Macのカレンダーを共有する手順と、Googleカレンダーの相手と予定を合わせる方法

@SOHO編集部
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Macのカレンダーを共有する手順と、Googleカレンダーの相手と予定を合わせる方法

この記事のポイント

  • ✓Macのカレンダーを共有する手順を
  • ✓iCloudカレンダーの共有と公開
  • ✓職場のカレンダーの共有

家族の予定を1つのカレンダーで見たい。仕事の相手に空いている時間を伝えたい。Macのカレンダーを共有する方法を調べている人の多くは、こうした目的を持っています。ところが実際に試してみると、「共有」「公開」「照会」といった似た言葉が並び、どれを選べばよいのか迷いがちです。さらに、相手がGoogleカレンダーを使っている場合は、Macのカレンダーの共有機能だけでは予定を合わせられないこともあります。

結論から言うと、Macのカレンダーの共有は、相手が何のカレンダーを使っているかで方法が決まります。相手もiCloudを使っているならiCloudカレンダーの共有、職場で同じサーバを使っているならアカウントやカレンダーの共有、相手がGoogleカレンダーを使っているなら、共有の土台をGoogleカレンダーに寄せるのが近道です。

この記事では、Appleの公式ユーザガイドとGoogleの公式ヘルプをもとに、Macのカレンダーを共有する手順と、Googleカレンダーの相手と予定を合わせる方法を順に整理します。

Macのカレンダーの共有は3つの方法に分かれる

Appleのユーザガイドでは、Macのカレンダーの共有方法を、相手との関係ごとに3つに分けて説明しています。

iCloudアカウントがある人とiCloudカレンダーを共有します。ほかの人がカレンダーを編集できるのか、それとも閲覧のみできるのかを選択できます。 出典: support.apple.com

3つの方法を表にすると次のとおりです。

方法 相手 相手ができること 向いている場面
iCloudカレンダーの共有 iCloudのアカウントを持つ人 編集または閲覧のみ(選べる) 家族、パートナー、小さなチーム
アカウントや個々のカレンダーの共有 同じExchangeやCalDAVのサーバを使う人 編集または閲覧のみ(選べる) 職場の同僚
カレンダーの公開 誰でも 閲覧のみ 教室の開講日、イベントの日程

ここで出てくる用語を簡単に言い換えておきます。CalDAV(カルダブ)とは、カレンダーのデータをインターネット上でやり取りするための共通の決まりのことで、多くのカレンダーサービスがこれに対応しています。Exchange(エクスチェンジ)とは、マイクロソフトが提供する企業向けのメールとカレンダーの仕組みのことです。

もう1つ、「照会」という言葉も覚えておくと便利です。照会とは、ほかの人が公開したカレンダーを、自分のカレンダーアプリに読み込んで表示することです。Appleのユーザガイドでは、照会したカレンダーは編集できず、複数の人で編集したい場合は照会ではなく共有を使うよう案内されています。

iCloudカレンダーを共有する手順

家族やパートナーと予定を共有したいときに、最もよく使われるのがiCloudカレンダーの共有です。Appleのユーザガイドに沿って、手順を整理します。

共有の手順

  1. Macのカレンダーアプリを開く
  2. 左側のカレンダーリストで、共有したいカレンダーの名前の上にポインタを合わせ、共有のボタンをクリックする
  3. 「共有相手」をクリックし、共有したい人の名前またはメールアドレスを入力する
  4. 相手に編集させたくない場合は、相手の名前の横の矢印から「閲覧のみ」を選ぶ
  5. 「完了」をクリックする

左側にカレンダーリストが表示されていない場合は、メニューの「表示」から「カレンダーリストを表示」を選びます。共有相手に追加した人には、参加の依頼が通知とメールで届き、相手が受け入れると共有が始まります。連絡先アプリで作ったグループの名前を入力すると、グループのメンバー全員にまとめて参加を依頼することもできます。

共有する前に、カレンダーを分けておく

共有の操作で多い失敗は、自分の予定がすべて入っているカレンダーを、そのまま共有してしまうことです。共有はカレンダーの単位で行うので、共有したカレンダーに入っている予定は、すべて相手に見えます。

家族と共有するなら「家族」、パートナーと共有するなら「ふたり」のように、共有用のカレンダーを新しく作り、相手に見せたい予定だけをそこに入れるのが基本です。カレンダーアプリでは、予定ごとにどのカレンダーに入れるかを選べるので、共有したい予定だけを共有用のカレンダーに登録します。すでに入っている予定は、別のカレンダーに移動することもできます。

参加の依頼を受け取った側の操作

共有の依頼を受け取った側は、届いた通知やメールから参加を受け入れます。Appleのユーザガイドによると、依頼は、同じiCloudアカウントを設定したMac、iPhone、iPad、またはiCloud.comのカレンダーで受け入れられます。受け入れると、共有されたカレンダーが自分のカレンダーリストに表示されます。

相手に依頼が届いていない場合は、共有の画面で相手の名前の横の矢印から「もう一度参加を依頼」を選ぶと、依頼を送り直せます。依頼のメールが迷惑メールのフォルダに入っていないかも、相手に確認してもらいます。

家族で使うときの組み方の例

家族で使う場合は、全員の予定を1つのカレンダーにまとめるより、目的ごとに分けたほうが見やすくなります。たとえば「家族の行事」は全員が編集できる共有カレンダーにし、子どもの習い事の送迎のように特定の人に関わる予定は、その担当者のカレンダーに入れて家族には閲覧のみで共有する、という分け方です。カレンダーごとに色を変えておくと、誰の予定かがひと目で分かります。

共有をやめるとき

特定の人との共有をやめるには、共有の画面で相手の名前を選んでDeleteキーを押します。全員との共有をやめるときは、カレンダーリストでControlキーを押しながらカレンダーをクリックし、「共有を停止」を選びます。別れや退職などで共有を終えるときは、相手の画面からもカレンダーが消えることになるので、必要な予定は先に伝えておくと親切です。

共有の更新メールが多いとき

iCloudカレンダーを共有していると、カレンダーが更新されるたびに通知のメールが届くことがあります。Appleのユーザガイドによると、このメールはiCloud.comのカレンダーの設定で止められます。家族で頻繁に予定を書き換える場合は、設定しておくと受信箱が散らかりません。

誰でも見られるように公開する

教室の開講日やイベントの日程のように、不特定の人に見てもらいたい予定は、カレンダーを公開する方法が向いています。

iCloudカレンダーの共有の画面で「公開カレンダー」を選ぶと、共有相手に追加していない人も、そのカレンダーを見られるようになります。公開カレンダーのリンクは、メールやメッセージで送れます。リンクを受け取った人は、自分のカレンダーアプリでそのカレンダーを照会して表示できます。

公開したカレンダーは、閲覧はできても変更はできません。変更できるのは、共有相手として追加され、編集の権限を持っている人だけです。

公開したカレンダーは、予定を変えたあと、ほかの人の画面に反映されるまでに時間がかかることがあります。Appleのユーザガイドでは、公開や共有をしたカレンダーは、カレンダーを更新して、ほかの人が最新の変更を確認できるようにすることが勧められています。iCloudではなく「このMac内」に保存したカレンダーを公開している場合は、カレンダーの「情報を見る」で「自動的に変更内容を公開」を選んでおくと、変更のたびに手で公開し直す必要がなくなります。

教室やイベントの日程を公開する場合は、日程が変わったときにすぐに知らせたい場面もあります。公開カレンダーの更新だけに頼らず、大事な変更はメールやSNSでも知らせるほうが確実です。

注意したいのは、公開したカレンダーは、リンクを知っている人なら誰でも見られる点です。リンクがほかの人に転送されることもあります。公開するカレンダーには、自宅の住所や個人の連絡先、取引先の名前のような、見られて困る情報を書かないようにします。

職場のカレンダーを同僚と共有する

職場でExchangeやCalDAVのサーバを使っている場合は、同じサーバのアカウントを持つ同僚と、カレンダーを共有できます。方法は2つあります。

1つは、個々のカレンダーを共有する方法です。手順はiCloudカレンダーの共有とほぼ同じで、カレンダーリストから共有のボタンを押し、共有相手に同僚の名前やメールアドレスを入力します。

もう1つは、カレンダーのアカウントごと共有する方法です。Appleのユーザガイドでは、カレンダーアプリの設定の「アカウント」から「委任」を選び、アクセス権を与えたい人を追加する手順が案内されています。CalDAVのアカウントで相手に編集も任せる場合は「書き込みを許可」を選びます。秘書やアシスタントに予定の管理を任せるときに使われる方法です。

アカウントを共有している場合でも、予定ごとに「プライベート」を選ぶと、ほかの人に見せない予定を作れます。ただし、ユーザガイドによると、予定参加者がいる予定や、CalDAVやExchangeのサーバで管理されていない予定では、この選択肢が表示されません。

職場のカレンダーの共有は、会社のシステムの設定によって、使える機能が変わります。共有の画面が表示されない、相手を追加できないといった場合は、社内のシステム担当者に確認するのが確実です。

ほかの人のカレンダーを照会する

共有とは逆に、ほかの人や団体が公開しているカレンダーを、自分のMacで表示したい場面もあります。学校の行事予定、スポーツの試合日程、取引先が公開している営業日のカレンダーなどです。このときに使うのが照会です。

Appleのユーザガイドによると、照会の手順は次のとおりです。

  1. カレンダーアプリで「ファイル」から「新規照会カレンダー」を選ぶ
  2. カレンダーのWebアドレスを入力して「照会」をクリックする
  3. 名前と色を決め、「場所」で保存先のアカウントを選ぶ
  4. 「自動更新」で、どのくらいの間隔で更新するかを選ぶ
  5. 「OK」をクリックする

メールやWebページにあるカレンダーのリンクをクリックした場合は、最初の2つの手順が省かれ、アドレスが自動で入力されます。

「場所」でiCloudのアカウントを選ぶと、iCloudを設定しているすべての機器で、照会したカレンダーを見られます。「このMac内」を選ぶと、そのMacだけに保存されます。iPhoneでも見たい場合はiCloudを選びます。

照会したカレンダーの予定は、提供元が管理しています。自分で予定を書き換えることはできず、提供元が予定を変えると、次の更新のときに自分の画面にも反映されます。照会をやめるときは、カレンダーリストでControlキーを押しながらカレンダーをクリックし、「照会を解除」を選びます。

相手がGoogleカレンダーを使っているときの考え方

ここからが、多くの人が迷うところです。自分はMacのカレンダーを使っていて、相手はGoogleカレンダーを使っている。この場合、iCloudカレンダーの共有の機能では、相手に編集してもらうことができません。iCloudカレンダーの共有の相手は、iCloudのアカウントを持っている人だからです。

一方、Googleカレンダーの側にも制限があります。Googleのヘルプでは、他のユーザーのカレンダーに登録する方法を説明する中で、次のように注意しています。

Google 以外のカレンダーを登録することはできません。 出典: support.google.com

つまり、iCloudとGoogleの間で、お互いに編集できる共有の関係を直接結ぶことはできません。そこで現実的なのは、次の3つの方法のどれかを選ぶことです。

方法1:Googleカレンダーを共有の土台にして、Macで表示する

最も確実なのは、共有するカレンダーをGoogleカレンダーの側に作り、それをMacのカレンダーアプリで表示する方法です。Macのカレンダーアプリには、Googleアカウントを追加できます。Googleのヘルプによると、Apple カレンダーの設定の「アカウント」から追加ボタンを押し、「Google」を選んで画面の手順に沿って進めると、Googleカレンダーの予定がMacのカレンダーに表示されます。

この方法なら、Googleカレンダーの共有の機能をそのまま使えます。相手と共有したGoogleカレンダーの予定は、Macのカレンダーアプリからも表示や編集ができます。Googleのヘルプでは、Googleカレンダーで共有するときに、相手に与える権限を、予定の時間枠だけを見せる、詳細まで見せる、変更できる、共有の管理まで任せる、の段階から選べると説明されています。

ただし、Googleのヘルプには、Apple カレンダーでは使えないGoogleカレンダーの機能として、予定のメール通知、新しいGoogleカレンダーの作成、会議室の予約が挙げられています。共有用の新しいカレンダーは、Googleカレンダーのウェブ画面で作ってから、Macで表示する流れになります。また、Googleカレンダーの共有の設定は、パソコンのウェブ画面からしか変えられません。

方法2:iCloudの公開カレンダーのリンクを相手に渡す

相手に見てもらうだけでよい場合は、iCloudカレンダーを公開し、そのリンクを相手に渡す方法もあります。Googleカレンダーには、公開されたカレンダーのURLを入力して追加する「URLで追加」の機能があり、相手はこれを使って閲覧できます。ただし、相手は閲覧しかできず、予定の追加や変更はできません。また、リンクを知っている人なら誰でも見られる状態になるので、公開するカレンダーには、見られて困る情報を入れないようにします。

方法3:予定ごとに参加依頼を送る

カレンダー全体を共有する必要がなく、特定の打ち合わせだけを相手の予定に入れたい場合は、予定ごとに参加を依頼する方法が手軽です。Macのカレンダーアプリで予定を開き、「予定参加者を追加」から相手のメールアドレスを入力して送ります。相手がGoogleカレンダーを使っていても、届いたメールから自分のカレンダーに追加できます。

参加を依頼するときに便利な機能もあります。Appleのユーザガイドによると、予定が空き時間を管理できるカレンダーサービス(CalDAVなど)に登録されている場合は、参加予定者の下に「空き時間状況を確認」が表示され、参加者の空いている時間と予定がある時間を並べて見られます。「次の空き時間」をクリックすると、全員の都合がよい次の時間を探せます。

同じメンバーに何度も参加を依頼する場合は、連絡先アプリでそのメンバーのリストを作っておくと、リストの名前を入力するだけで全員に依頼できます。予定を開いてControlキーを押しながらクリックすると、すべての参加者にまとめてメールやメッセージを送ることもできます。打ち合わせの前日に資料のリンクを送るといった連絡に使えます。

自分のGoogleカレンダーを、Mac以外のアプリで見たいとき

反対に、自分のGoogleカレンダーを、別のアプリで表示だけしたい場面もあります。Googleのヘルプでは、カレンダーの設定の「カレンダーの統合」にある「iCal形式の非公開URL」を使う方法が案内されています。

ここで気をつけたいのは、非公開URLと公開URLの違いです。非公開URLは、自分だけが別のアプリでカレンダーを表示するためのもので、ヘルプでは誰とも共有しないよう強く注意されています。誤って共有してしまった場合は、「リセット」で新しいURLを作り直せます。ほかの人に見てもらいたい場合は、非公開URLを渡すのではなく、Googleカレンダーの共有の機能を使います。

勤務先や学校のGoogleアカウントでは、管理者が共有の設定を制限していて、非公開URLが表示されないこともあります。その場合は、組織の管理者に確認する必要があります。

共有で起きやすい失敗と防ぎ方

カレンダーの共有は便利な一方で、設定を誤ると、見せたくない予定が見えたり、相手の予定を誤って消したりといった事故につながります。よくある失敗と防ぎ方を整理します。

予定の中身まで見せてしまう

仕事の相手と空き時間を合わせたいだけなのに、予定の名前や場所まで見せてしまう失敗です。Googleカレンダーで共有するなら、相手に与える権限を「予定の表示(時間枠のみ、詳細は非表示)」にすると、予定がある時間だけが相手に伝わり、中身は見えません。取引先と共有する場合は、まずこの権限から始めるのが安全です。

相手に編集の権限を渡しすぎる

編集できる権限を渡すと、相手は予定を変更したり削除したりできます。家族であれば便利ですが、仕事の相手に渡すと、意図せず予定が動かされることがあります。iCloudカレンダーでは「閲覧のみ」、Googleカレンダーでは「予定の詳細の表示」までにとどめ、必要な人にだけ編集の権限を渡します。

共有したカレンダーに個人的な予定を入れてしまう

共有用のカレンダーを作っても、予定を作るときに選ぶカレンダーを間違えると、個人的な予定が共有されてしまいます。予定を作るたびに、どのカレンダーに入るかを確認する習慣を付けます。カレンダーごとに色を分けておくと、共有用のカレンダーに入った予定がひと目で分かります。間違えて入れてしまった予定は、あとから別のカレンダーに移動できます。

時間帯がずれる

海外の相手と共有すると、予定の時刻がずれて見えることがあります。Macのカレンダーには、予定ごとに時間帯を指定する機能があります。オンラインの打ち合わせのように、相手と自分で時間帯が違う場合は、予定を作るときに時間帯を確認します。

共有した予定が相手に反映されないとき

共有を始めたのに、追加した予定が相手の画面に出てこない、という相談はよくあります。原因の多くは、更新のタイミングと設定にあります。順に確認していきます。

カレンダーを手動で更新する

Appleのユーザガイドでは、カレンダーを公開または共有した場合は、カレンダーを更新して、ほかの人が最新の変更を確認できるようにすることが勧められています。カレンダーアプリのメニューの「表示」から「カレンダーを更新」を選ぶと、その場で更新されます。

アカウントの設定で更新の間隔を選ぶこともできます。カレンダーアプリの設定の「アカウント」で、アカウントを選んで「カレンダーを更新」の項目を確認します。「プッシュ」を選ぶと、変更があったときに自動で更新されます。

警告の記号が出ていないかを見る

共有や照会をしているカレンダーの名前の横に警告の記号が出ている場合は、カレンダーのアカウントに接続できていません。インターネットの接続を確認し、もう一度更新します。カレンダーが削除されたり移動されたりしていないかも確認します。

Googleカレンダーの同期の設定を確認する

Googleカレンダーの予定をMacで表示している場合、Googleのヘルプによると、自動で同期されるのは、Googleカレンダーの「マイカレンダー」に表示されているカレンダーと誕生日です。ほかの人から共有されたカレンダーなどを同期したい場合は、Googleの「カレンダーの同期」のページで、そのカレンダーをオンにして保存し、Mac側でカレンダーを更新します。

また、Apple カレンダーの「委任」の機能を使ってGoogleカレンダーを同期していた場合は、委任をすべてオフにすると同期が正しく動くようになる、とGoogleのヘルプに書かれています。以前の設定が残っている古いMacで、予定が二重に見えたり、更新されなかったりするときに確認したい点です。

相手の側の設定も確認してもらう

自分の側の設定が正しくても、相手が参加の依頼を受け入れていなかったり、相手の機器で別のアカウントにサインインしていたりすると、予定は表示されません。共有の依頼のメールが迷惑メールのフォルダに入っていることもあります。相手にも、依頼を受け入れたか、同じアカウントで見ているかを確認してもらいます。

共有の仕組みを決めるときに確認したいこと

カレンダーの共有は、一度始めると、あとから方法を変えるのが面倒です。最初に次の点を確認しておくと、途中で作り直す手間を減らせます。

1つ目は、相手の環境です。相手がiPhoneとMacを使っているのか、AndroidとWindowsを使っているのか、勤務先のGoogleアカウントを使っているのか。相手がAppleの機器を使っていないなら、iCloudカレンダーの共有は使えません。

2つ目は、相手に何をしてほしいかです。見てもらうだけなのか、予定を追加してもらいたいのか。見てもらうだけなら公開や時間枠のみの共有で足り、追加してほしいなら編集の権限が必要です。

3つ目は、共有の期間です。家族の共有はずっと続きますが、仕事の共有は案件が終われば止める必要があります。仕事の相手との共有は、案件ごとにカレンダーを分けておくと、終わったときにそのカレンダーの共有を止めるだけで済みます。

4つ目は、誰がカレンダーの持ち主になるかです。共有したカレンダーは、作った人が持ち主になり、共有相手を追加したり共有を止めたりできるのは基本的に持ち主です。チームで使うカレンダーを、異動や退職の可能性がある個人のアカウントで作ると、その人がいなくなったときに管理できなくなります。長く使うカレンダーは、チームの代表のアカウントで作るか、複数の人に共有の管理まで任せておくと安心です。

Googleカレンダーを中心に、Macで予定を素早く扱いたいときの選択肢

ここまで見てきたように、相手がGoogleカレンダーを使っている場合は、Googleカレンダーを共有の土台にして、Macで表示する方法が最も確実です。Macのカレンダーアプリに Googleアカウントを追加すれば、追加の費用なしで実現できます。

一方で、Googleカレンダーの予定をMacで素早く入れたい、相手に空き時間を選んでもらって日程を決めたい、という要望がある場合は、Googleカレンダーと同期するMac用のカレンダーアプリも選択肢になります。

その1つが、Caltimate(カルティメイト)です。公式サイトによると、Caltimateは、Googleカレンダーと同期するMac用のカレンダーアプリで、Googleアカウントをいくつでも接続して、まとめて表示・編集できます。予定はGoogle側に保存され、設定や認証の情報はMacの中だけに保存されると案内されています。「明日15時 商談」のように話し言葉や音声で予定を入れる機能、出席者の招待と出欠の返信、会議リンクの読み取りなどは、無料版のまま期間の制限なく使えます。

相手と日程を合わせる場面で役立つのが、空き時間をもとにした予約ページの発行です。これは、書類やWebページからの予定の取り込み、複数カレンダーへの同時登録とあわせて有料の機能で、月額600円、年額4,400円、買い切り7,400円(いずれも税込)から選べます。14日間はすべての機能を試せ、1つのライセンスでMac 3台まで使えます。対応しているのはmacOS 14以降です。詳しくはCaltimateの紹介ページで確認できます。

Caltimateは、@SOHOを運営する株式会社ライフスケープが開発・提供しています。

まずは標準のカレンダーアプリでGoogleカレンダーを表示する形から始め、日程調整のメールの往復に時間を取られていると感じたときに比べてみてください。

カレンダーの共有は、在宅で働く人の連絡の手間を減らす

最後に、カレンダーの共有が在宅ワークや業務委託の仕事でどんな意味を持つかを整理しておきます。

在宅で複数の相手と仕事をしていると、打ち合わせの日程を決めるためのメールのやり取りが、想像以上に時間を取ります。候補の日時を3つ出し、相手の返事を待ち、ほかの相手との予定と照らし合わせて確定する。この往復が1件の打ち合わせにつき数回発生します。空き時間だけを共有しておけば、相手は自分で空いている時間を選べるので、このやり取りを大きく減らせます。

予定の管理やツールの使い方を整える力は、それ自体が仕事にもなります。AI・マーケティング・セキュリティのお仕事では、業務のツールを安全に使いこなす力が求められる仕事が紹介されています。共有の権限を必要な範囲に絞る考え方は、情報の安全を守る基本でもあります。

カレンダーやスケジュールのアプリを作る側に興味があるなら、アプリケーション開発のお仕事で開発の仕事の内容を確認できます。日々使う道具の不便に気づける人は、作る側に回ったときにも強みになります。

在宅ワークの仲介を長く見てきた立場から言えば、長く依頼が続く人ほど、日程の調整や連絡で相手に手間をかけさせません。空いている時間を先に示し、決まった予定は相手のカレンダーにも入るようにする。こうした小さな配慮の積み重ねが、「この人とは仕事がしやすい」という評価につながります。仲介の手数料がかからない直接のやり取りであれば、同じ予算で依頼する側はより多くを頼め、受ける側の手取りも厚くなります。その関係を長く続ける土台が、連絡の手間を減らす仕組みです。

中小企業の業務の見直しを扱う中小企業診断士の学習でも、情報の共有の仕組みは、業務の効率を左右する要素として扱われます。カレンダーの共有の方法を1つ決めて運用してみることは、その考え方を身近な道具で試す第一歩になります。

よくある質問

Q. Macのカレンダーを、Googleカレンダーを使っている人と共有できますか?

iCloudカレンダーの共有はiCloudのアカウントを持つ人が対象のため、Googleカレンダーを使っている人に編集してもらうことはできません。確実なのは、共有用のカレンダーをGoogleカレンダーに作り、MacのカレンダーアプリにGoogleアカウントを追加して表示する方法です。見てもらうだけなら、iCloudの公開カレンダーのリンクを渡す方法もあります。

Q. カレンダーを共有すると、すべての予定が相手に見えてしまいますか?

共有はカレンダーの単位で行うため、共有したカレンダーに入っている予定はすべて相手に見えます。共有用のカレンダーを新しく作り、見せたい予定だけをそこに入れるのが基本です。Googleカレンダーで共有する場合は、予定のある時間だけを見せて中身を隠す権限も選べます。

Q. 共有したカレンダーを相手に編集させないようにできますか?

iCloudカレンダーでは、共有相手ごとに「閲覧のみ」を選べます。Googleカレンダーでは、相手に与える権限を時間枠のみの表示や詳細の表示にとどめれば、予定を変更されません。公開カレンダーとして共有した場合も、照会している人は閲覧だけで、変更はできません。

Q. カレンダーの共有をやめるにはどうすればよいですか?

Macのカレンダーアプリでは、共有の画面で相手の名前を選んでDeleteキーを押すと、その人との共有をやめられます。全員との共有をやめる場合は、Controlキーを押しながらカレンダーをクリックして「共有を停止」を選びます。Googleカレンダーでは、パソコンのウェブ画面の「設定と共有」から共有相手を削除します。

この記事について

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監修:@SOHO編集部

2004年よりフリーランス・在宅ワーク向けサービスを運営。生成AIで作成した下書きを、一次情報と照らし合わせて確認したうえで公開しています。

公開:2026年2月27日最終更新:2026年10月5日
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この記事を書いた人

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@SOHOは2004年から続く、日本のフリーランス・在宅ワーク向け案件サイトです。記事は生成AIで下書きを作り、数値・固有名・出典を一次情報と照らし合わせる確認の手順を経て公開しています。

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