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タイムズカーからのメールは本物か|公式のドメインと偽メールの見分け方 2026

@SOHO編集部
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タイムズカーからのメールは本物か|公式のドメインと偽メールの見分け方 2026

この記事のポイント

  • ✓タイムズカーからのメールが本物かを
  • ✓公式のよくあるご質問に書かれたドメイン「share.timescar.jp」と
  • ✓タイムズクラブのドメイン「timesclub.jp」「news.timesclub.jp」で確かめる方法を整理

タイムズカーの予約完了のメールについて、公式のよくあるご質問「予約完了のメールが届きません。」は、ドメイン指定受信を使う人は「share.timescar.jp」を登録するよう案内しています(2026年11月1日時点)。 ただし差出人の表示はだれでも偽れるので、ドメインが合っていても、それだけで本物とは限りません。 メールのリンクは押さずに、ブックマークしておいたタイムズカーの公式サイトから自分でマイページにログインして確かめてください。

タイムズカーは2026年9月から10月にかけて、Webシステムへの不正アクセスについて第1報から第5報までを公表し、対象の会員に個別の案内を送っています。こうした発表のあとは、タイムズカーを名乗る偽のメールやSMS、電話にも注意が要ります。この記事では、タイムズカーと、同じグループのタイムズクラブが公式に案内しているドメイン、タイムズカーが「メールやSMS、電話では聞かない」と明言していること、リンクを押さずに確かめる手順、入力してしまったときにすることを、順番に整理します。使っているのは、タイムズカーとタイムズクラブの公式サイト、警察庁や消費者庁などの公的機関のページだけです。

タイムズカーとタイムズクラブが公式に案内しているドメイン(2026年11月1日時点)

まず、公式のよくあるご質問で確かめられたドメインを表にします。公式の文に無い用途は書き添えていません。

用途 ドメイン 載っている公式ページ
タイムズカーの予約完了のメール(ドメイン指定受信で登録するドメイン) share.timescar.jp タイムズカー よくあるご質問「予約完了のメールが届きません。」
タイムズクラブから配信するメール(メールマガジンやメールでの情報提供を含む) timesclub.jp、news.timesclub.jp タイムズクラブ よくあるご質問「メールマガジンやパスワード再発行のメールが届きません」

2026年11月1日時点で、タイムズカーの公式の案内に、用途ごとの送信元のメールアドレス(@の前まで含めたアドレス)の一覧は見つかりませんでした。この記事でも、アドレスそのものは書きません。ネットの解説やまとめに載っているアドレスを、本物の一覧として扱わないでください。

タイムズカーとタイムズクラブの関係

タイムズカーはカーシェアリングのサービスで、タイムズクラブは、タイムズポイントなどを扱う会員サービスです。タイムズカーの不正アクセスの第5報には、「タイムズクラブWebシステム」への不正アクセスも確認されたこと、タイムズクラブで提供している他社提携サービスと連携するための番号が対象に入っていることが書かれています。2つのサービスは同じグループの中でつながっているので、タイムズカーの会員には、タイムズクラブからのメールも届くことがあります。

タイムズクラブのよくあるご質問は、タイムズクラブから配信するメールのドメイン(@以下)が「timesclub.jp」と「news.timesclub.jp」だと書いています。「news.timesclub.jp」は「timesclub.jp」の中の1つの区画、という関係です。インターネットのアドレスは右側ほど大きな住所を表すので、@のあとの右端が「timesclub.jp」で終わっているかを見ます。タイムズカーの「share.timescar.jp」も同じで、右端が「timescar.jp」で終わる形です。

ここで注意したいのは、逆の形です。「timescar.jp」の文字が左側にあり、そのあとに別の文字が続くドメインは、タイムズカーとは関係の無い別の住所の中に、「timescar.jp」という文字を入れているだけです。ドメインの右端を見る習慣をつけておくと、見た目の似たアドレスにだまされにくくなります。とはいえ、次の節で説明するとおり、ドメインが合っていても本物とは限りません。

ドメインが合っていても偽物がある理由

メールの差出人(From)の欄は、手紙の封筒の裏に書く差出人の名前に近いものです。封筒の裏にはだれでも好きな名前を書けるのと同じで、メールの差出人の表示も、送る側が書き換えられます。表示されているドメインが本物と同じでも、本当にそこから送られたとは限りません。

そのため、送信元のドメインは「違っていたら偽物と分かる」手がかりにはなりますが、「合っていたら本物」とは言えません。いちばん確かな見分け方は、次の節で整理する「タイムズカーがメールやSMS、電話では聞かないこと」に当てはめることです。

差出人を偽るやり方と、会社をまたいだ見分け方の考え方は、フィッシング詐欺メールの見分け方|5秒で振り分ける手順と開いた後の対処で整理しています。

タイムズカーが「メールやSMS、電話では聞かない」と明言していること

タイムズカーは、不正アクセスについての発表の中で、何を聞かないかをはっきり書いています。第3報「「タイムズカーWebシステム」への不正アクセスに関する調査結果および今後の対応について(第3報)」には、次の文があります。

当社を装ったメール、SMS、電話等には十分ご注意ください。 なお、当社がメール、SMS、電話等でパスワードやクレジットカード情報をお伺いすることはありません。 出典: タイムズカー「タイムズカーWebシステム」への不正アクセスに関する調査結果および今後の対応について(第3報)

同じ文は、2026年10月16日の第4報にも載っています。さらに、タイムズカーの「タイムズカーWebサイトへの不正アクセスに関するご質問と回答」(PDF、最終更新日2026年10月23日)は、Q13で次のように書いています。

当社から、お客様に対してお電話やメール等でSMS認証コード、インターネットサービスのパスワード、運転免許証やマイナンバーカードの暗証番号等をお聞きすることはありません。 不審な連絡を受けた場合には、その場で情報を伝えず、各事業者の公式窓口へご確認ください。 出典: タイムズカー「タイムズカーWebサイトへの不正アクセスに関するご質問と回答」Q13

この2つの文から、届いた連絡を次のように振り分けられます。

  • メール、SMS、電話で、パスワードを聞いてくる … 偽物
  • メール、SMS、電話で、クレジットカードの情報を聞いてくる … 偽物
  • 電話やメールで、SMSに届いた認証コードを教えるよう求めてくる … 偽物
  • 運転免許証やマイナンバーカードの暗証番号を聞いてくる … 偽物

SMS認証コードとは、ログインなどのときに携帯電話番号あてにSMSで届く、確認のための番号のことです。この番号を他人に伝えると、その人が本人になりすましてログインできてしまいます。タイムズカーがこの番号を聞くことはない、と明記されています。自分で操作していないのに認証コードが届いたときの考え方は、認証コードが勝手に届くのはなぜ|放置してよいかと乗っ取りを防ぐ確認で詳しく説明しています。

同じPDFのQ13は、この件に関連して、タイムズカーだけでなく金融機関、携帯電話会社、公的機関などを名乗り、SMS認証コード、IDやパスワード、口座の情報、クレジットカードの情報、各種の暗証番号を聞き出そうとする連絡にも注意するよう呼びかけています。タイムズカーを名乗らない連絡でも、同じ考え方で疑ってください。

不正アクセスの発表と、本物の個別の案内の確かめ方

タイムズカーは2026年9月25日の第1報から、10月23日の第5報まで、Webシステムへの不正アクセスについて発表を続けています。第5報「「タイムズカーWebシステム」への不正アクセスによる個人情報漏えいに関するご報告と今後の対応について(第5報)」によると、タイムズカーのWebシステムから、氏名、住所、生年月日、電話番号、メールアドレス、運転免許情報について、攻撃者によりアクセスされ、外部送信された痕跡が確認されたものが6,628,007件あります。対象の区分や本人確認書類の画像の扱い、お見舞いの内容は、タイムズカーの情報漏洩|パーク24の調査結果 6,628,007件の範囲とお見舞い・利用者が確かめることで詳しくまとめています。

第1報から第5報までの流れ

第5報には、事案の発生から2026年10月23日までの主な経緯が表で載っています。日付ごとに整理すると次のとおりです。

日付 主な対応・案内
2026年9月25日 異常なアクセスを検知し、調査を開始。問い合わせ窓口を開設し、第1報を公表
2026年9月26日 侵害を受けた環境と関連環境の切り離しを完了。第1報に情報を追記
2026年9月28日 警察への相談を開始。既存会員への案内を開始し、第2報を公表
2026年9月29日 第3報を公表。個人会員への案内を開始
2026年10月1日 退会した人への案内を開始
2026年10月2日 法人会員への案内を開始
2026年10月16日 第4報を公表
2026年10月23日 外部専門機関によるフォレンジック調査を終了し、第5報を公表

フォレンジック調査とは、不正アクセスの跡を記録から細かく調べ、何が起きたかを明らかにする調査のことです。発表が続いている間は、「第6報」「最終報告」などを名乗る偽のメールも考えられます。続報は、メールのリンクからではなく、公式サイトの新着情報の一覧で確かめてください。

ここで大事なのは、本物の個別の案内が実際に送られている、ということです。第3報は、2026年9月29日から、本人確認書類の漏えいが確認された会員に「メールにて個別のご案内を開始いたしました」と書いています。第5報の経緯の表には、9月28日に既存会員へ、9月29日に個人会員へ、10月1日に退会した人へ、10月2日に法人会員への案内を始めたと書かれています。つまり、タイムズカーを名乗る「漏えいのお知らせ」のメールが届いても、それが本物である場合も、偽物である場合もあります。

個別の案内のメールの送信元のアドレスは、2026年11月1日時点で、発表にもご質問と回答のPDFにも書かれていませんでした。そのため、メールの送信元で本物かどうかを決めることはできません。

マイページで確かめる

本物かどうかを確かめるいちばん確かな方法は、メールではなくマイページを見ることです。ご質問と回答のPDFのQ3は、漏えいが確認された会員について、2026年10月23日17時から、タイムズカーのWebサイトのマイページに、一人ひとりの漏えいが確認された情報を載せたと書いています。

  1. メールのリンクは押さずに、ブックマークしておいたタイムズカーの公式サイトを開く。
  2. 自分でマイページにログインする。
  3. マイページに、漏えいが確認された情報が載っているかを見る。

メールに書かれた内容と、マイページの表示が合っていれば、メールの内容そのものは本物の案内と同じだと考えられます。ただし、その場合でも、メールのリンクから手続きをする必要はありません。必要な情報はマイページで読めます。

Q4は、届いたメールに書かれていない情報は漏えいしていないのか、という質問に、メールには配信時点で漏えいを確認した情報を書いている、と答えています。メールとマイページで内容が違う場合は、新しいほうのマイページの表示を見てください。

退会した人の場合

退会した人は、マイページにログインできません。ご質問と回答のPDFは、退会した人や入会しなかった人が、自分が対象かを確かめたい場合は、専用のお問い合わせフォームから連絡するよう案内しています。Q5は、退会した人にも2026年10月1日から順に個別の案内を始めているが、登録の連絡先が今も使えるとは限らないため、慎重に進めていると書いています。

退会した人あてに「退会者の方へ」「確認のため情報を入力してください」というメールが届いた場合も、メールのリンクからは手続きをせず、タイムズカーの公式サイトから専用のフォームを開いてください。

お見舞いや返金を名乗るメールへの注意

第5報は、暗号化された本人確認書類の画像データへのアクセスと外部送信の痕跡が確認された客に、お見舞いとして3,000円相当の現金または金券を渡すことにした、と書いています。そのうえで、お見舞いの内容と渡し方は検討中で、決まり次第、対象の客に案内するとしています(2026年10月23日時点)。

お金が受け取れる、という話は、詐欺に使われやすい題材です。「お見舞金を振り込むので口座番号を入力してください」「受け取りの手続きにカード情報が必要です」といったメールやSMSが届いても、すぐには応じないでください。タイムズカーは、メール、SMS、電話でパスワードやクレジットカードの情報を聞くことはないと明言しています。2026年10月23日時点で、お見舞いの渡し方はまだ決まっていません。案内が出たら、タイムズカーの公式サイトの新着情報と、マイページで確かめるのが確実です。

漏えいの発表のあとに起きやすい詐欺メールやなりすましの例は、情報漏洩の二次被害とは|詐欺メール・なりすまし・不正利用の例と防ぐためにすることで、会社をまたいで整理しています。

公式が挙げている、気をつけたい連絡

タイムズカーの公式の発表に、偽メールの件名そのものの一覧は、2026年11月1日時点で載っていませんでした。一方で、第5報とご質問と回答のPDFは、この件で想定されるリスクと、気をつけたい連絡を書いています。

第5報は、漏えいした情報に氏名や住所などの個人情報に加えて本人確認の情報が含まれていることから、次のようなリスクが想定されると書いています。

  1. フィッシングメールやフィッシングサイトによる詐欺
  2. なりすましによる各種の申し込みや問い合わせ
  3. 不正な勧誘
  4. 個人情報の悪用

ご質問と回答のPDFのQ6は、今すぐする手続きや対策はあるか、という質問に、不審なメール、SMS、電話、郵便物などに十分注意し、心当たりのない連絡には応じず、書かれたリンクや添付ファイルを開かないよう答えています。メールだけでなく、SMS、電話、郵便物も挙げられている点に注意してください。住所や電話番号が対象に入っているので、郵便や電話での偽の連絡も考えられます。

Q13は、警察になりすまして電話をかけてくる「ニセ警察詐欺」への注意にも触れています。この件について警察庁に相談したところ、ニセ警察詐欺への注意とともに、特殊詐欺の被害を防ぐのに役立つ無料のアプリを紹介された、と書かれています。警察を名乗る電話で不安になったら、いったん切って、自分で調べた警察署の番号にかけ直してください。

リンクを押さずに本物かを確かめる手順

届いたメールが本物かどうか迷ったら、メールの中のリンクは使わずに、自分の手でタイムズカーを開いて確かめます。警察庁の「フィッシング対策」のページも、メールやSMSのリンクを安易に押さず、公式サイトをブックマークしておくか、公式アプリを使って正しいサイトに接続するよう呼びかけています。

  1. メールは開いたままにして、リンクや添付ファイルには触れない。返信もしない。
  2. 前もってブックマークしておいたタイムズカーの公式サイトを開く。ブックマークが無ければ、検索サイトでタイムズカーを探し、アドレス欄が「share.timescar.jp」になっていることを確かめてから開く。
  3. 自分でマイページにログインし、予約の内容、登録している会員情報、漏えいの案内の表示に、メールに書かれていたような変化が出ているかを見る。
  4. 公式サイトの新着情報で、メールに書かれていたようなお知らせが出ているかを見る。
  5. メールの内容に当たる表示が無ければ、そのメールは無視して削除する。判断がつかないときは、公式サイトの「よくあるご質問」や「お問い合わせ」から窓口を探す。メールに書かれた電話番号や問い合わせ先は使わない。

検索サイトの結果のいちばん上には、広告が表示されることがあります。アドレス欄の表示を必ず見てから開き、一度正しく開けたらブックマークしておくと次から迷いません。

SMS(ショートメッセージ)で届いたとき

タイムズカーの第3報と第4報は、タイムズカーを装ったメールだけでなく、SMSや電話にも十分注意するよう呼びかけています。SMSとは、携帯電話の番号あてに届く短い文字のメッセージのことです。今回の件では電話番号も対象の情報に入っているため、SMSでの偽の連絡も考えておく必要があります。

2026年11月1日時点で、タイムズカーの公式の案内に、タイムズカーがSMSを送るときの送信元の電話番号や表示名の一覧は見つかりませんでした。そのため、「この番号から届いたSMSなら本物」という見分け方は、タイムズカーについては使えません。

SMSで「タイムズカー」を名乗るメッセージが届いたら、メールと同じように、本文のURLを押さずに、ブックマークしておいた公式サイトからマイページを開いて確かめてください。SMSは文字数が少ないため、短いURLだけが書かれていて、開く先が見えにくい形になりがちです。SMSの本文とURLで偽物を見分ける考え方は、スミッシング詐欺の見分け方|SMSの本文とURLで判定する手順にまとまっています。

リンクを押した・入力してしまったときにすること

偽メールのリンクを押して開いただけで、何も入力していなければ、まず画面を閉じてください。入力してしまった場合は、入れた情報によってすることが変わります。

タイムズカーのIDやパスワードを入力してしまった場合

自分でタイムズカーの公式サイトを開き、すぐにパスワードを変えてください。パスワードの変更は、公式サイトのメニューから行えます。同じパスワードを、ほかのサービスでも使っている場合は、そちらもすぐに変えてください。警察庁のフィッシング対策のページも、ふだん使っているIDやパスワードを偽サイトに入れてしまったら、それを使っているすべてのサービスでパスワードを速やかに変えるよう呼びかけています。

予約の内容や利用の履歴に、身に覚えのない動きが無いかも、マイページで確かめてください。カーシェアは車を借りるサービスなので、IDとパスワードが他人に使われると、自分の名前で車を予約される心配があります。気になる点があれば、タイムズカーの問い合わせの窓口に連絡します。不正アクセスの件についての専用の問い合わせ先として、第5報には電話番号「0120-25-8924」(24時間)と、公式サイトの問い合わせフォームが載っています。

クレジットカードの情報を入力してしまった場合

カードを発行したカード会社に連絡して、カードの利用停止や再発行の手続きをしてください。電話番号は、偽メールや偽サイトに書かれたものではなく、手元のカードの裏面に書かれた番号か、カード会社の公式アプリに出る番号を使います。

なお、第5報は、タイムズカーは決済情報の非保持化に対応していて、クレジットカード番号の全桁とセキュリティコードは保持していないため、今回の件でカードが不正に使われるおそれはない、と書いています。偽サイトに自分で入れてしまったカード情報は、これとは別の話なので、カード会社への連絡が必要です。カード番号、パスワード、住所など、入れてしまった情報ごとの動き方は、フィッシング詐欺で入力してしまったら|カード番号・パスワード・住所ごとにすぐすることで詳しく整理しています。

相談先と報告先

タイムズカーやカード会社に連絡したうえで、困ったときに頼れる公的な窓口と報告先を整理します。いずれも2026年11月1日時点で公式ページを開いて確かめたものです。

困っていること 相談先・報告先
不正アクセスの件、自分が対象かどうか タイムズカーの専用の窓口(0120-25-8924、24時間)、問い合わせフォーム、マイページ
退会していて、自分が対象かを知りたい タイムズカーの退会者専用のお問い合わせフォーム
カードを止めたい、身に覚えのない請求がある カードの裏面に書かれたカード会社の窓口
被害を警察に相談したい(急ぎではない) 警察相談専用電話「#9110」、最寄りの警察署
お金を払ってしまった、契約のことで困っている 消費者ホットライン「188」
偽メールや偽サイトを見つけた フィッシング対策協議会の「フィッシングの報告」

警察庁の「相談窓口の一覧」によると、警察相談専用電話の「#9110」にかけると、かけた場所を受け持つ都道府県警察本部などの総合窓口につながります。携帯電話からも使えますが、ダイヤル回線や一部のIP電話では使えないため、その場合は一覧に載っている各都道府県警察の電話番号にかけるよう案内されています。

消費者ホットラインの「188」は、近くの消費生活センターや消費生活相談の窓口を案内してくれる番号です。消費者庁の「消費者ホットライン」のページで案内されています。

フィッシング対策協議会の「フィッシングの報告」のページでは、Webフォームか、電子メールで偽メールや偽サイトを報告できます。報告受付のアドレスは [email protected] で、ページ上では迷惑メール対策のため「@」が画像になっています。SMSは直接転送できないため、画面を保存してメールに添付して送るよう書かれています。報告した情報は、警察などや、名前を使われた会社に提供される場合があります。

受信設定(ドメイン指定)で許可するドメイン

迷惑メールの対策で、決まったドメインからのメールだけを受け取る設定(ドメイン指定受信)をしていると、タイムズカーからの本物のメールまで届かなくなることがあります。タイムズカーのよくあるご質問は、予約完了のメールが届かない場合について、携帯電話のドメイン指定受信を使っている人は「share.timescar.jp」を登録するよう案内しています。設定の方法は携帯電話会社によって違うので、各社のWebサイトなどで確かめるよう書かれています。

同じページは、Gmailなどの無料のメールサービスを使っている場合、迷惑メールを削除する機能によって、タイムズカーからのメールが受け取れないことがあるとも書いています。各メールサービスのヘルプを見て、タイムズカーからのメールを受け取れるように設定するよう案内されています。

タイムズクラブのよくあるご質問「メールマガジンやパスワード再発行のメールが届きません」は、タイムズクラブからのメールについて、ドメイン「timesclub.jp」と「news.timesclub.jp」を挙げたうえで、ピリオドが続くアドレスや、@の直前や先頭にピリオドがあるアドレスなど、国際的な規格に合わない形のアドレスでは、メールが受け取れない場合があると書いています。その場合は、規格に合ったアドレスに変えるよう案内されています。

ここで1つ注意があります。ドメイン指定受信で「share.timescar.jp」や「timesclub.jp」を許可すると、差出人をそのドメインに偽った偽メールも、受信箱に届きやすくなります。受信設定は「本物を受け取るための設定」で、「偽物を止める設定」ではないと考えてください。

本人確認書類の画像と、なりすましへの備え

今回の件で心配が大きいのは、運転免許証などの本人確認書類の画像です。第5報によると、タイムズカーは本人確認書類の画像を暗号化した状態で保管していて、外部送信の痕跡が確認された場合でも、すぐに画像の中身が見られる状態になったことを意味するものではない、としています。一方で、外部に送信された暗号化データについては、将来、元に戻される可能性を完全には否定できない、とも書いています。

第5報は、本人確認書類の画像の扱いも見直したと書いています。これまでは会員の期間中と退会後7年間保有していましたが、会員登録の確認が終わったら画像を保有しない決まりに変え、今持っている画像データは、本人の申し出の有無にかかわらず2026年10月末までに削除するとしています。

本人確認書類の情報は、他人が本人になりすまして申し込みをするときに使われることがあります。ご質問と回答のPDFのQ12は、信用情報機関の「本人申告制度」を紹介しています。信用情報機関とは、クレジットやローンの利用の記録を管理している機関のことです。本人申告制度は、本人確認書類の盗難や紛失、画像の流出で第三者に使われるおそれがあるときに、本人の申し出にもとづいて、その旨を信用情報の1つとして登録できる仕組みだと説明されています。登録されると、クレジット会社などが審査のときに参考にし、通常より慎重に判断することが期待される、とあります。

ただし同じQ12は、審査の判断は各社がそれぞれの責任で行うもので、信用情報機関が悪用を防ぐ効果を保証するものではないこと、審査に限られるため、たとえば預金口座の開設のときには使われないことも書いています。タイムズカーとしては制度の利用を勧めたり保証したりする立場には無く、使うかどうかは本人が判断するよう求めています。制度の中身は、各信用情報機関で確かめてください。

偽メールだと分かったあとの扱いと、前もってしておくこと

偽メールだと判断できたら、リンクを押さず、返信もせずに削除するのが基本です。家族や職場の人に注意を伝えたい場合や、フィッシング対策協議会に報告したい場合は、削除する前に転送や画面の保存をしておくと役に立ちます。使っているメールサービスに「迷惑メールとして報告」のボタンがあれば、押しておくと、同じ偽メールがほかの人に届きにくくなることがあります。

偽の連絡が届いてから慌てないように、ふだんからしておくと効くことも整理します。

  1. タイムズカーの公式サイトをブックマークしておく。メールのリンクを使わずに開ける入口を、1つ決めておく。
  2. タイムズカーのパスワードは、ほかのサービスと使い回さない。
  3. 登録しているメールアドレスと電話番号が今も使えるかを、マイページで確かめておく。
  4. 不正アクセスの件の続報は、公式サイトの新着情報で見る。メールやSMSで届いた「続報」のリンクからは見ない。
  5. 家族にタイムズカーを使う人がいれば、「タイムズカーはメール、SMS、電話でパスワードやカード情報、SMS認証コードを聞かない」という決まりを伝えておく。

警察庁のフィッシング対策のページも、パスワードの使い回しをしないことや、ワンタイムパスワードなどの仕組みを使うことを、被害を防ぐ対策として挙げています。

在宅で働く人が、仕事のメールアドレスでタイムズカーを使うとき

取引先への訪問や、荷物の多い仕事の移動でカーシェアを使う人の中には、タイムズカーに仕事用のメールアドレスを登録している人もいます。法人会員として登録している人もいるでしょう。第5報には、法人会員の所属部署名も、外部送信された痕跡が確認された情報として載っています。仕事の連絡が多い受信箱では、タイムズカーを名乗る偽メールが、取引先からのメールにまぎれて目に入ります。法人会員の担当者あてに届いた「漏えいのお知らせ」や「ご確認のお願い」は、社内の利用者に転送する前に、マイページや公式サイトの新着情報で中身を確かめておくと、社内に偽メールを広げずに済みます。

@SOHO編集部は2004年から在宅ワークとフリーランスの仲介を続けてきました。その中で見てきたのは、仕事のメールアドレスを、仕事の連絡と、交通や買い物などのサービスの登録の両方に使っている人が多いということです。1つのアドレスにまとめると管理は楽になりますが、そのアドレスに届く偽メールも多くなり、1回押してしまったときの影響も大きくなります。取引先とのやり取りに使うアドレスと、タイムズカーのようなサービスに登録するアドレスを分けておくと、偽メールにまぎれにくくなります。取引先の顧客情報を扱う仕事、たとえばカスタマーサポート・事務全般のお仕事では、ここまでの確かめ方は仕事の道具の1つとして身につけておく価値があります。偽メールの見分け方や防ぎ方そのものを仕事にしたい人には、AI・マーケティング・セキュリティのお仕事の案内もあります。

よくある質問

Q. タイムズカーからの本物のメールの送信元は何ですか?

タイムズカーのよくあるご質問は、予約完了のメールについて、ドメイン指定受信では「share.timescar.jp」を登録するよう案内しています。タイムズクラブからのメールのドメインは「timesclub.jp」「news.timesclub.jp」です(2026年11月1日時点)。送信元のアドレスの一覧は公式に見つかりませんでした。差出人は偽れるので、リンクを押さずに公式サイトから確かめてください。

Q. タイムズカーから漏えいのお知らせのメールが届きました。本物ですか?

タイムズカーは2026年9月28日以降、対象の会員に順に個別の案内を送っています。本物と偽物のどちらもありうるので、メールのリンクは押さずに、自分でマイページにログインしてください。2026年10月23日17時から、漏えいが確認された会員のマイページに、一人ひとりの対象の情報が載っています。

Q. タイムズカーを名乗る電話でSMSの認証コードを聞かれました。教えてもよいですか?

教えないでください。タイムズカーは、電話やメールなどでSMS認証コード、インターネットサービスのパスワード、運転免許証やマイナンバーカードの暗証番号を聞くことはないと公式に書いています。その場で情報を伝えず、電話を切って、タイムズカーの公式の窓口に確かめてください。

Q. お見舞金の受け取りのためにカード情報を入力するよう求めるメールは本物ですか?

タイムズカーは、メール、SMS、電話でパスワードやクレジットカードの情報を聞くことはないと明言しています。2026年10月23日時点で、お見舞いの内容と渡し方は検討中で、決まり次第対象の客に案内するとされています。カード情報の入力を求めるメールのリンクは押さず、公式サイトの新着情報とマイページで確かめてください。

この記事について

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監修:@SOHO編集部

2004年よりフリーランス・在宅ワーク向けサービスを運営。生成AIで作成した下書きを、一次情報と照らし合わせて確認したうえで公開しています。

公開:2026年11月4日
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SNS運用・経理・広告など、業務のアウトソーシング(外注)を検討する企業・個人向け。費用相場・依頼の流れ・失敗しない選び方