Discordの料金プランの違いと、コミュニティ運営で有料機能が要る場面


この記事のポイント
- ✓Discordの料金を
- ✓無料版・Nitro Basic・Nitro・サーバーブーストに分けて整理します
- ✓2026年10月時点の公式ヘルプとApp Storeの掲載をもとに
Discordの料金を調べている人の多くは、「無料のままで困らないのか」「コミュニティを運営するなら何にお金を払うべきか」を知りたいはずです。結論から言うと、Discordは無料のままでもメッセージ、音声通話、ビデオ通話、サーバーの作成と運営まで使えます。有料の仕組みは、個人の使い勝手を上げる「Nitro」と「Nitro Basic」、サーバーそのものの機能を上げる「サーバーブースト」の2系統に分かれており、払う目的がまったく違います。
この記事では、2026年10月7日時点でDiscordの公式ヘルプと、App Storeの日本の掲載を確かめた内容をもとに、それぞれの料金とできること、コミュニティ運営で有料機能が要る場面と要らない場面、費用の目安を順に説明します。
結論:運営者が払うならサーバーブースト、個人の見た目ならNitro
先に全体像を示します。
| 種類 | 何が良くなるか | 誰の得になるか | App Storeの日本の掲載価格 |
|---|---|---|---|
| 無料版 | 基本機能はすべて使える | 全員 | 無料 |
| Nitro Basic | 絵文字・アップロード上限など個人の機能 | 払った本人 | 月額350円 |
| Nitro | 個人の機能すべて+ブースト2つ | 払った本人と、ブーストしたサーバー | 月額1,050円(年額10,400円) |
| サーバーブースト | サーバーの音質・配信画質・絵文字の枠など | そのサーバーの全員 | 1つあたり月額500円 |
ポイントは、Nitroは「自分のアカウント」に付く契約で、サーバーブーストは「サーバー」に付く契約だということです。コミュニティの参加者全員の環境を良くしたいなら、運営者が払う先はNitroではなくサーバーブーストです。逆に、自分のプロフィールを飾りたい、大きなファイルを送りたい、という個人の不満を解消したいならNitroが向いています。
価格については注意が必要です。Discordの公式ヘルプには、価格は所在地や為替などを踏まえて定期的に見直され、地域によって異なると書かれています。上の表はApp Storeの日本の掲載から確かめた金額で、ブラウザやパソコンのアプリから購入する場合の金額と一致するとは限りません。購入前に、実際の購入画面で表示される金額を確かめてください。
Discordの料金の仕組みは2系統に分かれている
Discordの料金がわかりにくいと言われる理由は、有料の仕組みが2系統あり、しかもNitroの中にブーストが含まれるという重なりがあるからです。
1つ目の系統は、個人向けのサブスクリプションであるNitroとNitro Basicです。サブスクリプションとは、月や年の単位で料金を払い続ける契約のことです。公式ヘルプでは、次のように説明されています。
NitroおよびNitro Basicは月額または年額のサブスクリプションとして利用可能で、一部の国でローカル価格が設定されています。 請求は請求期間ごとに行われ、特典はサブスクリプション期間中有効です。いつでもキャンセルできますが、サブスクリプションは現在の請求期間の終了までアクティブなままです。 出典: support.discord.com
2つ目の系統は、サーバー向けのサーバーブーストです。ブーストを特定のサーバーに付けると、そのサーバーの音声の品質や配信の画質、絵文字の枠などが上がり、参加者全員がその恩恵を受けます。ブーストはNitroの契約者でなくても単体で購入できます。
この2つが重なるのが、Nitroに含まれる2つのブーストです。Nitroを契約すると、好きなサーバーに付けられるブーストが2つ付いてきます。つまり、Nitroは「個人の特典」と「サーバーへの支援」を兼ねた契約で、Nitro Basicは個人の特典だけの契約、と整理できます。
無料版でできること
まず、無料版の範囲を確かめておきます。無料版でも、次のことはすべてできます。
| できること | 内容 |
|---|---|
| サーバーの作成 | 自分のコミュニティを作り、チャンネルを分けて運営する |
| テキストのやりとり | チャンネルでの会話、個別のメッセージ |
| 音声とビデオ | ボイスチャンネルでの通話、ビデオ通話、画面共有 |
| ファイルの送信 | 1ファイル20MBまで(2026年8月時点) |
| 役割の設定 | 参加者ごとに見られるチャンネルや権限を分ける |
ファイルの上限については、公式ヘルプのファイル添付のページに、2026年8月時点で無料のアップロード上限は20MBで、以前の10MBから引き上げられたと書かれています。古い解説記事には「無料は8MB」「10MB」と書かれたものが残っているので注意してください。
ボイスチャンネルとは、入るだけでその場にいる人と話せる通話用の部屋のことです。予定を合わせて通話を始める必要がなく、空いている時間に入って話せるのがDiscordの大きな特徴です。この中心的な機能は無料版で使えます。
正直なところ、10人から30人程度のコミュニティで、文字のやりとりと週1回ほどの通話が中心なら、無料版で困る場面はほとんどありません。有料の機能を検討するのは、困りごとがはっきりしてからで十分です。無料版のまま半年ほど運営してみて、参加者から同じ不満が繰り返し出るようになったら、そこで初めて有料の特典の一覧と照らし合わせる、という順番がおすすめです。
Nitro Basicでできること
Nitro Basicは、個人向けの入門の契約です。公式ヘルプに書かれている主な特典は次のとおりです。
| 特典 | 内容 |
|---|---|
| 絵文字とスタンプ | 権限のある任意のサーバーのカスタム絵文字やスタンプを、ほかのサーバーでも使える |
| アップロードの上限 | 50MBまで |
| スーパーリアクション | アニメーション付きの反応を付けられる |
| ビデオ背景 | ビデオ通話の背景を自分の画像や動画にできる |
| アプリアイコン | Discordのアプリのアイコンを変えられる |
| バッジ | プロフィールにNitro Basicのバッジが付く |
Nitro Basicには、サーバーブーストは含まれていません。公式ヘルプのサーバーブーストのページにも、Nitro Basicの契約者には割引やブーストの特典はないと明記されています。
App Storeの日本の掲載では月額350円です。毎月の負担は小さいものの、コミュニティの運営に役立つ機能はほとんど含まれていません。運営者の立場で検討する契約ではなく、参加者が自分の使い勝手のために選ぶ契約と考えるのが実態に合っています。
Nitroでできること
Nitroは、個人向けの特典をすべて含んだ契約です。公式ヘルプに書かれている主な特典は次のとおりです。
| 特典 | 内容 |
|---|---|
| Nitro Basicの特典すべて | 絵文字、スタンプ、スーパーリアクションなど |
| アップロードの上限 | 日本語のヘルプでは500MB(英語のNitro紹介ページは1GBと表記) |
| HD配信 | 画面共有や配信を高画質で行える |
| サーバーブースト | 好きなサーバーに付けられるブーストが2つ、追加のブーストは30%引き |
| プロフィールの装飾 | アニメーション付きのアバター、バナー、サーバーごとのプロフィール |
| 参加できるサーバーの数 | 最大200 |
| メッセージの長さ | 1件あたり最大4,000文字 |
アップロードの上限は、日本語の公式ヘルプでは500MB、英語のNitro紹介ページでは1GBと、2026年10月7日時点で表記が分かれています。大きな動画を送る目的でNitroを契約するなら、契約前に購入画面や最新のヘルプで上限を確かめておくのが確実です。
App Storeの日本の掲載では、月額1,050円、年額10,400円です。年額を12か月で割ると1か月あたり約867円で、1年続けるつもりなら年額のほうが割安になります。
運営者にとってNitroの意味が大きいのは、ブーストが2つ付く点です。サーバーのレベル1に必要なブーストは2つなので、運営者が1人でNitroを契約し、2つのブーストを自分のサーバーに付ければ、それだけでレベル1になります。
Nitroが向いている人、向いていない人
個人の目線でNitroを検討するときは、特典を「毎週使うかどうか」で考えると判断しやすくなります。
| 向いている人 | 理由 |
|---|---|
| 複数のサーバーに参加し、それぞれの絵文字をほかのサーバーでも使いたい | 絵文字やスタンプをどこでも使える |
| ゲームの実況や作業の様子を高画質で配信する | HD配信が使える |
| 動画や大きな資料をDiscordで頻繁に送る | アップロードの上限が大きく上がる |
| 自分の運営するサーバーを支えたい | ブーストが2つ付き、追加も30%引き |
| 向いていない人 | 理由 |
|---|---|
| 参加しているサーバーが1つか2つ | 絵文字の特典を使う場面が少ない |
| 文字のやりとりが中心で、配信をしない | HD配信やアップロードの特典を使わない |
| 大きなファイルは別のクラウドの保存先で共有している | アップロードの上限を上げる意味が薄い |
正直なところ、Nitroの特典の多くは「あると楽しい」ものであって、「ないと困る」ものではありません。プロフィールの装飾や絵文字に月額1,050円を払う価値があるかは、人によって大きく分かれます。迷ったら、1か月だけ契約して、どの特典を実際に使ったかを振り返ってみるのが確実です。
サーバーブーストの料金とレベル
サーバーブーストは、コミュニティの運営者にとって最も関係の深い有料の仕組みです。公式ヘルプのサーバーブーストのページでは、レベルと必要なブーストの数が次のように定められています。
| レベル | 必要なブースト | 主な特典 |
|---|---|---|
| レベル1 | 2 | 絵文字の枠が合計100個、音質128kbps、配信720p・60fps、アニメーションのサーバーアイコン |
| レベル2 | 7 | 絵文字の枠が合計150個、音質256kbps、配信1080p・60fps、全員のアップロード上限50MB(そのサーバー内) |
| レベル3 | 14 | 絵文字の枠が合計250個、音質384kbps、全員のアップロード上限100MB(そのサーバー内)、カスタム招待リンク |
kbpsとは、1秒あたりに送るデータの量を表す単位で、数字が大きいほど音声がきれいに聞こえます。fpsは1秒あたりのコマ数で、60fpsなら動きのある画面も滑らかに映ります。
運営者の目線で注目したいのは、レベル2から「そのサーバーの全員」のアップロード上限が上がることです。参加者一人ひとりにNitroを契約してもらわなくても、サーバーにブーストを集めれば、そのサーバーの中では大きなファイルを全員が送れるようになります。
また、レベルとは別に、3つのブーストで使える追加の特典もあります。4文字のサーバータグを設定し、参加者がプロフィールに表示できるようにする機能や、役割の色にグラデーションを付ける機能などです。これらはレベルの維持に使っているブーストとは別のブーストが必要で、設定はパソコンのアプリからのみ行えると案内されています。
費用の目安を計算する
App Storeの日本の掲載では、サーバーブーストは1つあたり月額500円です。この金額をもとに、レベルごとの費用の目安を計算すると次のようになります。
| 目指すレベル | 必要なブースト | ブーストだけで揃える場合 | 運営者がNitroを契約する場合 |
|---|---|---|---|
| レベル1 | 2 | 1か月あたり1,000円 | Nitro月額1,050円で2つが付く |
| レベル2 | 7 | 1か月あたり3,500円 | Nitroの2つ+追加5個 |
| レベル3 | 14 | 1か月あたり7,000円 | Nitroの2つ+追加12個 |
Nitroの契約者は追加のブーストが30%引きになるため、運営者がNitroを契約して追加分を買うほうが、ブーストだけを買い集めるより安くなる場合があります。ただし、割引後の金額は購入する経路や時期で変わることがあるので、購入画面で表示される金額で比べてください。
実際の運営では、ブーストを運営者1人で負担するとは限りません。参加者の中にNitroの契約者がいれば、その人が持っている2つのブーストを付けてくれることもあります。レベル2の7つは、運営者と熱心な参加者数人で分け合えば届く数です。
注意したいのは、ブーストは毎月の契約だという点です。付けていた人が契約をやめると、ブーストの数が減り、レベルが下がることがあります。公式ヘルプには、ブーストを失ったときの猶予期間についての説明もあります。特定の人の善意に頼った状態でレベル3の特典に依存した運営をしていると、その人が抜けたときに困ることになります。
コミュニティ運営で有料機能が要る場面
ここからは、運営者の立場で「お金を払う意味がある場面」を具体的に挙げます。
音声の品質が会の中身に直結する場面
音楽の練習会、語学の会話練習、朗読の会など、声の聞こえ方そのものが大切な集まりでは、ブーストで音質を上げる意味があります。レベル1で128kbps、レベル2で256kbpsになり、声の細かいニュアンスが伝わりやすくなります。
画面共有で細かい資料を見せる場面
プログラミングの勉強会やデザインのレビュー会のように、画面の細かい文字を読んでもらう必要がある場合は、配信の画質が重要です。レベル2で1080pの配信ができるようになると、小さな文字のコードや図面も読みやすくなります。
参加者が大きなファイルをやりとりする場面
作品の講評会や、動画の編集を教える講座のように、参加者が数十MBのファイルを日常的に共有するなら、レベル2で全員の上限が50MBに上がる効果は大きくなります。参加者一人ひとりにNitro Basicを契約してもらうより、サーバーにブーストを集めるほうが参加者の負担は小さくなります。
コミュニティらしさを出したい場面
独自の絵文字を多く使いたい、招待リンクを覚えやすい名前にしたい、といった要望は、運営の本質ではないものの、参加者の愛着につながります。レベル3のカスタム招待リンクは、外部に告知するときに便利です。
有料機能が要らない場面
一方で、次のような場面では、有料の機能を検討しなくてもかまいません。
- 文字のやりとりが中心で、通話はたまにしかしない
- 参加者が20人程度までで、絵文字の枠が足りている
- 共有するファイルが画像や軽い資料で、20MBを超えることがほとんどない
- 配信や画面共有で、細かい文字を読んでもらう必要がない
正直なところ、「なんとなく見栄えを良くしたい」という理由でブーストを集め始めると、毎月の費用だけが残りがちです。払う前に、今の運営で何に困っているのかを一行で書き出し、その困りごとが上のレベルの特典で解決するかを確かめるのがおすすめです。
たとえば「通話の声が聞き取りにくい」という困りごとは、ブーストで音質を上げる前に、参加者のマイクやイヤホン、通信環境を見直すだけで解決することも多いものです。「大きな動画を共有したい」という困りごとも、動画そのものはクラウドの保存先に預け、Discordにはリンクだけを貼る運用で足りる場合があります。お金で解決する方法と、運用で解決する方法の両方を並べてから選ぶと、毎月の支出を抑えられます。
コミュニティの規模別に見る費用の考え方
同じDiscordのサーバーでも、参加者の数と会の中身によって、払う意味のある金額は大きく変わります。ここでは3つの規模に分けて、考え方の目安を示します。
参加者10人前後の小さな会
友人どうしの勉強会や、少人数の趣味の会がこの規模です。文字のやりとりと、ときどきの通話が中心なら、無料版で十分です。音質が気になる場合も、運営者がNitroを1つ契約すればレベル1に届くので、1か月あたりの負担はNitroの月額1,050円で済みます。この規模で運営者が毎月数千円を負担する理由は、ほとんどありません。
参加者50人前後の中くらいの会
オンライン講座の受講生の会や、地域をまたいだ趣味のサークルがこの規模です。定期的に勉強会やイベントを開き、画面共有で資料を見せる機会が増えてくると、レベル2の1080p配信や、全員のアップロード上限の引き上げが役に立ちます。レベル2に必要な7つのブーストを、運営者と協力的な参加者で分け合うのが現実的です。運営者だけで負担する場合でも、App Storeの掲載価格で1か月あたり3,500円が目安になります。
参加者200人以上の大きな会
ファンのコミュニティや、有料のオンラインサロンがこの規模です。参加者の中にNitroの契約者が一定数いるのが普通で、自然にブーストが集まり、レベル3に届いていることもあります。この規模で運営者が気をつけたいのは、費用よりも、ブーストの数が参加者の善意で増減することです。レベル3の特典を前提にした運営をしていると、ブーストが減ったときに絵文字の枠が足りなくなるなどの影響が出ます。大事な機能はレベルが下がっても困らない形にしておくのが安全です。
年額と月額のどちらで払うか
Nitroを契約すると決めたら、次に迷うのが年額と月額のどちらで払うかです。App Storeの日本の掲載では、月額1,050円を12か月続けると12,600円、年額は10,400円なので、1年続けるなら年額のほうが2,200円安くなります。
一方で、年額には「途中でやめても、払った分は戻らない」という性格があります。解約しても期間の終わりまで特典を使える仕組みなので、使わなくなった月の分が無駄になります。
判断の目安は次のとおりです。
| 状況 | 向いている払い方 |
|---|---|
| すでに半年以上Nitroを使っていて、今後も続ける | 年額 |
| 初めて試す、特典が役に立つか分からない | 月額で数か月試す |
| 運営しているコミュニティがまだ立ち上げの段階 | 月額 |
| ブーストを長く自分のサーバーに付け続ける予定 | 年額 |
迷ったら、まず月額で2か月から3か月使い、特典を実際に使っているかを確かめてから年額に切り替えるのが無難です。
参加者にNitroを勧めるべきか
運営者の中には、「参加者にNitroを契約してもらえば、ブーストが集まってサーバーが良くなる」と考える人もいます。ただ、参加者にNitroを勧めることには慎重になったほうがよいでしょう。
Nitroは個人の契約で、特典の多くはその人自身のプロフィールや使い勝手に関わるものです。運営者が勧めた結果、参加者が特典を使わないまま毎月の費用だけを払い続けることになれば、会への不満につながりかねません。とくに学生や、初めてDiscordを使う参加者が多い会では、有料の契約の話題そのものが参加の壁になることもあります。
ブーストを集めたいなら、「付けてくれたら嬉しい」という呼びかけにとどめ、付けてくれた人への感謝を示す程度にしておくのが、会の雰囲気を保つうえで無理のないやり方です。
お金をかけずに運営を良くする方法
有料の機能を検討する前に、無料のままでできる改善を試しておくと、払う必要があるかどうかを冷静に判断できます。
チャンネルを絞り直す
サーバーを立ち上げた直後は、話題ごとにチャンネルを作りがちです。しかし、チャンネルが多すぎると、参加者はどこに書けばよいか迷い、会話が散らばります。使われていないチャンネルを整理し、「お知らせ」「雑談」「質問」「イベント」程度に絞るだけで、会話が集まりやすくなります。
大事な連絡はピン留めする
Discordの会話は上へ流れていくため、大事な連絡ほど埋もれます。決まったルールや次回の予定は、ピン留めの機能で固定しておきます。お知らせ用のチャンネルは、運営者だけが書き込めるように役割で権限を分けておくと、連絡が雑談に流されません。
イベントの機能で予定を告知する
勉強会や通話の予定は、サーバーのイベントの機能で告知できます。告知を会話の流れに書くより、参加者が予定を見つけやすくなります。
こうした整理をしたうえで、それでも「音質が足りない」「ファイルが送れない」という具体的な困りごとが残ったときに、初めてブーストを検討します。この順番を守ると、毎月の支出が目的のはっきりしたものだけになります。
購入と解約で気をつけること
NitroやNitro Basicを契約するときと、やめるときには、いくつか落とし穴があります。
購入した端末の種類で解約する
公式ヘルプによると、NitroやNitro Basicの契約を変えたりやめたりするには、最初に購入したのと同じ種類の端末で操作する必要があります。iPhoneのアプリで購入した場合はiPhone側の手続き、パソコンで購入した場合はパソコン側の手続きです。パソコンのDiscordを探しても解約のボタンが見つからない、という場合は、購入した端末を思い出してください。
解約しても期間の終わりまでは使える
解約の手続きをしても、すでに払った請求期間が終わるまでは特典が使えます。年額で契約した場合は、年の途中で解約しても、その年の終わりまで使える形です。
価格の変更は事前に知らされる
公式ヘルプでは、契約中の料金が変わる場合は事前に通知すると説明されています。通知のメールを見落とすと、気づかないうちに新しい料金で更新されることがあるので、Discordに登録しているメールアドレスが普段見ているものかどうかを確かめておきます。
ブーストの付け替えには待ち時間がある
ブーストを別のサーバーに付け替えることはできますが、公式ヘルプによると、付け替えには7日間の待ち時間があります。試しに付けて様子を見る、という使い方をする場合は、すぐには戻せないことを知っておきます。
契約する前の確認表
最後に、Nitroやブーストにお金を払う前に確かめておきたいことを整理します。
| 確かめること | 確かめ方 |
|---|---|
| 何に困っているのか | 困りごとを一行で書き出す |
| その困りごとは有料の特典で解決するか | 公式ヘルプの特典の一覧と照らし合わせる |
| 個人の契約とサーバーの契約のどちらが要るか | 恩恵を受けるのが自分か、参加者全員かを考える |
| 実際の金額 | 購入画面に表示される金額を見る |
| どの端末で購入するか | 解約もその種類の端末で行うことを覚えておく |
| 支払いの期間 | 初めてなら月額、続けると決めたら年額 |
この6つを確かめてから契約すれば、「思っていた特典と違った」「解約の方法が分からない」といった後悔はほとんど防げます。
運営者がDiscord以外に頼る作業
Discordの料金プランを比べていると見落としがちなのが、「お金を払っても解決しない運営の作業」があることです。
たとえば、次のような作業です。
| 作業 | Discordでの扱い |
|---|---|
| 出欠の集計 | イベントの告知はできるが、出欠の管理は工夫が要る |
| 過去の連絡を探す | 会話は上へ流れていくため、ピン留めと検索で拾い直す |
| 年配の参加者の案内 | アカウントの作成、サーバー、チャンネルと段階が多い |
| 動画の記録 | 大きな動画はアップロードの上限に当たる |
ゲームや趣味の仲間のように、同じ時間に集まって話すことが中心の会なら、Discordは非常に強い道具です。一方で、教室や講座、地域の会のように、連絡と予定と記録を積み上げていく会では、ブーストのレベルを上げても運営の手間はあまり減りません。払う前に、自分の会がどちらの性格に近いかを考えておくと、無駄な出費を避けられます。
Discordが合わない会に向いた選択肢
連絡と予定と記録を1か所に集めたい会や、アカウントの作成に慣れていない参加者が多い会の候補の1つが、LINEのアカウントで参加できるグループアプリのTsudooです。
公式の料金ページによると、Tsudooは無料プランでメンバー数とグループ数の上限がなく、写真は枚数の制限なく、3分未満の動画は本数の制限なく保存できます。3分以上の動画も合計30時間まで無料で保存でき、アップロードした動画を自動で文字にする書き起こしの機能も使えます。それ以上の動画を保存したい場合は、動画保存プラン(1グループあたり月額525円・税込で合計100時間まで)を申し込む形です。掲示板、予定とカレンダー、出欠、写真と動画の共有がひとつのグループにまとまっており、参加の方法は公開・承認制・招待制の3つから選べます。
Tsudooは、@SOHOを運営する株式会社ライフスケープが開発・提供しています。
公式サイトのDiscordとの比較でも、ボイスチャンネルで気軽に集まって話す機能はDiscordの強みとして挙げられており、Tsudooには同じ機能がありません。通話中心の会はDiscord、連絡と記録中心の会はTsudoo、というように会の性格で選ぶのが現実的です。
オンラインの集まりを支える仕事
在宅ワークやフリーランスの市場を長く見てきた立場から言えば、オンラインのコミュニティを運営する人と、その運営を手伝う人の両方が増えています。サーバーの設計、役割と権限の整理、案内の文章づくりなど、運営の裏方の仕事は、長く続く会ほど重要になります。そうした仕事で信頼される人は、派手な機能を足すことより、参加者が迷わない仕組みを地道に整えることに時間を使っています。
もう1つ感じるのは、間に入る手数料のない直接の取引ほど、運営者と手伝う人の関係が長く続きやすいということです。依頼する側は同じ予算でより多くを頼め、受ける側は手元に残る金額が厚くなります。手数料0%で直接取引できる環境は、そうした継続の関係を築く土台になります。
コミュニティの運営に生成AIや業務ツールを取り入れる手伝いをする仕事は、AIコンサル・業務活用支援のお仕事で内容と求められるスキルを紹介しています。Discordのボットのような仕組みを作る側に回りたい人は、アプリケーション開発のお仕事で仕事の種類を確かめられます。
収入の相場は、ソフトウェア作成者の年収・単価相場で開発職の相場を、著述家,記者,編集者の年収・単価相場で案内文や記事を書く仕事に近い職種の相場を見られます。運営の事務を外部に任せる方法を考えている人は、料金と対応業務を比べたオンライン秘書サービス比較|料金・対応業務で選ぶ【2026年版】も参考になります。
よくある質問
Q. Discordは無料でどこまで使えますか?
サーバーの作成と運営、テキストのやりとり、ボイスチャンネルでの通話、ビデオ通話、画面共有まで無料で使えます。ファイルのアップロードは、公式ヘルプによると2026年8月時点で1ファイル20MBまでです。少人数で文字と通話が中心のコミュニティなら、無料版で困る場面はほとんどありません。
Q. NitroとNitro Basicの一番大きな違いは何ですか?
Nitroにはサーバーブーストが2つ含まれ、追加のブーストも30%引きになりますが、Nitro Basicにはブーストの特典がありません。ほかにも、アップロードの上限やHD配信、プロフィールの装飾に差があります。コミュニティの運営に役立つのはNitroで、Nitro Basicは個人の使い勝手のための契約です。
Q. サーバーのレベルを上げるには何人分のブーストが必要ですか?
公式ヘルプによると、レベル1は2つ、レベル2は7つ、レベル3は14のブーストが必要です。ブーストは人数ではなく数で数えるため、1人が複数のブーストを付けることもできます。Nitroの契約者は2つのブーストを持っているので、運営者1人でレベル1まで届きます。
Q. Nitroを解約したいのに解約のボタンが見つかりません。どうすればよいですか?
公式ヘルプによると、契約の変更や解約は、最初に購入したのと同じ種類の端末で行う必要があります。iPhoneのアプリで購入した場合はiPhone側で、パソコンで購入した場合はパソコン側で手続きします。解約しても、払った請求期間が終わるまでは特典を使えます。
この記事について
編集部
監修:@SOHO編集部
2004年よりフリーランス・在宅ワーク向けサービスを運営。生成AIで作成した下書きを、一次情報と照らし合わせて確認したうえで公開しています。

この記事を書いた人
@SOHO編集部
フリーランス・在宅ワークの専門メディア
@SOHOは2004年から続く、日本のフリーランス・在宅ワーク向け案件サイトです。記事は生成AIで下書きを作り、数値・固有名・出典を一次情報と照らし合わせる確認の手順を経て公開しています。
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