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宮崎市「スマート申請システム」のメールアドレス流出の疑い|アララメッセージ経由 当市分は調査中 2026

@SOHO編集部
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宮崎市「スマート申請システム」のメールアドレス流出の疑い|アララメッセージ経由 当市分は調査中 2026

この記事のポイント

  • ✓宮崎市の情報漏洩について
  • ✓2026年11月5日の市の報道資料をもとに整理
  • ✓スマート申請システムが使うメール配信サービス「アララメッセージ」への不正アクセスで

宮崎市の情報漏洩の疑いについて、宮崎市は2026年11月5日、市が利用している「スマート申請システム」のメール配信サービス「アララメッセージ(アララ株式会社)」が第三者による不正アクセスを受け、個人情報が流出したとの連絡があったと、報道資料で公表しました。 流出が疑われる情報は、スマート申請システムで登録済みのメールアドレスです。宮崎市の利用者の分が流出したかどうかは、2026年11月6日時点で「現在調査中のため不明」とされています。 スマート申請システムに登録している人がまずすることは、10月28日から30日にかけて送信元「[email protected]」から届いたメールを削除すること、そして市や関係企業をかたる心当たりのないメールやSMSのURLを開かないことです。

この記事は、2026年11月6日時点で宮崎市の報道資料「「スマート申請システム」の不正アクセスに伴うメールアドレスの流出及び注意喚起について」(2026年11月5日)を開き直し、その記載をもとに書いています。背景として、システム構築業者の株式会社TKCと、メール配信サービスを提供するアララ株式会社の公式の発表も確かめました。報道にしか出ていない数字は書いていません。

宮崎市の発表で分かっていること

宮崎市の報道資料に書かれている中身を、先に整理します。

  • 宮崎市は「スマート申請システム」を利用している
  • そのシステムの提供事業者は株式会社デンサン、システム構築業者は株式会社TKC
  • TKCがシステムで利用しているメール配信サービス「アララメッセージ(アララ株式会社)」が、第三者による不正アクセスを受けた
  • デンサンから市に、個人情報が流出したとの連絡があった
  • 流出が疑われる情報は、スマート申請システムで登録済みのメールアドレス
  • 当市分の流出については、現在調査中のため不明
  • 詳しいことと最新の情報は、TKCの公式発表で確かめるよう案内している

ここで押さえておきたいのは、報道資料の題には「流出」とありますが、中身は「流出が疑われる情報」と書かれていて、宮崎市の利用者の分が含まれるかどうかは「調査中のため不明」とされている点です。宮崎市の利用者のメールアドレスが流出したと、市が言い切っているわけではありません。

スマート申請システムとは、名前のとおり、市への申請や届出をインターネットで行うための仕組みです。利用するときに登録したメールアドレスには、申請を受け付けた知らせなどが届く形が一般的です。そのメールを送る部分を受け持っていたのが、今回不正アクセスを受けたアララメッセージです。

なお、報道では宮崎県の件と並べて伝えられることがありますが、宮崎県は別に、農政水産部のホームページ「ひなたMAFiN」のメール配信サービスの件を公表しています。県と市は別の組織で、対象のサービスも違います。この記事は宮崎市のスマート申請システムの件だけを扱います。

登録者数39,412人は流出した件数ではない

宮崎市の報道資料には、参考として次の数字が載っています。

区分 宮崎市の登録者数(参考)
個人 35,405人
事業者 4,007件
合計 39,412人

この数字は、現在のシステムへの宮崎市の登録者数です。流出した件数ではありません。市は、当市分の流出は調査中のため不明と書いたうえで、参考としてこの数字を添えています。単位が「人」と「件」で混ざっているのも、市の資料のとおりです。

登録者数を出している意味は、「宮崎市のスマート申請システムには、これだけの人と事業者がメールアドレスを登録している」という規模を示すことにあると読めます。このうち何人の分が流出に含まれるのか、そもそも含まれるのかどうかは、2026年11月6日時点で分かっていません。

注意したいのは、内訳に4,007件の事業者が含まれていることです。個人の市民だけでなく、市に申請や届出をする会社や個人事業主も、このシステムにメールアドレスを登録しています。事業者として登録した人は、仕事用のメールアドレスで登録していることが多いはずです。その場合、偽のメールが届くのは仕事の受信箱になります。後の節で、事業者として登録した人が気をつけることも整理します。

公表までの経緯

宮崎市の報道資料には、日付つきの経緯は書かれていません。関係する各社の公式の発表と合わせて、日付順に並べます。

日付 出来事 出典
2026年10月28日から30日 送信元「[email protected]」から不審なメールが送られた 宮崎市の報道資料、アララの第2報
2026年10月31日 アララがサービスの提供をすべて停止 アララの第2報
2026年11月2日 TKCが第2報で、TKCのシステムを利用する客のメールアドレスが最大223万812件、漏えい対象に含まれていると公表(TKC全体の数字) TKCの第2報
2026年11月4日 TKCが第3報で、漏えいしたのはメールアドレスのみと公表。同日の第4報で、客ごと・システムごとの分類に着手したと公表 TKCの第3報、第4報
2026年11月5日 宮崎市が報道資料を公表 宮崎市の報道資料
2026年11月6日 TKCが第5報で、スマート申請システムのメール送信の再開予定を公表 TKCの第5報

宮崎市の報道資料には「第何報」という表記がありません。2026年11月6日時点で、市のページはこの11月5日の資料が最新です。

市への連絡の流れも押さえておきましょう。報道資料によると、連絡は提供事業者のデンサンから市に届いています。デンサンが市にシステムを提供し、そのシステムを構築したTKCが、メールの送信にアララメッセージを使っていた、という順番です。委託の先のさらに先で起きたことが、順に伝わってきた形です。

流出が疑われる情報と、まだ分かっていないこと

宮崎市の報道資料に書かれている項目を、分かっていることと、まだ分かっていないことに分けて整理します。

区分 内容 根拠
流出が疑われる情報 スマート申請システムで登録済みのメールアドレス 宮崎市の報道資料
宮崎市の利用者の分が含まれるか 現在調査中のため不明 宮崎市の報道資料
件数 記載なし(登録者数39,412人は参考の数字) 宮崎市の報道資料
TKCのシステム全体で漏えいしていないとされたもの メール本文、マイナンバー、市町村への申請情報等 TKCの第3報(TKC全体の説明)

宮崎市の報道資料には、含まれない項目は書かれていません。TKCの第3報は、アララの調査により、漏えいしたのはメールアドレスのみで、メール本文、マイナンバー、市町村への申請情報などは漏えいしていないことが確認されたと書いています。これはTKCのシステムを使う客全体についての説明です。宮崎市の分について、市が同じことを書いているわけではない点は区別しておきます。

申請の中身そのもの(何を申請したか、添付した書類など)が流出したとは、どの発表にも書かれていません。流出が疑われているのは、あくまでメールを送るために登録されていたアドレスです。

ただ、メールアドレスだけでも、悪用のされ方はあります。「宮崎市の手続きに使っている人のアドレス」という性格があるため、市の手続きをまねた偽のメールの送り先にされるおそれがあります。詳しくは後の節で整理します。

原因はアララメッセージへの不正アクセス

宮崎市の報道資料に書かれている原因は、メール配信サービス「アララメッセージ」が第三者による不正アクセスを受けたことまでです。侵入の手口は書かれていません。

関係する事業者を、報道資料の記載どおりに整理します。

立場 名前 受け持っていたこと
システムを利用する自治体 宮崎市 スマート申請システムを利用
提供事業者 株式会社デンサン 市にスマート申請システムを提供。市に流出の連絡
システム構築業者 株式会社TKC システムを構築。メール配信サービスを利用
メール配信 アララメッセージ(アララ株式会社) システムからのメールの送信

アララ株式会社は2026年11月2日に第2報(PDF)を出しています。背景として要点を整理します。ここに出てくる数字はアララのサービス全体のもので、宮崎市の利用者の件数ではありません。

  • 2026年10月28日から31日にかけて、アララのサービスを経由した不正アクセスで、契約企業の環境のサーバー97台(最大約380社、精査中)から、メールアドレスと会員情報が外部に持ち出された(持ち出された恐れのあるものを含む)
  • 持ち出されたメールアドレスは約77百万件(精査中)。最終的な利用者の数を示すものではない
  • 原因として、Webサーバーの脆弱性に加え、システム環境における問題も関係していた
  • 2026年10月31日にサービスの提供をすべて停止。再開の時期は未定
  • アララのサービスでは、クレジットカード番号は一切保有していない

脆弱性とは、ソフトウェアの作りや設定に残った、外から悪用されうる弱点のことです。

アララメッセージへの不正アクセスの全体像と、公表した企業や自治体の一覧は、アララの情報漏洩の記事で整理しています。同じTKC経由でオンライン手続きの件を公表した自治体の例として、姫路市の件を姫路市のオンライン手続きポータルサイトの記事で取り上げています。件数や項目は自治体ごとに違うので、宮崎市の件は宮崎市の発表で確かめてください。

TKCの発表で分かっていること(TKC全体の数字)

宮崎市の報道資料は、詳しいことと最新の情報は、TKCの公式発表で確かめるよう案内しています。TKCはこの件について複数のニュースリリースを出しています。ここに出てくる件数は、TKCのシステムを使う客全体の数字です。宮崎市の件数ではありません。

市の資料が案内しているTKCの第2報(2026年11月2日)は、アララの調査の結果、漏えい対象に、TKCのシステムを利用する客のメールアドレスが最大223万812件含まれていることが分かったと書いています。

続くTKCの第3報(2026年11月4日)は、漏えいしたのはメールアドレスのみで、メール本文、マイナンバー、市町村への申請情報などは漏えいしていないことが確認されたとしています。どの客のメールアドレスが漏えいしたのかは、調査を続けているとしています。

TKCの第4報(同じく2026年11月4日)では、アララから漏えいしたメールアドレスの提供を受け、どの客の、どのシステムに関するメールアドレスが漏えいしたかを分類する作業に着手したと書いています。

TKCは2026年11月6日にも、一部の報道を受けた説明を出しました。TKCのシステムとデータセンターが不正アクセスを受けた事実は現時点で確認されておらず、自治体向けオンライン申請システムそのものへの不正アクセスも確認されていない、という内容です。

整理すると、2026年11月6日時点で、TKCは自治体ごとの件数をまだ出していません。宮崎市が「当市分の流出については、現在調査中のため不明」としているのは、この分類の作業がまだ終わっていないためと読めます。結果は、市やTKCの続報で確かめてください。

メールの送信はいつ戻るか

アララのサービスが止まっている間、TKCのシステムはメールを送れない状態が続いていました。

TKCの第5報(2026年11月6日)は、新たなメール送信の基盤を作り、安全性を確かめたうえで、メール送信の機能をシステムごとに再開していると書いています。地方公共団体向けのシステムの予定は次のとおりです。

システム 再開日(TKCの第5報)
マイナンバーカード交付予約・管理システム 11月10日予定
スマート申請システム 11月11日予定
申請管理システム 未定
緊急連絡先登録システム 11月10日予定

TKCは、再開する時間はシステムによって異なるため、客に個別に知らせるとしています。宮崎市のスマート申請システムのメールがこの予定どおりに戻るかどうかは、宮崎市の報道資料には書かれていません。市の案内で確かめてください。

覚えておきたいのは、メールの送信が戻ったあとも、届いたメールが本物かどうかを確かめる習慣は続けたほうがよいことです。新しい基盤から送られるメールは、送信元のアドレスが以前と変わる可能性があります。「送信元が変わったのでこちらから再登録を」といった案内がメールで届いても、そのリンクから進まず、自分で開いた宮崎市のサイトで確かめてください。

自分が対象かを確かめる方法

宮崎市の報道資料によると、流出が疑われるのは、スマート申請システムで登録済みのメールアドレスです。2026年11月6日時点で、市から対象者に個別に知らせるかどうか、知らせるならどの方法かは、報道資料に書かれていません。

次のどれかに当てはまる人は、関係がある前提で備えておくのが安全です。

  • 宮崎市のスマート申請システムに、個人として利用者登録をした
  • 会社や個人事業主として、事業者の登録をした
  • スマート申請システムから、申請の受付などのメールを受け取ったことがある
  • 家族の手続きを、自分のメールアドレスで代わりに申請した

登録に使ったアドレスが思い出せない人は、受信箱で「スマート申請」や「宮崎市」と検索してみてください。過去に届いたメールが残っていれば、どのアドレスで登録したかが分かります。複数のアドレスを使い分けている人は、それぞれで確かめておくと、偽のメールが届いたときに「このアドレスでは登録していない」と見分ける手がかりになります。

「対象者かどうかはこちらで確認」「登録の情報を更新してください」といった連絡が届いても、本文のリンクからは進まないでください。確かめたいときは、自分で開いた宮崎市のサイトか、後で紹介する情報政策課に電話するのが確実です。

メールアドレスだけが漏れた場合に起こりやすいこと

宮崎市の報道資料が挙げている項目はメールアドレスだけです。それでも、アドレスが外に出ることで起こりやすいことがあります。

1つ目は、偽のメールが届くことです。漏れたアドレスの一覧は、偽のメールを送る相手の名簿として使われることがあります。今回は「宮崎市の手続きを使っている人」という性格があるため、市の手続き、税や保険料の案内、給付金などをまねた文面が使われるおそれがあります。

2つ目は、迷惑メールが増えることです。宣伝や架空の請求のメールが増えることがあります。心当たりのない請求には応じず、返信もしないでください。返信すると、そのアドレスが実際に使われていると相手に知らせることになります。

3つ目は、ほかのサービスへのログインを試されることです。メールアドレスをIDとして使うサービスは多く、漏れたアドレスと、よく使われるパスワードを組み合わせてログインを試す手口があります。同じパスワードをいくつものサービスで使い回しているなら、お金を扱うサービスから順に別のパスワードに変えてください。変える順番の考え方はパスワードが漏洩したときの記事で解説しています。

メールアドレスそのものをすぐに変える必要はありません。アドレスを変えても、すでに外に出た古いアドレスに偽のメールが届くことは止まらないからです。迷惑メールが目に見えて増え、大事なメールが埋もれるようになったら、行政の手続き用に別のアドレスを用意することを考えれば十分です。その場合は、スマート申請システムに登録しているアドレスも忘れずに変えてください。

不審なメールへの備え

宮崎市の報道資料は、個人情報の悪用などによる被害を防ぐため、次の点に注意するよう求めています。

本サービスや関係企業をかたるメール、SMS、電話、郵便物等にご注意ください。 心当たりのないメール等に記載されたURLへのアクセス、ID・パスワードやクレジットカード情報等の入力、添付ファイルの開封は行わないようお願いいたします。 出典: 宮崎市「「スマート申請システム」の不正アクセスに伴うメールアドレスの流出及び注意喚起について」

報道資料は、特に10月28日から30日にかけて、送信元「[email protected]」から届いたメールは削除するよう求めています。アララの第2報には、アララのサービスの一部が第三者に不正に利用され、この期間に「利用内容確認のご依頼」「ご利用明細確認のご依頼」などの件名で、不審なメールが最大約713万通送られたことが書かれています。受信箱に残っていたら、本文のURLを開かずに削除してください。

フィッシングとは、本物の役所や会社を装ったメールやSMSで偽の画面に誘い、パスワードやカード番号を入力させて盗む手口のことです。見分けるときに意識したい点は次のとおりです。

  • 送信元の表示名は簡単に偽れる。「宮崎市」と表示されていても、それだけで本物と判断しない
  • クレジットカード番号、パスワード、暗証番号の入力を求める連絡には応じない
  • 「至急」「本日中に」「申請が取り消されます」など、急がせる言葉があるときほど手を止める
  • TKCの第5報では、スマート申請システムのメール送信の再開は11月11日の予定とされている。それより前にスマート申請システムの名前で届いたメールは、まず疑ってかかる
  • SMSの短いURLは行き先が分かりにくい。押さずに削除してよい

偽のメールの典型的な文面と見分け方はフィッシング詐欺メールの見分け方の記事に整理しています。

偽の連絡はメールだけとは限りません。報道資料は、電話や郵便物にも注意するよう書いています。市の職員を名乗る電話で口座の情報やパスワードを聞かれたら、その場で答えずに一度切り、市のサイトに載っている番号にかけ直して確かめてください。

偽のメールに入力してしまったとき

偽のメールのリンクを開いて、情報を入力してしまった場合は、入力した情報の種類によってすることが変わります。慌てて次の操作をする前に、何を入力したかを書き出してください。

入力してしまった情報 すること
クレジットカード番号 カードの裏面に書かれた発行会社にすぐ連絡する
パスワード そのパスワードを使っているサービスのパスワードをすぐ変える。使い回しているサービスも変える
ネットバンキングの情報 取引している銀行の窓口にすぐ連絡する
住所や電話番号など 不審な電話や郵便物に注意する。心当たりのない請求には応じない

アララの第2報も、万一リンク先でクレジットカード情報などを入力した場合は、速やかにカード発行会社に連絡するよう求めています。入力したあとにすることの全体の流れはフィッシングで情報を入力してしまったときの記事にまとめています。

金銭の被害が出た場合や、不正利用の疑いがある場合は、警察の相談窓口や消費生活センターに相談することもできます。リンクを開いただけで何も入力していないなら、大きく心配する必要はありませんが、同じ送信元からのメールは開かずに削除してください。

宮崎市からの本物の知らせを確かめる手順

不審なメールを避けるだけでなく、本物の知らせを取りこぼさないことも大切です。宮崎市の利用者の分が含まれていたと分かったとき、市やシステムの事業者から知らせが届くこともありえます。そのときに慌てないよう、本物かどうかを確かめる手順を決めておきます。

  1. 届いたメールやSMSのリンクは押さず、まず件名と送信元を控える
  2. ブラウザで宮崎市の公式サイトを自分で開き、報道資料の一覧や、スマート申請システムの案内のページに同じ内容の知らせが出ているかを見る
  3. サイトに見当たらないときは、情報政策課に電話して、そのような知らせを出しているかを聞く
  4. 本物と確かめられたら、サイトから自分でたどった画面で手続きをする

ポイントは、メールの中のリンクや電話番号を使わず、自分で調べた入り口から確かめることです。偽のメールは、本物そっくりのページへのリンクや、偽の問い合わせ番号を載せていることがあります。自分で開いた公式サイトを起点にすれば、こうした仕掛けを避けられます。

また、宮崎市の報道資料は、詳しいことと最新の情報をTKCの公式発表で確かめるよう案内しています。TKCのニュースリリースも、メールのリンクからではなく、自分で開いたTKCのサイトで見るようにしてください。どちらの発表にも同じ件が書かれているかを見比べると、話の筋が通っているかを判断しやすくなります。

問い合わせ窓口

この件について、宮崎市の報道資料に載っている問い合わせ先は次のとおりです。

窓口 連絡先
宮崎市役所 情報政策課 電話 0985-21-1712
ファクス 0985-22-6106
メールアドレス [email protected]

報道資料には、受付の時刻は書かれていません。市のサイトには、宮崎市役所の開庁時間として、月曜日から金曜日の午前8時45分から午後4時30分(祝日・休日と12月29日から1月3日を除く)と書かれています。部署によっては異なる場合があるともされているので、電話するときは開庁時間の中にかけるのが確実です。

アララの第2報にも電話番号が載っていますが、契約企業向けのサポート窓口とされています。個人の利用者向けの窓口ではないため、スマート申請システムを利用した市民や事業者が問い合わせる先は宮崎市です。

問い合わせる前に、登録したおおよその時期、登録に使ったメールアドレス、個人か事業者かの区別、困っていること(不審なメールが届いた、申請の結果の知らせが届かない、など)を書き出しておくと、話が早く進みます。不審なメールが届いている場合は、URLを押さずに画面の写しを保存しておくと説明しやすくなります。

申請中の人、これから申請する人が気をつけること

スマート申請システムで手続きの途中にある人や、これから申請しようとしている人は、メールが届かない間の動き方を決めておくと安心です。

場面 すること
申請したが、受付の知らせが届かない メールが止まっている可能性がある。申請した日と内容を控え、気になるときは手続きの担当課に確かめる
これから申請する 申請の画面で受付の番号や日時が出たら、画面を保存して控える
申請の結果を待っている メールだけを頼りにせず、手続きの担当課の案内を確かめる
申請の受付や結果を知らせるメールが届いた 送信が再開したかを市のサイトで確かめてから中身を見る

宮崎市の報道資料には、スマート申請システムでの申請そのものが使えるかどうかは書かれていません。メールが止まっていることで手続きに影響があるかは、それぞれの手続きを受け持つ課に確かめてください。手続きごとに担当の課が違うので、まず申請した手続きの案内のページを見て、そこに載っている担当課に問い合わせるのが近道です。

控えを残しておくことは、偽のメールを見分けるのにも役立ちます。自分がいつ、どの手続きを申請したかが手元に書いてあれば、身に覚えのない手続きの知らせが届いたとき、すぐに偽物だと気づけます。

パスワードに頼りすぎない守り方

メールアドレスが外に出たときに心配なのは、そのアドレスでログインしているほかのサービスです。パスワードを変えるのに加えて、ログインの守りを一段固めておくと、偽のメールでパスワードを盗まれたときの被害を小さくできます。

その方法が、多要素認証です。多要素認証とは、ログインのときにパスワードに加えて、スマートフォンに届く確認コードや指紋などを求める仕組みのことです。パスワードが知られても、それだけではログインできなくなります。仕組みと製品の選び方はMFA(多要素認証)導入のメリットと製品比較の記事で詳しく取り上げています。

設定しておきたい順番の目安は次のとおりです。

  1. ネットバンキングやクレジットカード、決済のアプリなど、お金を扱うサービス
  2. 普段使っているメールのアカウント(ほかのサービスのパスワードの再設定がここに届くため)
  3. 買い物のサイトや、仕事で使っているサービス

メールのアカウントを2番目に挙げたのは、ほかのサービスのパスワードを忘れたときの再設定のメールが、そこに届くからです。メールのアカウントを乗っ取られると、ほかのサービスのパスワードまで次々に変えられてしまうおそれがあります。

どのサービスで多要素認証が使えるか、どう設定するかは、サービスごとの公式の案内で確かめてください。設定のときに表示される予備のコードは、スマートフォンをなくしたときに必要になるので、紙に書いて保管しておくと安心です。

事業者として登録した人、在宅で仕事をする人が気をつけること

宮崎市のスマート申請システムには、事業者の登録もあります。市に申請や届出をする個人事業主や小さな会社が、仕事用のメールアドレスで登録していることも多いはずです。在宅で仕事をする人は、仕事の連絡と生活の連絡を同じメールアドレスで受けていることも少なくありません。その場合、市の手続きをまねた偽のメールが、取引先からの連絡と同じ受信箱に届くことになります。忙しいときほど見分けにくくなります。

取引先から顧客の情報を預かって作業している人は、自分のアカウントの管理が、そのまま取引先の情報を守ることにつながります。偽のメールでパスワードを盗まれれば、預かっている情報まで見られてしまうおそれがあるからです。

個人情報保護委員会は、個人情報の漏えいが起きたときに事業者が取るべき対応や報告の決まりを公表しています。今回のように、委託の先のさらに先で起きたことでも、自治体や事業者が対応を求められる場面があります。自分が預かっている情報の扱いで迷ったときは、個人情報保護委員会の案内を確かめてください。どこまでが自分の責任になるかは、契約の内容や事情で変わるので、ここでは断定できません。

日々の作業で気をつけたいのは次の点です。

  • 仕事のメールアドレスと、行政の手続きや個人の買い物に使うメールアドレスを分ける
  • 取引先から預かったアカウントの情報は、パスワード管理の仕組みで管理し、使い回さない
  • 使っているサービスに障害や不正アクセスの知らせが出たら、取引先に早めに伝える
  • 取引先の名前で届いたメールでも、URLやパスワードの入力を求めるものは、電話などで確かめる

従業員がいる事業者なら、偽のメールの見分け方を社内で共有しておくと効果があります。市の手続きの担当者が誰で、どのアドレスで登録しているかを社内で決めておけば、別の人に届いた市の名前のメールを見て「この人のアドレスでは登録していない」とすぐに気づけます。小さな事業者がどこから守りを固めればよいかは、中小企業のサイバーセキュリティ対策の記事で整理しています。

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続報を待つ間に整理しておきたいこと

宮崎市の報道資料は、2026年11月6日時点で11月5日の資料が最新です。宮崎市の利用者の分が含まれるかどうか、含まれるなら何件か、市から対象者に個別の連絡があるかどうかは、今後の続報で示されることになります。続報を待つ間に、次のことを整理しておくと、知らせが出たときにすぐ動けます。

  • スマート申請システムに登録したメールアドレスがどれかを確かめる(個人と事業者の両方で登録した人は、それぞれのアドレスも)
  • 申請中の手続きがあれば、申請した日と内容を控えておく
  • そのメールアドレスで、ほかにどんなサービスに登録しているかを書き出す
  • 10月28日以降に届いた不審なメールやSMSがあれば、削除する前に画面を控えておく

家族の手続きを代わりに申請した人は、偽のメールが届いたときに家族が1人で判断しないで済むよう、「市の手続きを名乗るメールのURLは押さずに見せてほしい」と伝えておくと安心です。身に覚えのある手続きの体裁をとった連絡ほど、本物と思い込みやすいものです。

続報が出たときに確かめたいのは、宮崎市の利用者の分が含まれていたかどうか、含まれていたならどの時期に登録した人か、市から対象者に個別の連絡があるかどうか、の3点です。この3点が分かれば、自分が何をすればよいかがはっきりします。

宮崎市は、詳しいことと最新の情報はTKCの公式発表で確かめるよう案内しています。対象かどうか、何が含まれるかは、宮崎市の報道資料のページとTKCのニュースリリースで確かめてください。

よくある質問

Q. 宮崎市の件で何が流出した可能性があるのですか?

宮崎市の報道資料によると、流出が疑われる情報は、スマート申請システムで登録済みのメールアドレスです。宮崎市の利用者の分が流出したかどうかは、2026年11月6日時点で「現在調査中のため不明」とされています。TKCの第3報は、TKCのシステム全体について、漏えいしたのはメールアドレスのみで、申請情報やマイナンバーなどは漏えいしていないとしています。

Q. 登録者数39,412人が流出したのですか?

いいえ。39,412人(個人35,405人、事業者4,007件)は、現在のシステムへの宮崎市の登録者数として参考に載っている数字で、流出した件数ではありません。宮崎市の分が流出に含まれるかどうかは調査中です。TKCの発表にある最大223万812件も、TKCのシステムを使う客全体の数字です。

Q. [email protected] から届いたメールはどうすればよいですか?

宮崎市は、10月28日から30日にかけて送信元「[email protected]」から届いたメールを削除するよう求めています。本文のURLを開かず、カード情報やパスワードも入力しないでください。万一入力してしまった場合は、カードの発行会社などにすぐ連絡してください。

Q. この件の問い合わせ先はどこですか?

宮崎市の報道資料には、宮崎市役所 情報政策課(電話 0985-21-1712)が載っています。受付の時刻は書かれていませんが、市役所の開庁時間は月曜日から金曜日の午前8時45分から午後4時30分(祝日・休日と年末年始を除く)です。アララの窓口は契約企業向けで、個人の利用者向けではありません。

この記事について

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編集部

監修:@SOHO編集部

2004年よりフリーランス・在宅ワーク向けサービスを運営。生成AIで作成した下書きを、一次情報と照らし合わせて確認したうえで公開しています。

公開:2026年11月7日
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