らくらく連絡網を無料で使える範囲と、ほかの連絡アプリとの違い

@SOHO編集部
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らくらく連絡網を無料で使える範囲と、ほかの連絡アプリとの違い

この記事のポイント

  • ✓らくらく連絡網+は無料でどこまで使えるのか
  • ✓無料版と団体有料版の違い
  • ✓運営会社の変更や機能終了の経緯

PTAの役員や少年団の連絡係を引き受けて、「らくらく連絡網って無料のままで大丈夫なの?」と気になっていませんか。結論から言うと、いまの「らくらく連絡網+」は、連絡の送信や出欠確認などの機能を無料版でもすべて使えます。有料の団体有料版で変わるのは、主に広告とメールマガジンが止まる点です。

この記事では、無料で使える範囲、有料版の料金、ここ数年で起きた運営会社の変更や機能の終了、そしてLINEのグループなどほかの連絡手段との違いを、公式サイトの記載をもとに順番に整理します。連絡係を任されたばかりの方が、今の会のまま使い続けるか、別の道具に移るかを判断できるところまでを目指します。

らくらく連絡網+は無料でどこまで使えるのか

まず押さえておきたいのは、無料版と有料版で「使える機能」に差がないことです。団体有料版のページには、広告が非表示になることが有料版の中身であり、連絡の機能に違いはないと書かれています。

団体有料版をご利用いただくことで、画面内に表示されている広告が非表示となります。 ※使用できる連絡の機能等の違いはございません。 出典: ra9plus.jp

つまり、無料のまま次のことができます。

・団体を作り、招待コードでメンバーを集める
・メンバー全員、または一部のグループだけに連絡を一斉送信する
・出欠確認、日程調整、アンケートの形で連絡を作り、回答を集計する
・誰が連絡を読んだか(読了)を確かめる
・Excel、Word、PDF、JPG、CSVなどのファイルを添付して共有する
・代表者、連絡メンバー、一般メンバーの3種類の権限を分ける
・スマートフォンのアプリと、パソコンのブラウザで開くWeb版を併用する

無料で提供できる理由も公式に書かれています。画面内に広告を表示していること、そして登録したメールアドレスにメールマガジンが届くことです。言い換えると、無料版の「対価」は広告とメールマガジンで、機能の制限ではありません。

ここで大事なのは、無料版の広告が気になるかどうかは、会の性格で変わるという点です。大学のサークルや仲間うちの集まりなら、広告が出ても問題になりにくいでしょう。一方、学校や企業の公式な連絡に使う場合、保護者や取引先の目に広告が入ることを嫌がる声が出やすくなります。団体有料版のページでも、学校や企業など公式の場での利用に向いていると案内しています。

もう1つ知っておきたいのは、広告がどこに出るかです。公式の比較表では、受信トレイ、送信トレイ、連絡の詳細、読了結果や回答状況の画面に、無料版では広告が表示されます。有料版にすると、これらの画面から広告が外れます。ただし、ホーム画面や団体管理など、無料版の団体と共通のページでは、別の無料団体にも参加している人には広告が表示される場合があると注記されています。保護者が複数の団体に入っている学校では、有料版にしても広告がまったく見えなくなるわけではない、という点は覚えておくと説明が楽になります。

旧「らくらく連絡網」から何が変わったのか

「らくらく連絡網」で検索すると、古い情報と新しい情報が混ざって出てきます。ここ数年で仕組みが何度か変わっているためです。いま使われているのは「らくらく連絡網+(プラス)」というリニューアル後のサービスで、App Storeの説明文でも、会員数700万人を突破した「らくらく連絡網」のリニューアルサービスと紹介されています。

時系列で整理すると、次のようになります。

時期 出来事
2025年3月末 旧サービスからの移行手続きの受付が終了
2025年10月 団体マッチング機能、ホーム画面、パソコン専用の画面表示が終了
2026年1月1日 運営会社が株式会社イオレから株式会社ユーフォリアへ移行
2026年6月11日 連絡メールの送信元ドメインが変更

移行手続きの終了は、古い団体を引き継げなくなったという意味です。公式のお知らせでは、期間中に移行しなかったメンバーは旧サービスの登録情報を引き継げず、らくらく連絡網+の団体には新規で参加することになると案内されています。前の役員から「昔の連絡網があるはず」と聞いて探しても、旧サービスのデータはもう移せません。新しく団体を作り直す前提で考えたほうが早いです。

2025年10月の変更では、団体どうしをつなぐ「団体マッチング」が終わり、起動したときの最初の画面がホーム画面から受信トレイに変わりました。パソコンのWeb版も、スマートフォンと同じ画面表示にそろえられています。Web版そのものは引き続き使えるので、パソコンで連絡を作っている方の作業が止まるわけではありません。

2026年1月の運営会社の変更は、事業譲渡によるものです。公式のお知らせでは、サービスの内容や機能、アカウント登録はそのまま継続すると説明されています。利用規約とプライバシーポリシーは運営会社名などが改定されました。会の規約や個人情報の取り扱いの説明書に「運営会社名」を書いている団体は、表記を新しい会社名に直しておきましょう。

見落としやすいのが、2026年6月のメールの送信元ドメインの変更です。連絡が届いたことを知らせるメールの差出人が「@ra9plus.jp」から「@eu-phoria.jp」に変わりました。携帯電話会社のメールで受信するドメインを絞っている保護者は、設定を変えないと通知が届かなくなります。「最近、連絡が来ていない気がする」という声が出たら、まずここを確かめてください。

無料版でできることを機能ごとに整理する

無料で使える機能の中で、連絡係の手間をいちばん減らしてくれるのは、回答の集計と読了の確認です。紙の連絡網や電話の連絡網では、誰に伝わったかを確かめるだけで夜が終わってしまうことがありますよね。らくらく連絡網+では、連絡ごとに誰が読んだか、誰が回答したかが一覧で表示されます。

連絡の形は、目的に合わせて選べます。

・お知らせ:行事の案内や持ち物の連絡など、読んでもらえれば済むもの
・出欠確認:練習や行事への参加を「出席」「欠席」で集めるもの
・日程調整:候補日をいくつか出して、都合のよい日を選んでもらうもの
・アンケート:役割分担の希望などを選択式で集めるもの

権限の考え方も、使いこなしの要になります。代表者は団体の作成やメンバーの招待、権限の変更など、すべての機能を使えます。連絡メンバーは、代表者の代わりに連絡を作って送る役割です。一般メンバーは、届いた連絡を読み、回答し、送信者に返信できます。公式のよくある質問でも、連絡を作れないときは、自分の権限が一般メンバーになっていないかを確かめるよう案内されています。

さらに、団体の中にグループを作り、グループごとにリーダーを決められます。リーダーは自分のグループのメンバーにだけ連絡を送れます。学年ごと、チームごとに連絡を分けたい少年団や、地区ごとに班がある町内会では、この機能があると全体連絡と班の連絡を混ぜずに済みます。

連絡先を交換しなくてよい点も、無料版のまま使える大きな利点です。メンバーは団体に参加するだけで連絡を受け取れるので、保護者どうしで電話番号やメールアドレスを教え合う必要がありません。個人情報を集めて名簿を作る係の負担が軽くなります。

パソコンで使いたい方は、アプリではなくWeb版を使います。公式のよくある質問では、パソコン、タブレット、スマートフォンのどれでも使え、Web版とアプリ版は併用できると説明されています。長い案内文や表の入った連絡を作るときはパソコンのWeb版、外出先で回答状況を見るときはアプリ、と使い分けると楽です。

一方で、無料版にも有料版にも共通する「できないこと」もあります。メンバーどうしが自由に雑談するチャットの場や、写真を行事ごとに整理しておくアルバムのような仕組みは、連絡網という性格上、中心の機能ではありません。連絡を確実に届けて回答を集めることに絞った道具だと考えると、向き不向きが判断しやすくなります。

無料版を使いやすくする運用のコツ

無料版のままでも、使い方を少し工夫するだけで連絡係の負担はかなり軽くなります。公式サイトの機能説明とよくある質問から、すぐに試せるものを整理しました。

1つ目は、テンプレートと下書きを使うことです。らくらく連絡網+には、送信トレイのほかに、下書きとテンプレートを保存する画面があります。毎週の練習連絡や月例の会議の案内など、毎回ほとんど同じ文面になる連絡はテンプレートとして保存しておけば、日付と場所を書き換えるだけで送れます。なお、公式のよくある質問には、下書きやテンプレートに添付ファイルが保存されない場合についての項目もあります。添付ファイルは送る直前に付け直す、と覚えておくと慌てずに済みます。

2つ目は、送った連絡を直す方法を知っておくことです。送信した連絡は、送信トレイから編集したり取り消したりできます。集合時間を間違えたときに、訂正の連絡をもう1通送ると、どちらが正しいのか分からなくなる人が出ます。元の連絡を直したうえで、冒頭に「〇時に訂正しました」と書き添えると、読み手の混乱を防げます。

3つ目は、連絡を送れる人を絞ることです。全員が連絡を送れる状態にすると、大事な連絡が雑談や個別の質問に埋もれます。連絡を作るのは代表者と連絡メンバーだけにして、一般メンバーには返信で質問してもらう形にすると、受信トレイが整理されます。

4つ目は、連絡の件名に日付と種類を入れることです。「【10月12日 練習】出欠確認」のように書いておくと、あとから受信トレイを探すときに見つけやすくなります。小さな工夫ですが、1年続けると探す時間の差は大きくなります。

5つ目は、回答の締め切りを連絡の本文の最初に書くことです。出欠確認や日程調整は、締め切りが本文の最後にあると読み飛ばされがちです。冒頭の1行目に「回答は10月8日(木)20時まで」と書き、締め切りの前日に、まだ回答していない人だけに短い連絡を送ると、回答率が上がります。回答状況の画面で未回答の人が分かるので、全員に催促を送る必要はありません。締め切りを過ぎても回答がない人には、連絡網ではなく電話や対面で一言声をかけるほうが、結果として早く集まることも多いです。

無料版で不満が出やすい場面

機能はそろっていても、利用者が多いだけに不満の声もあります。App Storeでの評価は、2026年10月3日時点で5段階中2.0、評価件数は678件です。レビューを読むと、不満はいくつかの場面に集中しています。

代表的なのが、旧サービスにあったコメント欄がなくなったことへの声です。

らくらく連絡網の時にあったコメント欄が無くなってしまって不便です。送信者だけに返信できるようになっていますが、代表者に設定している人みんながコメントを見れる機能を追加して欲しいです。 出典: apps.apple.com

このレビューでは、兄弟がいる家庭で「どちらか1人だけ出席」のような答え方ができず困る、という具体的な場面も挙げられています。出欠確認のボタンが「出席」「欠席」だけだと、細かい事情は別の返信で伝えることになり、集計する側も個別の返信を読み直す手間が出ます。兄弟で同じチームに所属する家庭が多い会では、出欠の連絡を子どもごとに分けて送る、または選択肢に「1人だけ参加」を加えたアンケート形式で送ると、返信の読み直しが減ります。

文字の小ささを指摘する声もあります。年配のメンバーが多い町内会や、スマートフォンの操作に慣れていない保護者が多い会では、この点が「使いにくい」という不満になりやすいです。導入の前に、実際に使う年代の人に画面を見てもらうと、あとからの苦情を減らせます。

広告とメールマガジンも、無料版で不満が出やすいところです。広告は、連絡の内容とは関係のない商品が画面に出るため、子どもの写真や学校の連絡と並ぶことを嫌がる保護者もいます。メールマガジンは、登録したアドレスに届くため、「連絡網のメールだと思って開いたら宣伝だった」という行き違いが起きがちです。

認証コードが届かないという相談も、公式のお知らせやよくある質問にたびたび出てきます。ログインのたびにメールで届くコードを入力する仕組みのため、迷惑メールの設定や、先ほどのドメイン変更の影響を受けやすいのです。導入のときに、受信許可の設定方法を一緒に配っておくと、問い合わせがぐっと減ります。公式サイトには、新規登録から団体参加までの手順をまとめた配布用の資料も用意されているので、団体名と招待コードを書き込んで配ると説明の手間が省けます。

団体有料版の料金と、払う価値があるかの判断

広告をなくしたい場合は、団体有料版を申し込みます。料金はメンバー数と契約期間で決まり、6か月なら1か月分、12か月なら2か月分が割り引かれます。2026年10月3日時点の公式ページの料金は次のとおりです(すべて税込)。

メンバー数 1か月 6か月 12か月
100名まで 5,500円 27,500円 55,000円
300名まで 11,000円 55,000円 110,000円
500名まで 16,500円 82,500円 165,000円
1,000名まで 33,000円 165,000円 330,000円
1,500名まで 49,500円 247,500円 495,000円
2,000名まで 66,000円 330,000円 660,000円

たとえば100名までの会が12か月契約にすると、1人あたり年額550円です。会費から出すなら、保護者1人に年に数百円の負担をお願いする計算になります。この金額で「広告が出ない」ことを買うかどうかが、判断の分かれ目です。

申し込みの手順にも、事前に知っておきたい点があります。

・申し込めるのは団体の「代表者」の権限を持つ人だけ
・申し込みはWeb版からのみで、アプリからはできない
・支払いは指定口座への振り込みだけ
・利用を始めたい月の前月、3営業日前までに入金が必要
・入金後や利用期間の途中で、プランの変更やキャンセルはできない
・更新の手続きをしなければ、期間が終わると自動で無料版に戻る

特に注意したいのが、途中でのキャンセルができない点です。年度の途中で役員が交代したり、会の人数が大きく変わったりしても、払った料金は戻りません。会計年度に合わせて12か月で契約するのか、まず1か月で様子を見るのかは、会計の担当者と相談してから決めましょう。振り込みのみなので、会の口座から振り込む手続きと、領収の記録を残す段取りも先に決めておくと安心です。

有料版が向いているのは、次のような会です。

・学校や企業など、公式な連絡として使い、広告を出したくない
・会費の中に通信費の予算がすでにある
・メンバーが連絡網の画面を毎日のように開く

逆に、会費を集めていない小さなサークルや、連絡が月に数回しかない会では、無料版のままで困ることは少ないはずです。広告が気になるかどうかを、実際に数か月使ってから決めても遅くありません。

メンバーに配る案内文の作り方

無料版でも有料版でも、導入がうまくいくかどうかは最初の案内文でほぼ決まります。「アプリを入れてください」とだけ送ると、登録の途中でつまずいた人が個別に連絡してきて、連絡係のスマートフォンが鳴りやまなくなります。案内文には、次の5つを必ず入れてください。

・何のために使うのか(例:今年度の練習予定と出欠確認は、すべてこちらで連絡します)
・アプリとWeb版のどちらでも使えること
・団体名と招待コード
・メールの受信許可が必要なドメイン(現在は「@eu-phoria.jp」)
・いつまでに登録してほしいか、登録できないときの相談先

実際の文面は、たとえば次のような形です。

「保護者の皆さまへ。今年度から、練習の予定と出欠の確認を『らくらく連絡網+』で行います。スマートフォンのアプリ、またはパソコンのブラウザから登録できます。団体名は『〇〇少年団』、招待コードは『△△△△』です。登録のときに確認コードがメールで届きますので、迷惑メールの設定をしている方は『@eu-phoria.jp』からのメールを受け取れるようにしてください。〇月〇日までに登録をお願いします。うまくいかない場合は、連絡係の□□までお知らせください。」

この文面は紙に印刷して配るのがおすすめです。公式サイトでは、新規登録から団体参加までの流れを説明した配布用の資料をダウンロードでき、右上に団体名と招待コードを書き込んで配るよう案内されています。案内文と資料をセットにすると、登録の手順で迷う人がかなり減ります。

登録の締め切りを過ぎたら、登録が済んでいない人を一覧で確かめ、その人にだけ紙や電話で個別に声をかけます。全員にもう一度同じ案内を送ると、すでに登録した人には不要な連絡になり、肝心の未登録の人には埋もれてしまいます。最初の1か月は、重要な連絡を紙と両方で出すと、取りこぼしがなくなります。

役員が交代するときの引き継ぎ手順

連絡網の道具でいちばん困りやすいのが、年度替わりの役員交代です。前の代表者が団体の管理をしたまま卒業や退団をすると、新しい役員が連絡を送れない、メンバーを招待できないといった事態になります。らくらく連絡網+では、権限が「代表者」の人だけが団体の管理や権限の変更をできるため、引き継ぎの順番が大切です。

引き継ぎは、次の順で進めると混乱しません。

  1. 新しい役員に、先に団体へ参加してもらう
  2. 前の代表者が、新しい役員の権限を「代表者」または「連絡メンバー」に変更する
  3. 新しい代表者が、実際に1通お知らせを送れるかを確かめる
  4. 団体有料版を使っている場合は、申込者の権限を新しい代表者に譲渡する
  5. 最後に、前の役員の権限を一般メンバーに戻すか、団体から抜けてもらう

団体有料版の申込者は、団体管理の画面にある「申込者権限の譲渡」から、ほかのメンバー1名に引き継げると公式のよくある質問に書かれています。譲渡を受けたメンバーが一般メンバーだった場合は、申込者の権限と一緒に代表者の権限も付きます。更新の案内メールは申込者の登録アドレスに届くため、譲渡を忘れると、前の役員にだけ更新の連絡が届き、気づかないうちに無料版に戻ってしまうことがあります。

もう1つ忘れやすいのが、代表者を1人だけにしないことです。代表者が1人しかいないと、その人がスマートフォンを紛失したり、急に連絡が取れなくなったりしたとき、団体の設定を誰も変えられなくなります。会長と副会長など、少なくとも2人を代表者にしておくと安心です。引き継ぎの手順は、紙1枚にまとめて次の役員にも渡しておきましょう。毎年同じ説明をする手間が省けます。

ほかの連絡手段との違い

らくらく連絡網+が合わないと感じたとき、候補になるのはLINEのグループ、メールの一斉送信、グループ向けの専用アプリの3つです。それぞれの性格を比べると、次のようになります。

手段 向いている使い方 気をつけたい点
らくらく連絡網+ 出欠や読了を確実に集めたい会 無料版は広告とメールマガジンが届く
LINEのグループ その場のやりとりを早く済ませたい会 発言が流れて、前の決定を探しにくい
メールの一斉送信 メンバーがメールを日常的に読む会 読んだかどうかが分からない
グループ向けの専用アプリ 連絡と予定と写真をまとめたい会 アプリごとに料金や保存の条件が違う

LINEのグループは、ほとんどの人がすでに使っているので、導入の説明がいらないのが強みです。一方で、トークは新しい発言が来るたびに上へ流れていくため、「集合時間は何時だったか」を探すのに苦労します。出欠を取るには投票の機能を使うか、全員の返信を数えることになり、人数が多い会ほど集計の手間が膨らみます。

メールの一斉送信は、パソコンを日常的に使う大人の会なら今でも有効です。ただ、相手が読んだかどうかは分からず、回答はそれぞれの返信をまとめ直す必要があります。宛先を間違えてアドレスが全員に見えてしまう事故にも気をつけなければなりません。

グループ向けの専用アプリは、連絡だけでなく、予定の共有や写真の保存、メンバーどうしの掲示板などを1か所にまとめる道具です。連絡網より機能の幅が広いので、アプリごとに料金や保存できる量、広告の有無が違います。乗り換えを考えるなら、次の節のチェックポイントを使って、今の会で何が困っているのかを先に整理しておくと、選ぶ基準がはっきりします。

乗り換えを決める前に確かめる5つのこと

道具を変えると、決めた人がいちばん苦労します。新しいアプリの使い方を全員に説明し、届かない人を個別に助け、前の道具とどちらを見ればよいのか混乱する期間を乗り越えなければならないからです。勢いで乗り換える前に、次の5つを確かめてください。

1つ目は、今の不満が「機能」なのか「慣れ」なのかです。文字が小さい、コメント欄がないといった不満は、設定や使い方の工夫で和らぐこともあります。逆に、写真を残したい、雑談の場がほしいといった不満は、連絡網という道具の性格から外れているので、乗り換えのほうが早く解決します。

2つ目は、メンバーの年代とスマートフォンの使い方です。新しいアカウントを作ってパスワードを覚える必要がある道具は、年配の方が多い会では参加が進みにくくなります。すでに持っているアカウントで入れるかどうかは、大きな分かれ目です。

3つ目は、料金と、料金が発生する条件です。無料と書いてあっても、人数の上限や保存できる量の上限を超えると有料になる道具があります。今の会の人数と、1年で増える見込みを書き出してから比べましょう。

4つ目は、上限を超えたときに何が起きるかです。古いデータから自動で削除される仕組みの道具もあれば、新しいアップロードが止まるだけで保存済みのデータは残る道具もあります。行事の写真を何年も残したい会では、この違いが後から効いてきます。

5つ目は、引き継ぎのしやすさです。役員が毎年交代する会では、記録が個人の端末ではなく会のほうに残るかどうかが重要です。前の役員のスマートフォンにしか記録がない、という状態は、引き継ぎのたびに情報が失われる原因になります。

この5つを紙に書き出して、役員会で共有するだけでも、話し合いがかなり進めやすくなります。

連絡網が合わなかったときに、無料から試せる選択肢

連絡を確実に届けることよりも、連絡と予定と写真をまとめて残したい、という会には、グループ向けの専用アプリも候補になります。その1つが、教室・サークル・町内会などの集まり向けに作られたグループアプリのTsudoo(ツドー)です。

公式サイトの記載によると、メンバー数とグループ数に上限はなく、写真は枚数の制限なく、3分未満の動画は本数の制限なく保存できます。3分以上の動画も合計30時間までは無料です。それを超えて保存したい場合だけ、1グループあたり月額525円(税込)の動画保存プランで合計100時間まで保存でき、いつでも解約できます。上限を超えても保存済みのデータは削除されず、新たなアップロードが止まるだけと案内されています。

連絡の面では、掲示板への投稿とコメント、上に固定できるお知らせ、チャット、カレンダーと出欠の機能があります。参加の方法は、誰でも入れる公開、申し込みを承認する承認制、招かれた人だけの招待制の3つから選べます。メンバーはLINEのアカウントでそのまま参加でき、メールアドレスでの登録もできます。文字を大きくする設定もあり、無料の範囲で使う限りクレジットカードの登録は不要です。

一方で、過去のLINEのトークなどを取り込む機能はないと公式のよくある質問に書かれています。今の連絡網と並行して使いながら、新しい連絡から少しずつ移す形になります。読了の一覧のような、連絡網ならではの機能を重視する会は、今の道具と見比べてから決めてください。

Tsudooは、@SOHOを運営する株式会社ライフスケープが開発・提供しています。

運営者の視点から見た、連絡係の負担と在宅ワーク

在宅ワークの市場を長く見てきた立場から言えば、PTAや少年団の連絡係を引き受けた経験は、そのまま仕事の力になります。連絡の文面を分かりやすく整え、回答を期限までに集め、届かない人を個別に追いかける作業は、オンライン秘書や事務代行の仕事の中身とほとんど同じだからです。

実際、運営者として見てきた限りでは、長く続く在宅ワーカーほど「この人に任せると連絡が漏れない」という信頼で次の依頼を受けています。どの道具を使えば相手の手間が減るかを考えられる人は、会の連絡でも仕事の連絡でも重宝されます。中間の手数料が乗らない直接のやりとりなら、依頼する側は同じ予算でより多くを頼め、受ける側は手取りが厚くなります。この関係を長く保つうえでも、連絡の確実さは大きな武器です。

道具を選ぶ側から、作る側に関心が広がる方もいます。連絡網アプリやグループアプリのような道具を作る仕事は、アプリケーション開発のお仕事で、必要なスキルや案件の種類を紹介しています。開発に携わる人の収入の目安は、公的な統計をもとにしたソフトウェア作成者の年収・単価相場で確かめられます。

連絡の文面づくりが得意だと感じた方は、文章の仕事も選択肢になります。案内文やお知らせを書く力は、Webの記事や広報の文章にも生きます。書く仕事全体の収入の目安は著述家,記者,編集者の年収・単価相場でまとめています。

また、生成AIを使って連絡の文面や集計を効率化する方法を、地域の団体や小さな事業者に教える仕事も広がっています。ITの使い方を相手の現場に合わせて提案する仕事の全体像は、AIコンサル・業務活用支援のお仕事で紹介しています。会の連絡係で身につけた段取りの力を、次の仕事の入り口として見直してみてはどうでしょうか。

よくある質問

Q. らくらく連絡網+の無料版と有料版で、使える機能に違いはありますか?

公式の団体有料版のページでは、使える連絡の機能に違いはないと説明されています。有料版で変わるのは、受信トレイや連絡の詳細などの画面から広告が外れることと、メールマガジンが届かなくなることです。ただし、無料版と共通のページでは、ほかの無料団体にも参加している人に広告が表示される場合があります。

Q. 団体有料版はいくらかかりますか?

2026年10月3日時点の公式ページでは、メンバー100名までで1か月契約が5,500円、6か月契約が27,500円、12か月契約が55,000円(いずれも税込)です。人数が多いほど料金が上がり、2,000名までのプランまであります。支払いは指定口座への振り込みのみで、入金後や利用期間の途中でのキャンセルやプラン変更はできません。

Q. 旧らくらく連絡網のデータは、今から引き継げますか?

引き継げません。旧サービスからの移行手続きは2025年3月末で終了しており、期間中に移行しなかったメンバーの登録情報は引き継げないと公式のお知らせで案内されています。現在は、らくらく連絡網+で新しく団体を作るか、既存の団体に新規で参加する形になります。

Q. 最近、連絡のお知らせメールが届かなくなったのはなぜですか?

2026年6月11日の配信分から、連絡メールの送信元ドメインが「@ra9plus.jp」から「@eu-phoria.jp」に変わりました。携帯電話会社のメールで受信するドメインを指定している場合、新しいドメインからの受信を許可する設定が必要です。設定方法は、使っている携帯電話会社やプロバイダの公式ページで確かめてください。

この記事について

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監修:@SOHO編集部

2004年よりフリーランス・在宅ワーク向けサービスを運営。生成AIで作成した下書きを、一次情報と照らし合わせて確認したうえで公開しています。

公開:2026年5月25日最終更新:2026年10月4日
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@SOHOは2004年から続く、日本のフリーランス・在宅ワーク向け案件サイトです。記事は生成AIで下書きを作り、数値・固有名・出典を一次情報と照らし合わせる確認の手順を経て公開しています。

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