ホットペッパービューティーとGoogleカレンダーを連携させる方法と、二重予約の防ぎ方

@SOHO編集部
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ホットペッパービューティーとGoogleカレンダーを連携させる方法と、二重予約の防ぎ方

この記事のポイント

  • ✓ホットペッパービューティーとGoogleカレンダーの連携は直接はできません
  • ✓SALON BOARDの予約データ出力とCSV読み込み
  • ✓Gmailからの予定の仕組み

ホットペッパービューティーとGoogleカレンダーの連携を調べている方の多くは、「ネット予約が入ったら、自分のスマホのGoogleカレンダーにも自動で出てほしい」「私用の予定と仕事の予約を1つの画面で見たい」と考えています。先に結論を書くと、ホットペッパービューティーとGoogleカレンダーを公式の機能で直接つなぐ方法は用意されていません。ただし、予約データの書き出しと読み込みを組み合わせる方法や、予約の台帳を1つに決めて二重予約を防ぐ運用なら、今日から始められます。この記事では、できることとできないことを切り分けたうえで、手順と運用ルールを順番に解説します。

ホットペッパービューティーとGoogleカレンダーは直接つながるのか

最初に、多くの方がつまずく前提を整理します。ホットペッパービューティーに掲載しているサロンは、予約の管理に「SALON BOARD(サロンボード)」という管理画面を使います。SALON BOARDとは、ホットペッパービューティー経由の予約や電話予約、スタッフのシフト、顧客情報、レジ会計までを1か所で扱うための、サロン向けの管理システムのことです。

SALON BOARDの公式サイトの機能一覧には、予約・スケジュール管理、予定・シフト設定、予約データ出力、顧客管理、メッセージ配信、レジ機能などが並んでいます。一方で、Googleカレンダーと自動で同期する機能は機能一覧に載っていません。サロン向けの予約システムを提供している会社も、次のように説明しています。

しかし残念ながら、ホットペッパービューティーなどの外部サイトとGoogleカレンダーを直接連携させることはできません。 出典: rsvia.co.jp

つまり「設定画面のどこかにあるボタンを押せば、Googleカレンダーに予約が流れ込む」という形にはなっていません。ここを知らずに設定画面を探し続けて時間を使ってしまう方が多いので、最初に押さえておいてください。

では、ホットペッパービューティーの予約をGoogleカレンダーで見ることは完全に無理なのかというと、そうではありません。方法は大きく分けて次の3つです。

方法 手間 反映の速さ 向いている人
予約を手でGoogleカレンダーに書き写す 予約のたびに発生 書き写した時点 予約が1日に数件の個人サロン
SALON BOARDの予約データを出力し、CSVで読み込む 週1回などまとめて 読み込んだ時点 先の予定を俯瞰したい人
外部の予約システムや連携ツールを使う 初期設定と月額費用 ツールの同期間隔による 複数の予約経路を持つ店舗

どの方法でも、Googleカレンダー側は「確認用の写し」であり、予約の正本はSALON BOARD側に残ります。この考え方が、後で説明する二重予約の防止にも直結します。

サロンの予約管理を取り巻く現状

ホットペッパービューティーとGoogleカレンダーの連携が検索される背景には、サロンの予約経路が増えたことがあります。以前は電話と店頭での次回予約がほとんどでしたが、今はホットペッパービューティーのネット予約、Googleマップからの予約、Instagramのメッセージ、LINE公式アカウント、自店のホームページの予約フォームなど、入口が何本もあります。

SALON BOARDの公式サイトでも、「電話・飛び込み・自社ホームページ・ネット予約、全ての予約を一元管理する」ことが特長として書かれています。言い換えると、予約の入口が増えた今、どこか1か所に予約を集めないと現場が回らないということです。

一方で、サロンを1人で営んでいる方や、面貸し(他のサロンの席を借りて営業する形)や業務委託で働く美容師・ネイリスト・アイリストは、仕事の予約と私生活の予定を同じスマホで管理しています。子どもの学校行事、通院、家族の予定はGoogleカレンダーに入っていて、仕事の予約だけがSALON BOARDにある、という状態です。この2つを行き来しているうちに、私用の予定を入れた時間帯にネット予約が入ってしまう、という事故が起きます。

もう1つの背景は、働き方の変化です。フリーランスの美容師や、1人サロンの開業は珍しくなくなりました。複数のサロンで業務委託として施術する方は、サロンAではSALON BOARD、サロンBでは別の予約システム、という形で台帳が分かれることもあります。この場合、全部の予定を1つのGoogleカレンダーで見たいという要望はさらに強くなります。

ここで大事なのは、「全部を自動でつなぐこと」を目的にしないことです。目的は、予約を取りこぼさず、二重予約を起こさず、自分の時間を守ることです。自動連携はそのための手段の1つにすぎず、手間と費用に見合わないなら、運用ルールで十分に防げる場面も多くあります。

SALON BOARDでできることと、できないこと

連携の方法を考える前に、SALON BOARD側で何ができるかを正しく知っておくと、無駄な外部ツールを契約せずに済みます。公式サイトに書かれている内容をもとに整理します。

SALON BOARDでできること

・ホットペッパービューティーと自店ホームページからのネット予約が、自動でスケジュール画面に反映される
・電話などで入った予約を入力すると、空いている枠だけがネット予約の空き枠として連携される
・サロン全体と担当スタッフごとの予約・予定を確認、変更、キャンセルできる
・シフトや休憩などの予定を登録できる
・予約情報をデータで出力できる
・予約・スケジュール管理はスマートフォンでも確認できる

特に2つ目が重要です。電話予約や店頭での次回予約をSALON BOARDに入力しておけば、その時間はホットペッパービューティー側で予約できなくなります。私用の予定も「予定」としてSALON BOARDに登録しておけば、同じようにネット予約の空き枠から外れます。

SALON BOARDでできないこと

・Googleカレンダーへの自動同期
・Googleカレンダーの予定を読み取って、ネット予約の空き枠を閉じること
・ホットペッパービューティーに掲載せずにSALON BOARDだけを使うこと

最後の点は公式のよくある質問に明記されており、SALON BOARDの利用にはホットペッパービューティーへの掲載が必要です。SALON BOARD自体の利用料金は無料と書かれていますが、掲載料については公式で問い合わせる形になっています。

ここから分かるのは、二重予約を防ぐ仕組みはSALON BOARDの中にすでにある、ということです。足りないのは「Googleカレンダーにある私用の予定を、SALON BOARDに反映させる作業」と「SALON BOARDの予約を、普段見ているGoogleカレンダーで確認する作業」の2つです。前者は手入力で、後者はデータ出力と読み込みで補えます。

やりたいこと SALON BOARDだけで可能か 補う方法
ネット予約と電話予約の重複を防ぐ 可能 電話予約を必ず入力する
私用の予定でネット予約を止める 可能 私用の予定をSALON BOARDに登録する
予約をGoogleカレンダーで見る 不可 データ出力とCSV読み込み、または手入力
Googleカレンダーの予定で空き枠を閉じる 不可 外部の連携ツール、または手入力

方法1:予約を手でGoogleカレンダーに書き写す

最も確実で、費用がかからないのが手入力です。予約が1日に数件の個人サロンなら、実はこれで十分に回ります。ポイントは、書き写す内容と書き写すタイミングを決めておくことです。

書き写す項目を最小限に絞る

Googleカレンダーに書くのは、時間とメニュー程度に絞ります。お客様の氏名や電話番号まで書くと、スマホを落としたときや家族とカレンダーを共有しているときに、個人情報が他人の目に触れるおそれがあります。たとえば「14:00〜15:30 カット+カラー」のように、施術の内容だけで十分です。お客様の情報が必要なときはSALON BOARDを開けばよい、という役割分担にします。

Googleカレンダーに仕事用のカレンダーを1つ作る

Googleカレンダーでは、1つのアカウントの中に用途別のカレンダーを複数作れます。「サロン予約」というカレンダーを新しく作り、そこに予約だけを書き写すと、色分けで私用の予定と区別できます。家族とカレンダーを共有している場合も、「サロン予約」のカレンダーだけ共有から外せます。

家族と共有するときの公開範囲

Googleカレンダーは、カレンダーごとに共有の相手と公開範囲を決められます。公式ヘルプでは、共有した相手に「予定の表示(時間枠のみ、詳細は非表示)」だけを許可する設定が案内されています。家族には「サロン予約」のカレンダーを時間枠だけ見える形で共有すると、「この時間は仕事」ということだけが伝わり、メニューやお客様の情報は見えません。送り迎えや家事の分担を家族と調整するときに役立つ設定です。

書き写すタイミングを固定する

おすすめは、1日の営業が終わった時点で翌日以降の新しい予約を確認し、まとめて書き写すやり方です。予約が入るたびに書き写そうとすると、施術中に対応できず漏れが出ます。営業後の5分を「予約の確認と書き写し」の時間と決めてしまうと、習慣になります。

逆方向の書き写しを忘れない

手入力で一番大事なのは、実は逆方向です。Googleカレンダーに私用の予定を入れたら、同じ時間をSALON BOARDにも「予定」として登録します。これをしないと、ホットペッパービューティー側ではその時間が空いているように見え、ネット予約が入ってしまいます。二重予約の多くは、この逆方向の登録漏れから起きています。

方法2:予約データを出力してGoogleカレンダーに読み込む

1週間や1か月の予約をまとめてGoogleカレンダーで見たい場合は、SALON BOARDの予約データ出力と、GoogleカレンダーのCSV読み込みを組み合わせる方法があります。SALON BOARDの機能一覧には「予約情報をデータで出力できます」とあり、Googleカレンダーは公式ヘルプで、CSVファイルやICSファイルを読み込めると案内しています。

手順1:SALON BOARDから予約データを出力する

SALON BOARDの予約データ出力の機能で、期間を指定して予約情報を書き出します。画面の名前や出力される項目は、SALON BOARDの更新で変わることがあるため、実際の操作はSALON BOARDのヘルプで確かめてください。

手順2:Googleカレンダーが読める形に整える

Googleカレンダーの公式ヘルプによると、CSVで読み込むときは1行目に英語の見出しが必要で、必須は「Subject」(予定の名前)と「Start Date」(開始日)の2つです。ほかに「Start Time」「End Date」「End Time」「Description」「Location」「Private」などを使えます。見出しは英語で書く必要がある、とヘルプに明記されています。

出力した予約データを表計算ソフトで開き、次のように列を作り直します。

Subject Start Date Start Time End Date End Time
カット+カラー 10/12/2026 10:00 AM 10/12/2026 11:30 AM
ネイル定額 10/12/2026 1:00 PM 10/12/2026 2:30 PM

ここでも、Subjectにはお客様の氏名を入れず、メニュー名だけにしておくのが安全です。

手順3:Googleカレンダーで読み込む

パソコンでGoogleカレンダーを開き、右上の設定アイコンから「設定」を選び、左側の「インポート / エクスポート」を開きます。「パソコンからファイルを選択」で作ったCSVファイルを選び、読み込み先のカレンダーに「サロン予約」を指定して「インポート」を押します。

この方法の注意点

読み込んだ予定は、その時点の写しです。SALON BOARDで予約が変更やキャンセルになっても、Googleカレンダーには反映されません。もう一度読み込むと、同じ予約が二重に表示されることもあります。そのため、読み込みは「先の予定を俯瞰するための写し」と割り切り、当日の予約は必ずSALON BOARDで確認するようにしてください。

読み込み用に「サロン予約(10月分)」のように月ごとのカレンダーを作り、読み込み直すときはそのカレンダーごと削除してから作り直すと、重複を防げます。

方法3:Gmailからの予定は、お客様側の仕組みと考える

「ホットペッパーで予約した内容が勝手にGoogleカレンダーに入った」という話を聞いたことがあるかもしれません。これはGoogleカレンダーの「Gmailからの予定」という機能によるものです。Gmailで受け取った予約確認メールを読み取り、カレンダーに予定を自動で追加する仕組みです。

Googleカレンダーの公式ヘルプには、次のように書かれています。

欧州経済領域、スイス、英国、日本にお住まいの場合、「Gmail からの予定」機能はデフォルトでオフになっています。 出典: support.google.com

日本では初期設定でオフになっているため、使うには設定の「Google Workspaceのスマート機能」をオンにし、「Gmailからの予定を表示する」にチェックを入れる必要があります。

この仕組みは、主に予約をした側(お客様側)のためのものです。お客様がGmailで予約確認メールを受け取ると、そのお客様のカレンダーに予定が入ります。サロン側の運用に使う場合は注意が必要です。公式ヘルプでは、対象として交通機関、ホテル、レストラン、映画などの予定が挙げられていて、サロンの予約通知メールが確実に読み取られるとは書かれていません。届いたメールがすべて予定になる保証はないため、サロン側の予約管理の柱にはしないほうが安全です。

逆に、サロンを利用する側として「美容院の予約が勝手にカレンダーに入って困る」という場合は、同じ設定画面で「Gmailからの予定を表示する」のチェックを外せば止められます。

二重予約が起きる典型的な場面

ここからは、Googleカレンダーとの連携を考えるうえで避けて通れない、二重予約(ダブルブッキング)の話をします。二重予約とは、同じ時間帯に2人以上のお客様の予約が入ってしまうことです。サロンにとっては、お客様を待たせる、施術を断る、口コミが下がる、という形で信用を大きく損ないます。

二重予約が起きる場面は、だいたい次の4つに集約されます。

電話予約の入力が遅れた

電話で予約を受けて、メモ帳に書いたままSALON BOARDへの入力を後回しにした結果、その間にネット予約が入るケースです。施術中に電話を受けると、手が離せず入力が遅れがちです。

私用の予定をSALON BOARDに入れていなかった

Googleカレンダーには「子どもの面談」と入れていたのに、SALON BOARDには何も登録していなかったため、その時間にネット予約が入るケースです。Googleカレンダーとの連携を求める方の多くが、この場面を心配しています。

複数の予約経路を別々に管理している

ホットペッパービューティーに加えて、Instagramのメッセージや別の予約システムでも予約を受けていて、それぞれの台帳が別になっているケースです。予約経路が3本を超えると、手作業での突き合わせは急に難しくなります。

同期の遅れを見落とした

外部の連携ツールを使っている場合、同期には数分から十数分の間隔があることがあります。その間に別の経路から予約が入ると、どちらの予約も成立してしまいます。外部ツールを導入した店舗で、「連携したから安心」と思い込んでいた時期に二重予約が起きた、という話はよく聞かれます。

どの場面にも共通するのは、「どれが本当の台帳なのか」が決まっていないことです。

二重予約を防ぐ運用ルール

二重予約を防ぐうえで、Googleカレンダーとの連携よりも効果が大きいのが、運用ルールを決めることです。次のチェックリストを、スタッフ全員で共有してください。

台帳を1つに決める

予約の正本は、SALON BOARDに決めます。Googleカレンダーや紙の手帳は、あくまで確認用の写しです。「迷ったらSALON BOARDを見る」を全員の共通認識にします。

電話予約はその場で入力する

電話を切る前にSALON BOARDに入力し、入力が終わってからお客様に「お取りしました」と伝えます。施術中で手が離せない場合は、折り返しの電話にするか、仮の予定として先に時間を押さえます。

私用の予定は先にSALON BOARDへ入れる

Googleカレンダーに私用の予定を入れるときは、同じタイミングでSALON BOARDにも予定を登録します。スマホにSALON BOARDのページをホーム画面に登録しておくと、この操作が早くなります。

毎日の締めで突き合わせる

営業終了後に、翌日と翌々日の予約をSALON BOARDで確認し、Googleカレンダーの私用の予定と重なっていないかを見ます。所要時間は5分程度です。

チェック項目 タイミング 担当
電話予約をSALON BOARDに入力したか 電話を切る前 電話を受けた人
私用の予定をSALON BOARDに登録したか Googleカレンダーに入れたとき 本人
翌日と翌々日の予約に重なりがないか 営業終了後 店長または本人
外部の予約経路の予約を転記したか 1日2回 担当を決める

ネット予約の受付を一時的に止める判断

SALON BOARDの公式のよくある質問には、運用に合わせて一時的にネット予約を停止できると書かれています。急な体調不良や家庭の事情で予定が読めない日は、無理に空き枠を開けておかず、ネット予約を止める判断も大切です。止めている間に入っていた既存の予約は残るので、該当するお客様には早めに連絡して日時の変更をお願いします。再開を忘れると、空いているのに予約が入らない日が続くため、Googleカレンダーの「サロン予約」に「ネット予約を再開する」という予定を入れておくと、再開の漏れを防げます。

複数のサロンで働く人の予定の整え方

業務委託や面貸しで、複数のサロンで施術している方は、予約の台帳が店舗ごとに分かれます。サロンAはSALON BOARD、サロンBは別の予約システム、自分の指名客はLINEで受ける、という形です。この場合、すべての台帳を自動でつなぐのは現実的ではないため、自分の時間を守るための整え方を決めておくことが大切です。

出勤日と出勤時間を先に確定させる

最初にやるべきことは、どのサロンに、どの曜日の何時から何時まで入るのかを、月単位で確定させることです。Googleカレンダーには、予約の中身ではなく「サロンA 10:00〜18:00」のように勤務の枠だけを書きます。こうしておけば、私用の予定を入れるときに、どの時間が空いているかがひと目で分かります。

各サロンの台帳では、勤務枠の外を必ず閉じる

各サロンの予約システムで、自分が出勤しない時間帯にネット予約が入らないよう、シフトや予定を登録しておきます。SALON BOARDであれば、シフトや休憩などの予定を登録できると公式の機能一覧に書かれています。勤務枠の外が閉じていれば、他のサロンの勤務時間と重なる予約は入りません。

指名客の直接予約は、勤務枠の中でだけ受ける

LINEやSNSで指名客から直接予約を受ける場合は、その時間が所属するサロンの台帳でも空いているかを確かめてから返事をします。返事をしたらすぐに、そのサロンの台帳に入力します。直接予約を受けてよいかどうかは、業務委託の契約内容によって変わるので、契約書で確かめておいてください。

月末に翌月の予定を一度に見直す

月末に、翌月のすべてのサロンの勤務枠と私用の予定をGoogleカレンダーで並べて確認します。子どもの行事や通院など、動かせない予定が勤務枠と重なっていれば、この時点でサロン側に相談できます。直前の調整より、1か月前の相談のほうがサロンにとっても対応しやすく、信頼関係を保てます。

外部の連携ツールを選ぶときの見方

予約経路が多い店舗や、スタッフが複数いる店舗では、外部の予約システムや連携ツールで予約を一元管理する方法も検討に値します。ここでは、選ぶときの見方を整理します。

確かめたい4つのこと

・ホットペッパービューティーとの予約の連携が、提供会社の公式ページで明記されているか
・Googleカレンダーへの反映が、一方向か双方向か
・同期の間隔はどのくらいか(即時か、数分おきか)
・月額費用と初期費用、最低契約期間

特に2つ目と3つ目は重要です。Googleカレンダーへの書き出しだけに対応しているツールでは、Googleカレンダーに入れた私用の予定でネット予約の枠を閉じることはできません。また、同期に間隔があるツールでは、その間に入った予約が重なる余地が残ります。

費用と手間の釣り合いを考える

外部ツールの月額費用は、機能や規模によって数千円から数万円まで幅があります。1日の予約が数件の個人サロンであれば、先に紹介した運用ルールと手入力で二重予約はほぼ防げます。一方、予約経路が3本以上ある、スタッフが3人以上いる、という店舗では、手作業の突き合わせにかかる時間と転記ミスのリスクを考えると、ツールの費用に見合う場合があります。

個人情報の扱いを確かめる

外部ツールにお客様の情報を預けることになるため、提供会社のプライバシーポリシーと、データがどこに保存されるかを確かめておきます。Googleカレンダーに予約を表示する場合も、予定の名前に氏名を入れない設定ができるかを確認しておくと安心です。

ホットペッパービューティーと自店の予約ページを使い分ける

ここまで、ホットペッパービューティーの予約をGoogleカレンダーで見る方法を中心に解説しました。視点を変えると、もう1つの考え方があります。新しいお客様はホットペッパービューティーで集客し、2回目以降のお客様には自店の予約ページから予約してもらう、という使い分けです。

この使い分けには、次のような利点があります。

・リピートのお客様の予約を、自店で直接受けられる
・予約完了メールや前日のリマインダーの文面を、自店の言葉で作れる
・お客様の来店履歴やメモを、自店の顧客台帳として残せる

ただし、予約の入口が2本になるため、二重予約の対策は一段と大切になります。どちらか一方を正本の台帳と決め、もう一方に入った予約は必ずその場で正本に転記する、というルールが前提です。また、ホットペッパービューティーの店舗ページで自店の予約ページを案内してよいかは、掲載の規約で事前に確かめてください。

自店の予約ページを無料から試せる選択肢

自店の予約ページを持つ候補の1つとして、小さなお店向けの予約システムのRizaflowがあります。公式の料金ページによると、フリープランは初期費用・月額ともに無料で、予約は月50件まで、スタッフ1名まで使えます。予約カレンダーと予約フォーム、予約完了・リマインダー・御礼の自動メール、お客様自身が変更や取り消しをできるキャンセルURL、会員マイページ、顧客管理までがフリープランに含まれています。予約が増えたらライトプラン(月額3,300円・税込、月300件まで)、スタッフ指名とシフト管理が加わるスタンダードプラン(月額7,700円・税込、月1,000件・スタッフ10名まで)へ上げられます。なお、ホットペッパービューティーとの予約の連携やGoogleカレンダーとの同期の機能は公式の機能一覧にはないため、ホットペッパービューティーの予約とは台帳を分けて運用する前提で検討してください。

Rizaflowは、@SOHOを運営する株式会社ライフスケープが開発・提供しています。

予約管理の仕組みづくりを人に頼むという選択

予約管理の見直しは、サロンの方が1人で抱え込みがちな作業です。CSVの列を整える作業や、Googleカレンダーの色分けの設計、自店の予約ページの文面づくりなどは、得意な人に任せると短時間で終わります。

たとえば、予約ページの導線やGoogleマップの情報整備、SNSでの告知の設計は、Webマーケティングの専門家の仕事です。どのような業務があり、どのような人が受けているかはAI・マーケティング・セキュリティのお仕事で紹介しています。また、予約データを自動で整形する小さな仕組みを作りたい場合は、システム開発の経験者に依頼することになります。依頼の相場感をつかむには、ソフトウェア作成者の年収・単価相場が参考になります。

フリーランスや在宅ワークの市場を長く見てきた立場から言えば、予約管理が長く安定しているサロンほど、仕組みを凝りすぎていません。ツールを何本も重ねるより、「正本は1つ」「電話はその場で入力」「毎日5分の突き合わせ」という単純なルールを、全員が守れる形で続けています。外部の手を借りる場合も、ずっと続く運用を一緒に設計してくれる相手を選んだサロンのほうが、結果として手間が減っています。

また、仕組みづくりを外部に頼むときは、仲介の手数料がどれだけ乗るかで、同じ予算で頼める範囲が変わります。手数料0%で直接取引できる仕組みなら、依頼する側は予算をそのまま作業に回せ、受ける側は手取りが厚くなります。予約管理のように細かな調整が続く仕事では、一度きりの発注より、相談しやすい相手と長く付き合うほうが向いています。

ホットペッパービューティーとGoogleカレンダーは直接はつながりませんが、台帳を1つに決め、写しとしてGoogleカレンダーを使う形なら、二重予約を防ぎながら私用の予定と仕事の予約を同じ画面で見られます。まずは今日の営業後に、翌日の予約とGoogleカレンダーの私用の予定を突き合わせるところから始めてみてください。

よくある質問

Q. ホットペッパービューティーの予約をGoogleカレンダーに自動で同期する設定はありますか?

SALON BOARDの公式の機能一覧に、Googleカレンダーとの自動同期は載っていません。予約をGoogleカレンダーで見たい場合は、手で書き写すか、SALON BOARDの予約データ出力で書き出した内容をCSVに整えてGoogleカレンダーに読み込む方法があります。読み込んだ予定はその時点の写しなので、変更やキャンセルは反映されません。

Q. Googleカレンダーに入れた私用の予定で、ネット予約を止めることはできますか?

SALON BOARDだけでは、Googleカレンダーの予定を読み取ってネット予約の空き枠を閉じることはできません。私用の予定を入れたら、同じ時間をSALON BOARDにも予定として登録してください。SALON BOARDに登録した時間は、ネット予約の空き枠から外れます。

Q. 美容院の予約が勝手にGoogleカレンダーに入るのはなぜですか?

Googleカレンダーの「Gmailからの予定」という機能で、Gmailに届いた予約確認メールから予定が追加されている可能性があります。日本では初期設定でオフですが、オンにしている場合は、Googleカレンダーの設定の「Google Workspaceのスマート機能」で「Gmailからの予定を表示する」のチェックを外すと止められます。

Q. 二重予約を防ぐために、まず何から始めればよいですか?

予約の正本をSALON BOARDに決め、電話予約は電話を切る前に入力する、私用の予定もSALON BOARDに登録する、という2つのルールから始めるのが効果的です。さらに営業終了後の5分で翌日と翌々日の予約を確認すると、重なりに早く気づけます。

この記事について

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監修:@SOHO編集部

2004年よりフリーランス・在宅ワーク向けサービスを運営。生成AIで作成した下書きを、一次情報と照らし合わせて確認したうえで公開しています。

公開:2026年3月30日最終更新:2026年10月6日
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この記事を書いた人

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@SOHOは2004年から続く、日本のフリーランス・在宅ワーク向け案件サイトです。記事は生成AIで下書きを作り、数値・固有名・出典を一次情報と照らし合わせる確認の手順を経て公開しています。

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