Microsoft Formsでアンケートを作る手順と、集まった回答をExcelで整理する方法

@SOHO編集部
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Microsoft Formsでアンケートを作る手順と、集まった回答をExcelで整理する方法

この記事のポイント

  • ✓Microsoft Formsでアンケートを作る手順を
  • ✓回答できる人の選び方と送り方まで公式ヘルプに沿って解説します
  • ✓集まった回答をExcelで開き

社内の研修のあとにアンケートを取りたい。Teamsで使っているMicrosoft 365の中で、手軽に回答を集めたい。そんなときに便利なのがMicrosoft Formsです。職場や学校のアカウントがあれば追加の準備なしで使え、集まった回答はそのままExcelで開けます。

ただ、作り始めると「回答できる人をどう設定するのか」「回答によって次の質問を変えるにはどうするのか」「Excelで開いたあと、どう整理すればよいのか」といったところで手が止まりがちです。

この記事では、Microsoft Formsでアンケートを作る手順を、Microsoftの公式ヘルプに沿って順番に説明します。そのうえで、集まった回答をExcelで開き、単一回答・複数回答・評価・自由記述をそれぞれ整理する方法を紹介します。回答1件ごとに担当を決めて返信する必要がある場面では、フォームの受付から対応までを1つの画面で扱えるHalictにも触れます。

Microsoft Formsとは

Microsoft Formsは、Microsoftが提供している、アンケートやテスト、投票を作るための道具です。Microsoft Forms を使用してフォームを作成するでは、次のように説明されています。

Microsoft Forms では、アンケート、テスト、投票を作成し、戻ってきた結果を簡単に表示できます。 出典: support.microsoft.com

同じヘルプによると、Microsoft Formsには、Microsoft 365の職場や学校のアカウント、または個人のMicrosoftアカウント(Hotmail、Live、Outlook.com)でサインインして使えます。

Microsoft Formsのメリット

Microsoft Formsのメリットは、次の3つです。

  • Microsoft 365を使っている職場なら、追加の準備なしで使える
  • 回答をExcelで開き、そのまま集計や分析に使える
  • OutlookのメールやTeamsのメッセージで、フォームを送れる

特に、社内のアンケートで「組織内の人だけが回答できる」ように設定できる点は、社内で使ううえで大きな安心材料です。社外の人に誤って回答されることがなく、回答者が誰なのかもはっきりします。回答者に職場のアカウントでサインインしてもらうことで、名前を記録したり、1人1回に制限したりできます。

Microsoft Formsのデメリット

一方で、Microsoft Formsは、回答を集めて集計することが中心の道具です。回答1件ごとに担当者を決めたり、対応の状況を記録したり、回答者に個別に返信したりする機能は、フォームそのものには用意されていません。回答のあとの手作業が多い用途では、Excelやメールと組み合わせることになります。

また、個人のMicrosoftアカウントで使う場合は、職場や学校のアカウントで使える一部の機能(組織内の人だけに回答を限る設定など)が使えません。使える機能は、アカウントの種類によって違う点に注意します。

Microsoft Formsでアンケートを作る前に決めておくこと

作り始める前に、次の4つを決めておくと、作り直しの手間を減らせます。

目的

アンケートで何を知りたいのか、その結果を何に使うのかを1文で書きます。「研修の内容のうち、次回も続けるものと見直すものを決める」のように、結果の使い道まで書いておくと、必要な質問を絞り込めます。

回答してもらう人

社内の人だけなのか、取引先やお客様など社外の人も含むのかを決めます。この違いで、回答できる人の設定が変わります。

名前を記録するかどうか

社内のアンケートでは、名前を記録するかどうかも決めておきます。名前を記録すると、未回答の人に声をかけられる一方で、率直な意見が集まりにくくなることがあります。研修の満足度のように本音を聞きたいアンケートでは、名前を記録しない設定も選択肢になります。

回答のあとの扱い

集計して終わりなのか、回答1件ずつに対応が必要なのかを決めます。対応が必要な場合は、誰がいつまでに返信するのかまで決めておきます。

Microsoft Formsでアンケートを作る手順

ここからは、Microsoft Formsでアンケートを作る手順を、公式ヘルプの画面の名前に沿って説明します。

手順1:新しいフォームを作る

公式ヘルプによると、新しいフォームは次の手順で作ります。

  1. 職場や学校のアカウント、または個人のMicrosoftアカウントでMicrosoft Formsを開く
  2. [新しいフォーム]を選ぶ
  3. フォームのタイトルと、必要に応じて説明を入れる

Office.comにログインし、左側のMicrosoft 365のアイコンから[フォーム]を選んで開くこともできます。公式ヘルプでは、フォームのタイトルは最大90文字、説明は最大1,000文字まで設定できると案内されています。また、フォームは作っている途中で自動的に保存されます。

手順2:タイトルと説明を書く

タイトルは、何のアンケートかが一目で分かるものにします。説明には、アンケートの目的、回答にかかる時間、締め切りの3つを書いておくと、回答者が安心して答えられます。

手順3:質問を追加する

[新規追加]を選び、追加する質問の種類を選びます。公式ヘルプによると、選択肢、テキスト、評価、日付などの質問の種類があり、その他の種類として、ランキング、リッカート、ファイルのアップロード、ネット プロモーター スコアも選べます。質問をまとまりごとに整理したいときは、[セクション]を選びます。

公式ヘルプでは、質問を削除すると、その質問について集めた回答のデータも一緒に完全に削除されると注意されています。回答が集まり始めてから質問を削除するときは、先に回答をExcelに書き出しておくと安心です。

手順4:分岐を設定する

回答によって次の質問を変えたいときは、分岐を設定します。Microsoft Forms で分岐ロジックを使用するによると、分岐を加えたい質問のその他の設定から[分岐の追加]を選び、選択肢ごとに次に進む質問を選びます。

公式ヘルプでは、始める前にすべての質問を作り終えておくことが勧められています。また、分岐できるのはあとに続く質問だけで、前の質問には分岐できません。前の質問に分岐させようとすると、回答者の操作が途中で飛ばされ、フォームの最後まで移動してしまうと注意されています。

たとえば、「研修に参加しましたか」という質問で「はい」を選んだ人は満足度の質問へ、「いいえ」を選んだ人は参加しなかった理由の質問へ進むように設定できます。

手順5:プレビューで確かめる

[プレビュー]を選ぶと、回答者に見える画面を確かめられます。公式ヘルプによると、プレビューの画面で質問に答えて[送信]を選べば、フォームの動きをテストできます。分岐を設定した場合は、すべての選択肢で意図どおりに進むかを確かめます。

手順6:回答できる人を選び、フォームを送る

フォームを送信して回答を集めるによると、フォームを開いて[回答の収集]を選ぶと、回答できる人と送り方を選ぶ画面が表示されます。回答できる人は、次の3つから選びます。

  • 誰でも回答可能:組織の内外を問わず、誰でも回答できる。サインインは要らない
  • 組織内のユーザーのみが回答可能:職場や学校のアカウントでサインインした組織内の人だけが回答できる。名前を記録するか、1人1回に制限するかを選べる
  • 組織内の特定のユーザーが回答可能:指定した人やグループだけが回答できる

公式ヘルプによると、2つ目と3つ目の設定は、教育機関や法人向けのMicrosoft 365で使えるものです。社内のアンケートでは、2つ目の「組織内のユーザーのみが回答可能」を選んでおくと、リンクが社外に転送されても、組織の外の人は回答できません。取引先やお客様にも答えてもらう場合だけ、「誰でも回答可能」を選びます。

送り方は、リンクをコピーして送るほか、OutlookのメールやTeamsのメッセージ、QRコードで送る方法があります。職場や学校のアカウントでは、リンクを短くする設定も使えます。

回答しやすい質問の作り方

質問の書き方しだいで、回答率も集計のしやすさも変わります。Microsoft Formsの質問の種類と合わせて、作り方のポイントを整理します。

質問の種類の使い分け

質問の種類 向いている質問の例
選択肢(1つを選ぶ) 部署、参加の有無、最も役に立った内容
選択肢(複数を選ぶ) 参加した講座、使っている道具
テキスト ご意見・ご要望、改善してほしい点
評価 研修の満足度、説明の分かりやすさ
日付 参加を希望する日
リッカート 複数の項目について、同じ段階で評価してもらう
ネット プロモーター スコア 同僚や知人にすすめたいかどうか

選択肢の質問は、1つだけ選ぶか、複数を選べるかを設定で切り替えられます。集計のときに扱いが変わるため、作る段階でどちらにするかを決めておきます。迷ったときは、「1つに絞って選んでもらうと、何が分かるか」と考えます。最も重視する点を知りたいなら1つだけ、当てはまるものをすべて知りたいなら複数を選べる形にします。

1つの質問で1つのことを聞く

「研修の内容と講師の説明に満足しましたか」のように2つのことを1つの質問で聞くと、回答者はどちらについて答えればよいか迷います。内容と講師の説明は、別々の質問に分けます。

選択肢に漏れと重なりを作らない

勤続年数を「1〜3年」「3〜5年」のように分けると、3年の人がどちらを選べばよいか迷います。「1年以上3年未満」「3年以上5年未満」のように、境目が重ならないように書きます。当てはまる選択肢がない人のために「その他」を加えておくのも有効です。

評価の段階をそろえる

満足度などの評価の質問は、アンケート全体で段階の数と向きをそろえます。ある質問は5段階で5が満足、別の質問は5段階で1が満足、というように向きがばらばらだと、回答の誤りが増え、集計も難しくなります。

質問の数を絞る

質問が多いほど、途中で回答をやめる人が増えます。目的に照らして、集計に使わない質問は削ります。回答にかかる時間は3分から5分を目安にします。

具体例:社内研修のあとのアンケートを作る

ここまでの手順を、社内研修のあとに送るアンケートの例で確かめておきます。目的は「研修の内容のうち、次回も続けるものと見直すものを決めること」です。回答できる人は組織内の人だけ、名前は記録しない設定にします。

質問の構成

  • セクション1

 1. 研修にはどのように参加しましたか(選択肢:会場で参加/オンラインで参加/録画で視聴)  2. 研修全体の満足度を教えてください(評価:5段階)

  • セクション2

 3. 次の各内容について、業務に役立つと感じた度合いを教えてください(リッカート:「業務の流れの説明」「ソフトの操作の実習」「事例の紹介」の3項目を、「とても役立つ」から「役立たない」までの5段階で)  4. 研修の時間の長さはいかがでしたか(選択肢:短い/ちょうどよい/長い)

  • セクション3

 5. 次回取り上げてほしいテーマを選んでください(選択肢・複数選択:4つ+その他)  6. ご意見・ご要望があればお書きください(テキスト・任意)

この構成にした理由

質問3でリッカートを使ったのは、研修の内容ごとの評価を、同じ段階でまとめて答えてもらうためです。内容ごとに別の質問を立てるより回答者の手間が少なく、集計のときにも内容どうしを比べやすくなります。

質問1で参加のしかたを聞いたのは、会場とオンラインで満足度が違うかを確かめるためです。Excelのピボットテーブルで、参加のしかたごとに満足度を比べれば、次回の開き方を決める材料になります。

自由記述は最後の1問だけにし、必須にはしていません。全体で6問なので、回答は2分から3分ほどで終わります。

回答率を上げる送り方

フォームを作っても、回答が集まらなければ意味がありません。回答率を上げるための送り方を紹介します。

送る時期

研修やイベントのアンケートは、終わった直後か当日中に送ります。日がたつほど記憶が薄れ、回答してもらえる人が減ります。研修の最後の数分を回答の時間にあて、その場でQRコードを画面に映して回答してもらう方法も効果があります。

送る場所

社内のアンケートなら、ふだん使っている連絡の場所で送ります。Teamsでやり取りしている職場ならTeamsのチャネルに、メールが中心の職場ならOutlookで送ります。公式ヘルプによると、フォームの[回答の収集]から、OutlookやTeamsで送る方法を選べます。

案内文に書くこと

案内文には、アンケートの目的、回答にかかる時間、締め切り、結果をどう使うかを書きます。「いただいた回答は、来月の研修の内容の見直しに使います」のように、結果の使い道を書いておくと、回答者は協力する意味を感じやすくなります。

締め切り前にもう一度案内する

締め切りの2日から3日前に、もう一度案内を送ると、回答が集まりやすくなります。名前を記録しない設定の場合は、誰が回答したかが分からないため、全員に向けて「まだの方はご協力をお願いします」と案内します。

集まった回答を確かめる

回答が集まり始めたら、まずはMicrosoft Formsの画面で全体を確かめます。

回答の概要を見る

フォームの結果を確認して共有するによると、フォームを開いて[回答の表示]を選ぶと、回答の概要の画面に、回答数や、回答者が記入にかかった平均の時間などが表示されます。記入にかかった平均の時間が想定より長い場合は、質問が多すぎるか、答えにくい質問がある合図です。次にアンケートを作るときの見直しの材料として控えておきます。質問ごとの[詳細]を選ぶと、その質問の回答の詳細を確かめられます。

1人ずつの回答を見る

[個々の結果をチェック]を選ぶと、回答者ごとに回答の内容を確かめられます。公式ヘルプによると、回答者には1件ごとに回答者IDが付き、Excelに書き出したときにはブックの最初の列に表示されます。名前を記録しないアンケートでも、このIDで個々の回答を探せます。

概要のリンクを共有する

回答の概要を上司や同僚に見せたいときは、回答の概要の画面のその他のオプションから、概要のリンクを共有できます。公式ヘルプでは、このリンクを持っているすべての人が回答の概要を見られると説明されています。リンクを渡す相手は慎重に選び、不要になったリンクは削除します。公式ヘルプによると、概要のリンクを削除すると、そのリンクは完全に削除され、再び有効にすることはできません。

集まった回答をExcelで整理する方法

Microsoft Formsの画面でも集計は確かめられますが、細かく分析したり、報告資料を作ったりするときはExcelが便利です。

Excelで回答を開く

公式ヘルプによると、回答の概要の画面から[Excel で結果を開く]を選ぶと、Excelのブックが職場や学校のOneDriveに自動で保存され、フォームとの間でデータがつながった状態になります。フォームに新しい回答が届くと、ブックにも反映されます。

一方で、[Excel で結果を開く]の横の矢印から[コピーをダウンロード]を選ぶと、フォームとつながっていない、その時点の回答だけのブックが開きます。集計の途中で回答が増えて数字が変わると困る場合は、締め切りのあとにコピーをダウンロードして集計すると、数字が固まった状態で作業できます。

公式ヘルプによると、ブックでは質問ごとに列が分かれ、回答1件ごとに行が並びます。最初の列には、回答者ID、回答の開始と完了の時刻、回答者の名前とメールアドレスが入ります。名前を記録しない設定のアンケートでは、名前とメールアドレスは表示されません。また、ブックを変更しても、フォームの内容は変わりません。

個人情報と共有の範囲に気をつける

Excelで開いたブックには、回答者の名前やメールアドレスが入ることがあります。ブックはOneDriveに保存されるため、共有の範囲を確かめずにリンクを渡すと、回答者の個人情報まで見せてしまうことがあります。

集計の結果だけを見せたいときは、回答のシートを含まない集計用のブックを別に作り、そちらを共有します。報告資料に回答を引用するときも、名前や部署など、回答者が特定される情報を伏せます。勤め先で個人情報の扱いの決まりがある場合は、それに従ってください。

また、公式ヘルプによると、[Excel で結果を開く]で作ったブックについて、データの更新を行えるのは、フォームの所有者と、ブックの編集の権限を持つ組織内の人だけです。組織の外の人は、データの更新を行えません。社外の人と結果を共有する場合は、コピーをダウンロードしたブックを使うほうが扱いやすくなります。

集計用のシートを分ける

回答が入ったシートを直接書き換えると、元の回答が分からなくなります。集計は、新しいシートを作ってそこで行います。回答のシートは、手を加えない元の記録として残しておきます。

集計の前に回答を点検する

集計を始める前に、回答のシートをひととおり見て、次の点を確かめます。

  • テストのために自分で送った回答が残っていないか。残っていれば、集計の対象から外す
  • 同じ人が何度も回答していないか。1人1回に制限していない場合は、回答の時刻や内容が同じものがないかを見る
  • 自由記述に、明らかに関係のない入力や、空白だけの回答がないか

点検で外した回答は、行を消すのではなく、隣の列に「集計から除外」と書いておくと、あとから理由を確かめられます。集計の対象にした件数と、外した件数を報告資料に書いておくと、結果の信頼性を説明しやすくなります。

単一回答の質問を数える

1つだけ選ぶ質問は、選択肢ごとの件数を COUNTIF 関数で数えます。たとえば、満足度の回答がC列の2行目から101行目に入っている場合、「満足」と答えた件数は次の式で数えられます。

=COUNTIF(回答!C2:C101,"満足")

選択肢ごとに同じ式を並べ、合計の件数で割れば、それぞれの割合が出ます。割合を出したら、件数と割合を並べた表を作り、そこから円グラフや棒グラフを作ると、報告資料に使いやすくなります。

複数回答の質問を数える

複数を選べる質問は、1つのセルに選んだ選択肢がまとめて入ります。選択肢ごとの件数は、文字を含むかどうかで数える COUNTIF 関数の使い方で数えます。たとえば「オンライン講座」を選んだ件数は、次の式で数えます。

=COUNTIF(回答!D2:D101,"オンライン講座")

前後の * は、その文字の前後にどんな文字があってもよい、という意味です。ただし、選択肢の名前の一部が、別の選択肢の名前にも含まれていると、二重に数えてしまいます。「講座」と「オンライン講座」のような選択肢があるときは、選択肢の名前を作る段階で重ならないようにしておくと、集計が楽になります。

複数回答の割合を出すときは、分母を「回答した人数」にするのか「選ばれた選択肢の延べ数」にするのかを、報告の中で必ず書いておきます。分母の取り方で、割合の見え方が大きく変わるためです。

評価の質問の平均を出す

評価の質問は、AVERAGE 関数で平均を出します。平均だけでなく、評価ごとの件数も COUNTIF で数えておくと、評価が両端に分かれているのか、真ん中に集まっているのかが分かります。平均が同じ3でも、全員が3を付けた場合と、1と5に分かれた場合では、読み取れることがまったく違います。

自由記述を分類する

自由記述の回答は、数えるだけでは整理できません。回答を読み、内容ごとに「内容について」「時間について」「資料について」のような分類を、隣の列に書き込んでいきます。分類を書き終えたら、分類ごとの件数を COUNTIF で数えると、どの話題の意見が多かったのかが分かります。

属性ごとに比べる

部署や参加回数など、回答者の属性ごとに結果を比べたいときは、ピボットテーブルを使います。行に部署、列に満足度を指定すると、部署ごとの満足度の分かれ方が一覧になります。部署によって評価が大きく違えば、研修の内容が一部の部署の業務に合っていない可能性が見えてきます。

集計の結果を報告資料にまとめる

Excelで集計したら、結果を報告資料にまとめます。読み手は、数字の一覧よりも、そこから何が言えるのか、次に何をするのかを知りたがっています。

最初に結論を書く

報告資料の最初に、アンケートから分かったことを3つほど、短い文で書きます。「研修全体の満足度は5段階の平均で4.1だった」「ソフトの操作の実習は役立ったと答えた人が多く、事例の紹介は評価が分かれた」「オンラインで参加した人は、時間が長いと感じた人の割合が高かった」のように、数字と一緒に書きます。

回答数と回答率を必ず書く

結果の数字の前に、回答数と、対象の人数に対する回答率を書きます。回答率が低いと、回答した人の意見に偏りがある可能性があります。読み手が結果をどの程度信頼してよいかを判断する材料になります。

次の行動を書く

最後に、結果を受けて次に何をするのかを書きます。「次回の研修では、事例の紹介を減らし、操作の実習の時間を延ばす」「オンラインの参加者向けに、途中で休憩を入れる」のように、具体的な行動にします。アンケートの目的が「次回の内容を決めること」だったなら、報告資料の結論は、次回の内容の案になっているはずです。

自由記述は代表的なものを引用する

自由記述の意見は、分類ごとの件数を示したうえで、代表的なものをいくつか引用します。引用するときは、書いた人が特定されないように、名前や部署が分かる表現を伏せます。

回答1件ごとに対応が必要なとき

研修のアンケートのように、集計して報告すれば終わる用途なら、Microsoft FormsとExcelの組み合わせで十分です。Microsoft 365を使っている職場なら、追加の費用もかかりません。

一方で、社外からの問い合わせや申し込み、要望の受付のように、回答1件ごとに担当を決めて返信する必要がある場合は、回答のあとの手作業が増えていきます。Excelに担当と対応状況の列を加え、返信はOutlookで送り、送ったかどうかをまたExcelに書き込む。この行き来が負担になってきたら、受付から対応までを1つにまとめた道具を検討する頃合いです。

受付から対応までを1つの画面で扱える選択肢

その選択肢の1つが、フォームの道具のHalictです。公式サイトによると、フォームで届いた回答1件ごとに担当とステージ(未対応・対応中など)を割り当てて管理でき、回答者への返信も同じ画面から送れます。送ったメールの開封まで記録されます。公式サイトのMicrosoft Formsとの比較では、Halictのファイルの受付は回答者のログインが不要で、社外の人からもそのまま受け取れると説明されています。

料金ページによると、フリープランは0円で、メンバー1人まで、フォーム数と回答数は無制限、ステージの管理と自動返信、CSVの書き出しが使えます。メンバー3人までのスタータープランは月額2,980円(税抜)です。Teams・Slack・Chatworkへの通知は、メンバー10人までのチームプラン(月額7,800円、税抜)から使えます。

Halictは、@SOHOを運営する株式会社ライフスケープが開発・提供しています。

Halictの公式サイトでも、Microsoft 365を使っていて社内向けのアンケートを取る用途や、回答をExcelで集計して終わる用途なら、Microsoft Formsで足りると案内されています。集計で終わるのか、1件ずつ対応するのかで、道具を選び分けるのが確実です。

アンケートの作成と集計の力を仕事に生かす

アンケートを作り、回答を集計して結果をまとめる力は、どの職場でも重宝されます。最後に、この力をどう仕事に生かせるかを考えます。

調査と分析の仕事につながる

目的から逆算して質問を作り、偏りのない聞き方で選択肢をそろえ、集計の結果から読み取れることを報告する。この一連の作業は、マーケティングの調査や分析の仕事の土台です。AI・マーケティング・セキュリティのお仕事では、マーケティングの調査や分析に関わる在宅の仕事の内容が紹介されています。

業務の改善を提案する仕事でも、アンケートは欠かせない道具です。AIコンサル・業務活用支援のお仕事では、企業の業務にAIやデジタルの道具を取り入れる支援の仕事が紹介されています。現場の声をアンケートで集め、集計の結果から改善の優先順位を決める力は、こうした仕事の中心にあるものです。

@SOHO編集部が見てきたこと

フリーランスや在宅ワークの仲介を長く続けてきた中で、@SOHO編集部が見てきたのは、アンケートの作成や集計を頼まれた人の中でも、結果から「次に何をすればよいか」まで提案できる人ほど、継続して依頼を受けているということです。数字を並べるだけでなく、その数字が何を意味するのかを一言添えられる人は、依頼する側にとって手放せない存在になります。

仲介手数料のかからない直接取引では、同じ予算でも受け手の手取りが厚くなり、依頼する側も同じ予算でより多くを頼めます。小さな集計の仕事から信頼を積み重ね、調査の設計から任される関係に育てていく働き方は、こうした取引の形と相性がよいものです。

まずは、次に取るアンケートの目的を1文で書き、回答のあとに誰が何をするのかを決めてから、Microsoft Formsを開いてみてください。

よくある質問

Q. Microsoft Formsは無料で使えますか?

Microsoft 365の職場や学校のアカウントのほか、個人のMicrosoftアカウント(Hotmail、Live、Outlook.com)でも使えます。ただし、組織内の人だけに回答を限る設定など、一部の機能は法人や教育機関向けのMicrosoft 365でのみ使えます。使えるアカウントの種類と機能の違いは、Microsoftの公式ヘルプで確かめてください。

Q. Microsoft Formsで回答によって次の質問を変えるにはどうすればよいですか?

分岐を加えたい質問のその他の設定から[分岐の追加]を選び、選択肢ごとに次に進む質問を選びます。分岐できるのはあとに続く質問だけで、前の質問には分岐できません。始める前にすべての質問を作り終えておき、設定したら[プレビュー]ですべての選択肢の動きを確かめると安心です。

Q. Microsoft Formsの回答をExcelで開くにはどうすればよいですか?

フォームを開いて[回答の表示]を選び、回答の概要の画面から[Excel で結果を開く]を選びます。ブックはOneDriveに保存され、新しい回答が届くと反映されます。集計の途中で数字が変わると困る場合は、横の矢印から[コピーをダウンロード]を選ぶと、その時点の回答だけのブックで作業できます。

Q. 複数回答の質問はExcelでどう集計すればよいですか?

複数を選べる質問は、1つのセルに選んだ選択肢がまとめて入ります。選択肢ごとの件数は、=COUNTIF(範囲,"選択肢の名前") のように前後に * を付けて数えます。選択肢の名前の一部が別の選択肢にも含まれると二重に数えるため、作る段階で名前が重ならないようにしておくと集計が楽になります。

この記事について

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監修:@SOHO編集部

2004年よりフリーランス・在宅ワーク向けサービスを運営。生成AIで作成した下書きを、一次情報と照らし合わせて確認したうえで公開しています。

公開:2026年3月18日最終更新:2026年10月15日
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@SOHOは2004年から続く、日本のフリーランス・在宅ワーク向け案件サイトです。記事は生成AIで下書きを作り、数値・固有名・出典を一次情報と照らし合わせる確認の手順を経て公開しています。

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