありません。合う人と合わない人を、チームの人数と必要な機能で分けて考えることが大切です。

乗り換えを考えるときに確認すること

改定をきっかけにほかのサービスへの乗り換えを考える場合、料金だけで決めると後で困ることがあります。乗り換えの前に確認しておきたい点を挙げます。

まず、データの移し方です。課題、コメント、添付ファイル、Wikiやドキュメントを、乗り換え先にどう移すかを確かめます。乗り換え先によって、取り込める形式や範囲が違います。全部を移さず、進行中の案件だけを移して、終わった案件はBacklogから書き出して保存しておく、という分け方もあります。

次に、機能の対応です。Backlogでガントチャートやバーンダウンチャートを使っているなら、乗り換え先に同じ機能があるか、無料の範囲で使えるかを確認します。GitやSubversionと課題を結び付けて使っているなら、乗り換え先がソースコードの管理と連携できるかも大切です。

さらに、社外のメンバーの扱いです。取引先や業務委託のメンバーを招いている場合、乗り換え先でゲストとして招けるか、ゲストの人数が料金に数えられるかを確認します。

最後に、乗り換えの時期です。Backlogの改定は契約更新日ごとに適用されるので、自分のスペースの適用開始日を確認し、その前に乗り換え先を試す時間を確保してください。

編集部でプロジェクト管理のサービスを比べていて痛感したのは、料金表だけを見て比べると、機能の上限やゲストの数え方の違いを見落としやすいということでした。表の金額が安くても、必要な機能が有料プランにしかなければ、結局は同じくらいの費用になります。料金と一緒に、無料で使える機能の範囲を必ず確かめてください。

フリープランで足りる場合と足りない場合

費用をかけずに済ませたい場合、まず考えるのはフリープランです。いまのフリープランは最大10ユーザー、1プロジェクトまで使えます。改定後の新しいフリープランでは、ユーザーの上限が5名になります。

フリープランで足りるのは、少人数で1つの案件だけを管理する場合です。たとえば、2人から3人で1つのWebサイトの制作を進める、社内の小さな改善の取り組みを1つだけ管理する、といった使い方なら、プロジェクトが1つでも困りません。

足りなくなるのは、案件が2つ以上に増えたときです。プロジェクトが1つまでなので、複数の案件を別々に管理したいなら有料のプランが必要になります。1つのプロジェクトの中で案件ごとにカテゴリーを分けて管理する工夫もできますが、案件ごとにメンバーや見せる範囲を分けたい場合には向きません。

また、改定後は6人目以降のユーザーを新しく追加できなくなるので、メンバーが入れ替わるチームでは、フリープランのまま続けるのが難しくなります。

改定までにやっておきたいこと

2027年の改定は、契約更新日ごとに順番に適用されます。年払いで契約している場合、更新日が2027年の後半なら、それまではいまのプランと料金のまま使えます。一方で、月払いの場合は2027年1月以降の最初の更新日、つまり早ければ2027年1月から新しいプランになります。慌てずに判断するために、改定までにやっておきたいことを順番に挙げます。

1つ目は、自分のスペースの適用開始日を確認することです。組織の契約管理者か管理者が、組織設定の「プラン」の画面で確認できます。この日付が、判断の期限になります。

2つ目は、いまの利用状況を数字で把握することです。ユーザー数、プロジェクト数、使っているストレージの量を確認します。特にスタンダードを使っている場合は、ユーザーが15人以下かつプロジェクトが30以下かどうかで、自動でエコノミーに切り替わるか、自分でビジネス以上を選ぶ必要があるかが分かれます。

3つ目は、使っていないユーザーとプロジェクトを整理することです。退職した人や、契約が終わった外部のメンバーのアカウントが残っていないかを確認します。終わった案件のプロジェクトを整理すると、プロジェクト数の上限に収まることもあります。

4つ目は、新しいプランの料金で予算を組み直すことです。年払いと月払いのどちらにするか、来年度の予算にいくら計上するかを決めます。社内の稟議が必要な組織では、早めに準備を始めないと、適用開始日に間に合わないことがあります。

5つ目は、必要であれば乗り換え先の候補を試すことです。乗り換えを考えるなら、適用開始日より前に、候補のサービスの無料の範囲で実際の案件を動かしてみます。お知らせでは、2026年夏ごろから、適用開始日の前にプラン変更を予約できる機能を提供する予定とも案内されていました。

見積もりと支払い方法の確認

Backlogを社内で導入するときや、改定に合わせてプランを変えるときには、見積もりと支払い方法も確認しておく必要があります。

公式の料金ページには、見積書をダウンロードするための入口が用意されています。社内の稟議や経理の処理で見積書が必要な場合は、ここから入手できます。

支払い方法は、クレジットカードと銀行振込があります。改定のお知らせによると、2027年1月1日以降、銀行振込で選べる支払い期間は年払いだけになります。いま銀行振込で3か月または6か月の支払い期間を選んでいる場合、2027年1月1日以降の最初の契約更新日から自動的に年払いに変わります。クレジットカードの支払いでは、引き続き月払いと年払いを選べます。

銀行振込で年払いになると、1回に払う金額が大きくなります。たとえば改定後のエコノミーの年払いは239,400円(税抜)、ビジネスの年払いは413,820円(税抜)です。経理の側で支払いの時期と金額を事前に把握しておく必要があります。

また、価格はすべて税抜で表示されている点にも注意してください。消費税は別にかかるので、予算を組むときは税込の金額に直して計上します。

追加の費用がかかる場面

Backlogの料金は定額ですが、いくつかの場面では追加の費用がかかることがあります。

まず、AIアシスタントのクレジットです。Backlog AIアシスタントは、いまのプランではプレミアムとプラチナで使え、1か月ごとに使えるクレジットの上限があります。料金ページには、上限に達した場合は追加でクレジットを購入できると書かれています。報告書の自動生成などを頻繁に使うチームでは、追加の購入が発生するかもしれません。

次に、ストレージの容量です。料金ページには「容量追加について」の案内があり、プランの容量を超えて使いたい場合の方法が説明されています。改定後の新しいプランの資料では、ストレージ容量のオプション(有料)はプロフェッショナルに用意されています。設計の資料や画像、動画のファイルを多く扱うチームは、容量の上限と追加の条件を確認してください。

さらに、新しいプランの資料には、セキュリティシートの提供(ビジネスは有料、プロフェッショナルは年1回無料)といった項目もあります。セキュリティシートとは、取引先の情報システム部門などに提出する、サービスの安全対策を説明した書類のことです。大きな企業と取引するときに求められることがあります。

これらの追加の費用は、すべてのチームにかかるものではありません。自分のチームの使い方で発生しそうかどうかを、契約の前に確認しておくと安心です。

社外のメンバーと使うときの注意

Backlogを、取引先や業務委託のフリーランスと一緒に使う場面は少なくありません。社外のメンバーを含めて使うときは、料金と権限の両方で注意したい点があります。

料金の面では、社外のメンバーもユーザーの数に含まれるかどうかが問題になります。いまのスタンダード以上のようにユーザー数が無制限のプランなら気にする必要はありませんが、スターターや改定後のエコノミー、フリーのように上限のあるプランでは、社外のメンバーを招くことで上限に達することがあります。

権限の面では、社外のメンバーに見せるプロジェクトと、見せないプロジェクトを分けることが大切です。案件ごとにプロジェクトを分け、必要なプロジェクトだけに参加させる運用にしておくと、社内の情報が意図せず見えてしまうことを防げます。IPアドレスの制限や2段階認証の必須化は、プランによって使えるかどうかが違うので、取引先から安全対策を求められている場合は、どのプランが必要かを確認してください。

業務委託のメンバーにとっては、取引先ごとに違う管理の道具を使い分けることになります。複数の取引先と仕事をするフリーランスは、それぞれの道具の通知を見落とさないよう、通知の受け取り方を整えておくと仕事が進めやすくなります。

小さなチームで無料から試せる選択肢

5人前後の小さなチームで、Backlogの改定後の費用が負担になりそうな場合の候補の1つが、プロジェクト管理のサービスであるPinatecaです。公式の料金ページによると、フリープランは5人まで、ボード10個まで、期限なしで無料で、クレジットカードの登録も要りません。無料の範囲でも、カンバン、ガント、カレンダー、リストなど8種類のボードと、チャット、コメント、カスタムフィールド、権限ロールが使えます。6人目、または11個目のボードから必要になるスタンダードプランは1人あたり月額500円(税抜、年払いなら1人あたり月額400円)で、人数とボードの上限がなくなり、閲覧だけのゲストは人数に数えません。Trelloからの移行の機能もあります。

Pinatecaは、@SOHOを運営する株式会社ライフスケープが開発・提供しています。

1人あたりで課金する仕組みなので、人数が少ないほど費用は小さく、人数が多くなるほど定額のBacklogとの差は縮まります。たとえば15人なら、スタンダードプランの月払いで1人あたり500円として7,500円(税抜)です。チームの人数と、ガントチャートやソースコードの管理といった必要な機能を並べて、どちらが合うかを比べてみてください。

運営者として見てきた、道具の費用と仕事の進め方

フリーランスや在宅ワークの市場を長く運営してきた立場から見ると、プロジェクト管理のサービスの費用の悩みは、業務委託のメンバーを含むチームほど大きくなります。社外のメンバーをユーザーとして招くたびに上限や料金が気になり、結局はメールやチャットで課題をやり取りして、情報がばらばらになる例を多く見てきました。

長く続いているチームほど、道具の費用を「誰がどこまで更新するか」という役割の設計とセットで考えています。仲介の手数料がかからない直接の取引では、依頼する側は同じ予算でより多くの仕事を頼めて、受ける側は手取りが厚くなります。その分、進め方の取り決めを自分たちで決める必要があり、どの道具で課題を管理するかはその中心になります。

開発の仕事を受ける側の人は、アプリケーション開発のお仕事で、在宅でできる開発の仕事の種類と、求められるスキルや進め方を確認できます。報酬の目安を知りたい人は、ソフトウェア作成者の年収・単価相場で、ソフトウェアの開発者の年収と単価の相場を確かめられます。課題の書き方や報告の文章を整えたい人には、ビジネス文書検定の資格ガイドが、試験の内容と仕事での活かし方を整理しています。

よくある質問

Q. Backlogは人数が増えると料金が上がりますか?

Backlogはプランごとの定額で、プランの上限の範囲内なら人数が増えても料金は変わりません。ただし、スターターはユーザー数30まで、改定後のエコノミーは15までの上限があり、それを超えると上のプランへの変更が必要になります。上のプランに移るときに費用が大きく変わります。

Q. 2027年のプラン改定はいつから自分の契約に関係しますか?

いまのプランの新規契約は2026年12月31日で終わり、すでに契約している場合は2027年1月1日以降の最初の契約更新日から新しいプランになります。自分のスペースの適用開始日は、契約管理者か管理者が組織設定の「プラン」の画面で確認できます。

Q. スタータープランを使っている場合はどうなりますか?

スタータープランは新しいプランに自動では切り替わりません。公式のお知らせでは、適用開始日までに利用状況に合わせてプランの変更を検討するよう案内されています。新しい有料プランで最も安いのはエコノミーで、月払いは月額21,000円(税抜)、ユーザー数は15までです。

Q. Backlogを無料で使い続けることはできますか?

フリープランがあり、いまは最大10ユーザー、1プロジェクトまで使えます。2027年1月1日からは新しいフリープランに切り替わり、ユーザーの上限が5名になります。すでにいる6人から10人のメンバーは引き続き使えますが、新しくユーザーを追加することはできなくなります。

この記事について

@SOHO
編集部

監修:@SOHO編集部

2004年よりフリーランス・在宅ワーク向けサービスを20年運営。編集部が事実確認のうえ公開しています。

公開:2026年9月12日最終更新:2026年10月4日
朝比奈 蒼

この記事を書いた人

朝比奈 蒼@SOHO編集部

ITメディア編集者

IT系メディアで編集・ライティングを担当。クラウドソーシング業界の動向やサービス比較など、客観的な視点での記事を執筆しています。

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