英語を使う副業|受けられる仕事の種類と単価の上げ方

朝比奈 蒼
朝比奈 蒼
英語を使う副業|受けられる仕事の種類と単価の上げ方

この記事のポイント

  • 英語副業月 5 万を目標にする人に向けて
  • 調査データで到達可能性を確認し
  • コーチングなど職種別の単価相場と必要稼働時間

「英語副業月 5 万」という検索は、目標額がはっきり決まっている人の検索です。だから結論から書きます。月5万円は英語副業の到達圏内にありますが、職種を選ばないと届きません。調査データを見ると、英語副業の収入は月1万円から5万円の帯に大きく集まっていて、5万円は分布の上端に近い位置にあります。つまり、この額はぼんやり始めて自然に届く額ではなく、時間あたりの単価が高い職種を選び、稼働時間を確保して初めて見える線です。この記事では、職種ごとの単価相場、月5万円に必要な実稼働時間、そして単価を上げるレバーを、データに沿って整理します。

英語副業で月5万円は現実的か、調査データで確認する

まず実態です。英語副業の収入分布について、こんな調査結果があります。

前章で紹介した当協会が行った意識調査によると、対象になった英語副業経験者124名全員が「1〜5万円/月」の収入アップを経験していることが分かりました。その中でも英語コーチ経験者や翻訳の経験者の中には月11万円以上の収入アップを実現していることも判明しました。上記の表の通り、英語副業で「月1〜5万円」の収入アップは可能であるが、月5万円以上を目指すことを考えると、職種を選ぶ必要があることが分かります。 出典: eca.or.jp

同じ傾向は別の調査でも確認できます。

英語副業で得られる収入は、職種や業務内容などによって大きく異なります。一般社団法人英語コーチング協会の調査によると、翻訳・通訳や英会話講師といった職種では、回答者の8割以上が副業収入を「月1~5万円」と回答しました。 出典: freee.co.jp

この2つのデータから読めることを整理します。第一に、英語を使う副業は収入ゼロで終わりにくい。始めた人の大半が月1万円以上の帯に入っています。これは他のスキル系副業と比べても、入口の成功率が高い特徴です。第二に、5万円を超えるかどうかは職種で決まる。調査で上位に名前が挙がっているのは英語コーチと翻訳で、いずれも時間あたりの単価が高い職種です。

正直なところ、「英語ができれば稼げる」という言い方には無理があります。英語力そのものの市場価値は、この10年で相対的に下がりました。機械翻訳の精度が上がり、単純な意味の変換に払われる金額は減った。今の市場で値が付いているのは、英語と何かを掛けた領域です。英語とIT、英語と医療、英語と法務、英語と教える技術。この掛け算の有無が、月1万円で止まる人と5万円を超える人を分けています。

在宅で完結できる点も押さえておきます。英語副業の多くは、成果物のやり取りがオンラインで完結するため、通勤も対面もありません。子育て中や本業のある人が、朝と夜の時間を使って成立させやすい構造になっています。

英語を使う副業の種類と単価相場

職種を単価とともに並べます。数字は募集要項や相場情報から見える幅で、経験と分野によって上下します。

職種 単価の目安 在宅完結
実務翻訳(英日) 1ワード8〜20円
実務翻訳(日英) 原文1文字6〜12円
動画の字幕翻訳 動画1分あたり200〜600円
ゲーム・アプリのローカライズ 時給1,500〜3,000円
オンライン英会話講師 25分レッスン200〜600円
個人契約の英語レッスン 1時間2,000〜5,000円
英語コーチング 1人あたり月20,000〜100,000円
越境ECのカスタマーサポート 時給1,200〜2,000円
海外リサーチ・市場調査 1件5,000〜30,000円
英文メール・問い合わせ代行 月10,000〜50,000円
通訳(逐次) 半日30,000〜50,000円 現地が多い

このうち、在宅で月5万円に届きやすいのは、実務翻訳、字幕翻訳、英語コーチング、英文メール代行の4つです。いずれも時間あたりに換算したときの単価が比較的高く、稼働を細かく分割できます。

逆に、時間の割に届きにくいのがオンライン英会話講師です。25分のレッスンで400円という条件だと、月5万円には125レッスンが必要で、実稼働は52時間を超えます。予約の空き時間も拘束されるので、体感の負担はもっと大きい。ただしこの職種は、実績を積んだ後に個人契約へ移せるという別の価値があります。プラットフォーム上で1年教えた経験は、個人でレッスンを売るときの信用になります。

翻訳系の単価水準を、文章を扱う職種全体の相場と比べて見たいときは著述家,記者,編集者の年収・単価相場が参考になります。英語が絡むぶん単価は上に振れますが、成果物が文章である以上、値付けの構造は同じです。

技術系のローカライズに関心があるなら、扱う対象を知っておくと受注の幅が広がります。アプリの文言や仕様書の翻訳はアプリケーション開発のお仕事で扱う領域と地続きで、開発の用語がわかる翻訳者は単価交渉で強い立場に立てます。

月5万円までの逆算:職種ごとの必要稼働時間

目標額から必要な稼働を割り戻します。ここが一番実用的な計算です。

実務翻訳(英日、1ワード10円)。月5万円5,000ワード。慣れた分野なら1時間で300ワードから500ワード処理できるので、実稼働は10時間から17時間。週末2日で収まる計算です。ただしトライアルに合格するまでの時間はこの中に入っていません。

字幕翻訳(動画1分400円)。月5万円125分の動画。字幕は1分の映像に10分から20分かかるのが普通なので、実稼働は21時間から42時間。文字数制限とタイミング調整があるぶん、翻訳より時間がかかります。

英語コーチング(1人月30,000円)2人で月6万円。週1回60分のセッションを2人分で月8時間、準備と学習管理を含めて月14時間前後。稼働効率は最も良い一方、集客が自力になるため立ち上げに時間がかかります。

英文メール代行(月30,000円の契約2件)。月6万円。1日30分を平日だけで月22時間。毎日拘束される代わりに、1回の作業が短く、本業の隙間に収まります。

越境ECサポート(時給1,500円)。月5万円34時間。シフトが決まっているぶん収入は読めますが、時間を売る形なので上限が見えます。

この比較から言えるのは、月5万円の難易度は「英語力」より「時間あたり単価」で決まるということです。同じ5万円を、14時間で作る人と52時間で作る人がいる。本業がある人が続けられるのは前者です。

単価を上げる4つのレバー

時間あたりの単価を上げる方法は、大きく4つに絞れます。

レバー1:専門分野を持つ。英語と何かの掛け算です。医薬、特許、金融、IT、法務、ゲーム。専門分野の翻訳は、一般文書の1.5倍から3倍の単価が付くことがあります。専門知識は英語の勉強より短期間で身につく場合があり、本業の知識がそのまま使えるなら最短の道になります。経理の知識があるなら財務諸表の翻訳、ITの実務経験があるなら技術文書。自分の本業を棚卸しするところから始めるのが合理的です。

レバー2:工程を広げる。翻訳だけでなく、原稿の下調べ、用語集の作成、最終チェックまで引き受ける。字幕なら翻訳だけでなくタイミング調整と焼き込みまで。工程が増えると単価は上がり、しかも他の人に切り替えにくくなるので継続もしやすくなります。

レバー3:成果物を時間から切り離す。レッスンや作業代行は時間を売る形なので、上限は自分の可処分時間です。教材、テンプレート、用語集のような、一度作って何度も使えるものを組み込むと、同じ時間で処理できる量が増えます。英語コーチングが単価上位に来る理由も、カリキュラムという再利用資産を持てるからです。

レバー4:直接の取引先を持つ。仲介が入る形では、依頼者が払う金額と受け手の受取額の間に差が生まれます。たとえば報酬から20%が引かれる設計だと、月5万円を受け取るには62,500円分の仕事が必要です。年間で見ると15万円の差になります。仲介を使わない形と併用するのが現実的です。

私も翻訳の仕事を初めて請けたとき、単価1ワード8円という条件を何も交渉せずに受けました。納品してから気づいたのは、同じ分野で12円の募集が並んでいたことです。単価は経験年数ではなく、最初に提示した金額で決まる部分が大きい。次の案件で単価を上げようとしても、実績として残るのは最初の金額です。最初の1件こそ、相場を調べてから返事をすべきだったと思っています。

未経験から着手するまでの手順

英語を使う仕事が初めての場合、次の順序が遠回りになりません。

1. 自分の英語力を客観的な形にする。TOEICのスコア、英検、IELTSなど。募集の応募条件に書かれることが多いため、数字があると足切りを通過できます。ただしスコアは入口の条件でしかなく、単価には直結しません。

2. 職種を1つに決める。翻訳と講師とサポートを同時に狙うと、どれも実績が薄くなります。時間あたり単価の表を見て、自分の生活時間に合うものを1つ選んでください。

3. サンプルを作る。翻訳なら、公開されている英文記事を自分で訳したもの。字幕なら、権利上問題のない動画に自作の字幕を当てたもの。コーチングなら、3カ月のカリキュラム案。実務経験の代わりに提出できる成果物を、応募前に用意します。

4. トライアルを受ける。翻訳会社のトライアルは合格率が低く、10社受けて数社という結果も普通です。落ちた理由は通知されないことが多いので、数を前提に計画してください。

5. 最初の3件は記録を取りながら受ける。実際にかかった時間を分単位で記録し、時間あたりの実収入を計算する。ここで自分の処理速度が判明します。速度がわかれば、次の案件で適切な単価を提示できます。

6. 単価改定を切り出す。同じ相手と6カ月続いたら、単価の見直しを申し出る余地があります。切り出し方は、値上げの要求ではなく「対応範囲を増やす代わりに」という形にすると通りやすくなります。

依頼者への報告や提案の文書は、英語だけでなく日本語の質も見られます。ビジネス文書の型を押さえたいならビジネス文書検定の範囲が実務と重なります。案件の見積書や提案書が整っている人は、初回の信頼が違います。

在宅で受けられる案件の探し方

どこで仕事を見つけるかも、単価と同じくらい結果を左右します。経路ごとの性質を整理しておきます。

翻訳会社への直接登録は、実務翻訳を狙うなら外せない経路です。各社のサイトに翻訳者募集のページがあり、履歴書と実績を送ってトライアルを受ける流れになります。合格すれば継続的に案件が回ってきますが、単価は会社の規定でほぼ決まっており、交渉の余地は小さめです。安定を取るならこの経路、単価を取るなら別の経路という住み分けになります。

クラウドソーシングは、実績がない段階の入口として機能します。短い文書の翻訳や、商品説明の英訳といった小さな仕事が並ぶため、最初の評価を積むのに向いています。ただし報酬からシステム利用料が差し引かれる設計が一般的で、受注単価も低めに寄ります。ここで実績を作り、別の経路に移る前提で使うのが合理的です。

在宅ワーク求人サイトや業務委託マッチングサービスは、依頼者と直接やり取りする形になります。継続前提の募集が多く、英文メール対応や越境ECのサポートのように毎月続く業務が見つかりやすい経路です。手数料の設計はサービスによって差があるので、登録前に必ず確認してください。手取りに直接効く項目です。

海外の仕事を扱うプラットフォームに登録する選択肢もあります。日本語と英語の両方ができる人材を探している海外企業からの依頼は、日本国内の相場より高い単価が付くことがあります。ただし報酬が外貨になるため、為替と送金手数料の影響を受けます。受け取り方法と手数料を先に確認してから応募してください。

そして最も成約率が高いのが、知人や過去の取引先からの紹介です。英語を使える人を探している会社は思ったより多く、しかも探し方がわからない状態にあります。本業の同僚や取引先に「英語の文書で困ったら声をかけてください」と伝えておくだけで、半年後に相談が来ることがあります。営業という言葉に構える必要はなく、自分が対応できる範囲を周囲が知っている状態を作るだけで十分です。

募集の選別基準も持っておきましょう。避けたいのは、分量が明示されていない案件、修正回数の上限がない案件、報酬の支払い時期が書かれていない案件です。逆に期待できるのは、対象分野と文書の種類が具体的に書かれているもの、用語集やスタイルガイドの提供があるものです。用語集を渡してくれる依頼者は、翻訳の工程を理解しているので、やり取りの負担が小さくなります。過去にどんな文書を外注してきたかを聞けるなら、そこで相手の慣れ具合が見えます。初めて翻訳を外注する会社は、期待値の調整に時間がかかるぶん、見積もりに余裕を持たせておくのが安全です。

AI翻訳が普及した後に残る仕事

避けて通れない話です。機械翻訳の精度が上がり、英語副業の一部は確実に縮みました。ただし、消えた仕事と伸びた仕事があります。

縮んだのは、意味が伝わればよい文章の翻訳です。社内共有のメール、参考程度の資料、要約。ここは機械に置き換わりました。単価も下がりました。

一方で増えたのが、機械翻訳の出力を直す仕事です。ポストエディットと呼ばれる工程で、単価は通常の翻訳より低く設定されることが多い一方、処理速度は上がるため、時間あたりで見ると同等かそれ以上になる場合があります。重要なのは、この仕事は「原文と訳文を突き合わせて誤りを見つける」能力が問われることです。ゼロから訳すのとは別の技能で、慣れが必要です。

それから、責任を伴う翻訳は残りました。契約書、医薬の申請書類、製品の安全に関わる文書。誤訳が損害に直結する領域では、人が最終責任を負う必要があります。ここは単価が落ちていません。

もうひとつ伸びたのが、文化的な判断が必要な仕事です。マーケティングのコピー、ゲームのセリフ、動画の字幕。直訳では成立せず、対象読者に届く形に作り替える必要があります。この領域は機械が苦手で、今後も人の領分が残る見込みです。

もう一段踏み込んだ需要もあります。機械翻訳を社内に導入したものの、出力をそのまま使えずに困っている会社です。用語の訳が揃わない、敬体と常体が混ざる、固有名詞が誤変換される。こうした問題は道具の設定で解決できる部分が大きく、用語集の整備やスタイルルールの作成を請け負う仕事が生まれています。翻訳そのものより工程の設計に近い業務で、時間あたりの単価は翻訳より高く付く傾向があります。英語の副業を長く続けるなら、訳す側から整える側へ軸をずらす道を早めに視野に入れておくと、単価の天井が上がります。

逆に、いまから参入すると厳しいのが、専門性を問わない短文の翻訳です。募集の数は多く見えますが、単価が下がり続けている領域で、時間あたりに換算すると本業の時給を下回ることも珍しくありません。入口として数件受けるのは実績づくりとして意味がありますが、ここに留まると収入は伸びません。

AIの道具を自分の作業に組み込む視点も必要です。機械翻訳と用語集を使って処理速度を上げ、その分を単価交渉の材料にする。業務にAIをどう入れるかという話はAIコンサル・業務活用支援のお仕事で扱う領域と重なります。英語と自動化の両方がわかる人は、翻訳者としてだけでなく、仕組みを作る側としても声がかかります。

セキュリティやマーケティングの英語資料を扱う需要も広がっています。AI・マーケティング・セキュリティのお仕事のように、専門領域と英語が重なるところは単価が落ちにくい分野です。

TOEICなどの資格は本当に効くのか

結論を先に書くと、応募の足切りには効き、単価には直結しません。

翻訳会社のトライアルや、越境ECのサポート職では、TOEIC800点以上という条件が書かれることがあります。この場合、スコアがないと応募すらできません。だから足切り対策としては意味があります。

しかし、トライアルに合格するかどうかはスコアでは決まりません。求められるのは、対象分野の用語を正しく当てられるか、日本語として読める文章になっているかです。TOEICは日本語の産出能力を測っていないので、高スコアでもトライアルに落ちる人は珍しくありません。

では何を伸ばすべきか。翻訳を狙うなら、日本語の文章力です。原文の意味を取れていても、訳文が読みにくければ通りません。講師やコーチングを狙うなら、教える技術と学習設計の知識。サポート職を狙うなら、定型文の運用と顧客対応の作法です。つまり、英語力はどの職種でも前提条件であって、差が付くのは英語以外の部分にあります。

資格を選ぶなら、英語の資格より専門分野の資格のほうが単価に効く場面があります。ITの分野なら、ネットワークの基礎を示すCCNA(シスコ技術者認定)のような技術資格が、技術文書の翻訳で信用として働きます。英語と技術の両方を示せる人は、募集の少ない高単価案件で選ばれる側に回れます。

確定申告と会社の規定で押さえる点

制度の話です。ここを飛ばすと後で面倒になります。

給与以外の所得が年間20万円を超える場合、会社員でも確定申告が必要です。判定は売上ではなく所得、つまり売上から経費を引いた額です。月5万円12カ月続けると年間60万円なので、この目標を達成する人はほぼ確定申告の対象になります。

経費として考えられるのは、辞書ソフトや翻訳支援ツールの利用料、専門書、オンライン講座の受講料、通信費の按分、PCやヘッドセットの購入費です。英語コーチングなら教材費、字幕翻訳なら編集ソフトの費用。領収書は最初から分けて保管してください。

翻訳や講師の報酬からは、源泉徴収が行われる場合があります。翻訳料は所得税法上の源泉徴収の対象になりうるため、支払調書を確認し、引かれた税額を申告で精算する必要があります。引かれたままにすると、払い過ぎた税が戻りません。詳細は国税庁の案内で確認してください。確定申告をすることで戻ってくる場合もあり、その構造は確定申告 メリットを最大化!フリーランスが知るべき節税と還付のコツで整理されています。

勤務先の規定も確認してください。就業規則で許可制になっている会社が多く、競業に当たるかの判断も必要です。英語の副業は本業と業種が重ならないことが多いため、許可が得やすい分野ではあります。労働時間の通算や社会保険の取り扱いについては厚生労働省が副業・兼業の指針を示しているので、会社に相談する前に目を通しておくと話が早くなります。

月5万円をどう扱うか、そして続く人の条件

最後に、市場を見てきた立場からの観察を書きます。

英語副業を始めた人の中で、1年後も続いている人には共通点があります。作業の速さではなく、同じ相手との取引が続いているかどうかです。翻訳会社のトライアルに合格して案件が来始めた人と、そこから継続の発注を受けている人では、年間の収入が3倍以上違うことがあります。差を作っているのは英語力ではなく、納期の守り方、質問の投げ方、用語集を自分で作って共有する姿勢といった段取りの部分です。

20年この市場を見てきた立場から言えば、長く続く人ほど、単発の仕事をこなすことより「この人に任せると自分が楽になる」という関係づくりに時間を使っています。英語の仕事は成果物の品質差が見えにくい分野です。だから依頼者は、品質が読めて、やり取りが軽い相手を選び続けます。

手取りの構造にも触れておきます。仲介が入る取引では、依頼者の支払額と受け手の受取額に差が生まれます。仲介の手数料が乗らない直接のやり取りでは、同じ予算で依頼者はより多く頼めて、受け手の手元に残る額は厚くなる。この手数料0%という構造は、安いという話ではなく、同じ仕事で手取りの質が変わるという話です。運営者として見てきた限りでは、翻訳や英文対応のように継続する業務ほど、この差が年単位で積み上がります。

そして、月5万円に届いた後の話も少しだけ。この額を生活費に混ぜてしまうと、副業をやめたときに家計が崩れます。使い道を先に決めておくほうが続きます。積立の原資に回す場合の考え方は【20年で2倍?】毎月10万円の積立投資で資産形成する最強のポートフォリオで数字とともに整理されています。稼ぐ側の計算だけでなく、置き場所まで決めておくと、副業の目的が途中でぶれません。

英語副業の月5万円は、職種選びと時間あたり単価の設計で決まります。英語力を上げる前に、自分の可処分時間と単価の表を突き合わせてください。そこが出発点です。

よくある質問

Q. 英語の副業で月5万円は本当に届く額ですか?

英語副業経験者への調査では回答者の多くが月1〜5万円の収入帯に入っており、5万円は分布の上端に近い位置です。到達するには時間あたり単価の高い職種を選ぶ必要があり、実務翻訳、字幕翻訳、英語コーチング、英文メール代行が現実的な候補になります。オンライン英会話講師だけで5万円を作ると実稼働が50時間を超えます。

Q. 職種ごとの単価相場はどのくらいですか?

実務翻訳は英日で1ワード8〜20円、日英で原文1文字6〜12円、字幕翻訳は動画1分あたり200〜600円が目安です。オンライン英会話は25分レッスンで200〜600円、個人契約なら1時間2,000〜5,000円、英語コーチングは1人あたり月20,000〜100,000円の幅があります。専門分野を持つと一般文書の1.5〜3倍に振れることがあります。

Q. TOEICのスコアは単価に影響しますか?

応募の足切りには効きますが、単価には直結しません。翻訳会社のトライアルや越境ECのサポート職ではスコア条件が書かれることがあり、なければ応募できません。ただし合格を決めるのは対象分野の用語の正確さと、日本語として読める訳文かどうかです。伸ばすべきは英語以外の部分にあります。

Q. 英語副業の収入はいくらから確定申告が必要ですか?

給与以外の所得が年間20万円を超える場合に必要です。判定は売上ではなく売上から経費を引いた所得で行います。月5万円を1年続けると年60万円になるため、ほぼ対象になります。翻訳料は源泉徴収の対象になる場合があるので支払調書を確認し、引かれた税額を申告で精算してください。

この記事について

@SOHO
編集部

監修:@SOHO編集部

2004年よりフリーランス・在宅ワーク向けサービスを20年運営。編集部が事実確認のうえ公開しています。

公開:2026年4月4日最終更新:2026年9月20日
朝比奈 蒼

この記事を書いた人

朝比奈 蒼@SOHO編集部

ITメディア編集者

IT系メディアで編集・ライティングを担当。クラウドソーシング業界の動向やサービス比較など、客観的な視点での記事を執筆しています。

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