デュエル・マスターズ サポートアプリの脆弱性|最大約155,000名 お客様情報の漏洩可能性 2026


この記事のポイント
- ✓デュエマの情報漏洩について
- ✓タカラトミーが2026年7月28日に公表した「デュエル・マスターズ サポートアプリ」の脆弱性を整理
- ✓最大約155,000名の氏名や住所などが閲覧される可能性があった件の範囲
デュエマの情報漏洩が心配な人に向けて、先に結論を書きます。株式会社タカラトミーは2026年7月28日、スマートフォン向けの「デュエル・マスターズ サポートアプリ」で、ユーザー認証の技術的な脆弱性により、特定の条件下で第三者に利用者の情報を閲覧される可能性があったと公表しました。対象になり得るのは最大約155,000名で、氏名、住所、電話番号、性別、生年月日、メールアドレス、アプリのID、ハンドルネーム、XのユーザーIDが含まれます。 会社は、第三者が実際に情報を閲覧した事実や不正利用の事実は確認されていないと発表しており、パスワード変更などの特別な対応も求めていません。 利用者がまずすることは、タカラトミーやアプリを装ったメール、SMS、電話に注意し、不審な連絡や心当たりのない操作があれば公式の問い合わせフォームに連絡することです。
2026年11月1日時点で、タカラトミーの公式サイトとデュエル・マスターズの公式サイトを開き直して確かめたところ、2026年7月28日付のお知らせのほかに続報は掲載されていません。この記事は、その公式発表だけをもとに書いています。報道の数字や推測は入れていません。
デュエル・マスターズ サポートアプリで何が起きたのか
デュエル・マスターズ サポートアプリは、タカラトミーが運営する無料のスマートフォンアプリです。デュエル・マスターズの公式サイトのデュエル・マスターズサポートアプリの紹介ページでは、iOSとAndroidに対応した無料のアプリとして案内されています。今回の発表は、このアプリの中のユーザー認証、つまり「いま操作しているのが本人かどうか」を確かめる仕組みに弱点があったという内容です。
公式発表の骨子を整理すると次のとおりです。
- アプリのリリース日の2025年8月1日から、改修が終わった2026年7月13日までが対象の期間
- この期間、ユーザー認証の技術的な脆弱性により、特定の条件下で第三者に情報を閲覧される可能性があった
- 脆弱性はすでに改修済み
- 会社が確認した範囲では、第三者が情報を閲覧した事実や不正利用の事実は確認されていない
- 対象になり得るのは最大約155,000名で、対象期間中に登録されていたユーザー数から出した最大値
ここで大切なのは、発表の言葉づかいです。タカラトミーは「漏洩した」とは書いていません。題は「お客様情報の漏洩可能性に関するお詫びとお知らせ」で、本文は「閲覧される可能性があった」です。脆弱性とは、悪用されると本来見られないはずの情報が見えてしまうような、設計や作りの弱点のことです。弱点があったことと、誰かが実際にそれを使って情報を見たことは別の話で、後者については「確認されておりません」とされています。
当該脆弱性についてはすでに改修を完了しており、現時点において弊社が確認した範囲では、当該脆弱性により第三者がお客様情報を閲覧した事実や不正利用の事実は確認されておりません。 出典: タカラトミー「『デュエル・マスターズ サポートアプリ』におけるお客様情報の漏洩可能性に関するお詫びとお知らせ」
「最大約155,000名」という数字も、実際に閲覧された人数ではありません。対象期間中に登録されていた人をすべて数えた上限です。閲覧の事実が確認されていない以上、この数字は「仮に条件がそろえば見られた可能性がある人の最大の数」と読むのが正確です。
なお、発表の対象は「デュエル・マスターズ サポートアプリ」という名前のアプリです。デュエル・マスターズの名前がつく別のアプリやサイト、店舗の大会の受付などについて、発表では触れられていません。自分が使っているのがどのアプリかを、スマートフォンのアプリ一覧で確かめておくと迷いません。
公表の経緯と2026年11月1日時点で分かっていること
発表の日付と中身を時系列で並べると、次のようになります。
| 日付 | 出来事(公式発表の記載) |
|---|---|
| 2025年8月1日 | アプリのリリース日。対象の期間の始まり |
| 2026年7月13日 | アプリの改修が完了。対象の期間の終わり |
| 2026年7月28日 | タカラトミーが「お客様情報の漏洩可能性に関するお詫びとお知らせ」を公表 |
| 2026年11月1日時点 | 続報は公式サイトに掲載されていない |
改修の完了から公表までに2週間ほど空いています。この点について、発表の中で会社は、影響範囲に関する調査やアプリの改修状況の確認を行ったため報告がこの時期になったと説明し、あわせてお詫びしています。
お知らせの文書は、タカラトミーのサポートの案内と、デュエル・マスターズの公式サイトのトップページの両方から同じ内容のものが開けるようになっていました。2026年11月1日時点で、どちらにも第2報や訂正の文書は掲載されていません。今後、新しい事実が分かった場合の発表の予定についても、7月28日の文書には書かれていません。
発表から3か月がたっても続報が出ていないことは、新しい被害が見つかったという知らせが出ていない、ということでもあります。ただし、発表に書かれていないことを「何も起きていない」と言い換えることはできません。分かっているのは、会社が確認した範囲で閲覧や不正利用の事実が確認されていない、というところまでです。
閲覧される可能性があった情報
発表で示された項目を、会社が書いた言葉のまま表にしました。
| 区分 | 項目 |
|---|---|
| 閲覧される可能性があった情報 | 氏名、住所、電話番号、性別、生年月日、メールアドレス、本サービスID、ハンドルネーム、XユーザーID |
| 対象人数 | 最大約155,000名(対象期間中に登録されていたユーザー数をもとにした最大値) |
| 閲覧・不正利用の事実 | 確認されていない(会社が確認した範囲) |
発表には、パスワードやクレジットカード情報が対象に含まれるかどうかの記載がありません。「含まれない」とも「含まれる」とも書かれていないため、この記事でも推測で書き加えません。会社がパスワードの変更を求めていない、という事実だけを押さえておきます。
項目を見ると、氏名、住所、電話番号、生年月日と、本人を特定できる情報が並んでいます。さらに、ハンドルネームとXのユーザーIDが含まれている点は、カードゲームのアプリならではの、今回の項目の大きな特徴です。ハンドルネームは大会やコミュニティで使う呼び名、XのユーザーIDはSNSのXでのアカウント名で、どちらもネット上で本人にたどり着く手がかりになります。
本名や住所と、ネット上の呼び名やSNSのアカウントが結びつくと、それぞれ単独のときより悪用しやすくなります。たとえば、SNSで知り合った相手から本名で呼びかけられる、大会の話題を交えたもっともらしいダイレクトメッセージが届く、といった形です。実際にそうした被害が起きたという発表はありませんが、項目の組み合わせから考えて、備えておく価値はあります。住所が漏れたおそれがあるときの一般的な考え方は、個人情報が流出して住所が漏れたときの対応で、起きうることと防ぎ方の順番を説明しています。
原因として発表されたこと
原因について、タカラトミーは次のように説明しています。アプリの開発の段階で、ユーザー認証の機能の設計と実装に脆弱性があったことによるもの、という内容です。
ここでいう設計とは仕組みの考え方、実装とは実際にプログラムとして作る作業のことです。つまり、外部の誰かに侵入されたという発表ではなく、アプリを作った時点から弱点が含まれていた、という説明です。そのため、対象の期間はアプリのリリース日から始まっています。
一方で、どのような条件で閲覧が可能だったのか、どうやって弱点に気づいたのか、といった技術的な中身は公表されていません。発表では「特定の条件下で」とだけ書かれています。条件を詳しく公表しないのは、同じ種類の弱点がほかで悪用されないようにするためであることが多いものの、今回の理由は発表に書かれていないため、この記事でも推測しません。
再発防止として、会社は情報セキュリティに関する従業員教育の徹底と、アプリサービスのセキュリティ確認の体制の強化を挙げています。
タカラトミーの対応と、利用者へのお願い
発表から読み取れる会社の対応は、次の3つです。
- 脆弱性を2026年7月13日に改修した
- 影響範囲の調査と改修状況の確認を行い、2026年7月28日に公表した
- 再発防止として、従業員教育とセキュリティ確認の体制を強化する
利用者へのお願いとしては、パスワード変更などの特別な対応を求めるものではないとしたうえで、タカラトミーやアプリを装った不審なメール、SMS、電話などを受け取った場合や、心当たりのない操作に気づいた場合は、問い合わせ先に連絡してほしいと書かれています。
対象者に個別に連絡するかどうか、お詫びの品やポイントの付与があるかどうかは、発表に書かれていません。書かれていない以上、「連絡が来るはず」「補償があるはず」と考えて待つのではなく、自分で確かめて備えるのが確実です。補償やお詫びの対応について知りたい場合も、まずは公式の問い合わせフォームで聞くのが確実です。
自分が対象かを確かめる方法
発表の対象は、2025年8月1日から2026年7月13日までの間にアプリに登録されていた人です。会社は対象者を個別に一覧で示していないため、自分が登録していたかどうかで判断します。
確かめるときの手順は次のとおりです。
- スマートフォンのアプリ一覧に「デュエル・マスターズ サポートアプリ」があるかを見る。削除していても、AppleのApp StoreやGoogle Playの購入履歴に残っていることがある
- 登録したときのメールが届いていないかを、メールアプリで「タカラトミー」「デュエル・マスターズ」などで検索する
- 2025年8月1日から2026年7月13日の間に登録していたかを、上の2つから判断する
- 分からないときは、公式発表に書かれた問い合わせフォームから確かめる
子どもがアプリを使っている家庭では、登録を保護者が手伝ったか、子どもが自分で登録したかで、登録した情報が誰のものかが変わります。保護者の氏名や電話番号で登録していれば、不審な連絡が保護者に届く可能性もあります。家族で使っている場合は、誰の情報で登録したかを一度話しておくと、連絡が来たときに慌てずに済みます。
利用者がすること
会社がパスワードの変更を求めていない以上、慌てて何かを止めたり解約したりする必要はありません。閲覧される可能性があった項目に合わせて、要るものだけを順に進めます。
不審なメール、SMS、電話に備える
一番大切なのは、タカラトミーやデュエル・マスターズを装った連絡への備えです。メールアドレス、電話番号、氏名がそろうと、本人の名前を入れたもっともらしいメールやSMSを作りやすくなります。
警察庁は、フィッシングの文面について次のように注意を呼びかけています。
電子メール等の文面は、「個人情報の漏えい」、「不正アクセス検知」、「取引の停止」等、切迫感を煽り、ログインさせようとするものが多数確認されています。 出典: 警察庁「フィッシング対策」
今回の件そのものが「個人情報の漏洩」の話題なので、それに便乗した連絡が来ても不自然に見えにくい点に注意が要ります。たとえば「サポートアプリの件で本人確認が必要です」「大会の登録情報を確認してください」といった文面で、リンクからログインやカード番号の入力を求めるものは、まず疑ってかかります。
見分けるための基本は、届いた連絡のリンクや電話番号を使わないことです。確かめたいときは、自分でデュエル・マスターズの公式サイトやタカラトミーの公式サイトを開き、そこから案内をたどります。フィッシングの文面の見分け方は、フィッシング詐欺メールの見分け方で手順にしています。
返信用のドメインを知っておく
公式の問い合わせフォームのページには、返信のメールのドメインとして「@takaratomy.co.jp」と「@dmp-ranking.com」の2つが示されています。迷惑メールの設定で受信するドメインを絞っている人は、この2つを受け取れるようにしておかないと、問い合わせの返事が届かないことがあります。
ただし、送信元のアドレスは偽装できるため、ドメインが正しいことだけで本物と決めつけるのは危険です。ドメインは「問い合わせの返事を受け取るための設定」に使い、本物かどうかの判断には、内容が自分の問い合わせと合っているか、リンク先で入力を求めていないかもあわせて見ます。
電話番号への連絡に備える
電話番号が含まれるため、知らない番号からの電話やSMSが増えたと感じる人もいるかもしれません。今回の件と関係があるかどうかを利用者の側で見分けることは難しいので、知らない番号からの電話で個人情報や支払いを求められたら、いったん切って公式の窓口で確かめる、という習慣を持つのが確実です。電話番号が漏れたおそれがあるときの備え方は、電話番号の流出チェックの方法にまとめています。
Xのアカウントの設定を見直す
XのユーザーIDが含まれている点に合わせて、Xの側でできることもあります。今回の発表ではXのパスワードやログインの情報は対象に挙げられていないため、Xの乗っ取りを心配する根拠は示されていません。そのうえで、念のために次の2点を見直しておくと安心です。
- 知らない相手からのダイレクトメッセージを受け取るかどうかの設定
- Xのログインに2段階認証を設定しているか
本名とXのアカウントが結びついた状態を前提に、プロフィールや投稿に住んでいる地域や通っている学校、よく行く店舗の名前を書いていないかも見ておくと、組み合わせによる特定を防ぎやすくなります。
しなくてよいこと
会社は、パスワード変更などの特別な対応を求めていません。そのため、今回の件だけを理由に次のことをする必要はありません。
- アプリをすぐに削除すること(削除しても、すでに登録された情報が消えるとは限らない)
- クレジットカードを止めること(カード情報が対象とは発表されていない)
- 心配だからといって、届いたメールのリンクから問い合わせること
心配が残るなら、削除や解約の前に、公式の問い合わせフォームで登録情報の扱いを確かめるのが順番です。
項目ごとに起こりうることと備え
閲覧される可能性があった9つの項目は、それぞれ悪用されたときの形が違います。実際に悪用されたという発表はありませんが、項目ごとに「もし使われたら何が起きうるか」と「何をしておけばよいか」を対応させておくと、必要以上に心配せず、要る備えだけを進められます。
| 項目 | 悪用されたときに起こりうること | しておくこと |
|---|---|---|
| 氏名・メールアドレス | 本名入りの偽メールが届く | メールのリンクから入力しない |
| 電話番号 | 偽のSMSや電話が届く | 知らない番号には折り返さず公式で確かめる |
| 住所 | 郵便やダイレクトメールが届く | 心当たりのない郵便の連絡先に電話しない |
| 生年月日・性別 | 本人確認を装う連絡が本物らしく見える | 電話で生年月日を聞かれても答えない |
| 本サービスID・ハンドルネーム | 大会やアプリの話題を交えたなりすまし | ID入りの連絡でも本物とは限らないと知っておく |
| XユーザーID | Xでのダイレクトメッセージやなりすまし | 知らない相手のDMの設定と2段階認証を見直す |
この表で分かるとおり、ほとんどの備えは「届いた連絡の中のリンクや電話番号を使わず、自分で公式の窓口を開いて確かめる」という1つの習慣にまとまります。生年月日や電話番号のように変えられない情報は、漏れたおそれがあると分かってから守る方法がありません。だからこそ、それを使った連絡に反応しないことが一番の備えになります。
住所が含まれていることから、郵便での連絡にも気をつけます。カードの景品の当選や大会の案内を装ったはがきや封書に、電話番号やURLが書かれていて、そこから個人情報や支払いを求められる、という形が考えられます。デュエル・マスターズの大会やキャンペーンの情報は、公式サイトで確かめられます。郵便に書かれた連絡先ではなく、公式サイトの情報と照らし合わせてから動くようにします。
カードゲームの利用者を狙う連絡の具体例と見分け方
ここでは、今回の項目の組み合わせから考えられる連絡の例を挙げます。実際にこうした連絡が確認されたという発表はありません。見分ける練習として読んでください。
メールの場合
「【重要】デュエル・マスターズ サポートアプリ お客様情報の確認のお願い」といった件名で、本名の宛名が入り、「本人確認のため、以下のURLからログインしてください」と続く文面が考えられます。会社はパスワード変更などの特別な対応を求めていないため、ログインや入力を急がせるメールは、公式の方針と食い違います。食い違う連絡は、その時点で疑うのが基本です。
SMSの場合
「アプリの登録情報に問題が見つかりました。こちらから確認してください」と短いURLだけが書かれたSMSは、送り主を確かめる手段がほとんどありません。SMSのURLは開かず、気になるときはアプリやデュエル・マスターズの公式サイトを自分で開いて、お知らせが出ていないかを見ます。
Xのダイレクトメッセージの場合
XのユーザーIDとハンドルネームが含まれているため、Xで「大会運営です」「公式キャンペーンの当選者です」と名乗る相手から、ハンドルネームで呼びかけるメッセージが届く形も考えられます。公式のアカウントかどうかは、デュエル・マスターズの公式サイトから公式アカウントへのリンクをたどって確かめます。当選の連絡で、送料や手数料の支払い、カード番号の入力を求められたら、応じずに公式の窓口で確かめます。
電話の場合
「タカラトミーのサポートです。情報漏洩の件で、ご本人確認のために生年月日を教えてください」といった電話も考えられます。発表に記載された問い合わせ先はフォームで、電話番号は記載されていません。会社の側から電話で本人確認を求めるという案内も発表にはありません。電話でこうした確認を求められたら、いったん切って、公式の発表を自分で開いて確かめます。
入力してしまったとき
偽の連絡に応じて情報を入力してしまったときは、入力した内容に応じて次の順に動きます。
- パスワードを入力した場合は、そのパスワードを使っているサービスすべてで、すぐに別のパスワードに変える
- クレジットカードの番号を入力した場合は、カード会社の公式の電話窓口に連絡して止める
- お金を払ってしまった場合や、脅すような連絡が続く場合は、警察の相談窓口(#9110)や消費者ホットライン(188)に相談する
- タカラトミーの問い合わせフォームにも、どのような連絡が来たかを知らせる
パスワードが漏れたときに変える順番は、パスワードが漏洩したらどうなるで、使い回しの見直し方とあわせて説明しています。
アプリを使い続けるか迷ったとき
今回の件を受けて、アプリを使い続けるか、登録をやめるかで迷う人もいます。判断の材料になる事実は、発表に書かれた次の3点です。
- 脆弱性は2026年7月13日に改修が完了している
- 会社が確認した範囲で、閲覧や不正利用の事実は確認されていない
- 利用者に、パスワード変更などの特別な対応は求められていない
この3点から言えるのは、改修後の今も同じ弱点が残っているという発表はない、ということです。使い続けるかどうかは、アプリを使う目的と、登録した情報をどこまで預けておきたいかで決めるものです。
登録をやめたい場合は、スマートフォンからアプリを削除するだけでは、会社に登録された情報まで削除されるとは限りません。アプリの削除と、サービスの退会や登録情報の削除は別の手続きです。登録情報をどう扱ってほしいかは、問い合わせフォームの「会員情報の変更・確認」などの種類を選んで確かめるのが確実です。退会したときに個人情報がどう扱われるかの一般的な考え方は、会社の個人情報保護方針に書かれていることが多いので、タカラトミーの公式サイトの個人情報保護方針もあわせて読んでおくと判断しやすくなります。
使い続ける場合も、登録している情報が今も正しいか、使っていないメールアドレスが残っていないかを見直しておくと、会社からの大切な連絡を受け取り損ねずに済みます。
問い合わせ窓口
公式発表に記載されている問い合わせ先は次のとおりです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 窓口の名前 | 株式会社タカラトミー DMPランキング・個人向けお問い合わせフォーム |
| 連絡の方法 | 公式発表のPDFに記載されたURLのフォーム |
| 電話番号 | 発表に記載なし |
| 返信のメールのドメイン | @takaratomy.co.jp、@dmp-ranking.com(フォームのページの案内) |
フォームには、氏名、住所、電話番号、メールアドレスのほか、お問い合わせの種類として「会員情報の変更・確認」などを選ぶ欄があります。フォームの注意書きでは、お問い合わせ内容の欄に個人情報を入力しないよう案内されています。今回の件について聞くときは、「デュエル・マスターズ サポートアプリのお客様情報の漏洩可能性のお知らせについて」と件名に近い言葉で書き、聞きたいこと(自分が対象期間に登録していたか、など)を短く書くと伝わりやすくなります。
フォームを開くときは、検索結果の広告や届いたメールのリンクではなく、タカラトミーの公式サイトにあるお知らせのPDFから開くと、偽のサイトに誘導されるおそれを減らせます。
家族で使っているときに話しておきたいこと
デュエル・マスターズは、子どもから大人まで幅広い年代が遊ぶカードゲームです。家族の誰かがアプリを使っている場合は、今回の件をきっかけに、家族で次のことを共有しておくと役に立ちます。
- アプリに登録したのは誰の氏名、電話番号、メールアドレスか
- 知らない相手から、デュエル・マスターズの名前を出したメールやメッセージが来たら、開く前に家族に見せる
- 「当選」「本人確認」「アカウントの停止」といった言葉で急がせる連絡は、まず疑う
- 家族の誰かが入力してしまっても責めず、すぐに相談できるようにしておく
子どもは、好きなカードやイベントの話題で声をかけられると、相手を信じやすくなります。ハンドルネームやXのアカウントで呼びかけられると、知り合いからの連絡だと思い込むこともあります。「アプリやゲームの名前を出されても、知らない相手には個人情報を教えない」という決まりを、具体的な例を挙げて話しておくと伝わりやすくなります。
保護者の情報で登録している場合は、保護者のメールアドレスや電話番号に届く連絡にも気を配ります。仕事中に届いたSMSを急いで開いてしまう、という場面は大人にも起こります。忙しいときほど、届いた連絡のリンクではなく、公式サイトを自分で開いて確かめる手順を守るのが確実です。
今後の発表の見方
2026年11月1日時点で、タカラトミーからの続報は出ていません。今後、新しい事実が分かったときにどこで発表されるかは7月28日の文書に書かれていませんが、今回のお知らせはタカラトミーのサポートの案内と、デュエル・マスターズの公式サイトのトップページから開けるようになっていました。続報が出るとすれば、同じ場所を見るのが確実です。
続報を確かめるときは、次の点に注目すると、内容の変化を読み取りやすくなります。
- 「閲覧される可能性」から「閲覧された」へ、表現が変わっていないか
- 対象の人数や項目が変わっていないか
- 利用者へのお願いに、パスワード変更などの新しい対応が加わっていないか
- 対象者への個別の連絡や、お詫びの対応について書かれていないか
ニュースサイトやSNSでは、公式の発表より強い言葉で伝えられることがあります。「漏洩した」「流出した」と書かれていても、公式の発表が「可能性」のままであれば、事実は変わっていません。判断の材料にするのは、会社の公式発表の文面です。
アプリの脆弱性による情報漏洩の可能性をどう受け止めるか
今回の件は、外部から攻撃されて情報が盗まれた、という種類の事案ではありません。アプリの作りの中に弱点があり、条件がそろえば見られた可能性があった、という事案です。こうした事案では、会社が「閲覧の事実は確認されていない」と書いていても、利用者の側では不安が残りやすいものです。
受け止め方として押さえておきたいのは次の3点です。
- 閲覧の可能性があったことと、実際に閲覧されたことは別。発表は前者で、後者は確認されていない
- 確認されていないことは「絶対に何も起きていない」という意味ではない。だからこそ、なりすましの連絡への備えは続ける
- 会社が求めていない対応(パスワード変更など)を、焦って偽の案内から行うのが一番危ない
もう1つ押さえておきたいのは、対象の期間が約1年に及ぶという点です。2025年8月1日のリリース直後に登録した人も、2026年7月の改修の直前に登録した人も、同じように対象の期間に入ります。登録した時期が早いか遅いかで、閲覧の可能性が高い低いと区別する材料は、発表には示されていません。期間の中に登録していたなら、同じように備えておくのが確実です。
脆弱性の公表は、会社が弱点を直したうえで、閲覧の事実が確認されていない段階でも利用者に知らせたものです。弱点にどうやって気づいたかは発表に書かれていませんが、知らされたことで、利用者は備えを始められます。発表に書かれた事実と書かれていないことを分けて読み、書かれていない部分は問い合わせで確かめる、という読み方が、次に同じような発表に出会ったときにも役に立ちます。
在宅で仕事をする人が気をつけること
カードゲームのアプリは趣味のものですが、在宅で仕事をしている人の中には、仕事用と同じメールアドレスや電話番号を登録している人もいます。仕事の連絡に使うアドレスや番号に不審な連絡が届くと、取引先からの本物の連絡と見分けにくくなり、仕事の手が止まることがあります。
在宅で仕事をする人が見直したいのは次の点です。
- 趣味のアプリやゲームと、仕事の連絡に使うメールアドレスを分ける
- 仕事で使う端末に、取引先の情報と趣味のアプリのアカウントが混ざっていないかを確かめる
- 不審な連絡に反応してしまったときに、取引先の情報が入った端末やアカウントに影響が出ないよう、2段階認証などの設定を整えておく
取引先の個人情報を預かって仕事をしている人は、個人情報保護法の上で「個人情報取扱事業者」にあたる場合があります。個人情報保護委員会は、漏えいやそのおそれが起きた場合に、一定の条件で委員会への報告と本人への通知が必要になると案内しています。条件の1つには、本人の数が1,000人を超える漏えい等(又はそのおそれ)が挙げられています。
個人データに係る本人の数が1,000人を超える漏えい等(又はそのおそれ) 出典: 個人情報保護委員会「漏えい等報告について」
自分が仕事で扱う情報がこの条件にあたるかは、扱う情報の種類や件数、契約の中身で変わります。迷ったときは、個人情報保護委員会の案内を読んだうえで、取引先や委員会の相談窓口に確かめてください。今回の件は、利用者として受け取る側の話ですが、在宅で仕事をする人は、預かる側の立場にもなりうることを思い出すきっかけにできます。
アカウントを守る力を仕事に生かす
情報漏洩の発表を正確に読み、「可能性」と「事実」を分けて判断し、なりすましの連絡に落ち着いて対処する力は、在宅で仕事をするうえでも役に立ちます。取引先とのやり取りの多くがメールやチャットになる在宅の働き方では、偽の連絡を見分けることが、そのまま自分と取引先の情報を守ることにつながるからです。
在宅で働く人のアカウントの守り方は、多要素認証の設定から始めるのが近道です。多要素認証とは、パスワードに加えて、スマートフォンに届くコードなど別の手段でも本人であることを確かめる仕組みのことです。設定できるサービスでは、メールやSNS、クラウドの保存先など、仕事の情報につながるアカウントから順に有効にしておくと、パスワードが知られてしまったときにも、ログインされにくくなります。
セキュリティの知識を在宅の仕事に生かしたい人は、まず自分のアカウントの管理を整え、事案の発表を正確に読む習慣をつけるところから始められます。@SOHOのAI・マーケティング・セキュリティのお仕事では、在宅で受けられるセキュリティ関連の仕事の種類と探し方を紹介しています。
よくある質問
Q. デュエル・マスターズ サポートアプリの情報は実際に漏れたのですか?
タカラトミーの2026年7月28日の発表では、ユーザー認証の脆弱性により、特定の条件下で第三者に情報を閲覧される可能性があったとされています。一方で、会社が確認した範囲では、第三者が情報を閲覧した事実や不正利用の事実は確認されていません。2026年11月1日時点で続報は公式サイトに掲載されていません。
Q. パスワードを変える必要はありますか?
会社は、パスワード変更などの特別な対応をお願いするものではないと発表しています。そのため、今回の件だけを理由に急いで変える必要は示されていません。ただし、同じパスワードを複数のサービスで使い回している場合は、今回の件とは別に見直しておくと、ほかの漏洩事案が起きたときの被害を防ぎやすくなります。
Q. 自分が対象かどうかはどう確かめればよいですか?
対象は2025年8月1日から2026年7月13日までの間にアプリに登録されていた人で、最大約155,000名とされています。アプリ一覧やストアの購入履歴、登録時のメールで登録の有無を確かめ、分からなければ公式発表に記載されたDMPランキング・個人向けお問い合わせフォームから問い合わせてください。
Q. 子どもがアプリを使っています。保護者は何をすればよいですか?
まず、誰の氏名や電話番号で登録したかを確かめてください。保護者の情報で登録していれば、保護者あてに不審な連絡が届く可能性があります。子どもには、デュエル・マスターズの名前を出した知らない相手からのメッセージやメールのリンクを開かず、保護者に見せるよう伝えておくと安心です。
この記事について
編集部
監修:@SOHO編集部
2004年よりフリーランス・在宅ワーク向けサービスを運営。生成AIで作成した下書きを、一次情報と照らし合わせて確認したうえで公開しています。

この記事を書いた人
@SOHO編集部
フリーランス・在宅ワークの専門メディア
@SOHOは2004年から続く、日本のフリーランス・在宅ワーク向け案件サイトです。記事は生成AIで下書きを作り、数値・固有名・出典を一次情報と照らし合わせる確認の手順を経て公開しています。
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