Chromebookでアンケートを作るには|フォームの作成から共有までの手順


この記事のポイント
- ✓Chromebookでアンケートを作る手順を
- ✓Googleフォームの新規作成
- ✓回答の確かめ方まで順に説明します
Chromebookでアンケートを作るなら、Googleフォームを使うのがいちばん手早い方法です。Chromebookは、ブラウザのChromeを中心に動くパソコンで、Googleフォームはそのブラウザの中で作成から集計まで完結します。アプリを入れる必要はなく、Googleのアカウントでログインしていれば、すぐに作り始められます。
この記事では、Chromebookを初めて使う人にも分かるように、Googleフォームでアンケートを作る手順を、新規作成から公開、回答の確かめ方まで順に説明します。学校や職場で配られたChromebookでつまずきやすい「外部の人がフォームを開けない」問題や、インターネットにつながっていないときの扱いにも触れます。回答を受け付けたあと、1件ずつ担当を決めて対応したい場合は、ブラウザで使えるフォームと回答の管理の道具Halictを使う方法も紹介します。
ChromebookとGoogleフォームの関係
Chromebookは、GoogleのChromeOSという仕組みで動くパソコンです。WindowsやMacのように多くのソフトを入れて使うのではなく、ブラウザで使うWebのサービスを中心に作業する作りになっています。学校で1人1台配られる端末として広く使われているほか、家庭用や仕事用として選ぶ人もいます。
Googleフォームは、Googleが提供している無料のアンケート作成のサービスです。ブラウザで動くため、Chromebookとの相性が良く、Windowsのパソコンで作るときと手順は変わりません。Googleのヘルプでは、Googleフォームでできることを次のように説明しています。
Google フォームを使用すると、オンライン アンケートやテスト、フォームを作成して他のユーザーに送信し、回答をリアルタイムで分析できます。 出典: support.google.com
作ったフォームはGoogleドライブに保存されます。Chromebookの本体にファイルが残るわけではないので、別の端末から同じアカウントでログインすれば、続きの作業ができます。学校で作りかけたアンケートを、家のパソコンで仕上げる、といった使い方もできます。
学校でGoogleフォームが広く使われている背景について、Google Workspaceの導入を支援する会社は次のように紹介しています。
Google フォームとは、Google が提供しているフォーム作成ツールです。無料かつ使い勝手が良いため、企業の問い合わせフォームや申し込みフォームなど、さまざまな用途で利用されており、最近では学校のテストやアンケートを作成する際にも活用され始めています。 出典: g-apps.jp
作り始める前に確かめておくこと
Chromebookでアンケートを作る前に、次の3つを確かめておくと、途中でつまずきません。
1つ目は、どのアカウントでログインしているかです。学校や職場で配られたChromebookでは、学校や職場のアカウントでログインしていることがほとんどです。個人のGmailのアカウントと、学校や職場のアカウントでは、作ったフォームを開ける相手の範囲が違います(後の節で詳しく説明します)。画面の右上のプロフィールの画像を押すと、今どのアカウントでログインしているかを確かめられます。
2つ目は、インターネットにつながっているかです。Googleフォームは、インターネットにつながった状態で使うサービスです。Googleのヘルプでは、インターネットにつながっていなくても作業できるサービスとして、ドキュメント、スプレッドシート、スライドが挙げられていますが、フォームは含まれていません。電波の弱い場所で作業する場合は、質問の文をドキュメントに書いておき、つながったときにフォームに写す、という段取りにすると安心です。
3つ目は、誰に何を聞くかです。アンケートの目的と、答えてもらう相手を1行で書いておきます。「クラスの文化祭の出し物を決めるために、クラスの全員に聞く」「お店の新しいメニューを決めるために、来店したお客さまに聞く」のように書けると、質問の数や形式を決めやすくなります。
手順1:新しいフォームを作る
Chromebookでブラウザを開き、Googleフォームの新規作成の画面を開きます。Googleのヘルプでは、作り方として次の3つが案内されています。
- forms.google.com を開き、空白のフォームのアイコンを押す
- Googleドライブ(drive.google.com)を開き、左上の[新規]から[Google フォーム]を選ぶ
- Googleスプレッドシートを開き、[ツール]から[新しいフォームを作成]を選ぶ(回答はそのスプレッドシートの新しいシートに保存される)
初めて作るなら、1つ目の forms.google.com から始めるのが分かりやすい方法です。空白のフォームが開いたら、上部の「無題のフォーム」の部分を押して、アンケートの名前を入れます。名前の下には説明の欄があるので、アンケートの目的、かかる時間の目安、回答の扱いを書いておきます。
説明の例:「文化祭の出し物を決めるためのアンケートです。質問は5問、1分ほどで終わります。回答はクラスの係が集計し、結果はホームルームで発表します。」
手順2:質問を追加する
フォームの画面の右側にある追加のアイコン(丸の中に+の印)を押すと、質問が1つ追加されます。質問のタイトルを入れ、右側で質問の形式を選び、回答の選択肢を入れます。答えてもらわないと困る質問は、下部の[必須]をオンにします。
Googleのヘルプによると、1つのフォームには質問や説明、画像、動画などを合わせて最大300個まで追加でき、セクション(質問のまとまりを区切るページ)は最大75個まで作れます。普通のアンケートで上限に届くことはまずありませんが、長いアンケートを作るときの目安として覚えておくとよいでしょう。
前に作ったフォームの質問を使い回したいときは、右側の質問の追加のアイコンから[質問をインポート]を選び、読み込むフォームと質問を選びます。毎月同じ形のアンケートを取る場合に便利です。
質問の形式の選び方
Googleフォームには、いくつかの質問の形式があります。アンケートでよく使うものと、使いどころを整理します。
| 形式 | どんな答え方か | 使いどころ |
|---|---|---|
| 記述式 | 短い文を入力する | 名前、学年、短い意見 |
| 段落 | 長い文を入力する | 感想、理由、改善してほしい点 |
| ラジオボタン | 選択肢から1つ選ぶ | 賛成か反対か、いちばん好きなもの |
| チェックボックス | 選択肢から複数選ぶ | 参加できる日、興味のあるもの |
| プルダウン | 一覧から1つ選ぶ | 選択肢が多いとき(都道府県、クラス) |
| 均等目盛 | 数字の目盛から選ぶ | 満足度、難しさ(1から5など) |
| 日付 | 日付を選ぶ | 希望日 |
Googleのヘルプによると、均等目盛は0か1から始められ、最大値は2から10の間で決められます。目盛の両端には「とても不満」「とても満足」のような説明を付けられます。
形式を選ぶときの基本は、「数えたいものは選択式、理由を知りたいものは記述式」です。選択式の質問は、回答が集まると自動でグラフになり、集計の手間がかかりません。記述式の質問は、一つ一つ読む必要があるので、多くても2問か3問にとどめると、答える側も集計する側も楽になります。
ラジオボタンとチェックボックスは取り違えやすい形式です。「いちばん好きなもの」のように1つに決まる質問はラジオボタン、「好きなものをすべて」のように複数ありうる質問はチェックボックスにします。取り違えると、集計の意味が変わってしまいます。
手順3:回答の受け付けの設定をする
質問ができたら、上部の[設定]を開いて、回答の受け付け方を決めます。アンケートでよく使う設定は次のとおりです。
- 回答を1回に制限する:同じ人が何度も答えるのを防ぐ。オンにすると、回答者はGoogleのアカウントへのログインが必要になる
- 回答の編集を許可する:送信したあとに回答者が答えを直せるようにする
- メールアドレスを収集する:回答者のメールアドレスを記録する
- 結果の概要を表示する:回答した人に、集計の結果を見せる
「回答を1回に制限する」は、クラスや社内のように全員がGoogleのアカウントを持っている場合に便利です。一方、お店のお客さまのように、Googleのアカウントを持っていない人やログインしたくない人が答えるアンケートでは、オンにすると答えられない人が出ます。相手に合わせて選びます。
「結果の概要を表示する」には注意が必要です。Googleのヘルプでは、回答の概要には各質問への回答の全文やグラフが表示され、フォームに回答できるすべての人が閲覧できると説明されています。記述式の質問に名前や個人的な内容を書いてもらうアンケートでこの設定をオンにすると、ほかの回答者にも中身が見えてしまいます。
用途ごとの質問の例
ここでは、Chromebookでアンケートを作ることの多い場面ごとに、質問の例を挙げます。そのまま使ったり、言葉を変えて使ったりしてください。
クラスや学校の行事のアンケート
- 文化祭でやりたい出し物を1つ選んでください(ラジオボタン:候補の一覧と「その他」)
- 準備に参加できる曜日をすべて選んでください(チェックボックス)
- 出し物について、ほかにアイデアがあれば書いてください(段落・任意)
クラスのアンケートでは、全員が同じ学校のアカウントで答えるので、「回答を1回に制限する」をオンにしておくと、同じ人が何度も投票するのを防げます。結果を公平に決めたいときは、締め切りの日時を先に伝え、締め切ったあとに[概要]のグラフをホームルームで見せると、決め方に納得してもらいやすくなります。
保護者や地域の人に向けたアンケート
- 行事に参加できる日を選んでください(チェックボックス)
- 今回の行事の満足度を教えてください(均等目盛:1から5)
- ご意見やご感想があればお書きください(段落・任意)
外部の人に答えてもらうアンケートは、前の節で説明したとおり、学校のアカウントで作ると開けないことがあります。作る前に、外部への公開ができるかを先生や管理の担当者に確かめておきます。名前を聞く場合は、何のために聞くのかを説明の欄に書いておきます。
お店や教室のお客さまに向けたアンケート
- 当店を知ったきっかけを教えてください(ラジオボタン:検索、紹介、SNS、通りがかり、その他)
- 本日の満足度を教えてください(均等目盛:1から5)
- 今後あるとうれしいサービスを選んでください(チェックボックス)
- そのほかご意見があればお書きください(段落・任意)
お客さまの多くはGoogleのアカウントでログインせずに答えたいと考えるため、「回答を1回に制限する」はオフにしておくのが無難です。レジの横やテーブルにQRコードを貼っておくと、待ち時間に答えてもらえます。
社内やチームの簡単な調査
- 来月の打ち合わせに参加しやすい時間帯を選んでください(チェックボックス)
- 現在の業務の負担を教えてください(均等目盛:1から5)
- 改善してほしいことがあれば教えてください(段落・任意)
社内の調査では、名前を聞くかどうかで率直さが変わります。負担や不満を聞く質問では、メールアドレスを収集する設定をオフにし、名前を聞かないことを説明の欄に書いておくと、正直な答えが集まりやすくなります。
答えやすい質問を作るこつ
質問の形式を選んだら、質問の文と選択肢の書き方も見直します。同じ内容でも、書き方で答えやすさと結果の正確さが変わります。
1つ目は、1つの質問で1つのことだけを聞くことです。「授業の内容と進み方に満足していますか」と聞くと、内容には満足しているが進み方は速すぎる人は答えに困ります。内容と進み方は、別の質問に分けます。
2つ目は、答えを誘導しない言葉を選ぶことです。「みんなが楽しみにしている〇〇について、どう思いますか」のように、質問の文に評価を含めると、反対の意見を書きにくくなります。評価の言葉は入れずに聞きます。
3つ目は、選択肢に重なりと漏れがないようにすることです。年齢を「10代、20代、20代後半、30代」のように区切ると、20代後半の人はどちらを選べばよいか迷います。数の範囲は「0から5回、6から10回、11回以上」のように、重ならずにすべてを含む形で区切ります。当てはまるものがない人のために「その他」や「わからない」を入れておくのも大切です。
4つ目は、相手が普段使う言葉で書くことです。生徒に向けたアンケートなら生徒が使う言葉で、お客さまに向けたアンケートなら店の内輪の呼び名ではなく、お客さまが目にしている言葉で書きます。
小テストやクイズにする場合
Googleフォームは、アンケートだけでなく、小テストやクイズにも使えます。Googleのヘルプによる手順は、フォームの上部の[設定]を開き、[テストにする]をオンにする、というものです。テストにすると、質問ごとに[解答集]から正解と点数を決められ、回答が送信されると自動で採点されます。
解答集を作れるのは、記述式、選択式、チェックボックス、プルダウン、選択式(グリッド)、チェックボックス(グリッド)の形式です。記述式で正解を決める場合は、表記のゆれ(全角と半角、漢字とひらがな)で不正解になることがあるので、正解として認める答えを複数登録しておくか、選択式にするのが無難です。
アンケートとテストを1つのフォームにまとめるより、目的ごとに分けて作るほうが、集計の結果も読みやすくなります。授業の振り返りのアンケートと、理解度を確かめる小テストは、別のフォームにしておきましょう。
手順4:プレビューで確かめる
公開する前に、右上の[プレビュー]のアイコン(目の形)を押して、回答者に見える画面を確かめます。プレビューでは実際に答えて送信することもでき、送信した回答は集計に入ります。
確かめたい点は次のとおりです。
- 質問の文に誤字や分かりにくい言い回しがないか
- 選択肢に漏れや重なりがないか(「その他」が要らないか)
- 必須の設定が正しいか(必須にしすぎていないか)
- スマートフォンで見たときに読みやすいか
アンケートに答える人の多くは、スマートフォンで答えます。Chromebookの画面で見やすくても、スマートフォンでは選択肢が縦に長く並び、読みにくくなることがあります。自分のスマートフォンで、作ったフォームのリンクを開いて確かめておくと安心です。
試しに送信した回答は、公開の前に、[回答]のタブから削除しておきます。Googleのヘルプでは、フォームから削除した回答は元に戻せないとされているので、削除するのは試しの回答だけにします。
手順5:公開して共有する
確かめ終わったら、フォームを公開して、回答者に届けます。Googleのヘルプによる手順は次のとおりです。
- 右上の[公開]を押す
- 回答できる人の範囲を確かめ、[公開]を押す
- 公開されると、右上に[公開済み]と表示される
- [公開済み]から[回答者に送信するリンクをコピー]を押す
コピーしたリンクを、メール、チャット、学校の連絡用のサービスなどに貼り付けて送れば、受け取った人が回答できます。フォームの公開後は、短縮版のリンクもコピーできます。紙に印刷して配る場合は、リンクをQRコードにしておくと、スマートフォンのカメラで読み取って答えてもらえます。
学校や職場のアカウントで作るときの注意
学校や職場で配られたChromebookでアンケートを作るときに、いちばんつまずきやすいのが、回答できる人の範囲です。Googleのヘルプには、次のように書かれています。
作成者が設定を変更しない限り、職場用または学校用のアカウントで作成されたフォームには、その組織内のユーザーのみがアクセスできます。 出典: support.google.com
つまり、学校のアカウントで作ったアンケートは、そのままでは同じ学校のアカウントを持つ人しか答えられません。保護者や地域の人、ほかの学校の生徒に答えてもらおうとしても、「アクセス権が必要です」という画面が出て、開けないことになります。
外部の人に答えてもらうには、公開のときに回答できる範囲を「リンクを知っているすべてのユーザー」に変える必要があります。ただし、学校や職場の管理者が、外部への公開を設定で制限していることがあります。その場合、作成者が自分で設定を変えることはできません。外部の人に答えてもらうアンケートが必要なときは、先生や職場の管理の担当者に、外部への公開ができるかを相談してください。
反対に、学校の中だけで答えてもらいたいアンケートなら、組織の中に限られる設定はむしろ安心です。外部の人に回答される心配がなく、回答を1回に制限する設定とも組み合わせやすくなります。
手順6:回答を確かめて集計する
回答が届き始めたら、フォームの[回答]のタブで確かめます。[回答]のタブには、表示の切り替えがあります。
- 概要:質問ごとの集計がグラフで表示される
- 質問:質問ごとに、すべての回答が並ぶ
- 個別:回答者ごとに、1人分の回答が表示される
Googleのヘルプによると、[概要]のタブは、回答が1つ以上ある場合にのみ表示されます。グラフは自動で作られるので、その画面を見せるだけで、結果の大まかな傾向を伝えられます。
もっと細かく集計したいときは、回答をスプレッドシートにつなぎます。[回答]のタブで[スプレッドシートにリンク](または回答の送信先の選択)を押し、新しいスプレッドシートを作ると、回答が1件ずつ表の行として追加されていきます。スプレッドシートでは、並べ替え、絞り込み、関数を使った集計ができます。たとえば、クラスごとの回答の数を数える、満足度の平均を出す、といった集計です。
回答をファイルとして保存したいときは、[回答]のタブのその他のアイコンから[回答をダウンロード(.csv)]を選びます。ChromebookではダウンロードしたファイルはFilesアプリ(ファイル)のダウンロードのフォルダに保存されます。
結果を伝える資料を作る
集計が終わったら、結果を伝える資料を作ります。Chromebookなら、Googleスライドを使うのが手早い方法です。確実なのは、回答のスプレッドシートで[挿入]から[グラフ]を選んでグラフを作り、それを写してスライドに貼り付ける方法です。スプレッドシートのグラフを貼り付けたスライドは、元の表の数字が変わったときに、スライドの側で更新して最新の数字に合わせられます。
資料に入れたいのは、回答の数、主な結果のグラフ、自由記述から読み取れることの3つです。グラフを並べるだけでなく、「いちばん多かったのは〇〇で、全体の半分を超えました」のように、結果を1文で書き添えると、見る人がグラフを読み解く手間が減ります。自由記述は、全文を貼るのではなく、似た意見をまとめて「休憩の時間を長くしてほしいという意見が多くありました」のように要旨で伝えます。
回答の受け付けを締め切る
アンケートの期間が終わったら、回答の受け付けを止めます。[回答]のタブで[回答を受付中]をオフにすると、フォームを開いた人には、回答を受け付けていないという案内が表示されます。案内の文は自分で書き換えられるので、「このアンケートは終了しました。ご協力ありがとうございました」のような文にしておきます。
Googleのヘルプによると、終了日や回答数の上限を決めて、自動で締め切ることもできます。締め切りの日が決まっているアンケートなら、最初から終了日を設定しておけば、止め忘れを防げます。
Chromebookで作業するときのこつ
Chromebookならではの作業のこつも押さえておきましょう。
1つ目は、画面を分けて作業することです。質問の案を書いたドキュメントとフォームを左右に並べると、写し間違いを防げます。ウィンドウを左右に並べる操作は、ChromeOSの版によって画面が異なることがあるため、Chromebookのヘルプで今の手順を確かめてから使ってください。2つの画面を見比べながら作業できるだけで、質問の文の写し間違いはぐっと減ります。
2つ目は、ショートカットのキーを覚えることです。Ctrlキーを押しながらCで写し、Vで貼り付ける、という基本の操作は、Windowsと同じです。Chromebookのキーボードには、Windowsにある一部のキーがない場合があります。たとえばChromebookのキーボードのヘルプでは、Caps Lockの切り替えをAltキーと検索キーの組み合わせなどで行うと案内されています。迷ったときはこのヘルプで確かめます。
3つ目は、作ったフォームの場所を整理することです。フォームはGoogleドライブに保存されるので、ドライブに「アンケート」のようなフォルダを作り、作ったフォームをまとめて入れておくと、あとで探すときに迷いません。回答のスプレッドシートも同じフォルダに入れておくと、フォームと回答の組がひと目で分かります。
よくあるつまずきと対処
Chromebookでアンケートを作って配ったときに、よく起きるつまずきと、その対処を挙げます。
「アクセス権が必要です」と表示されて開けない
回答者がフォームを開こうとして、この表示が出る場合は、回答できる範囲が組織の中に限られているか、回答者が別のアカウントでログインしていることが考えられます。学校や職場の中の人なら、学校や職場のアカウントでログインし直してもらいます。外部の人なら、作成者の側で回答できる範囲を確かめます。
回答しようとするとログインを求められる
「回答を1回に制限する」をオンにしていると、回答者はGoogleのアカウントへのログインを求められます。お客さまや外部の人が答えるアンケートでは、この設定をオフにします。
送信したあとに答えを直したいと言われた
「回答の編集を許可する」をオンにしておくと、回答者は送信したあとに表示されるリンクから答えを直せます。設定をオフにしていた場合は、回答者に直したい内容を連絡してもらい、作成者の側でスプレッドシートの値を直すか、もう一度回答してもらって古い回答を削除するといった対応になります。
グラフが表示されない
[概要]のタブは、回答が1つ以上ある場合にのみ表示されます。回答が届いているはずなのにグラフが出ない場合は、回答の受け付けが止まっていないか、回答者が送信のボタンを最後まで押したかを確かめます。
回答が多すぎて読み切れない
段落の形式の質問が多いと、回答が増えたときに読むだけで時間がかかります。次回からは、理由や意見を聞く質問を2問までに絞り、ほかは選択式にすると、集計の手間を抑えられます。
回答のあとの対応まで管理したいとき
Googleフォームは、アンケートを作って回答を集計するところまでなら、無料で十分に役立ちます。学校のアンケートやクラスの投票、社内の簡単な調査なら、ここまでの手順で困ることは少ないでしょう。
一方で、お店や事業でアンケートや申込を受け付けていると、回答が届いたあとに「誰が返事をするか」「返事をしたか」を管理する場面が出てきます。Googleフォームでは、回答はスプレッドシートにたまり、返事はメールソフトで送るため、担当や対応の状況は自分で表に列を作って書き込むことになります。
この管理の手間を減らしたいときの選択肢がHalictです。公式サイトの案内では、Halictはフォームを作り、届いた回答を1件ごとに担当と状況(ステージ)つきで管理し、同じ画面から返信を送れます。ブラウザで使うサービスなので、Chromebookからでも使えます。作りたいアンケートの内容を伝えると、AIが質問の構成まで下書きを作る機能もあります。料金のページによると、フリーのプランはメンバー1人までで、フォームの数と回答の数は無制限です。メンバー3人までのスターターのプランは月額2,980円(税抜)で、Googleスプレッドシートへの連携が使えます。
Halictは、@SOHOを運営する株式会社ライフスケープが開発・提供しています。
集計が目的ならGoogleフォーム、回答ごとの対応まで管理したいなら回答の管理の機能を持った道具、という使い分けにしておくと、目的に合った仕組みで無理なく回せます。
アンケートづくりの経験を仕事に活かす
アンケートの作成と集計は、事務や企画の仕事の基本の作業の1つです。Chromebookのようにブラウザだけで作業できる環境でも、フォームの作成、回答の集計、結果の資料づくりまで進められます。こうした作業は、在宅で受けられる業務委託の仕事としても依頼されています。AIや業務の道具を使った効率化まで含めて仕事にしたい人は、AIコンサル・業務活用支援のお仕事で、どのような依頼が出ているかの傾向を確かめられます。フォームや業務の画面そのものを作る側に回りたい人は、アプリケーション開発のお仕事が参考になります。
2004年から在宅ワークと業務委託の仲介を続けてきた運営者として見てきた限りでは、アンケートの作成や集計を任される人に求められるのは、凝った仕組みよりも、依頼者が結果をすぐに使える形で渡す力です。グラフの画面を共有するだけで終わらせず、「この結果から言えることは3つです」と言葉にして渡す。こうした一手間が、次の依頼につながっています。
また、アンケートの作成や集計の仕事は、依頼者と直接やり取りできるほうが進めやすい分野です。聞きたいことの整理や、結果の伝え方を、依頼者と相談しながら決める場面が多いためです。仲介の手数料がかからない直接のやり取りなら、同じ予算でも確認と調整に時間を使え、受け手の手取りも厚くなります。業務の流れ全体を見直す提案まで広げたい人は、経営の課題を整理する資格の中小企業診断士の考え方も役に立ちます。
よくある質問
Q. ChromebookでGoogleフォームを使うのにアプリは必要ですか?
必要ありません。Googleフォームはブラウザで動くサービスなので、ChromebookでChromeを開き、forms.google.com にアクセスすれば作り始められます。作ったフォームはGoogleドライブに保存されるため、同じアカウントでログインすれば、別のパソコンやスマートフォンからも続きの作業や回答の確認ができます。
Q. 学校のChromebookで作ったアンケートに、保護者が回答できないのはなぜですか?
Googleのヘルプによると、作成者が設定を変えない限り、学校や職場のアカウントで作ったフォームには、その組織の中のユーザーしかアクセスできません。外部の人に答えてもらうには回答できる範囲を広げる必要がありますが、管理者が外部への公開を制限していることもあります。先生や管理の担当者に相談してください。
Q. インターネットにつながっていないときもフォームを作れますか?
Googleのヘルプでオフラインで作業できるサービスとして挙げられているのは、ドキュメント、スプレッドシート、スライドで、フォームは含まれていません。電波の弱い場所で作業する場合は、質問の文をドキュメントに書いておき、インターネットにつながったときにフォームに写す段取りにすると安心です。
Q. 集まった回答をExcelのように集計するにはどうすればよいですか?
フォームの回答のタブから回答をスプレッドシートにつなぐと、回答が1件ずつ表の行として追加されます。スプレッドシートでは並べ替えや絞り込み、関数を使った集計ができます。ファイルとして保存したい場合は、回答のタブのその他のアイコンからCSVでダウンロードでき、Chromebookではファイルアプリのダウンロードのフォルダに保存されます。
この記事について
編集部
監修:@SOHO編集部
2004年よりフリーランス・在宅ワーク向けサービスを運営。生成AIで作成した下書きを、一次情報と照らし合わせて確認したうえで公開しています。

この記事を書いた人
@SOHO編集部
フリーランス・在宅ワークの専門メディア
@SOHOは2004年から続く、日本のフリーランス・在宅ワーク向け案件サイトです。記事は生成AIで下書きを作り、数値・固有名・出典を一次情報と照らし合わせる確認の手順を経て公開しています。
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