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Ameba OwndからWordPressへ移行する手順|サーバー契約から独自ドメインの切り替えまで 2026

@SOHO編集部
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Ameba OwndからWordPressへ移行する手順|サーバー契約から独自ドメインの切り替えまで 2026

この記事のポイント

  • ✓Ameba OwndからWordPressへ移行する手順を
  • ✓サーバーとドメインの準備
  • ✓書き出したデータの取り込み

Ameba OwndからWordPressへの移行は、「WordPressを動かすサーバーを用意する」「Owndのデータを書き出して取り込む」「独自ドメインのCNAMEを新しいサーバーに向け直す」の3つを、この順番で進めれば終えられます。Ameba Owndのサービス終了は2026年12月24日(木)11:00(11月5日時点。延長を検討中と発表)で、書き出しの機能は11月中に提供される予定です。書き出しを待つ間にできるのは、サーバーとWordPressの準備、いまのサイトの記事とページの一覧づくり、画像の控えの保存です。この記事では、2026年11月5日時点の公式の発表をもとに、WordPressへ移すときに必要なもの、作業の順番、つまずきやすい点をまとめます。

Ameba Owndの終了とWordPressへの移行で、11月5日時点に分かっていること

最初に、移行の計画を立てるうえで動かせない事実を整理します。Ameba Owndは2026年11月2日(月)に「サービス終了のお知らせ」を出し、11月5日(木)に経緯の説明と今後の対応を追記しました。公式の発表で確定しているのは次のとおりです。

  • 2026年11月2日(月)13:00から、サイトの閲覧機能だけが使える状態になった。記事やページの投稿・更新はできない
  • 2026年11月中に、エクスポート機能(管理画面へのログイン、コンテンツのエクスポート、サイトの削除だけができる)の提供が始まる
  • 12月24日(木)11:00にサービスが終了し、エクスポート機能も使えなくなる
  • 終了後は閲覧とエクスポートを含むすべての機能が使えず、データの復元もできない

公式は、書き出したデータの移行先としてAmebaブログとWordPressの2つを挙げています。

エクスポートしたデータの移行先として、Amebaブログ、WordPressをご検討いただけます。 出典: blog.amebaownd.com

ここで大事なのは、書き出しの形式がまだ発表されていないことです。公式は「エクスポートの方法など詳細は、11月中に改めてご案内いたします」と書いており、WordPressにそのまま読み込める形式になるのか、別の形式になるのかは11月5日時点で分かりません。そのため、この記事では「形式が発表されたら確かめること」と「形式に関係なく今から進められること」を分けて書きます。

また、11月5日の追記で、公式は移行期間の延長を検討していると書いています。延長が決まったという発表ではないので、計画は12月24日(木)11:00を期限として組み、延長が発表されたら余裕が生まれた、と考えるのが安全です。

なお、11月5日の追記では、今回見つかった脆弱性を悪用した不正アクセスや個人情報の流出は「現時点で確認されていない」とされ、Amebaブログなど他のAmebaのサービスは別のシステムで動いていると説明されています。

WordPressを選ぶかAmebaブログを選ぶかの分かれ目は、独自ドメインです。Ameba Owndのヘルプには「Amebaブログでは、独自ドメインをご利用いただけません」と明記されています。プレミアムプランで「www.お店の名前.jp」のような自分のドメインを使ってきた人が、その住所のままサイトを続けたいなら、WordPressのように独自ドメインを使える移行先を選ぶことになります。

WordPressへの移行に必要なもの4つ

Ameba Owndは、サーバーもデザインの型も更新の仕組みも、すべて運営側が用意してくれるサービスでした。WordPressに移ると、それらを自分で用意し、自分で管理することになります。必要なものは次の4つです。

必要なもの 何をするものか Owndではどうだったか
サーバー WordPressのプログラムとデータを動かす場所 運営が用意していた
ドメイン サイトの住所(www.example.jp など) 自分で契約し、CNAMEでOwndに向けていた
テーマ サイトの見た目を決める型 Owndのデザインの中から選んでいた
保守 WordPress本体・テーマ・プラグインの更新とバックアップ 運営が行っていた

サーバー

WordPressは、自分で用意したサーバーに入れて動かすソフトウェアです。日本語の公式サイトの「必要環境」のページでは、PHP 8.3以上、MariaDB 10.11以上またはMySQL 8.0以上、HTTPS対応が推奨の条件として挙げられています。PHPはWordPressを動かすプログラムの言語、MariaDBとMySQLは記事や設定を保存するデータベースのことです。

国内のレンタルサーバーの多くは、管理画面からWordPressを入れる機能を用意しています。契約するときは、上の条件を満たしているか、HTTPSの証明書(通信を暗号化するための電子的な証明書)を無料で発行できるか、独自ドメインをいくつ使えるか、の3点を各社の公式ページで確かめてください。料金は会社とプランと契約期間で大きく変わるので、各社の公式の料金ページで今日の記載を確かめてから決めます。

公式の「必要環境」のページには、サーバー会社に対応状況を問い合わせるための文面も用意されています。サーバー選びで迷ったら、その文面をそのまま送って確かめるのが確実です。詳しくは WordPressの必要環境(ja.wordpress.org) を見てください。

ドメイン

Owndで独自ドメインを使っていた人は、そのドメインをドメイン管理会社(お名前.com、ムームードメインなど)と契約しています。この契約はOwndの終了後も続くと公式のヘルプに書かれています。WordPressへ移るときは、このドメインを新しいサーバーに向け直すだけで、ドメインを取り直す必要はありません。独自ドメインを使っていなかった人(○○.amebaownd.com の住所の人)は、新しくドメインを取得します。

テーマ

テーマは、WordPressのサイトの見た目を決める型です。無料のテーマと有料のテーマがあり、Owndで使っていたデザインをそのまま持ってくる仕組みはありません。トップページ、店舗の案内、メニュー、お問い合わせといったOwndのページの組み立てを、新しいテーマで作り直すことになります。

保守

WordPressでは、本体・テーマ・プラグイン(機能を追加する部品)の更新を、サイトの持ち主が行います。公式の「WordPressの更新」のページでは、常に最新版に更新すること、更新の前にバックアップを取ることが勧められています。マイナー版とセキュリティの更新は自動で適用される仕組みがありますが、プラグインやテーマの更新、バックアップ、表示の崩れの確認は持ち主の仕事として残ります。Owndでは運営がしていた作業なので、移行の前に「誰が、月に何回、何を確かめるか」を決めておきます。

ホームページの維持にかかる費用の内訳は、ホームページ制作後にサーバー代を払い続ける仕組み|相場と契約主体の確認ポイント 2026 で、サーバーとドメインの契約を誰の名義にするかとあわせて整理しています。

Ameba OwndからWordPressへ移行する手順8つ

全体の流れを先に示します。書き出しの機能が出るまでに1から4を進め、出たら5と6、最後に7と8という順番にすると、待ち時間を無駄にしません。

  1. いまのサイトの記事・ページ・画像の一覧を作る
  2. サーバーを契約し、WordPressを入れる
  3. テーマを選び、トップページと固定ページの骨組みを作る
  4. 新しいサイトを仮の住所で確かめられるようにする
  5. Owndの書き出し機能でデータを保存する
  6. WordPressにデータを取り込み、画像と本文を確かめる
  7. 独自ドメインのCNAMEを新しいサーバーに向け直す
  8. 公開後の表示と検索の状態を確かめる

1. 記事・ページ・画像の一覧を作る

閲覧の機能は12月24日(木)11:00まで使えるので、いまのサイトをブラウザで開き、ページの題名と住所を表計算ソフトに書き出していきます。Owndの記事の住所は「/posts/」のあとに数字が続く形です。記事が多い場合は、カテゴリーごとに分けて書き出すと漏れが減ります。この一覧は、取り込み後の確認と、旧住所からの転送の設定の両方で使います。

2. サーバーとWordPressの準備

サーバーを契約し、管理画面からWordPressを入れます。独自ドメインをまだOwndに向けたままにしておくため、この段階ではサーバー会社が用意する仮の住所(初期ドメイン)でWordPressを動かします。仮の住所の形や、あとから独自ドメインに切り替える手順はサーバー会社ごとに違うので、契約したサーバー会社の公式マニュアルを見て進めます。

3. テーマと骨組みの作成

テーマを入れ、トップページ、店舗や事業の紹介、アクセス、お問い合わせなど、Owndで「ページ」として作っていたものの骨組みを先に作ります。記事の取り込みより先に骨組みを作っておくと、取り込んだ記事をどのカテゴリーに入れるかを決めやすくなります。お問い合わせフォームはOwndから移せないので、WordPress側で作り直します。作り方は WordPressのお問い合わせフォーム|作り方と届いた後の管理 にまとめています。

4. 仮の住所での確認

仮の住所で、スマートフォンとパソコンの両方から表示を確かめます。検索エンジンに仮の住所が載らないよう、WordPressの「設定」の「表示設定」にある「検索エンジンでの表示」で、検索エンジンにインデックスさせない設定にしておきます。切り替えのときに外すのを忘れないよう、手順表に書いておきます。

5から8は、次の節から順に詳しく説明します。

Owndの書き出しデータをWordPressに取り込む方法

ここが、Ameba OwndからWordPressへの移行でいちばん不確かな部分です。11月5日時点で、Owndの書き出しの形式は発表されていません。そのため、取り込み方は形式の発表後に確かめる必要があります。ここでは、WordPressの公式のドキュメントに書かれている取り込みの仕組みを示し、形式ごとに何をすればよいかを整理します。

WordPressの取り込みの仕組み

WordPressの管理画面には「ツール」の中に「インポート」という画面があり、他のWordPressのサイトや、他のブログサービスから内容を取り込めます。公式のドキュメント「Importing Content」には、WordPress、Blogger、Movable Type と TypePad、RSS などの取り込み方法が並んでいます。WordPressの書き出しファイル(拡張子が .xml のファイル)を読む「WordPress Importer」は、公式のプラグインの一覧で配布されていて、投稿、固定ページ、コメント、カテゴリー、タグなどを取り込めると説明されています。

Owndの書き出しの形式 WordPressでの取り込み方の候補 確かめること
WordPressの書き出しと同じ形式(.xml) 「ツール」の「インポート」から WordPress Importer 記事・固定ページ・画像の扱い
RSSの形式 「インポート」の RSS の取り込み 全記事が入っているか
CSVやXMLの独自の形式 公式のドキュメントで紹介されている汎用の取り込みプラグイン 項目の対応づけ
HTMLのファイル一式や画像のZIP 自動の取り込みは難しい 手で記事を作り直す量

どの形式になるかは、11月中の公式の案内を待つしかありません。案内が出たら、まず書き出したファイルを開いて、記事の題名・本文・公開日・カテゴリー・画像がどう入っているかを確かめ、上の表のどれに当たるかを判断します。

取り込むときの注意点

公式のドキュメントは、取り込むファイルが大きすぎるとサーバーのメモリが足りなくなり、「Allowed memory size of ... exhausted」という表示で止まることがあると書いています。その場合は、サーバー会社にメモリの上限を一時的に引き上げてもらうか、ファイルを小さく分けて1つずつ取り込むよう案内されています。

もう1つ、取り込みが途中で止まっても、一部の記事はすでに作られていることがあります。そのまま取り込み直すと、同じ記事が2重にできます。公式のドキュメントも、失敗したあとはサイトを見直して重複を消すよう書いています。取り込みの前にWordPressのバックアップを取り、失敗したらバックアップから戻してやり直すのが確実です。

形式が合わなかったときの手作業

自動で取り込めない場合は、記事を1本ずつWordPressに作り直します。手順1で作った一覧を使い、アクセスの多い記事、店舗や事業の案内として必要なページから順に移します。すべての記事を移す必要はありません。何年も前のお知らせや、終わったキャンペーンの記事は、移さないと決めるのも1つの判断です。移さない記事の住所は、転送の設定の対象から外し、新しいサイトでは「見つからない」の表示(404)になるようにします。

記事が100本を超える場合、手作業の移行には数日から数週間かかります。12月24日(木)11:00までの日数から逆算し、1日に何本移すかを決めておきます。閲覧が続いている間は、いまのサイトの本文をブラウザからコピーできるので、書き出し機能の案内を待つ間に、重要なページから手で移し始めることもできます。

画像の移し方と、移したあとの確かめ方

画像は、記事の本文よりも移し漏れが起きやすい部分です。公式は、エクスポート機能で「ページ・記事・画像などのデータ」を書き出せるよう準備していると書いています。ただし、画像がどのような形で書き出されるか(記事の本文と一緒か、別のファイルの束か)は11月5日時点で発表されていません。

書き出しの前にできること

閲覧ができるうちに、サイトのロゴ、トップページの大きな画像、商品やメニューの写真など、作り直しに欠かせない画像をパソコンに保存しておきます。元の写真のデータが手元のスマートフォンやパソコンに残っている場合は、そちらを使うほうが画質が良いので、まず手元に元のデータがあるかを確かめます。

取り込み後に確かめること

WordPress Importer には、書き出しファイルに含まれる添付ファイル(画像など)をダウンロードして取り込む仕組みがあります。ただし、Owndの書き出しがWordPressの形式になるか分からないため、取り込み後に次の3点を必ず確かめます。

  1. 本文の画像が表示されているか
  2. 画像の住所が、新しいWordPressのサイトの中(メディアライブラリ)を指しているか
  3. アイキャッチ(記事の一覧に出る代表の画像)が設定されているか

2つ目がとくに重要です。本文の画像の住所がOwndのサーバーを指したままだと、いまは表示されていても、12月24日(木)11:00の終了後にすべて表示されなくなります。記事の編集画面で画像を選び、画像の住所が自分のサイトのものになっているかを見ます。Owndのサーバーを指している画像は、いったんパソコンに保存し、WordPressのメディアライブラリにアップロードし直して差し替えます。

画像の容量の目安

スマートフォンで撮った写真は、1枚で数MBになることがあります。そのままアップロードすると、サーバーの容量を早く使い切り、ページの表示も遅くなります。WordPressにアップロードする前に、横幅を1,920ピクセル程度に縮めておくと扱いやすくなります。

取り込みで移らないものと、WordPressでの作り直し方

書き出しのデータに入るのは、公式の説明では「ページ・記事・画像など」です。サイトを動かしていたその他の部品は、WordPress側で作り直す前提で計画します。代表的なものを5つ挙げます。

お問い合わせフォーム

Owndのフォームは、Owndのサーバーの上で動いていた機能です。WordPressでは、フォームのプラグインを入れて作り直します。作り直すときは、届いた問い合わせの通知を受け取るメールアドレス、自動返信の文面、迷惑な送信を防ぐ仕組みの3つを決めておきます。Owndで受け付けていた過去の問い合わせの控えは、終了前に自分のメールの受信箱に残っているかを確かめておきます。

ショップ(BASE連携)

Owndのショップ機能を使っていた人は、連携済みのBASEのアカウントでショップを続けられると公式が案内しています。続けるには、BASEの管理画面の「設定」から「ショップ情報」を開き、「カート機能のみを使用」にチェックが入っていれば外し、「ショップ公開状況」の「公開する」にチェックが入っていることを確かめます。チェックを外した時点でBASEのショップページが公開されるので、デザインを確かめてから設定します。WordPressのサイトからは、BASEのショップページへのリンクを張る形にすると、ショップの運営を変えずに済みます。

SNSの埋め込みと外部のサービス

InstagramやXの投稿の埋め込み、地図、予約サービスの枠などは、各サービスの埋め込みのコードを取り直して、WordPressの固定ページや記事に貼り直します。Owndの書き出しで埋め込みがどう扱われるかは、形式の発表を待たないと分かりません。

アクセス解析

Googleアナリティクスなどの計測を使っていた場合は、WordPress側に計測のタグを入れ直します。同じ計測のIDを使えば、移行の前後の数字を1つの画面で比べられます。

サイトの説明文とアイコン

検索結果に出るサイトの説明文、ブラウザのタブに出る小さなアイコン(サイトアイコン)、SNSで共有されたときの画像は、WordPressのテーマやプラグインの設定で入れ直します。Owndの管理画面は11月中のエクスポート機能の提供開始まで開けないので、いまの説明文は、検索結果に出ている表示や、ブラウザで開いたページのソースから控えておきます。説明文は検索結果で読者が最初に読む文なので、移行を機に、事業の内容と地域が伝わる文に見直すのも良い機会です。

独自ドメインのCNAMEをWordPressのサーバーに切り替える

Owndで独自ドメインを使っていた人は、ドメイン管理会社の管理画面で、Ownd用に登録したCNAMEレコードを書き換えます。CNAMEレコードとは、「このドメインの表示は、別の名前のサーバーに任せる」という指定をする DNS の設定のことです。DNS は、ドメイン名とサーバーの住所を結びつけるインターネットの仕組みです。

Ameba Owndのヘルプは、終了に向けた手順を次のように案内しています。

ご契約中のドメイン管理会社の管理画面で、Ameba Ownd用に登録したCNAMEレコード(VALUE:custom-domain.amebaowndme.com)を、移行先のサービスが指定する内容に変更してください。 出典: help.amebaownd.com

WordPressのサーバーでの切り替えの流れ

Owndの独自ドメインは「www」などを付けたサブドメインの形だけに対応していました。たとえば www.example.jp でOwndのサイトを公開していた場合、WordPress側でも同じ www.example.jp で公開するように設定します。

  1. サーバー会社の管理画面で、独自ドメイン www.example.jp を追加する
  2. WordPressの「設定」の「一般」で、WordPressのアドレスとサイトのアドレスを、https で始まる www.example.jp の形に合わせる(サーバー会社の手順に従う)
  3. サーバー会社が指定するDNSの値を確かめる(CNAMEの値か、Aレコードの住所か)
  4. ドメイン管理会社の管理画面で、ホスト名 www のCNAMEレコードの値を、サーバー会社が指定する値に書き換える。Aレコードで指定された場合は、www のCNAMEレコードを消してから、指定のAレコードを追加する
  5. 反映を待ち、https で始まる www.example.jp の住所でWordPressのサイトが開くかを確かめる
  6. HTTPSの証明書を、サーバー会社の管理画面で発行する

Aレコードは、ドメイン名をサーバーのIPアドレス(数字の住所)に直接結びつける設定です。同じホスト名にCNAMEとAレコードを両方登録することはできないので、Aレコードを使う場合は先にCNAMEを消します。

切り替えのときの注意点

公式のヘルプは、DNS設定の反映に24時間程度かかる場合があるので、移行先の準備が整ってから変更するよう書いています。WordPressのサイトを仮の住所で仕上げ、取り込みと画像の確認が終わってから切り替えます。また、同じドメインでメールを使っている場合は、メール用の設定(MXレコードなど)を変更・削除しないよう注意が書かれています。書き換えるのは www のCNAMEだけで、ほかのレコードには触れないのが原則です。

Owndの管理画面で独自ドメインを解除する操作は不要です。2026年11月2日以降は、Owndで新たに独自ドメインを設定することもできません。DNSの具体的な画面の操作は、契約しているドメイン管理会社にお問い合わせください、と公式は案内しています。

旧住所から新しい住所への転送をWordPressで設定する

独自ドメインを引き継いでも、記事の住所の後ろの部分は変わります。Owndでは「/posts/12345678」のような形だった記事の住所が、WordPressでは設定によって「/2026/11/記事名/」や「/記事名/」になります。検索結果や他のサイトのリンクから旧住所に来た人が、何も設定しないと「見つからない」のページに着いてしまいます。

WordPressでは、転送を管理するプラグインで、旧住所から新住所への 301 リダイレクト(このページは恒久的に移った、と伝える転送)を設定できます。公式のプラグインの一覧で配布されている Redirection は、301 リダイレクトの管理と、見つからないページ(404)の記録ができると説明されています。手順1で作った一覧の旧住所と、取り込み後の新住所を1行ずつ対応させて登録していきます。

転送の考え方、Googleの公式の推奨、Search Consoleでの確認の仕方は、ホームページ全般の移行と共通です。ここではWordPressでの設定の場所だけを押さえておき、設定のあとは、旧住所をいくつかブラウザで開いて新しい記事に着くかを確かめます。

サーバーの契約や更新の手間をかけたくない場合

ここまでの手順のうち、サーバーの契約、WordPress本体とプラグインの更新、バックアップは、WordPressを使い続ける限り毎月続く作業です。Owndで運営に任せていたこれらの作業を自分で引き受けるのが負担なら、サーバーの管理が要らないサービスに移すことも選択肢になります。

その1つが LynxPress です。LynxPressは、@SOHOを運営する株式会社ライフスケープが開発・提供しています。公式の料金ページと使い方のページに書かれている事実は次のとおりです。

  • すべてのプランでサーバー代は不要。Freeプランは0円で、サブドメインで公開できる(クレジットカードの登録は要らない)
  • 独自ドメインはStarterプラン(月額2,980円、税込)から。Proは月額9,800円、Businessは月額29,800円(いずれも税込)
  • WordPressの書き出しファイル(.xml)の取り込みに全プランで対応
  • データの書き出しは全プランで可能。解約しても記事とデータは書き出して持ち出せる
  • 固定ページ(プロフィールやお問い合わせなど)の作成、公開日時の予約、Googleアナリティクスとの連携ができる
  • サイトマップ・RSS・構造化データは全プランで対応。画像の保存は全プランで無制限

独自ドメインの設定は、ドメイン管理会社のDNSでAレコードを1つ(値は 162.43.90.201、www付きで公開するなら名前は www)登録する形です。同じ名前のA・AAAA・CNAMEのレコードがほかにあれば削除します。Owndの独自ドメインを引き継ぐ場合は、www のCNAMEを消し、Aレコードを追加することになります。HTTPSの証明書はLynxPressが自動で用意し、反映までは数分から数時間かかることがあります。手順は LynxPressの独自ドメインの設定方法 に書かれています。

注意点として、Owndの書き出しファイルをLynxPressが読めるかどうかは、Owndのエクスポートの形式が発表されてから確かめる必要があります。いま確かなのは、WordPressの書き出しファイルを読めることです。WordPressとLynxPressのどちらを選ぶかは、見た目やプラグインの自由度を重視するか、更新とサーバーの管理を手放したいかで決めます。料金は LynxPressの料金ページ で今日の記載を確かめてください。

自分で移すか、制作者に頼むかの判断の目安

ここまでの作業を自分でこなせるかどうかは、記事の数、ページの作りの複雑さ、DNSの操作に慣れているか、の3つで決まります。

状況 自分で移す目安 依頼を考える目安
記事の数 50本以下 数百本ある
ページの作り トップと案内のページが数枚 予約、ショップ、多数の固定ページ
DNSの操作 管理画面にログインでき、レコードを読める ログイン情報が分からない、制作会社任せだった
使える時間 週に数時間を12月まで確保できる 本業が繁忙期に重なる

依頼する場合は、WordPressの構築、記事と画像の移行、DNSの切り替え、転送の設定、移行後の保守のうち、どこまでを頼むかを先に決めます。保守を毎月頼むときの費用の考え方は WordPress保守の費用相場|月額料金の内訳と更新・バックアップ範囲 2026 で、サーバーのPHPの版の確かめ方は PHPのバージョンの確認方法|WordPressとレンタルサーバー5社の脆弱性への対応 2026 で整理しています。

フリーランス・在宅ワークの市場を長く運営してきた立場から見ると、サイトの移行でもめる原因の多くは、作業の質よりも、ドメインやサーバーのログイン情報を誰が持っているかが曖昧なことにあります。移行を頼むときは、ドメインとサーバーの契約を自分の名義にしたまま、作業に必要な権限だけを渡す形にしておくと、移行が終わったあとも自分でサイトを管理し続けられます。

WordPressの構築や移行を受ける側の仕事に関心がある人は、WordPress・CMS構築・カスタムのお仕事 で、どのような依頼があり、どのような技能が求められるかをまとめています。12月24日の終了に向けて、Owndからの移行の相談は今後しばらく続くと見込まれます。

12月24日までにやることの整理

最後に、Ameba OwndからWordPressへの移行で、時期ごとにやることを並べます。日付は11月5日時点の公式の発表に基づいています。移行期間の延長が発表された場合は、後半の日付を延長後の期限に合わせて読み替えてください。

時期 やること
11月上旬から 記事・ページ・画像の一覧づくり、重要な画像の保存、移行先の決定
書き出しの案内が出るまで サーバー契約とWordPressの準備、テーマと骨組みの作成
書き出しの案内が出たら 形式を確かめ、書き出したファイルを保存。取り込みを試す
取り込みのあと 本文と画像の確認、旧住所から新住所への転送の登録
切り替えの日 www のCNAMEを書き換え、MXレコードはそのまま。反映を確かめる
12月24日(木)11:00まで 書き出したファイルの保存の最終確認(終了後は復元できない)

サーバーの契約と更新を自分で抱えずに独自ドメインのサイトを続けたい場合は、LynxPress のFreeプランで操作を試してから、独自ドメインを使うStarterプランに切り替える進め方もあります。どの移行先を選ぶ場合でも、書き出したファイルをパソコンと別の保存先の2か所に残しておくことが、終了後に後悔しないための最後の備えです。

よくある質問

Q. Ameba Owndの書き出しファイルはWordPressにそのまま取り込めますか?

2026年11月5日時点で、Ameba Owndの書き出しの形式は発表されていません。公式は「エクスポートの方法など詳細は、11月中に改めてご案内いたします」としています。案内が出たらファイルを開いて形式を確かめ、WordPressの「ツール」の「インポート」で読めるか、汎用の取り込みプラグインが要るか、手作業になるかを判断します。

Q. WordPressへの移行で独自ドメインはそのまま使えますか?

使えます。ドメインの契約はドメイン管理会社との間にあり、Owndの終了後も続きます。管理画面で、Ownd用に登録したCNAMEレコード(値 custom-domain.amebaowndme.com)を、WordPressを入れたサーバー会社が指定する値に書き換えます。メール用のMXレコードは変更・削除しないよう公式も注意しています。

Q. CNAMEはいつ書き換えればよいですか?

WordPressのサイトを仮の住所で仕上げ、記事と画像の確認が終わってからです。公式のヘルプは、DNSの反映に24時間程度かかる場合があるので、移行先の準備が整ってから変更するよう案内しています。12月24日(木)11:00の終了の直前は避け、数日の余裕を持って切り替えます。

Q. 画像が移行後に表示されなくなるのを防ぐには?

取り込み後に、本文の画像の住所が新しいWordPressのサイトの中を指しているかを確かめます。Owndのサーバーを指したままの画像は、終了後に表示されなくなります。該当する画像はパソコンに保存してメディアライブラリにアップロードし直し、本文の画像を差し替えます。閲覧ができるうちに重要な画像を保存しておくと安心です。

この記事について

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監修:@SOHO編集部

2004年よりフリーランス・在宅ワーク向けサービスを運営。生成AIで作成した下書きを、一次情報と照らし合わせて確認したうえで公開しています。

公開:2026年11月5日
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