Notionでテンプレートを作る手順と、同じページを繰り返し使うための設定

@SOHO編集部
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Notionでテンプレートを作る手順と、同じページを繰り返し使うための設定

この記事のポイント

  • ✓Notionでテンプレートを作る方法を
  • ✓公式ヘルプの手順に沿って整理します
  • ✓データベーステンプレートの作り方と繰り返しの設定

Notionで議事録や日報、案件の管理ページを作るとき、毎回同じ見出しや項目を手で打ち直していないでしょうか。Notionには、同じ形のページを何度でも呼び出せるテンプレートの仕組みがあり、一度作っておけば、ボタンを押すだけで決まった形のページが用意されます。

ただ、Notionのテンプレートには作り方がいくつかあり、どれを使えばよいかで迷う人が少なくありません。この記事では、Notionの公式ヘルプに書かれている手順をもとに、テンプレートの作り方を目的ごとに整理します。データベーステンプレートの作り方と繰り返しの設定、ボタンで定型の中身を入れる方法、Web公開で人に配る方法、用途別の作り方の例まで順に説明します。チームのタスク管理をテンプレートで組み立てるのが負担に感じる場合の選択肢として、ボードの種類を選ぶだけで使い始められるPinatecaにも触れます。

Notionのテンプレートとは

Notionの公式ヘルプでは、テンプレートを「ワークスペースに追加できる既成のNotionページ」と説明しています。ワークスペースとは、Notionの中で自分やチームのページがまとまっている場所のことです。単純なページや複雑な仕組みをゼロから作り直すのではなく、テンプレートを追加するだけで使い始められる、というのがテンプレートの考え方です。

テンプレートを作る方法は4つある

Notionでテンプレートとして使える仕組みは、目的によって4つに分けられます。

方法 向いている場面
ページを複製する 1回きりの作業や、たまにしか使わない形
データベーステンプレート 議事録、日報、タスクなど、同じ種類のページを何度も作る場合
ボタン 1つのページの中に、決まった中身を何度も挿入する場合
Web公開でテンプレートとして配る 自分が作った形を、他の人のワークスペースに複製してもらう場合

いちばんよく使われるのは、2つ目のデータベーステンプレートです。データベースとは、同じ種類のページを表や一覧の形でまとめて管理する仕組みのことです。議事録をまとめた一覧、タスクをまとめた一覧などがデータベースに当たります。この記事でも、データベーステンプレートの作り方を中心に説明します。

テンプレートギャラリーとの違い

Notionには、他の人が作ったテンプレートを探せる「テンプレートギャラリー」もあります。公式ヘルプによると、ギャラリーにはコミュニティが作った多様なテンプレートが公開されていて、気に入ったものを「このテンプレートを使ってみる」ボタンで自分のワークスペースに追加できます。

ギャラリーのテンプレートは便利ですが、自分の仕事の流れにぴったり合うとは限りません。項目が多すぎて使わない欄が目立ったり、逆に必要な項目が足りなかったりします。ギャラリーのテンプレートを出発点にして手を入れるか、自分で作るかは、仕事の流れがどれだけ独特かで決めるとよいでしょう。

作り始める前に決めておくこと

テンプレートは、作る前の設計で使いやすさがほぼ決まります。いきなり画面を開いて作り始めると、使ってみてから項目を何度も作り直すことになります。次の3つを先に紙やメモに書き出しておくと、作る作業がずっと楽になります。

1. 何を繰り返しているのかを書き出す

まず、自分が毎週、毎日、毎月同じように作っているページを書き出します。週1回の定例会議の議事録、毎日の作業報告、案件ごとの進行表、取引先ごとの記録などです。そのうち、毎回同じ見出しや項目を書いているものが、テンプレートにする候補です。

2. 毎回入れる項目と、毎回変わる項目を分ける

次に、候補のページの中身を「毎回同じもの」と「毎回変わるもの」に分けます。議事録なら、「議題」「決まったこと」「次回までの宿題」という見出しは毎回同じで、その中に書く内容は毎回変わります。毎回同じ部分をテンプレートに入れ、毎回変わる部分は空欄にしておくのが基本です。

3. 一覧で並べたい情報を決める

データベーステンプレートを使う場合、一覧の表の列に並べたい情報を決めておきます。この列のことを、Notionでは「プロパティ」と呼びます。議事録なら「開催日」「参加者」「種類(定例、臨時)」、タスクなら「担当者」「期限」「状態」などです。一覧で絞り込んだり並べ替えたりしたい情報はプロパティに、文章で書く内容はページの本文に、と分けると整理しやすくなります。

方法1:ページを複製して使う

最も手軽なのは、形を整えたページを1つ作っておき、使うたびに複製する方法です。Notionの公式ヘルプでは、ページやブロックなどのコンテンツは数回のクリックで複製できると説明されています。

この方法の利点は、特別な設定がいらないことです。ひな形のページを作り、使うときに複製して、タイトルと中身を書き換えるだけで済みます。

一方で、複製したページは元のひな形とつながっていないため、ひな形を直しても、すでに複製したページには反映されません。また、複製したページがあちこちに散らばりやすく、あとで探すのに苦労します。年に数回しか使わない形や、まずは試しに使ってみたい形には向いていますが、毎週使うような形は、次に説明するデータベーステンプレートにしたほうが管理が楽です。

方法2:データベーステンプレートを作る

データベーステンプレートは、同じ種類のページを何度も作る場面のための仕組みです。公式ヘルプのデータベーステンプレートのページでは、「週次のミーティングのメモ、バグレポート、またはデザイン仕様」などを例に、特定のページ構造を定義してワンクリックで複製できる機能と説明されています。

作り方の手順

公式ヘルプに書かれている作り方は、次のとおりです。

  1. テンプレートを使いたいデータベースを開く
  2. データベースの右上にある「新規」の横のドロップダウンの矢印をクリックする
  3. 「+新規テンプレート」をクリックする
  4. 開いたページのタイトルに、テンプレートの名前を付ける(たとえば「定例会議」)
  5. プロパティに、毎回同じにしたい値を入れておく
  6. ページの本文に、毎回使う見出しや表、チェックリストを入れる

テンプレートの編集中は、ページの上部にデータベースの位置を示すバーが表示されます。このバーが出ているあいだに作った内容が、テンプレートとして保存されます。

公式ヘルプによると、テンプレートには画像や埋め込み、サブページなど、あらゆる種類のコンテンツを入れられ、テンプレートから作った各ページに同じように表示されます。また、1つのデータベースで作れるテンプレートの数に制限はないと書かれています。

テンプレートからページを作る

作ったテンプレートを使うときは、データベースの右上の「新規」の横にあるドロップダウンを開き、使いたいテンプレートを選びます。データベースで新しいページを作ったときに表示されるメニューから選ぶこともできます。

この流れについては、転職情報サイトの解説でも次のように紹介されています。

実際にテンプレートから新規データを追加するには、テーブル右上の「v」印をクリックします。作成してあるテンプレートが表示されますので、使いたいものをクリックします。 出典: tenshoku.mynavi.jp

テンプレートを選ぶと、決まった形のページがデータベースに追加されます。あとはタイトルを付け、毎回変わる部分を書き込むだけです。

種類ごとに複数のテンプレートを用意する

1つのデータベースに、種類の違うテンプレートを複数作ることもできます。たとえば議事録のデータベースに「定例会議」「取引先との打ち合わせ」「1対1の面談」の3つのテンプレートを作っておけば、会議の種類に合わせて見出しを使い分けられます。

プロパティにあらかじめ値を入れておけるのも便利な点です。「取引先との打ち合わせ」のテンプレートなら、「種類」のプロパティに「社外」を入れておくと、一覧で社外の打ち合わせだけを絞り込むときに入力の漏れがなくなります。

繰り返しの設定で、決まった日にページを自動で作る

データベーステンプレートには、決まった間隔でページを自動で作る「繰り返し」の設定があります。毎週月曜日の定例会議や、毎日の作業報告のように、作る日が決まっているページに向いています。

設定の手順

公式ヘルプに書かれている手順は、次のとおりです。

  1. データベースの上部にある「新規」または「+」の横のドロップダウンを開く
  2. 繰り返し使うデータベーステンプレートの横にある「•••」をクリックする
  3. 「繰り返し」の横のドロップダウンを開く
  4. 毎日、毎週、毎月、毎年のいずれかを選ぶ
  5. 繰り返しの間隔と、開始日、ページを作る時間を指定する

たとえば、毎週月曜日の朝9時に定例会議の議事録のページを作るように設定しておけば、会議の前に議事録のページが用意されている状態になります。会議が始まってから慌ててページを作る必要がなくなり、参加者があらかじめ議題を書き込んでおくこともできます。

繰り返しの設定で気をつけること

繰り返しの設定をすると、使わない日にもページが作られていきます。祝日で会議がない週にも議事録のページが作られるため、空のページが増えていきます。定期的に空のページを整理するか、使わない週は手で削除する運用を決めておくと、一覧が見やすいまま保てます。

テンプレートの中にさらにデータベースを入れ、そのデータベースにもテンプレートを使う「入れ子」の作り方もできます。ただし公式ヘルプでは、毎日繰り返すテンプレートの中には入れ子にできないこと、入れ子は3段階までであることが制限として書かれています。最初は入れ子を使わず、単純な形から始めるのが無難です。

方法3:ボタンで定型の中身を挿入する

1つのページの中に、決まった中身を何度も追加したい場合は、ボタンの機能が役に立ちます。公式ヘルプのボタンのページでは、ボタンはすべてのプランで使えると説明されています(一部の動作は有料プランだけ)。

ボタンの作り方

公式ヘルプに書かれているボタンの作り方は、次のとおりです。

  1. ページで「/」を入力し、「ボタン」を選ぶ
  2. ボタンに名前を付け、絵文字を加える
  3. 「新規アクション」を選び、動作を選ぶ
  4. 必要に応じて動作を追加し、「完了」を選ぶ

ボタンの動作には、テキストや箇条書き、トグルなどのブロックをページに挿入する「ブロックを挿入」、選んだデータベースにページを追加する「ページを追加」などがあります。

ボタンが向いている場面

たとえば、1つのページで毎日の作業記録をつけている場合、「今日の記録」というボタンに、日付の見出しと「やったこと」「明日やること」「困っていること」の3つの見出しを挿入する動作を設定しておけば、ボタンを押すたびに同じ形の記録欄が追加されます。

公式ヘルプのよくある質問では、ボタンの中で使う日付やユーザーのメンションを、固定の値にするか、ボタンを押した時点の値にするかを選べると説明されています。日付を押した日のものにしておけば、毎日の見出しの日付を手で書く手間も省けます。

データベースのページとして1件ずつ管理したい場合はデータベーステンプレート、1つのページに書き足していく場合はボタン、と使い分けるとよいでしょう。

方法4:Web公開でテンプレートとして人に配る

自分が作った形を、取引先や同じ仕事をしている人に使ってもらいたい場合は、ページをWebに公開し、テンプレートとして複製できるようにします。

公式ヘルプのテンプレートのガイドでは、手順が次のように説明されています。

  1. テンプレートにしたいページの右上にある「共有」をクリックする
  2. 「Web公開」のタブを選び、「Webで公開」ボタンをクリックする
  3. 「テンプレートとして複製を許可」が有効になっていることを確かめる
  4. 公開URLを使うか、「Web公開用リンクをコピー」ボタンでリンクをコピーして相手に伝える

公式ヘルプでは、複製を許可しているWeb公開のページは、そのままテンプレートとみなされると説明されています。リンクを受け取った相手は、自分のワークスペースにページを複製して使えます。

公開する前に確かめること

Web公開したページは、リンクを知っている人なら誰でも見られる状態になります。テンプレートとして配る前に、次の点を確かめてください。

  • 取引先の名前や金額、個人の連絡先など、実際の仕事の情報が残っていないか
  • サンプルの文章が、実在の人や会社と誤解されない内容になっているか
  • テンプレートの使い方の説明を、ページの上部に書いているか

公式ヘルプでも、テンプレートの上部や全体に、使い方や調整の方法の説明を入れることがすすめられています。受け取った人が迷わず使い始められるよう、「このページの使い方」という短い説明を最初に書いておくと親切です。

用途別のテンプレートの作り方の例

ここからは、在宅で働く人やフリーランスがよく使う場面を例に、テンプレートの中身の組み方を紹介します。

例1:定例会議の議事録

要素 中身
プロパティ 開催日、参加者、種類(定例・臨時)
本文の見出し 議題、決まったこと、次回までの宿題、次回の予定
繰り返し 毎週、会議の前日の夕方に作成

「次回までの宿題」の見出しの下にはチェックリストを入れておくと、次の会議で終わったかどうかを確かめやすくなります。

例2:案件ごとの進行管理

要素 中身
プロパティ 取引先、納期、状態(見積・進行中・納品済み・請求済み)、金額
本文の見出し 依頼の内容、確認済みの条件、やりとりの記録、納品物の場所
繰り返し なし(依頼を受けたときに手で作成)

フリーランスの案件管理では、「確認済みの条件」の見出しの下に、納期、修正の回数、支払いの時期を書く欄を作っておくと、あとで条件の食い違いが起きたときに確かめられます。

例3:毎日の作業報告

要素 中身
プロパティ 日付、作業時間、関係する案件
本文の見出し やったこと、明日やること、困っていること
繰り返し 毎日、朝に作成

作業時間をプロパティにしておくと、月末に案件ごとの作業時間を合計して、請求や見積もりの見直しに使えます。

例4:取引先ごとの記録

要素 中身
プロパティ 会社名、担当者、取引の開始日、連絡の方法(メール・チャット)
本文の見出し 依頼の傾向、好みや注意点、過去の案件、請求の条件
繰り返し なし(新しい取引先が決まったときに手で作成)

取引先ごとの記録は、件数が増えるほど役に立つページです。「修正の依頼は電話より文章で受け取ると行き違いが少ない」「請求書は月末締めの翌月払い」といった細かな情報を残しておくと、久しぶりに依頼が来たときにも、前回と同じ品質で対応できます。

案件の進行管理のデータベースとリレーションでつないでおけば、取引先のページから過去の案件の一覧をすぐに開けるようになります。ただし、後の「テンプレートがうまく回らないときの見直し方」で説明するとおり、案件のテンプレートの中では取引先のリレーションに値を入れず、案件を作るたびに選ぶようにしておきます。

テンプレートの本文に入れると便利な部品

テンプレートの使いやすさは、本文にどんな部品を入れるかで大きく変わります。Notionでは、ページの中身を「ブロック」と呼ばれる部品の組み合わせで作ります。公式ヘルプのテンプレートのガイドでも、コールアウトやトグルリスト、テーブルなどのブロックを加えたり、不要なブロックを削除したりして形を整える方法が紹介されています。テンプレートでよく使う部品と、使いどころを整理しておきます。

部品 使いどころ
見出し 「議題」「決まったこと」のように、毎回書く欄の区切りを示す
チェックボックス付きのリスト 毎回確かめる手順や、次回までの宿題を並べる
トグルリスト 普段は閉じておきたい補足や、記入の例を入れておく
コールアウト 「この欄には金額を書かない」などの注意を目立たせる
テーブル 日付と作業時間のように、決まった列の情報を並べる

記入の例をトグルに入れておく

テンプレートを他の人と使う場合、各見出しの下に「何をどう書けばよいか」の例を入れておくと、書く内容がそろいます。ただし、例をそのまま本文に入れると、書き換え忘れが起きます。例はトグルリストの中に入れて閉じておき、迷ったときだけ開いて見られるようにしておくと、本文がすっきりしたまま、書き方の目安も示せます。

チェックリストは「確かめる順番」で並べる

納品前の確認や、会議の準備のように、毎回同じことを確かめる作業は、チェックボックス付きのリストにしておくと漏れを防げます。並べる順番は、実際に作業する順番に合わせます。思いついた順に並べると、上から順に確かめたときに行ったり来たりすることになり、かえって見落としが起きやすくなります。

テンプレートを作ったあとの運用の決まり

テンプレートは、作ったあとに誰がどう手入れするかを決めておかないと、少しずつ形が崩れていきます。1人で使う場合も、チームで使う場合も、次の3つを決めておくと長く使えます。

直す人を決める

チームで使うテンプレートを、誰でも自由に直せる状態にしておくと、気づかないうちに見出しが変わったり、プロパティが増えたりします。テンプレートを直すのは決まった1人か2人にし、他の人は「ここを直してほしい」とコメントで伝える形にすると、形がそろったまま保てます。

直した日と内容を書き残す

テンプレートの上部に、最後に直した日と、何を変えたのかを1行で書き残しておきます。古いテンプレートから作ったページと、新しいテンプレートから作ったページで見出しが違っていても、いつ変えたのかが分かれば混乱せずに済みます。

使われていないテンプレートを片付ける

種類ごとにテンプレートを作っていくと、使われなくなったものが残っていきます。3か月に1回ほど、テンプレートの一覧を見直し、使っていないものは削除します。公式ヘルプによると、テンプレートの「•••」のメニューから、編集、複製、削除ができます。選ぶテンプレートが少ないほど、ページを作るときに迷わずに済みます。

テンプレートがうまく回らないときの見直し方

テンプレートを作ったのに使われなくなる、使っているうちに形が崩れていく、という悩みはよくあります。原因は、たいてい次のどれかです。

項目が多すぎる

最初に張り切ってプロパティや見出しをたくさん作ると、毎回すべてを埋めるのが負担になり、だんだん使われなくなります。1か月使ってみて、ほとんど空欄のままの項目は思い切って削除します。テンプレートは、少ない項目で始めて、必要になったら加えるほうが長続きします。削除する前には、その項目を使っている人がいないかをチームに一言確かめておくと、あとから「あの欄が消えて困った」という行き違いを防げます。

リレーションの値を固定してしまう

リレーションとは、別のデータベースのページとつなげるプロパティのことです。公式ヘルプでは、テンプレートにリレーションのプロパティを入れる場合、すべてのページに同じ値を入れたいとき以外は、テンプレートで値を入力しないよう注意が書かれています。テンプレートで値を入れてしまうと、そのテンプレートから作ったすべてのページが、同じページにつながってしまうためです。

別のデータベースで使い回そうとしている

公式ヘルプのよくある質問によると、あるデータベースで作ったテンプレートは、そのデータベースでしか使えません。同じ形を別のデータベースでも使いたい場合は、そのデータベースでもう一度テンプレートを作る必要があります。似た用途のデータベースをいくつも作るより、1つのデータベースにまとめ、プロパティで種類を分けるほうが、テンプレートの管理は楽になります。

Notionの料金と、無料のまま使うときの注意

ボタンの機能は、公式ヘルプですべてのプランで使えると案内されています(メールの送信など一部の動作は有料プランだけ)。データベーステンプレートの公式ヘルプには、プランによる制限の記載はありません。ただし、チームで使う場合は、プランによる違いを知っておく必要があります。

Notionの公式の料金ページでは、2026年10月14日時点で、フリーが0円、プラスが1メンバーあたり月額1,650円、ビジネスが1メンバーあたり月額3,150円と表示されています(日本の消費税は該当する場合に別途)。年払いにすると最大20%安くなると案内されています。

料金ページの比較表によると、フリーのプランでは外部のゲストは10人までで、プラス以上では制限がありません。料金ページのよくある質問では、フリーのワークスペースを自分だけで使う場合はブロックを好きなだけ追加できる一方、複数のメンバーで使う場合はブロック数に制限があり、上限に達すると新しいブロックを追加できなくなると説明されています。ブロックとは、ページに入れるテキストやチェックボックス、箇条書きなどの1つひとつの部品のことです。複数の人で使うワークスペースでテンプレートを使ってページを次々に作る場合は、フリーのプランの範囲に収まるかを料金ページで確かめておいてください。

チームのタスク管理を組み立てるのが負担なときの選択肢

Notionは、データベースとテンプレートを自分で組み立てることで、どんな形の管理表も作れる道具です。その自由さが強みである一方で、チームのタスク管理に使う場合は、担当者や期限、状態のプロパティ、ボードやカレンダーの表示を自分で設計する必要があります。設計した人が異動したり、案件ごとに少しずつ形が変わったりすると、テンプレートの手入れが負担になることもあります。

チームのタスク管理を、テンプレートを組み立てずに始めたい場合の選択肢の1つが、プロジェクト管理の道具のPinatecaです。公式サイトによると、Pinatecaはボードの種類を選ぶだけで、担当者・締切・ラベル・チェックリストが最初から入っています。ボードは、カンバン・ガント・カレンダー・リスト・ディスカッション・グリッド・時間割・リソースの8種類から選べ、チャットも内蔵されています。料金ページでは、5人までのチームならボード10個まで無料で、全8種類のボードを使えると案内されています。6人目または11個目のボードからは、スタンダードプランで1人あたり月額500円(税抜、年払いなら400円)です。

議事録や手順書のように文章を中心に残す情報はNotionのテンプレートで、担当と期限のある仕事の進み具合はボードで、と使い分けるのも1つの方法です。

Pinatecaは、@SOHOを運営する株式会社ライフスケープが開発・提供しています。

テンプレートづくりの力が活きる仕事

Notionのテンプレートを設計する力は、自分の仕事を効率化するだけでなく、仕事として請け負える力にもなります。

Notionの構築を手伝う仕事

小さな会社や個人事業主の中には、Notionを導入したものの、どう組み立てればよいか分からず、使いこなせていないところが少なくありません。社内の情報をまとめるページの設計、議事録やタスク管理のテンプレートづくり、使い方の手引きの作成などを請け負う仕事があります。

この種の仕事では、Notionの操作に詳しいだけでなく、依頼する側の仕事の流れを聞き取り、何を繰り返しているのかを整理する力が求められます。この記事で説明した「何を繰り返しているのかを書き出す」「毎回同じものと毎回変わるものを分ける」という手順は、そのまま聞き取りの進め方として使えます。納品のときには、テンプレートそのものに加えて、使い方の説明のページと、テンプレートを直すときの手順を添えておくと、依頼した側が自分たちで手入れを続けられます。作って終わりではなく、相手が使い続けられる形で渡すことが、次の依頼につながります。

業務の流れを整理し、道具の使い方を提案する仕事は、AIコンサル・業務活用支援のお仕事で紹介しています。Notionに組み込まれたAIの機能を含めて提案できると、依頼する側の選択肢が広がります。業務の改善を体系的に学びたい人には、経営の診断と助言の国家資格である中小企業診断士の資格ガイドも参考になります。

在宅で働く環境を整える

在宅で働く人が増えた会社では、情報をどこに残すかを決め直す必要に迫られています。テレワークの環境を整える費用には、国の助成金が使える場合があります。テレワーク 助成金 2026では、対象になる取り組みと申請の流れを整理しています。

運営者の視点で見た、テンプレートを作れる人が重宝される理由

在宅ワークとフリーランスの仲介を2004年から続けてきた運営者として見てきた限りでは、長く仕事が続く人ほど、自分の仕事の「型」を持っています。依頼を受けたときに確かめる項目、作業の進め方、納品のときの報告の形が決まっていて、どの依頼でも同じ品質で返せる。テンプレートは、その型を形にしたものです。

依頼する側から見ると、毎回同じ形で進捗や報告が届く人は、安心して任せられる相手です。特に複数の人に仕事を頼んでいる会社では、報告の形がそろっていることが大きな助けになります。Notionのテンプレートで作業報告や納品の記録の形を整えておくと、それだけで「この人に任せると楽」と感じてもらいやすくなります。

仲介の手数料がかからない直接のやりとりでは、依頼する側は同じ予算でより多くを頼め、受ける側は手取りが厚くなります。型を持って安定した仕事を返せる人は、こうした直接の関係の中で、単発の作業から継続の依頼へと仕事を広げていきやすいと感じています。まずは自分が毎週繰り返しているページを1つ選び、データベーステンプレートにしてみるところから始めてみてください。

よくある質問

Q. Notionのテンプレートは無料プランでも作れますか?

ボタンはすべてのプランで使えると公式ヘルプで案内されていて、データベーステンプレートのヘルプにもプランによる制限の記載はありません。ただし、ボタンの動作のうちメールの送信やWebhookの送信などは有料プラン向けです。複数の人で使うワークスペースでは、ブロック数の上限やゲストの人数などプランによる違いがあるため、料金ページで確かめてから運用を決めると安心です。

Q. 作ったテンプレートを別のデータベースでも使えますか?

公式ヘルプのよくある質問では、あるデータベースで作ったテンプレートは、そのデータベースでしか使えないと説明されています。別のデータベースでも同じ形を使いたい場合は、そちらでもう一度テンプレートを作ります。似た用途なら、1つのデータベースにまとめてプロパティで種類を分けると管理が楽になります。

Q. 毎週決まった曜日にページを自動で作れますか?

作れます。データベーステンプレートの「•••」から「繰り返し」を設定すると、毎日、毎週、毎月、毎年のいずれかの間隔で、指定した日時にページが自動で作られます。祝日など使わない日にもページが作られるため、空のページを定期的に整理する運用を決めておくと一覧が見やすく保てます。

Q. 自分が作ったテンプレートを他の人に渡すにはどうすればよいですか?

ページの「共有」から「Web公開」のタブを選び、Webで公開して「テンプレートとして複製を許可」を有効にします。公開URLを相手に伝えると、相手は自分のワークスペースにページを複製して使えます。公開する前に、実際の取引先の名前や金額などが残っていないかを必ず確かめてください。

この記事について

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監修:@SOHO編集部

2004年よりフリーランス・在宅ワーク向けサービスを運営。生成AIで作成した下書きを、一次情報と照らし合わせて確認したうえで公開しています。

公開:2026年4月10日最終更新:2026年10月15日
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この記事を書いた人

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@SOHOは2004年から続く、日本のフリーランス・在宅ワーク向け案件サイトです。記事は生成AIで下書きを作り、数値・固有名・出典を一次情報と照らし合わせる確認の手順を経て公開しています。

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