Googleフォームでファイルのアップロードを受け付ける設定と、回答者側の注意点


この記事のポイント
- ✓Googleフォームでファイルのアップロードを受け付ける設定を
- ✓ファイルの形式と数と大きさの上限
- ✓使えない条件まで公式ヘルプに沿って解説します
Googleフォームでファイルのアップロードを受け付けるには、質問の種類を「ファイルのアップロード」にするだけです。履歴書のPDF、作品の画像、本人確認の書類など、メールに添付してもらっていたファイルを、フォームの回答と一緒に集められます。ただし、この質問には、回答する人がGoogleアカウントにログインしていないと答えられない、という大きな決まりがあります。ここを知らずに公開すると、「ファイルが送れない」という問い合わせが相次ぎます。この記事では、Googleフォームでファイルのアップロードを受け付ける設定の手順、上限の決め方、使えない条件、回答する人が気をつける点を、Googleの公式ヘルプに沿って説明します。ログインなしでファイルを受け取りたい場合の選択肢として、Halict にも触れます。
ファイルのアップロードの質問でできること
Googleフォームの「ファイルのアップロード」は、回答する人に、手元のファイルを送ってもらうための質問の形式です。Googleの公式ヘルプでは、この質問について、次の3つを設定できると説明しています。
・回答する人がアップロードできるファイルの形式
・回答する人がアップロードできるファイルの最大数
・回答する人がアップロードできる最大のファイルサイズ
送られたファイルの保存先についても、公式ヘルプに説明があります。
フォームのオーナーがアップロードしたファイルは、Google ドライブの新しいフォルダに保存されます。 出典: support.google.com
少し読みにくい文ですが、要するに、回答する人がアップロードしたファイルは、フォームを作った人(オーナー)のGoogleドライブに新しく作られるフォルダの中に保存される、という意味です。メールの添付のように受信箱に埋もれず、フォームごとのフォルダにまとまるので、あとから探しやすいのが利点です。
使われる場面としては、次のようなものがあります。
・アルバイトや業務委託の応募で、履歴書や職務経歴書を受け取る
・イベントや講座の申し込みで、作品や資料を提出してもらう
・社内やサークルで、報告書や写真を集める
・学校や塾で、課題を提出してもらう
営業や事務の現場では、お客様から資料をメールで送ってもらうと、添付が大きすぎて届かない、どのメールに最新の版が付いていたか分からない、ということがよく起きます。フォームで受け取る仕組みに変えるだけで、こうした行き違いはかなり減ります。
設定の手順
ファイルのアップロードの質問を追加する手順は、次のとおりです。
- Googleフォームで、ファイルを集めたいフォームを開く
- 質問を追加し、質問の種類の一覧から「ファイルのアップロード」を選ぶ
- ファイルがフォームのオーナーのGoogleドライブに保存されること、回答する人にログインが必要になることの確認の画面が出るので、内容を確かめて進む
- 質問の文に、何のファイルを送ってほしいかを書く(「履歴書をPDFでアップロードしてください」など)
- 受け付けるファイルの形式を絞る場合は、特定の形式だけを許可する設定をオンにし、必要な形式(ドキュメント、PDF、画像など)を選ぶ
- ファイルの最大数と、1つのファイルの最大サイズを選ぶ
- 必要なら、この質問を必須にする
手順3の確認の画面は、ファイルのアップロードの質問を初めて追加したときに出ます。ここでの説明が、この質問のいちばん大事な決まりなので、読み飛ばさないようにしてください。
手順5で形式を絞っておくと、写真を求めているのに表計算のファイルが届く、といった行き違いを防げます。一方で、絞りすぎると、回答する人が手元の形式で送れずに困ります。たとえば、画像を求める場合、iPhoneで撮った写真の形式も受け付けられるかを、一度自分で試しておくと安心です。
手順6の上限は、集めるファイルの中身から決めます。書類のPDFなら小さな上限で足りますが、動画や高画質の写真を集めるなら、大きめの上限にしておかないと、回答する人が送信できません。上限の選択肢は、質問の設定の中の一覧から選べます。
フォーム全体の容量と、ドライブの空き容量
ファイルのアップロードの質問には、1つのファイルの上限とは別に、フォーム全体で受け付けるファイルの合計の上限があり、フォームの設定で確かめられます。たくさんの人から大きなファイルを集めると、この合計の上限に届き、それ以上は受け付けられなくなります。人数と1人あたりのファイルの大きさを掛け合わせて、足りるかを先に見積もっておきます。
もう1つ見落としやすいのが、フォームのオーナーのGoogleドライブの空き容量です。アップロードされたファイルはオーナーのドライブに保存されるので、ドライブの容量を使います。Googleの公式ヘルプによると、個人のGoogleアカウントには、Gmail、Googleドライブ、Googleフォトで共有する最大15GBの保存容量が付いています。
たとえば、1人10MBのファイルを100人から集めると、合計は約1GBです。15GBのうちの1GBなら余裕がありますが、動画のように1本で数百MBになるファイルを集めると、あっという間に容量が埋まります。ドライブの容量がいっぱいになると、ファイルを受け付けられなくなるだけでなく、Gmailの受信にも影響が出ることがあります。大きなファイルを集めるときは、事前にドライブの空き容量を確かめ、集め終わったファイルを別の場所に移すなどの段取りを決めておきます。
メールの添付で集める方法と比べると
ファイルを集める方法として、フォームを使うか、これまでどおりメールに添付してもらうかで迷う人もいます。それぞれの向き不向きを整理しておくと、判断しやすくなります。
メールの添付のよいところは、誰でも使い慣れていることです。回答する人にとって新しい操作がなく、Googleアカウントも要りません。一方で、受け取る側には手間がかかります。届いたメールを1通ずつ開いて添付を保存し、誰から何が届いたかを表にまとめ、届いていない人に催促する。人数が10人を超えるあたりから、この作業は急に重くなります。メールの添付には容量の上限もあり、大きなファイルは届かないことがあります。
Googleフォームのファイルのアップロードのよいところは、ファイルが自動でフォルダにまとまり、回答の一覧と一緒に確かめられることです。誰が提出したか、誰がまだかも、回答の一覧から分かります。一方で、回答する人のGoogleアカウントへのログインという壁があります。
まとめると、少人数で、相手がGoogleアカウントを持っているか分からないならメールの添付、人数が多く、相手の多くがGoogleアカウントを持っている(社内や学校など)ならGoogleフォーム、という分け方が目安になります。人数が多く、相手がGoogleアカウントを持っているか分からない場合は、後の章で紹介するログインの要らない道具を考えます。
この質問が使えない条件
公式ヘルプでは、次の場合はファイルのアップロードの質問を使えないと書いています。
・フォームが共有ドライブに保存されている
・管理者がデータ損失防止(会社や学校で、機密の情報が外に出ないようにする仕組み)をオンにしている
会社や学校のGoogleアカウントでフォームを作るときに、ファイルのアップロードが質問の種類の一覧に出てこない場合は、この2つのどちらかに当たっている可能性があります。共有ドライブの中で作ったフォームなら、マイドライブの中で作り直すと使えることがあります。データ損失防止の設定は、組織の管理者が決めているもので、自分では変えられません。どうしても必要なら、組織の管理者に相談します。
回答する人は、Googleアカウントへのログインが必要
ファイルのアップロードの質問でいちばん気をつけたいのが、回答する人へのログインの要求です。公式ヘルプには、この質問に答えるには、回答者がGoogleアカウントにログインする必要があると書かれています。
これが何を意味するかを、回答する人の側から整理します。
・Googleアカウントを持っていない人は、ファイルを送れない
・Googleアカウントを持っていても、ログインしていないブラウザで開くと、ログインを求められる
・会社のパソコンで、個人のGoogleアカウントにログインできない設定になっていると、送れないことがある
・スマートフォンのアプリの中のブラウザ(SNSのアプリから開いたときなど)では、ログインがうまくいかないことがある
応募や申し込みのように、誰が答えるか分からないフォームでは、この決まりが大きな壁になります。Googleアカウントを持っていない人や、ログインの手順でつまずいた人は、そこで応募をあきらめてしまうかもしれません。
対策としては、次のような方法があります。
・フォームの説明に「ファイルのアップロードには、Googleアカウントへのログインが必要です」と、最初に書いておく
・ファイルの提出を任意にし、送れない人のために別の提出方法(メールの添付など)を案内する
・ファイルの質問だけを別のフォームに分け、まず基本の情報だけを集める
・ログインなしでファイルを受け取れる別の道具を使う
学校や会社で配られたGoogleアカウントを使っている人は、組織の決まりで、外部のフォームにファイルを送れない設定になっていることもあります。個人のGoogleアカウントに切り替えれば送れる場合もありますが、仕事や学校の書類を個人のアカウントで扱ってよいかは、所属先の決まりによります。迷うときは、フォームを作った人に別の提出方法を相談するのが確実です。
回答する人の名前は相手に分かるのか
ログインが必要だと聞いて、「自分のアカウントの名前が相手に伝わるのか」と心配する人もいます。公式ヘルプの説明では、回答を1回に制限する設定について、ユーザー名が記録されるのはメールアドレスを集める設定をオンにした場合のみ、とされています。ただし、アップロードしたファイルそのものには、ファイルの名前や中身が含まれ、オーナーのドライブに保存されます。ファイルの名前に自分の名前が入っていれば、当然それは相手に伝わります。名前を伏せて提出したい場合は、ファイルの名前と中身を確かめてから送るのが確実です。
回答する側の手順と、送れないときの確かめ方
ここからは、ファイルを送る側の視点で説明します。Googleフォームでファイルのアップロードを求められたら、次の流れで進みます。
- フォームを開き、Googleアカウントにログインしているかを確かめる(画面の上部にアカウントの表示があるか)
- ファイルのアップロードの質問で、ファイルを追加するボタンを押す
- 手元のパソコンやスマートフォンから、送りたいファイルを選ぶ
- ファイルの名前が質問の下に表示されたら、ほかの質問にも答える
- 最後に送信のボタンを押す
送れないときは、次の順に確かめます。
ログインしているか:ログインを求める表示が出ていないかを見ます。SNSのアプリから開いた場合は、SafariやChromeなどのふだん使うブラウザで開き直すと、ログインしやすくなります。
ファイルの形式が合っているか:フォームの側で形式が絞られていると、それ以外の形式は選べません。PDFを求められているのに、写真の形式のまま送ろうとしていないかを確かめます。
ファイルが大きすぎないか:1つのファイルの上限を超えていると、アップロードできません。写真なら小さく書き出し直す、動画なら短くする、複数のファイルならZIPにまとめるのではなく、上限の数の範囲で分けて送る、といった方法を考えます。
ファイルの数が多すぎないか:アップロードできるファイルの数にも上限があります。上限を超えるなら、1つのPDFにまとめられないかを考えます。
通信が安定しているか:大きなファイルは、アップロードに時間がかかります。電車の中など通信が途切れやすい場所ではなく、安定したWi-Fiの環境で送るほうが確実です。
締め切りを過ぎていないか:フォームの受け付けが止まっていると、送信できません。「回答を受け付けていません」と表示されたら、フォームを作った人に問い合わせます。
送ったあとに、正しく届いたかが不安なときは、フォームの送信のあとの画面に「回答を記録しました」などの表示が出たかを確かめます。控えのメールが届く設定のフォームなら、そのメールも確認の材料になります。
フォームの説明に書いておく案内の例
ファイルのアップロードを含むフォームでは、説明の欄に書く案内の質が、問い合わせの数を左右します。回答する人がつまずきやすい点を先回りして書いた例を紹介します。
「このフォームでは、履歴書(PDF)のアップロードをお願いしています。ファイルをアップロードするには、Googleアカウントへのログインが必要です。Googleアカウントをお持ちでない方や、アップロードがうまくいかない方は、フォームの最後にあるメールアドレスあてに、件名を『応募書類』として添付でお送りください。ファイル名は『氏名_履歴書』としてください。締め切りは○月○日の正午です。アップロードには時間がかかる場合があるため、余裕をもってご提出ください。」
この例には、次の5つが入っています。
・何のファイルを、どの形式で送ってほしいか
・Googleアカウントへのログインが必要なこと
・ログインできない人の別の提出方法
・ファイルの名前のつけ方
・締め切りと、時間に余裕をもってほしいこと
全部を入れると長く見えますが、回答する人が知りたいことはこの5つでほぼ尽きます。ここを丁寧に書いておけば、フォームを作った人に届く問い合わせは目に見えて減ります。
スマートフォンからアップロードするときのこつ
いまは、フォームにスマートフォンから答える人のほうが多い場面も少なくありません。スマートフォンからファイルをアップロードするときに気をつけたい点を、回答する側に向けて整理します。
まず、どのアプリで開くかです。SNSやチャットのアプリの中でリンクを開くと、アプリの中の簡易なブラウザで表示されることがあります。この画面では、Googleアカウントへのログインやファイルの選択がうまくいかないことがあるので、SafariやChromeなどのふだん使うブラウザで開き直します。
次に、送るファイルがどこにあるかです。写真なら写真のアプリから、書類ならファイルのアプリやクラウドの保存先から選びます。メールで受け取った書類を送る場合は、いったんスマートフォンの中に保存してから選ぶと、迷わずに済みます。
最後に、通信の環境です。写真や書類でも、通信が途切れるとアップロードが止まります。モバイルの通信の残りの量が少ない場合や、電波の弱い場所では、Wi-Fiにつないでから送るほうが確実です。送信のボタンを押したあとは、画面に完了の表示が出るまで、ほかのアプリに切り替えずに待ちます。
フォームを作る側は、スマートフォンで答える人が多いと分かっているなら、自分のスマートフォンでも一度テストしておくと、回答する人のつまずきに先に気づけます。
フォームを作る側が、公開の前に確かめること
ファイルのアップロードを含むフォームは、ふつうのフォームより、公開の前の確認が大切です。参考になる手順を紹介している解説もあります。
設定が完了したら、必ず送信テストを実施しましょう。画面上部の「プレビュー」をクリックし、自分自身でフォームに回答してファイルを添付し、送信してみます。これにより、実際にファイルが正しくアップロードされるか確認できます。 出典: blog.form-mailer.jp
テストのときは、自分のアカウントだけでなく、次の点も確かめておくと、公開後の問い合わせが減ります。
・スマートフォンからも、写真を選んでアップロードできるか
・想定より大きなファイルを選んだときに、どんな表示が出るか
・送ったファイルが、ドライブのどのフォルダに保存されたか
・フォームの回答の一覧から、ファイルを開けるか
・別のGoogleアカウントで試したとき、ログインの案内が分かりやすいか
テストで送ったファイルは、本番の前に削除しておきます。テストのファイルが本物の提出物に混ざると、あとで整理するときに紛らわしくなります。
締め切りを設定し、受け付けを止める
ファイルの提出には、ほとんどの場合、締め切りがあります。締め切りを過ぎても提出を受け付け続けると、遅れて届いたファイルを扱うかどうかで迷うことになります。Googleフォームには、受け付けを止める設定があります。
公式ヘルプによると、公開済みのフォームの右上にある公開のアイコンをクリックし、[回答を受付中]をオフにすると、回答の受け付けを止められます。止めたあとにフォームを開いた人には、受け付けが終わったことを知らせるメッセージが表示され、その文面は自分で編集できます。
決まった日時で自動的に止めたい場合は、[回答を受付中]の中の[終了日または回答数の上限を設定]から、終了の日時を選べます。応募の人数に上限があるなら、回答数で終了する設定もあります。ただし、公式ヘルプでは、複数の人が同時に回答した場合は、上限に関係なく回答が受け付けられる、と注意しています。上限ぴったりで締め切りたい場合は、少し余裕をもって扱うことになります。
締め切りの日時は、フォームの説明の欄にも書いておきます。ファイルのアップロードは、大きなファイルほど時間がかかるので、締め切りの直前に送ろうとした人が間に合わないことがあります。説明に「ファイルのアップロードには時間がかかる場合があります。締め切りの前日までの提出をおすすめします」と書いておくと親切です。
ファイルの種類ごとに気をつけること
ファイルのアップロードで集めるファイルは、種類によって気をつける点が違います。代表的なものを整理します。
PDF:履歴書や申込書のように、見た目を崩さずに受け取りたい書類に向いています。スマートフォンで撮った写真を書類として送ってもらうより、読みやすく、印刷もしやすくなります。PDFで送ってほしい場合は、形式をPDFに絞ったうえで、質問の文にも「PDFでアップロードしてください」と書いておきます。
画像:作品や証明書の写真を集めるときに使います。スマートフォンで撮った写真は、機種や設定によってファイルが大きくなることがあります。上限に引っかかる人が出そうなら、質問の文に、小さく書き出し直す方法の案内を添えると親切です。
動画:1本あたりの大きさが桁違いに大きいので、フォームでの受け付けは慎重に考えます。1つのファイルの上限、フォーム全体の合計の上限、オーナーのドライブの空き容量の3つすべてに余裕がないと、途中で受け付けられなくなります。数十人から動画を集めるなら、動画の共有のリンクを送ってもらう形のほうが、トラブルが少なくなることもあります。
WordやExcelなどの書類:受け取ったあとに中身を編集したいなら、この形式で受け取ります。ただし、回答する人の手元のソフトによって、形式が少しずつ違うことがあります。受け取ったファイルが開けない場合に備えて、PDFも一緒に送ってもらう形にする方法もあります。
どの種類でも、知らない人から届いたファイルを開くときは、ウイルス対策の確認を忘れないようにします。とくに、一般の人から広く受け付けるフォームでは、思いがけないファイルが届くことがあります。
集まったファイルを整理する
締め切りが来たら、集まったファイルを整理します。ファイルはオーナーのドライブの、フォームごとに作られたフォルダに保存されています。フォームの回答の一覧からも、1件ずつファイルを開けます。
整理で困りやすいのは、ファイルの名前です。回答する人がつけた名前のまま保存されるので、「履歴書.pdf」「履歴書(1).pdf」「IMG_1234.jpg」のように、誰のファイルか名前から分からないものが並びます。フォームの回答の一覧と照らし合わせれば誰のものかは分かりますが、件数が多いと手間がかかります。
この手間を減らすには、質問の文で、ファイルの名前のつけ方を指定しておくのが効きます。「ファイル名は『氏名_書類名』にしてください」と書いておくだけで、整理の時間はかなり縮みます。
もう1つ大事なのが、集めたファイルの扱いの決まりです。履歴書や本人確認の書類のように、個人の情報が入ったファイルは、誰が見られるか、いつまで保存するか、不要になったらどう削除するかを決めておきます。フォームのオーナーのドライブに保存されるので、オーナーがフォルダを共有している相手は、そのファイルも見られます。共有の範囲を、集める前に確かめておいてください。
集めたファイルを担当者に渡すときは、ファイルを1つずつメールで転送するより、ドライブの共有の機能で、必要な人に必要なフォルダだけを共有するほうが安全です。メールで転送すると、ファイルの写しが受信箱のあちこちに残り、あとで削除しようとしても全部を把握できなくなります。共有なら、作業が終わったときに共有を外すだけで、見られる人を元に戻せます。
選考や審査が終わったら、決めておいた保存の期間に沿って、不要になったファイルを削除します。削除したファイルはドライブのゴミ箱に移り、ゴミ箱を空にするまでは残っているので、ゴミ箱の中まで確かめて片付けます。集める前に決めた扱いの決まりを、最後まで守ることが、ファイルを預けてくれた人への誠実さです。
ログインなしでファイルを受け取りたいときの選択肢
Googleフォームのファイルのアップロードは、回答する人がGoogleアカウントを持っている前提で作られています。社内やサークルのように、全員がGoogleアカウントを持っている集まりでは便利ですが、一般の人から広く応募や提出を受け付けるときは、ログインの要求が壁になることがあります。
回答する人にログインを求めずにファイルを受け取りたい場合の選択肢の1つが、Halict です。フォームを作り、届いた回答を1件ずつ担当・ステージ(対応の段階)・タグつきで管理し、同じ画面から返信まで送れるサービスで、公式サイトのよくある質問によると、回答する人にログインは求めず、URLを開けばそのまま答えられます。ファイルの提出の項目も用意されていて、提出されたファイルは認証を通した人だけがダウンロードでき、URLを知っていても他人は開けない形で保管されると案内しています。ファイルの提出は、料金ページによると、税抜で1か月あたり7,800円のチームのプラン(メンバー10人まで、ファイル提出は合計10GB)から使える機能です。メンバー1人までのフリーのプランは0円で、フォームの数も回答の数も無制限ですが、ファイルの提出は含まれないので、ファイルを集めるかどうかで選ぶプランが変わります。Halictは、@SOHOを運営する株式会社ライフスケープが開発・提供しています。
Googleフォームでも、ログインの案内を丁寧に書き、送れない人への別の提出方法を用意すれば、多くの場面は対応できます。誰からファイルを受け取るのか、何人から、どのくらいの大きさのファイルを集めるのかを先に考え、合う手段を選んでください。
ファイルの受け取りと管理を任される仕事
フォームでファイルを受け付け、届いたものを整理して担当者に渡す仕事は、在宅の事務の仕事としても依頼があります。採用の応募書類の受け付け、イベントの提出物の取りまとめ、補助金や助成金の申請書類の整理などです。
フリーランスや在宅の仕事を長く見てきた運営者の立場から言えば、こうした仕事で信頼される人は、集め始める前に「誰が見られるか」「いつまで保存するか」を依頼主に確かめる人です。個人の情報が入ったファイルを扱う仕事では、作業の速さより、扱いの丁寧さが評価されます。仲介の手数料がかからない直接のやり取りでは、その信頼がそのまま次の依頼につながり、受ける側の手取りの厚さとして返ってきます。
書類の受け付けや整理の仕事の周辺には、業務の効率化を手伝う仕事もあります。AIコンサル・業務活用支援のお仕事では、こうした仕組みづくりを支援する仕事の中身と、求められる力を紹介しています。申請の書類を扱う専門の仕事に興味がある人は、行政書士で、資格の内容と試験の形式を確かめられます。
採用の場面でフォームを使う会社向けには、トライアル雇用助成金 2026で、未経験の人を試しに雇うときに使える助成金の内容と手続きの流れをまとめています。在宅で働く環境を整える会社は、テレワーク 助成金 2026で、テレワークの導入に使える助成金の種類と申請の流れを確かめられます。
ファイルのアップロードは、設定そのものは数分で終わります。大事なのは、回答する人がつまずかないように案内を書くことと、集まったファイルを安全に扱う段取りを決めておくことです。この2つを先に整えておけば、メールの添付で集めていたころの手間は、ぐっと軽くなります。
よくある質問
Q. Googleフォームのファイルのアップロードはログインしないと使えませんか?
はい。Googleの公式ヘルプでは、ファイルのアップロードの質問に答えるには、回答する人がGoogleアカウントにログインする必要があると説明しています。Googleアカウントを持っていない人は送れないため、フォームの説明にその旨を書き、別の提出方法も案内しておくと安心です。
Q. アップロードされたファイルはどこに保存されますか?
フォームを作った人(オーナー)のGoogleドライブに、新しく作られるフォルダの中に保存されます。フォームの回答の一覧からも、1件ずつファイルを開けます。オーナーのドライブの容量を使うため、大きなファイルを集めるときは事前に空き容量を確かめておきます。
Q. ファイルのアップロードが質問の種類に出てこないのはなぜですか?
公式ヘルプでは、フォームが共有ドライブに保存されている場合と、管理者がデータ損失防止をオンにしている場合は、この質問を使えないと説明しています。会社や学校のアカウントで作っている場合は、保存場所を確かめ、必要なら組織の管理者に相談します。
Q. ファイルが送れないときは何を確かめればよいですか?
Googleアカウントにログインしているか、ファイルの形式がフォームで許可されたものか、ファイルの大きさや数が上限を超えていないか、通信が安定しているかを順に確かめます。SNSのアプリから開いた場合は、ふだん使うブラウザで開き直すとログインしやすくなります。
この記事について
編集部
監修:@SOHO編集部
2004年よりフリーランス・在宅ワーク向けサービスを運営。生成AIで作成した下書きを、一次情報と照らし合わせて確認したうえで公開しています。

この記事を書いた人
@SOHO編集部
フリーランス・在宅ワークの専門メディア
@SOHOは2004年から続く、日本のフリーランス・在宅ワーク向け案件サイトです。記事は生成AIで下書きを作り、数値・固有名・出典を一次情報と照らし合わせる確認の手順を経て公開しています。
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