Lychee Redmineの特徴と料金プランの違い、ほかの管理ツールとの比べ方


この記事のポイント
- ✓Lychee Redmineは
- ✓ガントチャートや工数管理に強いプロジェクト管理ツールです
- ✓フリー・スタンダード・プレミアム・ビジネスの4プランの違い
Lychee Redmine(ライチレッドマイン)について調べていると、「Redmineと同じで無料で使えるのでは」と考える方が少なくありません。これはよくある勘違いです。Lychee Redmineには無料のフリープランがありますが、ガントチャートは含まれておらず、ガントチャートや工数の管理を使うには有料のプランが必要です。さらに、有料のプランには、1人あたりのプラン料金とは別に、サーバーごとのクラウド利用料がかかります。
この記事では、提供元の株式会社アジャイルウェアの公式サイトに書かれている内容をもとに、Lychee Redmineの特徴、4つの料金プランの違い、クラウド利用料を含めた費用の計算の仕方を整理します。後半では、ほかのプロジェクト管理ツールと比べるときに見るべき点と、少人数のチームが選ぶときの考え方を扱います。
Lychee Redmineとはどんなツールか
Lychee Redmineは、オープンソースのプロジェクト管理ツール「Redmine」をもとに、アジャイルウェアが機能を広げて提供しているプロジェクト管理ツールです。Redmine自体は、誰でも無料で使えるソフトウェアとして公開されていますが、自分でサーバーを用意して設定する必要があり、画面の使い勝手や、ガントチャートの操作性に物足りなさを感じる人もいました。Lychee Redmineは、そうした部分を補い、ガントチャート、工数の管理、レポート、カンバンなどの機能を加えて、クラウドですぐに使える形にしたものです。
公式サイトでは、導入の実績を次のように紹介しています。
Lychee Redmineは7,000社以上の企業に導入されています。少人数のチームから、3,000名・毎月3万チケット規模の大規模運用の事例まであり、ユーザー数の増加にも柔軟に対応できます。 出典: lychee-redmine.jp
ここで出てくる「チケット」とは、1つひとつの作業や課題を管理する単位のことです。Redmineの系統のツールでは、やるべき作業をチケットとして登録し、担当者、期限、進み具合を記録していきます。ほかのツールでいう「タスク」や「カード」とほぼ同じものだと考えてください。
Lychee Redmineの主な機能は、公式の料金のページによると次のとおりです。
・ガントチャート:作業の期間を横棒で並べ、予定と遅れを一目で確かめる
・カンバンとバックログ:作業をカードとして並べ、進み具合を列で動かす
・タイムマネジメントとリソースマネジメント:作業にかかった時間や、メンバーごとの負荷を管理する
・EVM(出来高管理)とコストマネジメント:予算に対して作業がどこまで進んだかを、金額の面から確かめる
・CCPM:プロジェクト全体の余裕の時間をまとめて管理し、遅れを早めに見つける手法
・プロジェクトレポート:進み具合や工数をレポートとして出力する
とくにガントチャートの使いやすさと、工数や予算の管理に強みがあり、システム開発や製造、建設など、作業の工程と工数をきちんと管理する必要がある現場で使われることが多いツールです。
4つの料金プランの違い
Lychee Redmineのクラウド版には、フリー、スタンダード、プレミアム、ビジネスの4つのプランがあります。公式の料金のページに書かれている内容を一覧にします。価格はいずれも消費税別です。
| プラン | プラン料金 | 購入の単位 | 主な機能 |
|---|---|---|---|
| フリー | 0円(ユーザー数無制限) | なし | 基本機能の一部、カンバン(ガントチャートは含まれない) |
| スタンダード | 1ユーザーあたり月額900円 | 10ユーザー単位 | ガントチャート、Neoバックログ、Neoカンバン、Lychee AI、ダッシュボード |
| プレミアム | 1ユーザーあたり月額1,400円 | 10ユーザー単位 | スタンダードに加え、タイムマネジメント、リソースマネジメント、EVM、コストマネジメント、CCPM |
| ビジネス | 1ユーザーあたり月額2,100円 | 10ユーザー単位 | プレミアムに加え、プロジェクトレポート、カスタムフィールドの拡張、チケット関連図、グループの階層化 |
公式のよくある質問では、ガントチャートで進み具合をしっかり管理したいならスタンダード、工数・予算・リソースの管理まで行うならプレミアム、プロジェクトレポートまで活用したいならビジネスが適していると案内されています。もっとも人気があるのはプレミアムプランとされています。
フリープランについては、ユーザー数に制限がなく、カンバンを含む基本機能を0円で使えると書かれています。ただし、繰り返しになりますが、ガントチャートは含まれていません。プロジェクトテンプレート、チケットセット、ロールと権限、チェックリストといった機能も、フリープランでは使えません。Lychee Redmineを選ぶ理由の多くはガントチャートにあるため、フリープランだけで足りるのは、カンバンで作業を管理できれば十分なチームに限られます。
また、フリープランから有料のプランへは、データを引き継いだまま移れますが、一度有料のプランに移ると、フリープランへ戻すことはできません。有料の機能を試したい場合は、フリープランから移るのではなく、30日間の無料トライアルを使うよう公式でも勧めています。同じ環境の中で、複数のプランを併用することもできません。
プラン料金とは別にかかるクラウド利用料
Lychee Redmineの費用を見積もるときに、見落としてはいけないのがクラウド利用料です。公式の料金のページでは、有料のプランに共通して、プラン料金とクラウド利用料の合計で費用が決まると説明しています。
クラウド利用料は、1つのクラウドサーバーあたり月額5,000円からで、ユーザー数やプランに応じて変わります。公式のよくある質問でも、有料プランではプラン料金とは別にサーバーごとのクラウド利用料がかかると明記されています。
たとえば、10人のチームでスタンダードプランを使う場合、プラン料金は900円×10ユーザーで9,000円、そこにクラウド利用料が5,000円から加わるため、1か月あたりの費用は14,000円からになります(税別)。同じ10人でプレミアムプランなら14,000円+5,000円からで19,000円から、ビジネスプランなら21,000円+5,000円からで26,000円からです。クラウド利用料はユーザー数やプランによって上がる場合があるため、正確な金額は見積もりで確かめる必要があります。
もう1つ注意したいのが、購入の単位が10ユーザーであることです。チームが6人でも、有料のプランは10ユーザー単位で契約するため、10人分のプラン料金がかかります。公式のよくある質問によると、課金の対象はログインできるアクティブなユーザーの数で、閲覧するだけのユーザーも1名として数えます。取引先に進み具合を見せるためにアカウントを発行する場合も、その人数が料金に含まれる点に気をつけてください。
契約の途中でユーザーを追加したり、プランを上げたりすることはすぐにできます。一方で、ユーザー数を減らす場合は、次の契約の更新のときに反映されます。プロジェクトが終わって人数が減っても、契約の期間中はその人数分の料金がかかるということです。
支払いは請求書が基本で、クラウド版はクレジットカードでの月ごとの支払いもできます。ただし、クレジットカードで支払う場合は、割賦手数料として20%の割増になると案内されています。月払いのつもりでカードを選ぶと、年間の費用が想定より大きくなるので注意が必要です。
年間の費用でも考えてみます。20人の組織でプレミアムプランを使う場合、プラン料金は1,400円×20ユーザーで28,000円、クラウド利用料が5,000円からなので、1か月あたり33,000円から、1年では396,000円からになります(税別)。消費税10%を加えると、年間でおよそ43万円からが目安です。これをクレジットカードの月払いにすると、さらに20%の割増が加わります。予算を申請するときは、プラン料金、クラウド利用料、消費税、支払い方法による割増、必要ならAIの利用料までを1つの表にまとめておくと、あとから追加の費用で慌てずに済みます。
割引と、オンプレミス版という選択肢
公式の料金のページでは、条件に応じた割引も案内されています。
・3年以上の継続契約:プラグイン利用料(サービス利用料)が割引になる。サーバーの基本利用料やオプション料金は対象外
・導入事例の掲載への協力:適用時の契約(最大1年間分)のプラグイン利用料が割引になる。1社につき1回
・100ユーザー以上:価格の割引について相談できる
長く使うことが決まっている組織や、大人数で使う組織は、こうした割引を前提に見積もりを取ると、費用の見通しが変わります。
また、Lychee Redmineには、クラウド版のほかに、社内のサーバーで動かすオンプレミス版もあります。情報を社外のクラウドに預けられない事情がある組織や、すでに社内でRedmineを運用していて、その環境に機能を追加したい組織は、オンプレミス版を検討することになります。オンプレミス版の料金は、クラウド版とは別に案内されているので、公式サイトのオンプレミス版のページで確かめてください。
すでにRedmineを使っていて、Lychee Redmineにデータを移したい場合や、プランを変えたい場合は、まず問い合わせのフォームから相談するよう公式で案内されています。データの移行は、件数や、追加しているプラグインによって手間が変わるため、早めに相談しておくと導入の計画が立てやすくなります。
AI機能「Lychee AI」でできること
Lychee Redmineには、2025年11月18日から、生成AIを使った機能「Lychee AI」が加わっています。提供元のアジャイルウェアは、開発の背景を次のように説明しています。
スケジュールやタスクの状況は見えていても、膨大なデータから「どこで遅れが生まれているのか」「誰が負荷を抱えているのか」「どの課題に優先的に取り組むべきか」といった重大な判断をするのは、依然として熟練の経験と属人的な感覚に頼らざるを得ません。 出典: agileware.jp
公式の発表によると、Lychee AIでは次のようなことができます。
・画面のチャットのパネルから話しかけて、チケットの作成、更新、検索、スケジュールの調整を行う
・担当しているチケットを分析して、今日やるべきことや期限が迫っていることを一覧にする
・作業の進み具合やコメントを分析して、遅れそうなプロジェクトや、負荷が偏っているメンバーを見つける
・チケットの内容から、作業の完了の条件を提案する
・ガントチャート全体のスケジュールを、対話の指示でまとめて調整する
料金のページでは、Lychee AIはスタンダードプラン以上の機能として挙げられています。ここで見落としがちな点があります。公式の発表には、Lychee AIを使うにはOpenAIまたはAzure OpenAIとのAPI契約が必要だと書かれています。つまり、Lychee Redmineの料金とは別に、AIの利用料を自分たちで契約して支払う必要があるということです。AI機能を目的に導入を考えている場合は、この費用も含めて見積もってください。
社内の情報をAIのサービスに送ることになるため、情報の取り扱いについての社内の決まりとも照らし合わせておく必要があります。とくに、取引先から預かった情報をチケットに書いている場合は、その情報を外部のAIのサービスで扱ってよいかを、契約や秘密保持の約束に沿って確かめておくことが大切です。
無料トライアルで確かめておきたいこと
Lychee Redmineのクラウド版とオンプレミス版には、30日間の無料トライアルがあります。トライアルの期間中は、ユーザー数やプロジェクト数の制限がなく、クレジットカードの登録も不要です。ビジネスプランのトライアルを申し込めば、すべての機能を試せます。
公式のよくある質問によると、トライアルで作ったデータは、トライアルの期間が終わってから間を空けずに本契約を始める場合に限り、本番の環境に移せます。トライアルの間に作ったプロジェクトの設定を無駄にしないためにも、本契約に進む可能性がある場合は、日程を意識しておきましょう。
30日間は長いようで、普段の仕事をしながらだと意外と早く過ぎます。トライアルを始める前に、確かめたいことを書き出しておくと、期間を有効に使えます。たとえば次のような点です。
- 今進めている実際のプロジェクトを1つ登録し、ガントチャートで予定を組んでみる
- チームのメンバー全員にログインしてもらい、毎日の作業の記録を1週間続けてもらう
- 工数の記録が、今の作業の報告や請求の流れに合うかを確かめる
- 取引先や上司に見せるレポートが、必要な形で出せるかを確かめる
- 必要なプランを決め、クラウド利用料を含めた見積もりを取る
ここでいちばん大切なのは、2つ目の「メンバー全員に使ってもらうこと」です。プロジェクト管理のツールは、管理する人だけが使いやすくても、毎日記録をつけるメンバーにとって手間が大きいと、すぐに使われなくなります。高機能なツールを入れたのに、現場が入力をしなくなって元の表計算に戻った、という例は珍しくありません。機能の多さより、続けて使えるかどうかを確かめることが、トライアルの目的です。
Redmineを自分で運用する場合との違い
Lychee Redmineを検討している方の中には、「もとになっているRedmineを自分で入れれば無料で済むのでは」と考える方もいるはずです。確かに、Redmineそのものは無料で使えるソフトウェアです。ただし、無料なのはソフトウェアの利用料だけで、運用には別の費用と手間がかかります。
まず、Redmineを動かすサーバーが必要です。社内にサーバーを置くか、外部のクラウドのサーバーを借りることになり、その費用は毎月かかります。次に、サーバーの設定、Redmineの導入、定期的な更新、データのバックアップ、障害が起きたときの対応を、誰かが担当しなければなりません。セキュリティの更新を怠ると、外部からの攻撃を受けるおそれもあります。社内にこうした作業ができる人がいない場合は、外部に依頼する費用も考える必要があります。
さらに、Redmineの標準の機能だけでは、ガントチャートの操作性や、工数の集計、レポートの出力に物足りなさを感じることがあります。こうした機能は、無料のプラグイン(追加の機能を組み込む部品)で補うこともできますが、プラグインどうしの相性や、Redmineの更新に追いつかなくなるといった問題が起きることもあります。
Lychee Redmineのクラウド版は、こうしたサーバーの運用と機能の追加を、提供元がまとめて引き受ける形です。クラウド利用料には、サーバーの運用の手間を外に出す費用が含まれていると考えると、料金の意味がわかりやすくなります。社内にサーバーを管理できる人がいて、機能はRedmineの標準で足りるなら自分で運用する、運用の手間を省いて高機能なガントチャートや工数の管理を使いたいならLychee Redmine、という形で考えると判断しやすくなります。
導入を進めるときの段取りと、提供元の支援
プロジェクト管理のツールは、契約しただけでは定着しません。誰が、何を、どの粒度で記録するのかというルールを決め、メンバーが使い方に慣れるまで支える段取りが必要です。
まず決めておきたいのは、チケットを作る単位です。1つのチケットを1日でできる作業にするのか、1週間かかる作業にするのかで、記録の手間も、進み具合の見え方も変わります。細かすぎると登録の手間が増えて使われなくなり、大きすぎると遅れに気づくのが遅れます。最初は粗めに始めて、運用しながら調整するのが無理のない進め方です。
次に、工数を記録するかどうか、記録するならどのくらいの頻度で入力するのかを決めます。毎日入力するのか、週の終わりにまとめて入力するのかで、データの正確さとメンバーの負担が変わります。工数を請求や評価に使うなら、入力のルールを文書にしておき、全員が同じ基準で記録するようにしておきましょう。
公式の料金のページでは、導入後の活用を支える仕組みも紹介されています。動画で学べる無料の基礎講座、日時を指定して受けられるハンズオンの講座、業務の流れに合わせた運用方法やルールづくりを支援する運用支援などで、運用支援の初回の相談は無料と案内されています。アジャイル開発の導入やチームの改善を支援するサービスもあります。社内に推進役がいない場合は、こうした支援を使って最初の数か月を乗り切るのも1つの方法です。
社外のメンバーを招くときに確かめたいこと
プロジェクトには、業務委託のフリーランスや、協力会社のメンバーが加わることがよくあります。社外のメンバーをLychee Redmineに招くときは、いくつか確かめておきたい点があります。
1つ目は、料金の数え方です。前の節で触れたとおり、課金の対象はログインできるアクティブなユーザーで、閲覧するだけのユーザーも1名として数えます。社外のメンバーを招く分も、契約のユーザー数に含める必要があります。
2つ目は、見せる範囲です。社外のメンバーには、担当するプロジェクトのチケットだけを見せ、ほかのプロジェクトや社内の情報は見えないようにしておくのが基本です。スタンダードプラン以上で使える「ロールと権限」の機能で、誰がどのプロジェクトを見られるのかを設定できます。
3つ目は、契約が終わったときの扱いです。業務委託の契約が終わったメンバーのアカウントは、すみやかに使えない状態にしておきます。アカウントが残ったままだと、契約の終了後も情報を見られる状態が続きます。秘密を守る約束(秘密保持契約)を結んでいても、見られないようにしておくことがいちばん確実な守り方です。
フリーランスとして参加する側も、契約が終わるとアカウントが使えなくなる可能性が高いことを覚えておきましょう。自分が担当した作業の内容や工数の記録は、請求の根拠になることもあるため、契約の終了前に必要な記録を手元に保存しておくと安心です。どこまで持ち出してよいかは、契約の内容や秘密保持の約束に従ってください。
ほかのプロジェクト管理ツールと比べるときの見方
プロジェクト管理のツールは数多くあり、Lychee Redmineと比べられることも多くあります。比べるときは、機能の一覧を並べるより、次の4つの点から見ていくと、自分たちに合うかどうかが判断しやすくなります。
1つ目:ガントチャートがどのプランから使えるか
ガントチャートを使いたい場合、無料のプランで使えるツールと、有料のプランからしか使えないツールがあります。Lychee Redmineは、ガントチャートはスタンダードプラン以上です。ガントチャートが必須なら、最初から有料のプランの費用を前提に比べる必要があります。
2つ目:人数の数え方と、最小の契約の単位
1人あたりの月額が安く見えても、10ユーザー単位などの最小の単位があると、少人数のチームでは割高になります。閲覧だけのユーザーを数えるかどうかも、ツールによって違います。取引先や社外の協力者にも見せる使い方をするなら、その人たちが料金に含まれるかは大きな違いになります。
3つ目:プラン料金以外の費用
Lychee Redmineのクラウド利用料のように、1人あたりの料金とは別に、サーバーや組織の単位でかかる費用があるツールもあります。AI機能のように、外部のサービスとの契約が別に必要なものもあります。月額の表示だけでなく、実際に請求される金額で比べましょう。
4つ目:工数や予算の管理がどこまで必要か
工数、予算、出来高まで細かく管理したいなら、Lychee Redmineのプレミアムプラン以上の機能は大きな強みです。一方、作業の進み具合と締め切りを共有できれば十分なチームにとっては、これらの機能は使われないまま費用だけがかかることになります。
少人数のチームが選ぶときの考え方
Lychee Redmineは、工数や予算の管理まで含めて、プロジェクトをきちんと管理したい組織に向いたツールです。一方で、5人前後の小さなチームや、フリーランスが何人か集まって仕事を進めるような場面では、10ユーザー単位の契約とクラウド利用料が負担に感じられることがあります。
たとえば、5人のチームでガントチャートを使いたい場合、Lychee Redmineではスタンダードプランを10ユーザー分契約することになり、プラン料金9,000円とクラウド利用料5,000円からで、1か月あたり14,000円から(税別)かかります。1人あたりに直すと、2,800円からの計算です。工数や予算の管理まで使うのであれば十分に見合う金額ですが、ガントチャートとカンバンで進み具合を共有できれば足りるチームにとっては、ほかの選択肢も比べてみる価値があります。
少人数で、ガントチャートやカンバンを無料から使いたい場合の候補の1つに、Pinateca(ピナテカ)があります。公式サイトによると、Pinatecaは国産のプロジェクト管理ツールで、カンバン、ガントチャート、カレンダー、リストのほか、ディスカッション、グリッド、時間割、リソースを含む8種類のボードと、チャットが使えます。ガントチャートもチャットもカスタムフィールドも、無料のプランから使えると案内されています。
公式の料金のページによると、無料のフリープランは5人まで、ボード10個まで、ファイル容量1GBで、期限なく使えます。クレジットカードの登録も不要です。6人目、あるいは11個目のボードからはスタンダードプランになり、1人あたり月額500円(年払いなら1人あたり月額400円、いずれも税抜)で、人数とボードの上限がなくなり、ファイル容量が20GBになります。閲覧だけのゲストは人数に数えないとされています。Trelloからボードやカードをそのまま取り込む機能もあります。料金と機能の詳細はPinatecaの料金プランで確認できます。
Pinatecaは、@SOHOを運営する株式会社ライフスケープが開発・提供しています。
なお、EVMやCCPMのような、出来高や余裕の時間を使った本格的なプロジェクト管理の手法は、Lychee Redmineの強みです。工数や予算まで細かく管理する必要がある組織なら、Lychee Redmineのプレミアムプラン以上を選ぶほうが目的に合います。チームの人数と、どこまで管理したいかの2つで、候補を絞り込んでください。
迷う場合は、同じプロジェクトを2つのツールに登録して、1〜2週間ずつ試してみるのが確実です。Lychee Redmineは30日間の無料トライアル、Pinatecaは5人までの無料プランで、どちらも費用をかけずに試せます。メンバーが毎日の記録を負担に感じないか、取引先への報告に必要な情報がそろうかを、実際の作業で比べてから決めると、導入後に乗り換える手間を避けられます。
プロジェクト管理の経験が仕事の幅を広げる
最後に、プロジェクト管理のツールの話を、働く側の視点から見てみます。
業務委託で仕事を受けるフリーランスにとって、取引先が使っているプロジェクト管理のツールに慣れていることは、仕事の進めやすさに直結します。チケットの書き方、ガントチャートでの進み具合の報告、工数の記録といった作業は、ツールが違っても考え方は共通です。どのツールでも、取引先と同じ画面で進み具合を共有できる人は、それだけで「任せやすい」と評価されます。
業務委託の契約では、どんな仕事を、いくらで、いつまでに行うかを書面で決めておくことが基本です。そのうえで、日々の進み具合や工数をツールに記録しておくことは、契約の内容どおりに仕事を進めたことを示す記録にもなります。作業の範囲や追加の依頼をめぐって認識が食い違ったとき、チケットの記録が事実を確かめる手がかりになるからです。
この市場を20年運営してきた立場から見ると、長く仕事が続く人ほど、作業の記録と報告を丁寧に続けています。とくに、仲介の手数料が引かれない直接の取引では、同じ予算でも依頼する側はより多くの作業を頼め、受ける側の手取りは厚くなります。その関係を続けるうえで、進み具合を相手と同じ画面で共有できることは大きな信頼につながります。手数料0%で直接取引できる場では、とくにその差が表れやすくなります。
プロジェクト管理や業務の改善に関わる仕事に関心がある方は、AIコンサル・業務活用支援のお仕事で、業務の見直しやツールの導入を支援する仕事の内容を確認できます。システムの開発の仕事の進め方は、アプリケーション開発のお仕事で紹介しています。開発の仕事の報酬の水準は、ソフトウェア作成者の年収・単価相場で、公的な統計をもとに確かめられます。経営の視点から業務の改善を助言する立場を目指すなら、中小企業診断士の試験の内容と学び方も参考になります。
プロジェクト管理のツールは、入れること自体が目的ではありません。チームの人数、管理したい範囲、実際に請求される金額の3つを確かめ、無料トライアルでメンバー全員に使ってもらってから決めることが、失敗しない選び方です。
よくある質問
Q. Lychee Redmineは無料で使えますか?
無料のフリープランがあり、ユーザー数の制限なく0円で使えます。ただし、フリープランで使えるのはカンバンを含む基本機能の一部で、ガントチャートは含まれていません。ガントチャートや工数の管理を使うには、スタンダードプラン以上の有料プランが必要です。有料の機能は、30日間の無料トライアルで試せます。
Q. Lychee Redmineの料金はプラン料金だけで済みますか?
有料プランでは、1ユーザーあたりのプラン料金とは別に、1つのクラウドサーバーあたり月額5,000円からのクラウド利用料がかかります(税別)。さらに、有料プランは10ユーザー単位での購入です。10人でスタンダードプランを使う場合、1か月あたり14,000円からが目安になります。正確な金額は見積もりで確かめてください。
Q. Lychee AIを使うのに追加の費用はかかりますか?
提供元の発表によると、Lychee AIを使うにはOpenAIまたはAzure OpenAIとのAPI契約が必要です。Lychee Redmineの料金とは別に、AIの利用料を自分たちで契約して支払うことになります。また、料金のページではLychee AIはスタンダードプラン以上の機能として挙げられています。
Q. 契約の途中でユーザー数を減らせますか?
公式のよくある質問によると、ユーザーの追加やプランの引き上げは契約の途中でもすぐにできますが、契約ユーザー数を減らす場合は次回の契約更新のときに反映されます。プロジェクトが終わって人数が減っても、契約期間中はその人数分の料金がかかるため、契約の期間と人数は余裕を見て決めると安心です。
この記事について
編集部
監修:@SOHO編集部
2004年よりフリーランス・在宅ワーク向けサービスを運営。生成AIで作成した下書きを、一次情報と照らし合わせて確認したうえで公開しています。

この記事を書いた人
@SOHO編集部
フリーランス・在宅ワークの専門メディア
@SOHOは2004年から続く、日本のフリーランス・在宅ワーク向け案件サイトです。記事は生成AIで下書きを作り、数値・固有名・出典を一次情報と照らし合わせる確認の手順を経て公開しています。
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