ブラックフライデーの詐欺|Amazonを装う偽メールと偽の通販サイトの見分け方 2026


この記事のポイント
- ✓ブラックフライデーのセール時期に増える
- ✓Amazonを装う偽メールや偽SMSと偽の通販サイトの見分け方を
- ✓Amazonの公式ヘルプと消費者庁・警察庁の注意喚起をもとに解説します
ブラックフライデーのセールの時期に届いたメールや、検索で見つけた激安の通販サイトが本物かどうか迷っている人に、先に結論をお伝えします。Amazonは公式ヘルプで、Amazon.co.jpが送信したメールはアカウントの「メッセージセンター」で確認できると案内しています。届いたメールと同じ内容がメッセージセンターになければ、Amazonから届いたメールではありません。また、Amazonは、登録しているパスワードやクレジットカード情報の開示をお客様に求めることはないと明記しています。
偽の通販サイトについては、消費者庁と警察庁が、極端に安い価格、連絡先の表示がない、支払い方法が銀行振込だけ、といった特徴を挙げて注意を呼びかけています。セールの時期は値引きが当たり前になるため、偽サイトの「激安」が目立ちにくくなります。この記事では、Amazonの公式ヘルプと公的機関の記載をもとに、2026年11月1日時点の情報で、ブラックフライデーの時期に気をつけたい詐欺の見分け方と、被害にあったときにすることを順番に整理します。
ブラックフライデーの時期に気をつけたい詐欺の種類
ブラックフライデーは、11月下旬に多くの通販サイトや店舗がセールを行う時期として定着しました。買い物の予定がある人が多い時期は、詐欺をする側にとっても好機になります。気をつけたい詐欺は、大きく分けて次の3つです。
| 種類 | 主な形 | 確かめる先 |
|---|---|---|
| 大手通販サイトを装うメール・SMS | 「注文を確認してください」「支払い方法を更新してください」と偽サイトへ誘導する | 自分で開いたアプリやサイトのメッセージセンター、注文履歴 |
| 偽の通販サイト | 検索結果やSNSの広告から、本物そっくりの店や激安の店に誘導する | 公式のURL、事業者の表示、支払い方法 |
| セールを名目にした電話・メッセージ | 「当選しました」「セールの特典を受け取るには」とギフトカードや個人情報を求める | 公式ヘルプが示す危険信号 |
この記事では、セールの日程そのものには触れません。各社のセールの開催期間は、その社の公式サイトやアプリで、その年の告知を確かめてください。2026年11月1日時点で、Amazonの日本の公式の発表ページにブラックフライデーの日程は見つかりませんでした。日程をうたうメールやSNSの投稿を見たときも、そのリンクからではなく、公式のアプリで確かめるのが安全です。
Amazonが公式に案内している本物のメールの確かめ方
Amazonの公式ヘルプ「詐欺目的の連絡を見分ける」は、本物かどうかの確かめ方として次の3つを案内しています。
- メッセージセンターで確かめる。Amazon.co.jpが送信したメールは、メッセージセンターで確認できる。
- 連絡を検証してもらう。不審なメールや電話、メッセージは、ヘルプのフォームから送るか、「[email protected]」に転送すると、本当にAmazonからの連絡かを検証できる。
- メールの一覧のロゴを見る。Gmail、Appleメール、Yahoo!メール、ドコモメールなどでは、Amazonから正式に送信されたメールの一覧画面に、Amazonのロゴや公式アカウントマークが表示される。
いちばん確実なのはメッセージセンターです。メッセージセンターとは、Amazonのアカウントにログインすると見られる、Amazonから届いたメールの控えの受け取り箱のことです。セールの時期は注文や配送のメールが増えますが、心当たりのないメールが届いたら、メールのリンクは押さず、Amazonのショッピングアプリか、ブックマークから開いたAmazon.co.jpでメッセージセンターを確かめます。
ロゴの表示は手がかりになりますが、それだけで決めることはできません。Amazonのヘルプによると、ロゴが表示されるのはウェブブラウザやスマートフォンのアプリでメール一覧を表示した場合で、Outlookなどのメールソフトでは表示されません。また、Amazonはヘルプの中で、届ける情報によって様々なドメイン(メールアドレスの@より右側)からメールを送信していると説明しています。
送信元のアドレスだけで判断できない理由は、もう1つあります。メールの差出人は、送る側が書き換えられる部分があり、本物そっくりに見せかけられるからです。警察庁のフィッシング対策のページも、リンクの見た目で真偽を判断するのは難しいと注意しています。
電子メールに記載されたリンクは偽装可能なほか、正規サイトに類似したドメイン名を付したフィッシングサイトも多く存在することから、見た目でリンクの真偽を判断することは非常に困難です。 出典: 警察庁
送信元のアドレスを1つの「正解」と見比べる方法は、公式には用意されていません。送信元の見た目だけで判断せず、メッセージセンターで確かめるという順番を守ってください。Amazonのメールの見分け方は、Amazonのメールは本物かで、届いたメールの内容ごとの確かめ先まで詳しく説明しています。
Amazonが挙げている、なりすまし詐欺の危険信号
Amazonの公式ヘルプは、なりすまし詐欺の可能性がある危険信号として、次の5つを挙げています。ブラックフライデーの時期の偽メールや偽の電話にも、そのまま当てはまります。
| Amazonが挙げる危険信号 | セールの時期に見られる形 |
|---|---|
| 緊急であることを装う | 「セール期間中に手続きしないとアカウントを停止します」「本日中に支払いを確認してください」 |
| 個人情報を要求する | 住所、支払い情報、ログイン情報、財務情報を電話やメールで伝えるよう求める |
| Amazon以外での購入 | Amazonのサイトやアプリ以外の第三者のサイトや、電信送金での支払いを求める |
| ギフトカードによる支払い | ギフトカードを買わせ、番号や暗証番号を伝えるよう求める |
| 心当たりのない注文や配達の通知 | 「高額の商品の注文を受け付けました」と不安をあおり、キャンセルの手続きに誘導する |
特に注意したいのは、心当たりのない注文の通知です。セールの時期は自分でも注文をしているため、「何か頼んだかもしれない」と思ってメールのリンクを押してしまいがちです。注文したかどうかは、メールではなく、アプリやブックマークから開いた注文履歴で確かめてください。注文履歴になければ、その注文は存在しません。
ギフトカードについても、Amazonのヘルプは、詐欺師がギフトカードでの購入と支払いを求め、ギフトカード番号や暗証番号の入力を求めることがあると説明しています。セールの「当選」「特典」をうたって、ギフトカードを買うよう求める連絡は、相手がだれを名乗っても応じないでください。
SMSや電話で届く連絡の確かめ方
ブラックフライデーの時期は、メールだけでなく、SMSや電話でもAmazonを名乗る連絡が届きます。Amazonの公式ヘルプ「Amazon.co.jpからの電話かどうかを見分ける」は、SMSや電話についての確かめ方を案内しています。
まず、Amazon.co.jpは、登録しているアカウント情報(パスワード、クレジットカード情報など)の開示をお客様にお願いすることはないと明記しています。SMSや電話で伝えられた電話番号やURLなどの連絡先には返信しないよう呼びかけています。
ヘルプには、主な手口と確かめ方も表で載っています。
| 手口 | Amazonのヘルプにある確かめ方 |
|---|---|
| 未納料金の請求 | 注文履歴を開き、注文の詳細がサイト上の注文内容と合っているかを確かめる。法的手続きを促すメッセージは詐欺 |
| 支払い情報などの更新の依頼 | 「お支払いオプションを管理」を開く。更新の手順が書かれていなければ、Amazon.co.jpからのSMSではない |
| 偽サイトへのリンク | Amazon.co.jpのサイトのURLは、httpsで始まり、ドメインが「.amazon.co.jp」で終わる形になっている |
| その他 | ソフトウェアのインストールを求める内容や、誤字や文法の間違いが多い内容も偽のSMSの可能性がある |
Amazonのヘルプには、Amazon.co.jpがSMSの送信に主に使っている送信情報も載っています。2026年11月1日時点のヘルプに記載されている番号は、09090097540、08021585817、01085264515445、05053704545、0005950158、0005950159、0005950160、0005950161、0005950162と、表示名の「Amazon」です。ただし、ヘルプには、これ以外の送信情報を使う場合もあること、Amazon.co.jpを装った偽の電話番号でSMSが送られるケースもあることが書かれています。番号が一致しても本物とは決められないため、最後はアプリで確かめてください。
警察庁のフィッシング対策のページには、大手通販サイトを名乗り「アカウントで不正なログインが確認されたため、アカウントをロックしました。解除するには下記のURLから手続してください。」というSMSが届き、慌ててURLを開いてIDとパスワードを入力してしまったという相談事例が載っています。「アカウントのロック」「不正なログイン」といった言葉で焦らせるのは、フィッシングの典型的な文面です。アカウントの状態は、SMSのリンクではなく、自分で開いたアプリで確かめてください。
SMSのリンクや添付ファイルを開いてしまった場合について、Amazonのヘルプは、リンクや添付ファイルを閉じ、各携帯電話会社がフィッシング対策として提供している迷惑メッセージの対策機能を速やかに設定するよう案内しています。SMSの見分け方は、スミッシング詐欺の見分け方でも本文とURLの見方を紹介しています。
偽の通販サイトに多い特徴
ブラックフライデーの時期にもう1つ気をつけたいのが、偽の通販サイトです。警察庁の偽ショッピングサイト・詐欺サイト対策のページは、偽ショッピングサイトを、通販の詐欺を目的としたサイトを作り、注文や代金の振込を受けたうえで、商品を送らない、または偽物を送る手口と説明しています。警察庁が挙げる特徴は次のとおりです。
- 「品薄」「本日限り」などの表示で購入を急がせる
- 通常では考えにくい大幅な値引きを強調する
- 支払い方法が銀行口座への前払いだけなど、限られている
- 会社概要に、実在しない住所や無関係の住所が書かれている
ブラックフライデーの時期に難しいのは、本物のセールでも「本日限り」「タイムセール」「大幅値引き」が並ぶことです。急がせる表示や値引きの大きさだけでは、本物と偽物を見分けにくくなります。そこで、セールの時期は、値引き以外の手がかり、つまりURL、事業者の表示、支払い方法を重く見るのがコツです。
消費者庁の「偽サイト」にご注意ください!のページは、実在する通信販売サイトを装った偽サイトに注意するよう呼びかけ、購入手続きの前に次の点を確かめるよう案内しています。
- 公式の通信販売サイトのURLであるか
- 電話番号やメールアドレスなどの連絡先が表示されているか
- 商品価格が極端に安くないか
- 支払い方法が限定的でないか
- 日本語が不自然でないか
一般財団法人日本サイバー犯罪対策センター(JC3)は、偽ショッピングサイトの中には、実在する企業のサイトをまねて、会社名やロゴ、商品の画像を無断で転用したものもあると説明しています。また、子ども用品の店でカーナビやタイヤを扱うなど、店の名前にそぐわない商品を並べたサイトや、扱う商品の種類が混ざったサイトも確認されていると紹介しています。
通販サイトが本物かを確かめる手順
気になる商品を見つけたとき、購入の手続きに進む前に次の順番で確かめます。
- アドレスバーのURLを確かめる。普段使う通販サイトなら、公式のドメインと1文字ずつ比べる。Amazonなら、ヘルプの案内のとおり、httpsで始まり、ドメインが「.amazon.co.jp」で終わる形かを見る。
- 検索結果やSNSの広告から開いたなら、いったん閉じて、公式のアプリかブックマークから同じ商品を探し直す。
- 初めて使う店なら、「特定商取引法に基づく表記」などのページで、事業者の名前、住所、電話番号が書かれているかを確かめる。
- 書かれている会社名や住所をインターネットで検索し、別の会社の名前や住所が無断で使われていないかを見る。警察庁もこの確認を挙げている。
- 支払いの画面で、案内と違う支払い方法(個人名義の口座への振込だけなど)を求められたら、その場で手続きをやめる。
手順3の事業者の表示には、法律の裏付けがあります。消費者庁の特定商取引法ガイドの通信販売のページによると、インターネットなどで広告をする通信販売の事業者は、販売価格や送料、支払いの時期と方法、商品の引渡しの時期、返品に関する事項、事業者の氏名(名称)、住所、電話番号などを広告に表示することが定められています。表示がない、あるいは不自然な店は、その時点で使わないほうが安全です。
ただし、表示があるからといって本物とは限りません。警察庁の相談事例には、自分の会社の住所や電話番号が、知らない通販サイトの運営会社として勝手に載せられ、身に覚えのない苦情の電話が入って困っているというものもあります。表示がある店でも、書かれている会社が本当にその店を運営しているかを、手順4で確かめてください。
JC3は、偽ショッピングサイトかどうかを確かめられる「SAGICHECK」というサービスも提供しています。判定結果は完璧ではなく参考情報だとSAGICHECK自身が書いているので、ほかの確かめ方と組み合わせて使ってください。
検索結果とSNSの広告に潜む落とし穴
ブラックフライデーの時期は、商品名に「セール」「激安」を付けて検索する人が増えます。JC3によると、偽ショッピングサイトを作る側は、SEOポイズニングと呼ばれる手法で、検索結果の上位に偽サイトへ誘導するページを表示させています。SEOポイズニングとは、検索で上位に出るように細工をして、利用者を偽サイトへ流し込む手口のことです。
JC3の説明では、検索結果には一般的なサイトのドメインが表示されていても、開くと全く違うドメインのURLに変わることがあります。改ざんされた普通のサイトが「踏み台」として悪用されているためです。また、検索結果の広告やSNSの広告から偽サイトに誘導されるケースも確認されています。
セールの時期の買い物で、次の3つを習慣にしておくと、誘導されにくくなります。
- 通販サイトは、公式のアプリか、一度確かめて登録したブックマークから開く
- 検索結果やSNSの広告で見つけた「激安」の商品は、すぐに買わず、普段使う通販サイトで同じ商品と価格を探し直す
- 開いた後に、アドレスバーのドメインが変わっていないかを見る
SNSで知人がシェアしたセールの情報も、知人のアカウントが乗っ取られている場合があります。リンクを開く前に、公式のアプリで同じセールが行われているかを確かめてください。
Amazonの中の買い物でも気をつけたいこと
偽サイトでなく、本物のAmazonの中で買い物をしていても、気をつけたい場面があります。Amazonのヘルプは、危険信号の1つとして、Amazonのウェブサイトやアプリ以外の第三者のサイトや、電信送金での支払いを求められることを挙げています。商品のページや出品者とのやり取りの中で、「外部のサイトで買えばもっと安い」「銀行振込なら値引きする」と誘われても、Amazonの外での取引に移らないでください。
Amazonの中の取引なら、Amazonのヘルプにある仕組みで対応を相談できます。ヘルプのメニューには「出品者とのトラブル」「Amazonマーケットプレイス保証による保護」などの案内があります。対象になる条件は、そのときのヘルプで確かめてください。一方、Amazonの外で支払ってしまうと、こうした仕組みで守られない可能性があります。
アカウントそのものの守りも大切です。Amazonのヘルプ「アカウントを安全に保つには」は、パスキーを設定して、顔認証、指紋認証、端末のPINでサインインすること、2段階認証に切り替えること、携帯電話番号とメールアドレスの両方をアカウントに登録することを勧めています。メールアドレスだけのアカウントは、悪意のある人物の攻撃を受けやすいと説明しています。2段階認証の設定の手順は、Amazonの2段階認証の設定方法で紹介しています。
セールの前にしておきたい準備
ブラックフライデーの詐欺は、セールが始まってから慌てて対策するより、始まる前に準備しておくほうが効果があります。次の5つは、セールの前の数分で済ませられます。
- よく使う通販サイトを、公式のアプリか、公式のサイトを確かめて登録したブックマークから開けるようにしておく。セールの間は、検索結果や広告から通販サイトを開かない。
- 通販サイトのアカウントに、パスキーか2段階認証を設定する。Amazonのヘルプも、パスキーの設定と2段階認証への切り替えを勧めている。
- 通販サイトのパスワードを、ほかのサービスと使い回していないかを見直す。
- クレジットカードの利用通知をアプリやメールで受け取る設定にし、使ったらすぐに通知が届くようにしておく。
- 普段使う支払い方法を決めておく。初めて使う店で、普段と違う支払い方法を求められたら手続きを止める、と決めておく。
4つ目の利用通知は、偽サイトで情報を入力してしまったときに、不正な利用にいち早く気づくための備えです。セールの時期は自分でも買い物が増えるので、明細を後でまとめて見るより、使ったその場で通知を見るほうが、身に覚えのない請求に気づきやすくなります。
準備の中で最も効果が大きいのは、1つ目の「決まった経路からしか開かない」です。偽のメールも偽の通販サイトも、利用者をリンクや広告から偽の画面へ誘導することで成り立っています。自分で開いた公式の画面だけを使うと決めておけば、どれほど本物そっくりの偽メールや偽サイトでも、入り口でかわせます。
偽サイトや偽メールを見つけたときの通報先
セールの時期に偽サイトや偽メールに気づいたら、閉じるだけでなく、通報しておくとほかの人の被害を防ぐ手助けになります。主な通報先を表にまとめます。
| 見つけたもの | 通報先 |
|---|---|
| Amazonを名乗る不審なメール・電話・SMS | Amazonのヘルプ「不審な連絡について報告する」。アカウントがない人は [email protected](受信専用) |
| フィッシングサイト(偽のログイン画面など) | 警察庁が案内する「フィッシング110番」(インターネット・ホットラインセンター) |
| フィッシングのメールやSMS | フィッシング対策協議会の「フィッシングの報告」 |
| 被害にあった | 最寄りの警察署、またはサイバー事案に関する通報等のオンライン受付窓口 |
警察庁のフィッシング対策のページは、フィッシングサイトを見つけたときはそのURLを「フィッシング110番」に通報し、被害にあったときは最寄りの警察署かオンラインの受付窓口に通報・相談するよう案内しています。フィッシング対策協議会は、メールはリンクを押さずに報告受付のアドレスへ転送し、SMSは直接転送できないためスクリーンショットをメールに添付して送るよう説明しています。
通報のためにURLを残すときは、リンクを押さずに、メールやSMSの画面の画像を残す方法を使ってください。メールなら、メールそのものを転送すれば、本文のURLも一緒に伝わります。確かめようとしてリンクを開くと、偽サイトに情報を送ってしまうおそれがあります。
注文や支払いをしてしまったときにすること
偽サイトで注文して支払ってしまった、偽メールのリンクから情報を入力してしまったと気づいたら、支払い方法と入力した情報ごとに、次の順番で連絡します。警察庁が偽ショッピングサイトの被害にあったときの対処として挙げている内容をもとにしています。
- クレジットカードで支払った、またはカード番号を入力したときは、カードの裏面の番号からカード会社に連絡し、支払いの停止を相談する。
- 銀行振込で支払ったときは、振り込んだ金融機関にすぐ連絡し、詐欺の被害にあったことを伝える。
- IDやパスワードを入力したときは、そのIDやパスワードを使っているすべてのサービスでパスワードを変える。
- 偽サイトのURLや画面の画像、振込の記録、相手とのメールなどを保存する。
- 最寄りの警察署か、都道府県警察のサイバー犯罪の相談窓口に相談する。
Amazonのアカウントの情報を入力してしまったときは、すぐにAmazonのアプリかブックマークから開いたサイトでパスワードを変え、注文履歴に身に覚えのない注文がないかを確かめてください。勝手に注文されていたときの返金の流れや取り戻す手順は、Amazonアカウントの乗っ取りで詳しく説明しています。
Amazonの公式ヘルプ「不審な連絡について報告する」には、不審な連絡にどう対応したかを選んで報告できる案内があります。選べる項目は「一切情報を伝えていない」「Amazonのアカウント情報を伝えた」「銀行口座情報を伝えた」「自分のパソコンやデバイスへのリモートアクセスを許可した」「その他」です。Amazonのアカウントを持っていない人がAmazonを名乗る不審なメールを受け取った場合は、「[email protected]」(受信専用)に転送するよう案内されています。
カード会社に連絡しても、必ず支払いが取り消されるとは限りません。扱いはカード会社の規約や状況によって変わるため、カード会社の指示に沿って手続きを進めてください。明細の見方や身に覚えのない請求への対処は、クレジットカードの不正利用の確認方法で整理しています。
銀行振込をしてしまったときの手続きと相談先
偽の通販サイトでは、支払い方法を銀行振込に限ったり、カード払いを選んだのに振込を求められたりすることがあります。JC3は、偽ショッピングサイトで購入の手続きを進めると、振込先の口座がメールで連絡され、その名義人は法人名義より個人名義が多く、外国人名義のこともあると説明しています。
銀行振込で支払ってしまったときは、振り込め詐欺救済法の手続きが使える場合があります。振り込め詐欺救済法とは、詐欺などに使われた口座が凍結されたとき、その口座に残っていたお金を被害者に分配するための法律です。預金保険機構の振り込め詐欺救済法に基づく公告のページは、手続きを行うには警察と振込先の金融機関への連絡が必要だと案内しています。犯人の口座からお金が引き出されてしまうと分配できないため、気づいた時点ですぐに連絡することが大切です。
警察に相談するときは、警察庁が保存しておくよう挙げている次の資料をそろえておくと、話が早く進みます。
- 商品が出品されていたサイトのURLと、画面の画像
- サイトに書かれていた運営会社の情報(名前、住所、電話番号など)
- 購入した日時
- 送金先の金融機関の名前、口座番号、口座の名義人
- 振り込んだことが分かる資料(振込明細など)
- 相手とのメール(メールヘッダも含む)や電話のやり取りを時系列に整理したもの
警察庁は、警察署に行く前に電話で担当者と日時や持っていく資料を調整しておくと、対応がスムーズに進むと案内しています。返金や契約のことで相談先に迷うときは、消費者ホットライン「188」で、近くの消費生活センターなどの相談窓口を案内してもらえます。消費者庁によると、相談は無料ですが、相談窓口につながった時点から通話料がかかります。
届いた商品が偽物だったとき、届かないとき
偽の通販サイトの被害は、商品が届かないだけではありません。警察庁の相談事例には、本物とうたうブランドのバッグを注文して代金を振り込んだのに、届いたのは偽物だったというものもあります。JC3も、偽ショッピングサイトで購入した場合、商品が届かないことが多く、届いたとしても偽物や全く別の物、空箱の場合があると説明しています。
商品が届かない、届いた物が違うときは、次のことをしておきます。
- 届いた箱や伝票、中身の写真を撮り、捨てずに残す
- 注文した日、支払った日、店から届いたメールを、時系列にまとめる
- 店に問い合わせた記録(送ったメール、電話の日時)も残す
- 支払いに使ったカード会社や金融機関に、商品が届かない、違う商品が届いたことを伝える
警察庁の相談事例には、商品が届かないのでメールで問い合わせたが返信がなく、メールアドレス以外の連絡先の表示もなかったというものもあります。店に連絡がつかないまま待ち続けると、カード会社や金融機関への連絡が遅れます。届く予定の日を過ぎて連絡がつかなければ、早めに支払い方法の窓口と警察、「188」に相談してください。
通信販売には、店によって返品の決まり(返品特約)があります。特定商取引法ガイドによると、通信販売では商品を受け取った日から数えて8日以内なら、送料を自分で負担して返品できるのが原則ですが、店が広告であらかじめ返品の特約を表示していれば、その特約が優先されます。本物の店で買った物を返品したいときは、注文の前に返品の条件を確かめておくと、後で慌てずに済みます。
セールの時期に家族と共有しておきたいこと
ブラックフライデーの時期は、家族のプレゼントや年末の買い物をまとめて済ませる家庭も多いはずです。家族、特にネットの買い物に慣れていない親や子どもと、次のことを共有しておくと被害を防ぎやすくなります。
- 通販サイトは、決まったアプリかブックマークから開く。検索結果やSNSの広告からは買わない
- 「注文を受け付けました」「支払いに問題があります」というメールやSMSが来たら、リンクを押さずに家族に見せる
- ギフトカードを買って番号を伝えるよう言われたら、詐欺だと決めておく
- 支払いの画面で、個人名義の口座への振込を求められたら、手続きを止める
- 困ったら「#9110」か「188」に電話する
子どもが使うスマートフォンやゲーム機のアカウントにクレジットカードを登録している場合は、セールの前に、購入のたびに保護者の確認が要る設定になっているか、カードの利用通知が保護者に届くかを見直しておくと、身に覚えのない購入に早く気づけます。
家族で同じ通販サイトを使っていると、「いつもの画面と違う」と比べやすくなります。怪しいサイトのURLを家族のチャットに送り合うのは、誤って開いてしまうおそれがあるため避け、画面の画像だけを共有するのが安全です。
偽メールの見分け方を家族で練習しておくのも有効です。メールの見分け方の基本は、フィッシング詐欺メールの見分け方で、5秒で振り分ける手順として紹介しています。
在宅で働く人がセールの時期の詐欺から身を守るために
在宅で働く人は、仕事の道具やパソコンの周辺機器、消耗品をセールの時期にまとめて買うことが多く、通販サイトからのメールも普段より増えます。本物のメールが多い時期ほど、偽メールが紛れ込んでも気づきにくくなります。仕事用と個人用の買い物を同じアカウントやカードで済ませていると、乗っ取られたり不正に使われたりしたときに、仕事の経費の記録や取引先への支払いにまで影響が及びます。
フリーランスや在宅ワークの仲介を2004年から続けてきた運営者として見てきた限りでは、通販やオンラインの取引で被害にあいにくい人は、メールのリンクから手続きをしない、決まった経路からしかサイトを開かない、知らない店では支払わない、という自分の決まりを持っています。ブラックフライデーの詐欺の見分け方も、特別な知識より、この決まりの積み重ねです。チームや取引先と手順を共有したいときは、社員のセキュリティ意識を向上させるフィッシングメール模擬訓練の効果が参考になります。
偽サイトや偽メールを見分け、落ち着いて確かめる力は、セキュリティに関わる仕事でも求められる力です。@SOHO では、セキュリティやマーケティングの分野の在宅の仕事をAI・マーケティング・セキュリティのお仕事で紹介しています。ブラックフライデーの時期に届いたメールやサイトを確かめる順番は、どの通販サイトでも同じです。メールのリンクは押さずにアプリで確かめる、偽サイトは値引きではなくURLと事業者の表示と支払い方法で見分ける、支払ってしまったらカード会社や金融機関、警察、「188」に早めに連絡する。この順番を覚えておけば、セールの時期でも落ち着いて買い物ができます。
よくある質問
Q. Amazonのブラックフライデーのセールを案内するメールが届きました。本物か確かめる方法はありますか?
メールのリンクは押さず、Amazonのショッピングアプリか、ブックマークから開いたAmazon.co.jpでメッセージセンターを見てください。Amazonの公式ヘルプは、Amazon.co.jpが送信したメールはメッセージセンターで確認できると案内しています。同じ内容がなければAmazonからのメールではありません。
Q. 検索で見つけた通販サイトが半額以下でした。偽サイトかどうかをどう見分ければよいですか?
価格だけでは判断できません。URLが公式のものか、事業者の名前と住所と電話番号が表示されているか、支払い方法が銀行振込だけになっていないかを確かめてください。普段使う通販サイトで同じ商品を探し直し、価格が大きく違えば購入をやめるのが安全です。
Q. 偽サイトでカード払いをしてしまいました。まず何をすればよいですか?
カードの裏面の番号からカード会社に連絡し、支払いの停止とカードの再発行を相談してください。同じ画面でIDやパスワードを入力していれば、それを使っているすべてのサービスでパスワードを変えます。サイトのURLや画面の画像を保存し、警察にも相談してください。
Q. Amazonを名乗る電話で、ギフトカードで支払うよう言われました。応じてもよいですか?
応じないでください。Amazonの公式ヘルプは、ギフトカードでの購入と支払いを求め、番号や暗証番号の入力を求めることを、なりすまし詐欺の危険信号として挙げています。電話は切り、心配なら自分で開いたAmazonのアプリで注文履歴やメッセージセンターを確かめてください。
この記事について
編集部
監修:@SOHO編集部
2004年よりフリーランス・在宅ワーク向けサービスを運営。生成AIで作成した下書きを、一次情報と照らし合わせて確認したうえで公開しています。

この記事を書いた人
@SOHO編集部
フリーランス・在宅ワークの専門メディア
@SOHOは2004年から続く、日本のフリーランス・在宅ワーク向け案件サイトです。記事は生成AIで下書きを作り、数値・固有名・出典を一次情報と照らし合わせる確認の手順を経て公開しています。
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