展示会ブースの説明動画を1本だけ発注したい|料金の目安と依頼の流れ 2026


この記事のポイント
- ✓展示会 動画 制作を検討中の方へ
- ✓ブース説明動画を1本だけ外注したいときの料金相場
- ✓失敗しない選び方を発注者目線で解説します
「展示会 動画 制作」と検索して、このページにたどり着いたということは、次の展示会に向けてブースで流す説明動画を1本だけ作りたい、でもどこにいくらで頼めばいいのか見当がつかない、そんな状況ではないでしょうか。
大丈夫です。焦らなくて大丈夫。展示会動画の外注は、順序さえ押さえれば決して難しいものではありません。今日は、料金の内訳から依頼の流れ、失敗しないための選び方まで、初めて動画を外注する方が知っておくべきことを全部お話しします。
展示会動画制作の市場動向とマクロ視点
まず、現状を俯瞰しておきましょう。展示会やイベントでの動画活用は、ここ数年で一気に一般的になりました。かつては紙のパネルやパンフレットが中心だったブースも、今では大型ディスプレイに動画を流すのが当たり前になっています。
背景には、来場者の可処分時間の短さがあります。展示会の会場を歩く来場者は、1つのブースにかけられる時間が限られています。担当者が口頭で説明する前に、動画が15秒から60秒程度で製品の要点を伝えてくれれば、そこで足を止めてもらえる確率が上がります。実際、静止画やパネルだけのブースに比べて、動画を流しているブースの方が滞在時間が伸びる傾向は、複数の制作会社の実績紹介でも共通して語られています。
もう一つの背景は、動画制作のコストが以前より下がっていることです。撮影機材の低価格化、編集ソフトのサブスクリプション化、そしてフリーランスの映像クリエイターが増えたことで、以前は手数料0%のような直接依頼という選択肢自体が生まれ、代理店を通さずに映像のプロへ直接発注できる環境が整ってきました。これは発注者にとって大きな追い風です。
展示会動画の制作フローを事前に理解することで、スケジュール管理や社内調整がスムーズになります。展示会動画制作の基本的な流れは以下の5ステップです。 出典: cine-mato.com
この引用にもある通り、動画制作は「思いついたらすぐ発注」ではなく、フローを理解したうえで逆算してスケジュールを組むことが成功の第一歩です。展示会の日程は動かせませんから、逆算のスケジューリングが何より重要になります。
展示会動画にはどんな種類があるか
一口に「展示会動画」と言っても、目的によって作るべき動画の種類は変わります。まず自社が何を求めているのかを整理しましょう。
会社紹介動画(コーポレートムービー)
ブース来場者に対して、会社の理念や事業の全体像を伝える動画です。尺は60秒から3分程度が一般的で、大型スクリーンでループ再生するケースが多く見られます。初めて出展する企業や、社名の認知度がまだ低い企業に向いています。
製品・サービス紹介動画
特定の製品やサービスの機能、使い方、導入メリットを説明する動画です。展示会動画で最も需要が多いのがこのタイプで、来場者の足を止める役割と、商談のきっかけを作る役割の両方を担います。尺は30秒から2分程度が目安です。
導入事例・お客様の声動画
既存の顧客企業へのインタビューを交えて、実際の導入効果を語ってもらう動画です。信頼性を訴求したいBtoB企業に向いています。撮影に協力企業の日程調整が必要になるため、準備期間が長めにかかります。
ブース誘導・サイネージ用の短尺動画
来場者の目を引くためだけの、テキストやグラフィックを中心にした15秒程度のティザー動画です。単体で発注されることは少なく、他の動画とセットで作られることが多いです。
読者の多くが検索している「展示会 動画 制作」という文脈では、このうち製品・サービス紹介動画を1本だけ発注したいというケースが最も多いはずです。以降はこのタイプを軸に、料金や流れを具体的に見ていきます。
展示会動画制作の費用相場
ここが最も知りたいポイントだと思います。結論から言うと、展示会動画の制作費用は、依頼先の規模と動画の作り込み度合いによって大きく変わります。
展示会動画の制作費用は、30万円前後から対応可能です。撮影・編集・BGM・モーショングラフィックスを含めた基本的な構成であれば30〜50万円程度、3DCGやナレーション収録を加えた本格的な仕上がりの場合は50〜100万円が目安になります。費用に幅が出る主な要因は「CGの有無」「撮影がロケかスタジオか」「尺の長さ」の3点です。 出典: jpc-ltd.co.jp
この相場は制作会社に依頼した場合の目安です。制作会社は営業担当、ディレクター、撮影スタッフ、編集者と複数の人員が関わるため、その人件費が費用に上乗せされます。一方で、フリーランスの映像クリエイターに直接依頼する場合は、同じクオリティの動画でも費用を抑えられる傾向があります。中間マージンが発生しないぶん、予算をそのまま制作の質に回せるからです。
具体的な相場感を整理すると、次のようになります。
| 依頼先 | 目安費用(1本あたり) | 特徴 |
|---|---|---|
| 大手制作会社 | 50万円〜100万円 | 企画から撮影、CG、ナレーションまで一気通貫。営業窓口が手厚い |
| 中小・専門制作会社 | 30万円〜60万円 | 業界特化型が多く、専門知識を持つディレクターがつく |
| フリーランス(直接依頼) | 10万円〜40万円 | 中間マージンがなく費用対効果が高い。個人のスキルと相性による |
| 社内制作+外部編集のみ依頼 | 5万円〜15万円 | 撮影は自社、編集のみ外注。最も安価だが社内の手間が増える |
このように、同じ「展示会動画1本」でも、依頼先によって費用は3倍以上の差が出ることがあります。特に初めて動画を外注する中小企業や個人事業主にとっては、この差は無視できない金額です。
費用の内訳を知っておく
見積もりを比較する際は、総額だけでなく内訳を確認することが重要です。展示会動画の費用は、おおむね次の項目で構成されます。
企画・構成費は、動画の目的をヒアリングし、絵コンテやシナリオを作成する工程にかかる費用です。全体の1割から2割程度を占めることが多いです。
撮影費は、カメラマンや照明機材、スタジオ利用料などが含まれます。ロケ撮影の場合は移動費や場所代が加算されるため、スタジオ撮影より高くなる傾向があります。
編集費は、撮影素材のカット編集、テロップ挿入、色調整などの作業費です。動画制作費用のうち、最も比重が大きい項目になることが一般的です。
BGM・ナレーション費は、既存の音源を使うか、プロのナレーターに収録を依頼するかで金額が変わります。フリー素材のBGMであれば費用はほぼかかりませんが、オリジナル音源やナレーターの収録が入ると数万円単位で加算されます。
モーショングラフィックス・CG費は、実写映像に文字やアニメーションを加える工程です。製品の内部構造を見せたいなど、実写では表現できない演出をしたい場合はこの費用が大きくなります。
展示会動画制作の依頼の流れ
初めて外注する方が最も不安に感じるのが「何から始めればいいのか分からない」という点だと思います。順を追って説明します。
ステップ1:目的とターゲットを整理する
依頼する前に、社内で「この動画で何を達成したいのか」「誰に見てもらいたいのか」を言語化しておきましょう。目的が曖昧なまま発注すると、制作側も的確な提案ができず、修正のやり取りが増えてしまいます。展示会の来場者層、ブースでの滞在想定時間、商談化までの導線をあらかじめメモしておくと、初回の打ち合わせがスムーズに進みます。
ステップ2:予算とスケジュールを決める
先ほどの相場を参考に、大まかな予算感を決めておきます。あわせて、展示会の開催日から逆算して、納品希望日を明確にしましょう。動画制作には通常、企画から納品まで3週間から2ヶ月程度かかります。展示会の直前に発注すると、対応できる制作者が限られ、選択肢が狭まってしまいます。
ステップ3:依頼先を探し、見積もりを比較する
制作会社に依頼するか、フリーランスに直接依頼するかを検討します。複数の候補から見積もりを取り、金額だけでなく過去の実績やコミュニケーションの取りやすさも比較しましょう。この段階で「相見積もり」を取ることは失礼にあたりません。むしろ発注者として当然の権利です。
ステップ4:企画・構成の打ち合わせ
依頼先が決まったら、目的とターゲットを共有し、絵コンテやシナリオの提案を受けます。ここで動画の骨格が決まるため、疑問点や違和感があれば遠慮なく伝えることが大切です。
ステップ5:撮影・素材収集
必要に応じて撮影を行います。社内に既存の写真や動画素材がある場合は、この段階で提供すると撮影コストを抑えられることがあります。
ステップ6:編集・確認・納品
編集後、確認用の動画(仮編集版)が共有されます。修正依頼を出し、最終版が完成したら納品となります。修正の回数は契約前に上限を確認しておくと、追加費用のトラブルを防げます。
失敗しない依頼先の選び方
ここからは、実際に発注する際に気をつけたいポイントを、私自身の経験も交えてお話しします。
見積もりの内訳を必ず確認する
私が初めて外注を経験したとき、複数の見積もりを比較したのですが、総額だけを見て安い方を選んでしまい、後から「この金額には修正1回分しか含まれていなかった」と気づいて追加費用がかさんだことがありました。見積もりを比較するときは、総額の安さだけで判断せず、修正回数、納品形式、著作権の扱いまで含めて確認することを強くおすすめします。
過去の制作実績を見せてもらう
展示会動画の実績があるかどうかは、依頼先を選ぶうえで大きな判断材料になります。特にBtoB向けの製品説明が多い場合、業界特有の専門用語や訴求ポイントを理解している制作者の方が、やり取りがスムーズです。ポートフォリオを見せてもらい、自社の業界に近い制作実績があるかを確認しましょう。
コミュニケーションの速さと丁寧さ
動画制作は、企画から納品まで何度もやり取りが発生します。問い合わせへの返信が遅い、質問への回答が曖昧という依頼先は、制作が進んでからもストレスになりがちです。初回の問い合わせや見積もり依頼のやり取りの段階で、対応の質を見極めておくとよいでしょう。
直接依頼のメリットとデメリット
代理店や制作会社を通さず、フリーランスの映像クリエイターへ直接依頼する場合、中間マージンが発生しないため費用を抑えられるという明確なメリットがあります。同じ予算でも、より作り込んだ動画に仕上げてもらえる可能性が高まります。
一方で、フリーランス個人に依頼する場合は、体制の厚みが制作会社より薄いため、急な体調不良やスケジュール変更への対応力に差が出ることがあります。また、契約書や納品物の権利関係を自分で確認する必要がある点も、代理店を挟む場合との違いです。信頼できるフリーランスを見極めるためには、実績の確認と、契約条件のすり合わせを丁寧に行うことが欠かせません。
展示会動画を成功させるためのポイント
料金や流れを押さえたうえで、動画そのものの質を上げるためのポイントも押さえておきましょう。
最初の3秒で要点を伝える
展示会場は来場者の動きが速く、ブースの前を通り過ぎながら目に入る情報で足を止めるかどうかを判断します。動画の冒頭で「何のための製品か」「誰に役立つか」を端的に見せる構成が効果的です。
音声なしでも伝わる構成にする
展示会場は騒がしいため、音声が聞こえない環境で視聴されることを前提に、テロップや図解を多めに入れる工夫が求められます。ナレーションだけに頼った構成は、展示会という環境ではリスクがあります。
ループ再生を前提とした尺設計
多くのブースでは動画を繰り返し再生します。30秒から1分程度に収め、途中から見ても内容が理解できる構成にすると、来場者の入れ替わりが激しい環境でも情報が伝わりやすくなります。
商談につなげる導線を用意する
動画の最後に、担当者への声かけを促す一文や、資料請求の案内を入れておくと、動画を見た来場者がその場で商談に発展しやすくなります。動画単体で完結させず、ブース内のスタッフ対応とセットで設計することが成果につながります。
運営者から見た、展示会動画外注の現場感
フリーランス・在宅ワーク市場を20年運営してきた立場から言えば、展示会動画のような単発発注の案件は、依頼者と受注者の関係が「その場限り」で終わるか「次も頼みたい」に発展するかが、費用対効果を大きく左右します。
長く続く取引関係を築けている依頼者ほど、単に「安いから」で発注先を選んでいません。むしろ、最初のヒアリングで自社の意図をきちんと伝え、修正のやり取りでも具体的なフィードバックを返す発注者に、受注者側も期待以上の提案を返してくる傾向があります。これは展示会動画に限らず、あらゆる外注業務に共通する構造です。
そしてもう一つ、運営者として見てきた実感としてお伝えしたいのが、中間マージンが乗らない直接取引の意味です。代理店を挟む発注では、依頼者が支払う金額の一部が仲介手数料として差し引かれ、実際に制作に携わる人へ渡る金額は目減りします。直接依頼であれば、同じ予算でも制作者の手取りが厚くなり、その分、時間をかけた丁寧な仕事や、追加の提案に応じてもらいやすくなります。これは金額の大小の話ではなく、双方にとって「質」が上がる構造だと、長年この市場を見てきた中で感じています。
まとめに代えて、発注前に整理しておきたいこと
展示会動画の外注は、目的の整理、予算とスケジュールの設定、見積もり比較、そして依頼先とのコミュニケーションという、順序立てたプロセスを踏めば決して難しいものではありません。相場感を知り、内訳を確認し、実績を見せてもらう。この3つを押さえるだけで、初めての外注でも大きな失敗は避けられます。
動画制作以外にも、展示会やイベントに関連する外注ニーズは幅広く存在します。例えば、SNSでの告知動画や広告用の映像制作を依頼したい場合はPR・CM・SNS広告動画のお仕事のページで、企業向けの広告動画制作を担うフリーランスの実態を紹介しています。動画だけでなく、デザインやレッスンなど周辺領域も含めて外注先を探したい方にはデザイン・動画・音楽レッスンのお仕事が参考になります。また、展示会の後に懇親会や周年イベントの記念映像を検討している場合は結婚式・イベント・記念動画のお仕事で、イベント映像の制作範囲や依頼のイメージがつかめます。
映像クリエイターへの発注を検討する際、報酬相場の目安を知っておきたい方は著述家,記者,編集者の年収・単価相場のページで、コンテンツ制作に関わる職種の年収・単価データを確認できます。動画制作と合わせて、Webサイトや制作ツールの開発を依頼したい場合はソフトウェア作成者の年収・単価相場も参考になります。
社内で動画制作の担当者を育てたい、あるいは発注の際に相手のスキルを見極めるための基礎知識を持ちたいという場合は、ビジネス文書検定のような資格情報も参考になります。ITツールを併用した映像編集の管理体制を整えたい場合にはCCNA(シスコ技術者認定)のようなネットワーク関連資格の知識が、社内のデータ管理体制を考えるうえで役立つこともあります。
最後に、展示会動画に限らず動画制作全般を外注する流れについては動画制作を外注する方法|企画から納品までの流れ【2026年版】で詳しく解説しています。結婚式やイベントの記念映像制作を副業として受けているクリエイターの実態を知りたい方は結婚式・イベント動画の副業ガイド|感動ムービー制作で稼ぐ、企業向けの広告動画制作案件の実態を知りたい方はPR・CM・SNS広告動画の制作案件|企業向け動画編集の受注方法もあわせてご覧ください。
展示会は、企業にとって年に何度もない大切な機会です。動画1本の発注であっても、目的を明確にし、信頼できる相手を見極めて進めれば、費用対効果の高い成果につながります。あなたの展示会が、実りあるものになりますように。
よくある質問
Q. 展示会動画1本の制作費用はどれくらいが目安ですか?
制作会社に依頼する場合は30万円から50万円程度、フリーランスへ直接依頼する場合は10万円から40万円程度が目安です。CGの有無や撮影方法によって変動します。
Q. 発注から納品までどのくらいの期間が必要ですか?
企画から撮影、編集、納品まで通常3週間から2ヶ月程度かかります。展示会の日程から逆算して、余裕を持って発注することをおすすめします。
Q. 制作会社とフリーランス、どちらに頼むべきですか?
体制の厚みや対応力を重視するなら制作会社、費用を抑えつつ質を確保したいなら直接依頼できるフリーランスが向いています。実績とコミュニケーションの相性で判断するとよいでしょう。
Q. 見積もりを比較するときに注意すべき点は何ですか?
総額だけでなく、修正回数の上限、納品形式、著作権の扱いまで内訳を確認しましょう。安さだけで選ぶと後から追加費用が発生することがあります。
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入力は3分ほど。掲載料も取引手数料も0円です。@SOHOに登録しているフリーランス・副業ワーカーから、早ければ当日中に最初の応募が届きます。
この記事について
編集部
監修:@SOHO編集部
2004年よりフリーランス・在宅ワーク向けサービスを20年運営。編集部が事実確認のうえ公開しています。

この記事を書いた人
中西 直美@SOHO編集部
産業カウンセラー・キャリアコンサルタント
大手人材会社でキャリアカウンセラーとして15年間従事した後、フリーランスの産業カウンセラーとして独立。在宅ワーカーのメンタルヘルスケアを専門に活動しています。
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