Googleフォームでアンケートを作成する方法と、集まった回答の確認と管理


この記事のポイント
- ✓グーグルのアンケート作成方法を
- ✓Googleフォームの新規作成
- ✓答えやすい設問の作り方
社内の満足度調査、イベントの参加者への感想の聞き取り、取引先への簡単な意向確認。アンケートを取る必要が出たとき、まず候補に挙がるのが Google のアンケート作成の道具である Google フォームです。Google アカウントがあれば無料で使え、URL を送るだけで回答を集められます。
ただ、実際に作ってみると、「質問の形式はどれを選べばよいのか」「回答はどこで見るのか」「集まったあとどう集計するのか」と、手が止まる場面がいくつも出てきます。
この記事では、Google フォームでアンケートを作成する方法を、作る前の準備から、質問の形式の選び方、公開と共有、回答の確認と集計まで、順を追って説明します。回答が届いたあと、担当決めや返信まで同じ画面で回したい人向けに、フォームの管理ツールの Halict にも触れます。
アンケートを作る前に決めておく5つのこと
Google フォームは数分で作れる手軽さが魅力ですが、その手軽さのせいで、目的が曖昧なまま作り始めてしまいがちです。集まった回答を見てから「この質問も入れておけばよかった」と気づいても、同じ人にもう一度答えてもらうのは難しいものです。作り始める前に、次の5つを決めておきます。
1. 何を決めるためのアンケートか
アンケートは、何かを決めるための材料です。「次回のイベントの開催日を決める」「研修の内容を見直す」「新しいサービスの料金の受け止め方を知る」のように、回答を見て何を判断するのかを1文で書いておきます。この1文に関係しない質問は、思い切って削ります。
2. 誰に答えてもらうか
社内の人か、取引先か、一般の利用者か。答える人によって、使う言葉や、聞いてよいことの範囲が変わります。社内向けなら部署名を選択肢にできますが、一般向けなら専門用語は避けます。
3. 質問の数と所要時間
回答者の負担が大きいほど、途中でやめる人が増えます。目安として、5分以内で終わる長さに収めると、最後まで答えてもらいやすくなります。冒頭の説明に「所要時間は約3分です」と書いておくと、答える側も安心して始められます。
4. 回答の期限
いつまで回答を受け付けるかを決めておきます。Google フォームには、終了日や回答数の上限を決めて受け付けを自動で止める設定があります(後の「フォームを公開して回答を集める」の節で説明します)。
5. 集める個人情報の範囲
名前やメールアドレスが本当に必要かを考えます。匿名で十分なアンケートに氏名の欄を作ると、正直な回答が集まりにくくなります。個人情報を集める場合は、冒頭の説明で利用目的を書き、必要な項目だけに絞ります。
Googleフォームでアンケートを作成する手順
ここからは、実際の作成の手順です。Google のヘルプでは、次の流れが案内されています。
Google フォームを使用すると、オンライン アンケートやテスト、フォームを作成して他のユーザーに送信し、回答をリアルタイムで分析できます。 出典: Google ドキュメント エディタ ヘルプ
ステップ1:新しいフォームを作る
パソコンで forms.google.com を開き、「空白のフォーム」をクリックします。「無題のフォーム」と表示されている部分に、アンケートの名前を付けます。
ヘルプによると、ほかに2つの作り方があります。
- Google スプレッドシートを開き、「ツール」から「新しいフォームを作成」を選ぶ。回答はそのスプレッドシートの新しいシートに保存される
- Google ドライブを開き、左上の「新規」から「Google フォーム」を選ぶ
作ったフォームは、どの方法でも Google ドライブに保存されます。
ステップ2:タイトルと説明を書く
フォームの一番上には、タイトルと説明の欄があります。説明には、アンケートの目的、所要時間、回答の締め切り、集めた情報の使い道を書きます。ここを丁寧に書くだけで、回答する側の不安が減り、回答の質も上がります。
ステップ3:質問を追加する
ヘルプによると、右側にある追加のアイコンをクリックすると質問が増え、質問のタイトルの右側で形式を選べます。必ず答えてほしい質問は「必須」をオンにします。質問に補足を書きたいときは、その他のアイコンから「説明」を選ぶと、質問の下に説明の欄が出ます。
ステップ4:見た目を整える
フォームのテーマの色やフォント、ヘッダーの画像を変えられます。社外に送るアンケートなら、会社やイベントの色に合わせておくと、なりすましのフォームと区別しやすくなります。
質問の形式の選び方
Google フォームのヘルプに載っている質問の形式は、次のとおりです。それぞれの設定の細かい点は Google ドキュメント エディタ ヘルプの質問の形式の案内 で確かめられます。
| 形式 | 答え方 | 向いている質問 |
|---|---|---|
| 記述式 | 1行の短い文を書く | 名前、会社名、一言の感想 |
| 段落 | 長い文を書く | 改善してほしい点、自由な意見 |
| ラジオボタン | 選択肢から1つ選ぶ | 年代、満足か不満か |
| チェックボックス | 選択肢から複数選ぶ | 使っている道具、参加したい回 |
| プルダウン | 一覧から1つ選ぶ | 都道府県のように選択肢が多いもの |
| ファイルのアップロード | ファイルを送る | 写真や書類の提出 |
| 均等目盛 | 目盛の数字を選ぶ | 5段階や10段階の評価 |
| 評価 | 星やハートの数を選ぶ | 直感的な満足度 |
| 選択式(グリッド) | 行ごとに1つ選ぶ | 複数の項目をまとめて評価 |
| チェックボックス(グリッド) | 行ごとに複数選ぶ | 曜日ごとの参加できる時間帯 |
| 日付 | 日付を入れる | 希望日、生年月日 |
| 時刻 | 時刻や所要時間を入れる | 希望の時間帯 |
迷いやすい形式の使い分け
ラジオボタンとプルダウンは、どちらも1つだけ選ぶ形式です。選択肢が5つ程度までならラジオボタンのほうが、すべての選択肢が最初から見えて答えやすくなります。都道府県のように選択肢が多いときはプルダウンを使います。
均等目盛は、ヘルプによると目盛を0か1から始められ、最大値は2から10の整数で決められます。両端にラベル(「とても不満」「とても満足」など)を付けられるので、数字の意味が伝わります。評価の形式は、星やハートの数で答えてもらうもので、3から10の段階を選べます。
ファイルのアップロードは、回答者が Google アカウントにログインしていないと使えません。また、共有ドライブに保存したフォームでは使えないと、ヘルプに書かれています。社外の人に提出してもらう場合は、相手が Google アカウントを持っているかを先に確かめておきます。
答えやすく、偏らない設問の作り方
形式の選び方と同じくらい大切なのが、質問の書き方です。書き方ひとつで、集まる回答の正確さが変わります。
1つの質問で1つのことだけ聞く
「研修の内容と講師の説明は分かりやすかったですか」という質問は、内容は良かったが説明は分かりにくかった人が答えられません。「研修の内容は分かりやすかったですか」「講師の説明は分かりやすかったですか」の2つに分けます。
答えを誘導しない
「多くの人が便利だと答えている新機能について、どう思いますか」と聞くと、便利だと答えるべきだという空気が生まれます。前置きを外し、「新機能について、どう感じましたか」と聞きます。選択肢も、良い評価と悪い評価が同じ数になるように並べます。
選択肢に漏れと重なりを作らない
年代を聞くときに「20代」「30代」「40代」だけだと、10代や50代以上の人が答えられません。「その他」や「答えたくない」も用意しておきます。金額や時間の範囲を選択肢にするときは、「1万円未満」「1万円以上3万円未満」のように、境目の値がどちらに入るかをはっきりさせます。
5段階評価の作り方
満足度を聞くときは、均等目盛で1から5の5段階にし、両端のラベルを「とても不満」「とても満足」にするのが一般的です。真ん中の3は「どちらとも言えない」になります。真ん中を選ばせたくない場合は4段階や6段階にする方法もありますが、答えにくいと感じる人も出ます。何を判断するための数字かに合わせて決めます。
自由記述は最後に1つか2つ
自由記述の質問は、答える負担が大きく、空欄で終わることも多くあります。選択肢の質問を一通り答えてもらったあと、最後に「そのほかにご意見があればお書きください」と1つ置く形が答えやすくなります。必須にはせず、任意にしておきます。
目的別の質問の組み立て例
ここまでの考え方を、よくある3つの場面に当てはめてみます。そのまま使うのではなく、自分の目的に合わせて質問を入れ替える土台として使ってください。
研修やセミナーの事後アンケート
研修の内容を見直すためのアンケートなら、次のような並びが答えやすくなります。
- 研修全体の満足度(均等目盛、1から5)
- 内容の難しさ(ラジオボタン:易しすぎた、ちょうどよい、難しすぎた)
- 仕事に生かせそうか(均等目盛、1から5)
- 特に役立った項目(チェックボックス:研修の各章を選択肢にする)
- 次回取り上げてほしいテーマ(段落、任意)
難しさを満足度と分けて聞くのがポイントです。満足度が低かったとき、内容が難しすぎたのか、易しすぎたのかが分からないと、次の改善につながりません。
社内の日程調整
複数の候補日から参加できる日を選んでもらうなら、チェックボックスで候補日を並べ、「どの日も参加できない」という選択肢も用意します。時間帯まで聞きたいときは、チェックボックス(グリッド)で、行に日付、列に時間帯を並べると、1つの質問で済みます。名前は記述式で聞き、必須にしておきます。
取引先や利用者への満足度調査
外部の人に答えてもらう調査では、質問の数を絞ることが特に大切です。
- 全体の満足度(均等目盛、1から5)
- 満足している点(チェックボックス:品質、対応の速さ、価格、説明の分かりやすさ、その他)
- 改善してほしい点(チェックボックス:同じ選択肢)
- ほかの人に勧めたいか(均等目盛、0から10)
- ご意見(段落、任意)
満足している点と改善してほしい点を同じ選択肢で聞くと、あとで並べて比べやすくなります。4つ目の質問は、利用者がどれだけ人に勧めたいと思っているかを測るときによく使われる聞き方で、0から10の11段階で答えてもらいます。
回答に応じて質問を分ける
「サービスを使ったことがある人」と「ない人」で、聞きたいことが違う場合があります。Google フォームでは、セクションを使って、回答に応じて次に表示する質問を変えられます。
ヘルプによると、ラジオボタン、チェックボックス、プルダウンの質問では、回答に応じてフォームの特定のセクションに移動するよう設定できます。たとえば次のような組み立てです。
- 最初のセクションで「このサービスを使ったことがありますか」とラジオボタンで聞く
- 「ある」を選んだ人は、使った感想を聞くセクションへ進む
- 「ない」を選んだ人は、使わなかった理由を聞くセクションへ進む
- どちらも最後は、共通の締めくくりのセクションへ進む
分岐を作ったら、公開する前に、自分でそれぞれの道筋を試しに答えてみます。どこかで行き止まりになっていたり、同じ質問が2回出てきたりする失敗は、試してみないと気づきません。
公開する前に設定を確かめる
質問ができたら、上部の「設定」を開き、回答の受け付け方を確かめます。ヘルプで案内されている主な設定は次のとおりです。
回答を1回に制限する
同じ人が何度も答えると、集計が偏ります。「回答を1回に制限する」をオンにすると、1人1回に絞れます。ただしヘルプによると、この設定を使うと、回答者は Google アカウントにログインしないとフォームに入力できなくなります。社外の人や、Google アカウントを持っていない人も対象にするアンケートでは、答えられない人が出ることに注意します。
メールアドレスを集める
回答者のメールアドレスを記録したい場合は、「メールアドレスを収集する」で「確認済み」か「回答者からの入力」を選びます。確認済みにすると、Google アカウントのメールアドレスが記録され、そのことがフォームの各ページに表示されます。メールアドレスを集めている場合は、回答のコピーを回答者に送る設定もできます。
回答の編集を許可する
送信したあとに回答を直せるようにするかどうかを選べます。申し込みの受け付けのように、あとから内容が変わりうるものでは許可しておくと親切です。
確認メッセージを変える
回答を送った人に表示されるメッセージを書き換えられます。「ご回答ありがとうございました。結果は11月中に社内報でお知らせします」のように、次に何が起きるかを書いておくと、答えた側も納得できます。
結果の概要を見せるかどうか
「結果の概要を表示する」をオンにすると、回答した人が、ほかの人の回答の概要を見られるようになります。ヘルプには、概要には各質問の回答の全文やグラフが表示され、フォームに回答できるすべての人が閲覧できると書かれています。自由記述に個人的な内容が書かれる可能性があるアンケートでは、オフのままにしておきます。
フォームを公開して回答を集める
現在の Google フォームでは、回答者がフォームを開けるようにするには「公開」の操作が必要です。ヘルプによると、右上の「公開」をクリックし、回答できる人を確かめてから公開します。公開されると、右上に「公開済み」と表示されます。公開をやめると、リンクを知っている人もフォームを開けなくなります。
送り方を選ぶ
公開したフォームは、リンクをメールやチャットで送る、Web サイトやブログに埋め込む、といった方法で回答者に届けられます。社内だけで使う場合は、組織の中の人だけが答えられるように範囲を絞ることもできます。
受け付けの終わりを決める
ヘルプによると、公開済みのフォームの公開アイコンから「回答を受付中」をオフにすると、受け付けを止められます。あらかじめ「終了日または回答数の上限を設定」から、特定の日時や回答数で自動的に止めることもできます。先着の申し込みのように数を区切りたいときに便利ですが、ヘルプには、複数の人が同時に回答した場合は上限に関係なく受け付けられることがある、とも書かれています。厳密に人数を守る必要がある受け付けでは、あとで人数を確かめる手間を見込んでおきます。
受け付けを止めたときに表示するメッセージも書き換えられます。「このアンケートの受け付けは終了しました。ご協力ありがとうございました」のように、終わったことと感謝を伝えておきます。
集まった回答を確認する
回答は、フォームの上部の「回答」から確かめます。ヘルプで案内されている見方は次のとおりです。手順の詳細は Google ドキュメント エディタ ヘルプの回答の表示と管理の案内 に載っています。
| 見方 | 内容 |
|---|---|
| 概要 | 質問ごとの回答をグラフや一覧で見る |
| 質問 | 1つの質問について、すべての回答を並べて見る |
| 個別 | 回答者1人ずつ、すべての質問への回答を見る |
| スプレッドシート | すべての回答を表の形で開く |
| CSV のダウンロード | 回答をファイルとして保存する |
スプレッドシートにつなぐ
集計や共有をするなら、スプレッドシートにつなぐのが便利です。「回答」の右上にあるスプレッドシートへのリンクのアイコンをクリックすると、回答が1行に1人ずつ並んだ表ができ、新しい回答も自動で追加されていきます。
ヘルプには、フォームを共同編集者と共有している場合、その人はつないだスプレッドシートにもアクセスできると書かれています。共同編集者を外すときは、フォームとスプレッドシートの両方から外す必要があります。
新しい回答の通知を受け取る
「回答」のその他のアイコンから「新しい回答についてのメール通知を受け取る」を選ぶと、回答が届くたびにメールが来ます。回答が少ないアンケートなら便利ですが、数百件集まるものでは通知が多すぎるため、締め切りの日にまとめて確かめるほうが向いています。
グラフを資料に使う
「回答」の概要に表示されるグラフは、右上のコピーのアイコンから、Google ドキュメントやスライドに貼り付けられます。報告の資料を作るときに、グラフを作り直す手間が省けます。
2026年9月からの回答数とデータの上限
大きなアンケートを取る人は、Google フォームの上限も知っておく必要があります。ヘルプによると、2026年9月から次の上限が適用されています。
- 1つのフォームの保存容量は、フォームと回答のデータを合わせて最大1GB(回答者がアップロードしたファイルは含まない)
- 1つのフォームで受け取れる回答は最大 50万件
上限に達したあとも受け付けを続けるには、既存の回答をダウンロードしてから削除する必要があります。また、ヘルプには、回答数が5万件を超えると概要が表示されないことがあり、10万件を超えるとスプレッドシートへの同期が止まることがある、とも書かれています。社内や取引先向けの一般的なアンケートで、この数に届くことはまずありませんが、毎年同じフォームを使い回している場合は、件数が積み上がっていないか確かめておきます。
スプレッドシートで集計する基本
スプレッドシートにつないだ回答は、関数を使って集計できます。代表的な形を挙げます。
1つだけ選ぶ質問を数える
ラジオボタンやプルダウンの回答は、COUNTIF 関数で選択肢ごとの数を数えます。たとえば B 列に満足度が入っている場合、「満足」と答えた人の数は =COUNTIF(B:B,"満足") で求められます。選択肢を縦に並べ、その横に COUNTIF を書けば、集計の表ができます。全体の数で割れば、割合も出せます。
複数選ぶ質問を数える
チェックボックスの回答は、選んだ選択肢がカンマで区切られて1つのセルに入ります。そのため、「メール」を選んだ人を数えるには、=COUNTIF(C:C,"*メール*") のように、前後にアスタリスクを付けて「その文字を含むセル」を数えます。ただし、「メール」と「メールマガジン」のように、ある選択肢の名前が別の選択肢の名前に含まれていると、両方が数えられてしまいます。選択肢の名前は、互いに含まれない形にしておくと集計で困りません。
5段階評価の平均を出す
均等目盛の回答は数字で入るため、AVERAGE 関数で平均を出せます。ただし、平均だけを見ると、「とても満足」と「とても不満」に分かれた結果も、真ん中に集まった結果も、同じ3.0に見えることがあります。COUNTIF で1から5のそれぞれの数も並べ、ばらつきも確かめます。
2つの質問を掛け合わせる
「年代ごとの満足度」のように、2つの質問を掛け合わせて見ることをクロス集計と言います。スプレッドシートのピボットテーブルを使うと、行に年代、列に満足度を並べた表を作れます。全体では満足度が高くても、特定の年代だけ低い、といった傾向が見えることがあります。
自由記述を読む
自由記述の回答は、数えるのではなく読んで分類します。全件を読み、「料金」「使い方」「サポート」のように内容ごとに印を付けていくと、どの話題の意見が多いかが分かります。件数が多いときは、スプレッドシートに分類の列を追加し、1件ずつ印を入れていきます。
集計の結果を報告にまとめる
集計が終わったら、アンケートを作る前に決めた「何を決めるためのアンケートか」に戻って、結果を報告にまとめます。表とグラフを並べただけの報告は、読む人がどこを見ればよいか分かりません。次の順に書くと、短くても伝わる報告になります。
- アンケートの概要(目的、対象、期間、回答数、回答率)
- 結論(「研修の満足度は高いが、難しすぎたという回答が3割あった」のように1から3行で)
- 結論の根拠になる数字とグラフ(多くても3つから4つ)
- 自由記述から見えたこと(多かった意見を分類ごとに)
- 次にとる行動の案
回答数は、送った人数と合わせて書きます。100人に送って20人が答えたアンケートと、20人に送って20人が答えたアンケートでは、結果の重みが違うからです。回答が少ない場合は、「回答者が少ないため、傾向の目安として扱う」と一言添えておきます。
グラフは、Google フォームの概要からコピーしたものをそのまま使えます。ただし、選択肢が多い質問の円グラフは読みにくくなるため、上位の5つ程度に絞った棒グラフに作り直すと伝わりやすくなります。
よくあるつまずきと対処
Google フォームのアンケートでつまずきやすい点を、作るとき、集めるとき、集計するときに分けて挙げます。
リンクを送ったのに開けないと言われる
フォームを作っただけでは、回答者は開けません。右上が「公開済み」になっているかを確かめます。公開していても、回答できる人を組織の中だけに絞っていると、社外の人は開けません。社外にも送るアンケートでは、公開の設定の「管理」で、回答できる人の範囲を確かめます。
回答がなかなか集まらない
送ったあと回答が集まらないときは、まず冒頭の説明と質問の数を見直します。所要時間が書かれていない、質問が20問を超えている、最初の質問がいきなり自由記述になっている、といったフォームは、開いてすぐ閉じられやすくなります。締め切りの数日前に、「残り3日です」と一言添えて送り直すのも効果があります。
作ったあとに質問を直したくなった
回答が集まり始めてから質問の文や選択肢を変えると、変える前と後の回答が混ざり、集計の意味が変わってしまいます。どうしても直す必要がある場合は、いつ何を変えたかを記録しておき、集計のときに分けて扱います。公開する前に、自分や同僚に試しに答えてもらい、分かりにくい質問を洗い出しておくのがいちばんの予防です。
つないだスプレッドシートの表が崩れた
回答がつながったシートの列を並べ替えたり、途中に列を挿入したりすると、どの列がどの質問か分かりにくくなります。集計は、回答のシートを直接いじらず、同じスプレッドシートの別のシートに関数を書いて行うと安全です。回答のシートは「元のデータ」として触らない、と決めておきます。
共同で作るときに編集がぶつかる
Google フォームは、共同編集者を招待して一緒に作れます。ただし、共同編集者はつないだスプレッドシートの回答も見られるようになるため、回答に個人情報が含まれる場合は、招待する相手を必要な人だけに絞ります。作業が終わった人の招待は、フォームとスプレッドシートの両方から外しておきます。
回答が届いたあとの対応を1か所で回す選択肢
アンケートの多くは、集計して終わりです。ところが、問い合わせを兼ねたアンケートや、申し込みの受け付けでは、回答が届いたあとに「誰が対応するか決める」「回答者に返信する」「対応が終わったか記録する」という仕事が続きます。
Google フォームでこれを回そうとすると、スプレッドシートに「担当」「対応状況」の列を追加して手で埋め、返信はメールソフトから送る、という形になりがちです。件数が少ないうちは回りますが、担当が2人、3人と増えると、「この人には誰が返信したのか」「返信したかどうか」が分からなくなります。
こうした場面の選択肢の1つが、フォームの管理ツールの Halict です。公式ページによると、フォームで届いた回答を1件ごとに担当と状況つきで管理し、同じ画面から返信を送れます。作りたいフォームを一言で伝えると AI が質問の構成を下書きする機能や、回答者に1画面に1問ずつ見せる表示、12種類の項目、自動返信、Slack や Teams への通知にも対応しています。
料金ページによると、フリープランは1人で使う場合で、フォームの数と回答の数は無制限、ステージの管理、自動返信、CSV の書き出しが使えます。3人まで共有して Google スプレッドシートとの連携も使うスタータープランは月額2,980円(税抜)です。
集計だけが目的なら Google フォームで十分です。回答のあとに返信や担当決めが続くアンケートや受け付けでは、Halict のように回答の管理まで1つにまとめた道具を使うと、表計算とメールソフトの行き来が減ります。
Halictは、@SOHOを運営する株式会社ライフスケープが開発・提供しています。
アンケートの作成と集計を仕事に生かす
アンケートを作り、集計し、結果を報告にまとめる力は、在宅の仕事でも求められる場面が多いものです。顧客の声の集計、セミナーの事後アンケートの分析、市場の調査の手伝いなど、企業が外部に依頼する仕事の中に、アンケートの設計から報告書の作成までを含むものがあります。
在宅ワークの仲介を長く運営してきた立場から見ると、こうした仕事で継続して依頼を受ける人は、集計の速さよりも、「この結果から何が言えるか」を一言で添えられる人です。数字の表だけを渡すのではなく、「年代別に見ると40代の満足度だけが低く、理由の自由記述には料金への言及が多い」のように、依頼した人が次の判断に使える形で返す。こうした報告ができると、次の調査も任されやすくなります。依頼する側と受ける側が直接やりとりする仕事では、こうした信頼がそのまま取引の続き方を左右します。
調査や分析の結果を報告にまとめる仕事の内容は、マーケ戦略・分析・レポート作成のお仕事 で紹介しています。顧客へのアンケートを営業の資料作りに生かす仕事は 営業代行・アポ・販促資料作成のお仕事 にまとめています。調査の仕事の報酬の目安は、研究者の年収・単価相場 で確かめられます。
よくある質問
Q. Googleフォームでアンケートを作るのにお金はかかりますか?
Google アカウントがあれば、Google フォームは無料で使えます。質問の形式、回答の確認、スプレッドシートへの書き出しも追加の料金なしで使えます。2026年9月からは、1つのフォームあたりの保存容量が最大1GB、回答数が最大50万件という上限が適用されていますが、一般的なアンケートで届く数ではありません。
Q. 回答者はGoogleアカウントがなくても答えられますか?
通常のアンケートであれば、Google アカウントがなくても回答できます。ただし、「回答を1回に制限する」をオンにした場合や、ファイルのアップロードの質問を入れた場合は、回答者が Google アカウントにログインする必要があります。社外の人に答えてもらうアンケートでは、これらの設定を使うかどうかを慎重に決めます。
Q. 匿名のアンケートにするにはどうすればよいですか?
設定の「メールアドレスを収集する」をオフのままにし、名前やメールアドレスを聞く質問を入れなければ、回答者を特定しない形で回答を集められます。「回答を1回に制限する」をオンにするとログインが必要になるため、匿名にしたいアンケートでは使わないほうが無難です。冒頭の説明で匿名であることを伝えておくと、率直な回答が集まりやすくなります。
Q. 回答の受け付けを途中で止めることはできますか?
できます。公開済みのフォームの公開アイコンから「回答を受付中」をオフにすると、受け付けが止まります。あらかじめ終了日や回答数の上限を決めて、自動で止めることもできます。受け付けを止めたときに回答者に表示するメッセージも書き換えられるので、終了したことと感謝を伝える文にしておきます。
この記事について
編集部
監修:@SOHO編集部
2004年よりフリーランス・在宅ワーク向けサービスを運営。生成AIで作成した下書きを、一次情報と照らし合わせて確認したうえで公開しています。

この記事を書いた人
@SOHO編集部
フリーランス・在宅ワークの専門メディア
@SOHOは2004年から続く、日本のフリーランス・在宅ワーク向け案件サイトです。記事は生成AIで下書きを作り、数値・固有名・出典を一次情報と照らし合わせる確認の手順を経て公開しています。
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