LINEグループの人数の上限と、大人数の連絡に向いた分け方

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LINEグループの人数の上限と、大人数の連絡に向いた分け方

この記事のポイント

  • ✓LINEグループの上限は何人までか
  • ✓招待の設定で変わる人数
  • ✓上限に近づいたときに起きることを公式ヘルプで確かめて整理

LINEグループの上限を調べている人の多くは、町内会やPTA、店のスタッフ、サークルなどで人数が膨らみ、「あと何人入れられるのか」「上限に達したらどうするのか」で困っています。結論から言うと、1つのグループに入れるのは本人を含めて最大500人で、招待の設定によっては100人で頭打ちになります。

ただ、実際に困るのは人数の上限そのものより、人数が増えたときに連絡が流れて読まれなくなることです。この記事では、LINEヘルプセンターの記載をもとに上限の数字を正確に押さえたうえで、大人数の連絡を無理なく回すための分け方と手順を、飲食店や地域の団体でよくある場面に当てはめて説明します。

LINEグループの人数の上限は500人。設定次第で100人になる

LINEのグループに招待できる人数は、グループを作るときの設定で変わります。LINEヘルプセンターの「グループを作成/招待/参加するには?」には、次のように書かれています。

1グループあたりの最大招待可能人数は、以下のとおりです。 [友だちをグループに自動で追加]をオフにしている:最大499人(本人を除く) [友だちをグループに自動で追加]をオンにしている:最大99人(本人を除く) 出典: help.line.me

つまり、作った本人を含めると、自動追加がオフなら500人、自動追加がオンなら100人が1グループの人数の上限です。

「友だちをグループに自動で追加」とは、招待した相手を本人の操作なしにグループへ入れてしまう設定のことです。オンにすると招待した瞬間にメンバーになるので手間は少ないものの、入れられる人数は100人までに絞られます。オフにすると、招待された人に招待メッセージが届き、本人が「参加」を押して初めてメンバーになります。手間は1つ増えますが、500人まで入れられます。

ここで気をつけたいのは、ヘルプに「設定をオフでグループを作成した場合、あとからオンへ変更することはできません」と書かれている点です。逆に、オンで作ったグループが100人に近づいてから「オフにすれば500人まで入れられる」と考えても、後から設定を切り替えて上限を広げる手順はヘルプに案内がありません。最初から100人を超える見込みがあるなら、作る時点で自動追加をオフにしておくのが確実です。

人数の数え方にも注意があります。招待中で、まだ参加を押していない人も、グループの画面では「招待中」として並びます。上限に近い状態で招待を出し続けると、参加者と招待中の人の合計で枠が埋まり、新しく誘いたい人を招待できなくなることがあります。しばらく参加を押していない招待は、いったん取り消して枠を空けると整理しやすくなります。

人数のほかにもあるLINEの上限

グループの運営で「上限」にぶつかるのは、人数だけではありません。大人数で使うと当たりやすい上限を、LINEヘルプセンターの記載から拾っておきます。

通話の参加人数

グループでの音声通話とビデオ通話は、ヘルプの「音声⋅ビデオ通話するには?」で、最大500人まで参加できると案内されています。グループの人数の上限と同じなので、500人のグループなら全員が通話に入れる計算です。ただし、ビデオ通話で1つの画面に表示できるのは最大6人で、ほかの参加者は画面を左右に動かして切り替えます。全員の顔を見ながら話す会議には向かず、説明会のように話す人が限られる使い方のほうが合います。

アルバムに保存できる写真と動画

行事の写真をまとめるアルバムにも上限があります。ヘルプの「アルバムの作り方⋅編集」によると、トークルームごとに作れるアルバムは最大100個、1つのアルバムに保存できるのは写真なら1,000枚、動画なら100本に相当する量までです。1回にアップロードできるのは写真300枚相当までで、1か月にアップロードできる量にも上限があり、翌月1日に戻ると書かれています。運動会や発表会で保護者全員が写真を出し合うと、1つのアルバムがすぐ埋まることがあるので、行事ごとにアルバムを分けておくと整理が楽になります。

ノートに添付できる数

流れて困る連絡を残すのに使うノートは、1回の投稿につき写真や動画をそれぞれ最大20個まで添付できます。持ち物の一覧や地図のように、何度も見返してもらう情報はトークではなくノートに書き、トークではノートを見るよう案内する使い分けが基本になります。

日程調整の招待

LINEの日程調整機能は、トークルームで作った場合、参加していない友だちも含めて最大30件の宛先まで招待できるとヘルプにあります。大人数の出欠を取る道具としては、この点を知っておくと迷いません。グループのメンバー全員が対象のときは、投票機能やノートで出欠を取るほうが合う場面があります。

項目 上限(LINEヘルプセンターの記載)
1グループの人数(自動追加オフ) 本人を含めて500人
1グループの人数(自動追加オン) 本人を含めて100人
音声⋅ビデオ通話の参加人数 500人
ビデオ通話で1画面に表示できる人数 6人
トークルームごとのアルバム数 100個
1つのアルバムの写真 1,000枚相当
ノート1投稿の写真や動画 各20個

上限に近づいたときに起きること

人数が上限に達すると、それ以上は招待できません。ヘルプの「グループに招待⋅追加できない時の対処法」には、グループの上限人数に達している場合は新たに招待できないので、メンバーを削除するか、新しいグループを作るよう書かれています。上限を広げる有料の手段は、ヘルプには案内されていません。

また、人数とは別に「参加できるグループ数の上限に達しているため参加できません」という表示が出て、特定の人だけ招待できないことがあります。これは、招待された側のアカウントが参加しているグループの数に上限がある場合の表示です。この場合は、招待する側ではなく、招待された人が使っていない古いグループを退会して枠を空ける必要があります。古いグループを退会しても、グループに残っている他の人のトーク履歴が削除されるわけではないので、本人に退会してよいグループを選んでもらうよう伝えます。

上限が見えてきたグループでは、人数の数字に先回りして、次のような困りごとが出始めます。

・新しく入った人が、それまでの決定事項を探せない
・連絡が流れて、肝心のお知らせが読まれていない
・既読の数は見えても、誰が読んでいないかが分からない
・抜けた人を外し忘れて、関係のない人に連絡が届き続ける
・誰が管理者なのかが曖昧になり、退会処理が止まる

飲食店のスタッフ連絡で考えると分かりやすくなります。アルバイトが入れ替わる店では、在籍50人でも、過去に辞めた人を外し忘れたまま、グループの人数が100人近くになっていることが珍しくありません。シフトの連絡が辞めた人にまで届くのは、個人情報の扱いの面でも好ましくありません。人数が上限に近いということは、外すべき人が残っている合図でもあります。

上限に達したときの最初の一手は、新しいグループを作ることではなく、いまのメンバーの棚卸しです。退会した人、休会中の人、連絡が不要になった人を外すだけで、新しいグループを作らずに済むことがあります。それでも足りないときに、次の節で説明する分け方を考えます。

大人数の連絡で困りやすい場面

LINEのグループは、少人数でのやり取りの速さに強みがあります。一方で、50人、100人と人数が増えると、同じ仕組みが逆に働きます。

1つ目は、連絡が流れることです。誰かが雑談やスタンプを送るたびに、大事なお知らせが上へ押し上げられます。人数が多いほど発言も増えるので、数時間前のお知らせを探すのに画面を何度もさかのぼることになります。

2つ目は、読まれたかどうかが分からないことです。グループのトークでは既読の数は表示されますが、誰が既読かは分かりません。100人のグループで「既読82」と出ていても、残りの18人が誰かを知る手段がないので、連絡の漏れを個別に確かめることができません。

3つ目は、通知の多さです。発言が多いグループは通知が鳴り続けるので、メンバーが通知を切ってしまいます。通知を切った人には、大事なお知らせも届いたことに気づかれません。結果として、本当に読んでほしい連絡ほど読まれなくなります。

4つ目は、名簿の管理です。LINEのグループには、メンバーの所属や役割を記録する欄がありません。どの班の人か、いつ入った人か、まだ会員かといった情報は、別の名簿と突き合わせる必要があります。人数が多い団体ほど、この突き合わせが役員の負担になります。

5つ目は、引き継ぎです。グループを作った人や管理していた人が役を降りると、誰がメンバーを整理するのかが曖昧になります。地域の団体やPTAのように役員が毎年入れ替わる集まりでは、前年のグループがそのまま残り、どのグループが現役なのか分からなくなる例がよく見られます。

これらは、人数の上限に達する前から起きる問題です。500人まで入れられるからといって、500人を1つのグループで回すのが良いとは限りません。

分け方の方法1:役割と目的でグループを分ける

大人数の連絡を回すいちばん手軽な方法は、LINEの中でグループを役割ごとに分けることです。基本の形は「全体のお知らせ用」と「班ごとのやり取り用」の2段構えです。

全体のお知らせ用グループは、発言できる人を役員に限り、ほかのメンバーは読むだけ、という運用の決まりを最初に共有します。LINEのグループには発言者を制限する設定がないので、決まりとして守ってもらう形になります。そのうえで、お知らせはノートに書き、トークには「ノートを更新しました」とだけ流すと、流れても後から探せます。

班ごとのグループは、10人から30人程度の、顔が分かる単位で作ります。飲食店なら店舗ごとや時間帯ごと、町内会なら班や組ごと、サークルなら学年ごとや活動曜日ごとが分けやすい単位です。日々の細かな相談や雑談は班のグループで行い、全体のグループには持ち込まないようにします。

分けるときの考え方を整理すると、次のようになります。

分け方 向いている集まり 気をつけること
全体+班 町内会、PTA、複数店舗の飲食店 全体は読むだけ、という決まりを先に共有する
目的ごと(連絡用と雑談用) サークル、同好会 雑談用で決まったことを連絡用に書き直す
期間ごと(今年度用) 役員会、行事の実行委員会 年度替わりに旧グループの扱いを決める

役割で分けたときに起きやすいのが、同じ連絡を複数のグループに何度も流す手間です。全体のお知らせを班のグループにも転送する運用にすると、役員の作業が倍になります。全体グループには全員が入り、班のグループは補助、という順番を崩さないことが、分け方を長続きさせるコツです。

人数の目安としては、全体グループの上限を気にしなくてよいのは300人程度まで、と考えておくと安心です。500人の上限まで余裕があるうちに、班への分け方を決めておけば、上限に達してから慌てて作り直す必要がありません。

分け方の方法2:連絡の目的に合わせて道具を分ける

人数が数百人規模になる場合や、一方向のお知らせが中心の場合は、LINEのグループ以外の道具を組み合わせるほうが回しやすくなります。LINEの中にも、グループとは性格の違う仕組みがあります。

LINEオープンチャット

オープンチャットは、LINEヘルプセンターで「自分と同じ関心や興味をもった人たちと交流ができる空間」と説明されている仕組みです。友だちになっていなくても参加でき、参加者はトークルームごとに別のニックネームとプロフィール画像を使えます。顔と名前が一致しなくても参加できる反面、会員名簿と突き合わせる運用には向きません。トークは最大で6か月前までしか表示されないとヘルプにあるので、過去の決定事項を長く残す用途にも合いません。テーマ別に分かれて話せるサブトークルームは、定員を最大5,000人まで設定できます。

LINE公式アカウント

お店やお教室が、利用者に一斉にお知らせを送る用途なら、LINE公式アカウントが候補になります。公式の料金ページによると、プランは3つです。

プラン 月額固定費(税別) 無料で送れる通数 追加の配信
コミュニケーションプラン 0円 200通 不可
ライトプラン 5,000円 5,000通 不可
スタンダードプラン 15,000円 30,000通 1通あたり最大3円

通数は「送った回数」と「送った相手の人数」の掛け算で数えます。100人に月2回送るだけで200通になるので、無料のコミュニケーションプランでは100人に月2回が目安です。料金の詳細はLINE公式アカウントの料金プランで確かめてください。LINE公式アカウントは、お店から利用者への一方向の連絡に強い道具で、メンバー同士がやり取りする用途には向きません。

ほかの道具との組み合わせ

連絡はLINEのグループ、予定は共有カレンダー、写真は共有ドライブ、という組み合わせもよく使われます。この形の弱点は、情報が3つ、4つの場所に散らばり、どこに何があるかを覚えている人しか分からなくなることです。役員が入れ替わる団体では、引き継ぎのたびに場所の説明が必要になります。

道具を選ぶときは、「一方向のお知らせが中心か、メンバー同士のやり取りが中心か」「顔と名前の分かる会か、匿名でよいか」「記録を何年残したいか」の3つを先に決めると、候補が絞れます。

大人数の連絡網を作り直す手順

上限に近づいたグループを整理し、続けやすい形に作り直す手順を6つに分けて説明します。

手順1:いまのメンバーを棚卸しする

まず、グループのメンバー一覧と、団体の名簿を突き合わせます。名簿にいない人、退会した人、連絡が不要になった人を洗い出し、外す人の一覧を作ります。外す前には、全体に「○月○日に名簿にない方をグループから外します」と予告しておくと、外された人からの問い合わせが減ります。

手順2:連絡の種類を書き出す

次に、このグループで流れている連絡を種類ごとに書き出します。全員に届けたいお知らせ、出欠の確認、班の中だけの相談、雑談、写真の共有、といった具合です。種類ごとに「誰が送るか」「誰に届けばよいか」「どれくらい残したいか」を表にすると、どれを全体に残し、どれを班に分けるかが見えてきます。

手順3:グループの形と設定を決める

連絡の種類に合わせて、全体グループと班のグループの数を決めます。全体グループを作り直すなら、100人を超える見込みがあるので「友だちをグループに自動で追加」はオフにして作ります。グループ名には年度や団体名を入れておくと、来年以降に旧グループと見分けやすくなります。

手順4:運用の決まりを1枚の文章に整理する

全体グループで発言してよい人、お知らせを書く場所(ノート)、出欠の取り方、退会したときの扱いを、1枚の文章に整理してノートの先頭に固定します。新しく入った人は、まずこれを読めば運用が分かる状態にしておきます。

手順5:移行の期限を決めて旧グループを閉じる

新しいグループへの移行には期限を決め、期限を過ぎたら旧グループでは連絡しないことを宣言します。旧グループを残したままにすると、どちらに連絡が来るのか分からず、両方を見なければならなくなります。旧グループのアルバムやノートに残したい情報があれば、移行の前に新しいグループへ移しておきます。

手順6:1か月後に振り返る

移行して1か月ほどたったら、役員や班長で振り返りの場を持ちます。お知らせの既読の数は足りているか、班のグループで決まったことが全体に伝わっているか、招待できずに残っている人はいないか、の3点を確かめます。既読の数が人数の半分を下回るお知らせが続くなら、通知を切っている人が多い合図です。紙の配布や班長からの声かけなど、LINE以外の手段と組み合わせる必要がないかも、このときに話し合います。年配の会員が多い団体では、スマートフォンを持っていない人への連絡手段を、最初から別に用意しておくと漏れがありません。

この手順で作り直すと、人数の上限に再び達するまでの時間が延びるだけでなく、連絡が読まれやすい状態を保てます。

大人数で使うときの注意点

人数が多いグループほど、知らない人が紛れ込んだときの影響が大きくなります。運営する側が押さえておきたい注意点を整理します。

1つ目は、QRコードと招待リンクの扱いです。ヘルプには、QRコードや招待リンクを使うとLINEユーザーなら誰でもグループに参加できるようになるため、関係のない第三者が見られる場所で共有しないよう書かれています。チラシや掲示板にQRコードを載せると、会員以外も入れてしまいます。また、QRコードや招待リンクで招待するには、招待する側と招待される側の双方が最新版のLINEを使い、年齢確認で18歳以上と判定されている必要があるとヘルプにあります。中高生がいる部活や少年団では、保護者を通して招待するなどの工夫が要ります。

2つ目は、個人情報の扱いです。グループのメンバーは、互いの表示名とプロフィール画像を見られます。プロフィールから個人を特定されたくない人もいるので、加入をお願いするときに、表示名を本名にするかどうかを決めておくと揉めません。

3つ目は、退会させるときの伝え方です。メンバーを外す操作をすると、グループのトークに退会させたことが表示されます。黙って外すと、外された人が気づいたときに関係がこじれることがあるので、事前の予告が欠かせません。

4つ目は、利用の制限です。ヘルプの「グループの機能が使えない」には、短時間でスタンプを連投するなど、スパムとみなされる行為をすると、グループの作成や招待の機能が一時的に使えなくなる場合があると書かれています。大人数への一斉の招待を短時間に繰り返すのは避け、数日に分けて進めるほうが安全です。

5つ目は、記録の保存です。トークの履歴は機種変更や引き継ぎの失敗で失われることがあります。会計の報告や総会の決定事項のように、団体として残すべき記録は、トークに頼らず、文書として別に保存しておきます。

人数の規模別に見た、向いている連絡の形

上限の数字だけを見ると「500人までは1つのグループで大丈夫」と考えがちですが、実際に回しやすい形は人数の規模で変わります。団体の運営でよく見られる規模ごとに、向いている形を整理します。

30人まで

部署やチーム、少人数の教室なら、1つのグループで十分に回ります。全員の顔と名前が一致しているので、既読の数が足りないときも、誰に声をかければよいかの見当がつきます。この規模では、連絡用と雑談用を分けるより、ノートの使い方だけ決めておくほうが手間がかかりません。ただし、少人数でも、取引先や外部の講師が混ざるグループは、身内だけのグループと分けておくと、雑談や内輪の相談が外部の人に見られる心配がなくなります。

30人から100人

サークルや小規模の町内会、1店舗の飲食店のアルバイト全員などがこの規模です。1つのグループでも回りますが、発言が増えて流れやすくなるので、お知らせはノートに書く決まりが欠かせません。100人に近づく見込みがあるなら、「友だちをグループに自動で追加」をオフにして作り直すかどうかを、この段階で判断しておきます。

100人から300人

PTAや規模の大きい町内会、複数店舗の飲食店がこの規模です。1つのグループで全員が自由に発言すると、通知の多さで読まれなくなります。全体はお知らせ専用にして発言できる人を役員に限り、相談は班のグループで行う2段構えが向いています。

300人を超える場合

上限の500人に近く、退会と入会の出入りも多くなります。LINEのグループだけで回すより、一方向のお知らせはLINE公式アカウントやグループ向けのアプリに任せ、LINEのグループは班単位のやり取りに絞る、という道具の分け方を考える段階です。

人数の規模 向いている形 先に決めておくこと
30人まで 1つのグループ ノートの使い方
30人から100人 1つのグループ+ノート 自動追加の設定
100人から300人 全体(お知らせ専用)+班 全体で発言できる人
300人を超える 道具を分ける お知らせの送り先

規模の境目で形を変えるときは、いきなり全員を移すのではなく、まず役員や班長だけで新しい形を1か月ほど試すと、運用の穴を事前に見つけられます。

管理を引き継げる形にしておく

大人数のグループで最後まで残る問題は、管理する人が替わったときの引き継ぎです。LINEのグループには、管理者という役割を指定する仕組みがありません。グループを作った人も、後から入った人も、同じようにメンバーを招待したり退会させたりできます。そのため、運用の決まりを文章で残しておかないと、役員が替わった翌年に「誰がメンバーを整理するのか」が分からなくなります。

引き継ぎのときに渡しておきたいのは、次の4つです。

・グループの一覧(全体用、班ごと、年度ごと)と、それぞれの目的
・メンバーを招待する人と、退会させる人の決まり
・お知らせを書く場所と、出欠の取り方
・団体の名簿と、グループのメンバーを突き合わせる時期

この4つを、全体グループのノートの先頭に固定しておくと、役員が替わっても新しい担当者がすぐに運用を引き継げます。あわせて、年に1回、総会や年度替わりの時期にメンバーの棚卸しをする決まりにしておくと、辞めた人が残り続けて上限に近づく事態を防げます。

飲食店の場合は、店長やシフトの責任者が替わるときが引き継ぎの機会です。退職したアルバイトをグループから外すのを、退職の手続きの一部として決めておくと、外し忘れがなくなります。グループのメンバーの整理を、人の入れ替わりの手続きに組み込むことが、上限に悩まないための近道です。

LINEのグループが合わなかったときの候補

LINEのグループで人数の上限や連絡の流れやすさに困ったとき、グループ向けの専用アプリを使う方法もあります。選ぶときは、メンバーが新しくアカウントを作らずに参加できるか、お知らせが流れずに残るか、写真や予定を同じ場所にまとめられるか、が比べるポイントになります。

その候補の1つが、教室や講座、サークル、町内会などのグループ向けアプリのTsudoo(ツドー)です。公式サイトによると、LINEのアカウントでログインでき、新しいIDとパスワードを作る必要はありません。料金ページには、無料プランでメンバー数とグループ数に上限がないこと、写真は枚数の制限なく保存でき、3分未満の動画は本数の制限なく、3分以上の動画も合計30時間まで保存できることが書かれています。3分以上の動画を合計100時間まで保存したいときは、1グループあたり月額525円(税込)の動画保存プランがあります。お知らせは掲示板に残り、重要な投稿は上に固定でき、予定を変更すると告知の投稿も同時に更新されると案内されています。参加の方法は、公開・承認制・招待制の3つから選べます。

公式サイトでは、いま使っているLINEのグループをやめる必要はなく、まず写真と予定だけを移す使い方も紹介されています。上限に近づいたグループの全員を一度に移すのが難しい場合は、全体のお知らせと記録だけを先に移し、日々のやり取りはLINEのグループに残す、という段階的な移り方もできます。

Tsudooは、@SOHOを運営する株式会社ライフスケープが開発・提供しています。

どの道具が合うかは、団体の人数、連絡の頻度、記録を何年残したいかで変わります。LINE公式アカウントやオープンチャットと同じく、まず小さな班やひとつの行事で試し、メンバーの反応を見てから広げるのが失敗の少ない進め方です。

連絡の仕組みづくりを仕事として見たときの考察

最後に、大人数の連絡網を整える作業を、仕事という視点から見ておきます。

町内会やPTA、複数店舗の飲食店、教室の運営では、連絡の仕組みを整える役目が、その年の役員や店長の善意に頼りきりになっていることが少なくありません。グループの棚卸し、運用の決まりの文書化、道具の移行といった作業は、外部の人に任せられる仕事でもあります。在宅ワークの仲介サイトを長く運営してきた立場から言えば、こうした地域や小さな組織の運営を手伝う仕事で長く続く人ほど、道具の使い方を教えるだけでなく、「誰が何を発信し、記録をどこに残すか」を一緒に決める役割を担っています。手数料0%で直接取引できる仕組みなら、限られた予算の団体でも長く手伝ってもらいやすく、受け手の手取りも厚くなります。

連絡の場を盛り上げる工夫として、団体や店のオリジナルスタンプを作る例もあります。どんな仕事があるかはキャラクター・アイコン・LINEスタンプのお仕事で紹介しています。お知らせの文面を整えたり、会報を作ったりする仕事に関心がある人は、著述家,記者,編集者の年収・単価相場で収入の目安を確かめられます。

連絡用のアプリそのものを作る側の仕事については、ソフトウェア作成者の年収・単価相場で単価の傾向が整理されています。お店や団体の運営を、連絡の仕組みも含めて体系的に支援したい人には、経営の助言を行う国家資格である中小企業診断士の内容が参考になります。

店舗や団体が連絡の仕組みを見直すときに、費用の一部を公的な支援でまかなえる場合もあります。販路開拓などの取り組みに使える小規模事業者持続化補助金2026|上限250万円を勝ち取る事業計画のコツや、在宅での働き方を整えるテレワーク 助成金 2026で、使える制度がないか確かめておくと、道具の見直しに踏み切りやすくなります。

人数の上限は、グループが育った証拠でもあります。上限に達したときを、連絡の形を見直す機会と捉え、役割と道具を分けて、読まれる連絡網に作り直していきましょう。

よくある質問

Q. LINEグループは最大何人まで入れますか?

本人を含めて最大500人です。ただし、グループを作るときに「友だちをグループに自動で追加」をオンにしていると、本人を含めて100人までになります。オフで作ったグループは後からオンに変えられないので、100人を超える見込みがあるときは、最初からオフで作っておくのが確実です。

Q. 上限の500人に達したら、有料で人数を広げられますか?

LINEヘルプセンターには、人数を広げる有料の手段は案内されていません。上限に達した場合は、メンバーを削除して枠を空けるか、新しいグループを作るよう書かれています。まずは退会した人や連絡が不要になった人を外し、それでも足りなければ班ごとにグループを分ける方法を考えます。

Q. 特定の人だけ「参加できるグループ数の上限」と出て招待できません。どうすればよいですか?

招待された側のアカウントが、参加しているグループの数の上限に達しているときの表示です。招待する側では解決できないので、相手に使っていない古いグループを退会してもらい、枠を空けてから招待し直します。退会しても、ほかのメンバーのトーク履歴が削除されることはありません。

Q. 大人数のお知らせが流れて読まれません。どう運用すればよいですか?

お知らせはトークではなくノートに書き、トークでは「ノートを更新しました」とだけ流すと、後から探しやすくなります。あわせて、全体のグループは役員だけが発言し、相談や雑談は班のグループで行う決まりを作ると、全体のトークが流れにくくなります。

この記事について

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監修:@SOHO編集部

2004年よりフリーランス・在宅ワーク向けサービスを運営。生成AIで作成した下書きを、一次情報と照らし合わせて確認したうえで公開しています。

公開:2026年7月23日最終更新:2026年10月4日
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