ポイントインカムの情報漏洩|195件の範囲と利用者が確かめること 2026

@SOHO編集部
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ポイントインカムの情報漏洩|195件の範囲と利用者が確かめること 2026

この記事のポイント

  • ✓ポイントインカムの情報漏洩について
  • ✓運営元のセレスは2026年10月7日
  • ✓不正アクセスで会員88件・従業員等107件の計195件の個人情報が閲覧された可能性があると発表しました

ポイントサイト「ポイントインカム」を運営する株式会社セレスは2026年10月7日、第三者による不正アクセスで、合計195件(会員88件、従業員等107件)の個人情報が第三者に閲覧された可能性があると発表しました。対象になった可能性がある会員には、セレスから個別にメールで連絡済みで、個別の案内が届いていない人は影響が確認されていないとしています。利用者がまずすることは、ポイントインカムからの案内メールが届いているかを確かめること、ポイントインカムと同じメールアドレスとパスワードを他のサービスで使っていれば変えること、そして「ポイントが失効する」「本人確認が必要」とあおるメールやSMSのリンクを開かないことの3つです。

この記事では、2026年10月20日時点で公式に出ている発表だけをもとに、何が起きたのか、どの情報が対象で何が対象外なのか、自分が対象かをどう確かめるか、そしてパスワードの見直しと偽の連絡への備えを順に整理します。ニュースサイトの記事や推測は使わず、セレスのニュースリリースとポイントインカムのお知らせを読み合わせています。

ポイントインカムの情報漏洩で分かっていること(2026年10月20日時点)

最初に、公式発表で確かめられる事実を短く並べます。

  • 運営元:株式会社セレス
  • 対象のサービス:ポイントサイト「ポイントインカム」のシステム
  • 検知:2026年10月5日(月)未明から、第三者による不正アクセスの疑いがある不審な挙動を断続的に検知
  • 件数:合計195件(うち会員情報88件、セレスの従業員等の情報107件)
  • 影響の中身:一部のアカウントで、個人情報が第三者に閲覧された可能性
  • 決済関連:クレジットカード情報などの決済関連情報は、セレスのサーバー内に保持していないため、漏えい(閲覧)の事実はないと明記
  • 報告:個人情報保護委員会へ報告済み
  • 再開:Web版は2026年10月7日(水)21時30分に再開、アプリは10月9日(金)14時30分に再開

ここで押さえておきたいのは、発表の言葉が「流出した」ではなく「閲覧された可能性」だという点です。閲覧とは、外部の誰かが画面やデータを見られる状態にあったという意味で、データが丸ごと持ち出されたと確定したわけではありません。一方で、可能性が否定できないから本人に知らせている、という段階でもあります。読み手としては「自分の情報が見られたかもしれない」という前提で、できる備えをしておくのが現実的です。

件数の内訳にも目を向けてください。195件のうち、会員の情報は88件で、残りの107件はセレスの従業員等の情報です。ポイントインカムの会員全体から見ればごく一部で、発表どおりに読めば、会員の大多数は今回の閲覧の対象に入っていません。それでも検索してこの記事にたどり着いた人の多くは、「自分は大丈夫なのか」「何をすればいいのか」を知りたいはずです。以下では、その2点に答える順で書いていきます。

なお、2026年10月20日時点で、件数や対象の項目を改めた続報は、セレスのニュースリリース一覧とポイントインカムのお知らせ一覧のどちらにも出ていません。新しい発表があれば内容が変わる可能性があるので、最終的には公式の一覧を見て確かめてください。

公表の経緯:10月5日の検知から10月13日のセキュリティ強化まで

ポイントインカムの件は、1本の発表で終わらず、サービスの再開やモニター案件の扱いなど、いくつかのお知らせに分かれて出ています。日付順に並べると次のとおりです。

日付 出たお知らせ 分かったこと
2026年10月5日(月)未明 (検知) 不審な挙動を検知し、サービスの提供を一時停止
2026年10月7日(水) セレスのニュースリリースと、ポイントインカムのお知らせ 閲覧された可能性がある個人情報は合計195件。対象者へ個別にメール。個人情報保護委員会へ報告
2026年10月7日(水) メンテナンス期間中の各種サービス対応について 期間中の広告の利用データは記録されており、10月8日以降に通帳へ順次反映
2026年10月8日(木) アプリ再開目途およびモニターコンテンツの対応について アプリの再開予定と、モニター案件の提出期限の延長
2026年10月9日(金) ポイントインカムアプリ再開のお知らせ アプリを14時30分に再開。ログイン時にパスワードの再設定を求める場合がある
2026年10月13日(火) セキュリティ強化について 16時から新しいセキュリティ対策を導入。誤検知で画面が表示されない、ログインできない現象が起きる可能性

セレスのニュースリリースでは再開を「10月7日(水)21時より予定」としていましたが、ポイントインカム側のお知らせでは、実際の再開は21時30分(Web版)と書かれています。アプリは同じ日には戻らず、10月9日の14時30分に再開しました。

10月13日のお知らせは見落とされやすいものの、利用者にとっては実際の使い勝手に関わります。新しい対策の導入直後から数日間は「アクセスルールの最適化・調整期間」とされ、正しい操作でも通信が遮断される場合があると案内されています。ログインできなくても、すぐに乗っ取りを疑う必要はありません。まずはこのお知らせを思い出し、時間をおいて公式のページから入り直してください。それでも入れないときは、後で紹介する問い合わせフォームを使います。

経緯を並べてみると、件数や対象の範囲を示したのは10月7日の発表だけで、その後のお知らせはサービスの再開と、メンテナンス中に止まった案件の後始末が中心です。個人情報の範囲について、10月20日時点で追加の説明は出ていません。

閲覧された可能性がある情報と、含まれないと明記された情報

ポイントインカムの発表は、閲覧された可能性がある「個人情報」の件数は示していますが、氏名、メールアドレス、住所といった項目の内訳は書いていません。ここは推測で埋めず、発表に書かれている範囲だけを表にします。

区分 公式発表の記載
閲覧された可能性がある情報 一部のアカウントの個人情報(項目の内訳は発表に記載なし)
件数 合計195件(会員情報88件、従業員等情報107件)
含まれないと明記された情報 クレジットカード情報等の決済関連情報(サーバー内に保持していないため)
対象外とされた人 個別の案内が届いていない人(本件による閲覧の影響は確認されていない)

項目の内訳が出ていないので、「メールアドレスだけなら安心」「住所は入っていない」といった判断は、今の時点ではできません。対象として個別メールを受け取った人は、メールの本文に自分の場合の項目が書かれているかを確かめてください。書かれていなければ、問い合わせフォームから「自分のどの情報が対象か」を尋ねるのが確実です。

ポイントサイトの会員登録では、一般にメールアドレスとパスワードのほか、氏名、生年月日、性別、住所、電話番号などを登録することがあります。登録した情報は人によって違うので、自分が何を登録していたかを、ログインしてマイページで見直しておくと、どんな備えが要るかを考えやすくなります。住所を登録していた人が、住所が漏れたときの備えまで知りたい場合は、個人情報が漏れたときの住所の扱いにまとめた手順が役に立ちます。

もう1つ、クレジットカード情報が含まれない理由として、発表は「当社サーバー内では保持していない」と説明しています。ポイントインカムのようなポイントサイトは、広告主のサイトで買い物をするとポイントが付く仕組みで、決済そのものは広告主側で行われます。カード番号を預かる場面がそもそも少ないため、今回の件でカード明細を慌てて確かめる必要は、発表を読む限り高くありません。ただ、同じメールアドレスとパスワードを通販サイトでも使っている場合は、話が変わります。その点は次の節以降で扱います。

原因と会社の対応

原因について、公式発表の表現は「第三者による不正アクセス」です。どこから侵入されたのか、どの仕組みの弱点が使われたのかといった詳しい中身は、2026年10月20日時点で発表されていません。発表に書かれていない原因を推測で書くことはしません。

セレスのニュースリリースには、対応の流れが次のように書かれています。

対応状況:不審なアクセスの遮断、原因の特定、およびシステム全域にわたる緊急点検を実施いたしました。 また、調査結果を踏まえ不正アクセスがあったことにつき、個人情報保護委員会への報告を行いました。 出典: ceres-inc.jp

発表とお知らせから読み取れる会社の対応を整理すると、次のとおりです。

  • 不審な挙動を検知した段階でサービスの提供を一時停止し、緊急メンテナンスを実施
  • 不審なアクセスの遮断、原因の特定、システム全域の緊急点検
  • 個人情報保護委員会への報告
  • 対象になった可能性がある人へ、個別にメールで連絡
  • 安全確認とセキュリティ強化を終えてから、Web版とアプリを順に再開
  • ログイン時にパスワードの再設定を求める場合があると案内
  • 10月13日から新しいセキュリティ対策を導入

補償やお詫びのポイント付与については、発表とお知らせのどちらにも記載がありません。書かれていないことは、ここでも「ある」とも「ない」とも書きません。メンテナンス中に止まったポイントの扱いについては、広告の利用データは正常に記録されていて、10月8日以降に通帳へ順次反映すると案内されています。モニター案件(レシプラ、トクモニ、テンタメ)は提出期限の延長が告知され、一部のレシプラ案件では期日を過ぎたことで自動キャンセルが起きたため、扱いを確認中と書かれています。メンテナンスの期間中に案件を利用していた人は、通帳への反映と各モニターの提出期限を、公式のお知らせで確かめておいてください。

「個人情報保護委員会への報告」は、個人情報を扱う会社が、一定の漏えいや漏えいのおそれを知ったときに国の機関へ届け出る手続きのことです。不正アクセスのように不正な目的で行われたおそれがある場合は、人数にかかわらず報告の対象になると、個人情報保護委員会が案内しています。今回の件で報告が行われたのは、この決まりに沿った対応です。

自分が対象かを確かめる方法

自分が195件に含まれるかどうかは、セレスからの個別のメールで分かります。発表の言葉どおりに書くと、該当する可能性のある人には「当社から個別にメールにてご連絡」しており、「個別のご案内が届いていないお客様」は本件による閲覧の影響が確認されていない、という扱いです。

確かめ方の手順は次のとおりです。

  1. ポイントインカムに登録しているメールアドレスの受信箱を開き、2026年10月7日以降に届いたポイントインカムまたはセレスからのメールを探す
  2. 迷惑メールのフォルダも確かめる。案内メールが自動で振り分けられている場合がある
  3. 該当しそうなメールが見つかったら、本文のリンクを押す前に、差出人のアドレスと内容を公式のお知らせと見比べる
  4. メールが見つからず不安が残る場合は、メールのリンクではなく、ブラウザで pointi.jp を開いてお知らせ一覧と問い合わせフォームを使う

ここで1つ注意があります。「ポイントインカムからの重要なお知らせ」を名乗るメールが届いたとしても、それが本物とは限りません。漏えいの報道が出たあとには、その会社を名乗る偽のメールが送られてくることが一般によくあります。本物の案内であっても、リンクから入らず、自分でブックマークや公式アプリからログインして確かめる習慣をつけておくと、偽物をつかまされる心配がぐっと減ります。

ポイントインカムに登録したメールアドレスを、ほかのサービスの漏えいで見かけていないかも気になるところです。世の中で公開された漏えいデータに自分のメールアドレスが含まれているかを調べる方法は、メールアドレスの漏えいを調べる方法で手順を説明しています。今回の195件は、公開された漏えいデータとして出回っていると発表されたわけではないので、こうした調べ方で今回の件そのものが分かるわけではありません。自分のメールアドレス全体の状態を点検する目的で使ってください。

なお、案内メールが届いていない人も、パスワードの見直しは無駄になりません。セレスはアプリの再開に合わせて、ログイン時にパスワードの再設定をお願いする場合があると案内しています。画面に再設定を求める表示が出たら、それは今回の対策の一環として案内されているものです。

対象の案内メールを受け取った人が次にすること

個別の案内メールを受け取った人は、195件のうちの1件に当たる可能性がある人です。慌てる必要はありませんが、次の順で手を打っておくと、あとから困る場面を減らせます。

  1. 案内メールを削除せずに保存する。届いた日時と本文は、あとで問い合わせるときや、別の被害に気づいたときの手がかりになる
  2. 本文に、自分の場合に閲覧された可能性がある項目が書かれているかを確かめる。書かれていなければ、問い合わせフォームで尋ねる
  3. ブックマークか公式アプリからポイントインカムにログインし、パスワードを変える
  4. 登録している氏名、住所、電話番号、交換先の口座などに、自分で変えた覚えのない書き換えがないかを確かめる
  5. 同じメールアドレスとパスワードの組み合わせを使っているサービスを書き出し、上から順にパスワードを変える

このうち4番目は、乗っ取りの有無を確かめる意味があります。登録内容が書き換えられていた場合や、身に覚えのないポイント交換の申請が通帳に出ている場合は、すぐに問い合わせフォームから連絡してください。その際、案内メールを受け取ったことと、気づいた変化を具体的に書くと、調べてもらいやすくなります。

案内メールを受け取ったあとしばらくは、知らない相手からの電話やSMS、郵便にも少し気を配ってください。発表は閲覧された項目の内訳を示していないため、どの連絡手段に偽の連絡が来うるかを前もって絞れません。セレスやポイントインカムを名乗る連絡でも、パスワードや口座番号を聞かれたら、その場では答えずに公式の窓口へ確かめる、と決めておくと迷いません。

利用者がすること:パスワードの変え方と使い回しの見直し

ポイントインカムの件で、利用者が自分の手でできる対策のうち、効き目が大きいのはパスワードの見直しです。発表の範囲ではパスワードが閲覧されたとは書かれていませんが、ログイン時に再設定を求める場合があるとされている以上、対象かどうかにかかわらず変えておくのが安全です。

ポイントインカムのよくある質問では、パスワードの再発行は「パスワード変更ページ」から行うと案内されています。手順の流れは次のとおりです。

  1. ブラウザで pointi.jp を開き、メールのリンクは使わない
  2. ログインしてマイページからパスワード変更ページへ進む。ログインできないときは、パスワード変更ページから再発行する
  3. 新しいパスワードは、ほかのどのサービスでも使っていないものにする
  4. 秘密の質問を登録している場合は、推測されやすい答えになっていないかも見直す

次に、使い回しの見直しです。パスワードリスト攻撃とは、どこかで漏れたメールアドレスとパスワードの組み合わせを、別のサービスのログイン画面に次々と試す手口のことです。ポイントインカムと同じ組み合わせを、通販サイト、ほかのポイントサイト、フリマアプリ、メールサービスで使っていると、1か所の漏えいが他のサービスの乗っ取りにつながります。

見直す順番は、お金や個人情報に直結するものからです。

  • 登録しているメールアドレスそのもののアカウント(ここを乗っ取られると、他のサービスのパスワード再発行まで奪われる)
  • ポイントの交換先にしている銀行、電子マネー、ギフト券のサービス
  • カードを登録している通販サイトやフリマアプリ
  • ほかのポイントサイトやアンケートサイト

パスワードを1つずつ覚えるのは現実的ではないので、パスワード管理の機能を使うのが近道です。iPhone や Mac のパスワード、Google パスワードマネージャーのように、端末に最初から付いている仕組みでも十分です。ランダムで長いパスワードを作らせ、サービスごとに別のものを保存できます。

ログインに2段階の確認(パスワードに加えて、SMS や認証アプリのコードを求める仕組み)を設定できるサービスでは、この機会に有効にしておくと安心です。仕組みの違いや選び方は、MFA(多要素認証)導入のメリットと製品比較|2026年の認証セキュリティ決定版で詳しく比べています。会社向けの記事ですが、認証の種類ごとの強さの違いは、個人のアカウントを守るときにもそのまま当てはまります。

ポイントサイトのアカウントで気をつけたいこと

ポイントサイトのアカウントは、メールアドレスとパスワードだけで入れることが多い一方で、中にはポイントという換金できる価値がたまっています。ポイントインカムも、ためたポイントを現金やギフト券、電子マネーなどに交換できるサービスです。乗っ取られると、ポイントを勝手に交換される、交換先の口座やアカウントを書き換えられる、といった被害につながりかねません。

今回の件をきっかけに、次の点を見直しておくと安心です。

  • 交換先として登録している銀行口座や電子マネーの情報が、自分のものになっているか
  • ポイントの通帳に、身に覚えのない交換の申請が入っていないか
  • 登録しているメールアドレスが、今も使っていて受信できるものか
  • 使っていないポイントサイトのアカウントが放置されていないか

最後の点は意外と大事です。登録したきり使っていないポイントサイトやアンケートサイトは、パスワードが古いままで、しかもログインされても気づきにくいアカウントです。使っていないサービスは退会し、残すものだけパスワードを変える、という整理をすると、守る対象が減ります。

ポイントサイトの利用者が狙われやすい偽の連絡には、決まった形があります。「ポイントの有効期限が切れる」「交換の申請に不備がある」「アカウントが停止される」など、急がせる言葉で偽のログイン画面へ誘導するものです。ポイントがたまっている人ほど、失いたくない気持ちにつけ込まれやすくなります。

ポイントサイトのアカウントを守るうえで、1つ覚えておきたい考え方があります。それは「ログインは自分で開いたページからだけ行う」ということです。メールやSMSで届いたリンクからはログインしない、と決めておけば、どれほど本物そっくりの偽のページでも入力する機会がなくなります。ブックマークした pointi.jp か、公式アプリから入る。この習慣が、今回の件に限らず一番効く対策です。

偽のメール・SMS・電話の見分け方

不正アクセスの発表が出たあとは、その会社やサービスを名乗る偽の連絡が増えることがよくあります。メールアドレスなどの情報が実際に悪用されているかどうかとは別に、ニュースを見た人を狙って「お詫び」や「確認」を装う手口が出てくるためです。

ポイントインカムの件で特に気をつけたいのは、次のような連絡です。

  • 「不正アクセスの影響を確認するため、ログインしてください」とリンクを付けたメール
  • 「お詫びのポイントを付与します。受け取りはこちら」というメールやSMS
  • 「パスワードの再設定が必要です」とSMSで届くリンク
  • セレスやポイントインカムを名乗り、本人確認のためにパスワードや口座番号を聞く電話

セレスの発表とポイントインカムのお知らせには、お詫びのポイントを配るといった記載はありません。そうした内容のメッセージが届いたら、まず偽物を疑ってください。また、発表で案内されている問い合わせ窓口は、後で紹介する問い合わせフォームです。電話で連絡が来るという案内はありません。

見分けるときの確かめ方は、次の3つに絞れます。

  1. 差出人のアドレスやSMSの送信元を見るだけで判断しない。偽装されることがある
  2. リンク先のアドレスが pointi.jp になっているかを、押す前に確かめる。よく似たつづりのアドレスに注意する
  3. 迷ったら、メールを閉じて自分でブックマークや公式アプリからログインし、お知らせ一覧に同じ内容があるかを確かめる

万一、偽のページでパスワードを入力してしまった場合は、すぐに公式のページからパスワードを変え、同じパスワードを使っているほかのサービスも変えます。カード番号まで入力してしまったときは、カード会社の窓口に連絡して利用を止めてもらうよう相談してください。

偽の連絡への備えは、個人だけでなく職場の研修でも扱われるテーマです。偽のメールの見分け方を体系立てて学びたい人には、社員のセキュリティ意識を向上させるフィッシングメール模擬訓練の効果|2026年最新の従業員教育ガイドが参考になります。

問い合わせ窓口

今回の件について、公式に案内されている問い合わせ先は次のとおりです。

  • お客様の問い合わせ窓口:ポイントインカムの問い合わせフォーム(pointi.jp/contactus/form.php)
  • 報道関係の問い合わせ先:株式会社セレス 広報担当(セレスのサイトの問い合わせフォーム)

電話番号や受付時間は、発表とお知らせのどちらにも書かれていません。問い合わせはフォームから行う形です。

フォームで問い合わせるときは、次の点を書いておくと、やり取りの回数を減らせます。

  • 登録しているメールアドレス(会員IDがあれば会員ID)
  • 個別の案内メールを受け取ったかどうか、受け取った場合は届いた日時
  • 知りたいこと(自分のどの情報が対象か、パスワードの再設定ができない、ポイントが反映されていない など)

パスワードをフォームに書き込むことはしないでください。正規の窓口でもパスワードを尋ねることは通常なく、書く必要もありません。

また、メンテナンス中に利用した広告のポイントが反映されていない、モニターの提出が期限に間に合わなかった、といった問い合わせも、同じフォームで受け付けると案内されています。お知らせでは、反映まで時間がかかる場合があると書かれているので、まずは各お知らせに書かれた期日を確かめ、それを過ぎても反映されないときに問い合わせるのが手間の少ない順番です。

在宅で仕事をする人が気をつけること

在宅で仕事をしている人の中には、ポイントサイトに登録したメールアドレスを、仕事の連絡にも使っている人がいます。仕事用と私用を分けていない場合、今回のような件で影響を受けるのは自分のアカウントだけではありません。仕事用のメールアドレスが乗っ取られると、取引先とのやり取りや、預かっている資料が第三者の目に触れるおそれがあるからです。

個人情報保護委員会の案内では、個人情報のデータベースを事業に使っている人は、会社だけでなく個人であっても「個人情報取扱事業者」に当たるとされています。個人情報取扱事業者とは、個人情報保護法の決まりを守る立場にある事業者のことです。在宅で取引先の顧客名簿や応募者の情報を預かって作業している人は、この立場に当たる可能性があります。

取引先から個人情報の扱いを頼まれている場合(委託されている場合)について、委員会のガイドラインは、委託を受けた側が、報告の義務を負う委託元にその事態を知らせたときは、委託を受けた側の報告義務が免除されると説明しています。知らせる目安は、事態を知ってからおおむね3日から5日以内とされています。つまり、仕事用のアカウントや端末から取引先の個人情報が漏れたおそれがあるときは、まず取引先へ速やかに知らせることが出発点になります。

今回のポイントインカムの件は、ポイントインカムのアカウントに保存された情報の話で、取引先から預かった情報が漏れたと発表されたわけではありません。そのため、ポイントインカムに登録していたというだけで、取引先に知らせる必要が生じるとは限りません。判断の分かれ目は次の点です。

  • ポイントインカムと同じパスワードを、仕事用のメールやクラウドのアカウントでも使っていたか
  • 仕事用のアカウントに、身に覚えのないログインの通知や設定の変更がないか
  • 取引先から預かった個人情報を、私用のアカウントや端末に保存していないか

どれかに当てはまって不安が残るときは、まずパスワードを変えて状態を確かめ、取引先との契約や取り決めに沿って相談してください。法律上の扱いは事情によって変わるので、迷ったときは個人情報保護委員会の個人情報保護法相談ダイヤル(03-6457-9849、受付は9時30分から17時30分、土日祝日と年末年始を除く)で、ガイドラインに沿った助言を受けられます。

在宅ワークの現場から見たアカウントの守り方

在宅ワークとフリーランスの仲介を2004年から続けてきた運営者として見てきた限りでは、仕事のトラブルの入り口になりやすいのは、技術的に難しい攻撃よりも、身近なアカウントの使い回しです。ポイントサイト、通販、仕事のメールで同じパスワードを使っていて、1か所の漏えいが仕事用のアカウントまで広がる、という流れはどの業種でも起こりえます。

長く仕事を続けている人ほど、仕事用と私用のメールアドレスを分け、仕事用のアカウントには2段階の確認を必ず設定しています。取引先から見ても、連絡用のアカウントが安定していることは、安心して仕事を任せられる理由の1つになります。手数料のかからない直接取引で仕事を受ける場合はなおさら、やり取りの窓口を自分で守ることが信頼の土台になります。仕事を探す人も依頼する人も、@SOHO 求人一覧で直接やり取りを始める前に、連絡に使うアカウントの守りを一度見直してみてください。

セキュリティの知識は、それ自体が在宅の仕事にもつながります。企業のセキュリティ対策や情報発信を手伝う仕事の広がりは、AI・マーケティング・セキュリティのお仕事で紹介しています。ネットワークの基礎から学びたい人には、CCNA(シスコ技術者認定)の解説も参考になります。ポイントインカムの件は会員88件という小さな範囲の発表でしたが、自分のアカウントの守りを点検するきっかけとしては十分です。パスワードの使い回しをなくし、ログインは自分で開いたページからだけ行う。この2つを今日のうちに済ませておけば、次に別のサービスで同じような発表があっても、慌てずに済みます。

よくある質問

Q. ポイントインカムから個別のメールが届いていなければ、何もしなくていいですか?

セレスの発表では、個別の案内が届いていない人は、本件による個人情報の閲覧の影響が確認されていないとされています。ただし、ログイン時にパスワードの再設定を求める場合があると案内されているので、パスワードは変えておくと安心です。同じパスワードをほかのサービスで使っている場合は、そちらも変えてください。

Q. クレジットカードの明細を確かめる必要はありますか?

発表では、クレジットカード情報などの決済関連情報はセレスのサーバー内に保持していないため、閲覧の事実はないと明記されています。今回の件だけを理由にカードを止める必要は、発表を読む限り高くありません。ただし、同じパスワードを通販サイトで使っていた場合は、そのサイトのパスワード変更と、カード明細の確認をおすすめします。

Q. お詫びのポイントがもらえるというメールが届きました。本物ですか?

2026年10月20日時点で、セレスの発表とポイントインカムのお知らせに、お詫びのポイントを付与するという記載はありません。そうしたメールやSMSは偽物を疑い、リンクを開かずに、自分でブックマークや公式アプリからログインしてお知らせ一覧を確かめてください。パスワードや口座番号は入力しないでください。

Q. 10月13日以降、ポイントインカムにログインできないことがあります。乗っ取りでしょうか?

ポイントインカムは10月13日16時から新しいセキュリティ対策を導入し、導入直後の数日間は、誤検知で画面が表示されない、ログインできない現象が起きる可能性があると案内しています。すぐに乗っ取りと決めつけず、時間をおいて公式のページから入り直してください。それでも入れない場合は、パスワード変更ページで再発行し、問い合わせフォームで相談します。

この記事について

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監修:@SOHO編集部

2004年よりフリーランス・在宅ワーク向けサービスを運営。生成AIで作成した下書きを、一次情報と照らし合わせて確認したうえで公開しています。

公開:2026年10月20日
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