スマホでアンケートを作る方法|無料のアプリで作って配る手順


この記事のポイント
- ✓スマホでアンケートを作る方法を
- ✓Googleフォームをスマホのブラウザで使う手順を中心に
- ✓回答の確認と集計まで順に説明します
スマホでアンケートを作るいちばん手軽な方法は、Googleフォームをスマホのブラウザで開いて作ることです。パソコンがなくても、質問を作り、リンクを配り、集まった回答をグラフで確かめるところまで、スマホだけで進められます。ただし、アプリのストアで「Googleフォーム」と名の付くアプリを探すと、Googleが作ったものではないアプリが表示されることがあるので注意が必要です。
この記事では、スマホでアンケートを作って配る手順を、作成、質問の形式の選び方、配り方、回答の確認と集計の順に説明します。あわせて、スマホで答えやすいアンケートの作り方、個人情報の扱い、集まった回答をあとで対応につなげる管理の仕方も整理します。受け付けた回答を1件ごとに担当と状況つきで記録し、返信まで同じ画面で回せるHalictも、回答の管理を整える道具の選択肢の1つとして紹介します。
スマホでアンケートを作る方法の全体像
スマホでアンケートを作る方法は、大きく分けて3つあります。
| 方法 | 特徴 | 向いている場面 |
|---|---|---|
| Googleフォームをスマホのブラウザで使う | 無料で、作成から集計までスマホで完結する | 社内の出欠、イベントの感想、簡単な調査 |
| フォーム作成のサービスを使う | 回答の管理や返信など、集めた後の作業まで扱える | 申し込みや問い合わせなど、回答ごとに対応が要る |
| LINEなど連絡の道具のアンケートの機能を使う | 普段の連絡の場でそのまま答えてもらえる | グループの中での短い意見の確認 |
この記事では、もっとも多くの人が使える1つ目の方法を中心に説明し、回答を集めた後の対応が必要な場合の道具の選び方も後半で整理します。
アプリを探す前に知っておきたいこと
スマホでアンケートを作ろうとして、まずアプリのストアで探す人は多いと思います。ここで気をつけたいのが、Googleフォームには、Googleが提供するスマホ専用のアプリがないという点です。
Googleの公式のヘルプでは、iPhoneやiPadでフォームを作る手順として、Safariなどのブラウザを開いてforms.google.comにアクセスする方法が案内されています。Androidのスマホでも、同じようにブラウザから使います。Androidの公式サイトの解説記事も、次のように説明しています。
Google フォームは、スマホのブラウザでも利用できるオンライン フォームの作成ツールです。参加フォームやアンケート、テスト機能を利用したクイズなど幅広い利用シーンに活用でき、フォームの作成から回答者への共有、回答の確認まですべてスマホで操作が可能です。 出典: android.com
一方で、アプリのストアには、「Googleフォーム」という名前を含むアプリが並んでいることがあります。こうしたアプリの中には、Google以外の開発者が作ったものがあります。アプリの説明のページで、提供元(デベロッパ)の名前を必ず確かめてください。Google以外の会社や個人が作ったアプリを使うと、Googleのアカウントへのアクセスを許可することになる場合があり、アプリ内の課金の案内が表示されることもあります。無料で安心して使いたいなら、ブラウザからforms.google.comを開く方法がもっとも確実です。
Googleフォームでアンケートを作る手順
ここからは、スマホのブラウザでGoogleフォームを使ってアンケートを作る手順を説明します。事前に、Googleのアカウントでログインしておきます。
ステップ1:新しいフォームを作る
- スマホでSafariやChromeなどのブラウザを開く
- forms.google.comにアクセスする
- 「空白のフォーム」をタップする
- 「無題のフォーム」の部分に、アンケートの名前を入れる
アンケートの名前の下には、説明を書く欄があります。ここに、アンケートの目的、答えるのにかかる時間の目安、回答の締め切り、集めた回答をどう使うかを書いておくと、答える人が安心して進められます。
ステップ2:質問を作る
質問の欄に質問の文を入れ、質問の形式を選びます。質問を追加するときは、画面の追加のボタンをタップします。質問ごとに、答えるのを必須にするかどうかを切り替えられます。
Googleの公式のヘルプでは、iPhoneとiPadでは、日時を選ぶ機能は現在サポートされていないとされています。日付や時刻を聞く質問を作りたい場合は、パソコンで作るか、記述式の質問で「例:10月20日」のように入力の例を添えて聞く方法があります。
ステップ3:見た目を整える
テーマの設定で、色や見出しの画像を変えられます。会社や団体の色に合わせると、答える人に「どこのアンケートか」が伝わりやすくなります。ただし、スマホの小さな画面では、凝った画像より、読みやすい文字と余白のほうが大切です。
ステップ4:試しに答えてみる
作り終えたら、配る前に、プレビューの画面で自分で答えてみます。質問の順番が自然か、選択肢に抜けがないか、必須の設定が正しいかを確かめます。スマホで作った場合でも、別のスマホや、家族や同僚のスマホで答えてもらうと、見落としに気づきやすくなります。
スマホで作るときの操作のコツ
スマホの小さな画面でアンケートを作ると、パソコンより操作に手間がかかる場面があります。次のコツを知っておくと、作業がはかどります。
質問の文は先にメモに書いておく
スマホでフォームの画面を見ながら質問の文を考えると、画面の切り替えが多くなり、時間がかかります。先にスマホのメモの機能に、質問の文と選択肢を書き出しておき、それをフォームに貼り付けていくと、入力の手間が減り、誤字も防げます。
似た質問は複製して作る
満足度を5段階で聞く質問をいくつも作る場合は、1つ目の質問を作った後、複製の機能でコピーし、質問の文だけを書き換えると早く作れます。選択肢や必須の設定もそのまま引き継がれます。
画面を横にして確かめる
質問の数が多くなってきたら、スマホを横向きにすると、1つの画面に表示される範囲が広がり、全体の流れを確かめやすくなることがあります。ただし、答える人の多くは縦向きで答えるので、最終の確認は縦向きで行います。
途中で保存の状態を確かめる
Googleフォームは、編集した内容が自動で保存されます。電波の弱い場所で作業していると、保存が間に合わないことがあるので、作業を終える前に、画面の上部などで保存の状態を確かめておくと安心です。作成したフォームは、Googleドライブの中に保存されるので、後からドライブのアプリで探して開くこともできます。
紙のアンケートから切り替えるときの注意
これまで紙でアンケートを配っていた場合は、スマホで答えるアンケートに切り替えると、集計の手間が大きく減ります。手書きの回答を表に打ち込む作業がなくなり、回答が集まった時点でグラフが自動で作られるからです。
ただし、切り替えるときには、次の点に注意します。
- スマホを持っていない人や、操作に慣れていない人のために、しばらくは紙のアンケートも残しておく
- 紙のアンケートの質問をそのまま写すのではなく、スマホで答えやすい形に作り直す
- 紙で集めた回答をフォームの結果と合わせる場合は、同じ質問と選択肢にそろえておく
- 店頭やイベントで配る場合は、QRコードを大きく表示し、読み取れない人のためにリンクの文字も添える
年配の人が多い集まりでは、スマホでの回答に切り替えると回答の数が減ることがあります。参加者の層に合わせて、紙とスマホのどちらか、または両方を選ぶと、多くの人の声を集められます。
質問の形式の選び方
Googleフォームには、いくつかの質問の形式があります。何を知りたいかによって、合う形式が変わります。
| 形式 | 使う場面 | スマホでの答えやすさ |
|---|---|---|
| ラジオボタン(選択肢から1つ選ぶ) | 年代、満足度、参加するかどうか | とても答えやすい |
| チェックボックス(選択肢から複数選ぶ) | 興味のある分野、使っている道具 | 答えやすい |
| プルダウン | 都道府県など、選択肢が多いもの | 答えやすいが、選択肢を探す手間がある |
| 均等目盛 | 1から5の段階で評価してもらう | 答えやすい |
| 記述式(短い文) | 名前、短い意見 | 文字の入力が要るので少し手間 |
| 段落(長い文) | 詳しい感想、改善の提案 | スマホでは負担が大きい |
スマホで答えてもらうアンケートでは、選択肢から選ぶ形式を中心にし、文字を入力してもらう質問は必要なものだけに絞るのが基本です。スマホの画面で長い文を打つのは、思った以上に負担がかかります。自由に書いてもらう質問は、最後に1つだけ置き、必須にしない形にすると、答える人の負担を減らしつつ、意見のある人からは詳しい声を集められます。
スマホで答えやすいアンケートの作り方
スマホでアンケートに答える人は、移動中や休憩中など、短い時間で答えることが多くなります。答えやすいアンケートにするために、次の点を意識します。
質問の数を絞る
質問の数が多いと、途中で答えるのをやめる人が増えます。何を知りたいのかを先に決め、その目的に関係のない質問は外します。答えるのにかかる時間の目安を説明の欄に書き、その時間で終わる量に収めます。
1つの質問で1つのことを聞く
「サービスの内容と料金に満足していますか」のように、1つの質問で2つのことを聞くと、内容には満足しているが料金には不満、という人が答えられません。内容と料金は、別の質問に分けます。
選択肢に「その他」や「分からない」を入れる
用意した選択肢に当てはまらない人もいます。「その他」や「分からない」「答えたくない」の選択肢を入れておくと、無理に選ばされて答えが不正確になることを防げます。
セクションで区切る
質問が多くなる場合は、セクションで区切ると、1つの画面に表示される質問の数が減り、スマホでも見やすくなります。回答の内容によって次に表示するセクションを変える設定を使えば、答える人に関係のない質問を飛ばせます。たとえば、「サービスを使ったことがありますか」で「いいえ」と答えた人には、使った感想の質問を表示しない、という形です。
目的別の質問の例
アンケートを初めて作るときは、目的に合った質問の組み立てを見本にすると作りやすくなります。よく使われる3つの目的について、質問の例を紹介します。
イベントやセミナーの感想を集める
イベントの後に感想を集めるアンケートは、当日のうちに配ると回答が集まりやすくなります。質問は5問から6問程度に絞ります。
- 今日のイベントの満足度を5段階で教えてください(均等目盛、必須)
- 特に役に立った内容を選んでください(チェックボックス、複数選択)
- 内容の量はいかがでしたか(ラジオボタン:多い、ちょうどよい、少ない)
- 次に参加したいテーマを選んでください(チェックボックス、「その他」あり)
- このイベントを知ったきっかけを教えてください(ラジオボタン)
- ご意見やご感想があればお書きください(段落、任意)
満足度を最初に聞くと、答える人が全体の印象を素直に答えやすくなります。自由に書く質問は最後に置き、必須にしないのが基本です。
お客様の満足度を調べる
お店やサービスの満足度を調べるアンケートでは、全体の満足度に加えて、どこに満足していて、どこに不満があるのかを分けて聞きます。
- 全体の満足度を5段階で教えてください(均等目盛、必須)
- 商品やサービスの内容の満足度を5段階で教えてください(均等目盛)
- 料金の満足度を5段階で教えてください(均等目盛)
- スタッフの対応の満足度を5段階で教えてください(均等目盛)
- また利用したいと思いますか(ラジオボタン:思う、どちらともいえない、思わない)
- 改善してほしい点があればお書きください(段落、任意)
- 回答の内容について連絡してもよい場合は、メールアドレスをお書きください(記述式、任意)
内容、料金、対応を別の質問に分けることで、どこを改善すればよいかが見えてきます。不満を書いた人に連絡したい場合は、連絡してよいかを本人に選んでもらう形にすると、個人情報を必要以上に集めずに済みます。
社内やグループの出欠を確かめる
飲み会や会議の出欠の確認は、質問を最小限にします。
- お名前を選んでください(プルダウン、必須)
- 出欠を教えてください(ラジオボタン:出席、欠席、未定、必須)
- 食事の制限やアレルギーがあればお書きください(記述式、任意)
名前は、記述式で入力してもらうより、メンバーの一覧からプルダウンで選んでもらうほうが、表記のゆれがなく集計しやすくなります。
回答を集めやすくする工夫
アンケートは、作るだけでなく、どれだけの人に答えてもらえるかが結果の価値を左右します。回答を集めやすくするために、次の工夫が役に立ちます。
配るときの文面を工夫する
リンクだけを送ると、何のアンケートなのか分からず、後回しにされがちです。配るときの文面には、アンケートの目的、答えるのにかかる時間、締め切り、答えてもらうとどう役立つのかを短く書きます。たとえば「次回のイベントの内容を決めるためのアンケートです。2分ほどで答えられます。10月25日までにご協力をお願いします」のような文面です。
配る時間を選ぶ
仕事の関係者に送るなら平日の午前中、個人に送るなら夕方から夜の時間帯のほうが、すぐに開いてもらいやすい傾向があります。イベントの感想は、終わった直後の会場で、QRコードを見せて答えてもらうと、記憶が新しいうちに多くの回答が集まります。
結果をどう使ったかを伝える
前回のアンケートの結果をどう活かしたかを伝えると、次のアンケートにも協力してもらいやすくなります。「前回のアンケートで多かったご要望をもとに、開始の時間を変えました」と一言添えるだけでも、答える人は自分の声が届いたと感じられます。
結果の読み取り方
回答が集まったら、結果を読み取ります。グラフを眺めるだけで終わらせず、次の点に注意して読むと、結果を判断に活かしやすくなります。
回答した人の偏りを考える
アンケートに答えてくれるのは、関心の高い人や、強い意見を持っている人に偏りがちです。たとえば、満足度のアンケートに答えたのが常連のお客様ばかりなら、満足度は高く出ます。誰が答えたのかを考えずに結果を読むと、実際とずれた判断をしてしまうことがあります。
回答の数が少ないときは慎重に読む
回答が10件しかないアンケートで、「60%の人が満足」と言っても、実際には6人です。回答の数が少ないうちは、割合よりも、実際の人数と、自由に書かれた意見の中身を重視して読みます。
自由に書かれた意見を分類する
自由に書く質問の回答は、内容ごとに分類すると傾向が見えてきます。「料金について」「時間について」「内容について」のように、似た意見をまとめて数えると、多くの人が感じている課題が分かります。スプレッドシートに書き出し、分類の列を作って書き込んでいくと、分類の作業が進めやすくなります。
複数の人で作る場合
アンケートを複数の人で作る場合は、Googleフォームの共同編集者の機能を使います。共同編集者を追加すると、複数の人が同時にフォームを編集したり、回答を確かめたりできます。
共同で作るときは、最初に担当を決めておくと進めやすくなります。質問の文を考える人、選択肢と設定を確かめる人、配る準備をする人、というように分けると、作業が重なりません。また、共同編集者は、フォームの回答もすべて見られるようになるため、個人情報を集めるアンケートでは、共同編集者を必要な人だけに絞ります。
アンケートの配り方
アンケートを作ったら、答えてほしい人に届けます。Googleフォームでは、送信のボタンから、リンクを作って共有したり、メールで送ったりできます。
| 配り方 | 使う場面 | 気をつけたいこと |
|---|---|---|
| リンクをコピーしてLINEやチャットで送る | 知り合いやグループのメンバー | 短縮したリンクを使うと、文面がすっきりする |
| メールで送る | 取引先、顧客、会員 | 件名に、アンケートであることと締め切りを書く |
| QRコードにして掲示する | 店頭、イベントの会場、配布物 | QRコードの近くに、何のアンケートかを書く |
| Webサイトやブログに載せる | 不特定の人から広く集めたい | いたずらの回答が混ざることがある |
回答を受け付ける設定を確かめる
配る前に、設定を確かめておきます。1人1回だけ答えてもらいたい場合は、回答を1回に限る設定を使えますが、この設定を使うと、答える人にGoogleのアカウントでのログインが必要になります。ログインを求めると、アカウントを持っていない人が答えられなくなるため、誰に答えてもらうかを考えて設定を選びます。
回答の締め切りが来たら、回答の受付を止める設定に切り替えます。締め切りの後も受け付けたままにしておくと、集計の後に回答が増えて、結果が変わってしまいます。
回答を確かめて集計する
集まった回答は、フォームの「回答」の画面で確かめられます。
概要と個別の回答
「概要」の表示では、質問ごとの回答の割合がグラフで表示されます。選択肢から選ぶ質問の結果は、ここを見るだけで全体の傾向がつかめます。「個別」の表示では、1人ずつの回答を順に見られます。
スプレッドシートに書き出す
回答をGoogleスプレッドシートに保存する設定にしておくと、回答が表の形で1行ずつ追加されていきます。年代別の満足度のように、2つの質問を組み合わせて集計したいときや、回答の数が多いときは、スプレッドシートで並べ替えや絞り込みをすると分析しやすくなります。スマホでもスプレッドシートは開けますが、細かな集計はパソコンのほうが作業しやすいので、作成と配布はスマホで、詳しい集計はパソコンで、と使い分けるのも1つの方法です。
結果を共有する
集計の結果は、答えてくれた人や関係者に共有すると、次のアンケートにも協力してもらいやすくなります。グラフの画面を見せる、要点を短くまとめて伝える、といった形で、結果をどう活かすのかを添えて伝えると効果的です。
テストやクイズとして使う
Googleフォームは、アンケートだけでなく、テストやクイズを作ることもできます。公式のヘルプでも、フォームでテストを作成し、採点する方法が案内されています。社内の研修の理解度の確認や、イベントでのクイズ大会、教室での小テストなどに使えます。
テストとして使う場合は、設定でテストの機能をオンにし、質問ごとに正解と配点を決めます。答えた人に、送信した後すぐに点数を見せるか、後でまとめて知らせるかも選べます。間違えた問題に解説を表示する設定にしておくと、答えた人が自分で学び直せます。
スマホで答えてもらうテストでは、選択肢から選ぶ問題を中心にし、1問ずつの文を短くするのがコツです。長い問題文や、たくさんの選択肢は、小さな画面では読みにくくなります。研修の理解度の確認なら、10問程度、5分ほどで終わる量にすると、仕事の合間でも答えてもらいやすくなります。
個人情報の扱いに気をつける
アンケートで名前、メールアドレス、電話番号などを集める場合は、個人情報の扱いに気をつける必要があります。
まず、本当にその情報が必要かを考えます。匿名で答えてもらえば足りるアンケートで、名前や連絡先を集める必要はありません。集める情報が少ないほど、管理の手間も、漏れたときの影響も小さくなります。
個人情報を集める場合は、説明の欄に、何のために使うのか、誰が見るのか、いつまで保存するのかを書いておきます。個人情報の扱いの決まりについては、個人情報保護委員会の案内で確かめられます。
集めた回答は、必要な人だけが見られるようにします。フォームの共同編集者を必要以上に増やさない、回答を保存したスプレッドシートの共有の範囲を確かめる、といった点に注意します。アンケートが終わって不要になった個人情報は、決めた期間が過ぎたら削除します。
集めた回答に対応が必要な場合
社内の出欠や、イベントの感想を集めるだけなら、Googleフォームの集計の画面で十分です。一方で、次のように、回答の1件ごとに対応が必要なアンケートもあります。
- 顧客の満足度のアンケートで、不満を書いた人に個別に連絡したい
- 申し込みを兼ねたアンケートで、1件ずつ受付の連絡を返したい
- 相談の受付を兼ねたアンケートで、担当者を決めて対応したい
こうした場合、スプレッドシートに「担当」「対応の状況」の列を作り、手で書き込んでいく方法がよく使われます。件数が少ないうちはこれで回りますが、件数が増えると、誰がどの回答に対応したのか、返信を送ったかどうかが分かりにくくなります。
回答の受付から返信までを1か所で回す道具
回答の受け付け、担当の割り振り、状況の管理、返信を1か所で回す道具の選択肢の1つが、Halictです。公式サイトによると、Halictはフォームで受け付けた1件ごとに担当と状況(ステージ)を残し、返信も同じ画面から送れて、開封まで記録されます。届いた回答を表で管理し、担当や状況の列を手で埋め、返信はメールソフトで送る、という作業を1つにまとめる道具として作られています。
答える側の画面は、1画面に1問だけを表示し、進み具合を示す棒が出る形にでき、スマホの小さな画面でも迷わずに最後まで進めるように作られています。質問の形式は、テキスト、選択肢、評価、日付、メール、電話、住所、ファイルの提出など12種類です。「顧客満足度のアンケート」のように伝えると、AIが質問の下書きを作る機能もあります。
料金は、1人で使うなら無料で、フォームの数と回答の数はどのプランでも無制限です。自動返信とCSVの書き出しは無料のプランから使えます。メンバー3人まで使えるスターターのプランは月額2,980円(税抜)で、Googleスプレッドシートとの連携が加わり、10人まで使えるチームのプランは月額7,800円(税抜)で、一斉メールと開封・クリックの計測、Slack、Teams、Chatworkへの通知などが加わります。
Halictは、@SOHOを運営する株式会社ライフスケープが開発・提供しています。
アンケートの目的が「結果を集計すること」なのか、「答えてくれた人に対応すること」なのかで、合う道具が変わります。作る前に目的を決めておくと、道具選びで迷いにくくなります。
アンケートを作るときのつまずきやすい点
スマホでアンケートを作るときに、つまずきやすい点と避け方を整理します。
目的を決めずに質問を作り始める
聞けそうなことを思いつくままに並べると、質問が増えすぎ、集計しても何に使えばよいか分からない結果になります。作る前に、「この結果で何を決めたいのか」を1行で書いておくと、必要な質問だけに絞れます。
選択肢が重なっている
年代の選択肢を「20代から30代」「30代から40代」のように作ると、30代の人がどちらを選べばよいか迷います。選択肢は、重なりも抜けもないように作ります。
答えにくい質問を最初に置く
年収や家族の状況など、答えにくい質問を最初に置くと、そこで答えるのをやめてしまう人が増えます。答えやすい質問から始め、答えにくい質問は後半に置き、必須にしないか、「答えたくない」の選択肢を入れておきます。最初の数問で答える流れができると、最後まで答えてもらいやすくなります。
締め切りを伝えていない
締め切りが書かれていないアンケートは、後回しにされやすくなります。説明の欄と、配るときの文面の両方に、締め切りの日付を書いておきます。締め切りの数日前に、まだ答えていない人に向けて、もう一度案内を送ると、回答が集まりやすくなります。
仕事としてのアンケートの作成と分析
アンケートの作成と分析は、企業の商品開発やマーケティングで欠かせない仕事でもあります。質問の作り方や、結果の読み取り方の知識は、そのまま仕事として活かせます。
在宅ワークとフリーランスの仲介を20年以上続けてきた運営者として見てきた限りでは、アンケートの仕事を依頼する企業が求めているのは、道具の操作よりも、「何を聞けば知りたいことが分かるか」を一緒に考えてくれることです。質問の設計から関わり、結果を意思決定に使える形でまとめられる人は、続けて頼まれる傾向があります。依頼主と受け手が直接やり取りできる形なら、間に入る手数料が少ない分、依頼主は同じ予算でより多くの調査を頼め、受け手の手取りも厚くなります。
調査や分析の仕事の報酬の目安は、研究者の年収・単価相場でまとめています。アンケートを使った市場の調査や、結果の報告書づくりの仕事の内容は、マーケ戦略・分析・レポート作成のお仕事で説明しています。アンケートの仕組みを自社の業務の道具に組み込みたい場合は、システムを作る仕事の報酬の目安としてソフトウェア作成者の年収・単価相場も参考になります。
まずは、アンケートで何を決めたいのかを1行で書き、スマホのブラウザでforms.google.comを開いて、選択肢から選ぶ質問を中心に作ってみること。配る前に自分で答えて確かめ、締め切りと個人情報の扱いを説明の欄に書いておくこと。この順番で進めれば、スマホだけでも、答えやすく、結果を活かせるアンケートを作れます。
よくある質問
Q. スマホでGoogleフォームを使うにはアプリが必要ですか?
アプリは必要ありません。Googleの公式のヘルプでは、iPhoneやiPadでは、Safariなどのブラウザでforms.google.comにアクセスしてフォームを作る手順が案内されています。Androidでも同じようにブラウザから使えます。アプリのストアには、Google以外の開発者が作った「Googleフォーム」を名前に含むアプリもあるので、使う前に提供元を確かめてください。
Q. スマホで作ったアンケートはどうやって配ればよいですか?
Googleフォームの送信のボタンから、リンクをコピーしてLINEやチャットで送る、メールで送る、QRコードにして掲示する、といった方法があります。配る前に、プレビューで自分で答えて確かめておきます。1人1回に限る設定を使うと、答える人にGoogleのアカウントでのログインが必要になるので、誰に答えてもらうかを考えて設定を選びます。
Q. スマホで答えやすいアンケートにするコツはありますか?
質問の数を絞り、選択肢から選ぶ形式を中心にするのが基本です。スマホで長い文を入力するのは負担が大きいので、自由に書いてもらう質問は最後に1つだけ、必須にしない形にします。1つの質問で1つのことを聞き、「その他」や「分からない」の選択肢を入れておくと、答える人が迷わずに進められます。
Q. アンケートで個人情報を集めるときに気をつけることは?
まず、その情報が本当に必要かを考え、匿名で足りるなら名前や連絡先は集めません。集める場合は、何のために使うのか、誰が見るのか、いつまで保存するのかを説明の欄に書いておきます。回答を保存したスプレッドシートの共有の範囲を確かめ、不要になった個人情報は決めた期間が過ぎたら削除します。
この記事について
編集部
監修:@SOHO編集部
2004年よりフリーランス・在宅ワーク向けサービスを運営。生成AIで作成した下書きを、一次情報と照らし合わせて確認したうえで公開しています。

この記事を書いた人
@SOHO編集部
フリーランス・在宅ワークの専門メディア
@SOHOは2004年から続く、日本のフリーランス・在宅ワーク向け案件サイトです。記事は生成AIで下書きを作り、数値・固有名・出典を一次情報と照らし合わせる確認の手順を経て公開しています。
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