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日本年金機構からのメールは本物か|公式のドメインと年金を装う偽メールの見分け方 2026

@SOHO編集部
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日本年金機構からのメールは本物か|公式のドメインと年金を装う偽メールの見分け方 2026

この記事のポイント

  • ✓日本年金機構のメールが本物かを
  • ✓公式が案内する送信者アドレスの形「[email protected]」と
  • ✓ねんきんネットの電子署名付きメールの送信元(2026年11月1日時点)で確かめる方法を整理

日本年金機構は、注意喚起のページ「日本年金機構を装った不審なメール・SMSにご注意ください。」(2026年10月19日更新)で、機構からのメールは送信者アドレスが「[email protected]」の形になっていると案内しています(2026年11月1日時点)。 ただし、同じページで、表示上のアドレスが nenkin.go.jp でも実際のアドレスは違う、つまり差出人が偽られている場合があると注意しています。 メールのリンクは押さずに、ブックマークした日本年金機構のサイトやねんきんネットに自分でログインして確かめてください。

この記事では、日本年金機構を名乗るメールやSMSが本物かどうかを、機構の公式ページに書かれていることだけで確かめる順番を整理します。公式が示している送信元の形、ねんきんネットのメールに付く電子署名、機構が「メールでしない」と明言していること、公式が公表している偽メールの件名、リンクを押さずに確かめる手順、押してしまったときの連絡先まで、上から順に読めば手元のメールの扱いが決まるように並べています。

日本年金機構が公式に案内している送信元

日本年金機構が送信元として公式に書いているのは、個別のアドレスの一覧ではなく、アドレスの形です。それに加えて、ねんきんネットの電子署名の説明のページに、電子署名付きメールの送信元のアドレスが1つ載っています。用途は公式の文に書かれている範囲だけを写しました。

用途 アドレスまたはドメイン 載っている公式ページ
日本年金機構からのメール(用途の限定なし) [email protected] の形(公式の伏せ字のまま) 日本年金機構を装った不審なメール・SMSにご注意ください。
ねんきんネットの利用者に送る電子署名付きのメール [email protected] 電子署名について
メールのリンク先のサイト xxx.nenkin.go.jp/ の形(https で始まる。公式の伏せ字のまま) 日本年金機構を装った不審なメール・SMSにご注意ください。

注意喚起のページの原文は次のとおりです。

送信元のメールアドレスを確認してください。日本年金機構からのメールは、送信者アドレスが、「[email protected]」となっております。 送信元アドレスが偽装されている場合(表示上のアドレスは「[email protected]」であるが、実際のアドレスは異なる)がありますので、以下の点をあわせて確認してください。 出典: 日本年金機構「日本年金機構を装った不審なメール・SMSにご注意ください。」

「xxx」の部分は、公式のページでも伏せ字のままです。ここに何が入るかは公式に書かれていないため、この記事でも推測で埋めません。読み取れるのは、@より後ろが「nenkin.go.jp」で終わるということです。go.jp は、日本の政府機関などだけが使えるドメインの区分です。

電子署名付きのメールの送信元は、「電子署名について」のページ(2025年3月12日更新)の確認方法に「送信元のメールアドレスが「[email protected]」となっていること。」と書かれています。ねんきんネットの利用者に機構から届くお知らせのメールは、原則としてこのアドレスから電子署名を付けて送られます。

差出人のアドレスは偽れる:機構自身の注意書き

上の引用のとおり、日本年金機構は、表示上のアドレスが nenkin.go.jp でも、実際には別のところから送られている偽メールがあると書いています。メールの差出人(From)の欄は、封筒の裏に書く差出人の住所と同じで、送る側が自由に書けるからです。メールの仕組みそのものには、差出人の欄が本当かどうかを確かめる機能がもともと備わっていません。

公式が公表している偽メールの例を見ると、差出人の欄はどれも「日本年金機構」と表示されています。名前の表示はいくらでも本物に似せられるので、名前ではなくアドレスを開いて見ることが第一歩です。そのうえで、アドレスが nenkin.go.jp で終わっていても、それだけでは本物と決めないでください。

機構が「あわせて確認してください」と挙げているのは、電子署名と、リンク先のアドレスの2つです。ただし、リンク先のアドレスを確かめるのは、リンクを押したあとの話になります。迷ったときは、そもそもリンクを押さずに、ブックマークや検索ではなく自分で保存しておいた入口から機構のサイトやねんきんネットを開くほうが確実です。この記事の後半で、その手順を整理します。

ねんきんネットのメールの電子署名と、その限界

電子署名とは、メールを作った人と、途中で書き換えられていないことを電子的に確かめる仕組みのことで、紙の書類でいう印鑑やサインにあたります。日本年金機構は、ねんきんネットの利用者に送るメールに、原則として電子署名を付けています。

「電子署名について」のページが挙げている確認方法は次の3つです。

  • セキュリティの警告が出ていないこと。警告が出たメールは、不正なものである可能性が高いので信用しない
  • 送信元のメールアドレスが [email protected] になっていること
  • 電子証明書の発行元が DigiCert Assured G2 SMIME RSA4096 SHA384 2024 CA1 になっていること

一方で、電子署名が付かないメールもあると、公式ははっきり書いています。

携帯電話のメールアドレスあてのメール(S/MIME証明書に対応していないため) 出典: 日本年金機構「電子署名について」

同じページでは、ユーザID確認用URLの通知、サービス利用停止完了通知、通知書再交付申請受付完了通知、オンラインによる文書相談の受付のお知らせも、電子署名を付けずに送ると書かれています。注意喚起のページにも「携帯電話向けの電子メールやお客様からの利用申請等を契機に送信するメールには、電子署名は添付されません」とあります。

また、使っているメールソフトが電子署名の規格(S/MIME)に対応していない場合は、署名を確かめられず、メールに「smime.p7s」というファイルが添付されて見えると公式は説明しています。これは署名のデータで、怪しい添付ファイルではありません。とはいえ、電子署名が見えないメールでも本物のことがあり、署名が見えていても、自分で手続きをしていない用件のメールは確かめる必要があります。電子署名は手がかりの1つで、最後の確かめ方は、ねんきんネットに自分でログインしてお知らせを見ることです。

日本年金機構が「メールでしない」と明言していること

偽メールを見分けるうえで一番役に立つのは、機構が「これはしない」と宣言している内容です。宣言に反する要求が書かれていれば、差出人の表示がどれほど本物らしくても偽物と判断できます。注意喚起のページには、次の2つの明言があります。

日本年金機構では、メールでお客様の口座番号等をお尋ねすることはありませんので、ご注意ください。 日本年金機構ではメールで支払いを促すことはありません。 出典: 日本年金機構「日本年金機構を装った不審なメール・SMSにご注意ください。」

さらに、2022年12月7日のお知らせ「日本年金機構になりすました偽メールおよび偽サイトへの案内にご注意ください。(その4)」では、本人確認書類についても明言しています。

年金や健康保険等に関する手続きにおいて、お客様の本人確認書類(運転免許証等)の画像等をインターネット上にアップロードするようお願いすることはありません。 出典: 日本年金機構「日本年金機構になりすました偽メールおよび偽サイトへの案内にご注意ください。(その4)」

ここから、手元のメールに次のどれかが書かれていれば偽物と考えてよい、という目安が作れます。

  • 口座番号、名前などを返信や入力で知らせるよう求めている
  • 保険料や未納の分を、メールのリンクから支払うよう求めている
  • 運転免許証やマイナンバーカードの画像を、リンク先にアップロードするよう求めている
  • 「専用アプリ」を入れるよう求めている(公式の例2と例3は、どちらもアプリを入れさせる偽メールです)
  • 日本年金機構に無い部署の名前や、「国民年金機構」のような似た名前を名乗っている

この目安が役に立つのは、件名や文面が毎回変わっても、偽メールの目的は変わらないからです。お金を払わせる、口座やカードの番号を書かせる、ログインの情報や本人確認書類を出させる、アプリを入れさせる。最後に求められる行動がこのどれかであれば、件名が初めて見るものでも偽物と判断できます。

公式が公表している偽メールの件名と手口

日本年金機構は、注意喚起のページで、機構を装った偽メールの例を公表しています。件名と手口は次のとおりです(2026年10月19日更新のページに掲載)。

公式が公表している偽メールの件名 手口(公式の説明から)
【ご案内】補足情報の提出について|日本年金機構 審査に補足情報が必要だとして、専用アプリを入れさせる
【要確認】年金支給額確定のお知らせ-アプリからのお受け取り 期日までに手続きしないと年金支給が無効になるとして、アプリを入れさせる
【重要】差押予告通知書(最終通知) 保険料の未納で財産を差し押さえるとして、キャッシュレス決済の送金画面に誘導する
マイナンバー等情報未登録に伴う重要なお知らせ(必ずご確認ください) マイナンバーカードの画像を出させるとして、ねんきんネットの偽のログイン画面に誘導する
社会保険料控除証明書の発行に伴う不足資料提出のお願い 本人確認の資料が足りないとして、ねんきんネットの偽のログイン画面に誘導する
【重要】ご提出書類の追加のお願い(差出人は「国民年金機構」) 書類の不足を口実に、ねんきんネットの偽のログイン画面に誘導する

公式のページには、ほかにも、日本年金機構年金払戻管理局、払戻返金部門など、機構に存在しない部署の名前を名乗り、年金の残りを振り込むという名目で、名前や口座番号を返信させようとするメールの例も載っています。また、過去にも「国民年金機構」の名前を使った偽メールやSMSが確認されていると注意されています。

公的な情報では、フィッシング対策協議会が2026年5月18日に「国民年金の納付依頼をよそおうフィッシング」の緊急情報を出しています。フィッシングとは、本物そっくりの偽のメールやサイトで、お金や個人の情報をだまし取る詐欺のことです。協議会が公表した件名には、「【重要】国民年金保険料の未納に関する最終確認通知」「【日本年金機構】期限内納付が確認できない場合の法的措置」「【日本年金機構】督促状の送付および執行手続きに関するご連絡」「【日本年金機構】令和8年5月分 国民年金保険料のお支払いについて」などがあり、上記以外の件名も確認されていると書かれています。協議会によると、これらはメールからPayPayアプリでの支払いへ誘導して送金させる手口で、支払った金額はPayPayから補償されないと注意されています。

件名を並べると、「差押」「最終通知」「法的措置」「期限」「無効」のように、すぐに払わないと大変なことになると思わせて急がせる言葉が目立ちます。年金や保険料は暮らしに直結するお金なので、こうした言葉に動揺しやすいところを突かれています。機構はメールで支払いを促さないと明言しているので、件名が何であれ、メールからの支払いは本物ではありません。

公式の偽メールの例に共通する見分けどころ

注意喚起のページに載っている偽メールの本文を読むと、件名のほかにも、見分けの手がかりになる点があります。どれも公式が偽物として公表した例の中に実際に出てくるものです。

1つ目は、住所や連絡先です。年金支給をかたる例3の末尾には「日本年金機構:東京都新宿区○○丁目1-3」と書かれ、ねんきんダイヤルの電話番号やFAXの欄は伏せ字のままです。日本年金機構の公式サイトの下部に載っている所在地は「〒168-8505東京都杉並区高井戸西3-5-24」で、例3の住所とは区から違います。2022年12月7日のお知らせに載っている偽メールの例も、末尾の住所が「高井戸西3-5-2」で途切れています。署名欄の住所や番号は、公式サイトに載っている所在地や連絡先と照らし合わせると、食い違いに気づけることがあります。

2つ目は、金額や項目の書き方です。例3には「年金支払額260,000円」「差引振込額224,600円」のように具体的な金額が並び、控除の項目には「収入税」という見慣れない言葉もあります。具体的な金額は本物らしさを出すための演出で、金額が書かれていることは本物の理由になりません。

3つ目は、期限と不利益の書き方です。例3は「23:59までに手続きが確認できない場合、年金支給は無効」、例5は登録が終わらないと「年金給付の一時差し止め」があると書き、例4は財産の差し押さえを予告しています。期限を切って不利益を並べるのは、考える時間を与えないための手口です。

4つ目は、日本語の不自然さです。2022年の例には、意味の通りにくい文や、ねんきんネットの名前を重ねた「ねんきんネットネットワーク アカウント」という見出しが出てきます。ただし、最近の偽メールは自然な日本語で書かれていることも多く、例2から例7のように文面だけでは本物と区別がつきにくいものもあります。日本語が自然だから本物、とは考えないでください。

リンクを押さずに日本年金機構のメールを確かめる手順

注意喚起のページは、メールの内容に不審な点を感じたら、メールに書かれたリンクをクリックしないよう呼びかけています。そのうえで本物かどうかを確かめるには、次の順番がおすすめです。

  1. メールやSMSのリンク、ボタンには触れず、返信もしない。添付ファイルも開かない。アプリのインストールを求められても入れない。
  2. 差出人の名前ではなくアドレスを開き、@より後ろが nenkin.go.jp で終わっているかを見る。終わっていなければ偽物として削除してよい。
  3. nenkin.go.jp で終わっていても、メールは閉じる。以前から保存しているブックマークか、自分で調べて開いた日本年金機構のサイトから、ねんきんネットにログインする。
  4. ねんきんネットの「日本年金機構からのお知らせ確認」を開く。機構は、ねんきんネットにログインすると、ここで利用者に送ったメールと同じ内容を確かめられると案内しています。
  5. お知らせに同じ用件が無ければ、そのメールの用件は存在しないと考えられる。判断がつかないときは、日本年金機構のサイトに載っている電話の窓口に問い合わせる。メールに書かれた番号には電話しない。

手順の4について、ねんきんネットの「「ねんきんネット」ご利用者様に配信するメール」のページ(2025年1月7日更新)は、一定期間ログインしていない利用者へのメール、オンライン文書相談のお知らせメール、その他のお知らせメールについて、ログイン後の「日本年金機構からのお知らせ確認」で、送ったメールと同じ内容が確かめられると書いています。お知らせの元を自分で確かめに行けば、メールの見た目で本物かどうかを判断しなくて済みます。

ブラウザで機構のサイトを開いたときは、アドレス欄も見ます。注意喚起のページは、リンク先のアドレスが、先頭が https の「xxx.nenkin.go.jp/」の形になっているか、go.jp の後ろが「/」になっているかを確かめるよう案内しています。政府機関などのサイトに見せかけるために「xxx.nenkin.go.jp.xxx」のように、go.jp の後ろに別の文字が続いている偽のアドレスがあるからです。

ねんきんネットから届く本物のメールの種類

本物のメールがどんなときに届くかを知っておくと、身に覚えのないメールに気づきやすくなります。「「ねんきんネット」ご利用者様に配信するメール」のページに載っている配信の一覧は次のとおりです。

メールの種類 届くとき(公式の説明から)
通知書お知らせメール(ねんきん定期便) 電子版の「ねんきん定期便」が新たに作られ、ねんきんネットで見られるようになったとき
通知書お知らせメール(年金の支払いに関する通知書) 支払通知書などの受給者向けの通知書が新たに作られたとき
通知書お知らせメール(控除証明書) 社会保険料(国民年金保険料)控除証明書が新たに作られたとき
ねんきんネットへログインしていない利用者へのメール 1年間以上ログインしていない利用者に、便利な機能を紹介するとき
国民年金に関するお知らせメール 国民年金の手続きなどを案内するとき(配信を希望した人だけ)
オンライン文書相談に関するお知らせメール 相談を受け付けたときと、回答が終わったとき
各種お手続きの受付メール・処理完了メール 新規利用申請のユーザID確認用URLの通知、通知書再交付申請の受付完了の通知など
その他お知らせメール 各種情報を随時(原則、配信を希望した人だけ。大切なお知らせは希望の有無にかかわらず送る)

読み取れるのは、本物の通知書のメールは「ねんきんネットで見られるようになりました」と知らせるもので、メールの中で支払いや個人の情報の入力を求めるものではない、ということです。公式の偽メールの例にある「社会保険料控除証明書の発行に伴う不足資料提出のお願い」は、本物の「控除証明書のお知らせメール」に似せて、資料が足りないと不安をあおる形になっています。控除証明書の時期に届くメールほど、ねんきんネットにログインして確かめてください。

なお、同じページには、ねんきんネットにログインしたことを知らせるメールの機能を作ったが、2025年1月7日現在、配信を止めている、とも書かれています。「ログインがありました」という通知を名乗るメールが届いた場合も、この点を思い出してください。

SMSで届いたときの見方

注意喚起のページは、メールだけでなくSMS(ショートメッセージ)を使った偽の案内も確認されているとしています。日本年金機構の公式の案内に、機構がSMSを送るときの送信元番号や表示名の一覧は見つかりませんでした(2026年11月1日時点)。そのため、この記事では「この番号からのSMSなら本物」という書き方はしません。

公式の案内で確かめられたSMSは1つだけです。「ねんきんダイヤル」のページには、受付時間外に電話をかけた人に、自動音声の案内に従って、ねんきんチャットボットのURLをSMSで送るサービスを行っていると書かれています。これは自分で電話をかけたときにだけ届くものです。電話をかけていないのに、機構を名乗るSMSでリンクが届いたら、押さずに削除してください。

SMSでも、口座番号を聞く、支払いを促す、アプリを入れさせる、といった内容は、機構の明言に照らして偽物です。SMSの見分け方は、スミッシング詐欺の見分け方|SMSの本文とURLで判定する手順で、本文とURLのどこを見るかを整理しています。

押してしまった・入力してしまったときにすること

リンクを押しただけで何も入力していなければ、画面を閉じます。アプリを入れるよう求められても入れないでください。状況ごとに、することを分けて書きます。

ねんきんネットのユーザIDやパスワードを入力した場合

偽のログイン画面に入力した場合は、ブックマークか自分で開いた公式サイトからねんきんネットにログインし、パスワードを変えてください。ログインできない、手続きの仕方が分からない場合は、「ねんきん定期便・ねんきんネット専用番号」に問い合わせます。番号は 0570-058-555(ナビダイヤル)、050で始まる電話など、ナビダイヤルが使えない電話からは 03-6700-1144(一般電話)です。受付は、月曜日が午前8時30分から午後7時、火曜日から金曜日が午前8時30分から午後5時15分、第2土曜日が午前9時30分から午後4時で、第2土曜日以外の土日祝日と12月29日から1月3日は使えません。同じパスワードをほかのサービスでも使っていた場合は、そちらも変えます。

年金のことで確かめたい場合

年金の受け取りや通知書についての一般的な問い合わせは「ねんきんダイヤル」で受け付けています。番号は 0570-05-1165(ナビダイヤル)、ナビダイヤルが使えない電話からは 03-6700-1165(一般電話)で、受付時間は上の専用番号と同じです(ねんきんダイヤルの案内で確かめられます)。どちらの番号も、メールに書かれた番号ではなく、公式サイトで自分で確かめた番号にかけてください。電話をかける前には、本人や請求者の「基礎年金番号」か、通知書に書かれた「照会番号」が分かるものを手元に用意するよう案内されています。公式の電話の案内のページによると、夕方(午後4時以降)、週の後半、月の後半(20日以降)はつながりやすく、通知書が届いてから5日間程度は電話が集中してつながりにくくなるとのことです。急ぎでない確認は、混み合う時期を避けると話が早く進みます。

口座番号やカード番号、マイナンバーカードの画像などを渡した場合

口座番号を伝えた場合は、口座のある銀行に連絡します。クレジットカードの番号を入力した場合は、カードの裏面の番号からカード会社に連絡して止めてもらいます。マイナンバーカードの画像を渡してしまった場合の考え方は、マイナンバーが漏洩したらどうなる|番号の変更の手続きと悪用の範囲で整理しています。入力した情報の種類ごとの対応は、フィッシング詐欺で入力してしまったら|カード番号・パスワード・住所ごとにすぐすることにまとめています。

機構以外に相談・報告する先

  • 日本年金機構への報告:注意喚起のページは、不審なメールを見つけた場合は「日本年金機構へのご意見・ご要望」から連絡するよう案内しています。
  • 警察相談専用電話 #9110:発信した地域の都道府県警察本部の相談窓口につながります。警察庁の案内では、携帯電話からも利用でき、土日祝日と夜間は当直や音声案内などで対応するとされています。お金を払ってしまった場合は、最寄りの警察署に相談してください。
  • 消費者ホットライン 188:近くの消費生活センターや消費生活相談窓口につながります。
  • フィッシング対策協議会:届いた偽メールを、リンクを押さずに報告受付のアドレス([email protected])へ転送できます。SMSは転送できないので、画面の写しをメールに添付して送るよう案内されています。

窓口の案内は、警察庁の警察相談専用電話の案内(PDF)、消費者庁の消費者ホットライン、フィッシング対策協議会の国民年金の納付依頼をよそおうフィッシングの緊急情報で確かめられます。

迷惑メールに入るときと、受信の設定

日本年金機構の公式の案内では、受信設定(ドメイン指定)で許可するドメインの一覧は見つかりませんでした(2026年11月1日時点)。公式に書かれている送信元は、上の表の「[email protected]」の形と、電子署名付きのメールの [email protected] です。

受信の設定で気をつけたい点が、「電子署名について」のページに1つ書かれています。添付ファイルのあるメールを受信拒否にする設定をしていると、電子署名を付けたお知らせメールを受け取れない場合があるということです。電子署名は「smime.p7s」というファイルとしてメールに付くためです。ねんきんネットのお知らせが届かない場合は、この設定を見直してください。

ねんきんネットに登録するメールアドレスを、携帯電話会社のメールにするか、パソコンでも読めるメールにするかで、電子署名の扱いが変わることも覚えておくと便利です。携帯電話のメールアドレスあてのメールには電子署名が付かないと公式に書かれているので、署名で確かめたい人は、S/MIMEに対応したメールソフトで読めるアドレスを登録する方法もあります。

偽メールそのものが大量に届いて困っている場合について、フィッシング対策協議会は、2026年5月18日の緊急情報で、まず使っているメールサービスの迷惑メールフィルターが有効になっているかを確かめるよう呼びかけています。そのうえで、フィッシングメールが届くのはメールアドレスがインターネット上に漏れているためで、漏れた情報は消せないとし、フィルターを使っても大量に届く場合は、正規のメールにマークなどを表示する機能のあるメールサービスで新しいアドレスを作って移ることも検討するよう書いています。迷惑メールが急に増えたときの止め方は、迷惑メールが急に増えた原因と対処法|iPhone・Gmail・ドコモ・au・ソフトバンクでの止め方で、端末やメールサービスごとに整理しています。

家族あてに届いたメールや電話を確かめるとき

年金を受け取っている親や祖父母あてに、機構を名乗るメールやSMSが届くこともあります。「年金支給が無効になる」「差し押さえる」といった言葉は、とくに年金で暮らしている人を強く不安にさせます。家族で次のことを決めておくと、だまされる場面を減らせます。

  • 機構はメールで口座番号を聞かない、メールで支払いを求めない、本人確認書類の画像をアップロードさせない、の3つを共有しておく
  • 年金に関するメールやSMSが届いたら、リンクを押す前に家族に見せる
  • 問い合わせるときは、メールに書かれた番号ではなく、通知書や公式サイトに載っている「ねんきんダイヤル」にかける

電話で役所や機構の職員を名乗り、「還付金がある」としてATMへ行かせる詐欺もあります。電話の手口と、ATMに行く前に確かめることは、還付金詐欺とは|役所や税務署を名乗る電話の手口とATMに行く前に確かめることで整理しています。

在宅で働く人が仕事のメールアドレスで受け取る場合

在宅で仕事を受けている人の中には、国民年金に加入し、ねんきんネットの登録アドレスに仕事用のアドレスを使っている人もいます。この場合、取引先からの連絡と、機構を装う偽メールが同じ受信箱に並びます。とくに控除証明書が届く時期や、確定申告の準備をする時期には、「控除証明書」「不足資料」といった件名のメールにも反射的に反応しやすくなります。

年金や税のメールは仕事用とは別のアドレスで受け取る、仕事用のアドレスで受け取る場合も機構のメールのリンクは押さずにねんきんネットにログインして確かめる、の2点を決めておくと迷いが減ります。在宅ワークの仲介を2004年から続けてきた@SOHOでは、フリーランスや在宅で働く人が取引とアカウントを安全に保つための情報もまとめています。顧客の情報を扱う在宅の仕事、たとえばカスタマーサポート・事務全般のお仕事では、自分のアカウントを守る習慣が、そのまま仕事の信頼にもつながります。

迷ったときに見る順番の整理

日本年金機構を名乗るメールやSMSが届いたときに見る順番を、この記事の内容から整理しておきます。

まず、差出人のアドレスの@より後ろが nenkin.go.jp で終わっているかを見ます。終わっていなければ偽物として削除します。「国民年金機構」のような似た名前、機構に存在しない部署の名前も偽物の印です。

次に、本文が口座番号を聞いていないか、メールからの支払いを求めていないか、本人確認書類の画像を出させようとしていないか、アプリを入れさせようとしていないかを見ます。機構はこうしたことをメールではしないと明言しているので、どれかに当たれば偽物です。

アドレスが nenkin.go.jp で終わり、本文にもあやしい要求がなくても、メールのリンクは使いません。ブックマークか自分で開いた公式サイトから、ねんきんネットにログインし、「日本年金機構からのお知らせ確認」を見ます。

入力してしまったら、ねんきんネットのパスワードを変え、ねんきん定期便・ねんきんネット専用番号やねんきんダイヤルに問い合わせます。お金を払ってしまった場合は、#9110 や最寄りの警察署、188 に相談します。メールの見分け方そのものは、フィッシング詐欺メールの見分け方|5秒で振り分ける手順と開いた後の対処で、どの会社のメールにも使える手順を紹介しています。セキュリティの知識を仕事にしたい人は、AI・マーケティング・セキュリティのお仕事で在宅で受けられる仕事の内容も確かめられます。

よくある質問

Q. 日本年金機構のメールの送信元アドレスはどれですか?

日本年金機構の注意喚起のページでは、機構からのメールは送信者アドレスが「[email protected]」の形だと案内しています(2026年11月1日時点)。ねんきんネットの電子署名付きのメールは [email protected] から届きます。ただし差出人は偽れるため、リンクは押さずにねんきんネットにログインして確かめてください。

Q. 電子署名が付いていない機構のメールは偽物ですか?

偽物とは限りません。機構は、携帯電話のメールアドレスあてのメールや、ユーザID確認用URLの通知など一部のメールには電子署名を付けないと案内しています。メールソフトが対応していないと署名を確かめられないこともあります。署名の有無だけで決めず、ねんきんネットのお知らせで確かめてください。

Q. 「差押予告通知書」というメールが届いたらどうすればよいですか?

日本年金機構は「【重要】差押予告通知書(最終通知)」という件名の偽メールを公表し、メールで支払いを促すことはないと明言しています。リンクは押さず、支払いもしないでください。保険料の納付状況が気になる場合は、ねんきんネットにログインするか、公式サイトで確かめた電話の窓口に問い合わせます。

Q. 偽メールのリンクから支払ってしまったらどこに相談しますか?

お金を払ってしまった場合は、最寄りの警察署か警察相談専用電話 #9110 に相談し、あわせて消費者ホットライン 188 も使えます。フィッシング対策協議会は、メールからPayPayで支払った金額はPayPayから補償されないと注意しています。年金のことは、公式サイトに載っているねんきんダイヤルで確かめてください。

この記事について

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監修:@SOHO編集部

2004年よりフリーランス・在宅ワーク向けサービスを運営。生成AIで作成した下書きを、一次情報と照らし合わせて確認したうえで公開しています。

公開:2026年11月4日
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会社売却・事業承継・事業譲渡を考える経営者向け。売却の流れ、税金、従業員への伝え方、仲介会社の選び方

アウトソーシング・外注ガイド

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SNS運用・経理・広告など、業務のアウトソーシング(外注)を検討する企業・個人向け。費用相場・依頼の流れ・失敗しない選び方