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コバヤシの情報漏えい|システムへの不正アクセス 求人応募者・社員・取引先の個人情報8,149件 対象と確かめること 2026

@SOHO編集部
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コバヤシの情報漏えい|システムへの不正アクセス 求人応募者・社員・取引先の個人情報8,149件 対象と確かめること 2026

この記事のポイント

  • ✓コバヤシの情報漏洩について
  • ✓株式会社コバヤシの第1報から最終報までの公式発表で整理
  • ✓システムへの不正アクセスで求人応募者

コバヤシの情報漏洩について、東京都台東区に本社がある株式会社コバヤシは、2025年11月6日に自社のサーバーへの第三者による不正アクセスを第1報として公表し、2026年1月21日の最終報で、社員、取引先、一部の関係者の個人情報8,149件が漏えいした事実を確認したと発表しました。対象は、求人応募者4,984件、個人事業主(顧問・取引先)91件(マイナンバーを含まない35件と含む56件)、社員(派遣社員を含む)と退職者3,074件で、クレジットカード情報は含まれていないとされています。2026年11月1日時点で、最終報のあとに出た変更は、2026年5月15日に専用の問い合わせ窓口を閉じ、問い合わせを同社のお問い合わせフォームに移したことだけで、件数や対象を改める報告は出ていません。補償やお詫びの品の案内は、発表には書かれていません。 対象の人がまずすることは、コバヤシを名乗るメールや、採用や年金、給与の手続きを名乗る不審な連絡に応じないことです。 社員や退職者で口座番号が含まれる人は、口座の入出金の明細も確かめてください。

この記事は、2026年11月1日時点で株式会社コバヤシの第1報、第2報、最終報と新着情報の一覧を開き直して確かめた内容だけで書いています。報道の数字や推測は入れていません。

株式会社コバヤシで何が起きたのか

株式会社コバヤシは、東京都台東区浅草橋に本社がある会社です。会社概要によると、合成樹脂の原料と材料の販売や、食品、農業、工業用のプラスチック製品の製造販売などを手がけています。社名に「コバヤシ」や「小林」が入る会社はほかにもありますが、この記事で扱うのは、ウェブサイト(kbjapan.co.jp)で発表を出している株式会社コバヤシの件だけです。

最終報の書き出しは次のとおりです。

このたび、弊社が管理するシステムに対して第三者による不正アクセスが発生し、弊社社員ならびにお取引先様および一部の関係者様に関する個人情報(8,149件)が漏えいした事実を確認いたしました。 出典: 株式会社コバヤシ「弊社システムへの不正アクセスによる情報漏えいについてのお詫びとお知らせ【最終報】」

発表の骨子は次のとおりです。

  • 2025年11月4日、警視庁サイバー犯罪対策課から、サーバーに不正なプログラムが組み込まれ、サーバー内の情報が窃取されている可能性があると連絡を受けた
  • すぐに当該サーバーをネットワークから切り離し、対策本部を設けて、外部の専門機関と調査を始めた
  • 2025年12月17日に調査が完了し、サーバーから一部の情報が不正に取得され、外部のサイト上に公開されていることを確かめた
  • 2026年1月21日に最終報を出し、対象者に電子メールか書面で連絡を始めた

この件は、会社が「漏えいした事実を確認」と書いている点が、ほかの多くの事案と違います。一方で、項目の説明には「漏えいが発生またはその恐れがある対象者」とも書かれています。この記事では、その書き方に沿って説明します。

公表の経緯と2026年11月1日時点の状況

コバヤシの新着情報の一覧で確かめられる、この件の発表は3本です。

日付 発表 分かったこと
2025年11月6日 第1報 2025年11月4日に、サーバー内の情報が窃取されたことを確認。データの暗号化や業務の停止に至る被害は確認されておらず、受発注や出荷などの通常業務に影響は出ていない
2025年12月12日 第2報 侵入経路と影響を受けたサーバーなどを特定し、対策を実施。通信記録などの調査で、個人情報を含むデータが流出した可能性を確認
2026年1月21日 最終報 調査機関の調査が2025年12月17日に完了。個人情報8,149件が漏えいした事実を確認。対象者への個別の連絡を開始

その後、3本の発表はいずれも2026年5月15日に、問い合わせ先の部分が修正されています。専用の問い合わせ窓口が2026年5月15日をもって閉じられ、問い合わせはお問い合わせフォームから受け付けるという内容です。

2026年11月1日時点で、新着情報の一覧を見ると、2026年1月21日の最終報のあとに出ているのは、製品やイベントのお知らせだけです。この件の第4報や、件数を改める発表は出ていません。

第1報で書かれていたこと

第1報では、サーバー内の情報が窃取されたことを確かめたとしたうえで、データの暗号化や業務の停止に至る被害は確認されていないと書かれていました。ランサムウェアのように、データを使えなくして身代金を求めるような被害とは違い、情報を持ち出す被害だったということです。この時点では、個人情報が含まれるかどうか、何件かは書かれていませんでした。

第2報で書かれていたこと

第2報では、侵入経路と影響を受けたサーバーなどを特定し、対策を進めていると書かれています。外部の専門機関がサーバーの通信記録などを調べた結果、個人情報を含むデータが流出した可能性があることも確かめたとしています。件数と項目は、最終報で初めて示されました。

漏えいした個人情報の項目

最終報では、対象者の区分ごとに、件数と項目を示しています。

対象者の区分 件数 漏えいが発生またはその恐れがある項目
求人応募者 4,984件 氏名、住所、生年月日、連絡先、その他応募時に提示した情報など
個人事業主(顧問・取引先) 35件 氏名、住所、税務申告で必要な情報(マイナンバーを含まない)など
個人事業主(顧問・取引先) 56件 氏名、住所、税務申告で必要な情報(マイナンバーを含む)など
社員(派遣社員を含む)、退職者 3,074件 氏名、住所、電話番号、メールアドレス、生年月日、口座番号、報酬額、出身校、パスポート番号(2010年時点)、被保険者証番号、家族情報、基礎年金番号など

社員の区分のうち、派遣社員は、氏名、生年月日、派遣元企業名のみとされています。

会社が「含まれない」と明記している項目は次のとおりです。

会社が含まれないと明記した項目 書かれている場所
クレジットカード情報 最終報の項目の欄の注記
マイナンバー(個人事業主の35件の区分) 同じ区分の項目の欄

また、最終報には「個人情報一件ごとに対して、記載内容の全ての情報が含まれているわけではありません」と注記されています。たとえば社員の区分の人でも、パスポート番号や家族情報が全員について含まれているとは限りません。自分の情報のうち何が含まれていたかは、会社からの個別の連絡で確かめてください。

求人応募者の情報について

件数がもっとも多いのは求人応募者の4,984件です。項目には「その他応募時にご提示いただいた情報など」とあり、応募のときに出した書類の中身(学歴や職歴など)が含まれていた可能性があります。どの時期の応募者が対象かは、最終報には書かれていません。過去にコバヤシの採用に応募したことがある人は、個別の連絡が届いていないかを確かめてください。

社員と退職者の情報について

社員と退職者の項目には、口座番号、報酬額、被保険者証番号、家族情報、基礎年金番号などが含まれています。給与の振り込みや社会保険の手続きのために会社が持っていた情報とみられます。家族情報が含まれるため、本人だけでなく家族の名前などが含まれている可能性もあります。

原因について会社が説明していること

最終報では、原因を次のように書いています。

システムの一部の脆弱性をついたことによる第三者からの不正アクセスが行われたため。 出典: 株式会社コバヤシ「弊社システムへの不正アクセスによる情報漏えいについてのお詫びとお知らせ【最終報】」

脆弱性とは、システムの作りや設定にある弱いところのことです。外から入り込む人は、その弱いところを狙って侵入します。どのシステムのどんな弱いところだったのかは、発表には書かれていません。

この件の特徴は、会社が自分で気づく前に、警視庁サイバー犯罪対策課から連絡を受けて発覚したことです。最終報によると、警視庁から、サーバーに不正なプログラムが組み込まれ、外部からの不正アクセスで情報が窃取されている可能性があると連絡がありました。不正なプログラムがいつ組み込まれたのか、どのくらいの期間、情報が持ち出されていたのかは、発表には書かれていません。

調査の結果、取得された情報が外部のサイト上に公開されていることが確かめられています。どのサイトかは書かれていません。

外部のサイトに公開されたことの意味

最終報では、取得された情報が外部のサイト上に公開されていることを確かめたとしています。どのサイトか、誰でも見られる状態かどうかは書かれていません。

このような発表を見ると、自分の情報が載っているかを探したくなるかもしれません。ただ、情報を公開しているサイトには、ウイルスを仕込んだページや、閲覧そのものが危ないページもあります。自分で探しに行かず、会社からの個別の連絡と、次の節で説明する備えを優先してください。

一度外部に出た情報は、あとから完全に取り消すことが難しいとされています。そのため、この件の備えは、短い期間で終わるものではありません。数か月たってから、名前や住所を使った不審な連絡が来ることもあると考えて、気をつけ続けることが大切です。

警視庁からの連絡で分かったこと

この件は、コバヤシが自分で異常に気づいたのではなく、警視庁サイバー犯罪対策課から連絡を受けて発覚しました。発表には、警視庁がどのようにして気づいたのかは書かれていません。

警察から連絡があったことは、被害がすでに外から見える形になっていた可能性を示しています。会社はその日のうちにサーバーを切り離し、2日後の2025年11月6日に第1報を出し、同じ日に個人情報保護委員会に報告しています。

会社の対応

発表に書かれている対応は次のとおりです。

  • 当該サーバーをネットワークから切り離すなどの初動対策を行った
  • 対策本部を設け、外部の専門機関と連携して影響の範囲の特定と原因の調査を行った
  • 侵入経路と影響を受けたサーバーなどを特定し、対策を実施した
  • 当該システムを廃止し、インフラの構成の最適化と監視の強化を実施した
  • 個人情報保護委員会に2025年11月6日に報告した
  • 警視庁と発覚の当初から連携し、捜査に全面的に協力するとしている
  • 2026年1月21日から、対象者に電子メールか書面で連絡している

最終報には、電子メールか書面で連絡がつかなかった人については、この公表をもって連絡に代えるとも書かれています。引っ越しやメールアドレスの変更で連絡が届いていない人もいるかもしれないので、心当たりがある人は次の節を読んでください。

補償やお詫びの品については、発表には書かれていません。書かれていない以上、この記事では、あるともないとも書きません。他社の事案で補償がどう扱われてきたかは、情報漏洩の補償はもらえるのか|お詫び金・ポイントの例と利用者が確かめること 2026で説明しています。

自分が対象かを確かめる方法

対象になりうるのは、次のどれかに当たる人です。

  • 過去にコバヤシの求人に応募したことがある
  • 個人事業主として、コバヤシの顧問や取引先になったことがある
  • コバヤシの社員、派遣社員として働いていた、または退職した

当てはまる人は、2026年1月21日以降にコバヤシから電子メールか書面が届いていないかを確かめてください。メールは迷惑メールのフォルダに振り分けられていることもあります。

連絡が届いていない人

連絡が届いていなくても、上のどれかに当たり、自分が対象か知りたいときは、コバヤシに問い合わせてください。専用の窓口は2026年5月15日をもって閉じられており、問い合わせはお問い合わせフォームから受け付けています。発表では、フォームの「問い合わせ内容」を「その他」に設定して送るよう案内しています。

フォームを開くときは、検索結果の広告やメールのリンクからではなく、コバヤシのウェブサイトのトップページから「お問い合わせ」を開いてください。

届いた連絡が本物かを見分ける

対象者には、2026年1月21日からコバヤシが電子メールか書面で連絡しています。連絡の中身や差出人の書き方は、発表には書かれていません。このため、届いた連絡が本物かどうかを、次の点で確かめてください。

  • 連絡の中身が、ウェブサイトの最終報と同じ内容(件数、項目、経緯)になっているか
  • パスワードや暗証番号、カード番号の入力を求めていないか
  • お金の支払いや、ファイルの開封を急がせていないか

最終報には、対象者に何かを入力させたり、支払わせたりする手続きは書かれていません。そうした求めがある連絡は、コバヤシを装った別のものと考えて、応じないでください。迷ったときは、連絡の中のリンクや番号ではなく、コバヤシのウェブサイトのお問い合わせフォームから確かめます。

対象者がすること

漏えいした項目は区分ごとに違うので、することも区分ごとに分けて説明します。

共通してすること

最終報では、流出した情報が不正に利用された事象は確認されていないとしたうえで、流出した情報を悪用したメール等が発信される可能性があるとしています。そのうえで、次のように呼びかけています。

  • 差出人や件名に心当たりのない不審なメールが届いたら、添付ファイルを開かず、メールをすぐに削除する
  • 不審な電話がかかってきたら、重要な情報を伝えない
  • 不審な郵送物にも注意する

氏名、住所、生年月日がそろうと、宛名入りの郵便や名前を呼びかける電話が本物らしく見えやすくなります。住所が他人に知られた可能性があるときの備えは、個人情報が流出して住所が漏れたときの対応|起きることと防ぎ方の順番で詳しく説明しています。偽のメールを短時間で振り分ける手順は、フィッシング詐欺メールの見分け方|5秒で振り分ける手順と開いた後の対処にまとめています。

求人応募者がすること

求人応募者の情報には、氏名、住所、生年月日、連絡先などが含まれます。採用や転職の話を装う連絡には、次の点で気をつけてください。

  • コバヤシや人材会社を名乗り、「以前の応募の件で」と面接や登録を持ちかける連絡に、その場で応じない
  • 登録料や研修費などのお金を先に払うよう求められたら、支払わない
  • 本人確認として、口座番号や身分証の写真を送るよう求められても送らない

応募のときに出した書類に、職歴や家族のことなど詳しい情報を書いていた人は、その内容を思い出しておくと、不審な連絡が来たときに見分けやすくなります。

求人サイトや人材会社を通じてコバヤシに応募した人も、対象に含まれるかどうかは発表には書かれていません。応募の経路にかかわらず、コバヤシに応募したことがあり、個別の連絡が届いていない人は、お問い合わせフォームで確かめるのが確実です。新卒採用、地域職や高卒の採用など、応募した採用の種類も伝えると、確認が進めやすくなります。

社員と退職者がすること

社員と退職者の項目には、口座番号、被保険者証番号、基礎年金番号、家族情報などが含まれます。

  • 給与の振込に使っていた口座の入出金の明細を見て、身に覚えのない引き落としや入金がないかを確かめる
  • 年金事務所や健康保険の窓口を名乗り、手続きのためと番号やお金を求める電話に応じない
  • 家族情報が含まれるので、家族にも、名前を呼びかける不審な連絡に注意するよう伝えておく
  • パスポート番号は2010年時点のものとされているので、今使っているパスポートと番号が違うこともあるが、当時の番号を使った不審な連絡にも気をつける

口座番号だけで、他人がすぐに預金を引き出せるわけではありません。ただ、口座番号と氏名、住所がそろうと、銀行を名乗る連絡が本物らしく見えやすくなります。銀行を名乗る電話やSMSで、暗証番号やワンタイムパスワードを聞かれても答えないでください。気になるときは、通帳やキャッシュカードの裏に書かれた銀行の窓口に、自分で確かめます。

派遣社員として働いていた人がすること

派遣社員の情報は、氏名、生年月日、派遣元企業名のみとされています。口座番号や住所は、派遣社員の区分の項目には書かれていません。

ただ、派遣元企業名が分かっていると、その派遣会社を名乗る連絡が本物らしく見えやすくなります。派遣会社の担当者を名乗り、「登録情報の更新」や「新しい仕事の紹介」として、口座番号や身分証の写真を求める連絡が来たときは、その場で答えず、自分が登録している派遣会社の窓口に、ふだん使っている連絡先で確かめてください。

口座の明細を見るときのこつ

口座の明細は、通帳の記帳か、銀行のアプリやインターネットバンキングで見られます。見るときは、次の点に気をつけてください。

  • 2025年11月以降の入出金に、知らない名前の引き落としがないか
  • 少額の入金や引き落としが、続けて出ていないか
  • 自分で申し込んだ覚えのない口座振替の登録がないか

見覚えのないものがあれば、通帳やキャッシュカードに書かれた銀行の窓口に連絡します。インターネットバンキングで不正な送金の被害にあったときの補償の考え方は、銀行ごとの決まりで変わるので、銀行の窓口で確かめてください。

個人事業主(顧問・取引先)がすること

個人事業主の区分には、税務申告で必要な情報が含まれます。56件はマイナンバーを含むとされています。マイナンバーが含まれる人は、次の点を知っておいてください。

  • マイナンバーを使う手続きでは、番号のほかに本人確認の書類を求められることが多いので、番号を知られただけで慌てて手続きをしない
  • 役所や税務署を名乗り、マイナンバーやカードの暗証番号を聞き出そうとする電話には応じない
  • 番号の変更を求められるかどうかは、住んでいる市区町村の窓口で相談する

マイナンバーが漏れたときに起きることと、番号を変える手続きは、マイナンバーが漏洩したらどうなる|番号の変更の手続きと悪用の範囲 2026で詳しく説明しています。番号を変えるかどうかは事情で変わるので、住んでいる市区町村の窓口で相談してください。

退職者や昔の応募者が気をつけること

退職者や、何年も前に応募した人は、会社に伝えてあった住所やメールアドレスが今と違っていることがあります。その場合、2026年1月21日からの個別の連絡が届いていない可能性があります。最終報では、連絡がつかなかった人については、公表をもって連絡に代えるとしています。

当時の住所に家族が住んでいる場合は、コバヤシからの書面が届いていないかを家族に聞いてみてください。届いていない場合でも、上の区分に当てはまるなら、お問い合わせフォームから自分が対象かを確かめることができます。

家族に伝えておくこと

社員と退職者の区分には、家族情報が含まれています。どの家族の、どの項目が含まれていたかは、発表には書かれていません。

家族には、次のことを短く伝えておくと安心です。

  • コバヤシの件で、家族の名前などが外に出た可能性があること
  • 家族の名前を呼びかけて、お金や番号を求める電話やメールには応じないこと
  • 不審な連絡が来たら、答える前に本人に知らせてほしいこと

高齢の家族がいる場合は、年金や健康保険の手続きを名乗る電話に特に気をつけるよう伝えてください。基礎年金番号と被保険者証番号が含まれているため、手続きの話が本物らしく聞こえやすくなります。

不審なメールの添付を開いてしまったとき

最終報では、心当たりのないメールの添付ファイルは開かずに削除するよう呼びかけています。もし開いてしまったときは、次の順番で動いてください。

  1. そのパソコンやスマホをインターネットから切り離す(Wi-Fiを切る、LANケーブルを抜く)
  2. 開いたときに表示された画面や、入力した内容をメモする
  3. 入力したパスワードがあれば、別の端末からそのサービスのパスワードを変える
  4. 仕事で使っている端末なら、取引先や勤め先の担当者にすぐ伝える
  5. ウイルス対策ソフトで端末全体を調べる

パスワードを入力してしまった場合は、ほかのサービスで同じパスワードを使っていないかの見直しも含めて、早めに変えてください。変える順番は、パスワードが漏洩したらどうなる|変更の順番と使い回しの見直し方 2026で説明しています。

問い合わせ窓口

2026年11月1日時点の問い合わせ先は次のとおりです。

項目 内容
専用の問い合わせ窓口 2026年5月15日をもって閉鎖
現在の問い合わせ先 株式会社コバヤシのお問い合わせフォーム
フォームの書き方 「問い合わせ内容」を「その他」に設定して送る

電話番号やメールアドレスの窓口は、2026年11月1日時点の発表には載っていません。2026年1月21日から5月15日までは専用の窓口が案内されていましたが、今は閉じられているので、古い記事やメモに残った窓口の番号には連絡しないでください。

フォームに書くときは、どの区分に当たるか(求人応募者、個人事業主、社員や退職者)、いつごろ関わったか、連絡が届いたかどうかをまとめておくと、話が早く進みます。

問い合わせの中身には、マイナンバーや口座番号、パスワードなどを書かないでください。自分が対象かを確かめるときは、名前と区分、関わった時期、当時の住所やメールアドレスを書けば、会社の側で記録と照らし合わせやすくなります。返事が来るまでの日数は発表に書かれていないので、急ぐ事情がある場合はその旨も書いておくとよいでしょう。送ったあとは、フォームに入力したメールアドレスに返事が届くかを、迷惑メールのフォルダも含めて見ておいてください。

不審な連絡を受けたときの手順

コバヤシを名乗る連絡や、採用、年金、銀行を名乗る連絡が来て、本物かどうか分からないときは、次の順番で動いてください。

  1. その場で答えたり、リンクを開いたりしない
  2. 連絡に書かれた電話番号やURLではなく、自分で調べた正規の窓口に確かめる
  3. コバヤシの件に関わる連絡なら、お問い合わせフォームで「その他」を選んで確かめる
  4. 番号や暗証番号を伝えてしまったときは、すぐにその窓口(銀行、カード会社など)に連絡し、止める手続きを頼む
  5. お金をだまし取られたときは、最寄りの警察署に相談する

電話番号が他人に知られた可能性があるときの迷惑電話やSMSへの備えは、電話番号の流出チェックの方法|流出したらどうなるかと迷惑電話・SMSへの備え 2026で説明しています。

続報を自分で確かめる方法

この件の続報が出るとすれば、コバヤシのウェブサイトの「新着情報」に載ると考えられます。これまでの3本の発表は、いずれも新着情報の「広報」の分類に掲載されています。

2026年11月1日時点では、2026年1月21日の最終報が最後で、その後に修正されたのは問い合わせ先の部分だけです。続報を確かめるときは、次の点を見てください。

  • 新着情報の一覧に、「不正アクセス」「情報漏えい」の言葉が入った新しい発表が出ていないか
  • 既存の3本の発表の冒頭に、新しい修正の日付が書き加えられていないか
  • 問い合わせ先の案内が変わっていないか

SNSやまとめサイトで件数や補償の話を見かけても、コバヤシの公式の発表で同じ内容が出ているかを確かめるまでは、そのまま受け取らないでください。

対象者がすることの一覧

ここまでの内容を、区分ごとにまとめます。

区分 まずすること
求人応募者 採用や登録を装う連絡に応じない。先にお金を求める話は断る
個人事業主(マイナンバーを含まない) 取引や税務の手続きを装う連絡に応じない
個人事業主(マイナンバーを含む) マイナンバーやカードの暗証番号を聞く連絡に応じない。番号の変更は市区町村で相談する
社員と退職者 口座の明細を確かめる。年金や健康保険を名乗る連絡に注意する。家族に伝える
派遣社員 氏名、生年月日、派遣元企業名を使った連絡に注意する
全員 個別の連絡が届いたかを確かめる。届いていなければお問い合わせフォームで確かめる

この一覧は、発表の内容に沿って整理したものです。自分の情報のうち何が含まれていたかは、個別の連絡かお問い合わせフォームで確かめてください。

応募書類や取引の書類を出すときに日ごろからできること

この件のように、会社に出した応募書類や取引の書類が、あとから外に出てしまうことがあります。自分で全てを防ぐことはできませんが、出す情報を必要なものに絞ることはできます。

  • 応募書類には、求められていない情報(家族の詳しいこと、本籍など)を書かない
  • 口座番号やマイナンバーは、採用や契約が決まってから、会社が指定した方法で出す
  • 書類をメールで送るときは、送り先のアドレスを確かめ、会社が求める方法(専用のフォームなど)があればそれを使う
  • どの会社に、いつ、何を出したかを簡単に記録しておく

最後の記録は、今回のような発表が出たときに、自分が対象かどうかをすぐに判断する手がかりになります。

在宅で仕事をする人が気をつけること

この件では、個人事業主の顧問や取引先の情報も対象になっています。在宅で業務委託の仕事を受けている人にとって、取引先に出した自分の情報が漏えいすることは、他人事ではありません。報酬の支払いや支払調書の作成のために、取引先に住所や口座番号、マイナンバーを出すことはよくあるからです。

一方で、在宅で働く人は、取引先から顧客の名簿や応募者の書類を預かる立場になることもあります。個人情報保護委員会の漏えい等の対応のページでは、事業者に委員会への報告が義務づけられる場合として、不正の目的で行われたおそれがある行為による漏えい等を挙げ、例として、外部からの不正アクセスで個人データが漏えいした場合や、不正検知を行う専門家等の第三者から漏えいのおそれについて連絡を受けた場合を示しています。報告は発覚したら速やかに行い、不正の目的で行われたおそれがある場合は発覚日から60日以内とされています。

在宅で働く人が見直しておきたいのは、次の点です。

  • 取引先に出す本人確認やマイナンバーの書類を、取引先が指定した方法で出しているか
  • 取引先から預かった名簿や応募書類を、作業が終わったあとも手元のパソコンに残していないか
  • 預かったデータを扱うパソコンのソフトを、新しい版に更新しているか
  • 取引先から漏えいの連絡を受けたとき、自分の取引先や家族に伝えることがないかを考えているか

どこまでが自分の責任になるかは、契約の内容や事情で変わるので、ここでは断定できません。ただ、預かった情報を必要な期間だけ持ち、終わったら削除することは、どの契約でも漏えいの影響を小さくします。

個人事業主が取引先に確かめておくこと

今回の件で、個人事業主の取引先の情報が対象になったことは、業務委託で働く人が自分の情報の出し方を見直すきっかけになります。取引を始めるときや続けるときに、次の点を取引先に聞いておくと安心です。

  • マイナンバーや口座番号を、どの方法で受け取り、どこに保存しているか
  • 取引が終わったあと、受け取った書類やデータをいつ削除するか
  • 漏えいなどが起きたとき、どの方法で連絡が来るか

聞きにくいと感じるかもしれませんが、情報の扱いをきちんと決めている取引先ほど、こうした質問にすぐ答えられます。答えを記録しておくと、今回のような発表が出たときに、自分の情報がどこにあるかをすぐに思い出せます。

フリーランス・在宅ワークの仲介を2004年から続けてきた運営者として見てきた限りでは、長く取引が続く人ほど、預かった情報の扱い方を最初に取引先と決めています。中間の手数料が乗らない直接の取引では、こうした信頼がそのまま次の依頼につながります。

情報を守る知識を仕事に生かす

会社のシステムを守る知識は、在宅で受けられる仕事の幅を広げます。中小企業がセキュリティ対策をどう進めるかは、中小企業のサイバーセキュリティ対策2026|IT導入補助金で防御力を強化する方法で説明しています。@SOHOのAI・マーケティング・セキュリティのお仕事では、在宅で受けられるセキュリティ関連の仕事の種類と探し方を紹介しています。

コバヤシの件は、2026年11月1日時点で、2026年1月21日の最終報のあとに件数や対象を改める報告は出ておらず、2026年5月15日に問い合わせ先がお問い合わせフォームに移っています。求人に応募したことがある人、取引先だった個人事業主、社員と退職者は、不審な連絡に応じないことと、口座やマイナンバーに関わる確認を先に済ませてください。

よくある質問

Q. コバヤシの情報漏えいは何件ですか?

株式会社コバヤシの2026年1月21日の最終報では、個人情報8,149件が漏えいした事実を確認したとしています。内訳は、求人応募者4,984件、個人事業主(顧問・取引先)のマイナンバーを含まない35件と含む56件、社員(派遣社員を含む)と退職者3,074件です。2026年11月1日時点で、件数を改める発表は出ていません。

Q. クレジットカード情報は漏れましたか?

最終報では、漏えいした個人情報にクレジットカード情報は含まれていないと明記されています。社員と退職者の区分には口座番号が含まれるため、給与の振込に使っていた口座の明細を確かめ、銀行を名乗って暗証番号などを聞き出す連絡には応じないでください。

Q. 問い合わせの電話番号はありますか?

専用の問い合わせ窓口は2026年5月15日をもって閉じられています。2026年11月1日時点では、株式会社コバヤシのお問い合わせフォームから、「問い合わせ内容」を「その他」に設定して送るよう案内されています。古い記事に載っている窓口には連絡しないでください。

Q. 小林製薬など名前の似た会社の件ですか?

この件は、東京都台東区浅草橋に本社があり、合成樹脂の原料の販売やプラスチック製品の製造販売などを手がける株式会社コバヤシの発表です。社名に「コバヤシ」や「小林」が入るほかの会社の件ではありません。発表は同社のウェブサイトの新着情報に掲載されています。

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監修:@SOHO編集部

2004年よりフリーランス・在宅ワーク向けサービスを運営。生成AIで作成した下書きを、一次情報と照らし合わせて確認したうえで公開しています。

公開:2026年11月1日
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