日本郵便からのメールは本物か|公式の送信元アドレスと偽の不在通知の見分け方 2026


この記事のポイント
- ✓日本郵便からのメールが本物かを
- ✓2026年11月1日時点の公式の記載で確かめます
- ✓eお届け通知の送信元[email protected]
日本郵便は、ゆうパックのお届け予定や不在を知らせる「eお届け通知」のメールを、[email protected] と [email protected] から送ると公式サイトのよくある質問に書いています(2026年11月1日時点)。 ただし、メールの差出人の表示はだれでも偽れるので、送信元がこのアドレスに見えても本物とは限りません。 届いたメールのリンクは押さずに、郵便局アプリか、ブックマークした日本郵便の公式サイトから荷物の状況を確かめてください。
この記事では、日本郵便の公式サイトに書かれている送信元のアドレスとドメイン、公式が載せている偽メールの件名、本物かどうかをリンクを押さずに確かめる手順、押してしまったときの窓口を、2026年11月1日時点の公式の記載だけで整理します。国際郵便の調査請求のサービスで2026年に起きた不正アクセスで、日本郵便のアドレスからスパムメールが送られていた件にも触れます。
日本郵便が公式に書いている送信元のアドレス
まず、日本郵便の公式サイトで送信元として名前が出ているアドレスとドメインを表にします。公式の文に書かれている用途だけを書き、書かれていない用途は書き添えていません。
| 用途 | アドレスまたはドメイン | 載っている公式ページ |
|---|---|---|
| eお届け通知(ゆうパックのお届け予定、ご不在のお知らせ) | [email protected] | eお届け通知(メール・アプリでお知らせ)、よくある質問「ゆうIDの登録をしているのに通知が届かない」 |
| eお届け通知のメール | [email protected] | よくある質問「ゆうIDの登録をしているのに通知が届かない」 |
| 国際郵便マイページの会員登録のメール | @ems-post.jp、@ml.post.japanpost.jp | 国際郵便マイページFAQ「会員登録をしたけれど、メールが届きません。」 |
| 国際郵便物の調査請求Web受付サービスのメール(不正アクセスの検知後は使っていない) | [email protected] | 2026年10月16日のプレスリリース |
よくある質問の「ゆうIDの登録をしているのに通知が届かない」には、次のように書かれています。
メールの場合、以下のメールアドレスからお送りしますので受信設定をご確認ください。 [email protected] [email protected] 出典: 日本郵便 ゆうIDの登録をしているのに通知が届かない
表の最後の行は、性質が違います。[email protected] は、国際郵便物の調査を申し込むWebのサービスで使っていたアドレスです。2026年9月に外部からの不正アクセスがあり、このアドレスからスパムメールが送られていたと、日本郵便自身が発表しました。日本郵便は、不正アクセスを検知した後はこのドメインを使っていないとしています。つまり、このアドレスから2026年10月以降に届いたメールは、日本郵便の正規の案内として扱えません。詳しくは後の節で書きます。
公式サイトの注意喚起のページ「日本郵便を装った不審メール及び架空Webサイトにご注意ください。」には、送信元のアドレスの一覧は載っていません。表の4つは、どれもサービスの説明やよくある質問、プレスリリースの中で、受信設定のお願いや注意として出てくるものです。日本郵便が送るすべてのメールの送信元を網羅した一覧は、2026年11月1日時点の公式の案内には見つかりませんでした。表に無いアドレスから日本郵便を名乗るメールが届いたときは、まず疑ってかかるのが安全です。
eお届け通知のメールが届く条件
送信元のアドレスと同じくらい大事なのが、そのメールが自分に届く理由があるかどうかです。日本郵便のeお届け通知は、だれにでも届くメールではありません。
eお届け通知の公式ページによると、このサービスを使うには、事前に「ゆうID」を登録し、「eお届け通知」の設定を「利用中」にしておく必要があります。ゆうIDとは、日本郵便のWebのサービスや郵便局アプリで使う会員のIDのことです。通知の送り先にできるメールアドレスは2件までで、ゆうIDの登録アドレスに加えて1件を追加できます。
通知が届くのは、荷物を送った人(荷送人)が日本郵便に渡したあて名ラベルの情報と、ゆうIDに登録した氏名・住所が一致したときです。公式ページは次のように書いています。
本サービスは、荷送人さまから当社に提供されたお荷物のあて名ラベル情報が、ゆうIDのお客さま情報と一致した場合に配信されます。お引越しなどで変更した場合は、忘れずにお客さま情報を更新してください。 出典: 日本郵便 eお届け通知(メール・アプリでお知らせ)
さらに、通知の対象はゆうパックです。よくある質問には「ゆうパック以外の商品は送信されません」とあります。手書きのあて名ラベルで出された荷物や、荷送人が「メールを送らないでほしい」と申し出た荷物も、通知の対象外です。
ゆうIDを登録していない人にも届く場合があります。日本郵便のよくある質問「ゆうIDの登録をしていないがメールが届いた」には、荷送人からの申し込みに基づいて、ゆうIDの登録が無い人にもお届け予定のお知らせを送っていると書かれています。通販のお店などが、注文した人のメールアドレスを使って日本郵便に通知を頼む形です。
ここから、確かめるときの目安が見えてきます。
- ゆうIDを登録していて、eお届け通知を利用中にしている
- 通販などで、ゆうパックで届く荷物を待っている
- 送り主がゆうパックで送ると言っていた
このどれにも当てはまらないのに、日本郵便を名乗る「お届け予定」や「ご不在」のメールが届いたなら、送信元が表のアドレスに見えても、偽物を疑う理由になります。反対に、当てはまる場合でも、メールのリンクから手続きを進めず、次の節以降の手順で確かめます。
本物のeお届け通知でできることも、公式ページで確かめておくと判断の助けになります。公式ページによると、通知からできるのは、お届け前の受け取り日時の変更、郵便局での受け取り(全国約20,000カ所の郵便局を利用できる)、再配達の申し込みなどです。コンビニやはこぽす(駅などのロッカー)、指定場所での受け取りは、荷物の種類によって選べないものがあり、居住確認の手続きが必要なものもあります。公式ページの説明には、通知の中でクレジットカードの番号を入力させる手続きは出てきません。通知を装ったメールで、カード番号や追加料金の入力を求められたら、それだけで手を止める理由になります。
郵便局アプリで通知を受ける場合は、スマートフォンの設定で郵便局アプリの通知を許可し、アプリの「郵便局アプリホーム画面>アカウント>通知設定>ゆうパックの受取に関する通知」をオンにすると、公式ページに書かれています。アプリの通知で受けるようにしておけば、メールで届いた通知と見比べることができます。
公式の注意喚起に書かれていること
日本郵便の公式サイトには、「日本郵便を装った不審メール及び架空Webサイトにご注意ください。」という注意喚起のページがあります。2026年11月1日時点のこのページには、偽のメールやSMSの特徴と事例、問い合わせ先がまとまっています。
ページの冒頭には、こう書かれています。
不審なメール・SMSである場合は、本文中のリンク等はクリックせず、メール・SMSを削除してください。 判断に迷う場合やご不明な点がある場合は、本文中のリンク等はクリックせずに、本ページ下部のお問い合わせ先までご連絡ください。 不審なメール・SMSに関してご不安なことがありましたら、最寄りの警察署または#9110にご相談ください。 出典: 日本郵便 日本郵便を装った不審メール及び架空Webサイトにご注意ください。
同じページには、確かめるときに役立つ2つの事実も書かれています。
1つ目は、URLのことです。日本郵便は、Webサイトなどで使うURLに「.net」と「.top」を使っていないと明記しています。メールやSMSの中のリンクが「.net」や「.top」で終わるアドレスなら、日本郵便のものではありません。ただし、これは「.net」や「.top」でなければ本物、という意味ではありません。それ以外の文字列でも偽のサイトは作れます。
2つ目は、なりすましメールへの対策です。日本郵便は、ドメイン認証技術(SPF、DKIM)を導入していると書いています。SPFとDKIMは、受け取った側のメールのサービスが「このメールは本当にそのドメインの持ち主のサーバから送られたか」を確かめるための仕組みのことです。この仕組みのおかげで、日本郵便のドメインをそのまま名乗る偽メールは、受け取った側で迷惑メールとして振り分けられやすくなります。
公式が「メールでカード番号やパスワードを求めることはない」とはっきり書いた文は、2026年11月1日時点の注意喚起のページには見つかりませんでした。代わりに、偽メールの特徴として「再配達手数料や通関料の支払依頼を装うメール」が挙げられています。お金の支払いを求めるメールは、公式が名指しで注意を呼びかけている手口だということです。
日本郵便が公式に載せている偽メールの件名
注意喚起のページには、実際に確認された偽メールの件名と本文が載っています。ページに掲載日は書かれていないため、ここでは2026年11月1日時点で掲載されていたものとして写します。どれも日本郵便が「不審なメールの事例」として載せているものです。
| 偽メールの件名(公式の事例) | 本文の主な内容 |
|---|---|
| 【重要】配送不可のお知らせ|住所情報の再登録について | 住所の不備で配送できなかったとして、7日以内に住所の更新を求める |
| 【お荷物のお支払い手続きのお願い】 | 配送が一時停止しているとして、48時間以内の決済を求める |
| [重要]お客様の荷物 #EM-*********JP の配達を待っています | 不在で配達できなかったとして、住所の追加と追加料金の支払いを求める |
| 【日本郵便】宅配便に関する重要なお知らせ | 住所の不備で連絡が取れないとして、24時間以内の確認を求める |
| 【お荷物のお届けが完了しました】 | 配達完了の手続きとして、3日以内に身元の確認を求める |
並べてみると、共通する特徴があります。
- 「7日以内」「48時間以内」「24時間以内」「3日以内」と期限を切って急がせる
- 期限を過ぎると返送やキャンセルになると不安をあおる
- 住所の更新、追加料金の支払い、身元の確認など、リンク先で何かを入力させようとする
日本郵便も、こうした文面について「○○時間以内に支払わない場合は配送がキャンセルされる」といった、不安をあおる文言が多いと注意しています。不自然な日本語や誤記が含まれることも多いとしていますが、文面が自然なら本物というわけではありません。日本語が整っていても、期限を切ってリンク先での入力を求めてくるメールは、まず疑ってください。
公式の特徴の欄には、ほかに次のようなメールも挙げられています。
- ファイル(ZIP形式、PDF形式、DOC形式など)が添付されているメール
- ゆうパック、郵便物、レターパックなどの配達を装ったメール
- Web集荷サービスを装ったメール
- 再配達手数料や通関料の支払依頼を装うメール
- 「オリジナル切手作成サービス事務局」を装ったメール
添付ファイルが付いたメールは、開くだけでウイルスに感染するおそれがあります。日本郵便を名乗るメールに添付ファイルがあったら、開かずに削除するのが安全です。
差出人の表示が本物でも安心できない理由
送信元のアドレスを確かめるのは大切ですが、それだけで本物と決めることはできません。
メールの差出人(From)の欄は、手紙の封筒の裏に書く差出人の名前と同じで、送る側が自由に書けます。表示名を「日本郵便」にすることも、アドレスの部分を本物そっくりにすることも、技術的にはできてしまいます。先に書いたSPFやDKIMの仕組みは、この偽装を見抜くためのものですが、受け取る側のメールのサービスや設定によって効き方が違い、すべての偽メールが迷惑メールのフォルダに振り分けられるとは限りません。
もう1つの落とし穴は、本物によく似たアドレスです。たとえば、日本郵便のドメインの一部だけを変えたもの、文字の順番を入れ替えたもの、余計な単語をはさんだものは、ぱっと見では区別がつきません。スマートフォンのメールアプリは、差出人の表示名だけを大きく出して、アドレスを小さくしか出さないことも多く、見落としやすくなります。
さらに、2026年の国際郵便の件のように、正規のドメインのアドレスそのものが不正アクセスで悪用されることもあります。この場合、アドレスは一字一句本物と同じなので、見た目では区別できません。
こうした理由から、送信元のアドレスは「明らかな偽物を見分ける材料」にはなっても、「本物だと決める材料」にはなりません。本物かどうかを最後に決めるのは、メールの外から、自分で開いた公式の窓口で確かめた結果です。
リンクを押さずに本物か確かめる手順
日本郵便を名乗るメールが届いたら、次の順で確かめます。どの手順でも、メールの中のリンクやボタンは使いません。
- メールの中のリンク、ボタン、添付ファイルには触れずに、メールを閉じる
- 郵便局アプリを、ホーム画面のアイコンから自分で開く。ゆうIDでログインしていれば、お届け予定やご不在の通知をアプリの中で確かめられる
- アプリを使っていない場合は、ブックマークしておいた日本郵便の公式サイト、または自分で入力した公式サイトのアドレス(post.japanpost.jp)を開き、「荷物のお問い合わせ」から追跡番号で調べる。追跡番号は、送り主からの発送の連絡や通販サイトの注文履歴で確かめたものを使い、メールに書かれた番号は使わない
- 郵便受けに紙の「ご不在連絡票」が入っていれば、そこに書かれた内容と、アプリや公式サイトで調べた結果を照らし合わせる
- 通販で買った荷物なら、そのお店の注文履歴やお店からの発送の連絡で、配送の会社と状況を確かめる
- それでも判断がつかないときは、日本郵便のお客様サービス相談センターに電話で問い合わせる。番号はメールに書かれたものではなく、公式サイトに載っている番号を使う
公式サイトに載っているお客様サービス相談センターの番号は、0120-23-28-86(フリーダイヤル)、携帯電話からは0570-046-666(通話料は利用者の負担)で、受付は全日8:00~21:00です(2026年11月1日時点の注意喚起のページの記載)。ガイダンスが流れたら「*」のあとに「1」を選ぶよう案内されています。
手順3で、メールに書かれた追跡番号を公式サイトに入力したくなるかもしれません。偽メールに書かれた番号は、送り主が分からない番号です。調べた結果だけで本物と思い込むと、判断を誤るおそれがあります。追跡番号は、メールの外で手に入れたものを使うのが原則です。
偽のSMSと、日本郵便が送るSMS
偽の通知はメールだけでなく、SMS(携帯電話の番号あてに届く短いメッセージ)でも届きます。日本郵便の注意喚起のページには、偽のSMSの事例として次の2つが載っています(2026年11月1日時点)。
- 「配送先住所が不明瞭のため、お荷物は配達されませんでした。再配達申請はこちら。」という文に、短いURLが続くもの
- 「ご注文は配送中です。配送料のお支払いはこちらからお願いします」という文に、URLが続くもの
一方で、日本郵便の名前で届くSMSがすべて偽物というわけでもありません。注意喚起のページの特徴の欄には、日本郵便を名乗るメールについて、次のような断り書きがあります。
日本郵便、または日本郵便と誤認させる名称や、日本郵政および当社子会社の表記があるメール ((株)郵便局物販サービス社による、お荷物お届け時にご不在だった場合にお送りするSMSを除く) 出典: 日本郵便 日本郵便を装った不審メール及び架空Webサイトにご注意ください。
つまり、郵便局物販サービス社が、荷物を届けに来て不在だったときに送るSMSは、日本郵便が認めている正規の連絡です。ただし、このSMSの送信元の電話番号や表示名は、2026年11月1日時点の公式の注意喚起のページには書かれていませんでした。番号や表示名から本物かどうかを見分けることはできないので、SMSでも、本文のリンクは押さずに、郵便局アプリや公式サイトで状況を確かめるのが確実です。
偽のSMSは、短縮URL(長いアドレスを短く変換したもの)を使って、本当の行き先を分からなくしていることが多いのが特徴です。宅配便の不在通知を装うSMSの見分け方と、押してしまった後の対処は、宅配便の不在通知の詐欺|偽SMSの見分け方と押してしまったときにすること 2026で詳しく整理しています。
国際郵便の調査請求サービスの不正アクセスとスパムメール
2026年には、日本郵便の正規のドメインのアドレスからスパムメールが送られる出来事がありました。送信元のアドレスだけで本物と決められない、という話の分かりやすい例なので、公式発表の表現どおりに整理します。
日本郵便は2026年9月25日、「国際郵便物の調査請求Web受付サービス」で使っているサーバに、外部から不正アクセスの可能性があることが分かったと発表しました。国際郵便物の調査請求とは、海外に送った郵便物や海外から届くはずの郵便物が届かないときなどに、日本郵便に調査を申し込む手続きのことです。
その後、2026年10月16日のプレスリリースで、次のことが分かったと発表しています。
- サーバが不正アクセスの被害に遭い、調査請求の申請の際に登録されたお客さま情報(約600件)が、第三者による閲覧が可能な状態にあった
- 実際に閲覧などが行われたかどうかは確認できていないが、登録情報が不正に利用された形跡は現在のところ確認されていない
- 同サービスで使うメールアカウントからスパムメールが送信されていた。スパムメールの送信先に、登録情報が利用されていないことは確認している
閲覧が可能な状態にあった情報は、差出人の氏名・住所・電話番号・メールアドレス、受取人の氏名・住所・電話番号・メールアドレス(受取人の電話番号とメールアドレスは任意で登録する項目)、調査対象の郵便物のお問い合わせ番号、郵便種別・料金、差出郵便局などです。
スパムメールについて、日本郵便は次のようにお願いしています。
同サービスのメールアドレスのドメイン( [email protected] )より、 心当たりのない不審なメールを受信していた場合、添付ファイルや本文中に記載された URL を開かず、 該当のメールを削除していただきますようお願いいたします。 なお、当該ドメインにつきまして、不正アクセス検知後は使用しておりません。 出典: 日本郵便 調査請求Web受付サービスへの不正アクセスなどの発生について(2026年10月16日)
対象のお客さまへの連絡について、発表は「ご案内の準備が整い次第、順次ご連絡いたします」としています。連絡をメール、郵送、電話のどれでするかは、公表には書かれていません。そのため、「日本郵便から漏えいのお詫びのメールが届いた」というだけで本物と考えるのは避け、リンクを押さずに、公式サイトのニュースリリースや相談センターで確かめてください。漏えいのあとには、お詫びや補償をかたる偽の連絡が出回りやすくなります。この件で何が起きたか、対象の人が確かめることは、日本郵便の情報漏洩|国際郵便の調査請求約600件と利用者が確かめること 2026で詳しくまとめています。
国際郵便マイページから届くメール
海外に荷物を送る人は、国際郵便マイページを使うことがあります。国際郵便マイページとは、EMSなどの送り状をWebで作るための日本郵便の会員サービスのことです。
国際郵便マイページのよくある質問「会員登録をしたけれど、メールが届きません。」には、ドメイン指定受信などの設定をしている場合に受信を許可してほしいドメインとして、「@ems-post.jp」と「@ml.post.japanpost.jp」が書かれています(2026年11月1日時点)。
メール設定でドメイン指定受信などのメールフィルタ設定をしている場合は、以下のメールアドレスのドメインについて、受信許容の設定をしてください。 @ems-post.jp @ml.post.japanpost.jp 出典: 日本郵便 国際郵便マイページFAQ
ここで気をつけたいのは、偽メールの事例の中に、海外発送の荷物を思わせる追跡番号(EMの文字で始まりJPで終わる形)を使ったものがあることです。国際郵便マイページを使っていない人に、国際郵便の手続きを求めるメールが届いたら、まず疑ってください。マイページを使っている人も、送り状の状況はメールのリンクではなく、ブックマークしたマイページから確かめます。
受信設定で許可するドメインの考え方
本物のメールが迷惑メールのフォルダに入ってしまう、あるいは届かない、という悩みもあります。日本郵便の公式の案内で、受信を許可してほしいとされているアドレスとドメインは次のとおりです(2026年11月1日時点)。
- eお届け通知:[email protected]、[email protected]
- 国際郵便マイページ:@ems-post.jp、@ml.post.japanpost.jp
受信の許可は、使っているサービスの分だけにします。ゆうパックの通知だけを使うならeお届け通知の2つのアドレス、国際郵便マイページも使うならそのドメインを追加する、という形です。
ドメインで許可するよりも、アドレス単位で許可するほうが範囲が狭く、安全です。ドメイン指定受信とは、「@」より後ろの部分が一致するメールだけを受け取る設定のことで、携帯電話会社のメールでよく使われます。ドメインで広く許可すると、そのドメインを名乗る偽メールも受信箱に入りやすくなります。
もう1つ覚えておきたいのは、受信を許可したアドレスから届いたメールも、中身を確かめる習慣は変えないことです。受信を許可すると、迷惑メールのフィルタを通らずに受信箱に入ることがあります。国際郵便の件のように正規のアドレスが悪用される場合もあるので、許可したアドレスからのメールでも、支払いや入力を求められたら、アプリか公式サイトで確かめてから動きます。
押してしまった・入力してしまったときにすること
偽のメールやSMSのリンクを押してしまった、入力してしまったときは、何をしたかによってすることが変わります。
リンクを押して開いただけで、何も入力していない場合は、そのページを閉じ、メールやSMSを削除します。日本郵便の注意喚起のページには、不審なメール・SMSが不正なアプリをダウンロードさせるおそれも書かれています。アプリのインストールを求められて入れてしまった場合は、そのアプリを削除し、スマートフォンのセキュリティの設定や、携帯電話会社の案内に沿って確かめます。
クレジットカードの番号を入力してしまった場合は、すぐにカードの裏面に書かれた番号でカード会社に電話し、カードの利用を止めてもらいます。カード会社の電話番号は、カードの裏面か、カード会社の公式サイトで確かめます。身に覚えのない請求がないか、明細も確かめてください。
ゆうIDやほかのサービスのパスワードを入力してしまった場合は、公式アプリかブックマークした公式サイトからログインし、パスワードを変えます。同じパスワードをほかのサービスでも使っている場合は、そちらも変えます。
あわせて、次の窓口に相談できます。
- 日本郵便 お客様サービス相談センター:0120-23-28-86(フリーダイヤル)、携帯電話からは0570-046-666。受付は全日8:00~21:00(2026年11月1日時点の公式サイトの記載)
- 警察:最寄りの警察署、または警察相談専用電話の #9110(日本郵便の注意喚起のページでも案内されている)
- 消費者ホットライン 188:住んでいる地域の消費生活センターなどの相談窓口につながる。相談は無料で、通話料はかかる(消費者庁 消費者ホットライン)
- フィッシング対策協議会:偽のメールやサイトを報告できる。報告した情報は警察などや、名前をかたられた組織に提供されることがある(フィッシング対策協議会 フィッシングの報告)
警察庁も、フィッシングの被害に遭った場合は、最寄りの警察署かサイバー事案に関する通報等のオンライン受付窓口に通報・相談するよう案内しています(警察庁 フィッシング対策)。
カード番号やパスワードを入力したあとに何をどの順でするかは、入力した情報の種類で変わります。情報ごとの手順は、フィッシング詐欺で入力してしまったら|カード番号・パスワード・住所ごとにすぐすること 2026にまとめています。
家族や高齢の親に伝えておきたいこと
日本郵便は、家族の多くが日常的に使う会社です。偽の不在通知は、ふだん荷物を受け取る家族のだれにでも届きます。家族で次の3つを決めておくと、慌てずにすみます。
1つ目は、「荷物のことは、メールやSMSのリンクではなく、郵便局アプリか、紙の不在連絡票で確かめる」という決まりです。高齢の親が郵便局アプリを使っていないなら、紙の不在連絡票と、送り主への確認を基本にします。
2つ目は、「お金を払ってほしい、と言われたら、払う前に家族に一声かける」という決まりです。日本郵便の公式の事例でも、追加料金や再配達手数料、通関料の支払いを求めるメールが偽物として挙げられています。金額の大小にかかわらず、メールのリンクから支払うことはしない、と決めておくと迷いません。
3つ目は、相談先の番号を、メールの外で控えておくことです。日本郵便のお客様サービス相談センターの番号、#9110、188を、紙のメモや電話帳に登録しておけば、偽メールに書かれた番号に電話してしまうことを防げます。
家族のスマートフォンで、メールアプリの差出人の表示をアドレスまで出す設定にしておくのも1つの方法です。ただし、何度も書いてきたとおり、アドレスが本物に見えても本物とは限りません。アドレスの確認は入口にすぎず、最後はアプリか公式サイトで確かめる、という順番を家族で共有しておくことが大切です。
偽メール全般の見分け方を家族に説明したいときは、フィッシング詐欺メールの見分け方|5秒で振り分ける手順と開いた後の対処が、短い手順の形でまとまっていて役立ちます。
在宅で働く人が仕事のメールで日本郵便の通知を受けるとき
在宅で働く人は、取引先とのやりとりに使うメールアドレスで、ゆうパックの通知や国際郵便マイページのメールを受けることがあります。仕事の書類や機材をゆうパックで受け取る、海外の取引先にEMSで納品物を送る、といった場面です。
仕事用のアドレスで受けると、取引先からのメールと日本郵便の通知が同じ受信箱に並びます。忙しい時間に「お届けできませんでした」というメールが届くと、仕事の荷物だと思い込んでリンクを押してしまいやすくなります。仕事用のアドレスでは、次の2つを決めておくと安全です。
- 荷物の状況は、取引先から聞いた追跡番号を使って、郵便局アプリかブックマークした公式サイトで調べる
- 仕事用のアドレスで日本郵便を名乗るメールに支払いや入力を求められても、その場では応じず、アプリか公式サイトで確かめてから動く
ゆうIDの通知は2件のメールアドレスに送れるので、個人用のアドレスを主にして、仕事用のアドレスは必要な場合だけ追加する、という分け方もできます。受け取る場所を絞るほど、偽メールに気づきやすくなります。
20年以上フリーランスと在宅ワークの仲介を続けてきた@SOHOの運営で見てきた限りでは、取引先とのやりとりを長く安定して続けている人ほど、「お金や荷物の話は、メールの外で確かめる」という手順を自分で決めています。発送や入金の連絡を受けたら、相手から直接聞いた番号や、自分で開いたサービスの画面で確かめる。この習慣は、偽の不在通知にも、取引先を装う偽の請求にも効きます。受信したメールの真偽を見極める仕事や、問い合わせの窓口の仕事に関心がある人は、カスタマーサポート・事務全般のお仕事で、どのような依頼があるかを紹介しています。
セキュリティの知識を仕事に広げたい人は、AI・マーケティング・セキュリティのお仕事も参考になります。ネットワークの仕組みから体系立てて学びたい場合は、CCNA(シスコ技術者認定)の資格ガイドが入り口になります。
よくある質問
Q. [email protected]は日本郵便の本物のアドレスですか?
日本郵便は、eお届け通知のメールを[email protected]と[email protected]から送ると、公式サイトのよくある質問に書いています(2026年11月1日時点)。ただし差出人の表示は偽れるので、このアドレスに見えても本物とは限りません。リンクは押さずに、郵便局アプリかブックマークした公式サイトで荷物の状況を確かめてください。
Q. ゆうIDを登録していないのに日本郵便からお届け予定のメールが届きました?
日本郵便は、荷送人からの申し込みに基づき、ゆうIDの登録が無い人にもお届け予定のお知らせを送ることがあると公式に書いています。通販などで荷物を待っているなら本物の可能性はありますが、心当たりが無い場合は偽物を疑ってください。どちらの場合も、メールのリンクではなく公式サイトや注文先で確かめます。
Q. 日本郵便を名乗るSMSの不在通知は本物ですか?
日本郵便は、郵便局物販サービス社が不在時に送るSMSを正規の連絡としていますが、送信元の番号は公式の注意喚起のページに書かれていません(2026年11月1日時点)。偽のSMSも多く出回っているため、本文のリンクは押さず、郵便局アプリや紙の不在連絡票、公式サイトの荷物のお問い合わせで確かめてください。
Q. 偽の不在通知のリンクからカード番号を入力してしまいました?
すぐにカードの裏面に書かれた番号でカード会社に電話し、利用を止めてもらいます。あわせて明細に身に覚えのない請求がないかを確かめます。日本郵便のお客様サービス相談センター(0120-23-28-86、全日8:00~21:00)、警察相談専用電話の#9110、消費者ホットライン188にも相談できます。
この記事について
編集部
監修:@SOHO編集部
2004年よりフリーランス・在宅ワーク向けサービスを運営。生成AIで作成した下書きを、一次情報と照らし合わせて確認したうえで公開しています。

この記事を書いた人
@SOHO編集部
フリーランス・在宅ワークの専門メディア
@SOHOは2004年から続く、日本のフリーランス・在宅ワーク向け案件サイトです。記事は生成AIで下書きを作り、数値・固有名・出典を一次情報と照らし合わせる確認の手順を経て公開しています。
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SNS運用・経理・広告など、業務のアウトソーシング(外注)を検討する企業・個人向け。費用相場・依頼の流れ・失敗しない選び方