イラストで収入を得る方法|依頼の取り方と単価の考え方


この記事のポイント
- ✓イラスト稼ぐ方法を探すとき
- ✓手段の一覧より先に知るべきは単価の決まり方です
- ✓教える仕事の採算を比較し
イラストで収入を得る方法を調べると、手段の一覧が並んだ記事が大量に出てきます。正直なところ、あの一覧はあまり役に立ちません。手段を知っても、どれに時間を使えばいいかが分からないからです。
結論から言います。イラストで収入を得る手段は大きく6つあり、そのうち副業として再現性が高いのは3つです。そして収入の差を生むのは絵の上手さではなく、単価の決まり方を理解しているかどうかです。この記事では、6つの手段を採算の観点で比較し、単価を構成する要素と、手取りを削る要素を数字で整理します。
結論。手段は6つ、再現性が高いのは3つ
まず全体像です。イラストが収入に変わる経路は、次の6つに整理できます。
- 受注制作(依頼を受けて描く)
- 素材やスタンプの販売(作って置いておく)
- グッズ化して販売(絵をモノに載せる)
- 教える、添削する(技術を渡す)
- 発信して広告収入や販売に繋げる(動画や記事)
- 作品そのものの販売(原画、展示、同人形式の頒布)
このうち、副業として再現性が高いのは1、2、4です。理由は単純で、収入が発生する条件が自分の行動に対応しているからです。受注制作は応募すれば結果が返ってきます。素材販売は点数を増やせば露出が増えます。教える仕事は時間を売る形なので、やれば対価になります。
3、5、6が再現性で劣るのは、収入の発生が他人の反応に強く依存するからです。特に5の発信型は、伸びるかどうかが読めません。実際に挫折の記録も多く残っています。
お絵描き系のチャンネルを作って作品発表やお絵描き配信をして広告収益だったり集客をしてコンテンツ販売などで稼ぐ手法となります。私も5年ぐらい前にYoutubeを初めてコンテンツ販売で10万ぐらいは稼げましたが、その後見事に挫折した経験があります。ですが、先月9月からYoutube更新を再開しています! 出典: note.com
発信型を否定するつもりはありません。当たったときの上限は他の手段より高い。ただ、収入の見通しが立たない形を最初の柱にすると、生活の計画が組めなくなります。柱は再現性の高いものにして、発信は上限を狙う副線として持つ。この配置が合理的です。
6つの手段を、採算の観点で比較する
一覧を見るだけでは判断できないので、収入が立ち上がるまでの時間と、上限の高さで並べます。
| 手段 | 立ち上がりの速さ | 単価の上限 | 時間の拘束 |
|---|---|---|---|
| 受注制作 | 速い(数週間) | 中から高 | 大きい |
| 素材やスタンプの販売 | 遅い(半年以上) | 低いが積み上がる | 小さい |
| グッズ販売 | 中(数か月) | 中 | 中 |
| 教える、添削 | 速い(数週間) | 中 | 大きい |
| 発信型 | 非常に遅い | 高い(読めない) | 大きい |
| 作品そのものの販売 | 読めない | 高い | 中 |
この表で見てほしいのは、速さと上限が逆になっていることです。速く収入になる手段は時間の拘束が大きく、時間の拘束が小さい手段は立ち上がりが遅い。両方を同時に満たす手段は存在しません。
だから現実的な組み方はこうなります。受注制作か教える仕事で当面の収入を作りながら、空いた時間で素材を積み上げる。1年から2年かけて、積み上げ型の比率を上げていく。この順番が、生活を壊さずに移行できる形です。
逆をやる人が多いのが問題です。積み上げ型だけを選んで、半年間ほぼ収入がない状態に耐えられず辞める。これは意志の弱さではなく、設計の問題です。
受注制作の単価は、何で決まるのか
ここが本題です。同じ1枚のイラストでも、報酬は数千円から数十万円まで動きます。動かしているのは画力ではなく、次の5つの条件です。
第1に、使う範囲です。個人が趣味で使うのか、企業が事業に使うのか。企業が使う場合、その絵は売上を生む道具になります。だから報酬の水準が変わります。
第2に、使う期間です。「1年間」と「無期限」では価値が違います。無期限を前提に見積もるなら、その分を価格に反映させる必要があります。
第3に、独占するかどうかです。他の人に同じ絵を使わせない約束をするなら、その絵から将来得られたはずの収入を放棄していることになります。
第4に、修正の回数です。修正が無制限という条件は、実質的に納期も労力も無限に伸びる契約です。2回まで、と決めて、それ以上は追加費用にする。この一文があるだけで、時間あたりの収入が安定します。
第5に、権利を譲るかどうかです。著作権の譲渡と、利用を許可することは別です。譲渡してしまうと、自分の作品集に掲載することすら制限される場合があります。譲渡を求められた場合は、その分を価格に乗せてください。
この5つを見ずに「相場はいくらですか」と聞くから、答えが出ないのです。相場は条件の組み合わせの結果であって、単独の数字として存在しません。デザイン職の収入分布がどう散らばっているかはUI/UXデザイナーの平均年収は?職種別の収入格差を公開【2026年版】に整理されていて、同じ職種の中でも条件次第で大きく開くという構造がよく分かります。
依頼の取り方。どこから探し、どう応募するか
単価の話の前に、依頼をどう取るかを片づけておきます。ここでつまずく人が多いのですが、原因は行動量ではなく応募の型です。
依頼の経路は4つあります。募集の場に応募する、作品を公開して声をかけてもらう、知人や過去の取引先からの紹介、そして自分から企業や店舗に提案する。この4つのうち、初期にいちばん結果が出やすいのは1つ目です。応募した数に対して結果が返ってくるので、改善の効果が測れます。
応募の型を作っておいてください。毎回文章を書き直すのは消耗です。必要なのは5つの要素です。対応できる内容、得意な系統、納期の目安、料金の目安、作品を見られる場所。これを1つの文章にまとめて、案件ごとに最初の1段落だけ差し替える。この形にすると、応募の負担が10分程度まで下がります。
そして、応募時にやってはいけないことが1つあります。料金を「応相談」にすることです。依頼する側から見ると、応相談は「予算が読めない候補」です。候補が複数いれば、金額が読める人から声をかけます。用途ごとの幅を書くだけでいいのです。「個人利用のアイコンは5,000円から1万5,000円」と書いてあれば、予算が合う相手だけが来ます。合わない相手からの問い合わせが減るので、時間の節約にもなります。
作品を見せる場所の作り方にも触れます。点数は10点から15点で足ります。ただし、系統を揃えてください。ばらばらに並んでいると、依頼する側は「頼んだものが出てくるか」を判断できません。判断できない候補は選ばれません。得意な系統に絞って並べ、それ以外は別の場所に置く。この整理だけで、声のかかり方は変わります。
用途を言葉で添えるのも効きます。「記事の挿絵向け」「子ども向け教材向け」「飲食店のメニュー向け」。探している人は絵柄の言葉では探さず、用途の言葉で探します。
時間で割って確かめる。これをやらない人が損をしている
単価を語る前に、必ずやるべき計算があります。合計時間で報酬を割ることです。
例を出します。アイコン1点を1万円で受けたとします。制作に5時間、ヒアリングとやりとりに1.5時間、修正に1時間、請求と記録に30分。合計8時間です。時間あたりは1,250円になります。
ここに手数料が乗る場合を足します。仲介の手数料が20%なら、手元に残るのは8,000円。時間あたりは1,000円に下がります。さらに源泉徴収が10.21%差し引かれる案件なら、入金の時点ではもっと少なくなります。
正直なところ、この計算をしていない方が多すぎます。「1万円もらえた」で終わってしまう。でも実際に残るのは8,000円で、そこから経費を引いた額が所得です。この認識のずれが、翌年の税金の計算で驚く原因になります。
計算を習慣にすると、判断が変わります。時間あたりが低い案件は、単価を上げるか、工程を削るか、断るかの3択になる。工程を削るというのは、修正の回数を絞る、ヒアリングの項目を定型化する、納品の形式を決めておく、といった話です。この3つで合計時間は確実に縮みます。
節税の考え方も、手取りに直結します。経費として計上できるものを漏らさないだけで、手元に残る額は変わります。申告で得られる効果の整理は確定申告 メリットを最大化!フリーランスが知るべき節税と還付のコツにまとまっているので、初年度のうちに一度読んでおく価値があります。
積み上げ型の経済性。素材販売とグッズ
素材やスタンプの販売は、1点あたりの単価が低い代わりに、売れ続ける可能性があります。ここの評価は、単価ではなく「点数×売れる確率」で行うべきです。
考え方を示します。1点が月に50円の収入を生むとして、200点あれば月1万円になります。もちろん全点が均等に売れるわけではなく、実際には一部の点数が大半を稼ぎます。だから重要なのは、売れる題材を見つけるまで点数を出すことです。
題材の選び方には傾向があります。派手な絵よりも、資料や説明で使われる地味な絵のほうが長く売れます。行事、医療や介護の場面、仕事の手順、食べ物、動物。用途が想像できるものです。自分が描きたいものと売れるものが違うのは当然なので、ここは割り切って分けたほうが早い。
グッズ化は、注文が入ってから作る仕組みを使えば在庫のリスクがありません。採算は単純で、販売価格から製造原価と販売手数料を引いた額が利益です。ここで見落とされるのは、画像を印刷用に整える作業時間です。解像度や色の指定に合わせる作業は、慣れるまで1点あたり1時間近くかかることがあります。この時間を勘定に入れてください。
積み上げ型は、資産形成の考え方に近い性質を持っています。毎月少しずつ積んだものが、時間をかけて効いてくる構造です。長期の積み上げが数字としてどう効くかの感覚は【20年で2倍?】毎月10万円の積立投資で資産形成する最強のポートフォリオのシミュレーションが分かりやすく、時間を味方にする発想そのものは素材販売にも当てはまります。
教える仕事と、周辺業務で稼ぐ形
見落とされがちな手段が、教えることと、絵の周辺にある業務を受けることです。
教える仕事は、時間あたりの報酬が安定します。添削、個別の指導、講座の運営。必要なのは最上級の技術ではなく、「今つまずいている人が次に何をすべきか」を言葉にできることです。自分が抜けてきた壁について説明できれば、それは価値になります。
周辺業務というのは、たとえば図解の作成、資料のデザイン、画像の加工、素材の整理といった仕事です。絵が描ける人は、情報を目に見える形にする力を持っています。この力は、イラストという枠の外でも売れます。
ここでの注意点は、単価の設計です。図解や資料の仕事は、イラストより単価が高く設定されることがあります。理由は、成果物が売上や意思決定に直結するからです。逆に「なんでもやります」という受け方をすると、単価は下がります。得意な領域を明示するほうが、結果として高い依頼が来る。
事務の型を押さえておくと、この領域は取りやすくなります。見積書や仕様書の書き方に自信がない方はビジネス文書検定の出題範囲を実務の地図として使えます。資格そのものが仕事を連れてくるわけではありませんが、書類の型を知っているかどうかで、企業側の安心感は変わります。
業務の手順を整理して人に渡す仕事に興味があるなら、AIコンサル・業務活用支援のお仕事に職種の中身が整理されています。イラストの仕事とは離れて見えますが、「相手の業務を理解して形にする」という部分は共通しています。
手取りを削る3つの要素
収入の話をするなら、削られる側も見ておく必要があります。削るのは3つです。
1つ目は仲介の手数料です。募集の場を使う場合、報酬に対して一定の割合が差し引かれます。料率はサービスごとに違い、改定もされます。年間100万円の売上に20%の手数料が乗れば、20万円が中間で消えます。これは無視できる額ではありません。
2つ目は源泉徴収です。企業が個人にイラストの報酬を支払う場合、源泉徴収の対象になる区分に該当することがあります。その場合、10.21%が差し引かれて振り込まれます。これは前払いした税金なので、確定申告で精算されます。損はしませんが、入金額が見積りと違うので、資金の計画には織り込んでおくべきです。
3つ目は税と社会保険です。給与を受けている方は、副業の所得が年間20万円を超えると所得税の確定申告が必要になります。給与がない方は所得48万円が目安です。所得は売上から経費を引いた額なので、機材やソフトの費用、資料代は記録しておいてください。なお所得税の20万円の特例は住民税には適用されないため、20万円以下でも住民税の申告は原則必要です。様式は国税庁の案内で確認してください。
消費税についても一言。売上が一定の規模を超えると課税事業者になります。それ以下でも、取引先の事情で登録を検討する場面があります。ここは制度の改定が続いている領域なので、記事の情報ではなく公式の案内で現在の扱いを確かめるのが正解です。
記録の付け方も決めておいてください。必要なのは2つの表だけです。売上の表には、入金日、相手、金額、源泉徴収された額を書く。経費の表には、日付、内容、金額を書く。これを月に1回、30分で更新する。1年分を確定申告の時期にまとめてやろうとすると、必ず領収書が見つからなくなります。源泉徴収された額を記録しておかないと、還付される分を取りこぼすことにもなります。
支払いの遅れへの備えも書いておきます。2024年11月に施行されたフリーランス保護新法(特定受託事業者に係る取引の適正化等に関する法律)では、発注者は業務内容や報酬額、支払期日を明示する義務を負い、報酬の支払期日は給付を受領した日から60日以内に設定しなければなりません。つまり「納品したのに支払日が決まっていない」状態は、法律の想定していない状態です。条件の明示がない発注は、その一点だけで見送る理由になります。制度の運用は公正取引委員会が案内しています。
おすすめできる進め方と、おすすめしない進め方
比較の結論として、進め方の良い例と悪い例を並べます。
おすすめできるのは、次の順番です。まず受注制作で5件ほど納品して、合計時間と手取りを記録する。そこで自分の時間あたりの水準を把握する。次に条件を明文化して、修正と追加費用の基準を作る。ここまでで3か月程度です。その後、得意な領域を1つに絞り、同時に素材の販売を月10点のペースで積み始める。1年経つと、受注と積み上げの2本になります。
おすすめしないのは、道具を先に揃える進め方です。高価な機材やソフトを契約してから始めると、回収の必要が生まれて焦ります。手元の環境で受けられる案件から始めて、収入が出てから設備に回すのが順序です。
同じくおすすめしないのが、複数の手段を同時に始めることです。受注も素材もグッズも発信も、と広げると、どれも浅いままで判断ができません。何が効いているのか分からない状態が続くだけです。手段は増やすものではなく、順番に足すものだと考えてください。
そして、安い案件を大量に受けて実績にするという進め方も、限定的にしかおすすめできません。最初の3件程度なら、評価を得る目的として合理的です。しかし10件を超えても同じ価格帯にいるなら、それは実績づくりではなく価格の固定化です。安い価格で受け続けた期間は、次の交渉のときに不利に働くことすらあります。
最後に、比較の視点をひとつ。他の在宅の仕事と比べると、イラストは単価の上限が高い代わりに、収入の安定度は低い側にあります。文章や事務の仕事は単価の上限が低めですが、需要が途切れにくい。どちらが優れているという話ではなく、組み合わせると弱点が消えるという話です。文章や編集の領域の収入分布は著述家,記者,編集者の年収・単価相場で確認できます。イラストと並べて持つ2本目として、現実的な候補になります。
単価を上げる順番
単価を上げたいなら、順番があります。逆にやると失敗します。
第1段階は、条件を明文化することです。修正の回数、納期、権利の範囲、追加費用の基準。これを書くだけで、時間あたりの収入は上がります。価格を変えずに手取りが増えるので、いちばん効率のいい手です。
第2段階は、得意な領域を狭めることです。「イラスト描きます」から「飲食店のメニュー用の食べ物のイラスト」へ。狭めると依頼の数は減りますが、単価は上がります。狭い領域では比較される相手が少なくなるからです。
第3段階は、成果に近い提案をすることです。絵を納品するだけでなく、使い方の提案まで添える。掲載する場所に合わせたサイズの案を出す、季節で差し替える案を出す。相手の売上に近い位置に立つと、報酬の判断基準が「絵の代金」から「事業の投資」に変わります。
第4段階が価格の改定です。ここまで来てから上げる。実績と条件が整っていない段階で価格だけ上げると、単に依頼が止まります。
デザインや制作の周辺では、技術の証明が単価に効く場面もあります。開発寄りの領域を覗いてみたいならアプリケーション開発のお仕事に職種ごとの中身が整理されていて、絵と実装の両方に触れる働き方の輪郭がつかめます。
稼げないと感じるときに起きている5つのこと
「イラストで稼げない」という相談を分解すると、原因はだいたい5つに収まります。順に見ていきます。
第1に、応募数が足りていない。これは単純な話ですが、月に数件しか応募していないなら、結果が出ないのは確率の問題です。改善の前に、まず母数を確かめてください。
第2に、見せている作品と、応募している案件が合っていない。かわいい系の絵を並べて、企業の資料向けの案件に応募しても通りません。ここは能力の問題ではなく、対応の問題です。
第3に、安い案件で時間を使い切っている。時間あたりが低い案件を複数抱えると、単価の高い案件に応募する時間が消えます。これがいちばんもったいない状態です。抜け出すには、いま受けている案件のうち時間あたりが最も低いものを1つ手放す必要があります。
第4に、条件を書いていないために作業が膨らんでいる。修正が5回続けば、時間あたりは半分以下になります。報酬は同じなのに、働いた時間だけが増えている。これを「稼げない」と表現している方が多いのですが、正確には「単価が下がっている」のです。
第5に、経路が1本しかない。募集の場だけに頼っていると、募集が少ない月に収入がゼロになります。応募、公開、紹介、提案のうち、少なくとも2つを動かしておいてください。
デメリットの側も正直に書いておきます。イラストの仕事は、収入が月ごとに大きく揺れます。年末や年度末に集中し、その後に落ちる傾向があります。そして評価が作品に直接返ってくるため、精神的な負荷が他の在宅の仕事より高い。メリットは、技術が積み上がることと、機材以外の初期費用がほとんどかからないことです。この両方を見たうえで、生活の何割をここに置くかを決めてください。全額を賭ける設計にしないことが、長く続ける条件です。
運営者として見てきたこと
在宅の仕事を20年見てきた立場から言えば、イラストで収入を安定させた方に共通しているのは、絵の技術ではなく取引の設計です。条件を書いている人は残り、書いていない人は疲れて辞めます。これは例外がほとんどありません。
もうひとつ、率直に書いておきたいことがあります。イラストで稼げないと感じている方の多くは、稼げていないのではなく、収入の経路を1本しか持っていないのです。1本が止まれば収入はゼロになります。手段を網羅して比べるという発想は、経験者の記録にも出てきます。
この記事ではイラストで稼ぎたい、と思う方の為に・実際に私がやった事であったり、・実際にやった人の話を聞いたりした事を元にイラストで稼ぐ方法を全手段お伝えしたいと思います。「イラストを趣味で終わらせたくない!」と感じる方は是非参考にしていただければと思います。 出典: note.com
全手段を並べたうえで、自分の生活に合うものを2つか3つ選ぶ。この選び方をしている人は、1本が止まっても崩れません。そして、イラストレーターという職名の枠を外すと、絵が使える場面は一気に広がります。図解、資料、教材、説明、企画。運営者として見てきた限りでは、この枠を外した方のほうが収入が安定しています。
最後に、額面と手取りの構造について。中間で手数料が差し引かれる形では、依頼する側が払った金額の一部が受け手に届きません。同じ5万円の予算でも、20%が中間に乗れば受け手に届くのは4万円です。手数料0%の直接のやりとりになれば、依頼する側は同じ予算でもう少し多く頼めるようになり、受け手の手取りは厚くなります。値段を上げる話ではなく、同じ取引で双方が得をする構造の話です。長く続けている方は、募集の場で実績と評価を作ったあと、繰り返し依頼をくれる相手とのやりとりを直接の形に移しています。この移行を早い段階で設計できているかどうかが、数年後の手取りの差になっています。
イラストで収入を得る方法を探しているなら、手段の一覧を集めるのはここで終わりにしてください。次にやるのは、直近で受けた1件の合計時間を数えて、時間あたりの額を出すことです。その数字が、すべての判断の出発点になります。
よくある質問
Q. イラストで収入を得る方法のうち、初心者が最初に選ぶべきなのはどれですか?
受注制作か、教える仕事です。どちらも行動に対して結果が返ってくるため、収入の見通しが立ちます。素材販売やグッズは時間の拘束が小さい反面、立ち上がりに半年以上かかることが多く、最初の柱にすると収入がない期間に耐えられなくなります。受注で収入を作りながら素材を積むのが現実的です。
Q. イラスト1枚の相場はいくらですか?
単独の数字としては存在しません。使う範囲が個人か商用か、使う期間、独占するか、修正の回数、著作権を譲渡するかの5条件で大きく変わります。同じ絵でも条件次第で数千円から数十万円まで動きます。見積もるときは、この5条件を先に確認してから金額を出してください。
Q. 手取りを増やすには、まず何をすべきですか?
価格を上げる前に、条件を文字にすることです。修正は2回まで、追加は別費用、納期と権利の範囲を明記する。これだけで1件あたりの合計時間が縮み、価格を変えずに時間あたりの手取りが上がります。加えて仲介手数料と源泉徴収で実際に手元に残る額を計算する習慣をつけてください。
Q. 確定申告はいくらから必要ですか?
給与を受けている方は、副業の所得が年間20万円を超えたときに所得税の確定申告が必要です。給与がない方は所得48万円が目安です。所得は売上から機材費やソフト代などの経費を引いた額です。源泉徴収されている案件がある場合は、申告で精算されて還付になることもあるため、所得が少なくても申告する価値があります。
この記事について
編集部
監修:@SOHO編集部
2004年よりフリーランス・在宅ワーク向けサービスを20年運営。編集部が事実確認のうえ公開しています。

この記事を書いた人
朝比奈 蒼@SOHO編集部
ITメディア編集者
IT系メディアで編集・ライティングを担当。クラウドソーシング業界の動向やサービス比較など、客観的な視点での記事を執筆しています。
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