Chromeのタブグループの使い方と、仕事のタブが増えすぎたときの整理法

@SOHO編集部
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Chromeのタブグループの使い方と、仕事のタブが増えすぎたときの整理法

この記事のポイント

  • ✓Chromeのタブグループの作り方
  • ✓閉じたグループの保存と再表示
  • ✓削除とグループ解除の違いを

仕事をしているうちに、Chromeのタブが30枚、40枚と増えて、目的の画面が見つからない。そんな状態を解消しようと「chrome タブ グループ」を調べている方は多いはずです。タブグループは、Chromeに標準で備わっている、タブを束ねて名前と色を付ける機能です。追加の費用も拡張機能も要りません。

この記事では、Googleの公式ヘルプの記載をもとに、タブグループの作り方から、閉じたグループの保存、削除とグループ解除の違いまでを手順で整理します。そのうえで、仕事のタブが増えすぎたときの整理のルールと、タブグループだけでは解決しにくい場面の対処もご紹介します。

タブが増えすぎると何が困るのか

最初に、タブが増えすぎると仕事のうえで何が困るのかを整理しておきます。原因が分かると、タブグループをどう使えばよいかも見えてきます。

1つ目は、探す時間がかかることです。タブが20枚を超えると、タブの幅が狭くなり、ページのタイトルがほとんど読めなくなります。アイコンだけを頼りに目的のタブを探すことになり、同じサービスのタブが複数あると、どれが目的の画面なのか開いてみるまで分かりません。1回あたりは数秒でも、1日に何十回も繰り返せば、まとまった時間になります。

2つ目は、作業の切り替えに頭を使うことです。複数の案件を並行して進めていると、A社の資料とB社の管理画面とC社のメールが同じ並びに混ざります。いまどの仕事をしているのかを、タブを見るたびに思い出し直すことになり、集中が途切れます。

3つ目は、パソコンの動作が重くなることです。タブは開いているだけでメモリを使います。古いパソコンや、メモリの少ないパソコンでは、タブの数がそのまま動作の重さにつながります。

4つ目は、うっかり閉じたときの被害が大きいことです。ウィンドウをまとめて閉じたときに、まだ使うつもりだった管理画面や書きかけのフォームまで一緒に閉じてしまうことがあります。

タブグループは、このうち1つ目と2つ目に特に効く機能です。仕事ごとにタブを束ねて名前を付ければ、探す範囲が狭まり、いま何の仕事をしているのかが一目で分かります。3つ目と4つ目には、この記事の後半で紹介するChromeの別の機能と組み合わせて対処します。

Chromeのタブグループとは

タブグループとは、複数のタブを1つのまとまりにして、名前と色を付けられる機能のことです。タブバーには、グループの名前が付いた色付きのラベルが表示され、その右側に同じ色の線で囲まれたタブが並びます。

たとえば、「A社 見積」「B社 サイト改修」「経理」といった名前でグループを作っておけば、タブバーを見ただけで、どこからどこまでがどの仕事のタブなのかが分かります。

タブグループには、主に次のような操作があります。

操作 できること
作る タブを右クリックして新しいグループに入れる
名前と色を付ける グループのラベルを右クリックして設定する
折りたたむ ラベルをクリックすると、グループのタブが隠れて名前だけになる
閉じる グループのタブをまとめて閉じ、あとで開き直せるように保存する
削除する グループとその中のタブを消す
グループを解除する タブは開いたまま、まとまりだけをなくす

ブックマークとの違いも押さえておきましょう。ブックマークは、あとで見返すページを長く保存しておくための機能です。タブグループは、いま進めている仕事のタブを束ねておくための機能で、案件が終われば閉じたり削除したりする前提で使います。長く使う資料はブックマーク、いま動いている仕事はタブグループ、と分けて考えると、どちらも散らかりにくくなります。

なお、この記事で扱うのはパソコン版のChromeです。スマートフォンのChromeにもタブグループはありますが、操作の手順が異なります。

タブグループの作り方

ここからは、Googleの公式ヘルプ「Chrome でタブを管理する」に沿って、具体的な手順を見ていきます。

タブグループを作る手順は次のとおりです。

  1. パソコンでChromeを開きます
  2. グループに入れたいタブを右クリックします
  3. 「タブをグループに追加」を選びます
  4. 「新しいグループ」を選びます

これで、そのタブだけが入ったグループができ、名前を入力する欄が表示されます。名前を入力してEnterキーを押せば、グループの完成です。

すでにあるグループにタブを加えるときは、タブをグループのラベルの右側までドラッグします。または、タブを右クリックして「タブをグループに追加」から、加えたいグループの名前を選びます。

複数のタブをまとめて1つのグループにすることもできます。Macでは、Commandキーを押しながらタブを順にクリックすると、複数のタブを選べます。Shiftキーを押しながら最後のタブをクリックすると、最初に選んだタブからそこまでの範囲がまとめて選ばれます。WindowsではCommandキーの代わりにCtrlキーを使います。選んだタブのどれかを右クリックし、「タブをグループに追加」を選べば、選んだタブ全部が1つのグループに入ります。

朝、仕事を始めるときに開いたタブを、案件ごとにまとめてグループにする。この作業を最初の5分で済ませておくと、その日のタブの散らかり方が大きく変わります。

グループからタブを外したいときは、そのタブを右クリックして「グループから削除」を選びます。タブを閉じるのではなく、グループの外に出すだけなので、ページは開いたままです。

名前と色を付けて仕事ごとに見分ける

グループを作ったら、名前と色を整えておきましょう。公式ヘルプでは、グループの左側にある色付きの円か名前を右クリックすると、次の操作ができると説明されています。

・グループに名前を付ける
・グループの色を選ぶ
・グループにタブを追加する
・グループを削除する

名前の付け方には、少しコツがあります。タブバーに表示されるラベルは幅が限られているため、長い名前は途中で切れてしまいます。取引先名や案件名を短く縮めて、先頭の数文字で見分けられるようにしておくと便利です。たとえば「株式会社〇〇 ホームページ改修プロジェクト」ではなく「〇〇 改修」のように付けます。

色は、仕事の種類で決めておくと迷いません。たとえば、取引先の案件は青、社内の事務は灰色、急ぎの仕事は赤、といった具合です。色の意味を自分で決めておけば、タブバーをちらっと見ただけで、いま急ぎの仕事がいくつ開いているかが分かります。

使い終わったグループは、ラベルをクリックして折りたたんでおきます。公式ヘルプによると、折りたたむとタブバーにはグループ名または色付きの円だけが表示されます。中のタブは開いたままなので、もう一度ラベルをクリックすれば、すぐに元の状態に戻ります。いま手を付けていない案件は折りたたんでおき、作業中の案件だけを広げておく。これだけで、タブバーの見通しはずいぶん良くなります。

グループにマウスのカーソルを合わせると、中のタブの一覧がプレビューとして表示されます。折りたたんだままでも、どのページが入っているかを確かめられます。

閉じたグループを保存して、あとで開き直す

タブグループの便利な点の1つが、グループをまとめて閉じて、あとで開き直せることです。今日はもう触らないけれど来週また使う、という案件のタブを、ブックマークを増やさずに片付けられます。

公式ヘルプでは、閉じたグループの扱いを次のように説明しています。

閉じたグループは削除されず、ブックマーク バーまたはメニューに保存されます。閉じたグループは再度開くことができます。 出典: support.google.com

グループを閉じる手順は、タブバーでグループを右クリックし、「グループを閉じる」を選ぶだけです。開き直すときは、ブックマークバーのグリッドのアイコンから、またはChromeのメニュー(右上の縦に3つ並んだ点)の「タブグループ」から、グループの名前を選びます。

ブックマークバーに閉じたグループを表示させるには、Chromeの「設定」から「デザイン」を開き、「ブックマーク バーにタブグループを表示する」をオンにします。新しく作ったグループを自動でブックマークバーに表示させる設定もあります。

もう1つ知っておきたいのが、同期の仕組みです。公式ヘルプによると、閲覧履歴とタブがGoogleアカウントと同期されている場合、タブグループに加えた変更は自動で保存され、ほかのデバイスとも同期されます。会社のパソコンで作ったグループを、自宅のパソコンで開き直すことができるわけです。

ただし、この同期は便利な反面、注意も必要です。仕事用と私用で同じGoogleアカウントのChromeを使っていると、取引先の管理画面のタブが自宅のパソコンにも表示されることになります。業務で使うChromeは、業務用のGoogleアカウントでログインし、私用とは分けておくと安心です。

削除とグループ解除の違いに注意する

タブグループの操作でいちばん間違えやすいのが、「グループを削除」と「グループを解除」の違いです。名前は似ていますが、結果はまったく違います。

操作 タブ グループ
グループを閉じる 閉じる 保存され、あとで開き直せる
グループを削除 閉じる 消える
グループを解除 開いたまま 消える

公式ヘルプでは、削除について次のように注意を促しています。

タブグループを削除すると、削除したデバイスだけでなく、同じ Google アカウントを使用している他のデバイスからも削除されます。 出典: support.google.com

自宅のパソコンで「もう要らない」と思って削除したグループが、会社のパソコンからも消えている、ということが起こりうるわけです。グループの解除も同じで、タブ自体は手元で開いたままになりますが、グループのまとまりは同期しているほかのデバイスからも消えます。

迷ったときは「閉じる」を選ぶのが安全です。閉じたグループはあとから開き直せますし、本当に要らないと分かってから削除しても遅くありません。

うっかりタブを閉じてしまったときの対処も覚えておきましょう。Macでは、Command+Shift+Tキーで、直前に閉じたタブやウィンドウをもう一度開けます。Windowsでは、Ctrl+Shift+Tキーです。何度か押すと、閉じた順にさかのぼって開き直せます。

タブを探す機能と縦方向のタブ

タブグループと組み合わせると便利な、Chromeの標準機能をいくつか紹介します。

1つ目は、タブ検索です。開いているタブの中から、ページのタイトルやURLの一部で目的のタブを探せる機能です。タブバーのタブ検索のボタンを押すか、MacではCommand+Shift+Aキーで開けます。キーワードを入れると、該当するタブの一覧が表示され、選べばそのタブに移れます。一覧から直接タブを閉じることもできます。アドレスバーに「@タブ」と入力してTabキーかスペースキーを押し、キーワードを入れて探す方法もあります。

2つ目は、タブの固定です。タブを右クリックして「固定」を選ぶと、そのタブはタブバーの左端に小さなアイコンだけで表示されます。メールやカレンダー、チャットのように、一日中開いておく画面は固定しておくと、ほかのタブに埋もれません。

3つ目は、縦方向のタブです。公式ヘルプによると、タブバーの空いている部分を右クリックし、「タブを縦方向に表示」を選ぶと、タブバーがウィンドウの横に移ります。縦に並べると、タブが増えてもページのタイトルが最後まで読め、リストをスクロールして目的のタブを探せます。タブバーの幅も調整できます。横長の画面を使っているなら、縦方向のタブとタブグループの組み合わせは特に効果的です。

4つ目は、ウィンドウに名前を付ける機能です。新しいタブのボタンの横の何もない場所を右クリックし、「ウィンドウに名前を付ける」を選びます。取引先ごとにウィンドウを分けている方は、ウィンドウに名前を付けておくと、切り替えのときに迷いません。

キーボードの操作も覚えておくと、タブの行き来が速くなります。新しいタブを開くのはCommand+T、タブを閉じるのはCommand+W、ウィンドウを閉じるのはCommand+Shift+Wです。Windowsでは、CommandキーをCtrlキーに置き換えます。

メモリセーバーでパソコンの重さを抑える

タブグループで見た目は整理できても、タブを開いている限りメモリは使われ続けます。パソコンの動作が重いと感じたら、Chromeの「メモリセーバー」を確かめてみましょう。

公式ヘルプ「Chrome のパフォーマンス設定」によると、メモリセーバーは、使っていないタブを非アクティブにして、パソコンのメモリを節約する機能です。非アクティブになったタブは、開き直したときに自動で読み込み直されます。設定の手順は次のとおりです。

  1. Chromeの右上のメニューから「設定」を開きます
  2. 左側で「パフォーマンス」を選びます
  3. 「メモリセーバー」をオンにします
  4. 非アクティブにするまでの時間の目安を、「適度」「バランス重視(推奨)」「最大」から選びます

ここで気をつけたいのが、入力の途中のページです。公式ヘルプでは、一部記入済みのフォーム、音声や動画の再生中のタブ、画面共有中のタブ、固定タブなどは非アクティブにされない場合があると説明しています。ただ、管理画面によっては、読み込み直しでログインし直しを求められることもあります。毎日使う管理画面や、長い入力をするサイトは、「常にアクティブにするサイト」に登録しておくと安心です。

タブにマウスを合わせたときに、そのタブのメモリの使用量を表示する設定もあります。どのタブが重いのかが分かれば、閉じるべきタブを判断しやすくなります。Macでは「設定」の「デザイン」から、「タブ マウスオーバーのプレビュー カードにメモリ使用量を表示する」をオンにします。

仕事のタブが増えすぎたときの整理のルール

ここまで紹介した機能を、仕事でどう使えばよいかを整理します。機能を知っていても、ルールがないと、1週間もすればまたタブは増えていきます。経営者や個人事業主の方から相談を受けたときに、よくおすすめしている整理のルールは次の5つです。

1つ目は、グループは案件ごとに作ることです。「調べもの」「あとで読む」のような曖昧なグループを作ると、何でも放り込まれて、すぐにグループ自体が散らかります。取引先や案件の単位でグループを作り、その仕事が終わったらグループごと閉じる、という単位で管理します。

2つ目は、一日中使う画面は固定タブにすることです。メール、カレンダー、チャット、勤怠管理のように毎日開く画面はグループに入れず、固定タブにします。固定タブは数を決めておき、5枚程度までに抑えると、タブバーの左端がすっきりします。

3つ目は、一日の終わりにグループを閉じることです。翌日も続ける案件のグループは「閉じる」で保存し、終わった案件のグループは中身を確かめてから削除します。次の朝は、その日に進める案件のグループだけを開き直して始めます。

4つ目は、長く使う資料はブックマークに移すことです。案件が終わったあとも参照したいマニュアルや仕様書は、グループに入れたままにせず、ブックマークのフォルダに移しておきます。タブグループは「いま動いている仕事」のための場所と割り切ると、散らかりにくくなります。

5つ目は、グループの数の上限を決めておくことです。グループが10個を超えると、今度はグループを探す手間が出てきます。同時に進める案件の数そのものを見直すきっかけにもなります。

この5つを決めておくだけで、タブの数は自然と落ち着いていきます。ルールは家族や同僚に共有する必要はなく、自分が迷わないためのものです。

1日の流れで見るタブグループの使い方

ルールだけではイメージしにくいので、在宅で3社の仕事を並行して受けている人を例に、1日の流れでタブグループの使い方を見てみます。

朝、パソコンを開いたら、まず固定タブのメールとカレンダーとチャットを確かめます。その日に進める仕事が、A社の記事の執筆とB社のサイトの更新だと決まったら、ブックマークバーやメニューから「A社 記事」と「B社 更新」の2つのグループを開き直します。C社の仕事は今日は進めないので、グループは閉じたままにしておきます。

午前中はA社の仕事に集中します。B社のグループは折りたたんでおけば、タブバーにはA社のタブと固定タブだけが並びます。調べものをして新しいタブを開いたら、その場で「A社 記事」のグループにドラッグして入れておきます。グループに入っていないタブが増えてきたら、それはどの仕事にも属さないタブなので、昼休みの前にまとめて閉じます。

午後、B社の仕事に移るときは、A社のグループを折りたたみ、B社のグループを広げます。午前中に急ぎの連絡がC社から届いたら、C社のグループを開き直して対応し、対応が終わったらまた閉じます。

夕方、仕事を終えるときは、A社とB社のグループを「閉じる」で保存します。A社の記事を納品し終わったのなら、そのグループの中身を確かめ、あとで参照したい資料だけブックマークに移してから、グループを削除します。こうして1日を終えると、翌朝のタブバーには固定タブだけが残り、その日の仕事のグループだけを開き直して始められます。

この流れに慣れると、タブを「開いたまま残しておく」必要がなくなります。開き直せる場所が決まっているので、閉じることへの不安が減るからです。タブを閉じられない人の多くは、閉じたら二度と見つからないのではないかという不安を抱えています。タブグループの保存の仕組みは、その不安を取り除く道具でもあります。

タブグループが表示されないときの確かめ方

タブグループを使い始めると、「グループが見当たらない」「閉じたはずのグループが出てこない」といった戸惑いが出てくることがあります。よくあるものと、確かめる場所を整理します。

1つ目は、閉じたグループがブックマークバーに表示されない場合です。ブックマークバー自体が隠れていることがあります。Macでは、Command+Shift+Bキーでブックマークバーの表示と非表示を切り替えられます。ブックマークバーが表示されているのにグループが出てこないときは、「設定」の「デザイン」で「ブックマーク バーにタブグループを表示する」がオンになっているかを確かめます。それでも見当たらなければ、右上のメニューの「タブグループ」から探します。

2つ目は、タブバーのタブグループのボタンが消えた場合です。公式ヘルプによると、タブ検索やタブグループのボタンは右クリックで固定を解除できます。もう一度表示させるには、「設定」の「デザイン」で「保存したタブグループを表示する」をオンにします。

3つ目は、ほかのパソコンにグループが出てこない場合です。グループの同期は、閲覧履歴とタブがGoogleアカウントと同期されていることが前提です。2台のパソコンで同じGoogleアカウントにログインしているか、同期の設定でタブや履歴が対象になっているかを確かめます。会社が管理するパソコンでは、管理者が同期を制限していることもあります。

4つ目は、グループの名前が途中で切れて読めない場合です。これは不具合ではなく、タブバーの幅の制約です。名前を短くするか、縦方向のタブに切り替えると、名前が読みやすくなります。

5つ目は、間違えてグループを削除してしまった場合です。削除したグループを元に戻す専用の操作は、公式ヘルプには案内されていません。直後であれば、Command+Shift+Tキーで閉じたタブを開き直せることがありますが、グループのまとまりまで戻るとは限りません。削除の前に、本当に要らないかを確かめる習慣をつけておくのが一番の予防策です。

タブグループだけでは解決しにくい場面

タブグループは便利ですが、仕事の内容によっては、それだけでは解決しにくい場面もあります。代表的なものを3つ挙げます。

1つ目は、同じサービスで複数のアカウントを使う場面です。たとえば、自社のGmailと、業務委託先から発行されたGmailを同時に使う場合、1つのChromeの中でアカウントを切り替えると、どのタブがどのアカウントなのかが分かりにくくなります。Chromeの「プロフィール」を分ければ対応できますが、プロフィールごとにウィンドウが分かれ、行き来が増えます。

2つ目は、通知がばらばらに届く場面です。メール、チャット、プロジェクト管理のツールをそれぞれタブで開いていると、どのタブに新しい知らせが来たのかを、タブを1枚ずつ見て確かめることになります。

3つ目は、毎日決まったサービスを開く場面です。毎朝同じ10個のサービスを開くなら、タブとして開くよりも、それぞれを独立したアプリのように開けるほうが、探す手間が減ります。

Chromeのプロフィールとは、ブックマーク、履歴、ログインの状態、拡張機能をまとめて切り分ける単位のことです。プロフィールを分けると、それぞれが別のウィンドウで開き、タブグループも別々に管理されます。仕事用のプロフィールには仕事用のGoogleアカウントでログインし、私用のプロフィールには私用のアカウントでログインしておけば、取引先のタブが私用のパソコンに同期される心配もなくなります。プロフィールごとにアイコンの色を変えておくと、いまどちらのウィンドウで作業しているかを見分けやすくなります。

こうした場面への対処としては、Chromeのプロフィールを仕事用と私用で分ける、よく使うサービスはChromeの「ページをアプリとしてインストール」で独立したウィンドウにする、といった方法があります。どれも追加の費用はかかりません。それでも行き来が多くて困る場合は、複数のWebサービスをまとめて扱うための専用のアプリを使う、という選択肢もあります。

タブの整理が追いつかないときの候補

毎日使うWebサービスが多く、タブグループやプロフィールの切り替えでは追いつかない場合の候補の1つが、Mac用のアプリ集約ブラウザSpaceDeckです。

公式サイトの記載によると、Gmail、Slack、NotionなどのWebサービスを左のサイドバーにアプリとして登録し、アイコンで切り替えて使う仕組みです。各アプリはそれぞれ専用のCookieの保存場所で動くため、同じサービスに複数のアカウントでログインしたまま使い分けられます。アプリの通知を1か所にまとめる通知センター、おやすみモードのスケジュール、ダウンロードの管理などが標準で入っています。

料金は、無料版とProの2つです。無料版は、ワークスペース1つ、1つのワークスペースあたりアプリ3つまで使えます。インストールから14日間はすべての機能を試せ、カードの登録は要りません。Proは1か月あたり980円、年額8,800円、買い切り19,800円の3つの払い方があり、ワークスペースとアプリの数の上限がなくなるほか、同じサービスへの複数アカウントでのログインや、自分のiCloudやGoogle Driveを使ったMac間の同期が使えるようになります。動作の条件はmacOS 12以降で、Apple siliconとIntelのMacに対応しています。Windows版はありません。

SpaceDeckは、@SOHOを運営する株式会社ライフスケープが開発・提供しています。

タブグループで十分に整理できているなら、新しいアプリを入れる必要はありません。複数のアカウントや通知の扱いで困っている場合に、無料版で使い勝手を確かめてから判断するのが現実的です。

在宅で複数の案件を回す人にとってのタブの整理

最後に、タブの整理を、在宅で複数の仕事を回す人の働き方という視点から考えてみます。

業務委託で複数の取引先と仕事をしていると、取引先ごとに使うツールが違うことは珍しくありません。A社はSlack、B社はChatwork、C社はメール中心で、管理画面もそれぞれ別、ということもよくあります。タブの整理は、そうした働き方の土台です。返信が遅れる、送り先を取り違える、といったミスの多くは、どの画面がどの取引先のものかが分かりにくい環境から生まれます。

フリーランス・在宅ワーク市場を長く運営してきた立場から見ると、長く仕事が続く人ほど、こうした地味な段取りに時間を使っています。取引先ごとに作業の場所をきちんと分け、締め切りや連絡を取りこぼさない。その積み重ねが「この人に任せると楽だ」という信頼になり、次の依頼につながっています。仲介の手数料が乗らない直接取引であれば、同じ予算でも発注者はより多くを頼め、受け手の手取りは厚くなります。その関係を長く保つためにも、仕事の環境づくりは欠かせません。

ブラウザで完結する在宅の仕事は、いまも広がっています。生成AIを業務に取り入れる支援の仕事については、AIコンサル・業務活用支援のお仕事で、どんな案件があり、どんな経験が求められるかを紹介しています。Webマーケティングやセキュリティ対策の仕事を探している方は、AI・マーケティング・セキュリティのお仕事が参考になります。

報酬の水準を知りたい方は、公的な統計をもとにしたソフトウェア作成者の年収・単価相場や、著述家,記者,編集者の年収・単価相場で、職種ごとの相場を確かめられます。中小企業の業務改善を支援する立場を目指す方には、経営の診断と助言の国家資格である中小企業診断士の試験の概要も役立ちます。

仕事で使うパソコンやタブレットの買い替えを考えている事業者の方は、IT導入補助金2026|PC・タブレット・レジを実質2割で購入する方法で、補助の対象と申請の流れを確かめられます。タブグループという小さな機能から始めて、自分に合った仕事の環境を整えていってください。

よくある質問

Q. Chromeのタブグループは無料で使えますか?

無料で使えます。タブグループはパソコン版のChromeに標準で備わっている機能で、拡張機能を入れる必要もありません。タブを右クリックして「タブをグループに追加」から「新しいグループ」を選ぶだけで作れます。名前と色を付けたり、折りたたんだりする操作も、追加の費用なしで使えます。

Q. 閉じたタブグループはどこから開き直せますか?

閉じたグループは削除されず、ブックマークバーまたはChromeのメニューに保存されます。ブックマークバーのグリッドのアイコンか、右上のメニューの「タブグループ」から、グループの名前を選ぶと開き直せます。ブックマークバーに表示されない場合は、「設定」の「デザイン」で「ブックマーク バーにタブグループを表示する」をオンにします。

Q. タブグループの「削除」と「グループを解除」は何が違いますか?

「削除」はグループと中のタブをまとめて消す操作で、「グループを解除」はタブを開いたまま、まとまりだけをなくす操作です。どちらも、同じGoogleアカウントで同期しているほかのデバイスからもグループが消えます。あとで使うかもしれないときは、どちらも選ばず「グループを閉じる」で保存しておくのが安全です。

Q. タブグループを使ってもパソコンが重いときはどうすればよいですか?

タブグループは見た目を整理する機能で、開いているタブのメモリの使用量は変わりません。Chromeの「設定」の「パフォーマンス」でメモリセーバーをオンにすると、使っていないタブを非アクティブにしてメモリを節約できます。入力中の画面が読み込み直されると困るサイトは、「常にアクティブにするサイト」に登録しておくと安心です。

この記事について

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編集部

監修:@SOHO編集部

2004年よりフリーランス・在宅ワーク向けサービスを運営。生成AIで作成した下書きを、一次情報と照らし合わせて確認したうえで公開しています。

公開:2026年3月20日最終更新:2026年10月6日
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この記事を書いた人

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@SOHOは2004年から続く、日本のフリーランス・在宅ワーク向け案件サイトです。記事は生成AIで下書きを作り、数値・固有名・出典を一次情報と照らし合わせる確認の手順を経て公開しています。

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