LINEオープンチャットの管理人ができることと、迷惑な投稿への対処や権限の渡し方

@SOHO編集部
@SOHO編集部
LINEオープンチャットの管理人ができることと、迷惑な投稿への対処や権限の渡し方

この記事のポイント

  • ✓LINEオープンチャットの管理人(管理者)ができることを
  • ✓LINEヘルプセンターの記載をもとに整理します
  • ✓迷惑な投稿の削除と強制退会

LINEのオープンチャットを作ったものの、管理人として何ができて、何をしておくべきなのかが分からない。荒らしの投稿が続いたらどうするのか、しばらく手が離せなくなったら誰かに管理を任せられるのか、任せた相手から管理を返してもらえるのか。オープンチャットの管理人を引き受けた人からは、こうした不安の声がよく聞かれます。

この記事では、LINEヘルプセンターに書かれている内容をもとに、オープンチャットの管理人(LINEの画面では「管理者」)ができることを、参加の入り口、迷惑な投稿への対処、共同管理者と権限、管理人の交代の4つに分けて整理します。顔と名前の分かるメンバーで長く続ける会の連絡には、オープンチャットとは別の道具を使う方法もあるので、記事の後半で、教室やサークル向けのグループアプリTsudooを含めて比べます。

オープンチャットの管理人とはどんな立場か

オープンチャットとは、LINEの友だちになっていない人どうしでも、トークルームに集まって話せる機能のことです。参加する人は、オープンチャットごとに別のプロフィール画像とニックネームを設定できるので、本名を出さずに参加できます。LINEみんなの使い方ガイドのオープンチャットのページによると、1つのトークルームには最大5,000人まで参加でき、さらに拡張することもできます。

このトークルームを最初に作った人が、管理者になります。この記事では、検索でよく使われる「管理人」という言葉と、LINEの画面に出る「管理者」という言葉を同じ意味で使います。LINEヘルプセンターは、管理者と共同管理者の違いを次のように説明しています。

オープンチャットを作成すると管理者権限が付与されます。 管理者はオープンチャットの運営と管理に関するすべての権限を持ち、共同管理者の追加/削除と権限の管理ができます。 共同管理者はオープンチャットの運営と管理に関する一部の権限が付与されます。 出典: LINEヘルプセンター オープンチャットの基本的な仕組み(管理者向け)

つまり、管理者は1つのオープンチャットに1人だけで、そのほかに運営を手伝う共同管理者を加えられる、という形です。共同管理者は、1つのオープンチャットにつき100名まで設定できます。

管理者だけができること

LINEヘルプセンターの記載から、管理者だけができることを拾うと、次のようになります。

・オープンチャットの名前、画像、説明、カテゴリーの修正
・参加コードが必要な形や、参加の承認が必要な形への変更と、その設定
・共同管理者の追加と削除、共同管理者の権限の管理
・メンバーの参加や退出の際に出るシステムメッセージの表示と非表示の切り替え
・オープンチャットそのものの削除
・管理者権限をほかの人に渡すこと

管理者と、権限を与えられた共同管理者ができること

一方で、参加リクエストの承認と拒否は、管理者と共同管理者の両方が持つ権限です。メッセージの削除、特定のメンバーの強制退会、メンバー全員へのメンションは、管理者と、その権限を与えられた共同管理者が行えます。どこまでを共同管理者に任せるかは、管理者が権限の設定で決めます。

管理人という立場は、何でも自由にできる王様ではなく、場の安全と居心地に責任を持つ係です。何ができるかを知っておくと、問題が起きたときに慌てずにすみます。

作る前に決めておきたい運営の方針

オープンチャットの管理で苦労する人の多くは、作った後で方針を考え始めています。作る前に次の点を決めておくと、参加の形や共同管理者の選び方が自然に決まります。

誰のための場か

まず、誰に参加してほしいのかを一文で書けるようにします。「同じ資格の勉強をしている人」「この教室の受講生と卒業生」「この地域で子育てをしている人」のように、参加してほしい人がはっきりしていれば、検索を許可するか、参加コードや承認制にするかが判断しやすくなります。参加してほしい人がはっきりしない場は、話題が散らばり、迷惑な投稿も入りやすくなります。

何を話す場で、何を話さない場か

話してよい話題と、控えてほしい話題を決めておきます。たとえば資格の勉強の場なら、勉強の進め方や試験の情報は歓迎し、講座や商品の勧誘、個人の連絡先の交換の呼びかけは控えてもらう、といった形です。話さない話題を先に決めておくと、削除の判断に迷いません。

管理人がどこまで面倒を見るか

管理人が毎日すべての投稿に目を通すのか、問題の報告があったときに対応するのかで、必要な共同管理者の人数が変わります。参加者が増えてから考えると、管理人一人に負担が集まった状態で決めることになるので、最初に見込みを立てておきます。

説明欄に書くルールの例

方針が決まったら、オープンチャットの説明欄やノートに、参加者向けのルールとして書きます。たとえば次のような書き方です。

・この場は、〇〇の勉強をしている人どうしで情報を交換する場です
・商品や講座の勧誘、外部サイトへの誘導、個人の連絡先の交換の呼びかけは削除します
・他の参加者を傷つける投稿は、注意のうえ削除し、続く場合は退会をお願いします
・困ったことがあれば、管理人か共同管理者に連絡してください

最後の一行があるだけで、参加者が問題を見つけたときに、管理人に知らせてくれるようになります。管理人の目が届かない時間を、参加者の目で補う形です。

参加の入り口を整える3つの形

荒らしや迷惑な投稿を防ぐうえで、もっとも効くのは入り口の設計です。オープンチャットには、参加の仕方が3つの形で用意されています。

・誰でも参加できる形
・参加するために、管理者が設定したコードが必要な形
・参加するために、管理者の承認が必要な形

作った直後は、誰でも参加できる状態になっています。作った後で、コードや承認が必要な形に変えられます。

参加コードが必要な形

参加コードを設定すると、コードを知っている人だけが参加できます。教室の生徒や、イベントの参加者のように、参加してほしい人がはっきりしている場合に向いた形です。設定は、トーク画面上部のメニューから[設定]を開き、[公開設定]から[参加コードの入力]を選んで、コードを入力します。

LINEヘルプセンターは、参加コードは簡易的な参加の制限のためのもので、個人や組織で使っている他のサービスのパスワードを流用しないよう注意しています。コードが外に出回ると、誰でも入れる状態と変わらなくなるので、コードを知らせる経路は限っておきます。

参加の承認が必要な形

承認制にすると、参加したい人は、管理者が設定した質問に答えて参加のリクエストを送ります。管理者や共同管理者は、回答を見てから承認するか削除(拒否)するかを決められます。設定は、[設定]から[公開設定]、[参加の承認]と進み、参加を希望する人への質問を入力します。

承認制は、荒らしを防ぐ効果が高い一方で、リクエストを見て判断する手間がかかります。リクエストは、LINEの[ホーム]の[グループ]にある[参加リクエスト管理]からも、オープンチャットの[設定]の[メンバー管理]にある[参加リクエスト]からも確認できます。共同管理者にも承認の権限があるので、複数人で手分けすると負担が分散します。

検索に表示するかどうか

オープンチャットは、[オープンチャットの検索を許可]をオンにすると、LINEの検索結果に表示されるようになります。人を広く集めたいときは役立ちますが、知らない人が入ってくる機会も増えます。メンバーを限りたい会なら、検索を許可しない設定にし、参加コードや承認制と組み合わせると、入り口を絞れます。

なお、検索を許可しているオープンチャットでは、[メッセージなどのプレビューを許可]という設定もあり、オンにしているとトークルームの中のメッセージやAIによる要約が、オープンチャットの[ホーム]タブなどに表示されます。参加コードや承認制のオープンチャットでも、この設定がオンなら中のメッセージが外から見えるので、内輪の話をする会ではオフにしておくと安心です。

迷惑な投稿と荒らしへの対処

入り口を整えても、迷惑な投稿がまったくなくなるわけではありません。起きたときの対処の手順を知っておきます。

メッセージを削除する

管理者と、削除の権限を与えられた共同管理者は、オープンチャット内のメッセージを削除できます。スマートフォンでは、削除したいメッセージを長押しして[削除]を選び、[メンバー全員の履歴から削除]を選ぶと、全員の画面から消えます。[自分の履歴から削除]を選ぶと自分の端末から消えるだけなので、押し間違えないよう気をつけます。複数のメッセージは、横に出るアイコンにチェックを入れてまとめて削除できます。

特定のメンバーを強制退会させる

注意しても迷惑な投稿をやめない人は、強制退会させられます。対象のメンバーのプロフィール画像をタップするか、トークルーム上部のメニューの[メンバー]から選び、[強制退会]を選びます。LINEヘルプセンターによると、過去24時間以内に退会したメンバーに対しても強制退会を行えます。荒らしをして自分から抜けた人が、また入ってくるのを防ぐのに使えます。

強制退会の手順と再参加の許可のしかたは、LINEヘルプセンターの参加メンバーの管理のページにまとまっています。強制退会させた人は、再参加禁止リストに入り、そのオープンチャットに再び参加できなくなります。誤って退会させた場合は、[設定]の[メンバー管理]にある[再参加禁止リスト]から、再参加を許可できます。なお、管理者や共同管理者を強制退会させることはできません。

スパムフィルターで禁止の言葉を自動で消す

オープンチャットには、運営を助ける自動の機能としてBot(ボット)があります。その1つのスパムフィルターでは、トークで禁止したい言葉をNGワードとして登録でき、そのNGワードと完全に一致するか、NGワードを含むメッセージを自動で削除できます。履歴の画面では、設定した回数以上NGワードを使った人の履歴を確かめ、強制退会させることもできます。Botは、メイン端末、つまりLINEのアカウントを登録したスマートフォンで設定します。設定の手順は、LINEヘルプセンターのBotのページで確かめられます。

勧誘や外部サイトへの誘導など、決まった言葉で繰り返される迷惑な投稿には、スパムフィルターがよく効きます。ただ、NGワードを広く取りすぎると、普通の会話まで消えてしまうので、登録した言葉で困っている人がいないか、ときどき確かめます。

参加者側でできる非表示

参加者も、特定のメンバーのメッセージを自分の画面で非表示にできます。どのメンバーを非表示にしたかは、他のメンバーには公開されません。管理人としては、すぐに強制退会させるほどではないものの、相性の悪い人がいる、という相談を受けたときに、この機能を案内できます。

ルールを先に書いておく

対処の手順と同じくらい大切なのが、何をしたら削除や強制退会になるのかを、先に示しておくことです。オープンチャットの説明欄やノートに、禁止する投稿の例と、管理人が取る対応を書いておくと、強制退会させたときに「なぜ自分だけ」というもめごとが起きにくくなります。ルールは長く書くより、具体的な例を3つから5つ挙げる方が伝わります。

共同管理者の選び方と権限の設定

参加者が増えてくると、管理人一人で目を配り続けるのは難しくなります。共同管理者を設定して、運営を分担します。

共同管理者を追加する

共同管理者は、トーク画面上部のメニューから[設定]、[メンバー管理]、[共同管理者を設定]と進み、設定したいメンバーの[追加]を選ぶと設定できます。トークルームの中で、メンバーのプロフィール画像をタップし、王冠のアイコンを選ぶ方法もあります。

権限は項目ごとに決める

共同管理者の権限は、[設定]の[権限]から、項目ごとに設定を変えられます。メッセージの削除、強制退会、全員へのメンションなど、任せる範囲を共同管理者ごとの役割に合わせて決めます。

全員へのメンションは、管理者や権限を与えられた共同管理者が、1時間に1回使える機能です。メッセージ入力欄に「@」を入力し、[@All]を選ぶと、メンバー全員に通知が届きます。お知らせを担当する共同管理者にだけ、この権限を与える運用もできます。

誰を共同管理者にするか

共同管理者は、権限を与えた範囲で、メッセージの削除や強制退会ができる立場です。トラブルの多くは、この権限の使い方で起きます。選ぶときは、次の点を見ておくと安心です。

・オープンチャットに長く参加していて、ルールを理解していること
・特定の参加者と私的にもめていないこと
・判断に迷ったときに、管理人に相談してくれること
・連絡がつきやすい時間帯が、管理人と重なりすぎていないこと

最後の点は意外に大切です。管理人が夜しか見られないなら、昼に見られる人を共同管理者にすると、荒らしへの対応が早くなります。インフラの監視の仕事でも、当番の時間を重ねずにずらしておくことで、障害への初動を早くするのが基本です。オープンチャットの見守りも同じ考え方で組み立てられます。

権限の使い方を共有しておく

共同管理者を設定したら、どんな投稿なら削除するのか、強制退会の前に注意を何回するのか、といった基準を、管理人と共同管理者の間で共有しておきます。基準がそろっていないと、同じ投稿でも人によって対応が違い、参加者から不公平に見えてしまいます。

管理人を交代するときと、一時的に任せるとき

管理人をしている人から多い相談が、交代のしかたと、しばらく任せたときに管理を返してもらえるのか、という点です。

管理者権限を移行する手順

管理者は、共同管理者に管理者権限を移行できます。[設定]の[メンバー管理]から[管理者権限を移行]を選び、対象のメンバーの[選択]を押します。権限を移行すると、元の管理者は共同管理者になります。

移行できる相手は共同管理者なので、管理を任せたい相手は、先に共同管理者に設定しておく必要があります。

一時的に任せるなら、移行より共同管理者の権限で

しばらく手が離せなくなる場合でも、管理者権限そのものを移行する必要はありません。信頼できる人を共同管理者にし、必要な権限を与えておけば、参加リクエストの承認や、迷惑な投稿の削除、強制退会は任せられます。管理者権限を移行すると、元の管理者は共同管理者になり、管理を返してもらうには、新しい管理者がもう一度移行の操作をする必要があります。返してもらえるかどうかが心配なら、移行せずに共同管理者として任せる形にとどめておくのが確実です。

管理者のアカウントが削除された場合

管理者のLINEアカウントが削除された場合、管理者権限は自動で移ります。LINEヘルプセンターによると、移る先の優先順位は、参加期間がもっとも長い共同管理者、次に参加期間がもっとも長いメンバーです。メンバーがいない状態で管理者のアカウントが削除されると、そのオープンチャットは削除されます。

また、LINEは、管理者が管理者として不適切だと合理的に判断した場合、利用規約にもとづいて、管理者権限を他のメンバーに移行させることがあると説明しています。移行先の決め方は、アカウントが削除された場合と同じ優先順位です。

オープンチャットを閉じるとき

オープンチャットを削除できるのは管理者だけです。注意したいのは、管理者がオープンチャットを削除しても、参加メンバーのLINEの中には、トークルームと投稿の内容が表示され続けることです。LINEヘルプセンターは、削除したいメッセージや画像がある場合は、削除の前に個別に消しておくよう案内しています。削除した後は、管理者であっても投稿の内容は削除できません。サブトークルームを作っている場合は、それらを先にすべて削除してから、メインのトークルームを削除します。

管理人だけで抱えないほうがよいトラブル

オープンチャットの中で起きることの多くは、削除や強制退会で収められます。ただ、管理人の対応だけでは収まらない、あるいは収めてはいけないトラブルもあります。

脅しやつきまとい、個人情報のさらし

他の参加者を脅す投稿、特定の人へのつきまとい、本名や住所などの個人情報を勝手に書き込む投稿は、削除するだけでなく、被害を受けた人が相談できる先を案内します。身の危険を感じるような内容なら、警察への相談も選択肢になります。急ぎではない相談は、警察相談専用電話の「#9110」で受け付けています。

お金の勧誘やもうけ話

もうけ話やお金の勧誘をきっかけに、参加者が外部に誘い出され、お金を払ってしまう被害も起きています。この種の投稿は見つけしだい削除し、参加者に注意を呼びかけます。契約やお金のトラブルに巻き込まれた参加者には、消費者ホットラインの「188」で、近くの消費生活センターに相談できることを案内できます。

記録を残しておく

削除や強制退会の前に、問題の投稿の画面を保存しておくと、後で相談するときの材料になります。削除した後は、管理人であっても元の投稿を見られなくなるので、深刻なトラブルほど、先に記録を残してから対応します。記録した画面には他の参加者の名前や投稿も写るので、相談先に出す以外の目的で広めないよう、取り扱いに気をつけます。

管理人が自分を守ること

管理人が強制退会させた相手から、逆恨みのメッセージが届くこともあります。オープンチャットではオープンチャットごとに別のプロフィールを使えるので、管理人も本名や顔写真を出さずに運営できます。管理人の役割と、自分自身の生活は切り分けて考え、一人で抱えきれないと感じたら、共同管理者に対応を代わってもらうことも、場を長く続けるための大事な判断です。

管理人が疲れないための運営の工夫

オープンチャットの管理は、ボランティアで引き受けている人がほとんどです。負担が一人に集まると、続けるのが難しくなります。

自動応答に任せられることは任せる

Botの自動応答には、新しく参加した人に送るあいさつメッセージ、決まった日時にメッセージを送る予約メッセージ、参加者が「/キーワード」を入力したときに決まったメッセージを返すキーワード対応メッセージがあります。ルールの案内やよく聞かれる質問への答えを登録しておくと、管理人が同じ説明を何度も書く手間が減ります。

通知を絞る

新しいメンバーが参加するたびに管理者や共同管理者に届く通知は、[設定]の[新しいメンバーの参加通知]からオフにできます。参加者が多いオープンチャットでは、通知が多すぎて本当に大事な連絡を見落とすことがあるので、必要な通知だけを残します。

居心地の不公平に気を配る

オープンチャットでよく聞かれる不満に、管理人が特定の人とばかり話していて、居心地が悪い、というものがあります。管理人も一人の参加者なので、話しやすい相手ができるのは自然なことです。ただ、管理人の振る舞いは場の空気をつくります。新しく入った人にあいさつを返す、質問に答えがつかないまま流れていないかを見るといった小さな配慮で、参加者が残りやすくなります。

記録を残す仕組みを考える

オープンチャットはトークが中心なので、新しい発言で前の連絡が流れていきます。大事な決まりごとはノートに書き、アナウンスで上に表示しておくと、後から入った人にも伝わります。

LINEのグループとの違いを知っておく

管理人を引き受けるときに、そもそもオープンチャットでよいのか、普通のLINEのグループの方がよいのかで迷う人もいます。2つは似ていますが、管理の考え方が違います。

参加者の見え方

LINEのグループは、友だちとして知り合っている人どうしが、LINEのプロフィールのまま参加します。オープンチャットは、オープンチャットごとに別のプロフィールを設定でき、LINEの友だちでない人とも話せます。知り合いだけの集まりならグループ、まだ知らない人も迎え入れる場ならオープンチャット、というのが基本の分け方です。

入れる人数

LINEの使い方ガイドによると、オープンチャットは最大5,000人まで参加できるのに対し、現在のLINEのグループは500人までです。数百人を超える規模の集まりを1つの場で運営したいなら、オープンチャットが候補になります。

管理の仕組み

LINEのグループには、オープンチャットのような管理者と共同管理者の区別や、参加の承認、共同管理者ごとに権限を項目単位で分ける仕組みはありません。メンバーが増えて、迷惑な投稿への対処や参加者の選別が必要になってきたら、管理の機能がそろっているオープンチャットの方が向いています。反対に、家族や親しい友人の集まりで、管理を意識せずに連絡を取りたいなら、グループの方が手軽です。

途中で切り替えるときの注意

最初はLINEのグループで始めた集まりが大きくなり、オープンチャットに移したくなることもあります。その場合は、グループとは別に新しくオープンチャットを作り、参加コードや承認制で入り口を整えてから、グループで案内する形になります。移る時期をはっきり決めて知らせておかないと、2つの場に連絡が分かれてしまい、どちらを見ればよいのか分からない人が出てきます。移った後は、グループで「今後の連絡はオープンチャットで行います」と告知し、しばらくは両方を見守ります。

迷ったときの考え方

迷ったときは、参加してほしい人が今すでに知り合いかどうか、そして、場に管理の役目が必要かどうかの2つで考えます。知り合いではない人を迎え入れ、管理の役目が必要なら、オープンチャットの管理人として、この記事で見てきた設定を一つずつ整えていきます。

顔の見える会を長く続けるなら、別の道具も候補になる

オープンチャットは、まだ知らない人どうしが、本名を出さずに集まる場として強い道具です。人を集める入り口としては、検索やカテゴリーから見つけてもらえる点が大きな利点です。

一方で、教室、サークル、町内会、保護者会のように、顔と名前の分かるメンバーで長く続ける会の連絡には、合わない場面も出てきます。連絡がトークの中で流れてしまう、予定を毎回トークで知らせる必要がある、写真や動画がどこにあるか分からなくなる、といった点です。

比べるときに見る点

会の連絡の道具を選ぶときは、次の点を比べると、自分の会に合うものが見えてきます。

・参加者が匿名か、会のメンバーとして名前が分かる形か
・連絡が流れていくトークか、後から読み返せる掲示板か
・予定を管理するカレンダーがあるか
・写真や動画を、メンバー以外に見られない形で残せるか
・管理する人が交代するときに、記録ごと引き継げるか

教室やサークル向けのグループアプリという選択肢

こうした会の連絡をまとめる道具の1つに、Tsudooがあります。Tsudooは、連絡、予定、写真、動画を1つのグループにまとめるアプリで、公式サイトによると、LINEのアカウントでそのままログインでき、新しいIDとパスワードを作る必要はありません。参加の形は、公開、承認制、招待制の3つから選べ、承認制では申し込みに質問を付けて、答えを見てから承認できます。グループには、リーダーと共同リーダーがいます。

料金は、グループの作成、メンバーの追加、写真の保存が無料で、メンバー数とグループ数の上限はありません。3分以上の動画を合計30時間を超えて保存する場合に限り、1グループあたり月額525円(税込)の動画保存プランを申し込む形です。投稿された動画の音声を自動で文字にする書き起こしの機能もあり、公式サイトでは試験的な機能と説明されています。

Tsudooは、@SOHOを運営する株式会社ライフスケープが開発・提供しています。

公式サイトでも、オープンチャットは知らない人どうしが匿名で集まる場で、役割が違うと説明されています。人を集める入り口はオープンチャット、集まった人で続ける会の記録は別の道具、というように、使い分ける形も考えられます。過去のトークを取り込む機能はないので、移す場合は新しい連絡から少しずつ移すことになります。

コミュニティを支える仕事という見方

オープンチャットの管理人として身につく、参加の入り口の設計、ルールづくり、迷惑な投稿への対処、共同管理者との役割分担は、仕事としても求められる力です。企業やサービスの利用者向けのコミュニティ、オンラインサロン、講座の受講生の集まりでは、場を見守り、質問に答え、トラブルを早めに収める人が必要とされています。

フリーランスや在宅の仕事の市場を20年見てきた運営者の立場から言えば、こうした仕事を長く続けている人は、目立つ発信よりも、決めたルールを淡々と守り、参加者からの相談に同じ温度で答え続けることを大切にしています。管理人の仕事は、問題が起きなかったことが成果なので外から見えにくいのですが、依頼する側は、その安定感を一番の判断材料にしています。

在宅でできる仕事としては、問い合わせへの対応や、利用者からの質問の受付、コミュニティの見守りをまとめて担う形があります。どんな仕事があり、どんな力が求められるかは、カスタマーサポート・事務全般のお仕事で確認できます。また、オープンチャットの自動応答のように、よくある質問に自動で答える仕組みを作る側の仕事に興味が出てきたら、AIチャットボット・アプリ開発のお仕事で、求められる技術と仕事の内容を確かめられます。

仲介の手数料がかからない直接の取引では、同じ予算でも受ける側の手元に残るお金が厚くなり、依頼する側も、場の事情をよく知る人に長く任せやすくなります。オープンチャットの管理で培った、場を落ち着いて回す経験は、そうした関係の中でこそ評価されやすい力です。

よくある質問

Q. オープンチャットの管理人は何人まで設定できますか?

管理者は1つのオープンチャットに1人で、そのほかに運営を手伝う共同管理者を100名まで設定できます。共同管理者には、メッセージの削除や強制退会、全員へのメンションなどの権限を、管理者が項目ごとに設定して与えます。参加リクエストの承認と拒否は、共同管理者も行えます。

Q. 管理者権限を渡した後、取り戻すことはできますか?

管理者権限を共同管理者に移行すると、元の管理者は共同管理者になります。取り戻すには、新しい管理者にもう一度移行の操作をしてもらう必要があります。一時的に任せたいだけなら、移行せずに共同管理者として必要な権限を与える形にしておくと、管理者の立場を手放さずにすみます。

Q. 強制退会させた人が、また入ってくることはありますか?

強制退会させた人は再参加禁止リストに入り、そのオープンチャットには再び参加できません。管理者が再参加禁止リストから許可した場合だけ戻れます。また、過去24時間以内に自分で退会した人に対しても強制退会を行えるので、荒らしの後に抜けた人の再参加も防げます。

Q. 管理人がLINEをやめるとオープンチャットはどうなりますか?

管理者のLINEアカウントが削除されると、管理者権限は参加期間がもっとも長い共同管理者に、いなければ参加期間がもっとも長いメンバーに自動で移ります。メンバーが誰もいない場合は、オープンチャットが削除されます。やめる予定があるなら、事前に後任を共同管理者にして権限を移行しておくと確実です。

この記事について

@SOHO
編集部

監修:@SOHO編集部

2004年よりフリーランス・在宅ワーク向けサービスを運営。生成AIで作成した下書きを、一次情報と照らし合わせて確認したうえで公開しています。

公開:2026年5月18日最終更新:2026年10月11日
@SOHO編集部

この記事を書いた人

@SOHO編集部

フリーランス・在宅ワークの専門メディア

@SOHOは2004年から続く、日本のフリーランス・在宅ワーク向け案件サイトです。記事は生成AIで下書きを作り、数値・固有名・出典を一次情報と照らし合わせる確認の手順を経て公開しています。

@SOHOで仕事を探してみませんか?

手数料0%・登録無料のクラウドソーシング。フリーランスの方も企業の方も、今すぐ始められます。

関連記事

カテゴリから探す

クラウドソーシング入門

クラウドソーシング入門

クラウドソーシングの基礎知識・始め方・サイト比較

職種別ガイド

職種別ガイド

職種・スキル別の案件獲得方法と単価相場

副業・在宅ワーク

副業・在宅ワーク

副業・在宅ワークの始め方と対象者別ガイド

フリーランス

フリーランス

フリーランスの独立・営業・実務ノウハウ

お金・税金

お金・税金

確定申告・節税・経費・ローンなどお金の知識

スキルアップ

スキルアップ

プロフィール・提案文・単価交渉などのテクニック

比較・ランキング

比較・ランキング

サービス比較・おすすめランキング

AI活用

AI活用

職種別にChatGPT・生成AIを活用して業務効率化・収益化するノウハウ

最新トレンド

最新トレンド

市場動向・法改正・AIなど最新情報

発注者向けガイド

発注者向けガイド

クラウドソーシングで外注・人材探しをする企業・個人向け

転職・キャリア

転職・キャリア

転職エージェント・転職サイト比較・キャリアチェンジ

看護師の転職・求人

看護師の転職・求人

看護師の転職・派遣・単発バイト・副業など働き方のガイド。診療や医学の情報は扱いません

薬剤師の転職・求人

薬剤師の転職・求人

薬剤師・登録販売者の転職・派遣・パートなど働き方のガイド。診療や医学の情報は扱いません

介護職の転職・求人

介護職の転職・求人

介護職・介護福祉士・ケアマネジャー・訪問介護員の転職・派遣・夜勤など働き方のガイド

保育士の転職・求人

保育士の転職・求人

保育士・保育補助・幼稚園教諭の転職・派遣・パートなど働き方のガイド

医療職の転職・求人

医療職の転職・求人

医師・産業医・リハビリ職・歯科衛生士・管理栄養士・医療事務の転職や働き方のガイド。診療や医学の情報は扱いません

保険

保険

生命保険・医療保険・フリーランスの保険設計

採用・求人

採用・求人

無料求人掲載・採用コスト削減・人材募集の方法

オフィス・ワークスペース

オフィス・ワークスペース

バーチャルオフィス・コワーキング・レンタルオフィス

法律・士業

法律・士業

契約トラブル・士業独立開業・フリーランス新法

シニア・50代

シニア・50代

シニア世代のキャリアチェンジ・副業・年金

セキュリティ

セキュリティ

サイバーセキュリティ・脆弱性対策・情報保護

金融・フィンテック

金融・フィンテック

暗号資産・決済・ブロックチェーン・金融テクノロジー

ガジェット・機材

ガジェット・機材

フリーランスに役立つPC・デバイス・周辺機器

子育て×働き方

子育て×働き方

子育てと在宅ワークの両立・保育園・時間管理

補助金・助成金

補助金・助成金

個人事業主・フリーランスが使える公的補助金・助成金・給付金の申請ガイド

M&A・事業売却

M&A・事業売却

会社売却・事業承継・事業譲渡を考える経営者向け。売却の流れ、税金、従業員への伝え方、仲介会社の選び方

アウトソーシング・外注ガイド

アウトソーシング・外注ガイド

SNS運用・経理・広告など、業務のアウトソーシング(外注)を検討する企業・個人向け。費用相場・依頼の流れ・失敗しない選び方