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NHKを装う詐欺メール|受信料の未払いをうたうメール・SMSの見分け方 2026

@SOHO編集部
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NHKを装う詐欺メール|受信料の未払いをうたうメール・SMSの見分け方 2026

この記事のポイント

  • ✓NHKを装う詐欺メールは
  • ✓NHKが公式に案内する送信元のドメインと
  • ✓NHK以外の外部サイトに誘導しないという公式の記載で見分けます

NHKを名乗るメールやSMSが届き、詐欺かどうかを確かめたい人に向けて、先に結論を書きます。NHKは公式の注意喚起で、受信料に関する手続きをメールでお願いするときは、ホームページ「NHK受信料の窓口」を案内しており、NHK以外の外部サイトに直接誘導することはないと明言しています。受信料に関するメールの送信元のドメインは「@mail.nhk-cs.jp」または「@mail.service.nhk-cs.jp」、表示される送信者名は「NHK受信料」か「NHK受信料の窓口」と公式に案内されています。

NHKは、「NHK放送受信料 24時間以内に確認」「NHKアップグレード通知」などと書いて架空の登録ページに誘導し、クレジットカード番号や口座番号を入力させる詐欺メールが増えていると注意しています。また、NHK ONEのアカウントの登録手続きに、クレジットカード番号や口座番号の入力項目はないとも書いています。2026年11月1日時点のNHKの公式の記載をもとに、手口、見分け方、届いたときの確かめ方、入力してしまったときの連絡先を順に整理します。

NHKが公式に案内していること

まず、NHKの公式のページで確かめられたことを表にします。

確かめた内容 NHKの公式の記載
受信料に関するメールの送信元ドメイン @mail.nhk-cs.jp または @mail.service.nhk-cs.jp
受信料に関するメールの送信者名 NHK受信料、またはNHK受信料の窓口
NHK ONEの認証コードのメール 「@mail.nhk」ドメインのメールで送る
メールでの手続きの案内先 ホームページ「NHK受信料の窓口」を案内する。NHK以外の外部サイトに直接誘導することはない
NHK ONEの登録 アカウントの登録手続きに、クレジットカード番号や口座番号の入力項目はない
NHKの公式アプリ NHKプラス、ニュース・防災、for Schoolなどの公式アプリに、クレジットカード番号や口座番号の入力項目はない
入力してしまったとき すぐにクレジットカード会社に連絡する

NHKの注意喚起「NHKを名乗る不審なメールやNHKの番組・ニュースを装ったSNS・動画が相次いでいます」には、次のように書かれています。

NHKから送信するメールで、受信料に関する各種お手続きをお願いする場合は、ホームページ「NHK受信料の窓口」をご案内しております。NHK以外の外部サイトに直接誘導することはありません。 不審なサイトでクレジットカード番号を入力してしまったら、すぐにクレジットカード会社にご連絡ください。 出典: NHK 受信料の窓口 注意喚起

この記載から使える判断の基準は、リンク先がNHKの公式のサイトかどうかです。NHKを名乗るメールのリンクを押して、NHK以外のサイトでカード番号や口座番号を入力させられそうになったら、そのメールは公式のものではありません。

受信料のメールが届く人と届かない人

本物のNHKのメールがどういう人に届くかを知っておくと、心当たりのないメールを見分けやすくなります。

NHK受信料の窓口の「メールアドレス 登録・変更」のページによると、2022年4月から、日本放送協会受信規約にもとづいて、受信契約のときなどに、契約する人が使っているメールアドレスを届けることになりました。届けられた電話番号やメールアドレスは、手続きの完了のお知らせや、割引・免除の制度の案内などに使うと書かれています。

NHKの注意喚起では、受信料の支払いに関するメールについて、次のように説明しています。NHKから送る受信料の支払いに関するメールは、直近で新しく契約した人や住所を変えた人などを対象としている、という内容です。身に覚えのないメールが届いた場合は、本文のリンクを押さないよう注意を呼びかけています。

状況 本物のメールが届く可能性
最近、受信契約を結んだ、または住所変更の手続きをした 手続きの完了や支払いについてのメールが届くことがある
受信契約のときにメールアドレスを届けていない 受信料の窓口からメールが届く理由は公式の記載からは見当たらない
NHK ONEのアカウントを作ろうとしている 「@mail.nhk」から認証コードのメールが届く
何も手続きをしていない 「未払い」「至急確認」をうたうメールは疑ってかかる

ここで大事なのは、本物のメールも、手続きの案内先は「NHK受信料の窓口」の公式のページだということです。届いたメールが本物かどうか迷ったら、メールのリンクではなく、自分で検索するかブックマークから受信料の窓口のサイトを開いて、契約の状況を確かめてください。

NHKが公表している詐欺メールの手口

NHKの注意喚起には、「このような電話やメールにご用心!」として、6つの手口が載っています。それぞれの手口と、NHKの公式の説明を表にします。

手口 詐欺の言い回し NHKの公式の説明
手口1 受信料ご利用料金のお支払いの確認が取れておりません 支払いに関するメールは、直近で新規契約や住所変更をした人などが対象。身に覚えのないメールのリンクは押さない
手口2 NHKプラスアップグレードサービスのお知らせ NHKプラスは2025年10月からNHK ONEのサービスの1つになった。アップグレードなどと称して手続きや支払いを求めることはない
手口3 NHKプラス登録のため、銀行口座・クレジットカード情報の登録をお願いします NHK ONEアカウントと受信料アカウントの登録手続きで、口座番号やカード情報を聞くことはない。受信契約の確認・連携の手続きでも同じ
手口4 NHKプラス開始のため受信料が増額になりました NHK ONEのサービス開始にともなう受信料額の改定はない
手口5 当選しました、スタジオでスペシャルライブが見られる、サイン入りポスターを送る 公式SNSを名乗るアカウントからフォローを求め、DMで送ってくる。NHKの番組アカウントは個人をフォローしないので、DMで当選を伝えることはない
手口6 NHKオンデマンドが1年間無料 メールやDMで口座番号やカード情報を直接聞くことはない

このほか、NHKの注意喚起の冒頭には、「NHK放送受信料 24時間以内に確認」「NHKアップグレード通知」といった件名の例も挙がっています。どれも、急がせる言葉と、リンク先でのカード番号や口座番号の入力の組み合わせです。

手口2から4は、NHK ONEという新しいサービスの開始に便乗したものです。サービスが変わる時期は、「手続きが必要なのでは」「料金が変わったのでは」と不安になりやすく、詐欺のメールの言葉が信じられやすくなります。

NHK ONEとNHKプラスに関わる詐欺に注意する

NHKの注意喚起によると、2025年10月から始まった「NHK ONE」は、NHKの放送番組やニュース記事などをインターネットで配信するサービスです。NHKプラスはNHK ONEのサービスの1つになりました。

公式に書かれているNHK ONEの要点は次のとおりです。

  • NHK ONEの利用には受信契約が必要(ラジオ関連のサービスを除く)
  • すでに受信契約を結んでいる人は、別の契約は要らず、追加の支払いもない
  • NHK ONEアカウントの登録手続きに、クレジットカード番号や口座番号の入力項目はない
  • NHK ONEを使うときに受信契約の情報の登録・連携をお願いするが、そこにもクレジットカード番号や口座番号の入力項目はない
  • NHK ONEのサービス開始にともなう受信料額の改定はない

この内容を覚えておけば、NHK ONEやNHKプラスを名乗るメールで、カード番号の入力や追加の支払いを求められたときに、すぐに偽物と判断できます。

本物のNHK ONEのメールとして公式に確かめられたのは、アカウントの登録のときに届く認証コードのメールです。NHK ONEのよくある質問「認証コードが届かない」には、認証コードは「@mail.nhk」ドメインのメールで送ると書かれています。認証コードとは、登録したメールアドレスが本人のものかを確かめるために送られる数字のことです。自分でNHK ONEの登録の操作をしていないのに認証コードが届いた場合は、誰かが自分のアドレスを入力した可能性があります。そのコードを、電話やメッセージで他人に教えないでください。

送信元のアドレスだけでは判断できない理由

NHKの受信料に関するメールの送信元のドメインは、公式に案内されています。ただし、送信元が正しく見えても、それだけで本物とは決められません。

警察庁はフィッシング対策のページで、メールの差出人として表示される名前やアドレスは仕様上かんたんに変えられるため、それだけで真偽を判断するのは難しいと説明しています。スマートフォンのメールアプリでは、差出人の名前だけが表示され、アドレスはタップしないと見えないことも多くあります。「NHK受信料」という送信者名が表示されていても、アドレスを確かめるまでは安心できません。アドレスを確かめて公式のドメインだった場合でも、本文のリンク先が外部のサイトであれば偽物と判断する、という順番を崩さないでください。

フィッシングとは、実在する組織を名乗るメールやSMSで偽のサイトに誘導し、IDやパスワード、カード番号などを盗む手口のことです。警察庁は、メールやSMSのリンクを安易に押さず、公式のサイトをブックマークに登録するか、公式のアプリを使って正しいサイトに接続するよう勧めています。

送信元のドメインは「違っていれば偽物を強く疑う手がかり」、リンク先が外部のサイトなら「偽物と判断できる手がかり」、そして最後の判断は「自分で開いた受信料の窓口」で行う、という順番で考えると迷いにくくなります。

SMSで届くNHKを名乗るメッセージ

検索では「NHK ショートメール 詐欺」という語も調べられています。携帯電話の番号あてに届くSMS(ショートメッセージ)で、受信料の未払いなどをうたうものです。

2026年11月1日時点で、NHKの注意喚起のページと受信料の窓口のページに、NHKが受信料の案内をSMSで送っているかどうかの記載は見つかりませんでした。一方で、受信料の窓口のページには、受信契約のときに届けられた電話番号を、手続きの完了のお知らせや割引・免除の制度の案内に使うと書かれています。

公式の記載がない以上、「NHKはSMSを送らない」とも「送る」とも言い切れません。確かなのは、NHKが公式に「NHK以外の外部サイトに直接誘導することはない」「NHK ONEの登録にカード番号や口座番号の入力項目はない」と書いていることです。SMSのURLを押して、NHKの公式のサイト以外でカード番号や口座番号を入力させられそうになったら、偽物と判断できます。SMSで受信料の未払いを知らされて不安になったときも、確かめ方はメールと同じです。SMSのリンクは押さず、自分で開いた受信料の窓口のサイトで契約や支払いの状況を確かめるか、NHKの注意喚起のページに載っている問い合わせ窓口に電話してください。SMSの見分け方を、NHK以外の連絡にも使える形で知りたい人は、スミッシング詐欺の見分け方|SMSの本文とURLで判定する手順が参考になります。

届いたメールを確かめる手順

ここまでの公式の記載をもとに、NHKを名乗るメールやSMSが届いたときの確かめ方を順番に並べます。

  1. 件名や本文が、NHKが公表している手口(未払い、アップグレード、口座やカードの登録、受信料の増額、当選、無料)に当てはまらないかを見る
  2. リンク先で、クレジットカード番号や口座番号の入力を求めていないかを見る。求めていれば偽物
  3. リンク先がNHKの公式のサイト(受信料の窓口)かを見る。外部のサイトなら偽物
  4. 差出人のアドレスが、受信料のメールなら @mail.nhk-cs.jp か @mail.service.nhk-cs.jp、NHK ONEの認証コードなら @mail.nhk かを見る
  5. 最近、受信契約や住所変更、NHK ONEの登録をしたかを思い出す
  6. 気になる内容は、メールのリンクではなく、自分で開いたNHK受信料の窓口のサイトで確かめる
  7. それでも分からなければ、NHKが案内している問い合わせの窓口に、公式のページに載っている番号で問い合わせる

手順の1から5までは「怪しいと気づくための手がかり」で、6と7が「本物かどうかを決める確かめ方」です。手がかりがすべて問題なくても、6を省かないことが大事です。

NHKの注意喚起に載っている問い合わせの窓口は次のとおりです。

窓口 内容 電話番号と受付時間
NHKふれあいセンター(放送) 放送、受信料、NHKプラスに関する問い合わせ 0570-066-066(午前9時から午後8時、土日祝日も受付)
受信料に関する問い合わせ 受信料について 0570-077-077(午前9時から午後6時、土日祝日も受付)
NHK ONEの利用登録に関する問い合わせ NHK ONEの登録について 0570-099-033(午前9時から午後6時、土日祝日も受付)

NHKは、NHKが発信した情報か疑わしい場合は、NHKふれあいセンターに問い合わせるよう案内しています。メールに書かれた電話番号ではなく、公式のページに載っている番号を使ってください。

受信料の契約や支払いの状況を自分で確かめる方法

「未払い」をうたうメールが届いたとき、一番確かなのは、自分の契約と支払いの状況を公式の画面で見ることです。NHK受信料の窓口の「受信料アカウント」のページによると、受信料アカウントとは、受信契約に関する情報をオンラインで確かめ、管理できるアカウントです(世帯の人に限る)。

公式に書かれている、受信料アカウントでできることは次のとおりです。

使い方 できること 条件
使い方1 NHK ONEを使うときの受信契約の確認。NHK ONEの画面に出る「受信契約情報の登録・連携のお願い」の表示を消せる 受信料アカウントの登録
使い方2 契約内容や支払い状況をオンラインで確かめ、変更できる。住所変更などの手続きもできる 本人確認(証明書のアップロード)が必要。新規契約と同時にアカウントを作る場合は不要

支払いの状況まで見るには本人確認が必要ですが、一度済ませておけば、未払いをうたうメールが届いても、自分で受信料アカウントにログインするだけで真偽を確かめられます。受信料アカウントには、メールのリンクからではなく、ブックマークか、自分で開いた受信料の窓口のサイトから入ってください。

NHK ONEの画面に「受信契約情報の登録・連携のお願い」が表示されるのは、公式に書かれている本物の案内です。この表示に従って手続きをする場合も、NHKの公式の画面の中で進めることが前提で、クレジットカード番号や口座番号の入力項目はないとNHKは案内しています。

メールを開いただけ、リンクを押しただけのとき

偽メールを開いた、リンクを押してしまった、という段階で気づいた人のために、どこまで心配すればよいかを整理します。

メールを開いただけで、リンクを押していない場合は、そのメールを削除すれば足ります。NHKの注意喚起も、身に覚えのないメールのリンクを押さないよう求めています。

リンクを押して偽のサイトが開いたものの、何も入力していない場合は、すぐにページを閉じてください。そのうえで、スマートフォンやパソコンのOSとブラウザを最新の状態にしておきます。警察庁のフィッシング対策のページは、OSやアプリのぜい弱性を悪用して偽のサイトに誘導される場合があるとして、アップデートで端末を安全に保つよう勧めています。

偽のサイトからアプリを入れてしまった場合は、すぐに削除してください。NHKは、NHKのアプリを装った偽のアプリのダウンロードを促すサイトが確認されていると注意しています。警察庁のフィッシング対策のページは、マルウェアに感染すると、電話帳の情報が盗まれたり、自分のスマートフォンが偽のSMSの送り元になったりすることがあると説明しています。マルウェアとは、端末に入り込んで情報を盗んだり勝手に操作したりする悪いプログラムのことです。心配な場合は、携帯電話会社の窓口に相談してください。

どこまで入力したか覚えていない場合は、入力したものとして扱うのが安全です。次の「入力してしまったときにすること」の表に沿って、カード会社への連絡やパスワードの変更を進めてください。

受信の設定で本物を取りこぼさず、偽物に気づく

NHK受信料の窓口の「メールアドレス 登録・変更」のページは、ドメインを指定してメールを受け取る設定をしている人に、「@mail.nhk-cs.jp」と「@mail.service.nhk-cs.jp」から受け取れるよう、事前に設定しておくよう案内しています。NHK ONEのよくある質問も、キャリアメールの受信フィルタの設定で認証コードのメールが届かない例があるとして、NHK ONEのメールのドメインを許可リストに追加するよう案内しています。

ここで気をつけたいのは、受信を許可する設定は「本物を取りこぼさないための設定」であって、「許可したドメインから届いたメールは本物だと保証する設定」ではないことです。差出人のアドレスは偽装できるので、許可したドメインを名乗る偽物も届きえます。

逆に、受信の設定を整えておくと、偽物に気づきやすくなるという面もあります。本物が届くドメインを把握していれば、それ以外のドメインからNHKを名乗るメールが届いた時点で、偽物を強く疑えます。受信料の契約のときに届けたメールアドレスがどれかも、家族で共有しておくと役に立ちます。届けていないアドレスに「受信料の窓口」を名乗るメールが届けば、それも判断の手がかりになります。

名前の似た窓口に注意する

検索では「NHK受信センター 詐欺メール」「NHKふれあいセンター 詐欺メール」という語も調べられています。詐欺のメールは、本物の窓口の名前をそのまま使ったり、少し変えた名前を使ったりして、信用させようとします。

NHKの公式の注意喚起に載っている窓口の名前は、「NHKふれあいセンター」と、受信料やNHK ONEの問い合わせ窓口です。受信料に関するメールの送信者名として公式に案内されているのは「NHK受信料」と「NHK受信料の窓口」です。これ以外の名前を名乗るメールが本物かどうかは、公式の記載からは確かめられません。

一方で、本物の窓口の名前が書かれていても、それだけで本物とは言えません。名前は誰でも書けるからです。窓口の名前は「怪しいと気づく手がかり」の1つにとどめ、確かめるときは自分で開いた公式のサイトに戻ってください。

偽のアプリとSNSのなりすましに注意する

NHKの注意喚起は、メールのほかに、偽のアプリとSNSのなりすましにも触れています。

偽のアプリについては、NHKのアプリを装った偽のアプリのダウンロードを促すサイトが確認されていると書かれています。NHKは、NHKプラスやニュース・防災、for SchoolなどのNHKの公式アプリに、クレジットカード番号や口座番号の入力項目はないと案内しています。公式のアプリの一覧は「NHKのアプリ」のページで確かめられます。アプリはこの一覧と、App StoreやGoogle Playの公式のストアから入れてください。

SNSについては、NHKの番組の公式アカウントを名乗るアカウントが、まずフォローを求め、相互にフォローした状態にしてから、DMで当選などを伝えてくる手口が紹介されています。画像を勝手に使っているので見た目は似ているものの、よく見るとアカウントが少し違うとされています。NHKは、番組のアカウントは個人のアカウントをフォローしないことになっており、DMで当選を伝えることはないと書いています。NHKの公式アカウントの一覧も公開されているので、当選を伝えるDMが届いたら、送り主のアカウントがその一覧に載っているかを確かめてください。一覧に載っていても、DMで口座番号やカード情報を求めてくれば偽物と判断できます。

また、NHKの公式SNSやニュースの動画で投資などの勧誘をすることはない、とも明記されています。NHKのニュースの画面や番組の映像を使った投資の勧誘の広告や動画を見かけたら、NHKとは関係のないものと考えてください。

偽の訪問者にも注意する

NHKの注意喚起には、NHKを装った偽の訪問者が受信料を払うよう架空の請求をしたケースがあったとも書かれています。訪問を見分けるための公式の記載は次の2つです。

  • 訪問担当者(地域コミュニケーター)は、証明書を持たずに受信料の支払いをお願いすることはない。NHKが発行した証明書を必ず持っている
  • 訪問担当者が受信料を現金で受け取ったときに、「領収証を後日送付する」と案内することはない。必ずその場で領収証を出す

訪問を受けたときは、まず証明書を見せてもらい、現金を払う場合はその場で領収証を受け取ることが基本です。訪問のあとで、払った金額と領収証の内容を、受信料アカウントや受信料の問い合わせ窓口で照らし合わせておくと、偽の訪問だった場合にも早く気づけます。証明書を持っていない、領収証は後で送ると言う、という場合は、その場で払わず、NHKふれあいセンターや受信料の問い合わせ窓口に、自分で調べた番号で確かめてください。

メールで「未払いがある」と言われ、その後に訪問や電話が続くといった形も考えられます。どの経路で連絡がきても、支払いや手続きは公式の窓口で確かめてから、という考え方は同じです。

入力してしまったときにすること

偽のサイトを開いてしまっただけで、何も入力していなければ、すぐにページを閉じてください。すでに入力してしまった場合は、入力した情報ごとに次の順で動きます。

入力してしまった情報 すぐにすること
クレジットカードの番号 カードの裏面に書かれた番号でカード会社に連絡し、利用の停止と再発行を相談する(NHKも、すぐにカード会社に連絡するよう案内している)
銀行の口座番号やネットバンキングの情報 銀行の公式サイトに載っている窓口に連絡する
NHK ONEなどのIDとパスワード 自分で開いた公式のサイトでパスワードを変える。同じパスワードを使っている他のサービスもすべて変える
氏名、住所、電話番号 今後届く連絡を疑ってかかる。不審な電話やSMSは相手にしない

警察庁のフィッシング対策のページは、カードの不正利用の被害にあった場合、カード会社が補償制度や相談窓口を設けていることがあるので、被害にあったサービスの会社に相談するよう書いています。補償が受けられるかどうかはカード会社の規約や状況で変わるため、早めに連絡することが大切です。カードの明細の見方は、クレジットカードの不正利用の確認方法|明細の見方と身に覚えのない請求への対処 2026で詳しく整理しています。

相談先は、内容によって使い分けます。

  • 被害にあった、または被害が心配なとき:警察相談専用電話「#9110」か最寄りの警察署
  • お金の支払いや契約のトラブル:消費者ホットライン「188」(近くの消費生活センターなどを案内してもらえる)
  • 偽のメールやサイトを見つけたとき:フィッシング対策協議会への報告

NHKの注意喚起も、フィッシング詐欺の対策の詳しい情報として、フィッシング対策協議会のホームページを案内しています。

偽メールを報告する方法

偽メールは削除すれば済みますが、報告すると、同じ偽サイトの被害を減らすことにつながります。フィッシング対策協議会の報告のページは、フィッシングと思われるメールを、リンクを押さずに報告の受付アドレスへ転送するよう案内しています。転送が難しい場合は、メールのタイトル、差出人の名前、送られた日時、内容の概要を送ってもよいとされています。

SMSは直接転送できないため、画面の写しを撮ってメールに添付して送る形です。報告された情報は、警察などの法執行機関や、名前を使われた組織に提供される場合があると書かれています。迷惑メールのフォルダに入ったメールはすでに検知されているので、報告の必要はないとされています。

被害の相談をする可能性がある場合は、メールを削除する前に画面の写しを残しておくと役に立ちます。警察や消費生活センターに相談するときに、届いた日時や文面を説明しやすくなります。NHKが発信した情報かどうか疑わしいときは、NHKふれあいセンターに問い合わせるようNHKが案内していることも、あわせて覚えておいてください。

サービスの変わり目に便乗する手口が続く

NHKの注意喚起に並んでいる6つの手口のうち、3つはNHKプラスやNHK ONEの開始に便乗したものでした。2025年10月にNHKプラスがNHK ONEのサービスの1つになったことで、「何か手続きが必要になったのでは」「料金が変わったのでは」と感じた人が多かったことがうかがえます。

NHKの公式の記載では、すでに受信契約を結んでいる人は、NHK ONEのために別の契約は要らず、追加の支払いもなく、受信料額の改定もないとされています。新しいサービスの名前が出てきても、この3点を覚えておけば、便乗したメールの言葉に振り回されずに済みます。

今後も、NHKのサービスの名前が変わったり、新しい機能が加わったりするたびに、それを口実にした偽メールが出てくると考えておくほうが安全です。名目が新しくなっても、「NHK以外のサイトに誘導する」「カード番号や口座番号を入力させる」という骨組みは変わりません。新しい名目のメールが届いたときは、NHKの注意喚起のページに同じ手口が載っていないかを確かめると、判断の助けになります。

家族や離れて住む親に伝えておきたいこと

受信料の契約者が親になっている家庭や、一人暮らしを始めたばかりの子どもがいる家庭では、NHKを名乗るメールが、受信料のことをよく知らない家族に届くことがあります。「受信料が未払い」と言われると、払っていなかったのではと焦り、確かめる前にリンクを押してしまいがちです。

長い説明より、次の3つだけを決まりとして伝えておくと効果があります。

  • NHKはメールで、NHK以外のサイトに誘導しない。リンク先でカード番号や口座番号を求められたら閉じる
  • NHK ONEの登録に、カード番号や口座番号の入力はない。追加の支払いもない
  • 迷ったら、メールの番号ではなく、NHKのサイトに載っている窓口に電話する

受信契約の支払い方法を、口座振替やクレジットカードの継続払いにしている家庭では、そもそもメールのリンクから支払う場面がありません。家族で支払い方法を共有しておくと、「未払い」をうたうメールに惑わされにくくなります。

進学や就職で一人暮らしを始めた子どもは、新しく受信契約を結んだり、住所変更の手続きをしたりすることがあります。NHKの注意喚起にあるとおり、支払いに関するメールは直近で新規契約や住所変更をした人などが対象なので、こうした時期には本物のメールも届きえます。だからこそ、本物か偽物かをメールの見た目で見分けようとせず、受信料アカウントや受信料の窓口のサイトに自分で入って確かめる、という手順を最初に教えておくことが大切です。

在宅で働く人がNHKを装うメールで気をつけること

在宅で働く人は、仕事のメールと個人のメールを同じスマートフォンで受け取ることが多く、支払いや契約をうたうメールが仕事のメールにまざって届きがちです。引っ越しや事務所の移転をしたばかりの時期は、本物の手続きのメールも届くため、偽物との区別がつきにくくなります。

2004年から在宅ワークとフリーランスの仲介を続けてきた@SOHOの運営で見てきた限りでは、お金のトラブルを避けられている人ほど、「支払いや契約の手続きは、メールのリンクではなく、自分で開いた公式のサイトで行う」という決まりを持っています。受信料も、カードの明細も、公式のサイトで確かめる。この習慣は、NHK以外の偽メールにもそのまま効きます。問い合わせ対応や事務の仕事に関心がある人は、カスタマーサポート・事務全般のお仕事で、どのような依頼があるかを紹介しています。

小さな事業をしていて、従業員や外注先のメール対策も考えたい人には、中小企業のサイバーセキュリティ対策2026|IT導入補助金で防御力を強化する方法が参考になります。セキュリティの知識を仕事に生かしたい人は、AI・マーケティング・セキュリティのお仕事も入り口になります。

よくある質問

Q. @mail.nhk-cs.jpから届いたメールは本物ですか?

NHK受信料の窓口は、受信料に関するメールの送信元のドメインを「@mail.nhk-cs.jp」または「@mail.service.nhk-cs.jp」と案内しています。ただし差出人は偽装できます。NHKはメールでNHK以外の外部サイトに誘導しないと明言しているので、リンク先が外部のサイトなら偽物です。内容は自分で開いた受信料の窓口のサイトで確かめてください。

Q. 「NHKプラスアップグレード」のメールが届きました。手続きは必要ですか?

NHKは、アップグレードサービスなどと称して手続きや支払いをお願いすることはないと公式に案内しています。NHKプラスは2025年10月からNHK ONEのサービスの1つになり、受信契約を結んでいる人は追加の契約や負担は要りません。リンクは押さずに削除してください。

Q. NHK ONEの登録でクレジットカード番号を求められました。入力してよいですか?

入力しないでください。NHKは、NHK ONEアカウントの登録手続きや受信契約の情報の連携に、クレジットカード番号や口座番号の入力項目はないと公式に案内しています。カード番号を求める画面は偽のサイトと考えられます。登録は公式のサイトから自分で開いて行ってください。

Q. 偽サイトにカード番号を入力してしまったら、どこに連絡すればいいですか?

NHKは、不審なサイトでクレジットカード番号を入力してしまったら、すぐにカード会社に連絡するよう案内しています。カードの裏面の番号に連絡し、利用の停止と再発行を相談してください。被害の相談は警察相談専用電話「#9110」、支払いのトラブルは消費者ホットライン「188」に連絡できます。

この記事について

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監修:@SOHO編集部

2004年よりフリーランス・在宅ワーク向けサービスを運営。生成AIで作成した下書きを、一次情報と照らし合わせて確認したうえで公開しています。

公開:2026年11月1日
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